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2017年4月9日(日)糖質制限食医療従事者対象セミナー in 東京 開催
おはようございます。

2016年、東京、京都にて開催し、ご好評いただいた医療従事者対象セミナーを
2017年2月12日(日)大阪に続いて
2017年4月9日(日)東京にて開催致します。

日本糖質制限医療推進協会主催 医療従事者対象セミナー(東京)
「糖質制限食による糖尿病指導~理論と実践~」


第1部 理論編

糖尿病治療に関して、最新糖質制限食理論と共にエビデンスのお話を簡単に説明します。
2016年に得られた最新の糖質制限食情報もお話しします。
第1部は講義と質疑応答含めて45分間です。

第2部 栄養指導編

高雄病院の栄養指導の実際を、橋本眞由美管理栄養士がお話します。
第2部は講義と質疑応答を含めて60分間です。

第3部 臨床実践編
糖尿病合併症の現状や久山町の悲劇など、そして薬剤の使い方のコツをお話します。

また、糖質制限食を実践していて、「すぐに良くなった症例」「治療に難渋した症例」
「1型のインスリン分泌ゼロの症例」「SGLT2阻害薬が著効した症例」などを、
実際に入院された患者さんのデータを見ながら検討します。

第3部は100分間ありますので、参加者の皆さんと共にディスカッション形式の症例検討を導入したいと思っています。

ご参加頂いた皆さんには、前回と同様に講演PPTスライドの、CD(PDFファイル)をお配りします。

東京、関東、東北、北信越、東海などの医療従事者の皆さん、奮ってご参加くださいね。


江部康二



以下事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加
いただきましてありがとうございます。

2017年4月9日(日)、東京にて医療従事者対象の糖質制限食
セミナーを開催致します。

内容につきましては、2月12日(日)に大阪で開催しましたセミナーと
同様を予定しております。

糖質制限食指導に必要な理論をさらいつつ、糖尿病治療における
より実践的な内容にウェイトをおきます。
新たな症例も盛り込んで、難渋症例についての討議も予定しております。

医療従事者の皆様の多数のご参加を心よりお待ちしております。

◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

★当日、セミナー終了後に懇親会を催します。
詳細は、セミナーへの参加お申し込み時にご案内申し上げます。

//////////////ご案内/////////////////

(一社)日本糖質制限医療推進協会主催
   医療従事者向け糖質制限食セミナー in 東京

  「糖質制限食による糖尿病指導 ~理論と実践 」

■日時:4月9日(日)12:50~16:40頃 ※開場・受付は12:30~

■会場: WATERRAS COMMON 3F「ワテラスコモンホール」
東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
http://www.waterrascommon.com/access.html

■講師:
A:江部 康二 医師
  (一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会 理事長

B:橋本 眞由美 管理栄養士 (一財)高雄病院 栄養管理部 部長

■内容:

第1部:理論編(45分)   ※講師A 
糖質制限食指導に必要な生理学的基礎理論を説明。三大栄養素と血糖、ケトン体の安全性、米国糖尿病学会の見解、CKDガイド2013の記載などについて言及。糖質制限食の有効性と安全性について、EBMの観点からRCT研究論文、長期のコホート研究により根拠を示し、最新の話題についてもお話します。

第2部:栄養指導編(60分) ※講師B
高雄病院では、3食とも主食なしのスーパー糖質制限食を実施しており、その具体的な食事内容を紹介します。また、外来時と入院時における栄養指導の方法及びポイント、よくある問題点と改善のプロセスなど、指導事例も交えつつ、糖質制限食を継続していただくための栄養士の関わり方についてお話しします。糖質制限食導入を検討されている院所にとりまして、少しでもヒントになるよう管理栄養士の立場からお話を進めていきたいと思います。

第3部:臨床実践編(100分)  ※講師A
高雄病院の豊富な 臨床例を取り上げて検討。治療に難渋した症例を提示して参加者と共に ディスカッション。メトホルミン・DPP-4阻害薬・α-GI薬・速効型インスリン 分泌促進剤は比較的使用頻度が高いのでコツを伝授。SGLT阻害薬は糖毒解除などに有用、外部由来のブドウ糖を減らすのが糖質制限食、体内の糖新生由来のブドウ糖も排泄するのがSGLT阻害薬。SU剤とチアゾリジン誘導体の位置づけを示します。
糖質制限食実践中に生じうる好ましくない症状・ 変化について検討します。

