2016年08月19日 (金)
【16/08/19 黒兎
イベントでの食事実験
おはようございます。
江部先生の書かれた記事で、生まれた土地・京都の五山送り火に暫し思いをはせました。すぐに東京に移住した為、生で見た記憶は無いのですが^^; 京都に戻るのはいつも年末年始と春休みでした。
このお盆は、夫実家のある愛知県に行き、その帰りに下呂温泉のお気に入り温泉旅館に1泊してきました。予約を入れたのが糖尿病発覚前でしたので、4月頭に病気が分かった時、最初に思ったのが「予約どうしよう!?」でした(笑)
その温泉旅館の食事がとても気に入っています。細かい工夫がされながら、素材の持ち味を十分生かしたお料理を出してくれるので、通常の糖質たっぷり和食とは少々趣が違います。なので、ある方法を試した上で完食してみる事にしました。
7月に頓服用α-GI薬を処方して戴き、家で効果・副作用の確認実験をし、旅行終了まではジャヌビア100mgを継続する、というやり方です。
実は最初にかかった病院でジャヌビア100mgを処方され、転院後も何故かそのまま100mgで来たのですが、代診の先生に「なんで100…50で十分だと思うんだけど」と言われた経緯があります^^;
8月からは50mgになり、その後25mgを経て終了という事になっているので、100mgの残薬と50mg×2で継続しました。
α-GI薬は、江部先生ブログの過去記事を参考にベイスンを考えていたのですが、セイブル50mgが処方されました。
7/10(先生の講座を受講したその夜です)の実験は、糖質25g程度摂取で、1hが99、2hが106で「まあこんなもの?」、副作用はほんの少し便秘気味という程度でした。
8/15夜・16日朝の本番は…。ジャヌビアは夕食前、セイブルは各食数秒前に服用です。
夕食は1時間半かけて完食。〆のご飯も普通に1膳食べて、2h135、3h130、4h87 でした! 4h計測後にナイトフルーツ(種無しブドウ半房・ハウスみかん半分)を食べた後の2hは82でした。
翌朝起床時は84。朝食はご飯普通に1膳、おかずも完食して2hは126。
セイブルは常用量50mgで2h値を20mg下げるという事ですから、ジャヌビアがかなり良い仕事をしてくれたのだとは思いますが…。セイブルの副作用はほぼありませんでした♪ むしろ、いつも悩まされる旅行中の便秘が無く、とても楽でした。
これは素人の推測でしかありませんが、4月からのスーパー糖質制限による膵β細胞の疲弊からの復活と、DPP-4阻害剤継続による膵臓保護作用が功を奏したのではないかと思っています。
今まで色々な方の「糖質制限中の糖質摂取で血糖値爆上げ」報告を読み、薬2種を飲んでいてもご飯1膳を食べているし、正直なところ自宅実験からはそれ程大きな効果は想像できず、2hは軽く180以上行くのを覚悟していましたので、嬉しい誤算でした。
帰宅してすぐ体重を量ったら、3kg増えていました。移動中の食事は、持参したシャトレーゼの糖質制限パンとコンビニ利用、レストランは単品セレクトでしっかりスーパー糖質制限をしていましたが、1日3食食べていたのと、旅館の食事、そして最終日夜の焼肉(笑)でカロリーオーバーしたのが敗因だと思います。
ですが、旅行でそれなりに動いた事と、温泉街をハードに散歩(急勾配の石段をがしがし登ったり)したせいか、基礎代謝量が1400kcalを超えた為、帰宅後いつものスーパー糖質制限2日だけであっさり2kg減りました。
次のイベントはお正月です。今度は私の実家で過ごす為、お餅半個のお雑煮(お醤油仕立ての鰤入り長崎風・母方祖母の味)だけのチャレンジに留め、後は糖質の低いご馳走をがっつり食べる予定です。
自分の体とよく相談した上で、こういうイベント食事を摂るのは楽しいです。ですが、先日のコメントに先生から戴いたレスのように「薬による血糖値の乱高下」を起こしている訳ですから、年に数度レベルにしておかないといけませんね。
もう少し実験をしてみたいとは思うのですけれど…糖質を食べたいというより、実験そのものも楽しいので(笑)
でも当分は、またのんびりゆったりスーパー糖質制限で過ごします。】
こんばんは。
黒兎 さんから「スーパー糖質制限食とDPP-4阻害剤で耐糖能改善か」というコメントをいただきました。
黒兎さんは、2016年4月のHbA1c10.5%が、スーパー糖質制限食実践で、8月には6.0%と見事な改善です。
この度は、貴重な実験データをコメントいただき、ありがとうございました。
7/10の実験は、
「ジャヌビア100mgとセイブル50mgで、糖質25g程度摂取で、1hが99mg、2hが106mg」
これは素晴らしいデータですね。
「8/15夜・16日朝の本番、ジャヌビアは夕食前、セイブルは各食数秒前に服用。
夕食は1時間半かけて完食。
〆のご飯も普通に1膳食べて、2h:135mg、3h:130mg、4h:87mg でした!
