2016年08月08日 (月)
おはようございます。
たんぱく質は、直接血糖値を上昇させることはありませんが、糖新生によって、間接的に血糖値を上昇させることがあります。
その場合、以下のA)B)C)の3つのパターンがあると思います。
A)は確定ですし、B)はそれに準じると考えられます。
サワさんとのやりとりで、仮説段階であったC)のパターンがあることが立証されたと思います。
A)1型糖尿病で内因性インスリンがゼロレベルの人は、たんぱく質摂取でグルカゴンだけが分泌され、インスリンは分泌できないので、グルカゴンによる糖新生で、間接的にかなり血糖値が上昇する。
高雄病院の1型の患者さん数人の検査で、個人差はあるが、1gのたんぱく質で、1.0~3.6mg/dl上昇した。
B)2型糖尿病でも、内因性インスリン分泌能がかなり不足している場合は、たんぱく質摂取で『グルカゴン分泌量 > インスリン分泌量』 となり、血糖値が上昇することがあると考えられる。
C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われる。
サワさんの場合、糖質制限食で薬なしで、HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。
つまり食後の高血糖もないし、内因性のインスリン分泌能は糖尿人にしては、かなり保たれていると考えられます。
それにも関わらず、1gのたんぱく質摂取で、血糖値が1.065mg上昇しています。
『ささみ200gは210kcalで、たんぱく質は46g、脂質は1.6g、炭水化物はゼロ』です。
サワさんは2型糖尿病で、
HbA1c10%超え→緩やかな糖質制限で5.6%→現在スーパー糖質制限で4.9%。
体重73kg→緩やかな糖質制限53kg2年キープ→スーパー糖質制限 現在44kg。
と見事な改善です。
今まで、2型糖尿病では、基本的にB)パターン以外には、たんぱく質が間接的に血糖値を上昇させることはないと考えていましたが
C)パターンがあることが明らかとなりました。頻度がどのくらいあるかは、まだよくわかりません。
日頃、摂取糖質量に比し、血糖値が上昇し過ぎるという2型糖尿人は、ささみ実験をして、「たんぱく質と血糖上昇」に関して調べてみては如何でしょう。
江部康二
【16/08/04 サワ
実験結果
ササミが2割引だったので早速昨日買ってきました笑
今朝実験しましたら、やはりササミ200gで50程血糖値が上がりました。
しかしタンパクで上がるなら3時間後から4時間後かと思っていましたが、
2時間後ピーク、その後ダラダラ下がらない結果でしたヽ( ;´Д`)ノ
空腹時 84
1時間 123
2時間 133
3時間 124
4時間 102
5時間 92
6時間 89
スーパー糖質制限をしてから食後120以上の血糖値を見た事がない生活でしたのでショックです。
まさか糖質ゼロで、いつも以上に上がるとは。
スーパー糖質制限に切り替えた当初、焼肉をたべようが、サラダチキンを食べようが100以下が多かったのですが、体質が変わってしまったのでしょうか。やはり、やり方が悪かったのですね。
当初はタンパク質や脂質まで減らしてしまっていたのですから。
1200キロカロリーでも減らなかった体重が、今は1500でも増えません。
1400なら緩やかに減ってきますから、エネルギー代謝が変わった事は実感しています。
完全にケトンで生きてる感じです。
糖質制限をしていれば、タンパク質の割合は高くなります。40gは良くあります。
ササミだけではなく、普段は多少の糖質がプラスされますから、さらに高血糖になる不安があります。
a1c4.9は、減量している際、つまりタンパク不足気味の際の結果ですから、今後体重維持の為にタンパクを摂取していれば、糖新生を抑えなければ上がってしまいますね。福助さんのご指摘と同じ事を私もイメージしました。
タンパク質は体重維持や筋力維持の為必要ですし、タンパク質を取る際は糖質をもっと減らすべきなのでしょうか。
今でも、1日2食、一回平均8gから9g、1日20g程度の糖質なので、
ビタミンCや食物繊維摂取の為にはギリギリな感じですヽ( ;´Д`)ノ
糖質制限により、将来の合併症を防ぐのは勿論ですが、無駄なインスリンを使わない事により、糖尿の進行を出来る限り食い止める!(老化を除く)と言うのが目標ですから、 タンパク質問題は私にとって重大です。
このまま様子を見れば、変わってくるのでしょうか?
不本意ではありますが、タンパクを控え、脂質主体のエネルギーに変えるべきでしょうか。
メトホルミンなどで早めに手を打つべきでしょうか?
とはいえ、主治医が出して下さるかは不明ですが。
せっかく江部先生と糖質制限に出会い、a1c4.9まで下がりました!
73キロだった自分が44キロ。感謝しかありません!
何とかこのまま血糖値を保つ努力をしたいので、アドバイス頂けたら幸いです。 】
16/08/04 ドクター江部
Re: 実験結果
サワ さん
C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、 体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、 2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、 たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われます。
サワさんは、C)のタイプと考えられます。
HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。
つまり食後の高血糖もないと思います。
今のままの食事に少し動物性脂肪やアボカドやオイルを増やして、体重が減りすぎないようにすることで より上手くいくと思いますよ。
【16/08/05 サワ
なるほど!
先生、良く分かりました。
タンパク質で血糖値が上がる事にショックを受けましたが、
140以下の食後血糖値を維持しながら、糖質制限を続けられるんですね!
今まで、少し気負いし過ぎていたのかもしれません。このまま様子を見ながら続けます!
ありがとうございます!】
16/08/05 ドクター江部
Re: なるほど!
