2017年03月14日 (火)
【17/03/14 タマゴ
妊娠糖尿病と糖質摂取
妊娠糖尿病と診断されたのをきっかけに、最近から、糖質制限食(といっても主食をとりすぎないようにしているユルい制限)を実践し始めた内科医の妊婦です。
私の場合、ご飯を食べると血糖値がガンと上がるのがわかったので、内科主治医・栄養士に「私の場合、必要カロリーの50%も糖質からとる必要ないんじゃないですか?糖質からとる分を減らしてその分脂肪・タンパク質からのカロリーで補ったらいいんじゃないですか」と言いましたが、「糖尿病学会のガイドラインでは50-60%を糖質からとるようにとなってます」「脂肪をとりすぎたら体重が増えます」とのお返事でした。
いやいや、糖質制限して、体重はうまくコントロールできているのですが、、。糖質からのカロリーを脂肪・タンパク質でとったら体重が増えるって根拠あるんでしょうか?
糖質50%食で、妊婦の血糖値がガンガン上がっても、インスリン注射を打とうが打つまいが他人事、なんでしょうね。医療従事者にももうちょっと柔軟に考えようという態度が必要じゃないかと思いました(今までの私もそうでしたが、、)。今のところ、高血圧や腎障害などなんのほかの併存症もありませんので、このまま糖質制限食をしていこうと思います。引き続きブログを読ませていただきます。】
こんにちは。
内科医で妊婦のタマゴさんから、興味深いコメントを頂きました。
妊娠糖尿病と診断されて、緩やかな糖質制限食を実践中とのことです。
『糖質からのカロリーを脂肪・タンパク質でとったら体重が増えるって根拠あるんでしょうか?』
根拠はありません。
それどころか複数の信頼度の高い研究論文(RCT)により、<糖質制限食 VS 脂肪制限食>の比較検討において、体重減少効果は糖質制限食の圧勝でした。(*1)(*2)(*3)(*4)
従って、エビデンスに基づき、体重コントロールには、このまま糖質制限食が好ましいです。
妊娠糖尿病の妊婦が糖質を50~60%も摂取したら必ず、食後高血糖になります。
インスリンを打ってガイドライン通り糖質を50~60%摂取すればいいというのは、本末転倒です。
糖質を制限すれば、食後血糖値の上昇はないので、もちろんインスリン注射は必要ありません。
インスリンを打って糖質を食べる場合、よほどマッチングが上手くいかないと、高血糖と低血糖の乱高下になり、血糖変動幅は増大します。
血糖値の乱高下や血糖変動幅の増大は、酸化ストレスとなり母子ともに健康障害のリスクとなります。
インスリンを打つことにより、肥満しやすくなるので体重コントロールにも難渋します。
人類は、700万年間は狩猟・採集が生業であり、穀物はないので、当然糖質制限食でした。
そして、糖質制限食を実践しながら、妊娠・出産・子育て・日常生活を送ってきたのです。
すなわち糖質制限食は人類本来の食事であり人類の健康食です。
人類の身体は、糖質制限食に特化して適合していると言えます。
農耕が開始されたのは、わずか1万年前であり、穀物を主に、糖質摂取比率50~60%という食生活は、人体にとって、とんでもない不自然なバランスと言えます。
「糖質60%、脂質20%、たんぱく質20%」というガイドラインの摂取比率には、根拠となる論文、エビデンスは皆無です。
無根拠なガイドラインに惑わされることなくタマゴさんは、ご自分の頭で考えて、決断し選択されて、このまま、美味しく楽しく糖質制限食で、母子ともに健康で快適な妊婦生活を送って頂きたいと思います。、
元気な赤ちゃんが、誕生したら、またコメントいただけば、幸いです。
(*1)Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18
(*2)Obesity Reviews Volume 10, Issue 1, pages 36–50, January 2009
(*3)Obes Rev 2012; 13: 1048-1066)
(*4)NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359.NO.3 229-241
江部康二、
妊娠糖尿病と糖質摂取
妊娠糖尿病と診断されたのをきっかけに、最近から、糖質制限食(といっても主食をとりすぎないようにしているユルい制限)を実践し始めた内科医の妊婦です。
私の場合、ご飯を食べると血糖値がガンと上がるのがわかったので、内科主治医・栄養士に「私の場合、必要カロリーの50%も糖質からとる必要ないんじゃないですか?糖質からとる分を減らしてその分脂肪・タンパク質からのカロリーで補ったらいいんじゃないですか」と言いましたが、「糖尿病学会のガイドラインでは50-60%を糖質からとるようにとなってます」「脂肪をとりすぎたら体重が増えます」とのお返事でした。
いやいや、糖質制限して、体重はうまくコントロールできているのですが、、。糖質からのカロリーを脂肪・タンパク質でとったら体重が増えるって根拠あるんでしょうか?