4h計測後にナイトフルーツ(種無しブドウ半房・ハウスみかん半分)を食べた後の2hは82mg」
「翌朝起床時は84。朝食はご飯普通に1膳、おかずも完食して2hは126mg」
こちらも素晴らしいデータですね。
2016年4月のHbA1c10.5%ですから、平均血糖値は254.65mg/dlでした。
それに比べると劇的な改善です。
1gの糖質が、2型糖尿人の血糖値を3mg上昇させるとして、ご飯1膳だけでも、150gとして糖質は55gですから、165mg上昇する想定です。
そうすると夕食後は、ジャヌビアとセイブルを内服していても、軽く200mgを超える可能性が高いです。
また、翌朝もセイブルを内服してご飯1膳とおかず摂取で、「食前84mg → 朝食後2時間血糖値:126mg」と、42mgしか上昇せず、正常型です。
ジャヌビアやセイブルはそこそこ有効ですが、ここまで効くことはありませんので、黒兎さんがご指摘の如く、4月からのスーパー糖質制限による膵β細胞の疲弊からの復活による耐糖能改善が主たる要因と思われます。
つまり、黒兎さんは、ジャヌビアやセイブルがなくても、耐糖能が正常型近くまで改善している可能性があると思います。
黒兎さんと同様に、スーパー糖質制限食で、糖尿人の耐糖能が改善するパターンもよくあります。
一方、特に正常人がスーパー糖質制限食を実践していて急に糖質を摂ると、一過性に血糖が上昇しやすくなるパターンもあります。
こちらは、真の耐糖能低下ではなくて、見かけ上だけであり、150g/日の糖質を3日間摂取すれば、耐糖能は元に戻ると考えられます。
なお、お盆の期間中に体重が3kg増加して、帰宅後、2日間のスーパー糖質制限食で2kg減ったのは、水分の移動と思います。
お盆の期間、血糖値の上昇はほぼ正常範囲内だったのですが、一定量の糖質を摂取したので、その分が筋肉や肝臓にグリコーゲンとして体内に蓄えられます。1gのグリコーゲンと共に3gの水分が体内に残留します。
これが、帰宅後のスーパー糖質制限食で消費され、その分の水分が速やかに尿からでて体重が2kg減ったと考えられます。
江部康二
イベントでの食事実験
おはようございます。
江部先生の書かれた記事で、生まれた土地・京都の五山送り火に暫し思いをはせました。すぐに東京に移住した為、生で見た記憶は無いのですが^^; 京都に戻るのはいつも年末年始と春休みでした。
このお盆は、夫実家のある愛知県に行き、その帰りに下呂温泉のお気に入り温泉旅館に1泊してきました。予約を入れたのが糖尿病発覚前でしたので、4月頭に病気が分かった時、最初に思ったのが「予約どうしよう!?」でした(笑)
その温泉旅館の食事がとても気に入っています。細かい工夫がされながら、素材の持ち味を十分生かしたお料理を出してくれるので、通常の糖質たっぷり和食とは少々趣が違います。なので、ある方法を試した上で完食してみる事にしました。
7月に頓服用α-GI薬を処方して戴き、家で効果・副作用の確認実験をし、旅行終了まではジャヌビア100mgを継続する、というやり方です。
実は最初にかかった病院でジャヌビア100mgを処方され、転院後も何故かそのまま100mgで来たのですが、代診の先生に「なんで100…50で十分だと思うんだけど」と言われた経緯があります^^;
8月からは50mgになり、その後25mgを経て終了という事になっているので、100mgの残薬と50mg×2で継続しました。
α-GI薬は、江部先生ブログの過去記事を参考にベイスンを考えていたのですが、セイブル50mgが処方されました。
7/10(先生の講座を受講したその夜です)の実験は、糖質25g程度摂取で、1hが99、2hが106で「まあこんなもの?」、副作用はほんの少し便秘気味という程度でした。
8/15夜・16日朝の本番は…。ジャヌビアは夕食前、セイブルは各食数秒前に服用です。
夕食は1時間半かけて完食。〆のご飯も普通に1膳食べて、2h135、3h130、4h87 でした! 4h計測後にナイトフルーツ(種無しブドウ半房・ハウスみかん半分)を食べた後の2hは82でした。
翌朝起床時は84。朝食はご飯普通に1膳、おかずも完食して2hは126。
セイブルは常用量50mgで2h値を20mg下げるという事ですから、ジャヌビアがかなり良い仕事をしてくれたのだとは思いますが…。セイブルの副作用はほぼありませんでした♪ むしろ、いつも悩まされる旅行中の便秘が無く、とても楽でした。
これは素人の推測でしかありませんが、4月からのスーパー糖質制限による膵β細胞の疲弊からの復活と、DPP-4阻害剤継続による膵臓保護作用が功を奏したのではないかと思っています。
