2017年03月16日 (木)
【17/03/15 ケトン体質
HOMA-βについて
いつもブログ拝見しています。
糖質制限で血液検査良好で嬉しい限りです。ありがとうございます。
今日はHOMA-βについて教えていただきたいのですが、3ヶ月前の検査にて空腹時インスリン2.0空腹時血糖値74でした。空腹時インスリン2.0は基準値を下回る数値で、HOMA-βも65となり基準値オーバーです。
今回の検査結果では空腹時インスリン5.1空腹時血糖値74で、空腹時インスリンは正常値内、HOMA-βは166でかなりのオーバーです。
空腹時血糖値が74だとして、HOMA-βが基準値内となる為には、空腹時インスリンが1.3〜1.8で基準値2.2〜を下回らなければならないと思います。空腹時インスリンが基準値となると、HOMA-βは基準値オーバーです。
結局空腹時インスリンは高い方がいいのか低い方がいいのかよくわかりません。その辺りを教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。 】
こんにちは。
ケトン体質さんから、
HOMA-β、空腹時インスリン、空腹時血糖値について
コメント・質問を頂きました。
3ヶ月前の検査
空腹時インスリン:2.0μU/ml(基準値未満)
空腹時血糖値:74mg/dl
HOMA-β:65
HOMA-R:0.37
今回の検査
空腹時インスリン:5.1μU/ml(基準値内)
空腹時血糖値:74mg/dl
HOMA-β:166
HOMA-R:0.93
まず、インスリンの基準値ですが、検査機関によりいろいろあります。
ケトン体質さんの検査機関では、基準値は<3~15 μU/mL>でしょうか。
これは、糖質を普通に食べている人のインスリンの基準値です。
スーパー糖質制限食実践中の人の基準値は、もう少し低い可能性があります。
すなわち、狩猟・採集時代で穀物摂取がなく糖質制限食だった頃の人類のインスリンの基準値は、現代の基準値より低かった可能性が高いのです。
3ヶ月前のデータですが、インスリン基礎分泌がやや低めですが、早朝空腹時血糖は正常なのでうまく折り合いがついていて、好ましいです。
基礎分泌インスリンが低くて、早朝空腹時血糖が正常なのは、インスリンの効きが良いということであり、とても好ましいことです。
さてインスリンには、24時間少量持続的に出ている基礎分泌と、糖質を摂取したときに大量にでる追加分泌があります。
一般に、空腹時のIRI(インスリン)は、基礎分泌とインスリン抵抗性の評価に用います。
追加分泌のインスリンには、即分泌される第1相と少し遅れて出る第2相があります。
正常人は、血糖値が上昇し始めたら即インスリンが追加分泌されます。
この第1相反応は、もともとプールされていたインスリンが5~10分間分泌されて、糖質摂取時の急激な食後高血糖を防いでいます。
その後、膵臓のベータ細胞は、摂取された糖質に対して第2相反応と呼ばれる持続するインスリン分泌を行います。
糖尿人の場合は、第1相が欠落・不足していたり、第2相も、不足・遷延したりすることが結構あるようです。
HOMA-βは、空腹時血糖値と空腹時インスリン値で計算するのですが、75g経口ブドウ糖負荷試験時の2時間値のインスリン分泌量と、よく相関することがわかっています。
HOMA-βが正常ということは、インスリン追加分泌の第2相は正常にでていることになります。
罹病期間の長い糖尿人では、HOMA-βが基準値を下回ることが多いです。
インスリン抵抗性があって、HOMA-βが基準値を超えるのは問題ですが、インスリン抵抗性がないなら問題はないと思います。
すなわちケトン体質さんのパターンなら大丈夫です。
通常は、インスリン抵抗性があるとき、インスリンが多く出るようになります。
インスリン抵抗性はHOMA-Rで計算しますが、空腹時のIRI(インスリン)が上限近い、あるいはそれ以上あればそれだけでもインスリン抵抗性がある可能性が高いです。
私は、最近は、農耕以前(穀物摂取なし)の人類の早朝空腹時のインスリン値は、1.5~6.0μU/mlくらいが基準値ではなかったかと考えています。
