2017年03月18日 (土)
こんにちは。
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
が出版されました。
糖質制限な外食に特化して、本を一冊作ってみました。
サラリーマンのほとんどが、一日に1~2回は外食になると思います。
私の糖尿病患者さんにおいても、
「外食が多いので、糖質制限はなかなか難しいです。」
と仰る方が結構おられます。
最近は、ファミレスやコンビニでも糖質制限なメニューや食材がどんどん増えていて、糖質セイゲニストにとって、とても暮らしやすい日本となっています。
本書が、
『全国の糖質セイゲニストの外食のバイブル』
になってくれれば、嬉しい限りです。
江部康二
以下は、
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
の「はじめに」です。
はじめに
ダイエットは現代人にとって永遠のテーマです。
それを実践するために、これまでさまざまな方法が紹介されてきました。
そのなかでも長年主流になってきたのが「カロリー制限」です。
しかし、カロリー制限で成果を上げるにはかなりの努力が必要です。
頑張っても思うように効果が出なかったり、リバウンドしてしまったり、ついには、「もうダイエットなんかやめてやるー!」と投げ出してしまった人もいるかもしれません。
そうした“挫折経験”を持つ人たちに伝えたいのが、私が提唱する「糖質制限ダイエット」です。
やり方はいたって簡単。
ご飯、パン、麺類、砂糖などの「糖質」を可能な限りカットし、肉、魚、豆腐などから「タンパク質」と「脂質」をしっかりとるだけ。
糖質さえ控えれば、あとは何を食べても大丈夫。
お酒を飲んでも問題ありません。
それなのに、すとんと体重が落ちますし、血糖値コントロールができることから健康増進効果も期待できます。
この糖質制限を取り入れた食事は、もともとは糖尿病の治療目的のために開発されました。
私が理事長を務める京都・高雄病院が血糖値をコントロールし、糖尿病とその合併症を防ぐため、1999年、日本で初めて取り入れたのが糖質制限食でした。
糖質を制限するだけという手軽さと、確かな効果が話題を呼び、糖尿病の患者さん以外にも実践する人が増えました。
今や“糖質制限ブーム”と呼べるほどのムーブメントが起きているともいえるでしょう。
その一方で、「外食が多いから糖質制限なんて無理」という声も聞こえてきます。
どうも働き盛りの40代、50代の男性会社員に多いようで、実際、高雄病院でも、外食を理由に糖質制限に踏み切れない、挫折してしまうという方がいらっしゃいます。
接待や宴会が多く、その席で自分だけ特別なメニューを食べるわけにいかないとか、昼は定食や丼モノなどしか選択肢がないとか言いわけする男性もいます。
しかし、本当に外食だけが理由でしょうか。
私はそうは思いません。
実際、私も外食派のひとりですが、身長167cm、体重57kg前後をもう14年以上キープしています。
2002年に52歳で糖尿病、メタボ、高血圧を発症した時は67kgありましたが、糖質制限食開始から半年で10kgの減量に成功し、全てのデータが正常となり現在に至っています。
どうも「糖質制限」と聞くと、糖質の少ない食材を選び、自分であれこれ工夫して調理しないとできない、ちょっと面倒なものと思い込んでしまう人が多いようですが、決してそうではありません。
外食でも、メニュー選びさえ間違えなければ、糖質制限は実践できるのです。
確かに忙しく働いている会社員のみなさんは、外食のメニュー選びに時間をかけている暇はないかもしれません。
ファーストフードや牛丼チェーンなどでパッと済ませたいときもあるでしょう。
しつこいようですが、それでも糖質制限は可能なのです。
今回は、そんな働く大人たちのために、「外食でできる糖質制限」をテーマにまとめてみました。
仕事の合間にパパッと済ませたい“早メシ”から、働く大人に欠かせない会食や接待、ストレス解消の宴会、さらに仕事の合間のおやつタイムまで、あらゆる場面での糖質制限食を提案しています。