今まで色々な方の「糖質制限中の糖質摂取で血糖値爆上げ」報告を読み、薬2種を飲んでいてもご飯1膳を食べているし、正直なところ自宅実験からはそれ程大きな効果は想像できず、2hは軽く180以上行くのを覚悟していましたので、嬉しい誤算でした。
帰宅してすぐ体重を量ったら、3kg増えていました。移動中の食事は、持参したシャトレーゼの糖質制限パンとコンビニ利用、レストランは単品セレクトでしっかりスーパー糖質制限をしていましたが、1日3食食べていたのと、旅館の食事、そして最終日夜の焼肉(笑)でカロリーオーバーしたのが敗因だと思います。
ですが、旅行でそれなりに動いた事と、温泉街をハードに散歩(急勾配の石段をがしがし登ったり)したせいか、基礎代謝量が1400kcalを超えた為、帰宅後いつものスーパー糖質制限2日だけであっさり2kg減りました。
次のイベントはお正月です。今度は私の実家で過ごす為、お餅半個のお雑煮(お醤油仕立ての鰤入り長崎風・母方祖母の味)だけのチャレンジに留め、後は糖質の低いご馳走をがっつり食べる予定です。
自分の体とよく相談した上で、こういうイベント食事を摂るのは楽しいです。ですが、先日のコメントに先生から戴いたレスのように「薬による血糖値の乱高下」を起こしている訳ですから、年に数度レベルにしておかないといけませんね。
もう少し実験をしてみたいとは思うのですけれど…糖質を食べたいというより、実験そのものも楽しいので(笑)
でも当分は、またのんびりゆったりスーパー糖質制限で過ごします。】
こんばんは。
黒兎 さんから「スーパー糖質制限食とDPP-4阻害剤で耐糖能改善か」というコメントをいただきました。
黒兎さんは、2016年4月のHbA1c10.5%が、スーパー糖質制限食実践で、8月には6.0%と見事な改善です。
この度は、貴重な実験データをコメントいただき、ありがとうございました。
7/10の実験は、
「ジャヌビア100mgとセイブル50mgで、糖質25g程度摂取で、1hが99mg、2hが106mg」
これは素晴らしいデータですね。
「8/15夜・16日朝の本番、ジャヌビアは夕食前、セイブルは各食数秒前に服用。
夕食は1時間半かけて完食。
〆のご飯も普通に1膳食べて、2h:135mg、3h:130mg、4h:87mg でした!
4h計測後にナイトフルーツ(種無しブドウ半房・ハウスみかん半分)を食べた後の2hは82mg」
「翌朝起床時は84。朝食はご飯普通に1膳、おかずも完食して2hは126mg」
こちらも素晴らしいデータですね。
2016年4月のHbA1c10.5%ですから、平均血糖値は254.65mg/dlでした。
それに比べると劇的な改善です。
1gの糖質が、2型糖尿人の血糖値を3mg上昇させるとして、ご飯1膳だけでも、150gとして糖質は55gですから、165mg上昇する想定です。
そうすると夕食後は、ジャヌビアとセイブルを内服していても、軽く200mgを超える可能性が高いです。
また、翌朝もセイブルを内服してご飯1膳とおかず摂取で、「食前84mg → 朝食後2時間血糖値:126mg」と、42mgしか上昇せず、正常型です。
ジャヌビアやセイブルはそこそこ有効ですが、ここまで効くことはありませんので、黒兎さんがご指摘の如く、4月からのスーパー糖質制限による膵β細胞の疲弊からの復活による耐糖能改善が主たる要因と思われます。
つまり、黒兎さんは、ジャヌビアやセイブルがなくても、耐糖能が正常型近くまで改善している可能性があると思います。
黒兎さんと同様に、スーパー糖質制限食で、糖尿人の耐糖能が改善するパターンもよくあります。
一方、特に正常人がスーパー糖質制限食を実践していて急に糖質を摂ると、一過性に血糖が上昇しやすくなるパターンもあります。
こちらは、真の耐糖能低下ではなくて、見かけ上だけであり、150g/日の糖質を3日間摂取すれば、耐糖能は元に戻ると考えられます。
なお、お盆の期間中に体重が3kg増加して、帰宅後、2日間のスーパー糖質制限食で2kg減ったのは、水分の移動と思います。
お盆の期間、血糖値の上昇はほぼ正常範囲内だったのですが、一定量の糖質を摂取したので、その分が筋肉や肝臓にグリコーゲンとして体内に蓄えられます。1gのグリコーゲンと共に3gの水分が体内に残留します。
これが、帰宅後のスーパー糖質制限食で消費され、その分の水分が速やかに尿からでて体重が2kg減ったと考えられます。
江部康二
江部先生、こんばんわ。蒼き炎です。
実は現在、インスリン注射をすでに実行しています。
それは、入院した初日の就寝前の血糖値が300オーバーに達した為です。
それから調整を重ねて、現在は朝食前にノボラピッド4単位、夕食前にトレシーバ3単位とノボラピッド3単位を打っています。