サワさん
下記の太字は、糖尿病治療ガイド2012-2013において掲載される「血糖コントロール目標」の改訂図です。
2013年6月1日より、運用開始です。
かなり緩い設定です。
我々糖質セイゲニストの目標は、
HbA1c:6.0未満
GA:16%未満
空腹時血糖値:110mg/dl未満
食後1時間血糖値:180mg/dl未満・・・さらには140mg/dl未満
食後2時間血糖値:140mg/dl未満です。
血糖コントロール目標
血糖正常化を目指す際の目標 HbA1c:6.0未満 注1)
合併症予防のための目標 HbA1c:7.0未満 注2)
治療強化が困難な際の目標 HbA1c:8.0未満 注3)
治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。
注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、
または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する血糖値としては
空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満をおおよその目安とする。
注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。
注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。
【16/08/05 サワ
同じa1cでも。
ゆるゆるな糖質制限でa1c5.6だった私が、a1c4.9になったことから、そこにばかり気を取られていました。
a1cはもう少し上がっても、食後140もしくは180を達成出来ているかに大きな違いがあるはずなのに、勝手に目標を下げすぎて、
おかしな事になるところでした。
ありがとうございます。
タンパクでも血糖値が上がる体質だという事で、他のセイゲニストより更にハンデがあるように感じ、昨日は少しショックでしたが、ハンデがある中、一度でもa1cが4パーセント台になれたんだから、 自分で言うのもおかしいですが、真面目に取り組んでいる結果だと自信を持って続けたいと思います。
美味しく、楽しく、それでも健康。
最大の目標を見失っていました。
先生、ありがとうございました。
暑い日が続きます。先生もご自愛下さいね(人・_・) 】
たんぱく質は、直接血糖値を上昇させることはありませんが、糖新生によって、間接的に血糖値を上昇させることがあります。
その場合、以下のA)B)C)の3つのパターンがあると思います。
A)は確定ですし、B)はそれに準じると考えられます。
サワさんとのやりとりで、仮説段階であったC)のパターンがあることが立証されたと思います。
A)1型糖尿病で内因性インスリンがゼロレベルの人は、たんぱく質摂取でグルカゴンだけが分泌され、インスリンは分泌できないので、グルカゴンによる糖新生で、間接的にかなり血糖値が上昇する。
高雄病院の1型の患者さん数人の検査で、個人差はあるが、1gのたんぱく質で、1.0~3.6mg/dl上昇した。
B)2型糖尿病でも、内因性インスリン分泌能がかなり不足している場合は、たんぱく質摂取で『グルカゴン分泌量 > インスリン分泌量』 となり、血糖値が上昇することがあると考えられる。
C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われる。
サワさんの場合、糖質制限食で薬なしで、HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。
つまり食後の高血糖もないし、内因性のインスリン分泌能は糖尿人にしては、かなり保たれていると考えられます。
それにも関わらず、1gのたんぱく質摂取で、血糖値が1.065mg上昇しています。
『ささみ200gは210kcalで、たんぱく質は46g、脂質は1.6g、炭水化物はゼロ』です。
サワさんは2型糖尿病で、
HbA1c10%超え→緩やかな糖質制限で5.6%→現在スーパー糖質制限で4.9%。
体重73kg→緩やかな糖質制限53kg2年キープ→スーパー糖質制限 現在44kg。
と見事な改善です。
今まで、2型糖尿病では、基本的にB)パターン以外には、たんぱく質が間接的に血糖値を上昇させることはないと考えていましたが
C)パターンがあることが明らかとなりました。頻度がどのくらいあるかは、まだよくわかりません。
日頃、摂取糖質量に比し、血糖値が上昇し過ぎるという2型糖尿人は、ささみ実験をして、「たんぱく質と血糖上昇」に関して調べてみては如何でしょう。
江部康二
【16/08/04 サワ
実験結果
ササミが2割引だったので早速昨日買ってきました笑
今朝実験しましたら、やはりササミ200gで50程血糖値が上がりました。
しかしタンパクで上がるなら3時間後から4時間後かと思っていましたが、
2時間後ピーク、その後ダラダラ下がらない結果でしたヽ( ;´Д`)ノ
空腹時 84
1時間 123
2時間 133
3時間 124
4時間 102
5時間 92
6時間 89
スーパー糖質制限をしてから食後120以上の血糖値を見た事がない生活でしたのでショックです。
まさか糖質ゼロで、いつも以上に上がるとは。
スーパー糖質制限に切り替えた当初、焼肉をたべようが、サラダチキンを食べようが100以下が多かったのですが、体質が変わってしまったのでしょうか。やはり、やり方が悪かったのですね。
当初はタンパク質や脂質まで減らしてしまっていたのですから。
1200キロカロリーでも減らなかった体重が、今は1500でも増えません。
1400なら緩やかに減ってきますから、エネルギー代謝が変わった事は実感しています。
完全にケトンで生きてる感じです。
糖質制限をしていれば、タンパク質の割合は高くなります。40gは良くあります。
ササミだけではなく、普段は多少の糖質がプラスされますから、さらに高血糖になる不安があります。
a1c4.9は、減量している際、つまりタンパク不足気味の際の結果ですから、今後体重維持の為にタンパクを摂取していれば、糖新生を抑えなければ上がってしまいますね。福助さんのご指摘と同じ事を私もイメージしました。
タンパク質は体重維持や筋力維持の為必要ですし、タンパク質を取る際は糖質をもっと減らすべきなのでしょうか。
今でも、1日2食、一回平均8gから9g、1日20g程度の糖質なので、
ビタミンCや食物繊維摂取の為にはギリギリな感じですヽ( ;´Д`)ノ
糖質制限により、将来の合併症を防ぐのは勿論ですが、無駄なインスリンを使わない事により、糖尿の進行を出来る限り食い止める!(老化を除く)と言うのが目標ですから、 タンパク質問題は私にとって重大です。
このまま様子を見れば、変わってくるのでしょうか?
不本意ではありますが、タンパクを控え、脂質主体のエネルギーに変えるべきでしょうか。
メトホルミンなどで早めに手を打つべきでしょうか?
とはいえ、主治医が出して下さるかは不明ですが。
せっかく江部先生と糖質制限に出会い、a1c4.9まで下がりました!
73キロだった自分が44キロ。感謝しかありません!
何とかこのまま血糖値を保つ努力をしたいので、アドバイス頂けたら幸いです。 】
16/08/04 ドクター江部
Re: 実験結果
サワ さん
C)ロイシン、アルギニン、リジンの摂取刺激によって、 体質的に、相対的にインスリン分泌量よりグルカゴン分泌量が多いタイプがあれば、 2型糖尿病でインスリン分泌能が残っていても、 たんぱく質摂取で血糖値が上昇すると思われます。
サワさんは、C)のタイプと考えられます。
HbA1cが4.9%なので、平均血糖値は93.9mg/dlです。
つまり食後の高血糖もないと思います。
今のままの食事に少し動物性脂肪やアボカドやオイルを増やして、体重が減りすぎないようにすることで より上手くいくと思いますよ。
【16/08/05 サワ
なるほど!
先生、良く分かりました。
タンパク質で血糖値が上がる事にショックを受けましたが、
140以下の食後血糖値を維持しながら、糖質制限を続けられるんですね!
今まで、少し気負いし過ぎていたのかもしれません。このまま様子を見ながら続けます!