つまり、空腹時IRI:10μU/mlなどは、現代の基準値(3~15μU/ml)内ですが、すでに肥満などによるインスリン抵抗性があるのではないかと思うのです。
ケトン体質さんの場合は、3ヶ月前も今回も比較的、少量のインスリンで空腹時血糖値は74mg/dlと極めて良好なので大変好ましいと思います。
ただ、インンスリンがないと、人は死亡します。
基礎分泌のインスリンは生命維持に絶対に必要なのです。
実際、1921年にインスリンが合成されるまでは、1型糖尿病で内因性インスリンゼロの場合は平均余命は半年程度でした。
一方、インスリンは肥満ホルモンであり、過剰分泌では発癌性があり、アルツハイマー病のリスクともなり、老化のリスクでもあります。
つまり、インスリンというホルモンは人体に絶対に必要なのですが、血糖コントロールができている限りにおいて、その分泌が少なければ少ないほど身体には優しいのです。
言い換えれば、インスリン分泌が少なくてすむ食生活を心がけていれば、肥満、癌、アルツハイマー病、老化、動脈硬化などのリスクは減少するのです。
インスリン分泌が必要最低限で少なくてすむ食生活が『スーパー糖質制限食』なのです。
江部康二
☆インスリン分泌指標
HOMA-β
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/mL)/(空腹時血糖値(mg/dL)-63)>
空腹時の検査であるが経口血糖負荷試験時の2時間値のインスリン分泌量と、
よく相関する。
空腹時血糖値130mg以下なら信頼度高い。
正常値:40-60
30%以下は軽度、15%以下は顕著なインスリン分泌低下。
インスリン使用中の患者には使えない。
☆☆
インスリン抵抗性指標
<HOMA-R=空腹時血糖値(mg/dL)×空腹時インスリン値(μU/mL)/405 >
1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり。
空腹時血糖値140mg以下なら信頼度高い。
HOMA-βについて
いつもブログ拝見しています。
糖質制限で血液検査良好で嬉しい限りです。ありがとうございます。
今日はHOMA-βについて教えていただきたいのですが、3ヶ月前の検査にて空腹時インスリン2.0空腹時血糖値74でした。空腹時インスリン2.0は基準値を下回る数値で、HOMA-βも65となり基準値オーバーです。
今回の検査結果では空腹時インスリン5.1空腹時血糖値74で、空腹時インスリンは正常値内、HOMA-βは166でかなりのオーバーです。
空腹時血糖値が74だとして、HOMA-βが基準値内となる為には、空腹時インスリンが1.3〜1.8で基準値2.2〜を下回らなければならないと思います。空腹時インスリンが基準値となると、HOMA-βは基準値オーバーです。
結局空腹時インスリンは高い方がいいのか低い方がいいのかよくわかりません。その辺りを教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。 】
こんにちは。
ケトン体質さんから、
HOMA-β、空腹時インスリン、空腹時血糖値について
コメント・質問を頂きました。
3ヶ月前の検査
空腹時インスリン:2.0μU/ml(基準値未満)
空腹時血糖値:74mg/dl
HOMA-β:65
HOMA-R:0.37
今回の検査
空腹時インスリン:5.1μU/ml(基準値内)
空腹時血糖値:74mg/dl
HOMA-β:166
HOMA-R:0.93
まず、インスリンの基準値ですが、検査機関によりいろいろあります。
ケトン体質さんの検査機関では、基準値は<3~15 μU/mL>でしょうか。
これは、糖質を普通に食べている人のインスリンの基準値です。
スーパー糖質制限食実践中の人の基準値は、もう少し低い可能性があります。
すなわち、狩猟・採集時代で穀物摂取がなく糖質制限食だった頃の人類のインスリンの基準値は、現代の基準値より低かった可能性が高いのです。
3ヶ月前のデータですが、インスリン基礎分泌がやや低めですが、早朝空腹時血糖は正常なのでうまく折り合いがついていて、好ましいです。
基礎分泌インスリンが低くて、早朝空腹時血糖が正常なのは、インスリンの効きが良いということであり、とても好ましいことです。