ちょっとアプローチを変えるだけで、これまで口にしていた糖質たっぷりの食事を糖質制限食に切り替えることができるのです。
これを読んだらもう、「外食だから糖質制限ができない」とは言えなくなると思いますよ。
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
が出版されました。
糖質制限な外食に特化して、本を一冊作ってみました。
サラリーマンのほとんどが、一日に1~2回は外食になると思います。
私の糖尿病患者さんにおいても、
「外食が多いので、糖質制限はなかなか難しいです。」
と仰る方が結構おられます。
最近は、ファミレスやコンビニでも糖質制限なメニューや食材がどんどん増えていて、糖質セイゲニストにとって、とても暮らしやすい日本となっています。
本書が、
『全国の糖質セイゲニストの外食のバイブル』
になってくれれば、嬉しい限りです。
江部康二
以下は、
外食でやせる! 「糖質オフ」で食べても飲んでも太らない体を手に入れる
単行本 – 2017/3/27
毎日新聞出版
江部 康二 (著)
の「はじめに」です。
はじめに
ダイエットは現代人にとって永遠のテーマです。
それを実践するために、これまでさまざまな方法が紹介されてきました。
そのなかでも長年主流になってきたのが「カロリー制限」です。
しかし、カロリー制限で成果を上げるにはかなりの努力が必要です。
頑張っても思うように効果が出なかったり、リバウンドしてしまったり、ついには、「もうダイエットなんかやめてやるー!」と投げ出してしまった人もいるかもしれません。
そうした“挫折経験”を持つ人たちに伝えたいのが、私が提唱する「糖質制限ダイエット」です。
やり方はいたって簡単。
ご飯、パン、麺類、砂糖などの「糖質」を可能な限りカットし、肉、魚、豆腐などから「タンパク質」と「脂質」をしっかりとるだけ。
糖質さえ控えれば、あとは何を食べても大丈夫。
お酒を飲んでも問題ありません。
それなのに、すとんと体重が落ちますし、血糖値コントロールができることから健康増進効果も期待できます。
この糖質制限を取り入れた食事は、もともとは糖尿病の治療目的のために開発されました。
私が理事長を務める京都・高雄病院が血糖値をコントロールし、糖尿病とその合併症を防ぐため、1999年、日本で初めて取り入れたのが糖質制限食でした。
糖質を制限するだけという手軽さと、確かな効果が話題を呼び、糖尿病の患者さん以外にも実践する人が増えました。
今や“糖質制限ブーム”と呼べるほどのムーブメントが起きているともいえるでしょう。
その一方で、「外食が多いから糖質制限なんて無理」という声も聞こえてきます。
どうも働き盛りの40代、50代の男性会社員に多いようで、実際、高雄病院でも、外食を理由に糖質制限に踏み切れない、挫折してしまうという方がいらっしゃいます。
接待や宴会が多く、その席で自分だけ特別なメニューを食べるわけにいかないとか、昼は定食や丼モノなどしか選択肢がないとか言いわけする男性もいます。
しかし、本当に外食だけが理由でしょうか。
私はそうは思いません。
実際、私も外食派のひとりですが、身長167cm、体重57kg前後をもう14年以上キープしています。
2002年に52歳で糖尿病、メタボ、高血圧を発症した時は67kgありましたが、糖質制限食開始から半年で10kgの減量に成功し、全てのデータが正常となり現在に至っています。
どうも「糖質制限」と聞くと、糖質の少ない食材を選び、自分であれこれ工夫して調理しないとできない、ちょっと面倒なものと思い込んでしまう人が多いようですが、決してそうではありません。
外食でも、メニュー選びさえ間違えなければ、糖質制限は実践できるのです。
確かに忙しく働いている会社員のみなさんは、外食のメニュー選びに時間をかけている暇はないかもしれません。
ファーストフードや牛丼チェーンなどでパッと済ませたいときもあるでしょう。
しつこいようですが、それでも糖質制限は可能なのです。
