宗田先生の胎盤などケトン体値英文論文、クリックお願い申し上げます。
ブログ読者の皆さん、ありがとうございます。

おかげさまで、
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,
newborn and mother in normal delivery


と、論文のタイトルを入力して、グーグルで検索するとPDFファイルがトップにでてくるようになりました。

2016年10月1日。午後3:45。
江部康二



おはようございます。

宗田哲男先生の、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値の英文論文が、2016年9月30日(金)いよいよ、インターネットにアップされました。

以下の如く、世界初の革命的な内容の論文です。ヽ(*`▽´)ノ

【1)胎盤 組織内のケトン体値(βヒドロキシ酪酸)は平均 2235.0 μmol/L、臍帯ケトン体値は、平均779.2μmol/Lであり、胎盤内は有意に高かった(p<0.001)。新生児(4日、30日)のケトン体濃度も標準値よりも高値だった。さらに、臍帯血と胎盤内の血糖値は同様であった(表1)。
2)胎盤組織内のケトン体値は、臍帯血よりも有意に高かった(p<0.001)(図1)。前者は後者の約3倍高く、通常の血液中濃度の標準値(85μmol/L以下)より20-30倍の高値を示した。
3)胎盤組織内の血糖値は75-80 mg/dLであり、すべての妊婦で臍帯血の血糖値と比べて有意差は見られなかった(図2)。】



この論文が世界に広がるために、ブログ読者の皆さんのご協力を是非お願い申し上げます。m(_ _)m

胎盤のケトン体値は、標準値の20~30倍、
臍帯血のケトン体値は、標準値の10倍、
新生児(4日、30日)のケトン体値は標準値の3~4倍、
が、それぞれ普通です。

この論文により、ケトン体の安全性が確立されたと言えます。

英語が苦手な人も得意な人も、兎に角、下記アドレスをクリックして頂けば幸いです。
http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf

クリックしたらそのまま論文が出てきます。

論文へのアクセスが増えると、インターネット上で広がる速度が早まります。

ブログ読者の皆さん、クリック、よろしくお願い申し上げます。 m(_ _)mVV


江部康二


☆☆☆
http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf

Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,
newborn and mother in normal delivery
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),
Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)

Abstract
Background: Low carbohydrate diets (LCD) have been recently prevalent in the medical and health field, especially in diabetes mellitus. We have applied LCD on thousands of patients with metabolic diseases and reported the clinical effect of LCD so far. Through our experience and research concerning LCD, the physiological role of glucose and ketone bodies during the pre- and post-partum period was investigated in this study.

Subjects and methods: Subjects were 60 normal pregnant woman who had a normal delivery in full-term, without an
abnormal glucose intolerance. Methods included the measurement of the value of ketone bodies in the umbilical cord
blood, placental tissue fluid and maternal blood, associated with the value of blood glucose. As ketone bodies, the value of
3-hydroxybutyric acid (3-OHBA, beta-hydroxybutyric acid) was measured. 3-OHBA and glucose values were measured by
the electrode method using Precision Exceed Kit (Abbott) and the conventional enzymatic cycling method, with comparison
investigation of the data from two kits.

Results: The average 3-OHBA levels were as follows: 2,235.0 μmol/L in the placenta, 779.2 μmol/L in the umbilical cord
blood, in which the former is significantly higher than the latter (p < 0.001), 240.4μmol/L in the newborn after four days,
and 366.7μmol/L after 30 days. The standard 3-OHBA level in a healthy man is less than 85 μmol/L. Glucose levels in the
umbilical cord and placenta were 78.6 mg/dL vs 74.9 mg/dL, with no significant difference, and was the same as that of the
pregnant woman. Accuracy management of the two kits revealed a significant correlation (r = 0.94, p < 0.001). 3-OHBA
values of the maternal blood and umbilical cord blood were extremely elevated from the standard level, with a mutual
significant correlation (r = 0.724, p < 0.001, n = 416).

Conclusion: This clinical study concerning ketone bodies during pre- and post-partum period was investigated, and
revealed that 1) a clinically rapid useful kit for ketone bodies had high reliability and validity compared with conventional
kit, 2) elevated values of 3-OHBA were shown in the placental tissue fluid, umbilical cord, newborn and maternal blood, 3)
3-OHBA would be a physiologically indispensable element in nutrition metabolism for fetus and newborn at least until 30
days, with further development of investigation for ketone bodies.