ありがとうございます!】
16/08/05 ドクター江部
Re: なるほど!
サワさん
下記の太字は、糖尿病治療ガイド2012-2013において掲載される「血糖コントロール目標」の改訂図です。
2013年6月1日より、運用開始です。
かなり緩い設定です。
我々糖質セイゲニストの目標は、
HbA1c:6.0未満
GA:16%未満
空腹時血糖値:110mg/dl未満
食後1時間血糖値:180mg/dl未満・・・さらには140mg/dl未満
食後2時間血糖値:140mg/dl未満です。
血糖コントロール目標
血糖正常化を目指す際の目標 HbA1c:6.0未満 注1)
合併症予防のための目標 HbA1c:7.0未満 注2)
治療強化が困難な際の目標 HbA1c:8.0未満 注3)
治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。
注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、
または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する血糖値としては
空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満をおおよその目安とする。
注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。
注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。
【16/08/05 サワ
同じa1cでも。
ゆるゆるな糖質制限でa1c5.6だった私が、a1c4.9になったことから、そこにばかり気を取られていました。
a1cはもう少し上がっても、食後140もしくは180を達成出来ているかに大きな違いがあるはずなのに、勝手に目標を下げすぎて、
おかしな事になるところでした。
ありがとうございます。
タンパクでも血糖値が上がる体質だという事で、他のセイゲニストより更にハンデがあるように感じ、昨日は少しショックでしたが、ハンデがある中、一度でもa1cが4パーセント台になれたんだから、 自分で言うのもおかしいですが、真面目に取り組んでいる結果だと自信を持って続けたいと思います。
美味しく、楽しく、それでも健康。
最大の目標を見失っていました。
先生、ありがとうございました。
暑い日が続きます。先生もご自愛下さいね(人・_・) 】
一ヶ月程前の質問
早朝血糖値が糖質制限(スーパー)開始後一年を過ぎても110~135と高めであり、糖新生を抑えるためにメトフォルミン500㍉/日を処方してもらい、服薬開始後6ヶ月過ぎると、ストンと早朝血糖値が下がり、84から95辺りで落ち着いてきた。
メトフォルミンが効いての事なのか、β細胞が休養出来て回復して、インシュリン基礎分泌が改善したのか、わからず、迷っての質問でした。
できれば薬に頼らず、糖質制限だけでやっていきたいからです。
江部先生から、メトフォルミンは良い薬なので効いているなら続けても良いし、長期間のウォーキングでもいいとの、アドバイスを頂きありがとうございました。
薬を中止したいというのは、糖質制限派ではある主治医にも、なかなか切り出せない質問でしたので、本当にありがたいです。
そこで、実験してみようと、メトフォルミンの服薬を止め、毎日3㎞〜7㎞のウォーキングを開始しました。
結果、早朝血糖値は薬無しでも84〜94 位で安定したままです。
糖尿放置期間が5、6年と長かった為、β細胞が元気になってくれるのに1年半かかったのだと言う理解で宜しいでしょうか?
また、糖質制限開始後6ヶ月目では、LDLコレステロール値 234、HDLも、126と跳ね上がりました。(中性脂肪は33)
それが、1年半で、LDL173 HDL115 と落ち着いてきました。
(私は、糖質制限開始前は、玄米魚菜食に近くコレステロールを食品から摂取する量が低い方だったと思います。)
この間リピディルも処方して頂いてましたが、急に数値が下がったのは、薬というよりも、コレステロールの自己産出量の調整がうまく動き始めたのではないだろうかと期待したいのです。
こちらも実験のつもりで、今は、服薬無しです。
その間、病院に行かないので、a1cも測れず心配ではありますが、その分、毎日の血糖値測定と血圧測定と運動などで、主治医を説得できるデータ蓄積したいと思ってます。
早朝血糖値が糖質制限(スーパー)開始後一年を過ぎても110~135と高めであり、糖新生を抑えるためにメトフォルミン500㍉/日を処方してもらい、服薬開始後6ヶ月過ぎると、ストンと早朝血糖値が下がり、84から95辺りで落ち着いてきた。
メトフォルミンが効いての事なのか、β細胞が休養出来て回復して、インシュリン基礎分泌が改善したのか、わからず、迷っての質問でした。
できれば薬に頼らず、糖質制限だけでやっていきたいからです。
江部先生から、メトフォルミンは良い薬なので効いているなら続けても良いし、長期間のウォーキングでもいいとの、アドバイスを頂きありがとうございました。
薬を中止したいというのは、糖質制限派ではある主治医にも、なかなか切り出せない質問でしたので、本当にありがたいです。
そこで、実験してみようと、メトフォルミンの服薬を止め、毎日3㎞〜7㎞のウォーキングを開始しました。
結果、早朝血糖値は薬無しでも84〜94 位で安定したままです。
糖尿放置期間が5、6年と長かった為、β細胞が元気になってくれるのに1年半かかったのだと言う理解で宜しいでしょうか?