糖質50%食で、妊婦の血糖値がガンガン上がっても、インスリン注射を打とうが打つまいが他人事、なんでしょうね。医療従事者にももうちょっと柔軟に考えようという態度が必要じゃないかと思いました(今までの私もそうでしたが、、)。今のところ、高血圧や腎障害などなんのほかの併存症もありませんので、このまま糖質制限食をしていこうと思います。引き続きブログを読ませていただきます。】
こんにちは。
内科医で妊婦のタマゴさんから、興味深いコメントを頂きました。
妊娠糖尿病と診断されて、緩やかな糖質制限食を実践中とのことです。
『糖質からのカロリーを脂肪・タンパク質でとったら体重が増えるって根拠あるんでしょうか?』
根拠はありません。
それどころか複数の信頼度の高い研究論文(RCT)により、<糖質制限食 VS 脂肪制限食>の比較検討において、体重減少効果は糖質制限食の圧勝でした。(*1)(*2)(*3)(*4)
従って、エビデンスに基づき、体重コントロールには、このまま糖質制限食が好ましいです。
妊娠糖尿病の妊婦が糖質を50~60%も摂取したら必ず、食後高血糖になります。
インスリンを打ってガイドライン通り糖質を50~60%摂取すればいいというのは、本末転倒です。
糖質を制限すれば、食後血糖値の上昇はないので、もちろんインスリン注射は必要ありません。
インスリンを打って糖質を食べる場合、よほどマッチングが上手くいかないと、高血糖と低血糖の乱高下になり、血糖変動幅は増大します。
血糖値の乱高下や血糖変動幅の増大は、酸化ストレスとなり母子ともに健康障害のリスクとなります。
インスリンを打つことにより、肥満しやすくなるので体重コントロールにも難渋します。
人類は、700万年間は狩猟・採集が生業であり、穀物はないので、当然糖質制限食でした。
そして、糖質制限食を実践しながら、妊娠・出産・子育て・日常生活を送ってきたのです。
すなわち糖質制限食は人類本来の食事であり人類の健康食です。
人類の身体は、糖質制限食に特化して適合していると言えます。
農耕が開始されたのは、わずか1万年前であり、穀物を主に、糖質摂取比率50~60%という食生活は、人体にとって、とんでもない不自然なバランスと言えます。
「糖質60%、脂質20%、たんぱく質20%」というガイドラインの摂取比率には、根拠となる論文、エビデンスは皆無です。
無根拠なガイドラインに惑わされることなくタマゴさんは、ご自分の頭で考えて、決断し選択されて、このまま、美味しく楽しく糖質制限食で、母子ともに健康で快適な妊婦生活を送って頂きたいと思います。、
元気な赤ちゃんが、誕生したら、またコメントいただけば、幸いです。
(*1)Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18
(*2)Obesity Reviews Volume 10, Issue 1, pages 36–50, January 2009
(*3)Obes Rev 2012; 13: 1048-1066)
(*4)NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359.NO.3 229-241
江部康二、
ありがとうございます。
これからもたまには測定し自分のパターン把握したいと思います。
度々申し訳ないんですが、1つご質問させてください。
今日そのためにも、1時間、2時間値測定してみました。
その結果、1時間値が162、2時間値が86でした。
先生の今までのブログを読んで知ったのですが、やはり1時間でそれだけ血糖値に差があるのは問題ですよね?
食べ放題のとき(1度だけ糖質気にせず食べたときもありましたが、そのときも差はなかったです)、食後4時間まで血糖値に差はそれほどなかったのに、どうして今回はこれだけ差が出てしまったんでしょうか?
お忙しい中申し訳ありません。
これからもたまには測定し自分のパターン把握したいと思います。
度々申し訳ないんですが、1つご質問させてください。
今日そのためにも、1時間、2時間値測定してみました。
その結果、1時間値が162、2時間値が86でした。
先生の今までのブログを読んで知ったのですが、やはり1時間でそれだけ血糖値に差があるのは問題ですよね?