今回は、そんな働く大人たちのために、「外食でできる糖質制限」をテーマにまとめてみました。
仕事の合間にパパッと済ませたい“早メシ”から、働く大人に欠かせない会食や接待、ストレス解消の宴会、さらに仕事の合間のおやつタイムまで、あらゆる場面での糖質制限食を提案しています。
ちょっとアプローチを変えるだけで、これまで口にしていた糖質たっぷりの食事を糖質制限食に切り替えることができるのです。
これを読んだらもう、「外食だから糖質制限ができない」とは言えなくなると思いますよ。
糖質制限をするとお酒に弱くなりますか?糖質制限を続けて4年が経ち、ハイボールなどの蒸留酒を飲んでいますが1杯で酔うようになってしまって…
体質の問題でしたら申し訳ありません。
体質の問題でしたら申し訳ありません。
2017/03/18(Sat) 20:50 | URL | | 【編集】
雑誌tarzan3月23日号に「気になる糖との賢いつきあい方」が特集されてます。
個人差はあると思いますが、糖質制限で、お酒に弱くなることはないと思います。
4年経過していたら、年齢的なものかもしれませんね。
私も年齢と共に、お酒に弱くなったと思います。
4年経過していたら、年齢的なものかもしれませんね。
私も年齢と共に、お酒に弱くなったと思います。
2017/03/19(Sun) 07:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
古田光明 さん
情報をありがとうございます。
情報をありがとうございます。
2017/03/19(Sun) 07:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
返信ありがとうごさまいます。 やはり年齢的なものなのですね、安心しました。
ネットタイトル
健康情報ナビ 糖質制限 お酒弱くなる
の記事を見て糖質でお酒に弱くなるのかな?と思ったんですが、この記事はデタラメですかね?
ネットタイトル
健康情報ナビ 糖質制限 お酒弱くなる
の記事を見て糖質でお酒に弱くなるのかな?と思ったんですが、この記事はデタラメですかね?
2017/03/19(Sun) 09:06 | URL | ドクター江部さん | 【編集】
糖質制限食講演の懇親会で、
皆さん、結構沢山お酒を飲まれますよ。
皆さん、結構沢山お酒を飲まれますよ。
2017/03/19(Sun) 12:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
はじめまして。
ご本の刊行をありがとうございます。
楽しみに参考させていたはだきます。
本と関係ない内容で申し訳ありません。
糖質制限が必要で、努力していますがなかなか難しい日々です。
さて、私は胃液分泌が弱いようで、マルチの消化酵素剤を使用したいと思っています。
消化酵素は糖尿病の方は炭水化物の分解が促進されることで血糖値が急激に上がる危険性がある。という掲載を読みましたが本当でしょうか?
また逆に、食事をした後に血液中の糖が増加しても、酵素には糖を分解して吸収する働きがあるため血液中の糖は急激に増加しない。しかし体の中の酵素が何らかの原因で不足すると、糖が分解されずに血液中の糖は増加する。
血糖値が上昇するのを食い止める働きのある酵素を摂ることは、血糖値を下げるのに有効。とも別のサイトにありました。
毎回、糖質がない食事なら心配ないのですが、この疑問に関してアドバイス賜われましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
ご本の刊行をありがとうございます。
楽しみに参考させていたはだきます。
本と関係ない内容で申し訳ありません。
糖質制限が必要で、努力していますがなかなか難しい日々です。
さて、私は胃液分泌が弱いようで、マルチの消化酵素剤を使用したいと思っています。
消化酵素は糖尿病の方は炭水化物の分解が促進されることで血糖値が急激に上がる危険性がある。という掲載を読みましたが本当でしょうか?