また、糖質制限開始後6ヶ月目では、LDLコレステロール値 234、HDLも、126と跳ね上がりました。(中性脂肪は33)
それが、1年半で、LDL173 HDL115 と落ち着いてきました。
(私は、糖質制限開始前は、玄米魚菜食に近くコレステロールを食品から摂取する量が低い方だったと思います。)
この間リピディルも処方して頂いてましたが、急に数値が下がったのは、薬というよりも、コレステロールの自己産出量の調整がうまく動き始めたのではないだろうかと期待したいのです。
こちらも実験のつもりで、今は、服薬無しです。
その間、病院に行かないので、a1cも測れず心配ではありますが、その分、毎日の血糖値測定と血圧測定と運動などで、主治医を説得できるデータ蓄積したいと思ってます。
Medical Tribune のmailより
「ケトン体」についていけません(編集部・平田直樹) 2016.8.8
3~4年前のことだったと思います。ある産婦人科医から編集部に連絡がありました。日本産科婦人科学会で発表する自分の研究を取材してみないか、というご主旨でした。その産婦人科医は、糖尿病や妊娠糖尿病の妊婦に対してケトン食を指導している方で、その臨床成績を同学会で何題かの一般演題に分けて発表するというのです。ケトン食はこれらの妊婦および胎児に対して有効かつ安全であり、そもそも胎児は高ケトン体血症であるというような内容であったと記憶しています。
当時は、糖質制限食の是非を巡る議論が今以上に過熱していた時期でした。否定派の論拠の1つが「極端な糖質制限はケトアシドーシスを惹起する可能性がある」。推進派の旗手の1人である山田悟氏ですら、ケトン体産生レベルの極端な糖質制限食は安全面から避けるべきとの認識でした。私もケトン食がてんかんなど一部の疾患の食事療法として実践されていることは知っていましたが、総じて言えば"異端" の印象を持っており、取材は行いませんでした。
その後のケトン体の躍進に私はついていけません。山田氏は2014年12月のDoctor's Eye[1]で糖質制限食におけるケトン体の見直しを宣言し、極端な糖質制限食の安全面での問題は「部分的にクリア」になったと指摘。取材のご案内をいただいた産婦人科医はご自身の考えを書籍にまとめ、話題になっています。そして今回、とんでもないところからも―。山田氏の直近のDoctor's Eye[2]によると、SGLT2阻害薬の臓器保護効果の機序はケトン体によるかもしれないというのです。
取材のご案内をいただいた学会には、せめて足を運ぶべきでした。一般演題こそが取材者の目利きが生きる場だということを肝に銘じております。異論・反論にも耳を傾けながら、ケトン体に関する情報に何とかついていきたいと考えております。
「ケトン体」についていけません(編集部・平田直樹) 2016.8.8
3~4年前のことだったと思います。ある産婦人科医から編集部に連絡がありました。日本産科婦人科学会で発表する自分の研究を取材してみないか、というご主旨でした。その産婦人科医は、糖尿病や妊娠糖尿病の妊婦に対してケトン食を指導している方で、その臨床成績を同学会で何題かの一般演題に分けて発表するというのです。ケトン食はこれらの妊婦および胎児に対して有効かつ安全であり、そもそも胎児は高ケトン体血症であるというような内容であったと記憶しています。
当時は、糖質制限食の是非を巡る議論が今以上に過熱していた時期でした。否定派の論拠の1つが「極端な糖質制限はケトアシドーシスを惹起する可能性がある」。推進派の旗手の1人である山田悟氏ですら、ケトン体産生レベルの極端な糖質制限食は安全面から避けるべきとの認識でした。私もケトン食がてんかんなど一部の疾患の食事療法として実践されていることは知っていましたが、総じて言えば"異端" の印象を持っており、取材は行いませんでした。
その後のケトン体の躍進に私はついていけません。山田氏は2014年12月のDoctor's Eye[1]で糖質制限食におけるケトン体の見直しを宣言し、極端な糖質制限食の安全面での問題は「部分的にクリア」になったと指摘。取材のご案内をいただいた産婦人科医はご自身の考えを書籍にまとめ、話題になっています。そして今回、とんでもないところからも―。山田氏の直近のDoctor's Eye[2]によると、SGLT2阻害薬の臓器保護効果の機序はケトン体によるかもしれないというのです。
取材のご案内をいただいた学会には、せめて足を運ぶべきでした。一般演題こそが取材者の目利きが生きる場だということを肝に銘じております。異論・反論にも耳を傾けながら、ケトン体に関する情報に何とかついていきたいと考えております。
2016/08/08(Mon) 15:20 | URL | 精神科医師A | 【編集】
[1] ケトン体の危険性は払拭?極端な糖質制限に関する議論の新たなる展開 2014.12.9 山田悟
https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr141201.html/utm_source=mail&utm_medium=recent160808&utm_campaign=mailmag?mi=00128000005w7jxAAA&fl=1
[2] SGLT2阻害薬の臓器保護効果に驚くべき仮説 2016.7.27
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#0802-4
https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr141201.html/utm_source=mail&utm_medium=recent160808&utm_campaign=mailmag?mi=00128000005w7jxAAA&fl=1
[2] SGLT2阻害薬の臓器保護効果に驚くべき仮説 2016.7.27
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#0802-4
2016/08/08(Mon) 15:22 | URL | 精神科医師A | 【編集】
重症糖尿病患者に対して、外来での糖質制限治療で見事に急速に改善に至った事例について、灰本 元 先生が、日本医事新報No.4815、8月6日号の巻頭「プラタナス~私のカルテから~」に書かれています。普通なら入院してインスリン治療が常識でしょうが、先生の適切な食事指導と生理食塩水の点滴だけで驚くほど迅速に改善した貴重な記録がデータとともに詳細に述べられています。驚いたのは、その改善の早さです。
同じ号の特集にインスリン治療導入の記事があります。その記事と対比してみると、糖質制限の優位性が確認できると思います。
同じ号の特集にインスリン治療導入の記事があります。その記事と対比してみると、糖質制限の優位性が確認できると思います。
jシーラオキ さん
興味深い体験談をありがとうございます。
何が良かったか、特定することは困難ですが、
現時点で、β細胞が元気になったことは確かですね。
コレステロールも経過がわかりやすくて参考になります。
少し考察して記事にしたいと思います。
興味深い体験談をありがとうございます。
何が良かったか、特定することは困難ですが、
現時点で、β細胞が元気になったことは確かですね。
コレステロールも経過がわかりやすくて参考になります。
少し考察して記事にしたいと思います。
2016/08/08(Mon) 19:25 | URL | ドクター江部 | 【編集】
精神科医師A さん
メディカル・トリビューンには
私もメールして、宗田先生のケトン体研究を取材したらとアドバイスしたのですが、
ついて来れてなかったのですね。
メディカル・トリビューンには
私もメールして、宗田先生のケトン体研究を取材したらとアドバイスしたのですが、
