日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療
2015年末現在、国内の透析人口は、32
前年(2014年)より4538人増加しました
このうち、原因疾患は糖尿病腎症が12万0278人と最も多く、
その次に慢性糸球体腎
前回同様にこの
2015年の新規透析導入数は3万9462人で、前年より1135人
2009年以降、一時的に減少したこともあり
再び増加し始めて3万9000人を超え、4万人に迫っています。
この1年で新たに透析を始めた患者さんの原疾患は、
糖尿病腎症が
201
1998
糖尿病患者の急
糖尿病性腎症が、総新規人工透析導入患者数に占める割合は
2005年に42.0%、2006年に42.9%、
その後43.4%、43.3%、44.5%、
43.6%、44.3%、44.2%、43.8%、43.5%、2015年43.7%と
だいたい43~44%くらいでここ7~8年は横ばいです。
しかし、人工透析新規導入患者数は増え続けているので、
糖尿病腎症からの新規導入数も増え続けています。
つまり日本では糖尿病合併症としての糖尿病腎症からの新規人工透析導入患者数は
1983年の調査開始以来、2015年まで、一貫して増え続けていることとなります。
医学誌「ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン」に
2014年4月17日発表された論文によると
米国では、糖尿病合併症の発症率が、
この20年間(1990~2010年)に急速に低下です。
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8%
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4%
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3%
次いで慢性糸
慢性糸球体腎炎が透析全体に占める割合は、1983年には60%
治療の進歩などで減り続けています。
導入時の平均年齢は、糖尿病性腎症が67.29歳、
慢性糸球体腎
なお、透析を行っている患者さんのうち、死亡したのは3万106
前年より361人増加しました。
日本の透析患者は、2005年ごろまでは毎年約1万人ずつ増加し
その後、勢いは鈍化しているものの、増加傾向は変わらず、
2011年には30万人を超えました。
日本の人口が2011年以降、減少し続けています。
総人口は減少し続けているのに、人工透析患者は増え続けています。
そのため100万人当たりの患者数は1990年の836人から、
2015
これには、糖尿病腎症からの人工透析患者数増加が大きく関与していると思われます。
先生のこの記事によるとあと10年で腎臓機能が駄目になてしまいそうな感じです。担当医からは2週間の教育入院が必要と言われました。これから糖質制限でよくなるでしょうか。現在の服薬は1日テネリア20mg1錠 クレストール2.5mg1錠 ミカルディス20mg1錠 アカルボース100mg食前に1錠です。
先生のご意見をぜひお聞かせ願いますか。
スーパー糖質制限食で、速やかに改善すると思いますよ。
仰る通りと思います。
「情報を理解し動く」
自分の頭で考え、自己責任で自分で治療法を選択するということですね。
現在嫁と共に糖質制限ダイエット中です。
以前テレビでみたMCTオイルを飲んで糖質を制限すると言うのを見て実践しているのですがMCTオイルダイエットの畠山先生の食事内容はハード過ぎるので自分なりに糖質60g前後に制限+MCTオイルというスタイルで実践しています。
私自身は食欲があり低糖質な食材を沢山食べるのですが、嫁の方は糖質制限とMCTオイルを始めてから一切食欲がなくなり食べたくても食べれないらしく朝はプロテインとカカオ72%のチョコ5粒、昼はプロテイン、夜はプロテインとスムージーです。
現在身長は154㎝、体重が63.5㎏です。カロリー平均は1300〜1400kcal、糖質平均は50〜60g前後、タンパク質平均は60〜80です。このまま固形物を食べずにこんな食事内容で拒食症にならないかと心配しております。
最後に先生はMCTオイルについてどうお考えでしょうか?
以上2点、何卒アドバイスよろしくお願い致します。
年齢57才、男。酒は(おそらく)江部先生並み。過剰www
「自己の選択」を迫られる記事でした!
