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スーパー糖質制限食で血糖値改善
おはようございます。
風薫る五月です。爽やかな気候となりました。高雄病院の周囲の木々も新緑が鮮やかです。

さて今回はSEIROUさんから嬉しいコメントをいただきました。

『感謝です。
初めて投稿させていただきました。毎日先生のブログを見て勉強させていただいています。私は47歳で先月3月28日に糖尿病と診断されました。その時は午後4時頃に病院での検査なので、空腹時血糖が250でした。またa1cが9.1という、大変立派な糖尿病ですね、と診断を受けました。
それ以降、カロリーには気をつけながら夜だけですが食後1時間後に30分のウォーキングをしていましたが、私にとって最大の幸運だったのが診断10日後の4月8日に先生の本に出会う事ができました。JR駅の本屋でふと見ると「主食をぬけば糖尿病が良くなる実践編」があり手にとってしばらく読むと、これならできると納得し翌日よりスーパー糖質制限を実施しました。もともと私は食品スーパーマーケットに20年間勤めており食品と食生活には興味を持っていましたので、先生の本でより日本人の食生活についてもより納得した次第です。スーパーマーケットは美味大食で売上げをあげています。でも日本人は少量粗食が日本人には合うと日頃よりそう思っていたので、先生のご本でより納得いたしました。
そして毎日スーパー糖質制限と、夜の食後の運動を続けましたら、昨日4月25日の検査( 午後4時 )で、空腹時血糖が85 a1cが7.7でした。わずか4週間で 血糖値 250→85  a1c 9.1→7.7 尿ケトン体 1+ という数値で医師も、なにをしたのか??と私に聞きましたが、「 内緒で頑張りました 」 とだけ言いました。診断時にはアマリール1mgを処方されましたが今回からは薬は止めていただきました。来月にもう一度血液検査をしますが、このままの生活であれば、何の苦もなく続けられます。これも先生のおかげです。大変感謝しております。ありがとうございました。
先生の今後も、尚一層のご活躍を期待しております。北陸でのご講演があればぜひ参加させていただきます。

2008/04/26(土) 07:16:00 | URL | SEIROU』


SEIROUさん。「主食をぬけば糖尿病が良くなる実践編」のご購入そしてコメント、ありがとうございました。

4.8から4.25まで18日間のスーパー 糖質制限食実践で
空腹時血糖値250mg→85mg
HbA1c9.1%→7.7%
素晴らしい改善ですね。おめでとうございます。(^o^)v

食品スーパーマーケットに20年間勤務され、食品と食生活には興味を持っておられるとのこと、よほど上手に糖質制限食をしておられるのでしょうね。

主治医の先生もアマリールを即中止していただけるとは、患者さんサイドにたって考えることのできる名医ですね。

私も医師になってから徐々に食生活に興味を持つようになり、当初は日本人本来の食生活とは?
ということで<高雄病院食生活十箇条>に到達しました。

しかし、自分が糖尿病と発覚してからは、日本人の食生活以前に人類本来の食生活とは?というより根源的なことを考え<糖質制限食十箇条>に辿り着きました。

今は<高雄病院食生活十箇条>と<糖質制限食十箇条>を、テーラーメイドダイエットの枠組みの中で適宜使い分けて、患者さんに奨めています。

糖尿人やメタボ人は 糖質制限食、それ以外の人は未精製の穀物を主食とした食生活、いずれも美味しく楽しく、長く続けていきたいですね。

江部康二

☆☆☆
糖質制限食十箇条』 -糖尿病や肥満が気になる人に-

一、魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
二、糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
三、主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
四、飲料は牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、ほうじ茶もOK。
五、糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。
六、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
七、マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
八、お酒は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、など)は控える。
九、間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
十、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。

『糖質制限食』の3パターン
一、スーパー糖質制限食は三食とも主食なし。効果は抜群で早く、一番のお薦め。
二、スタンダード糖質制限食は朝と夕は主食抜き。
三、プチ糖質制限食は夕だけ主食抜き。嗜好的にどうしてもデンプンが大好きな人に。
*抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの炭水化物。*炭水化物=糖質+食物繊維


☆☆☆
アトピー性皮膚炎気管支喘息などアレルギー疾患の患者さんに、そして糖尿病や高脂血症などの生活習慣病予防に

『高雄病院食生活十箇条』
一、主食は未精製の穀物が好ましい(玄米、全粒粉のパンなど)
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで 

テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ハードな運動の翌朝の血糖値
ラカントの質問以来、コメントさせていただくのは久しぶりになりますが、日課として先生のブログを楽しみにしております。