また逆に、食事をした後に血液中の糖が増加しても、酵素には糖を分解して吸収する働きがあるため血液中の糖は急激に増加しない。しかし体の中の酵素が何らかの原因で不足すると、糖が分解されずに血液中の糖は増加する。
血糖値が上昇するのを食い止める働きのある酵素を摂ることは、血糖値を下げるのに有効。とも別のサイトにありました。
毎回、糖質がない食事なら心配ないのですが、この疑問に関してアドバイス賜われましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
2017/03/19(Sun) 12:38 | URL | 糖質オフを守りたい | 【編集】
糖質制限をしているからといって、お酒を浴びるほど呑んでいいわけではありませんよね。
糖質制限をしていても亡くなられた方々は、お酒の摂取量も多かったのではないでしょうか。
糖質制限をしていても亡くなられた方々は、お酒の摂取量も多かったのではないでしょうか。
2017/03/19(Sun) 12:41 | URL | 原 | 【編集】
突然の投稿失礼します。
1つ教えて頂きことがありまして…。
約4ヶ月前の健診でHbA1c5.8(それまでは5.0)と上昇していたため、主食抜きの食事にしています(たまに息抜きあり)。
親戚が自己血糖測定器を持っており、本日測ってみました。
おかずとケーキを摂取。
1時間後204(測り直してみても199)
2時間後112 でした。
2時間後が正常だし、1時間でそんなに変動することはないだろうし、1時間後血糖値は誤差があることを考えて実際はそこまで高くなかったのかなと思っていました。
だけど、気になって色々調べてみたら、糖尿病であれば食後血糖値の変動が大きいと知りました。
1時間で約100も下がっていたというのが本当で、
糖尿病または境界型糖尿病などになってしまっているんでしょうか?
不安でいっぱいです。
よければ教えてください。
1つ教えて頂きことがありまして…。
約4ヶ月前の健診でHbA1c5.8(それまでは5.0)と上昇していたため、主食抜きの食事にしています(たまに息抜きあり)。
親戚が自己血糖測定器を持っており、本日測ってみました。
おかずとケーキを摂取。
1時間後204(測り直してみても199)
2時間後112 でした。
2時間後が正常だし、1時間でそんなに変動することはないだろうし、1時間後血糖値は誤差があることを考えて実際はそこまで高くなかったのかなと思っていました。
だけど、気になって色々調べてみたら、糖尿病であれば食後血糖値の変動が大きいと知りました。
1時間で約100も下がっていたというのが本当で、
糖尿病または境界型糖尿病などになってしまっているんでしょうか?
不安でいっぱいです。
よければ教えてください。
2017/03/19(Sun) 15:52 | URL | 田中 | 【編集】
糖質オフを守りたい さん
この質問に対しては、私は経験がありません。
しかし理論的に考えると、ヒトが元々持っている消化酵素も外部から投与した消化酵素も
でんぷんなどの炭水化物を分解してブドウ糖にして、消化吸収となります。
従って、シンプルに炭水化物を摂取する限り、血糖値は普通に上昇すると思います。
この質問に対しては、私は経験がありません。
しかし理論的に考えると、ヒトが元々持っている消化酵素も外部から投与した消化酵素も
でんぷんなどの炭水化物を分解してブドウ糖にして、消化吸収となります。
従って、シンプルに炭水化物を摂取する限り、血糖値は普通に上昇すると思います。
2017/03/19(Sun) 16:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
原さん
そうですね。
お酒の飲み過ぎには注意が必要ですね。
糖質制限をしている人もしていない人も
アルk-ルの害は等しくあると思います。
そうですね。
お酒の飲み過ぎには注意が必要ですね。
糖質制限をしている人もしていない人も
アルk-ルの害は等しくあると思います。
2017/03/19(Sun) 16:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
田中 さん
HbA1c5.0%が5.8%に上昇しています。
食後高血糖がある可能性があります。
データ的には、2時間値が112mgですので、正常型ですが、
1時間値が180mg/dlを超えている場合、将来糖尿病になりやすいです。
糖質制限食実践で、将来の糖尿病発症が予防できると思います。
HbA1c5.0%が5.8%に上昇しています。
食後高血糖がある可能性があります。
データ的には、2時間値が112mgですので、正常型ですが、
1時間値が180mg/dlを超えている場合、将来糖尿病になりやすいです。
糖質制限食実践で、将来の糖尿病発症が予防できると思います。
2017/03/19(Sun) 16:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
早々にご返答頂きありがとうございます。
糖質摂取食続けていきたいと思います。
正常型なのに、1時間で約100近くも血糖値が下がるってことは有り得るんでしょうか?