食べ放題のとき(1度だけ糖質気にせず食べたときもありましたが、そのときも差はなかったです)、食後4時間まで血糖値に差はそれほどなかったのに、どうして今回はこれだけ差が出てしまったんでしょうか?
お忙しい中申し訳ありません。
2017/03/14(Tue) 19:02 | URL | いわさき | 【編集】
江部先生、いつもお世話になっております。また横から失礼いたします。「50過ぎのおやじさん」様、よろしくお願いします。私も体臭や口臭を気にしながら生活をしております。最近始めた体臭や口臭を軽減する対策をお話しします。 ① お風呂で体を洗う場合は、タオルでゴシゴシするのではなく、タオルにしゃぼんを泡立てて、体中泡だらけにすると言うイメージで、しゃぼんを体に擦りつけるって言う感じです。決してタオルでゴシゴシしないでください。体を泡まみれにしてください。 ②晩ご飯の時に納豆とめかぶを混ぜて食べてください。僕はこれをご飯の代わりに高野豆腐にトッピングして食べています。インターネットでは体臭と口臭を防ぐ効果があると書いてありました。これについては今人体実験中です。(笑)何かの参考になればと思って書き込みいたしました。江部先生失礼しました。
いわさき さん
一定量の糖質を食べて、あるていど血糖値が上昇すれば、追加分泌のインスリンが大量にでます。
そうなると、一気に血糖値が下がります。
さらに下がり続けると、4時間後くらいに低血糖の症状が出ることがあります。
糖質摂取量が少なければ、インスリンの追加分泌も少ないので、血糖値の変動幅も少ないです。
一定量の糖質を食べて、あるていど血糖値が上昇すれば、追加分泌のインスリンが大量にでます。
そうなると、一気に血糖値が下がります。
さらに下がり続けると、4時間後くらいに低血糖の症状が出ることがあります。
糖質摂取量が少なければ、インスリンの追加分泌も少ないので、血糖値の変動幅も少ないです。
2017/03/14(Tue) 21:30 | URL | ドクター江部 | 【編集】
いつもご丁寧に教えて頂き本当にありがとうございます。
そうすると、食後2~4時間まで血糖値がほぼ一定の場合(血糖値100~110)は、糖質の量がそれほど多くなかったということでしょうか(食べ放題だったので、気を付けてはいましたが、糖質摂りすぎたかなと思いましたが…)?
それとも、糖質量が多く血糖値が上昇したが、軽く散歩したことで、血糖値100~110を維持できたんでしょうか?
どちらかではなく、その両方ってこともあるんでしょうか?
長々と申し訳ありません。
そうすると、食後2~4時間まで血糖値がほぼ一定の場合(血糖値100~110)は、糖質の量がそれほど多くなかったということでしょうか(食べ放題だったので、気を付けてはいましたが、糖質摂りすぎたかなと思いましたが…)?
それとも、糖質量が多く血糖値が上昇したが、軽く散歩したことで、血糖値100~110を維持できたんでしょうか?
どちらかではなく、その両方ってこともあるんでしょうか?
