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糖質制限食と大豆イソフラボン
こんばんは。

明日は、江部診療所の診察が終わった後、東京にでかけます。

4.27(日)は、初めての医療関係者向け 糖質制限食セミナーです。とても楽しみにしています。

さて、私たち糖尿人が、糖質制限食を実践していると、大豆大豆製品を、普通の人よりたくさん摂取することになりますので、今回は、大豆イソフラボンについて考えてみました。

健康食ブームで、大豆イソフラボンを含む特定保健用食品が、多数出回っています。

それで「大豆イソフラボンって摂りすぎても大丈夫なの?」という疑問がでてきて、厚生労働省医薬食品局食品安全部がそれに対して回答しています。

まず重要なことは、大豆イソフラボンに関して、長い食経験を有する大豆、あるいは、大豆食品そのものの安全性が問題となっているのではありません。

即ち、糖質制限食で豆腐や納豆や大豆パンなどの少々摂取量が増えても、食品として大豆全体を摂取している限りは、なんの問題もありません。

一方、サプリメントとして、単体の大豆イソフラボンのみを上乗せして摂取する場合の安全性が問題となり、検討されたものです。

結論としては、食品安全委員会が昨年12月にまとめた「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」では、1日当たりの大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値を70~75mgとし、そのうち、サプリメントや特定保健食品などで摂取する量は1日当たり30mgまでが望ましいとしています。

実際、閉経前の女性が、過剰に大豆イソフラボンを摂取すると血中ホルモン値が変動したり、月経周期が延長することなどがあるようです。

また、閉経後女性を対象に、大豆イソフラボンの錠剤(150mg/日)を5年間服用してもらった長期試験では、60カ月で子宮内膜増殖症の発症が、有意に高くなるという報告があったそうです。

糖質制限食の場合、炭水化物以外の魚介類や肉類や野菜など食べ放題なので、大豆だけに頼る必要はありません。

焼き肉、ステーキ、ハンバーグ、シチュー、すき焼き、オムレツ、焼き鳥、刺身、焼き魚・煮魚、豆腐、納豆、おでん、煮野菜、生野菜・・・いろいろ食べて美味しく楽しく糖質制限食実践といきたいですね。

**以下の厚生労働省医薬食品局食品安全部の報道資料をご参照ください。

報道発表資料
平成18年8月23日
厚生労働省医薬食品局食品安全部

大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aについて

1.食品安全委員会では、厚生労働省の依頼を受け、大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品の安全性評価を行い、平成18年5月、安全性評価結果の報告書として「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」を取りまとめました。

2.この大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価においては、これまでの長い食経験を有する大豆あるいは大豆食品そのものの安全性を問題としているのではなく、大豆イソフラボンのみを通常の食生活に上乗せして摂取する場合の安全性が検討されたものです。

3.厚生労働省では、大豆及び大豆由来食品等に関する正確な情報提供を行うため、大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aを作成し、厚生労働省のHPに掲載しています。また、食品安全委員会の評価結果を受け、平成18年8月、「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針」を策定しました。

4.大豆及び大豆由来食品等は、良質のタンパク質源であるだけでなく、カルシウム等にも富む重要な栄養源ですので、厚生労働省では、広く国民の皆様に、食生活の中で他の食品と組み合わせてバランスよく食べることをお勧めしているところです。

(参考)
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品安全性評価の基本的な考え方2006年5月」(別添1(PDF:4,130KB))
「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品等の取扱いに関する指針」(PDF:253KB)

農林水産省「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」ホームページ:http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/isoflavon_qa.html

食品安全委員会「大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A」ホームページ:http://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
感謝です。
初めて投稿させていただきました。毎日先生のブログを見て勉強させていただいています。私は47歳で先月3月28日に糖尿病と診断されました。その時は午後4時頃に病院での検査なので、空腹時血糖が250でした。またa1cが9.1という、大変立派な糖尿病ですね、と診断を受けました。
それ以降、カロリーには気をつけながら夜だけですが食後1時間後に30分のウォーキングをしていましたが、私にとって最大の幸運だったのが診断10日後の4月8日に先生の本に出会う事ができました。JR駅の本屋でふと見ると「主食をぬけば糖尿病が良くなる実践編」があり手にとってしばらく読むと、これならできると納得し翌日よりスーパー糖質制限を実施しました。もともと私は食品スーパーマーケットに20年間勤めており食品と食生活には興味を持っていましたので、先生の本でより日本人の食生活についてもより納得した次第です。スーパーマーケットは美味大食で売上げをあげています。でも日本人は少量粗食が日本人には合うと日頃よりそう思っていたので、先生のご本でより納得いたしました。
そして毎日スーパー糖質制限と、夜の食後の運動を続けましたら、昨日4月25日の検査( 午後4時 )で、空腹時血糖が85 a1cが7.7でした。わずか4週間で 血糖値 250→85  a1c 9.1→7.7 尿ケトン体 1+ という数値で医師も、なにをしたのか??と私に聞きましたが、「 内緒で頑張りました 」 とだけ言いました。診断時にはアマリール1mgを処方されましたが今回からは薬は止めていただきました。来月にもう一度血液検査をしますが、このままの生活であれば、何の苦もなく続けられます。これも先生のおかげです。大変感謝しております。ありがとうございました。
先生の今後も、尚一層のご活躍を期待しております。北陸でのご講演があればぜひ参加させていただきます。
2008/04/26(Sat) 07:16 | URL | SEIROU | 【編集
仮眠後の血糖値
1・5AGの解説でお世話になった、いのうえです。
またまた江部先生に質問があります。ある風邪気味の日、この日初めての食事を夜6時頃から、ワインと糖質制限食で取り、2時間後血糖値が118(酒が入った割りに高し。体調か?)その後疲れて寝てしまい夜12時に起きた時の血糖値がナ、ナ、ナント134、その後、1時に115に下がったので就寝。翌朝の早朝空腹時血糖値は98でした。しかし、なぜ、こんなにも食後時間がたって血糖値が上がったのでしょうか?しかも普通、寝たら下がるのに?糖新生?たんぱく質や脂肪の糖化?
体調?自己血糖測定器の誤差?いったい何が原因なのか、先生の
ご意見をお願い致します。
2008/04/27(Sun) 10:57 | URL | いのうえ | 【編集
いのうえさん。

風邪気味でシックデイのためと考えられます。
2008/04/28(Mon) 21:17 | URL | 江部康二 | 【編集
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