先程のデータでは、1時間値が高く出てしまったということはないですか?
糖質摂取食続けていきたいと思います。
正常型なのに、1時間で約100近くも血糖値が下がるってことは有り得るんでしょうか?
先程のデータでは、1時間値が高く出てしまったということはないですか?
2017/03/19(Sun) 16:45 | URL | 田中 | 【編集】
江部先生、糖質オフを守りたいさん こんばんは
糖質オフを守りたいさんがご覧になった「酵素」関連のサイトを読んでみましたが理解できませんでした。
http://www.酵素.club/article/kettouchi.html
ストライヤーの生化学 第7版 から一部抜粋と
私のブログ記事から一部ご紹介します。
参考にしていただけたら幸いです。
ストライヤーの生化学p413から一部抜粋
グルコースは食事の炭水化物から産生される
私たちは、一般に、食事において多量のデンプンと少量のグリコーゲンを摂取する。
これらの炭水化物複合体は、腸管からの吸収と血中での輸送のために、より単純な炭水化物へと変換させる必要がある。
デンプンとグリコーゲンは、その大部分が膵臓の酵素であるα-アミラーゼ(α-amylase)によって、またその一部は唾液のα-アミラーゼによって消化される。
アミラーゼはデンプンとグリコーゲンのα1→4結合を切断するが、それらのα1→6結合を切断しない。
その代謝物は、二糖類または三糖類のマルトース(麦芽糖・二糖類)とマルトトリオース(三糖類)である。α1→6結合をもつため消化されないそれらの物質は、限界デキストリン(limit dextrin)と呼ばれる。
マルターゼ(maltase)はマルトースを2分子のグルコースに切断するが、一方、α-グルコシダーゼ(α-giucosidaase)は、アミラーゼによる消化を免れたマルトトリオ―スと他のオリゴ糖を消化する。
α-デキストリナーゼ(α-dextrinase)は、限界デキストリンをさらに消化する。
マルターゼとαグルコシダーゼは、腸管細胞の表面に局在する。
野菜に由来するスクロース(ショ糖)をフルクトース(果糖)とグルコースに分解するスクラーゼ(sucrase)も同様である。
ラクターゼは(lactase)は、乳糖のラクトースをグルコースとガラクトースに分解するのに重要な酵素である。単糖類は腸管壁細胞に輸送され、さらにそこから血中に輸送される。
ここまでが、ストライヤーの生化学 第7版 p413からの抜粋です。
私のブログ記事から一部です。
食事により摂取された炭水化物は、小腸においてαアミラーゼによって小糖類(オリゴ糖)・二糖類に分解さ れる。
小糖類(オリゴ糖)・二糖類は、小腸膜上(刷子縁膜上)に存在するα-グルコシダーゼ、マルターゼ、ラクターゼ、スクラーゼ、サッカラーゼ、グルコアミラーゼにより、単糖類(グルコース、フルクトース、ガラクトース)に分解される。
グルコースは、小腸粘膜細胞上に存在するNa・グルコース共輸送体1(SGLT1)によってNaと共に細胞内へ輸送される。
α-グルコシダーゼ阻害薬が小腸内に存在すると、α-グルコシダーゼ阻害薬がα-グルコシダーゼに結合する。
αグルコシダーゼ阻害薬は上記の作用によって、二糖類の分解を阻害する。
したがって、食後の急激な血糖値の上昇(グルコーススパイク)は抑制される。
また、血糖値が徐々に上昇するため、インスリンもそれに応じて徐々に分泌されることになり、高インスリン血症が改善されることになる。
糖質オフを守りたいさんがご覧になった「酵素」関連のサイトを読んでみましたが理解できませんでした。
http://www.酵素.club/article/kettouchi.html
ストライヤーの生化学 第7版 から一部抜粋と
私のブログ記事から一部ご紹介します。
参考にしていただけたら幸いです。
ストライヤーの生化学p413から一部抜粋
グルコースは食事の炭水化物から産生される