ついて来れてなかったのですね。
2016/08/08(Mon) 19:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
ケトン体の安全性問題に関しては、
宗田先生のご研究「胎盤・臍帯・新生児のケトン体値は高値が当たり前・・・」が
英文論文になってエビデンスとなれば決着ですね。
こうご期待です。
情報をありがとうございます。
ケトン体の安全性問題に関しては、
宗田先生のご研究「胎盤・臍帯・新生児のケトン体値は高値が当たり前・・・」が
英文論文になってエビデンスとなれば決着ですね。
こうご期待です。
2016/08/08(Mon) 19:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
呼吸器科医師 さん
情報をありがとうございます。
早速、日本医事新報No.4815、8月6日号をアマゾンで購入します。
情報をありがとうございます。
早速、日本医事新報No.4815、8月6日号をアマゾンで購入します。
2016/08/09(Tue) 08:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
心筋梗塞の後遺症でサラリーマンを退職、病院から自宅に帰って1年4ヶ月になります。自炊の食事は炭水化物はもちろん無し、調味料もほとんど塩だけです。
それで気づいたことですが、食欲があまり湧かないです。
血液検査が良い結果なので、健康を害してないと思います。
思えば炭水化物と甘辛い調味料たっぷりのおかずの食べ合わせをしてた頃は食欲旺盛で食べた量も多かったです。食べてすぐお腹が減り、またたくさん食べるという繰り返しでした。
炭水化物に劣らず調味料も食べ過ぎの原因、くせ者と思います。
それで気づいたことですが、食欲があまり湧かないです。
血液検査が良い結果なので、健康を害してないと思います。
思えば炭水化物と甘辛い調味料たっぷりのおかずの食べ合わせをしてた頃は食欲旺盛で食べた量も多かったです。食べてすぐお腹が減り、またたくさん食べるという繰り返しでした。
炭水化物に劣らず調味料も食べ過ぎの原因、くせ者と思います。
2016/08/09(Tue) 09:06 | URL | コバタケ | 【編集】
コバタケ さん
スーパー糖質制限食を続けていると自然に過剰エネルギー摂取がなくなります。
糖質を摂取していた頃の、食後数時間での異常な空腹感もなくなります。
糖質制限食では、脂質やたんぱく質をしっかり摂取するので、満足感と満腹感が得られやすいので、
過剰エネルギー摂取がなくなるものと思われます。
異常な空腹感がないということで、健全な食欲はあると思いますよ。
スーパー糖質制限食を続けていると自然に過剰エネルギー摂取がなくなります。
糖質を摂取していた頃の、食後数時間での異常な空腹感もなくなります。
糖質制限食では、脂質やたんぱく質をしっかり摂取するので、満足感と満腹感が得られやすいので、
過剰エネルギー摂取がなくなるものと思われます。
異常な空腹感がないということで、健全な食欲はあると思いますよ。
2016/08/09(Tue) 09:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
山田悟医師、今まで「ケトン体は危険」と主張し、それを根拠にして「極端な糖質制限は危険、緩やかな糖質制限は安全」と江部先生のされている糖質制限食を講演、書籍、学会誌、雑誌などで批判し続けてました。
しかも、作家の桐山秀樹氏が亡くなったのは「極端な糖質制限をしていたからケトン体が出て心筋梗塞になった」とまで。
そこまで仰るのなら、今回ケトン体が安全だと認めるに至った経緯の説明と、今まで間違っていました、江部先生済みませんでしたの一言あってもいいのではと強く思います。
しかも、作家の桐山秀樹氏が亡くなったのは「極端な糖質制限をしていたからケトン体が出て心筋梗塞になった」とまで。
そこまで仰るのなら、今回ケトン体が安全だと認めるに至った経緯の説明と、今まで間違っていました、江部先生済みませんでしたの一言あってもいいのではと強く思います。
2016/08/09(Tue) 09:58 | URL | 産業医 | 【編集】
サワです。先日はありがとうございました!
ササミ実験の様なタンパク質のみ大量には摂取していませんが、
気付いたこと。
①タンパク質量が多すぎなければ、血糖値上昇に影響なさそうです。
私の場合一気に30g以上などの、脂質が絡まないタンパク質摂取が問題な様子。
②ステーキ、焼肉、豚バラなど脂質が多い食事の場合、1時間後値などはもちろん、
5、6時間後の消化後も血糖値上昇はほぼ無い。
③ある程度血糖値が高めの日←いつも70台なのが90台の日はインスリンが働き出しているのか、タンパク質では血糖値は上がらないようです。
④空腹時間が長い場合、影響が強い様子です。朝一などはインスリン分泌が少ないからかと思いましたが、糖質摂取では通常と変わりませんでした。
2型で糖質制限中の仲間でもササミで上がる人がチラホラいました。
先生、少し脂質寄りに食事を変えましたら胃痛と下痢ですヽ( ;´Д`)ノ
生クリームやバター、オリーブオイル、マヨネーズなど、いつもより多めに取って胃腸を壊してしまいました笑
カロリー摂取、頭が痛いです。
ササミ実験の様なタンパク質のみ大量には摂取していませんが、
気付いたこと。
①タンパク質量が多すぎなければ、血糖値上昇に影響なさそうです。
私の場合一気に30g以上などの、脂質が絡まないタンパク質摂取が問題な様子。
②ステーキ、焼肉、豚バラなど脂質が多い食事の場合、1時間後値などはもちろん、
5、6時間後の消化後も血糖値上昇はほぼ無い。
③ある程度血糖値が高めの日←いつも70台なのが90台の日はインスリンが働き出しているのか、タンパク質では血糖値は上がらないようです。
④空腹時間が長い場合、影響が強い様子です。朝一などはインスリン分泌が少ないからかと思いましたが、糖質摂取では通常と変わりませんでした。
2型で糖質制限中の仲間でもササミで上がる人がチラホラいました。
先生、少し脂質寄りに食事を変えましたら胃痛と下痢ですヽ( ;´Д`)ノ
生クリームやバター、オリーブオイル、マヨネーズなど、いつもより多めに取って胃腸を壊してしまいました笑
カロリー摂取、頭が痛いです。
2016/08/09(Tue) 10:25 | URL | サワ | 【編集】
健全な食欲はあります。異常な食欲を異常と気づかなかったのか?驚いてます。
2016/08/09(Tue) 10:53 | URL | コバタケ | 【編集】
スーパー糖質制限食を開始してわかったことがあります。
1. 飢餓感は皆無
2. 食事は出れば食べる
現在、1食/日 ですが、全く「我慢」はしておりません。だが、家族は「我慢している」と勘違いし」続けています。
◎『健全な食欲』
を糖質制限食を実行してない人にも理解してもらえるようには、どうすればよいのでしょうか?
1. 飢餓感は皆無
2. 食事は出れば食べる
現在、1食/日 ですが、全く「我慢」はしておりません。だが、家族は「我慢している」と勘違いし」続けています。
◎『健全な食欲』
を糖質制限食を実行してない人にも理解してもらえるようには、どうすればよいのでしょうか?
2016/08/09(Tue) 12:19 | URL | らこ | 【編集】
都内河北 鈴木です。
糖質制限理論実践で改善体感してくると、食生活概念も覚醒しますよね!!
健康に生きる為の食生活は、糖質制限実践し理解把握できる、
「意味ある!価値ある!食生活からの、満腹感ではなく、満足感だと!!」
コバタケ氏のコメントには、実際に糖質制限食生活実践している事が判り、
共感できるコメントが多いです。(笑い)
敬具
糖質制限理論実践で改善体感してくると、食生活概念も覚醒しますよね!!