退院後は用量を守りつつ、軽い糖質制限と運動を重ね、8月17日の定期健診でHbA1cが8.6までに減りました。
病院ではカロリーコントロール食でしたが、意外にも味があって食べやすかったです。
ですが、江部先生をはじめとする糖質制限の考えも有りと思い、自分のできる範囲で実行している次第です。
分からないことだらけですが、頑張りたいとおもいます。
実は現在、インスリン注射をすでに実行しています。
それは、入院した初日の就寝前の血糖値が300オーバーに達した為です。
それから調整を重ねて、現在は朝食前にノボラピッド4単位、夕食前にトレシーバ3単位とノボラピッド3単位を打っています。
退院後は用量を守りつつ、軽い糖質制限と運動を重ね、8月17日の定期健診でHbA1cが8.6までに減りました。
病院ではカロリーコントロール食でしたが、意外にも味があって食べやすかったです。
ですが、江部先生をはじめとする糖質制限の考えも有りと思い、自分のできる範囲で実行している次第です。
分からないことだらけですが、頑張りたいとおもいます。
2016/08/19(Fri) 20:49 | URL | 蒼き炎 | 【編集】
こんばんは。
私は2型糖尿病で過去
・緩やかな糖質制限食を約2年半続け
(HbA1cは10.8%~7.2%間を上下し安定しない。自己責任です)
・スタンダードな糖質制限食を約1年半続け
(HbA1cは7%前後でほぼ安定。もう一歩が辛く、やはり自己責任です)
・スーパー糖質制限食をひと月前から始め
(HbA1cは6.9%から6.5%と下方へ・・・)
炭水化物(特に市販の米・麺・パン類)を一口も食べないと、速やかに血糖値やHbA1cが改善されるということを体験しました。
近頃スーパー糖質制限食に慣れて来て苦痛ではないので、この治療法を支障のない限り続けることに決めました。(加えて腹八分目も心掛けようと思います)
主治医の江部先生を始め、ご協力頂いております地元のお医者様、そのほか関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。
私は2型糖尿病で過去
・緩やかな糖質制限食を約2年半続け
(HbA1cは10.8%~7.2%間を上下し安定しない。自己責任です)
・スタンダードな糖質制限食を約1年半続け
(HbA1cは7%前後でほぼ安定。もう一歩が辛く、やはり自己責任です)
・スーパー糖質制限食をひと月前から始め
(HbA1cは6.9%から6.5%と下方へ・・・)
炭水化物(特に市販の米・麺・パン類)を一口も食べないと、速やかに血糖値やHbA1cが改善されるということを体験しました。
近頃スーパー糖質制限食に慣れて来て苦痛ではないので、この治療法を支障のない限り続けることに決めました。(加えて腹八分目も心掛けようと思います)
主治医の江部先生を始め、ご協力頂いております地元のお医者様、そのほか関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。
初めまして。
37歳の主婦です。
今年1月にインフルエンザA型に罹り、5日間死ぬほど苦しんだ後、治ったあとも、体重がみるみる減り続け、5月1日にインフルエンザB型に罹ったことを切っ掛けに病院受診し、脂質異常症、ケトアシドーシスが判明し、一型糖尿病として緊急入院しました。
身長161㎝ 体重54㎏あったのですが、
入院時は脱水で42㎏でした。
体重は点滴とインスリン急速投与で、3日後には46㎏に回復しました。
その時点の数値は、
Hba1c14.7 血糖値501
総コレステロール391でした。
12日間の入院中、このブログを暇さえあれば読みふけり、無事退院しました。
5月12日
就寝時、ランタスXR 10単位
朝食前、ヒューマリンR 8単位
昼食前、ヒューマリンR 6単位
夕食前、ヒューマリンR 6単位
からのスタートです。
知識が浅はかな私は退院後、直ちに糖質制限を始めました。
勿論、毎食後に低血糖です。
入院中、担当医師からしっかり食べて、打つよう支持がありましたので、口が裂けても糖質制限のことは打ち明けず、毎月の受診でHba1cが2から3落ちている現状と、
「先生、私ジョギングと筋トレが趣味なんです!(本当)」
「先生、主食をおもゆに変えたいんですけど!」
だから、単位を少なくしてください。といい続け、
じゃあ、走る前に果汁ジュースを200ml飲んでね。
おもゆにしたら、バケツ一杯食べなきゃいけなくなるよ。と、いったようなアドバイスに辟易しながらも、
毎日の低血糖と、Hba1c改善に少しずつ単位を少なくする支持がありました。
そして、ついに、8月18日!
