2017年4月9日(日)糖質制限食医療従事者対象セミナー in 東京 のご報告
こんにちは。

<2017年4月9日(日)糖質制限食医療従事者対象セミナー in 東京>
無事終了しました。 

日本糖質制限医療推進協会主催 医療従事者対象セミナー(東京)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」


第1部 理論編

糖尿病治療に関して、
最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡潔にお話しました。
2016年に得られた最新の糖質制限食情報もお話ししました。
第1部は講義が45分間で、質疑応答の時間がなくて申し訳ありませんでした。
エビデンスレベルの高い研究論文の報告を少し詰め込み過ぎたようです。

第2部 栄養指導編

高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話しました。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間でした。
実践的なノウハウが説明され、活発な質疑応答もありました。

第3部 臨床実践編
米国では糖尿病合併症が激減しているのに、
日本では合併症は減少していないこと、
久山町の悲劇(従来の糖尿病食で糖尿病発症が激増)などを報告しました。
そして薬剤の使い方のコツをお話しました。

また、糖質制限食を実践していて、「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」
「1型のインスリン分泌ゼロの症例」「SGLT2阻害薬が著効した症例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討しました。
第3部は100分間ありますので、
今回、大阪セミナーと同様に、症例を提示して、リアルタイムに
参加者の皆さんと一緒にディスカッション形式でのセミナーという試みでした。
この試み、参加者の皆さんに活発にご発言いただき、
和気藹々としたとても良い雰囲気のなかで、
臨床のノウハウなどかなり深い検討ができました。


80名超の参加者で、満員御礼でした。
ブログで告知して、あっというまに満席となりました。
ありがたいことです。
糖質制限食医療従事者対象セミナー、
年々熱気が溢れ盛り上がってきています。

今回のセミナーも、
関東・甲信越圏はもちろん、北海道、青森、宮城、秋田、山形、静岡、岡山、広島、高知、宮崎、長崎、沖縄・・・など遠方の方々に大勢ご参加頂き嬉しい限りです。

医師の参加が30数名くらいあり、まさに北海道から沖縄まで、
糖質制限食賛成派医師のネットワークが、
今まで以上に充実していくと思います。
乞うご期待です。

ブログ読者の医療従事者の皆さんにも沢山ご参加頂き、ありがとうございました。

なおご参加頂いた皆さんには、
前回と同様に講演PPTスライドの、CD(PDFファイル)をお配りしました。


江部康二
コメント
なんだか変?
こんばんは。
先日口頭で癌を宣告され、手術が必要と言われました。
いつも能天気な私ですが、こんなに健康なのになんだか変?と思い
書面を出して頂きました結果、
・良性
・悪性を疑う
と記載してあり、確定ではなく辛口の診断だったようです。

な~んだ、そういうことだったの~とほっとし、ホットな心で
ファースト、セカンド、サード・・・・NO.10までいろんなお医者様にしっかり調べて頂こうと思いました。
全国のお医者様、よろしくお願い申し上げます。
2017/04/10(Mon) 22:30 | URL | ほっと・ホット | 【編集
セミナー参加しました
セミナー聴講いたしました。今まで先生の著書は何冊か読みましたが、栄養士の先生の病院給食の話もあり、より具体的に知ることができ勉強になりました。ありがとうございました。

会場で質問したかったのですが、時間がありませんでしたので、こちらで失礼します。糖質制限は膵炎の患者は不適応ということでしたが、膵炎が治癒した場合は糖質制限をしても良いのでしょうか。糖質制限をすることで再び膵炎になるということはないのでしょうか。よろしくお願いします。
2017/04/10(Mon) 23:44 | URL | ハルカ | 【編集
Re: なんだか変?
ほっと・ホット さん

医師によって、最初にかなり辛口で説明するタイプがあります。
これは、甘口で説明して、万一辛口の結果になった時のことを慮ってのことと思います。

ともあれ、ニュートラルな説明が好ましいですね。

2017/04/11(Tue) 11:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: セミナー参加しました
ハルカ さん