長々と申し訳ありません。
2017/03/14(Tue) 21:47 | URL | いわさき | 【編集】
江部先生、初めまして。babyleafと申します。久しぶりの妊娠糖尿病に関する記事でしたので、お礼のコメントをさせて頂きます。私は2人目の妊娠初期に妊娠糖尿病と診断され、(75g負荷試験の1時間値182)すぐに管理栄養士さんの指導のもとスーパー糖質制限を始めました。診断がすごくショックで、さらに将来の糖尿病のリスクも7倍と産院で聞き、怖くなってネット検索をして先生のブログに辿りつきました。先生のブログで勉強しながら、昨年10月に2710gの女児を無事出産し、産後3ヶ月の血糖値検査では空腹時88、ヘモグロビンa1cは5.1%でした。さらに私の体重は妊娠中8kg減、産後7kg減で、BMI23.6と普通に戻りました。先生のブログには本当にお世話になりました。ありがとうございます。今は妊娠中ほどストイックではありませんが、主食は食べません。(授乳してると甘いものが食べたくなり、そちらで糖質を取ってしまいます。先生のチョコレートも美味しくて私には危険です(^^;;)2歳の息子も主食なしの食生活にしたので先生のレシピ本や糖質制限ドットコムをまた利用して美味しく楽しく続けていきたいです。
2017/03/14(Tue) 22:30 | URL | babyleaf | 【編集】
2017-3-14
いつもお世話になっております。
タンパク質とインスリンの分泌に関する記事を見つけましたので投稿いたしました。内容は以下の通りです。
<糖質制限でインスリンをコントロールするという迷信>(投稿者:James Krieger)というタイトルの記事を見つけ読んでみました。(原文は英語のため日本語訳を参照しました。https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/)
データの取得(インスリンの分泌量、血糖値の変化)のために以下のメニューで行われています。
1.高炭水化物と高タンパク質での比較
(1)高炭水化物メニュー タンパク質21g、炭水化物125g
(2)高タンパク質メニュー タンパク質75g、炭水化物75g
2.プロテインシェイク タンパク質51g、炭水化物11g
種類は「たまご」「七面鳥」「まぐろ」「ホエイ」
以上の実験によりインスリンの分泌量は高タンパク質が高炭水化物より多く、血糖値の上昇は高炭水化物のほうが大きくなっています。
また、プロテインシェイクの場合は、インスリン分泌量は「ホエイ」が多くなっていましたが血糖値の変化は一番少なくなっています。
詳細については下記サイトで確認してください。
私は、現在「糖質制限」を実践しており、良質なたんぱく質の摂取のため「ホエイプロテイン」を使用中です。
そのため、私の関心事は、たんぱく質が本当に血糖値を上昇させるかの一点です。
今回のデータは炭水化物とタンパク質を同時に摂取した時の結果で、分かりにくいため「たんぱく質(プロテイン)」のみの摂取の時のデータを得るために私自身で実験することにしました。
インスリンの分泌量は測定できませんので血糖値の変化だけとなります。
(プロテインの仕様)
1.メーカー ファインラボ
2.種類 ホエイ由来 プレーン アミノ酸スコア100
3.栄養成分 エネルギー 75.9kcal
タンパク質 18.2g
脂質 0.3g
炭水化物 0.1g
※上記数字は20gに含まれる栄養成分です。
(血糖値測定データ)測定器はプレシジョンネオを使用。
日付 摂取量g 摂取前 30分後 60分後
2017-3-7 20 99 107 125
2017-3-9 20 95 -- 118
2017-3-10 10 113 -- 131
2017-3-11 20 112 -- 151
2017-3-12 20 106 -- 125
2017-3-13 20 109 -- 137
2017-3-14 20 107 119 125
※変化量にばらつきはありますが摂取前の値より60分後の値の方が大きくなってます。
(まとめ)
私の日常の食事(たんぱく質65g、脂質90g、糖質5g以下)では血糖値の上昇はほとんど見られません。しかし、上記のたんぱく質(ホエイプロテイン)だけを摂取した時のデータを見る限り、間違いなく血糖値の上昇が確認されております。
しかし、血糖値の上昇のデメリットよりもプロテイン摂取のメリット(必須アミノ酸の摂取)の方が大きいと考えますので摂取量や回数などを調整して継続したいと思っておりますが問題はないでしょうか?
https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/
いつもお世話になっております。
タンパク質とインスリンの分泌に関する記事を見つけましたので投稿いたしました。内容は以下の通りです。