さてインスリンには、24時間少量持続的に出ている基礎分泌と、糖質を摂取したときに大量にでる追加分泌があります。
一般に、空腹時のIRI(インスリン)は、基礎分泌とインスリン抵抗性の評価に用います。
追加分泌のインスリンには、即分泌される第1相と少し遅れて出る第2相があります。
正常人は、血糖値が上昇し始めたら即インスリンが追加分泌されます。
この第1相反応は、もともとプールされていたインスリンが5~10分間分泌されて、糖質摂取時の急激な食後高血糖を防いでいます。
その後、膵臓のベータ細胞は、摂取された糖質に対して第2相反応と呼ばれる持続するインスリン分泌を行います。
糖尿人の場合は、第1相が欠落・不足していたり、第2相も、不足・遷延したりすることが結構あるようです。
HOMA-βは、空腹時血糖値と空腹時インスリン値で計算するのですが、75g経口ブドウ糖負荷試験時の2時間値のインスリン分泌量と、よく相関することがわかっています。
HOMA-βが正常ということは、インスリン追加分泌の第2相は正常にでていることになります。
罹病期間の長い糖尿人では、HOMA-βが基準値を下回ることが多いです。
インスリン抵抗性があって、HOMA-βが基準値を超えるのは問題ですが、インスリン抵抗性がないなら問題はないと思います。
すなわちケトン体質さんのパターンなら大丈夫です。
通常は、インスリン抵抗性があるとき、インスリンが多く出るようになります。
インスリン抵抗性はHOMA-Rで計算しますが、空腹時のIRI(インスリン)が上限近い、あるいはそれ以上あればそれだけでもインスリン抵抗性がある可能性が高いです。
私は、最近は、農耕以前(穀物摂取なし)の人類の早朝空腹時のインスリン値は、1.5~6.0μU/mlくらいが基準値ではなかったかと考えています。
つまり、空腹時IRI:10μU/mlなどは、現代の基準値(3~15μU/ml)内ですが、すでに肥満などによるインスリン抵抗性があるのではないかと思うのです。
ケトン体質さんの場合は、3ヶ月前も今回も比較的、少量のインスリンで空腹時血糖値は74mg/dlと極めて良好なので大変好ましいと思います。
ただ、インンスリンがないと、人は死亡します。
基礎分泌のインスリンは生命維持に絶対に必要なのです。
実際、1921年にインスリンが合成されるまでは、1型糖尿病で内因性インスリンゼロの場合は平均余命は半年程度でした。
一方、インスリンは肥満ホルモンであり、過剰分泌では発癌性があり、アルツハイマー病のリスクともなり、老化のリスクでもあります。
つまり、インスリンというホルモンは人体に絶対に必要なのですが、血糖コントロールができている限りにおいて、その分泌が少なければ少ないほど身体には優しいのです。
言い換えれば、インスリン分泌が少なくてすむ食生活を心がけていれば、肥満、癌、アルツハイマー病、老化、動脈硬化などのリスクは減少するのです。
インスリン分泌が必要最低限で少なくてすむ食生活が『スーパー糖質制限食』なのです。
江部康二
☆インスリン分泌指標
HOMA-β
<HOMA-β=360×空腹時インスリン値(μU/mL)/(空腹時血糖値(mg/dL)-63)>
空腹時の検査であるが経口血糖負荷試験時の2時間値のインスリン分泌量と、
よく相関する。
空腹時血糖値130mg以下なら信頼度高い。
正常値:40-60
30%以下は軽度、15%以下は顕著なインスリン分泌低下。
インスリン使用中の患者には使えない。
☆☆
インスリン抵抗性指標
<HOMA-R=空腹時血糖値(mg/dL)×空腹時インスリン値(μU/mL)/405 >
1.6以下が正常、2.5以上は抵抗性あり。
空腹時血糖値140mg以下なら信頼度高い。
こんにちは。
私は趣味がマラソンで、4時間ほど走った時などは低血糖症の症状が出る時があります。
普段、持久系のスポーツをしている人や何度か低血糖になった人は、インスリンがあまり出ない(現代人と比較して)のでしょうか。
また、全然別な疑問ですが、インスリンを分泌させる血糖降下剤を長く飲んでいる人は自分の力でインスリンを分泌する能力がどんどん低くなるのでしょうか?