医療従事者向けセミナーへのご参加、拙著のご購入、ありがとうございます。

急性膵炎は重症の病気で入院が必要です。
しかし急性膵炎は、致命的経過をとることがある重症例を除き、
一般的には可逆性であり、臨床的回復後約 6 か月経過すると、膵臓は機能的・形態的にほぼ旧に復するとされます。
従って、治ったあとは糖質制限食OKです。
糖質制限食で膵炎になるということは、ありません。

慢性膵炎は、再燃と改善(間欠期)を繰り返しながら、
徐々に膵臓が慢性炎症のために壊れて膵機能不全に進行していく病気です。
慢性膵炎は高脂肪食はなしとなります。
確定診断には画像診断或いは組織診断が必須です。

従って、確定診断がついていない、血清アミラーゼがやや高値といったレベルで腹痛もないなら
糖質制限食OKです。

2017/04/11(Tue) 11:20 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re
丁寧なご回答ありがとうございました。
これからも日々勉強していきたいと思います。
2017/04/11(Tue) 13:04 | URL | ハルカ | 【編集
管理栄養士さんは とっても大事
話題の久山の隣町に住んでます。カロリー制限による血糖値コントロールに失敗し糖質制限でHbA1c4.9で推移してます。インスリンも薬も不要ですが、やっぱり不治の病 糖尿病です(^ ^)
自分なりに治療してきて分かったのは、適切な管理栄養士さんが必須と言う事です。たぶん、不治の病と付き合っていくとき七割のパワーがあるような。あとの3割は運動かな。薬剤師さんには失礼ですが注射や薬は「私には」効果がありませんでした。
管理栄養士さんの立場の事とか色々見聞きしますが、今の糖尿病教室でフルに講義してくれたら、大半の人は透析に通う必要はない気がします。長い付き合いになる病気ですが皆さん頑張りましょう。
2017/04/11(Tue) 19:54 | URL | 悩めるおじさん | 【編集
Re: 管理栄養士さんは とっても大事
悩めるおじさん 様

糖質制限に理解のある栄養士が増えてくれると、大変嬉しいのですが・・・。
2017/04/11(Tue) 21:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
残念ながら・・・
こんばんは。
ご返事をありがとうございます。
残念ながら、結果報告の担当医師から、書面に記載してある事実の説明はございませんでした。ですから書面を見て初めて事実を知り、そういうことだったのね~と驚きました。

つまり、医師から辛口の説明を受けて、私が勘違いしたのではなく、初めから何も説明を受けおらず、いきなり悪性(癌)=手術を選択とのことでした。

私の素人考えで恐縮でございますが、
何事も事実に添って段階を踏むのが自然な流れであろうと思います。
2017/04/12(Wed) 00:02 | URL | ほっと・ホット | 【編集
Re: 残念ながら・・・
ほっと・ホット さん

そうですか。

癌の告知に関するような重要な事柄において、
今でも、全く説明しない医師が存在するのですね。

困ったもんです。
2017/04/12(Wed) 07:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 管理栄養士さんは とっても大事
医師も管理栄養士も、医療/栄養の専門家であり、人生の専門家ではありません

糖尿病の食事療法は、人生をかけた自己責任の戦いなのです
2017/04/12(Wed) 21:28 | URL | 精神科医師A | 【編集
江部先生、困らないでくださいませ
おはようございます。
たびたびご返事をありがとうございます。
江部先生、困らないでください。
先生はいつも患者の気持ちを受け止め、しっかり説明してくださいますし、また質問に対しても的確なお答えを示してくださり感謝しております。

困るのは患者です。
問題は何故説明してくださらないのか?
その理由につきまして、素人なりに5つ考え書き出してみました。
統一することは
患者の立場にたって仕事をしておられないということでした。(これは私の個人的な意見で十人十色ですから、、、)

ふと立ち止まり「相手の立場にたってみる」
どの業界にも通じることで、改めて自己を省みる機会を得ることができました。
2017/04/13(Thu) 09:15 | URL | ほっと・ホット | 【編集
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