<糖質制限でインスリンをコントロールするという迷信>(投稿者:James Krieger)というタイトルの記事を見つけ読んでみました。(原文は英語のため日本語訳を参照しました。https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/)
データの取得(インスリンの分泌量、血糖値の変化)のために以下のメニューで行われています。
1.高炭水化物と高タンパク質での比較
(1)高炭水化物メニュー タンパク質21g、炭水化物125g
(2)高タンパク質メニュー タンパク質75g、炭水化物75g
2.プロテインシェイク タンパク質51g、炭水化物11g
種類は「たまご」「七面鳥」「まぐろ」「ホエイ」
以上の実験によりインスリンの分泌量は高タンパク質が高炭水化物より多く、血糖値の上昇は高炭水化物のほうが大きくなっています。
また、プロテインシェイクの場合は、インスリン分泌量は「ホエイ」が多くなっていましたが血糖値の変化は一番少なくなっています。
詳細については下記サイトで確認してください。
私は、現在「糖質制限」を実践しており、良質なたんぱく質の摂取のため「ホエイプロテイン」を使用中です。
そのため、私の関心事は、たんぱく質が本当に血糖値を上昇させるかの一点です。
今回のデータは炭水化物とタンパク質を同時に摂取した時の結果で、分かりにくいため「たんぱく質(プロテイン)」のみの摂取の時のデータを得るために私自身で実験することにしました。
インスリンの分泌量は測定できませんので血糖値の変化だけとなります。
(プロテインの仕様)
1.メーカー ファインラボ
2.種類 ホエイ由来 プレーン アミノ酸スコア100
3.栄養成分 エネルギー 75.9kcal
タンパク質 18.2g
脂質 0.3g
炭水化物 0.1g
※上記数字は20gに含まれる栄養成分です。
(血糖値測定データ)測定器はプレシジョンネオを使用。
日付 摂取量g 摂取前 30分後 60分後
2017-3-7 20 99 107 125
2017-3-9 20 95 -- 118
2017-3-10 10 113 -- 131
2017-3-11 20 112 -- 151
2017-3-12 20 106 -- 125
2017-3-13 20 109 -- 137
2017-3-14 20 107 119 125
※変化量にばらつきはありますが摂取前の値より60分後の値の方が大きくなってます。
(まとめ)
私の日常の食事(たんぱく質65g、脂質90g、糖質5g以下)では血糖値の上昇はほとんど見られません。しかし、上記のたんぱく質(ホエイプロテイン)だけを摂取した時のデータを見る限り、間違いなく血糖値の上昇が確認されております。
しかし、血糖値の上昇のデメリットよりもプロテイン摂取のメリット(必須アミノ酸の摂取)の方が大きいと考えますので摂取量や回数などを調整して継続したいと思っておりますが問題はないでしょうか?
https://athletebody.jp/2016/04/05/insulin-myth-1/
いわさきさん
「摂取した糖質量」と「食後の運動量」が食後血糖値に関係します。
1gの糖質が体重64kgの糖尿人の血糖値を約3mg上昇させますが、勿論個人差があります。
運動により血糖値は下降しますが、勿論個人差があります。
これらを考慮して、自分のパターンを把握しておけば、あとは自分で考えればわかりますね。
「摂取した糖質量」と「食後の運動量」が食後血糖値に関係します。
1gの糖質が体重64kgの糖尿人の血糖値を約3mg上昇させますが、勿論個人差があります。
運動により血糖値は下降しますが、勿論個人差があります。
これらを考慮して、自分のパターンを把握しておけば、あとは自分で考えればわかりますね。
2017/03/15(Wed) 07:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
babyleaf さん
妊娠糖尿病と診断されたけれど、糖質制限食で、無事出産、おめでとうございます。
体重も順調に減って、BMIは正常になり、
産後の血糖値検査も、正常パターンとは、良かったです。
このデータなら、緩やかな糖質制限食でも、将来の糖尿病予防は、大丈夫と思います。
なお、糖質制限ドットコムのモリドルチョコレートなら、美味しく楽しく糖質制限食なので
危険ではありませんよ。 (^^)
私も、よく食べいます。
2017/03/15(Wed) 08:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
saka さん
貴重なデータをありがとうございます。
私の実験でも、患者さんに頼んだ実験でも、たんぱく質単独摂取(ささみで実験)であると、
血糖値が上昇することが多いです。
一方、スーパー糖質制限食で、たんぱく質に加えて脂質も含まれていると、血糖値上昇しない糖尿人が過半数でした。
従って、日常的にスーパー糖質制限食を実践ならば、たんぱく質が含まれていても、
血糖値上昇はほとんどないので、全く問題ないと思います。