私たちは、一般に、食事において多量のデンプンと少量のグリコーゲンを摂取する。
これらの炭水化物複合体は、腸管からの吸収と血中での輸送のために、より単純な炭水化物へと変換させる必要がある。
デンプンとグリコーゲンは、その大部分が膵臓の酵素であるα-アミラーゼ(α-amylase)によって、またその一部は唾液のα-アミラーゼによって消化される。
アミラーゼはデンプンとグリコーゲンのα1→4結合を切断するが、それらのα1→6結合を切断しない。
その代謝物は、二糖類または三糖類のマルトース(麦芽糖・二糖類)とマルトトリオース(三糖類)である。α1→6結合をもつため消化されないそれらの物質は、限界デキストリン(limit dextrin)と呼ばれる。
マルターゼ(maltase)はマルトースを2分子のグルコースに切断するが、一方、α-グルコシダーゼ(α-giucosidaase)は、アミラーゼによる消化を免れたマルトトリオ―スと他のオリゴ糖を消化する。
α-デキストリナーゼ(α-dextrinase)は、限界デキストリンをさらに消化する。
マルターゼとαグルコシダーゼは、腸管細胞の表面に局在する。
野菜に由来するスクロース(ショ糖)をフルクトース(果糖)とグルコースに分解するスクラーゼ(sucrase)も同様である。
ラクターゼは(lactase)は、乳糖のラクトースをグルコースとガラクトースに分解するのに重要な酵素である。単糖類は腸管壁細胞に輸送され、さらにそこから血中に輸送される。
ここまでが、ストライヤーの生化学 第7版 p413からの抜粋です。
私のブログ記事から一部です。
食事により摂取された炭水化物は、小腸においてαアミラーゼによって小糖類(オリゴ糖)・二糖類に分解さ れる。
小糖類(オリゴ糖)・二糖類は、小腸膜上(刷子縁膜上)に存在するα-グルコシダーゼ、マルターゼ、ラクターゼ、スクラーゼ、サッカラーゼ、グルコアミラーゼにより、単糖類(グルコース、フルクトース、ガラクトース)に分解される。
グルコースは、小腸粘膜細胞上に存在するNa・グルコース共輸送体1(SGLT1)によってNaと共に細胞内へ輸送される。
α-グルコシダーゼ阻害薬が小腸内に存在すると、α-グルコシダーゼ阻害薬がα-グルコシダーゼに結合する。
αグルコシダーゼ阻害薬は上記の作用によって、二糖類の分解を阻害する。
したがって、食後の急激な血糖値の上昇(グルコーススパイク)は抑制される。
また、血糖値が徐々に上昇するため、インスリンもそれに応じて徐々に分泌されることになり、高インスリン血症が改善されることになる。
2017/03/19(Sun) 17:47 | URL | オスティナート | 【編集】
初めて投稿させて頂きます。よろしくお願いします。身長162体重47 38歳です。
妊娠時に1時間値185でひっかかり分食で出産しました。2月に産後の負荷検査でHbAlc5.5
前71インスリン2.7 30分167インスリン20.5 60分145 120分77で今のところ正常型と判断され1年後の検査になりました。主治医はインスリンは充分分泌されているとおっしゃっていて、授乳中だし3食はしっかりとって間食を減らし特にケーキなどと言われました。妊娠糖尿になった人でも体重も今を維持すれば将来糖尿にならない人も多いと言われました。ただ自分で計算したところ、インスリン分泌値が0.18くらいで低下型にはいっているのではないかと思いました。将来糖尿に移行する確率は高いですか?1時間のBSチェックをすると食事により時々170とかに上がる時があり通常の食事で大丈夫かと心配になり、今は緩い糖質制限をしています。(1日30〜40)主食は麦ご飯にしたりしています。その後授乳中のためか糖質制限を緩くしているからか体重が落ちてしまいました。体力もなくなってきています。糖質量を少し増やしても大丈夫だと思いますか?このまま緩い糖質制限を続けてもいいでしょうか?