健康に生きる為の食生活は、糖質制限実践し理解把握できる、
「意味ある!価値ある!食生活からの、満腹感ではなく、満足感だと!!」
コバタケ氏のコメントには、実際に糖質制限食生活実践している事が判り、
共感できるコメントが多いです。(笑い)
敬具
2016/08/09(Tue) 12:50 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
サワ さん
興味深い情報をありがとうございます。
たんぱく質を単独で摂取すると、グルカゴンが分泌されやすいけれど
脂質と一緒に食べると、グルカゴンの分泌が抑制されるのでしょうかね。
ステーキ、焼肉、豚バラなど脂質が多い食事の場合は、胃腸は大丈夫でしょうか?
興味深い情報をありがとうございます。
たんぱく質を単独で摂取すると、グルカゴンが分泌されやすいけれど
脂質と一緒に食べると、グルカゴンの分泌が抑制されるのでしょうかね。
ステーキ、焼肉、豚バラなど脂質が多い食事の場合は、胃腸は大丈夫でしょうか?
2016/08/09(Tue) 14:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこ さん
糖質を普通に食べている人の多くにおいては、
食後数時間で、イライラ感や飢餓感を伴う我慢できない異常な空腹感が、生じます。
糖質セイゲニストにおける
『健全な食欲』で は、イライラ感や飢餓感のない、我慢する必要のない、軽度の空腹感があると思います。
糖質を普通に食べている人の多くにおいては、
食後数時間で、イライラ感や飢餓感を伴う我慢できない異常な空腹感が、生じます。
糖質セイゲニストにおける
『健全な食欲』で は、イライラ感や飢餓感のない、我慢する必要のない、軽度の空腹感があると思います。
2016/08/09(Tue) 15:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
スーパー糖質制限実践で食欲に変化が現れる体験は他の方も経験されてるようですね。
ところで、野生動物は我々人間に大事なことを教えてくれると思います。自然な生き方は自然な食事=何百万年前からの先祖の食事にあることを。
食欲もそうです。
野生動物は飢餓と戦ってるのに、食べ過ぎて太ることはありません。
動物本来の食事をしてれば必要十分な食事量以上は食べなくなる。そのサインが健全な満腹感ではないでしょうか?
人間はそのサインが壊れている。きっとそうなんでしょう。犯人は糖質に主食を変えたことにある。そう思います。
ところで、野生動物は我々人間に大事なことを教えてくれると思います。自然な生き方は自然な食事=何百万年前からの先祖の食事にあることを。
食欲もそうです。
野生動物は飢餓と戦ってるのに、食べ過ぎて太ることはありません。
動物本来の食事をしてれば必要十分な食事量以上は食べなくなる。そのサインが健全な満腹感ではないでしょうか?
人間はそのサインが壊れている。きっとそうなんでしょう。犯人は糖質に主食を変えたことにある。そう思います。
2016/08/09(Tue) 16:58 | URL | コバタケ | 【編集】
糖質制限を始めましてから、今までも十分脂質が多い食事をしてきましたし、大量の焼肉でも壊さなかった胃腸を壊しています笑
やはり油の割合が更に増えたせいでしょうか。
まぁ、夏場ですので冷たい飲み物などの影響もありますよね。
ちょっと様子をみてみます。ありがとうございます。
さらに、今までの経験では、大豆パンなど植物性たんぱく質ですが、異常な血糖値上昇は見られないので、消化吸収スピードや、吸収率、その時の空腹時間が関係しているように思いました。
私は早朝空腹時70台、夕方には60台も多いので、空腹時間が長いと、身体はインスリンの働きを抑え、糖新生をしているのだと勝手に想像しています。そこへたんぱく質によるインスリンとグルカゴンが相殺する量出たとしても、インスリンの働きを弱められている様な事はあり得るのでは無いかと思います。
朝は無し、昼は軽め、夜を食べる前に間食をしておく。というのは有効な気がします。
やはり油の割合が更に増えたせいでしょうか。
まぁ、夏場ですので冷たい飲み物などの影響もありますよね。
ちょっと様子をみてみます。ありがとうございます。
さらに、今までの経験では、大豆パンなど植物性たんぱく質ですが、異常な血糖値上昇は見られないので、消化吸収スピードや、吸収率、その時の空腹時間が関係しているように思いました。
私は早朝空腹時70台、夕方には60台も多いので、空腹時間が長いと、身体はインスリンの働きを抑え、糖新生をしているのだと勝手に想像しています。そこへたんぱく質によるインスリンとグルカゴンが相殺する量出たとしても、インスリンの働きを弱められている様な事はあり得るのでは無いかと思います。
朝は無し、昼は軽め、夜を食べる前に間食をしておく。というのは有効な気がします。
2016/08/09(Tue) 17:36 | URL | サワ | 【編集】
こんばんは。暑い日が続きますね。
糖質、特に白米を大量に摂っていた当時は、食後は脳に麻薬のような快感があり、胃にはずっしりとした心地良い満足感がありましたが、糖質制限食をお腹いっぱい食べても、それらが一切無いです。「軽快な満腹感」といった感じです。そういう点では、時折あの快感と満足感が恋しくなる事があります^^; 特に私は白米超愛好家なので…。ですが、マンナン米のような代用品を食べて「こんな美味しくないものを食べるくらいなら、米っぽいものは一切要らない!」となって、恋しさはあれど、あっさり断ち切れました(笑)
糖質食を食べていた頃は、空腹時に周囲に聞こえて恥ずかしい程のぐーぐー音があったのですが、今は滅多に鳴らなくなりました。今日は午後から予約無しの眼科受診で、寝起きでお昼が食べられず(仕事の都合上、人と半日ずれた生活をしている為、明け方就寝昼頃起床、14時過ぎに朝昼兼用食、22時に晩御飯です)検査・診察まで2時間待ちの間に流石にお腹が空き、ぐーぐー鳴りはじめたのですが、かつてのような大音量(笑)ではありませんでした。これはスーパー糖質制限を始めてすぐ気が付いた事なのですが、丁度今日改めて体感しました。
眼科受診は、昨夜突然発生した右目の派手な飛蚊症が、たちの悪いものでないかを診て戴く為のものでした。4月時点では、糖尿性網膜症等が一切無いのは判明しております。そして、先月7/10に横浜での講座に出席した際、眼科外科医の深作先生もいらしていて、その日の江部先生のブログで深作先生のコメントを取り上げていらっしゃったのを拝読し、糖質制限食による平均血糖値の低下と、血糖値の乱高下が無い状態では、網膜症の心配はまず無いと認識しておりましたので、その点での心配はしておりませんでした。
私は元々強度近視があり、きょうだいに強度近視原因で両目の網膜剥離手術の経験者がおりますので、そちらの可能性を懸念しつつ、検査・受診に臨みました。