たんぱく質単独摂取だと「たんぱく質摂取による分泌が、グルカゴン>インスリン」のタイプは、血糖値が少々上昇するものと思われます。
貴重なデータをありがとうございます。
私の実験でも、患者さんに頼んだ実験でも、たんぱく質単独摂取(ささみで実験)であると、
血糖値が上昇することが多いです。
一方、スーパー糖質制限食で、たんぱく質に加えて脂質も含まれていると、血糖値上昇しない糖尿人が過半数でした。
従って、日常的にスーパー糖質制限食を実践ならば、たんぱく質が含まれていても、
血糖値上昇はほとんどないので、全く問題ないと思います。
たんぱく質単独摂取だと「たんぱく質摂取による分泌が、グルカゴン>インスリン」のタイプは、血糖値が少々上昇するものと思われます。
2017/03/15(Wed) 08:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生、お忙しいところご返信ありがとうございます。
糖質制限と出会って私の人生は180度変わりました。それまでは炭水化物の重ね食いは当たり前で、ご飯を食べないなんて!と思っていました。でも糖質制限を始めてみるとそれまでの自分の食べ方の異常さに気がつき、ジャンクフードも欲しなくなり、慢性的な体調不良からも脱出できました。今が人生で一番元気だと思うくらいです。妊娠中、つわりがひどく食事量も落ちたので糖質制限を始めやすかったのだと今振り返りながら思います。私の命の危険を教えてくれた娘、診断をし指導してくださった産院、江部先生を始めとする糖質制限の先駆者の皆様には感謝してもしつくせないほど感謝しております。
モリドルチョコレートは美味しくて私の場合、食べ過ぎでしまう、そういう意味で危険と書きました。いくら血糖値への影響が少ないと言っても食べ過ぎはいけませんよね(^^;;乱文、長文失礼いたしました。今後もよろしくお願いします。
糖質制限と出会って私の人生は180度変わりました。それまでは炭水化物の重ね食いは当たり前で、ご飯を食べないなんて!と思っていました。でも糖質制限を始めてみるとそれまでの自分の食べ方の異常さに気がつき、ジャンクフードも欲しなくなり、慢性的な体調不良からも脱出できました。今が人生で一番元気だと思うくらいです。妊娠中、つわりがひどく食事量も落ちたので糖質制限を始めやすかったのだと今振り返りながら思います。私の命の危険を教えてくれた娘、診断をし指導してくださった産院、江部先生を始めとする糖質制限の先駆者の皆様には感謝してもしつくせないほど感謝しております。
モリドルチョコレートは美味しくて私の場合、食べ過ぎでしまう、そういう意味で危険と書きました。いくら血糖値への影響が少ないと言っても食べ過ぎはいけませんよね(^^;;乱文、長文失礼いたしました。今後もよろしくお願いします。
2017/03/15(Wed) 08:49 | URL | babyleaf | 【編集】
babyleaf さん
産婦人科医師と管理栄養士が
糖質制限賛成派で良かったです。
モリドルチョコ、そうですね。
食べ過ぎるとエンゲル係数が危険ですかね? (⌒o⌒)v
産婦人科医師と管理栄養士が
糖質制限賛成派で良かったです。
モリドルチョコ、そうですね。
食べ過ぎるとエンゲル係数が危険ですかね? (⌒o⌒)v
2017/03/15(Wed) 13:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
いつもブログ拝見しています。
糖質制限で血液検査良好で嬉しい限りです。ありがとうございます。
今日はHOMA-βについて教えていただきたいのですが、3ヶ月前の検査にて空腹時インスリン2.0空腹時血糖値74でした。空腹時インスリン2.0は基準値を下回る数値で、HOMA-βも65となり基準値オーバーです。今回の検査結果では空腹時インスリン5.1空腹時血糖値74で、空腹時インスリンは正常値内、HOMA-βは166でかなりのオーバーです。空腹時血糖値が74だとして、HOMA-βが基準値内となる為には、空腹時インスリンが1.3〜1.8で基準値2.2〜を下回らなければならないと思います。空腹時インスリンが基準値となると、HOMA-βは基準値オーバーです。結局空腹時インスリンは高い方がいいのか低い方がいいのかよくわかりません。その辺りを教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。
糖質制限で血液検査良好で嬉しい限りです。ありがとうございます。
今日はHOMA-βについて教えていただきたいのですが、3ヶ月前の検査にて空腹時インスリン2.0空腹時血糖値74でした。空腹時インスリン2.0は基準値を下回る数値で、HOMA-βも65となり基準値オーバーです。今回の検査結果では空腹時インスリン5.1空腹時血糖値74で、空腹時インスリンは正常値内、HOMA-βは166でかなりのオーバーです。空腹時血糖値が74だとして、HOMA-βが基準値内となる為には、空腹時インスリンが1.3〜1.8で基準値2.2〜を下回らなければならないと思います。空腹時インスリンが基準値となると、HOMA-βは基準値オーバーです。結局空腹時インスリンは高い方がいいのか低い方がいいのかよくわかりません。その辺りを教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。