さて連休の一日に日帰りサイクリングに行きました。
淡路島一周140kmを9時間ほどかけて走ったのですが、何しろ風の強い日で、時にはママチャリ以下の10km/hでしか前に進めなかったり、そんな中で険しい峠を2つ越え、深刻な生命の危険を感じるほどではありませんが、それなりにハードな一日でした。
水を補給しながら走るのは勿論ですが、随時コンビニなどで小まめに何かを食べ、わたしは主にソーセージ(ツナギの糖質には目をつぶり)を噛り、同行者のオニギリやあんパンを少しだけ横取りし、時に発泡Syu(^^;を飲みながらの行程でした。
明石からJRで夜12時ごろに大阪の自宅に帰りつき、体はヘトヘトで帰宅したのに頭は興奮状態。たまたまやっていた深夜映画の「ノッティングヒルの恋人」を観ながら焼酎とナッツなどを少々。最後までしっかり観てしまいました。おかげで朝までグッスリです。

で、その翌朝の空腹時血糖値(といっても9時過ぎでしたが)は「72」でした。
このところ90~110程度で推移しているのですが、これほどまでに低いのは自己計測開始以来はじめてです。
その翌日以降は、わたしにとっての通常値にまた戻りました。

これは、体が疲弊したから起こったことなのか、それとも生命の危機に近い状況によって何かが活性化したのか、いったいなんなのでしょう。不思議です。
体にはハードだったけれど、とても充実感のある一日だったのですが。
2008/05/08(Thu) 11:21 | URL | moto | 【編集
江部先生。
こんばんは。

江部先生のブログ
まことに勝手ながら、自分のブログにリンクさせていただきました。
事後報告になってしまい 申し訳ありません。

これからも こちらで勉強させていただきながら 等質制限頑張りたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
2008/05/08(Thu) 19:13 | URL | みやび | 【編集
みやびさん。

了解です。
よろしくお願い申し上げます。
2008/05/08(Thu) 21:14 | URL | 江部康二 | 【編集
ありがとぅござぃます。
<(_ _)>

先程のコメントで
等質と書いてしまぃました… 正しくは、糖質 ですね。おっちょこちょいなんで すみません(笑)

σ(^◇^;)。。。
2008/05/08(Thu) 23:47 | URL | みやび | 【編集
糖質制限食の効果抜群でした
江部先生、はじめまして。
今年の2月29日に、先生著『主食を抜けば糖尿病はよくなる!実践編』を購入、3月10日には釜池先生著『糖質ゼロの食事術』を購入、3月20日ごろから糖質制限食を実践しはじめました。現在49歳の男性です。

元々、平成15年の11月に職場の健診でひつかかり、翌年の1月でA1cが10.6でした。その後多少の食事改善をして6月にはA1c6.3にまでさがつたこともあつたのですが、9月に8.6、翌17年9月には12.1まで上がつてしまひました。薬の服用で12月には6.3まで下がつたものの、18年3月に6.9以来、都合で4箇月通院できないでゐる間に、またまた数値が10.2と上昇してしまひました。それが18年8月のことです。その後は薬服用で8.1から11.8の間を行つたり来たりの状態でした。20年2月の数値がA1c10.0、薬はメルビン1日3回、アマリール1日2回になつてゐました。

糖質制限食をはじめることにしたため、薬の服用は中止、3月26日からは体重と体脂肪率を記録し始めました。
ちなみに身長163㎝で体重は113㎏ぐらゐあつたのですが、記録を始めた時点で体重は111.8㎏に減つてをり、5月9日時点で104.0㎏になつてゐました。
本当は4月5日が通院予約日だつたのですが、都合で延期となり、昨日5月10日が2月以来の通院となりました。
結果、A1cの数値は6.3になつてをり、医者に「どうしたんですか」と聞かれました。「食事療法ちよつとがんばつてみたんで…」と答へ、3月20日以降、薬の服用も中止してゐる旨を伝へました。
「ではこのまま様子を見ませう」といふことで薬の処方はなしとなりました。カロリー制限の食事療法と違ひ、糖質制限食はそれほど空腹感がありません。体重も今のところ順調に減りつつあるので、しばらくこの調子て糖質制限食を続けてゆくつもりです。

江部先生のブログはいつも励みになります。春レシピ・夏レシピも購入して時々眺めてます。(自炊はあまり得意ではありませんが)
ありがたうございました。
2008/05/11(Sun) 01:31 | URL | まへかは | 【編集
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