結果「加齢が原因。網膜剥離・裂孔・眼底出血等一切無しで、現在は心配無用。7月から通っているジムでの筋トレも続行OK」という診断でした^^;;
診察の際先生が「あなたのような頑張り屋さん(4月のHbA1c10.5が、8月には6.0になった事)の場合、糖尿病が一気に改善した事で網膜症を引き起こす可能性があるから、すぐに受診したのは正解です」と仰いました。次回受診は、何事も無ければ、元々予定していた10月になります。
糖質制限は、試行錯誤は色々したけれど、別に頑張ってはいないんだけどなぁ…正しいスーパー糖質制限食では、糖尿性網膜症の心配は要らないのではないかなぁ…等とと思いつつ、取り敢えず検査結果に安心して帰ってきました。今後も細かい異変に注意を払いつつ、スーパー糖質制限マッチョおばさんを目指し、筋トレを頑張ります(水泳は、夏でプールが満員で泳ぎにくい為、お休みしております)。
糖質、特に白米を大量に摂っていた当時は、食後は脳に麻薬のような快感があり、胃にはずっしりとした心地良い満足感がありましたが、糖質制限食をお腹いっぱい食べても、それらが一切無いです。「軽快な満腹感」といった感じです。そういう点では、時折あの快感と満足感が恋しくなる事があります^^; 特に私は白米超愛好家なので…。ですが、マンナン米のような代用品を食べて「こんな美味しくないものを食べるくらいなら、米っぽいものは一切要らない!」となって、恋しさはあれど、あっさり断ち切れました(笑)
糖質食を食べていた頃は、空腹時に周囲に聞こえて恥ずかしい程のぐーぐー音があったのですが、今は滅多に鳴らなくなりました。今日は午後から予約無しの眼科受診で、寝起きでお昼が食べられず(仕事の都合上、人と半日ずれた生活をしている為、明け方就寝昼頃起床、14時過ぎに朝昼兼用食、22時に晩御飯です)検査・診察まで2時間待ちの間に流石にお腹が空き、ぐーぐー鳴りはじめたのですが、かつてのような大音量(笑)ではありませんでした。これはスーパー糖質制限を始めてすぐ気が付いた事なのですが、丁度今日改めて体感しました。
眼科受診は、昨夜突然発生した右目の派手な飛蚊症が、たちの悪いものでないかを診て戴く為のものでした。4月時点では、糖尿性網膜症等が一切無いのは判明しております。そして、先月7/10に横浜での講座に出席した際、眼科外科医の深作先生もいらしていて、その日の江部先生のブログで深作先生のコメントを取り上げていらっしゃったのを拝読し、糖質制限食による平均血糖値の低下と、血糖値の乱高下が無い状態では、網膜症の心配はまず無いと認識しておりましたので、その点での心配はしておりませんでした。
私は元々強度近視があり、きょうだいに強度近視原因で両目の網膜剥離手術の経験者がおりますので、そちらの可能性を懸念しつつ、検査・受診に臨みました。
結果「加齢が原因。網膜剥離・裂孔・眼底出血等一切無しで、現在は心配無用。7月から通っているジムでの筋トレも続行OK」という診断でした^^;;
診察の際先生が「あなたのような頑張り屋さん(4月のHbA1c10.5が、8月には6.0になった事)の場合、糖尿病が一気に改善した事で網膜症を引き起こす可能性があるから、すぐに受診したのは正解です」と仰いました。次回受診は、何事も無ければ、元々予定していた10月になります。
糖質制限は、試行錯誤は色々したけれど、別に頑張ってはいないんだけどなぁ…正しいスーパー糖質制限食では、糖尿性網膜症の心配は要らないのではないかなぁ…等とと思いつつ、取り敢えず検査結果に安心して帰ってきました。今後も細かい異変に注意を払いつつ、スーパー糖質制限マッチョおばさんを目指し、筋トレを頑張ります(水泳は、夏でプールが満員で泳ぎにくい為、お休みしております)。
2016/08/09(Tue) 21:57 | URL | 黒兎 | 【編集】
コバタケ さん
同感です。
同感です。
2016/08/09(Tue) 22:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
サワ さん
そうですね。
空腹時間が長いと、グルカゴン優位体制になっていて、
そのとき、たんぱく質を食べると、
「グルカゴン分泌 > インンスリン分泌」
になる可能性がありますね。
そうですね。
空腹時間が長いと、グルカゴン優位体制になっていて、
そのとき、たんぱく質を食べると、
「グルカゴン分泌 > インンスリン分泌」
になる可能性がありますね。
2016/08/09(Tue) 22:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
黒兎 さん
眼科受診、心配なしで良かったです。
糖質を摂取しながら、薬物で急速に血糖値を下げると「低血糖」と「血糖値の乱高下」が必ず生じます。
これは、結局「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスのリスク増強を招き
糖尿病網膜症の悪化につながります。
このことは深作先生が指摘しておられます。
つまり、黒兎 さんの見解が正解です。
糖質制限食なら「低血糖」「血糖値の乱高下」「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」
は生じないので、糖尿病網膜症の悪化もありません。
スーパー糖質制限マッチョおばさん・・・いいですね。 (^_^)
眼科受診、心配なしで良かったです。
糖質を摂取しながら、薬物で急速に血糖値を下げると「低血糖」と「血糖値の乱高下」が必ず生じます。
これは、結局「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスのリスク増強を招き
糖尿病網膜症の悪化につながります。
このことは深作先生が指摘しておられます。
つまり、黒兎 さんの見解が正解です。
糖質制限食なら「低血糖」「血糖値の乱高下」「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」
は生じないので、糖尿病網膜症の悪化もありません。
スーパー糖質制限マッチョおばさん・・・いいですね。 (^_^)
2016/08/09(Tue) 22:30 | URL | ドクター江部 | 【編集】
>生クリームやバター、オリーブオイル、マヨネーズなど、いつもより多めに取って胃腸を壊してしまいました笑
サワさん、これはいきなり脂質が増えたため、腸内細菌叢がついていけていないだけだと思います。
数日もあれば慣れて落ち着くと思います。
サワさん、これはいきなり脂質が増えたため、腸内細菌叢がついていけていないだけだと思います。
数日もあれば慣れて落ち着くと思います。
2016/08/10(Wed) 10:12 | URL | 福助 | 【編集】