2017/03/15(Wed) 16:38 | URL | ケトン体質 | 【編集】
先生のおっしゃる通りです。すぐインスリンとなったり、糖の負荷検査すらない病院もあると聞いていますので私は幸運でした。私が出産した産院では糖質制限を取り入れた離乳食教室も開いているので参加して娘は離乳食から糖質制限をする予定です。(子供達の糖質制限食については夫の理解を今ひとつ得られておりませんが強行してます笑)
モリドルチョコレートは私は美味しいし、血糖値に影響がないからと一度に一枚食べられちゃう時があるのです!気にしなくていいんだぁと思うとつい気が緩んでしまいます。私の悪いところです。今は糖質制限に加えて食事量のコントロールと運動も生活に取り入れて健康を維持していきたいと思っております。2人の小さな天使がいるのでなかなか思うようにはいきませんが、自分に向き合うことを忘れないようにしたいです。先生、本当にありがとうございます。
モリドルチョコレートは私は美味しいし、血糖値に影響がないからと一度に一枚食べられちゃう時があるのです!気にしなくていいんだぁと思うとつい気が緩んでしまいます。私の悪いところです。今は糖質制限に加えて食事量のコントロールと運動も生活に取り入れて健康を維持していきたいと思っております。2人の小さな天使がいるのでなかなか思うようにはいきませんが、自分に向き合うことを忘れないようにしたいです。先生、本当にありがとうございます。
2017/03/16(Thu) 09:40 | URL | babyleaf | 【編集】
babyleaf さん
宗田マタニティクリニックや永井マザーズホスピタル以外に糖質制限食賛成派の
産婦人科があるなら、大変喜ばしいです。
もし差し支えなければ、院長先生に、江部康二のブログで「医院の名称や場所や連絡先」を紹介してよいかどうか、
確認してご報告頂けば幸いです。
宗田マタニティクリニックや永井マザーズホスピタル以外に糖質制限食賛成派の
産婦人科があるなら、大変喜ばしいです。
もし差し支えなければ、院長先生に、江部康二のブログで「医院の名称や場所や連絡先」を紹介してよいかどうか、
確認してご報告頂けば幸いです。
2017/03/16(Thu) 19:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生はおそらく私の産院をご存知かと思います。私の記憶が正しければ栄養士さんが江部先生に会ったことがあるとおっしゃっていたので。(どういう形で会ったかまでは詳しく聞いてないので、先生の講演などに栄養士さんが参加されただけかもしれません。)院長先生の了承前なので大きな範囲でコメントいたしますが、千葉県の産院です。宗田先生もご存知とおっしゃってました(Facebookのとあるグループにて)。
江部先生のブログの紹介の件はなるべく早く病院に行って院長先生に伺ってみます。
江部先生のブログの紹介の件はなるべく早く病院に行って院長先生に伺ってみます。
2017/03/16(Thu) 20:22 | URL | babyleaf | 【編集】
babyleaf さん
了解です。
ありがとうございます。
了解です。
ありがとうございます。
2017/03/17(Fri) 08:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
今日、産院に紹介の件を確認してきましたが、遠慮させて下さいとのお返事でした。私の産院はすごいです!と自慢したい個人的な思いが先走り、江部先生にも何度もお返事して頂きお手数をおかけして申し訳ありませんでした。
先生、これからもブログを読ませて頂きます。私のコメントにもお返事を頂けてとても嬉しかったです。ありがとございました。
先生、これからもブログを読ませて頂きます。私のコメントにもお返事を頂けてとても嬉しかったです。ありがとございました。
2017/03/17(Fri) 12:19 | URL | babyleaf | 【編集】
babyleaf さん
了解です。
了解です。
2017/03/17(Fri) 19:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
私は、妊娠したい糖尿病患者です。ナースで、糖尿病療養指導しです。
私の場合はA1C9.2 まで、上昇してインスリン導入しました。
病院の食事だと、白米を食べると空腹感が増えるのと、ご飯3単位で、我慢していたのになぜ痩せないのか、この十五年太る痩せるを繰り返してきました。