*各所要時間は、質疑応答、ディスカッションの時間を含みます。

■対象: 医療従事者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、鍼灸師など)

■受講費:

・医師・歯科医師:
 賛助会員 7,200円 / 一般(非会員) 9,000円

・上記以外の医療従事者:
 賛助会員 5,200円 / 一般(非会員) 6,500円

*参加頂いた皆様には、映写・配布資料のデータ(PDF)CDをお配りします。

■お支払い方法: クレジットカード/銀行振込/郵便振替

※事前決済のみとなります。
※領収書をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越し下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方
  事務局までメールにて、医療機関でのご職種をご記入の上、お申し込み下さい。
  領収書をご希望の場合は、発行ご希望の旨と宛名もお知らせ願います。

★賛助会員入会をご希望の方:
  1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
  「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
   「通信」欄に以下をご記入下さい。
    ① 「4/9東京セミナー、参加希望」 とご記入下さい。
    ② 医療機関でのご職種をご記入下さい。
    http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(非会員)で、セミナーの受講のみご希望の方:
  下のフォームからお申し込み下さい。
  http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-med

■その他:

・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは4月7日(金)までに事務局までご連絡願います。
 それ以降のご返金は原則、対応致しかねますので予めご了承下さい。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
News
2017/03/04(Sat) 09:09 | URL | 精神科医師A | 【編集
http://www.news-postseven.com/archives/20170302_497911.html

「過度な炭水化物ダイエットが引き金」らしいですが、なんだかなぁという思いです。
こういう事例をみると、やはりカロリーを全く無視しても糖質制限は成り立たない気がします。
入院断食してるのに、高カロリー点滴のせいで体重が増量して驚いたと肝炎だったかの患者さんが話されていました。
糖質制限はカロリー無視ではない、OK食材の中からその人に合った適切なカロリーを摂る必要があると。


2017/03/04(Sat) 10:51 | URL | 華子 | 【編集
Re: News
精神科医師A さん

情報をありがとうございます。
2017/03/04(Sat) 13:56 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし


華子 さん

愛子さまは、普通に考えて、「拒食症」の可能性が高いと思います。

糖質制限ではなくて「摂取エネルギー不足」が原因です。

糖質制限食を実践する場合は、厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」摂取が目安となります。
2017/03/04(Sat) 14:32 | URL | ドクター江部 | 【編集
セミナー参加について
はじめまして
先生の本は何冊か購読してますが、中でも食品別糖質量ハンドブックを愛用してます。
今、鍼灸師を目指して勉強中の学生ですが、セミナーにはとても興味があり、参加したいのですが可能でしょうか?
2017/03/05(Sun) 01:09 | URL | ハルカ | 【編集
Re: セミナー参加について
ハルカ さん

鍼灸学校の学生さんですね。
医療従事者対象セミナーへのご参加についてですが、
事務局に問い合わせて頂けば幸いです。
2017/03/05(Sun) 07:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
はじめまして。
突然の書き込みごめんなさい。

看護学校に通ってる者ですが、今妊娠糖尿病について習い、素朴な疑問があり調べていたら、ここに辿り着きました。
妊娠糖尿病のことなので、ご質問していいのか分からないんですが、調べてもハッキリと答えを得ることができなかったので、もしよければ教えて頂きたいです。

本当に素朴な疑問なんですが…
妊娠糖尿病というのは、元々将来糖尿病になる可能性がある人がかかりやすいんでしょうか?
それとも、将来糖尿病になりやすいとかそういうことはなかったけど、妊娠糖尿病になることで将来糖尿病になる可能性を発生させてしまうんでしょうか?
2017/03/05(Sun) 09:19 | URL | 看護学生 | 【編集
Re: タイトルなし
看護学生 さん

妊娠糖尿病は、「インスリン抵抗性」が妊娠中に増大して、発症します。
従って、インスリンは結構沢山出ているのに、高血糖になります。
インスリンは分泌されているのに、さらにインスリンを外部から注射するのが
日本糖尿病学会の方針ですが、好ましくないです。
妊娠糖尿病には糖質制限食が、適切な治療法と言えます。