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ケトン体文献
Diabetes Strategy 2016年Summer号 (Vol.6 no.3)

■ケトン体を科学する

http://www.sentan.com/cgi-bin/db_n.cgi?mode=view_backno&no=1266
2016/10/01(Sat) 12:04 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: ケトン体文献
精神科医師A さん

ありがとうございます。
いい時代となりました。
今昔の感ありですね。

Diabetes Strategy 2016年Summer号 (Vol.6 no.3)
■ケトン体を科学する
ケトン体はケトアシドーシスを引き起こす原因として知られ、糖尿病治療においては悪玉としての側面が強く強調されていた。しかし近年では、ケトン体がもつベネフィシャルな側面も明らかとなり注目されている。ケトン体産生のメカニズムやその役割を解明することが、より有効かつ安全な糖尿病治療の鍵となる可能性がある。そこで本号ではケトン体の代謝、生理的役割について、エキスパートの先生方にご討議いただいた。研究と治療の新たな可能性を探る一号。
2016/10/01(Sat) 15:33 | URL | ドクター江部 | 【編集
NHKスペシャル
10月8日19:30~NHKスペシャルで、
「“血糖値スパイク”が危ない ~見えた!糖尿病・脳梗塞の新対策~ 」
という番組予定があります。
http://www6.nhk.or.jp/special/sp/detail/index.html?aid=20161008#

番組内容に「糖質制限」等の説明はありませんが視聴してみます。
2016/10/01(Sat) 21:21 | URL | おおた | 【編集
まだ先生が言及なさっていない、糖質制限を否定する根拠の一つについて
江部先生
はじめまして。

桐山秀樹さんが亡くなった際、先生の「高血糖の記憶」の説明を「言い訳」と断定し、聞く耳を持たなかった人が居たことは記憶に新しいです(そして、その人が桐山秀樹さんが糖質制限を中止していたことを知っているかも疑問です)。
どうかそのような人達が、ケトン体の安全性を確認する日が来てほしいものですね。

さて、本日は一つ先生に確認して頂きたいことがございましてコメントを投稿させて頂きました。「糖質制限とコルチゾールの関係について」です。ブログ内を探してみたところ、まだ言及をなさっていないことに気付いたので、よい機会なのでお伺いしてみようかと思ったのです。

糖質制限を否定する方の中に「糖質制限をすると糖新生のためにコルチゾールが分泌され、インスリン抵抗性が上がり、かえって糖尿病を発症するリスクが高まる」と主張する人が散見されます。しかし、高校で生物を少し学んだことのある私は、この主張に強い疑問を覚え、以下のような推測をしました。
(今回のお伺いとは無関係ですが、「糖質制限や食事回数の削減を行うと、少量の糖質に対しても過剰にインスリンが分泌されるようになり、結果膵臓のランゲルハンス島β細胞が疲弊し、糖尿病に至る」と主張する方もおられました)

・確かに血糖値が下がると糖質コルチコイドの一つとしてコルチゾールが分泌されるが、血糖値が安定すればコルチゾールの分泌は抑制され、元のホルモンバランスに戻る。
・コルチゾールが分泌されるとインスリン抵抗性が上がるというのは、コルチゾール自体がインスリンの働きを抑制するのであって、コルチゾール自体が直接インスリン感受性にダメージを与えるのではないため、上の通りに血糖値とホルモンバランスが安定すれば全くの無問題である。

上記の私の推測は正しいでしょうか。そして結局、糖質制限を行うことががかえって糖尿病のリスクを上げることになるのでしょうか。

この、「糖質制限とコルチゾールの関係について」がはっきりしないために、糖質制限を断念するという方は多いはずですので、是非先生の意見をお聞きしたいです。

失礼致しました。
2016/10/02(Sun) 02:01 | URL | コンタ | 【編集
Re: NHKスペシャル
おおた さん

その日は、夕方からNHK梅田の講演会です。

帰京して間に合えば、私も見ようと思います。
2016/10/02(Sun) 17:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生、

いつも貴重な情報提供ありがとうございます。

フェースブックでKeto Saved Me Groupというアメリカのグループがあります。

このグループに「胎盤などケトン体値英文論文」を紹介しましたので、クリック数が飛躍的に高まることを期待しています。

つたない英文で誤訳もあるかもしれませんが、アメリカの皆様も驚きをもって読んでくれると嬉しい限りです。

I am a Japanese man, the name is Toshikazu (Takatukasa) Yamakage .

I love Ketone Saved Me Group.

I know that Ketone is safe and friendly to the body's cell, it is a great energy.

Japanese doctors has published a research paper that was measured ketone amount of umbilical cord and fetus.

I am very surprised by the abundance of the ketone amount.

The fetus does not have to grow by using a carbohydrate from the mother.

I am glad if you read this original article.

Ketone body elevation in placenta, umbilical cord, newborn and mother in normal delivery

Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),
Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)

1) Muneta Maternity Clinic, Ichihara, Chiba, Japan

2) Nagai Mothers Hospital, Misato, Saitama, Japan

3) Takao Hospital, Kyoto, Japan

4) Osaka University Graduate School of Medicine, Osaka, Japan

5) Tokushima University/Kitajima Taoka Hospital, Tokushima, Japan

Here is the Original Article

http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf

Thanks a lot.


2016/10/07(Fri) 09:14 | URL | 元気な中高年 | 【編集
Re: タイトルなし
元気な中高年 さん

ありがとうございます。
大変うれしいです。
宗田哲男先生の、ケトン体英文論文に、海外から沢山アクセスがあればいいですね。
2016/10/07(Fri) 16:36 | URL | ドクター江部 | 【編集
日本語訳
宗田Drの論文の日本語訳はここにあります

http://ketontai.com/archives/2248
2016/10/20(Thu) 18:58 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 日本語訳
精神科医師A さん

ありがとうございます。
2016/10/21(Fri) 07:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
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