妊娠時に1時間値185でひっかかり分食で出産しました。2月に産後の負荷検査でHbAlc5.5
前71インスリン2.7 30分167インスリン20.5 60分145 120分77で今のところ正常型と判断され1年後の検査になりました。主治医はインスリンは充分分泌されているとおっしゃっていて、授乳中だし3食はしっかりとって間食を減らし特にケーキなどと言われました。妊娠糖尿になった人でも体重も今を維持すれば将来糖尿にならない人も多いと言われました。ただ自分で計算したところ、インスリン分泌値が0.18くらいで低下型にはいっているのではないかと思いました。将来糖尿に移行する確率は高いですか?1時間のBSチェックをすると食事により時々170とかに上がる時があり通常の食事で大丈夫かと心配になり、今は緩い糖質制限をしています。(1日30〜40)主食は麦ご飯にしたりしています。その後授乳中のためか糖質制限を緩くしているからか体重が落ちてしまいました。体力もなくなってきています。糖質量を少し増やしても大丈夫だと思いますか?このまま緩い糖質制限を続けてもいいでしょうか?
初めて投稿させて頂きます。よろしくお願いします。身長161体重47年齢38です。
妊娠時に1時間値185でひっかかり分食のみで出産しました。2月に産後の負荷検査をして、HbAlc5.5前71インスリン2.730分167インスリン20.560分145120分77で今のところ大丈夫でインスリンもでていると言われました。3食はしっかりとり間食はひかえながらとのこでアドバイスをもらったのですが、自分で計算式であてたところ0.18で分泌の低下があるようです。 食事により1時間値をはかると170以上のこともあり、今は3食の糖質を20〜40と軽い糖質制限をして主食は麦ご飯などにしています。間食はナッツ類や甘いものが食べたい時は半分にするなどしていますが、授乳中のためか45キロきることもあり、痩せすぎてしまいました。将来糖尿にはなりたくないので、このまま続けていきたいのですが、痩せすぎるのもと思っていて、糖質量はどのくらいまでなら授乳中だと摂取して可能だと思われますか?
妊娠時に1時間値185でひっかかり分食のみで出産しました。2月に産後の負荷検査をして、HbAlc5.5前71インスリン2.730分167インスリン20.560分145120分77で今のところ大丈夫でインスリンもでていると言われました。3食はしっかりとり間食はひかえながらとのこでアドバイスをもらったのですが、自分で計算式であてたところ0.18で分泌の低下があるようです。 食事により1時間値をはかると170以上のこともあり、今は3食の糖質を20〜40と軽い糖質制限をして主食は麦ご飯などにしています。間食はナッツ類や甘いものが食べたい時は半分にするなどしていますが、授乳中のためか45キロきることもあり、痩せすぎてしまいました。将来糖尿にはなりたくないので、このまま続けていきたいのですが、痩せすぎるのもと思っていて、糖質量はどのくらいまでなら授乳中だと摂取して可能だと思われますか?
田中 さん
「正常型なのに、1時間で約100近くも血糖値が下がるってことは有り得るんでしょうか? 」
ありえます。
「正常型なのに、1時間で約100近くも血糖値が下がるってことは有り得るんでしょうか? 」
ありえます。
2017/03/20(Mon) 08:55 | URL | ドクター江部 | 【編集】
オスティナート さん
詳細なコメント、ありがとうございます。
詳細なコメント、ありがとうございます。
2017/03/20(Mon) 08:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ご質問した時の食事内容より倍近い食事量を摂取しても食後1、2時間値ともに140越えることはなかったので、自己血糖測定器が高めに出た可能性が高いと思っていました。
そうじゃなく自己血糖測定器が正しいということなんですね…。
正常型ということなので、緩やかな糖質制限食で大丈夫でしょうか?