私は趣味がマラソンで、4時間ほど走った時などは低血糖症の症状が出る時があります。
普段、持久系のスポーツをしている人や何度か低血糖になった人は、インスリンがあまり出ない(現代人と比較して)のでしょうか。
また、全然別な疑問ですが、インスリンを分泌させる血糖降下剤を長く飲んでいる人は自分の力でインスリンを分泌する能力がどんどん低くなるのでしょうか?
2017/03/17(Fri) 00:09 | URL | まつしま | 【編集】
わかりやすいご説明ありがとうございました。非常に納得です。
ちなみにケトン体については、3ヶ月前4000、今回はなんと8000。これだけあればガンにはならないと太鼓判を押されました。
これからも美味しく楽しく糖質制限を続けていきます。
ちなみにケトン体については、3ヶ月前4000、今回はなんと8000。これだけあればガンにはならないと太鼓判を押されました。
これからも美味しく楽しく糖質制限を続けていきます。
2017/03/17(Fri) 01:30 | URL | ケトン体質 | 【編集】
こんにちは!
はじめて投稿させていただきます。
よろしくお願い致します。
妊娠糖尿病が治らず
そのまま糖尿病になってしまった30代の主婦です。
糖質制限をはじめるまえの尿素窒素→cres→eGFR
19.6→0.62→87.9
糖質制限をはじめて間もないころの尿素窒素→crea→eGFR
24.6→0.57→96.4
糖質制限をはじめて1ヶ月半の尿素窒素→crea→eGFR
26.1→0.59→92.8
尿素窒素が高すぎですよね。
これは高蛋白摂取が原因ですか?
一時的なもので落ち着いてくるものでしょうか?
定期的に腎臓内科を受診するべきですか?
また、私は軽度の糖尿病らしいのですが
スーパー糖質制限をしていれば
糖尿病は悪化することはないのですか?
維持できますか?
改善しますか?
スーパー糖質制限をしているにもかかわらず
血糖値が上がってくるということはどんな場合がありますか?
現在、スーパー糖質制限をしていて
数値ですが上がっても110は超えない程度で抑えております。
まだ30代で子供もいますので
たまに不安に陥るときがあります。
どうか励ましのお返事をいただけると心強いです。
お忙しいとは存じますかよろしくお願い致します。
はじめて投稿させていただきます。
よろしくお願い致します。
妊娠糖尿病が治らず
そのまま糖尿病になってしまった30代の主婦です。
糖質制限をはじめるまえの尿素窒素→cres→eGFR
19.6→0.62→87.9
糖質制限をはじめて間もないころの尿素窒素→crea→eGFR
24.6→0.57→96.4
糖質制限をはじめて1ヶ月半の尿素窒素→crea→eGFR
26.1→0.59→92.8
尿素窒素が高すぎですよね。
これは高蛋白摂取が原因ですか?
一時的なもので落ち着いてくるものでしょうか?
定期的に腎臓内科を受診するべきですか?