就寝前 8単位
朝食前 2単位
昼食前 2単位
夕食前 2単位
になりました。ないしょでここまで下げるのには苦労しました。
8月18日時点で、Hba1c5.5 GA14.1
中性脂肪30 LDL99 HDL78
に改善しました(〃∇〃)
担当医師には悪いですが、江部先生を始め糖質制限推進派医師をひたすら信じて良かったです。
でも、まだまだ課題は一杯です。毎月、月経前にはいつもより高血糖になりますし、基本、魚や豆腐類が中心ですが、お肉だと、3時間後くらいから、50くらいは平気で上昇します。
その際は腹筋、背筋を200回くらいして100弱の血糖値に修正してますが、やり過ぎなのか、
体重46から48㎏をうろちょろ
体脂肪率15から16%をうろちょろ
骨格筋率33%と、6歳、8歳の子供がいる主婦にしてはムキムキすぎます。
たんぱく質であがらなきゃ、筋トレなんかしないんですが…
そして、糖質制限は子供は置いといて、一緒に暮らしてる、義父、義母、主人、みんな理解する気持ちはゼロです。
2型の全盲の義母は神経障害で毎夜、不眠ながらも、おはぎ作って!ちらし寿司作って!ごはんは常にα化して、甘くなくちゃだめよ!
私の楽しみは食事くらいなんだから!と、炊き方が悪いと叱られる日々です。
主人も明らかな、炭水化物中毒です。私の作る食事の後に炭酸や清涼飲料水、ポテトチップス、ハンバーガー、ラーメンを真夜中に食し、運動はゼロ。見た目もかなりのメタボ、肝機能の数値、コレステロールも基準値から外れ、Hba1cは6.2です。
懸命に糖質制限の大切さ、楽しさ、そして合併症の恐ろしさを伝えましたが、受け入れず、俺は好きなものを食べて死ぬ!と立腹されました。
まだ、間に合うのに…と、
哀しさと憤りが込み上げ…。
ご飯をつぐ度に、大切に思う人たちに毒を盛っているような気持ちに苛まれる日々です。
私はこのような小さな世界でアウェイな気持ちになっているだけですが、
先生は大きな世界で奮闘しておられます。
でも、負けないでくださいね。
少なくとも私は、子供たちのために元気に生きていく方法を見つけ、本当に救われました。ありがとうございます。
そして、これからも、小さなアウェイの世界で奮闘し続けます。
が、がんばるぞぅ。
37歳の主婦です。
今年1月にインフルエンザA型に罹り、5日間死ぬほど苦しんだ後、治ったあとも、体重がみるみる減り続け、5月1日にインフルエンザB型に罹ったことを切っ掛けに病院受診し、脂質異常症、ケトアシドーシスが判明し、一型糖尿病として緊急入院しました。
身長161㎝ 体重54㎏あったのですが、
入院時は脱水で42㎏でした。
体重は点滴とインスリン急速投与で、3日後には46㎏に回復しました。
その時点の数値は、
Hba1c14.7 血糖値501
総コレステロール391でした。
12日間の入院中、このブログを暇さえあれば読みふけり、無事退院しました。
5月12日
就寝時、ランタスXR 10単位
朝食前、ヒューマリンR 8単位
昼食前、ヒューマリンR 6単位
夕食前、ヒューマリンR 6単位
からのスタートです。
知識が浅はかな私は退院後、直ちに糖質制限を始めました。
勿論、毎食後に低血糖です。
入院中、担当医師からしっかり食べて、打つよう支持がありましたので、口が裂けても糖質制限のことは打ち明けず、毎月の受診でHba1cが2から3落ちている現状と、
「先生、私ジョギングと筋トレが趣味なんです!(本当)」
「先生、主食をおもゆに変えたいんですけど!」
だから、単位を少なくしてください。といい続け、
じゃあ、走る前に果汁ジュースを200ml飲んでね。
おもゆにしたら、バケツ一杯食べなきゃいけなくなるよ。と、いったようなアドバイスに辟易しながらも、
毎日の低血糖と、Hba1c改善に少しずつ単位を少なくする支持がありました。
そして、ついに、8月18日!