今まで糖尿病では無かった人が、妊娠中に初めて、診断基準を満たすと、妊娠糖尿病です。
つまり、糖尿病妊娠とは全く異なる病態です。

『妊娠糖尿病というのは、元々将来糖尿病になる可能性がある人がかかりやすいんでしょうか? 』
妊娠糖尿病にならない多くの妊婦もいるわけなので、元々耐糖能に一定の弱点がある人が「妊娠糖尿病」を発症するのだと
思います。

従って、妊娠糖尿病を発症したということは、そうでない妊婦に比べれば将来糖尿病になりやすいと思います。
実際、出産後多くの妊娠糖尿病患者さんは、一旦正常に戻りますが、
その後の将来糖尿病を発症しやすいことは判明しています。

<妊娠糖尿病からの糖尿病発症率>
以下、日本糖尿病・妊娠学会のサイトから転載です。

http://www.dm-net.co.jp/jsdp/qa/e/q02/
●産後の注意点
Q妊娠糖尿病の人はお産後も定期的な健診が必要といわれましたが本当に必要なのですか?

A 最近の報告では、妊娠糖尿病の人は産後早期の3~6ヶ月の検査でも、5.4%が糖尿病、全体で25%に何らかの耐糖能異常が見られると報告されています。その他の報告を集計すると、産後1年以内では糖尿病になる頻度は2.6~38%、産後5~16年追求すると糖尿病は17~63%の頻度で発症すると報告されています。また最近のメタアナリシスでは、妊娠糖尿病の妊婦さんは耐糖能が正常の妊婦さんに比べて、将来糖尿病になる確率は7.43倍であると報告されています。

 また、妊娠糖尿病の人を定期的に11年間追求した研究では、産後11年経った平均年齢40.6歳時にはメタボリックシンドロームの発症率は27.2%であり正常妊婦さんの8.2%に比較して明らかに高頻度に発症することが報告されています。

 したがって、産後も定期的に耐糖能異常があるかどうかスクリーニングをうけることが大切であり、同時に食事や運動に気をつけていく必要があります。
(岡山大学 平松祐司)2007年11月
2017/03/05(Sun) 11:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
横からすみません。
私も妊娠糖尿病について質問させてください。

先日妊娠糖尿病と診断されました。
HbA1c5.0
空腹時90
1時間213
2時間143という結果でした。
1時間値だけ高いのでもう1回検査してみてもいいと言われましたが…
ショックで不安でいっぱいです。

でもクヨクヨしても仕方ないので、気持ち切り替えようと思っています。
妊娠前の健診ではいつもHbA1c5.0だったので、糖尿病とは無縁だと思っていたんですが…
『元々将来糖尿病になりやすい体質だってことをこの赤ちゃんが教えてくれた。妊娠しなかったらそのことに気づかず早く糖尿病になったかもしれない。』そう思って、前向きに糖質制限食を頑張ろうと思ったところなんですが、その考えはあっていますか?
それとも、将来糖尿病になる可能性はなかったのに、今の妊娠中の食生活が原因で、妊娠糖尿病になり将来糖尿病になるリスクも生じてしまったんでしょうか?
何も考えず食べたいだけ食べてしまったので…周りからも責められ…将来糖尿病になりやすいから妊娠糖尿病になったのか、妊娠糖尿病には元々の体質は関係ないのか知りたいです。
2017/03/05(Sun) 12:26 | URL | 妊娠糖尿病 | 【編集
ご返答ありがとうございます。
スッキリしました。

ちなみになんですが、
産後1年以内と5~16年以内の糖尿病になる可能性がありましたが、それは境界型も含むんでしょうか?
2017/03/05(Sun) 12:34 | URL | 看護学生 | 【編集
3月2日のビーバップハイヒール
3月2日のビーバップハイヒールという番組が、
糖質制限をすると日本人の体質では糖尿病になるような内容でした。
これでまた変な糖質制限批判が出るのかと思うと残念です。。
2017/03/05(Sun) 14:02 | URL | サピエンス | 【編集
Re: タイトルなし
妊娠糖尿病 さん