そうじゃなく自己血糖測定器が正しいということなんですね…。
正常型ということなので、緩やかな糖質制限食で大丈夫でしょうか?
2017/03/20(Mon) 12:20 | URL | 田中 | 【編集】
田中 さん
緩やかな糖質制限食で、OKと思います。
緩やかな糖質制限食で、OKと思います。
2017/03/20(Mon) 17:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先日、質問をさせていただいた者です。
先生にはお忙しい中、ご意見を頂戴しまして誠にありがとうございました。
やはり、糖質を摂取しないことを可能な限り守り、その上で毎回よく噛むことが、一番だと思いました。
糖質という根本を避けることが一番ですね。頑張ります。
先生、ありがとうございました。
感謝いたします。
先生にはお忙しい中、ご意見を頂戴しまして誠にありがとうございました。
やはり、糖質を摂取しないことを可能な限り守り、その上で毎回よく噛むことが、一番だと思いました。
糖質という根本を避けることが一番ですね。頑張ります。
先生、ありがとうございました。
感謝いたします。
2017/03/21(Tue) 08:52 | URL | 糖質オフを守りたい | 【編集】
オスティナートさん様
コメントをいただき、拝読させていただきました。ありがとうございました。
αグルコシダーゼ阻害薬については何かで読んだ記憶があるのですが、手軽なサラシアやギムネマで糖質ブロックできるかもと、そちらを選んでいました。しかし、それはメーカーが言うほど効果は不明確と知った次第です。
糖尿病予備軍段階の反応型低血糖症である私は甲状腺機能低下もあり、栄養失調状態と診断されました。
どうもリーキーガット症候群と副腎疲労にもなっていると感じています。
そしてリーキーガットの大原因は胃酸不足による未消化(特にタンパク質が問題)ということでした。
それでプロテアーゼ酵素だけのサプリメントを利用していたのですが、栄養失調状態と言われたので、アメリカでは浸透しているアメリカ制のマルチ消化酵素剤を試したいと思ったのです。
(長年に糖質を摂取している人は、それに対する体内酵素も減っているということを知ったのですが、糖質制限すればいいことですよね。)
しかし、マルチ消化酵素剤による(アミラーゼ入りになるので)、糖質分解促進が心配となり、質問させていただいた次第でありました。
糖質オフの食事をし、梅干しで胃酸分泌をしながらよく噛むようにしたいと思います。
貴重なお時間、誠にありがとうございます。感謝いたします。
コメントをいただき、拝読させていただきました。ありがとうございました。
αグルコシダーゼ阻害薬については何かで読んだ記憶があるのですが、手軽なサラシアやギムネマで糖質ブロックできるかもと、そちらを選んでいました。しかし、それはメーカーが言うほど効果は不明確と知った次第です。
糖尿病予備軍段階の反応型低血糖症である私は甲状腺機能低下もあり、栄養失調状態と診断されました。
どうもリーキーガット症候群と副腎疲労にもなっていると感じています。
そしてリーキーガットの大原因は胃酸不足による未消化(特にタンパク質が問題)ということでした。
それでプロテアーゼ酵素だけのサプリメントを利用していたのですが、栄養失調状態と言われたので、アメリカでは浸透しているアメリカ制のマルチ消化酵素剤を試したいと思ったのです。
(長年に糖質を摂取している人は、それに対する体内酵素も減っているということを知ったのですが、糖質制限すればいいことですよね。)
しかし、マルチ消化酵素剤による(アミラーゼ入りになるので)、糖質分解促進が心配となり、質問させていただいた次第でありました。
糖質オフの食事をし、梅干しで胃酸分泌をしながらよく噛むようにしたいと思います。
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2017/03/21(Tue) 09:53 | URL | 糖質オフを守りたい | 【編集】
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