悪化する原因がわからなかったくらい少食
で、インスリン導入してからきずいたんです。
糖質を食べたら上がると、血糖値計って❗
糖質制限をはじめて、たんぱく質を取り出したら身体は閉まるし!血糖値は、下がる。
何故キズいたかって、病院食食べて二週間で、必ず腰壊すのですよ。
わかります?たんぱく質足りなくて筋肉が痩せる、だから、腰を壊すを繰り返していました。
ただ、歯が悪くてたんぱく質を食べれなくなり、茶碗いっぱいと、納豆野菜の生活にもどしたら、どんどん血糖値は、悪くなり、、インスリン量が増えていって、今かなり体重が15キロ半年で増えてしまいました。別の肥満外来にかかったら、インスリン量多すぎる!?て、今度入院になりました。
野菜中心糖質をとるのは、よくないことの証明かな?と、思います。
糖質制限に、戻してインスリン量をガンガン減らしています。
ただ、きつすぎる糖質制限は、吸収が食べ始めたとき、体に耐性がなくなり?吸収が良くなりました。つまり太るし、血糖値も急上昇します。インスリン中は、下手に減らすと確かに危険ですし、色々試して失敗しました。インスリンを今は、やめたいです。今の日本の糖尿病治療は、遅れていて、柔軟性が無さすぎだと思います。
私もナースに成り立ては、柔軟性なかったのでよくわかるんですが、、自分でならないとわからないと、痛感しています。
私の場合はA1C9.2 まで、上昇してインスリン導入しました。
病院の食事だと、白米を食べると空腹感が増えるのと、ご飯3単位で、我慢していたのになぜ痩せないのか、この十五年太る痩せるを繰り返してきました。
悪化する原因がわからなかったくらい少食
で、インスリン導入してからきずいたんです。
糖質を食べたら上がると、血糖値計って❗
糖質制限をはじめて、たんぱく質を取り出したら身体は閉まるし!血糖値は、下がる。
何故キズいたかって、病院食食べて二週間で、必ず腰壊すのですよ。
わかります?たんぱく質足りなくて筋肉が痩せる、だから、腰を壊すを繰り返していました。
ただ、歯が悪くてたんぱく質を食べれなくなり、茶碗いっぱいと、納豆野菜の生活にもどしたら、どんどん血糖値は、悪くなり、、インスリン量が増えていって、今かなり体重が15キロ半年で増えてしまいました。別の肥満外来にかかったら、インスリン量多すぎる!?て、今度入院になりました。
野菜中心糖質をとるのは、よくないことの証明かな?と、思います。
糖質制限に、戻してインスリン量をガンガン減らしています。
ただ、きつすぎる糖質制限は、吸収が食べ始めたとき、体に耐性がなくなり?吸収が良くなりました。つまり太るし、血糖値も急上昇します。インスリン中は、下手に減らすと確かに危険ですし、色々試して失敗しました。インスリンを今は、やめたいです。今の日本の糖尿病治療は、遅れていて、柔軟性が無さすぎだと思います。
私もナースに成り立ては、柔軟性なかったのでよくわかるんですが、、自分でならないとわからないと、痛感しています。
クリクリクリ さん
血糖値に直接影響を与えるのは、糖質だけです。
インスリンを大量に分泌させるもの糖質です。
脂質はインスリンを分泌させず、タンパク質はインスリンとグルカゴンを分泌させます。
インスリンは肥満ホルモンです。
スーパー糖質制限食なら、血糖値の上昇とインスリン分泌は最少限ですみますので、減量に有効です。
75g経口ブドウ糖負荷試験を受ける前の、3日間は
150g/日の糖質摂取が推奨されています。
これは、糖質摂取に対する準備が不足している時に、多くの糖質を摂取すると
見かけ上の耐糖能低下を生じることがあるためです。
糖質制限をしているときは、インスリン基礎分泌は普通にでていますが、追加分泌は少なめにでていて、
β細胞は休養できていますので本来元気であり、真の耐糖能低下ではありません。
従って準備さえできていれば、耐糖能は正常です。
血糖値に直接影響を与えるのは、糖質だけです。
インスリンを大量に分泌させるもの糖質です。
脂質はインスリンを分泌させず、タンパク質はインスリンとグルカゴンを分泌させます。
インスリンは肥満ホルモンです。
スーパー糖質制限食なら、血糖値の上昇とインスリン分泌は最少限ですみますので、減量に有効です。
75g経口ブドウ糖負荷試験を受ける前の、3日間は
150g/日の糖質摂取が推奨されています。
これは、糖質摂取に対する準備が不足している時に、多くの糖質を摂取すると
見かけ上の耐糖能低下を生じることがあるためです。
糖質制限をしているときは、インスリン基礎分泌は普通にでていますが、追加分泌は少なめにでていて、
β細胞は休養できていますので本来元気であり、真の耐糖能低下ではありません。
従って準備さえできていれば、耐糖能は正常です。
2017/03/27(Mon) 07:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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