>私は早朝空腹時70台、夕方には60台も多いので、空腹時間が長いと、身体はインスリンの働きを抑え、糖新生をしているのだと勝手に想像しています。そこへたんぱく質によるインスリンとグルカゴンが相殺する量出たとしても、インスリンの働きを弱められている様な事はあり得るのでは無いかと思います。
血糖値の調節について、こちらのHPが参考になると思います。
「血糖値・血圧・体液の調節|調節する(4)」
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1710
こちらにもあるように、神経系のアドレナリンによる血糖値上昇は即効性がありますので、測定時に過剰に興奮していると高めに出てしまうと思います。
(私も夜の長距離運転+短時間睡眠での検査では10~20は高く出ています。)
また、たんぱく質摂取後の血糖値については、糖質コルチコイドの影響も大きいと思います。この作用が亢進しているのかもしれません(更新と言っても糖質制限下ではこれが正常なのかも知れません)。
ただし、ストレスで増加するコルチゾールは糖質コルチコイド活性が高いので、ストレスをため込むのは血糖値上昇の大きな要因となります。
一喜一憂せず、あまり悩みすぎないことも大事なことと思います。
血糖値の調節について、こちらのHPが参考になると思います。
「血糖値・血圧・体液の調節|調節する(4)」
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1710
こちらにもあるように、神経系のアドレナリンによる血糖値上昇は即効性がありますので、測定時に過剰に興奮していると高めに出てしまうと思います。
(私も夜の長距離運転+短時間睡眠での検査では10~20は高く出ています。)
また、たんぱく質摂取後の血糖値については、糖質コルチコイドの影響も大きいと思います。この作用が亢進しているのかもしれません(更新と言っても糖質制限下ではこれが正常なのかも知れません)。
ただし、ストレスで増加するコルチゾールは糖質コルチコイド活性が高いので、ストレスをため込むのは血糖値上昇の大きな要因となります。
一喜一憂せず、あまり悩みすぎないことも大事なことと思います。
2016/08/10(Wed) 10:38 | URL | 福助 | 【編集】
福助 さん
情報をありがとうございます。
看護師さんのサイトですね。
情報をありがとうございます。
看護師さんのサイトですね。
2016/08/10(Wed) 22:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
アドバイスに感謝します。
あまり神経質になり過ぎず、上手く血糖値コントロール出来るように工夫します!
いつも丁寧に説明下さりありがとうございます!
あまり神経質になり過ぎず、上手く血糖値コントロール出来るように工夫します!
いつも丁寧に説明下さりありがとうございます!
2016/08/11(Thu) 05:27 | URL | サワ | 【編集】
すぱ郎さんが面白い実験をされてますね.
[血糖値386からの挑戦状]
https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_4.html
https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_7.html
低脂肪の牛ランプ肉だけを,調味料など一切使わず,つまりほぼ蛋白質だけを食べた場合,食後血糖値がどうなるのか,という実験です.この実験の貴重なのは,すぱ郎さん(糖尿人)と奥様(健常人)とで,まったく同じものを同じ時間で食べている点です.めったにこういうケースはありません.
その結果は,糖尿人では食後1~4時間にかけて,血糖値が30mg/dlほど上昇したが,健常人はまったく変化なし,というものでした.
やはり糖尿人は,蛋白摂取でも血糖値が応答してしまうようです.
そこで,自分の過去のデータとも比較してみたところ,私の場合は純粋に牛肉だけに近い食事をした場合(2例あり)は,食後1時間で20ほど上昇,しかし食後2時間ではほぼ食前に復帰,というものでした.すぱ郎さんのようにランプ肉ではないので直接の比較はできないのですが,同じ糖尿人でも微妙な差がありそうです.
更に考えてみると,これは自分の糖尿病の程度が測定できる(糖負荷試験以外の)「もう一つの指標」になるのではないかな,と思いました.牛肉だけでなく他の蛋白質でも実験されているので,皆様ご覧になると興味深いと思います.
実験にご協力いただいた,すぱ郎さんの奥様,トウシツセイゲニストを代表してお礼申し上げます.
[血糖値386からの挑戦状]
https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_4.html
https://suparou386.blogspot.com/2019/02/blog-post_7.html
低脂肪の牛ランプ肉だけを,調味料など一切使わず,つまりほぼ蛋白質だけを食べた場合,食後血糖値がどうなるのか,という実験です.この実験の貴重なのは,すぱ郎さん(糖尿人)と奥様(健常人)とで,まったく同じものを同じ時間で食べている点です.めったにこういうケースはありません.
その結果は,糖尿人では食後1~4時間にかけて,血糖値が30mg/dlほど上昇したが,健常人はまったく変化なし,というものでした.
やはり糖尿人は,蛋白摂取でも血糖値が応答してしまうようです.
そこで,自分の過去のデータとも比較してみたところ,私の場合は純粋に牛肉だけに近い食事をした場合(2例あり)は,食後1時間で20ほど上昇,しかし食後2時間ではほぼ食前に復帰,というものでした.すぱ郎さんのようにランプ肉ではないので直接の比較はできないのですが,同じ糖尿人でも微妙な差がありそうです.
更に考えてみると,これは自分の糖尿病の程度が測定できる(糖負荷試験以外の)「もう一つの指標」になるのではないかな,と思いました.牛肉だけでなく他の蛋白質でも実験されているので,皆様ご覧になると興味深いと思います.
実験にご協力いただいた,すぱ郎さんの奥様,トウシツセイゲニストを代表してお礼申し上げます.
2019/02/09(Sat) 15:43 | URL | しらねのぞるば | 【編集】
しらねのぞるば さん
貴重な情報をコメント頂きありがとうございます。
すぱ郎さん(糖尿人)と奥様(健常人)とで、「蛋白質と血糖値の実験」
興味深いです。
早速、覗いてみます。
貴重な情報をコメント頂きありがとうございます。
すぱ郎さん(糖尿人)と奥様(健常人)とで、「蛋白質と血糖値の実験」
興味深いです。
早速、覗いてみます。
2019/02/09(Sat) 20:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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