また、私は軽度の糖尿病らしいのですが
スーパー糖質制限をしていれば
糖尿病は悪化することはないのですか?
維持できますか?
改善しますか?
スーパー糖質制限をしているにもかかわらず
血糖値が上がってくるということはどんな場合がありますか?
現在、スーパー糖質制限をしていて
数値ですが上がっても110は超えない程度で抑えております。
まだ30代で子供もいますので
たまに不安に陥るときがあります。
どうか励ましのお返事をいただけると心強いです。
お忙しいとは存じますかよろしくお願い致します。
2017/03/17(Fri) 11:29 | URL | りんご | 【編集】
2017/03/17(Fri) 16:27 | URL | 精神科医師A | 【編集】
まつしま さん
長時間走った時の低血糖は、インスリンが出たためではなく、
糖新生が追いつかないためと考えられます。
『インスリンを分泌させる血糖降下剤を長く飲んでいる人は自分の力でインスリンを分泌する能力がどんどん低くなるのでしょうか?』
SU剤の二次無効といわれる現象ですね。
①元々、疲弊している糖尿人のβ細胞を薬物で鞭打つとますます弱ってしまう。
②血糖コントロールが悪く高血糖があると、β細胞が障害される。
①②の説があります。
長時間走った時の低血糖は、インスリンが出たためではなく、
糖新生が追いつかないためと考えられます。
『インスリンを分泌させる血糖降下剤を長く飲んでいる人は自分の力でインスリンを分泌する能力がどんどん低くなるのでしょうか?』
SU剤の二次無効といわれる現象ですね。
①元々、疲弊している糖尿人のβ細胞を薬物で鞭打つとますます弱ってしまう。
②血糖コントロールが悪く高血糖があると、β細胞が障害される。
①②の説があります。
2017/03/17(Fri) 17:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんばんは。
書き込みがわからず、こちらから失礼します。
糖尿病についての質問をさせて下さい。
30歳、女性
身長160cm、体重55kg
10月の健康診断で
空腹時血糖値108、ヘモグロビンa1c5.6ありました。
今年1月に双子の相方が初期の糖尿病になりました。
それから私も炭水化物を減らし、サラダから食べ、運動し、現在体重は51kgです。
不安なので、先週ブドウ糖負荷試験を受けてきました。
空腹時血糖値91
30分後140
60分後103
120分後86
インスリン空腹時6.2
30分後37.9
60分後36.6
120分後43.1
尿糖すべて(−)
でした。
先生は糖尿病でも予備軍でもないけど、インスリンの分泌量が少なく、分泌される時間が遅い。
との事で、それ以外は言われてません。
これは糖尿病なのでしょうか?
1月からの食事と運動で、血糖値は落ち着いたけれど、元々は糖尿病になっていたのでしょうか?
なにも聞けず帰ってきてしまいました。
父、父の兄弟全員、母方の祖父母
糖尿病です。
不安で毎日ドキドキしてます。
再検査したほうが良いのでしょうか?
書き込みがわからず、こちらから失礼します。
糖尿病についての質問をさせて下さい。
30歳、女性
身長160cm、体重55kg
10月の健康診断で
空腹時血糖値108、ヘモグロビンa1c5.6ありました。
今年1月に双子の相方が初期の糖尿病になりました。
それから私も炭水化物を減らし、サラダから食べ、運動し、現在体重は51kgです。
不安なので、先週ブドウ糖負荷試験を受けてきました。
空腹時血糖値91
30分後140
60分後103
120分後86
インスリン空腹時6.2
30分後37.9
60分後36.6
120分後43.1
尿糖すべて(−)
でした。
先生は糖尿病でも予備軍でもないけど、インスリンの分泌量が少なく、分泌される時間が遅い。
との事で、それ以外は言われてません。
これは糖尿病なのでしょうか?
1月からの食事と運動で、血糖値は落ち着いたけれど、元々は糖尿病になっていたのでしょうか?