本日記事の糖尿病からの「透析」病態回避できたのは、2012年9月下旬メディア露出少ない
江部先生「糖質制限理論」を垣間見て学習した事で、日本糖尿病学会公認専門医に通院しましたが21年重症化しましたが、
「糖質制限理論」実践したら3年余り増量するインスリンが3ヶ月足らずで自主離脱できヘモ数値正常化、以降2年足らずで糖尿病服用薬全て自主離脱、血糖数値など全て正常になり、
改善以上、生還できました!!
糖尿病発症初期の頃、ある医師に
「親族に糖尿病から透析になった者が居るが悪化したら大変だよ!!」
とアドバイイスありましたが、専門医に通院していると言う肩書きを信じすぎ、自身が病態認識・学習が足りなかった事もあり、
結果、
14年目右目失明・19年目脳梗塞発症救急搬送、迄悪化しましたが、
2012年10月1日から「糖質制限理論」実践してからは、当時はインスリン投与している事もあり、翌日より目覚しい血糖値改善効果あり現在があります!!
糖質制限食生活5年目入りましたが、糖尿病から生還しただけでなく4年経過時には「脳梗塞頚動脈プラ~ク減少改善」もあり、
更なる改善目指し日々本ブログ拝読し学習している毎日です。
生還できたにも関わらず、江部先生には何等御礼できない生活状況であり、
心苦しいですが、
「糖質制限理論改善以上、生還証明者」として
コメントする事を惜しみません!!
感謝尽きません!!
敬具
私自身糖尿病で、もう15年以上前にかかりつけの医院が閉院し、転院しました。
転院先の病院で初期腎症、尿アルブミンの検査で初期腎症であることがわかり、糖尿病とともに降圧剤の治療を受け、ここ数年は、数値は正常値を前後しています。
この増加していると事実について、糖尿病性腎症の初期診断のための検査、および治療が普及していないためではないかと危惧します。
病態は違うのでしょうが、別の病院にかかっていた、同じ時期に糖尿病患者であった友人は透析になってしまいました。検査は血液のクレアチンのみと聞きました。
1)
奥さんは、糖尿病でないなら、かなり緩い糖質制限でよいと思います。
野菜も必要です。
流動食ばかりでは、困りますね。
2)
MCTオイルはよいと思います。
2017年02月21日 (火)の本ブログ記事
中鎖脂肪酸油を含むケトン食による高齢者の認知機能向上
をご参照頂けば幸甚です。
『プレスリリース詳細
平成28年9月15日
世界初の研究成果
中鎖脂肪酸油を含むケトン食による高齢者の認知機能向上
~国際科学雑誌Psychopharmacologyで発表~
国立精神・神経医療研究センター神経研究所(所長:武田 伸一)の疾病研究第三部太田深秀室長、
功刀浩部長らと株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)の共同研究グループは、
中鎖脂肪酸油※1(MCT)を含むケトン食の摂取により、認知症でない 高齢者の認知機能が向上することを世界で初めて明らかにしました。
本研究成果は、2016年8月30日に国際科学雑誌Psychopharmacologyのオンライン版で公開されました。・・・』
そういうことなら、念のため、尿中微量アルブミンを検査してみましょう。
糖尿病腎症が、早期の段階でチェックできます。
いつも応援ありがとうございます。
糖質制限食実践以後は、めきめき症状が改善されて、よかったです。
そうですね。
絶対数は増え続けていますが、糖尿病腎症からの人工透析発症率は横ばいの可能性もあると思います。
そうですね。
尿中微量アルブミンの検査は、3ヶ月に1回、健康保険でできます。
糖尿人の皆さんは、定期的に検査することが、望ましいです。
やはり流動食ばかりだと問題ですよね。
食べれなくても野菜などは無理にでも食べた方がいいという事ですよね?
無理に食べるというより、糖尿病がないなら、かなり緩い糖質制限から開始されては如何でしょう。
ベビーチーズを食べるにも10分かかる始末です、、、
糖質制限するとこんなにも食欲減退するもんなのでしょうか?
糖質制限で食欲減退ということはありません。
現時点で糖質制限をする意味もないと思います。
食欲不振が続くなら、医療機関を受診することが必要と思います。