就寝前 8単位
朝食前 2単位
昼食前 2単位
夕食前 2単位
になりました。ないしょでここまで下げるのには苦労しました。
8月18日時点で、Hba1c5.5 GA14.1
中性脂肪30 LDL99 HDL78
に改善しました(〃∇〃)
担当医師には悪いですが、江部先生を始め糖質制限推進派医師をひたすら信じて良かったです。
でも、まだまだ課題は一杯です。毎月、月経前にはいつもより高血糖になりますし、基本、魚や豆腐類が中心ですが、お肉だと、3時間後くらいから、50くらいは平気で上昇します。
その際は腹筋、背筋を200回くらいして100弱の血糖値に修正してますが、やり過ぎなのか、
体重46から48㎏をうろちょろ
体脂肪率15から16%をうろちょろ
骨格筋率33%と、6歳、8歳の子供がいる主婦にしてはムキムキすぎます。
たんぱく質であがらなきゃ、筋トレなんかしないんですが…
そして、糖質制限は子供は置いといて、一緒に暮らしてる、義父、義母、主人、みんな理解する気持ちはゼロです。
2型の全盲の義母は神経障害で毎夜、不眠ながらも、おはぎ作って!ちらし寿司作って!ごはんは常にα化して、甘くなくちゃだめよ!
私の楽しみは食事くらいなんだから!と、炊き方が悪いと叱られる日々です。
主人も明らかな、炭水化物中毒です。私の作る食事の後に炭酸や清涼飲料水、ポテトチップス、ハンバーガー、ラーメンを真夜中に食し、運動はゼロ。見た目もかなりのメタボ、肝機能の数値、コレステロールも基準値から外れ、Hba1cは6.2です。
懸命に糖質制限の大切さ、楽しさ、そして合併症の恐ろしさを伝えましたが、受け入れず、俺は好きなものを食べて死ぬ!と立腹されました。
まだ、間に合うのに…と、
哀しさと憤りが込み上げ…。
ご飯をつぐ度に、大切に思う人たちに毒を盛っているような気持ちに苛まれる日々です。
私はこのような小さな世界でアウェイな気持ちになっているだけですが、
先生は大きな世界で奮闘しておられます。
でも、負けないでくださいね。
少なくとも私は、子供たちのために元気に生きていく方法を見つけ、本当に救われました。ありがとうございます。
そして、これからも、小さなアウェイの世界で奮闘し続けます。
が、がんばるぞぅ。
2016/08/20(Sat) 01:41 | URL | めめ | 【編集】
ゆるい糖質制限からスーパー糖質制限へ移行時の問題。
HbA1c 11.7からカロリー制限を指導され9.5まで改善しましたが、その後一向に改善が見られない為、先生の著書を参考にゆるい糖質制限3カ月で6.0になりました。ありがとうございます。
現在は空腹時80 食後2時間140 A1c5.5を目指しスーパー糖質制限に移行してます。(先生と同じく糖質1gで血糖値が3上がるので御飯は諦めました)
しかし、ゆるい糖質制限の時は起床時血糖値は60台が当たり前だったのに、今は110台になってしまいました。多分に糖新生と暁現象だと思うのですが、これは暫くスーパー糖質制限を続ければ落ち着く可能性はあるものでしょうか?
落ち着かないならば、ゆるい糖質制限に戻す方が良いのかなと悩んでおります。
お時間がある時で結構ですのでご教授下さいませ。
HbA1c 11.7からカロリー制限を指導され9.5まで改善しましたが、その後一向に改善が見られない為、先生の著書を参考にゆるい糖質制限3カ月で6.0になりました。ありがとうございます。
現在は空腹時80 食後2時間140 A1c5.5を目指しスーパー糖質制限に移行してます。(先生と同じく糖質1gで血糖値が3上がるので御飯は諦めました)
しかし、ゆるい糖質制限の時は起床時血糖値は60台が当たり前だったのに、今は110台になってしまいました。多分に糖新生と暁現象だと思うのですが、これは暫くスーパー糖質制限を続ければ落ち着く可能性はあるものでしょうか?