『元々将来糖尿病になりやすい体質だってことをこの赤ちゃんが教えてくれた。妊娠しなかったらそのことに気づかず早く糖尿病になったかもしれない。』

その通りと思います。
現在の妊娠糖尿病は、糖質制限食で、インスリンなしで、コントロール可能です。
糖質制限食なら体重コントロールも簡単なので、一石二鳥ですね。


2017/03/05(Sun) 15:26 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
看護学生 さん

糖尿病という表現ですので、境界型は含んでいません。
2017/03/05(Sun) 15:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
食後3時間後がピーク
初めまして、糖尿歴15年の67歳主婦です。
最初は血糖が180もあり、アマリールを飲みその後4年間はメトグルコを飲んでいましたHbA1cは6.5~7.3を上下し、薬を増量されそうになり、
1年前ネットを探して江部先生のブログを見つけ、さっそく本を買って勉強し、食品別糖質量ハンドブックを見ながら、薬は飲まずS糖質制限を行い2ヶ月後には6.1~6.3になりました。とても嬉しかったです。
ありがとうございました。
ところが最近は6.6から下がらず、食前血糖100以内で1H後は130前後なのに6.6は変だと思い2H、3H、4H後も計測しましたら1H後132、2H後145、3H後152、4H後124でピークが3H後になっていたのです。普通は1Hか2H後がピークだと聞いていたのでびっくりしました。
糖質は毎食10~11g 500Kcalです。
病院には薬なしと伝えていますが6.6は治療対象ですと言われました。
月2~3回は外食時のみスターシス90mgをのみ食後1H200 2H148 3H113です。 本当は薬は止めたいのですが、たまには自分への褒美だと思っています。

最近の血液検査の結果です。
身長 153.5  体重 40.5  BMI 17.4  基礎代謝量 800 中性脂肪 30
HDL 111  LDL 137  クレアチニン 0.56
アミラーゼ 83  eGFR 82.5 尿素窒素 24.9  膵PLA 407

このまま薬無しでHbA1Cを6の前半まで下げることは可能でしょうか、それとも薬を飲むべきでしょうか、
食後3Hがピークなのでおやつにナッツも食べるのが恐いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご指導を頂けますでしょうか、宜しくお願いいたします。
2017/03/05(Sun) 15:42 | URL | あさこ | 【編集
お答頂きありがとうございます。

元々将来糖尿病になりやすい体質の上に、何も考えず食べたいだけ食べていたせいですよね…。
出産まだですが、子供は2、3人ほしいと思っています。
糖尿病になりやすい体質ということは分かりましたが、今後また妊娠した際は食生活に気を付ければ、妊娠糖尿病を予防することは可能でしょうか?
2017/03/05(Sun) 16:09 | URL | 妊娠糖尿病 | 【編集
Re: 食後3時間後がピーク
あさこ さん

拙著のご購入、ありがとうございます。

HbA1cが6.6%ですが、スーパー糖質制限食なので、血糖変動幅は少ないと思います。

グリコアルブミンを一度、保険外となると思いますが、測定してみましょう。
基準値内に入っている可能性が高いと思います。

「糖質摂取+SU剤」などでHbA1cが6.6%の場合は、血糖値の乱高下が背景にあることがほとんでであり
質の悪いHbA1cと言えます。

あさこさんのHbA1cが6.6%なのは、血糖値の乱高下がなり質のいいHbA1cと言えます。

このまま薬なしで経過をみて良いと思います。
なお、BMI17.4と痩せすぎなので、動物性脂肪の摂取を増やして体重も増やしましょう。
2017/03/06(Mon) 18:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
妊娠糖尿病 さん

糖質制限食を実践されれば、将来の糖尿病発症予防になります。

妊娠糖尿病は体質のようなものなので、予防は困難かもわかりません。
ただ、妊娠糖尿病になっても、糖質制限食なら母子共に、何の問題もありません。
2017/03/06(Mon) 19:02 | URL | ドクター江部 | 【編集
ご返答ありがとうございます。
不安でいっぱいだったので、安心しました。
また、私の管理がなってないと責められていたので、元々の体質が影響しているとのことで本当に安心しました。

糖質制限食にし、元気な赤ちゃん産みたいと思います。
2017/03/06(Mon) 19:18 | URL | 妊娠糖尿病 | 【編集
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