なにも聞けず帰ってきてしまいました。
父、父の兄弟全員、母方の祖父母
糖尿病です。
不安で毎日ドキドキしてます。
再検査したほうが良いのでしょうか?
追加
先週のヘモグロビンa1cは5.7でした。
少し高めなので聞くと、
先生は、気にしてても仕方ない。との事です。
ネットを見るとやはりインスリンの異常があるようなので、不安で仕方ありません。
教えて下さい。
お願いしますm(__)m
先週のヘモグロビンa1cは5.7でした。
少し高めなので聞くと、
先生は、気にしてても仕方ない。との事です。
ネットを見るとやはりインスリンの異常があるようなので、不安で仕方ありません。
教えて下さい。
お願いしますm(__)m
げん さん
ブドウ糖負荷試験
空腹時血糖値91
30分後140
60分後103
120分後86
インスリン空腹時6.2
30分後37.9
60分後36.6
120分後43.1
完全に正常型です。
再検査も必要ありません。
120分後血糖値:86
120分後インスリン:43.1
しいて言えば
血糖値が86mgと下がった段階で、まだインスリンが遷延して出ていますので、
機能性低血糖になりやすいので、そこだけは、注意が必要です。
糖質制限食なら機能性低血糖も予防できます。
2013年12月14日 (土)の本ブログ記事
機能性低血糖と糖質制限食
もご参照頂けば幸いです。
2017/03/18(Sat) 17:18 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お忙しい所、お返事ありがとうございます。
安心しました。
インスリン分泌量と、分泌時間は気になりますが、機能性低血糖予防に、記事を参考にしてみます。
ありがとうございました。
安心しました。
インスリン分泌量と、分泌時間は気になりますが、機能性低血糖予防に、記事を参考にしてみます。
ありがとうございました。
今回の仙台での学会に参加して,SPISEというインスリン感受性の指標があることを知りました.松本市の相澤病院の報告でしたが,インスリン分泌の少ない日本人にはいい指標となるのではないかと思い,下記のブログ記事にまとめました.
https://shiranenozorba.com/2019_06_11_ins-sensitivity-2/
先生は,この指標をどう お考えでしょうか? また高雄病院の患者様は,糖質制限実施後 このSPISE値はどう変わっていくのでしょうか?
なお,ブログ記事にも書きましたように,江部先生のSPISE値は 10.9と非常に高い値です.
https://shiranenozorba.com/2019_06_11_ins-sensitivity-2/
先生は,この指標をどう お考えでしょうか? また高雄病院の患者様は,糖質制限実施後 このSPISE値はどう変わっていくのでしょうか?
なお,ブログ記事にも書きましたように,江部先生のSPISE値は 10.9と非常に高い値です.
しらねのぞるば さん
「今回の仙台での学会に参加して,SPISEというインスリン感受性の指標があることを知りました.」
SPISE、私も知りませんでした。
勉強になります。
ありがとうございます。
しかし計算式が難しいですね。
しらねのぞるばさんの記事をみて、大雑把に理解できた範囲では、
糖質制限食で、HDL-Cが増加して、中性脂肪は低下改善し、
BMIも改善するので、
SPISEは改善して増加することとなります。
スーパー糖質制限食実践中の江部康二のSPISEは10.9と高いということで、安心しました。
「今回の仙台での学会に参加して,SPISEというインスリン感受性の指標があることを知りました.」
SPISE、私も知りませんでした。
勉強になります。
ありがとうございます。
しかし計算式が難しいですね。
しらねのぞるばさんの記事をみて、大雑把に理解できた範囲では、
糖質制限食で、HDL-Cが増加して、中性脂肪は低下改善し、
BMIも改善するので、
SPISEは改善して増加することとなります。
スーパー糖質制限食実践中の江部康二のSPISEは10.9と高いということで、安心しました。
2019/06/12(Wed) 08:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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