落ち着かないならば、ゆるい糖質制限に戻す方が良いのかなと悩んでおります。
お時間がある時で結構ですのでご教授下さいませ。
2016/08/20(Sat) 14:32 | URL | 悩めるおじさん | 【編集】
蒼き炎 さん
今年の6月末に糖尿病と診断され、7月中旬に2型糖尿病と正式に診断。
初期診断で食前血糖値216、HbA1cが13.8。
現在は朝食前にノボラピッド4単位、夕食前にトレシーバ3単位とノボラピッド3単位。
軽い糖質制限と運動を重ね、8月17日の定期健診でHbA1cが8.6
このデータなら、スーパー糖質制限食実践で、ノボラピッドは即中止できると思います。
その後、スーパー糖質制限食なら、トレシーバも中止できる可能性が高いです。
今年の6月末に糖尿病と診断され、7月中旬に2型糖尿病と正式に診断。
初期診断で食前血糖値216、HbA1cが13.8。
現在は朝食前にノボラピッド4単位、夕食前にトレシーバ3単位とノボラピッド3単位。
軽い糖質制限と運動を重ね、8月17日の定期健診でHbA1cが8.6
このデータなら、スーパー糖質制限食実践で、ノボラピッドは即中止できると思います。
その後、スーパー糖質制限食なら、トレシーバも中止できる可能性が高いです。
2016/08/20(Sat) 15:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
めめ さん
1型糖尿病で、
就寝前 8単位
朝食前 2単位
昼食前 2単位
夕食前 2単位
8月18日時点で、Hba1c5.5 GA14.1
中性脂肪30 LDL99 HDL78
このデータは素晴らしいです。
たんぱく質が、糖新生により、間接的に血糖値を上げると思いますが、
筋トレでコントロール、なかなか大したものです。
さて、小さな世界でのアウェイはつらいですね。
門脇孝東大教授、日本糖尿病学会理事長が、ご自身糖質40%の糖質制限食を実践されていて、
2015年4月から東大病院では、糖質40%という糖質制限メニューを提供されているそうです。
ご家族にはこの話を伝えてみられては如何でしょう。
2016年07月04日 (月)の本ブログ記事
「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか。東洋経済オンライン。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3860.html
をご参照頂けば幸いです。
1型糖尿病で、
就寝前 8単位
朝食前 2単位
昼食前 2単位
夕食前 2単位
8月18日時点で、Hba1c5.5 GA14.1
中性脂肪30 LDL99 HDL78
このデータは素晴らしいです。
たんぱく質が、糖新生により、間接的に血糖値を上げると思いますが、
筋トレでコントロール、なかなか大したものです。
さて、小さな世界でのアウェイはつらいですね。
門脇孝東大教授、日本糖尿病学会理事長が、ご自身糖質40%の糖質制限食を実践されていて、
2015年4月から東大病院では、糖質40%という糖質制限メニューを提供されているそうです。
ご家族にはこの話を伝えてみられては如何でしょう。
2016年07月04日 (月)の本ブログ記事
「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか。東洋経済オンライン。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3860.html
をご参照頂けば幸いです。
2016/08/20(Sat) 19:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
悩めるおじさん 様
拙著のご購入、ありがとうございます。
また、HbA1c11.7から6.0への改善、良かったです。
「ゆるい糖質制限の時は起床時血糖値は60台が当たり前だったのに、今は110台」
これは不思議ですね。
通常は緩い糖質制限より、スーパー糖質制限のほうが、早朝空腹時血糖値も下がります。
このまま、スーパー糖質制限食で経過をみられてよいと思います。
拙著のご購入、ありがとうございます。
また、HbA1c11.7から6.0への改善、良かったです。
「ゆるい糖質制限の時は起床時血糖値は60台が当たり前だったのに、今は110台」
これは不思議ですね。
通常は緩い糖質制限より、スーパー糖質制限のほうが、早朝空腹時血糖値も下がります。
このまま、スーパー糖質制限食で経過をみられてよいと思います。
2016/08/20(Sat) 19:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんばんは。この度も記事で取り上げて戴き、また、やはり素人では分からなかった事について沢山ご指摘戴きました事、心より深く御礼申し上げます。
次回の実験では、30分・1h・90分値も極力測定いたします。出先だと中々大変ですが^^;
耐糖能が正常に近づいた可能性について、以前やはり糖質制限で耐糖能が復活された方のお話を読み「自分もそうなると良いけど、人それぞれだしね…」と思っていましたが、まさか自分が、僅か4ヶ月少々でそれに近いかも?とは考えてもみませんでした。
事前実験の「糖質25gで食後1hが99、2hが106」という数値は「ジャヌビアとセイブル飲めばこれくらい当然」という認識でしたが、実はそうでもなかったのですね! 普段の食後2h値が110を超えたら「えっ?なんでっ!!」と焦る位なので、感覚的に色々麻痺しているかもです^^;
本番での数値は、セイブル50mg+ジャヌビアの100mg服用継続が功を奏したとばかり思っていましたが、インタビューフォームを詳細に読めば、確かにここまで効果があるはずはないのですよね…。
6年前の病院での検査は、食後2h血糖値と各種数値共にほぼ正常でした。それからどれ程境界型だったのか、いつ発病したのかは分かりませんが(今思えば、自覚症状的なものは昨年11月あたりから)罹患期間がそう極端に長くないのが一因かも? そのわりには、発覚時のHbA1cの酷さ('A`)
後は、今年7月頭のジムのInBody体組成測定で、骨格筋量が標準枠内高値でした。若い頃スポーツでしっかり培った筋肉が、何もしないまま30年経っても、極端には落ちていなかった事も関係あるのでしょうか。但し30年で増えた体脂肪量が…まだ…('A`)
旅行中と後の体重変動が、糖質摂取による水分移動ではないかとのご指摘、体調等を鑑みても、大変納得できました。帰宅後足のむくみが軽く続いていたのが、今はすっかり取れました。今日、体重も旅行前に戻りました。
これからは体脂肪減少に焦点を当てて、注意深く適度に摂取カロリーを落とし、筋トレと水泳に勤しみます。当然スーパー糖質制限は一生継続です。
10月には病院で詳細検査を受けますので、更に良い結果を得られるよう、楽しみつつ継続していきます。有難うございました!
次回の実験では、30分・1h・90分値も極力測定いたします。出先だと中々大変ですが^^;
耐糖能が正常に近づいた可能性について、以前やはり糖質制限で耐糖能が復活された方のお話を読み「自分もそうなると良いけど、人それぞれだしね…」と思っていましたが、まさか自分が、僅か4ヶ月少々でそれに近いかも?とは考えてもみませんでした。
事前実験の「糖質25gで食後1hが99、2hが106」という数値は「ジャヌビアとセイブル飲めばこれくらい当然」という認識でしたが、実はそうでもなかったのですね! 普段の食後2h値が110を超えたら「えっ?なんでっ!!」と焦る位なので、感覚的に色々麻痺しているかもです^^;
本番での数値は、セイブル50mg+ジャヌビアの100mg服用継続が功を奏したとばかり思っていましたが、インタビューフォームを詳細に読めば、確かにここまで効果があるはずはないのですよね…。
6年前の病院での検査は、食後2h血糖値と各種数値共にほぼ正常でした。それからどれ程境界型だったのか、いつ発病したのかは分かりませんが(今思えば、自覚症状的なものは昨年11月あたりから)罹患期間がそう極端に長くないのが一因かも? そのわりには、発覚時のHbA1cの酷さ('A`)
後は、今年7月頭のジムのInBody体組成測定で、骨格筋量が標準枠内高値でした。若い頃スポーツでしっかり培った筋肉が、何もしないまま30年経っても、極端には落ちていなかった事も関係あるのでしょうか。但し30年で増えた体脂肪量が…まだ…('A`)
旅行中と後の体重変動が、糖質摂取による水分移動ではないかとのご指摘、体調等を鑑みても、大変納得できました。帰宅後足のむくみが軽く続いていたのが、今はすっかり取れました。今日、体重も旅行前に戻りました。
これからは体脂肪減少に焦点を当てて、注意深く適度に摂取カロリーを落とし、筋トレと水泳に勤しみます。当然スーパー糖質制限は一生継続です。
10月には病院で詳細検査を受けますので、更に良い結果を得られるよう、楽しみつつ継続していきます。有難うございました!
2016/08/20(Sat) 20:26 | URL | 黒兎 | 【編集】
黒兎 さん
合併症予防のための糖尿病学会の目標は、
HbA1c7.0%未満
空腹時血糖値:130mg未満
食後2時間血糖値:180mg未満
ですから、ゆるゆるです。
元々は空腹時血糖値110mg未満、食後1時間血糖値180未満、食後2時間血糖値140mg未満
が目標です。
糖質セイゲニストはこちらを目指しますが。黒兎さんは軽くクリアですね。
合併症予防のための糖尿病学会の目標は、
HbA1c7.0%未満
空腹時血糖値:130mg未満
食後2時間血糖値:180mg未満
ですから、ゆるゆるです。
元々は空腹時血糖値110mg未満、食後1時間血糖値180未満、食後2時間血糖値140mg未満
が目標です。
糖質セイゲニストはこちらを目指しますが。黒兎さんは軽くクリアですね。
2016/08/21(Sun) 08:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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