2016年06月27日 (月)
【16/06/27 名古屋・h
糖質制限ダイエットの真実、論争に決着?
江部先生こんにちわ。
2016、7/2の週刊東洋経済に、糖質制限ダイエットの真実、論争に決着、専門医に直撃と題して、推進派の江部先生と元慎重派の日本糖尿病学会理事長門脇孝氏の見解が載っています。
糖質制限の圧勝。雑誌記者が記載した記事においても、死亡リスクを唱えた研究論文の信頼性がないことも詳細に述べ、糖質制限の有効性を明確に伝えています。
江部先生の見解、うまく伝わり説得力も見事と思います。
一方、門脇氏の見解がかなり糖質制限に近づいたことは驚きとともに、糖質制限の有効性が広く認められたことを示すものと思います。
患者向けの糖質量を従来の50~60%から、東大病院では40%を提供していると述べておられます。
門脇氏に、慎重派ではなく、元慎重派の名称が付されています。
但し、門脇見解の中で以下の3点は問題があり明確な根拠を示してもらいたいものです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。(私は74歳、糖質制限5年になりますが、筋肉量は増加している。③の主張も矛盾する。)
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。(多くのセイゲニストが実行、極めて容易)
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
あげ足をとるわけではありませんが、65歳以上は不適、60歳以下はがんになる危険があるなら、60~65歳にのみ推奨するのでしょうか?
なんとか、糖質制限を広めたくないという本心がかかる矛盾を起こすのかと邪推されるかもしれません。
日本を代表する経済雑誌の一つが糖質制限の有効性を認めた意義は大きく、江部先生の長年の努力が実りつつあることを嬉しく思います。
名古屋・h】
名古屋・hさんから
2016/7/2号の週刊東洋経済について情報・コメントを頂きました。
ありがとうございます。
78ページから81ページまで、
もはや意識高い系の生きざま
糖質制限ダイエットの真実(78~79ページ)
本当のところ、糖質制限って、どうなんですか(80~81ページ)
という記事が掲載されました。
私も写真入りで、糖質制限食推進派の医師として、しっかりコメントを述べました。(☆)
対して、元慎重派ということで、門脇孝、日本糖尿病学会理事長が見解を述べておられます。
私も、びっくりしましたが、門脇理事長、なんと緩い糖質制限食には既に賛成であり、2015年4月から東大病院では、糖質40%というメニューを提供されているそうです。
いやはや、大変身ですが、とてもいい方向への変化なので私としても嬉しい限りです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。
糖質制限食は高たんぱく食になるので筋肉低下はしないですが、
カロリー制限食は低たんぱく質になる危険があるので注意が必要です。
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。
これは、名古屋・hさんが、ご指摘のごとく日本中の糖質セイゲニストが、楽々と実践して、糖尿病やメタボのコントロールに成功してますね。
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
これは、根拠となる論文はないと思います。
例えば、厚生労働省の見解は以下の太字の如くです。
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II 各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>
3─1.耐容上限量の設定
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。
江部康二
(☆)
以下は週刊東洋経済2106/7/2号 80ページの江部康二のコメントです。
インスリン注射による糖尿病患者の血糖コントロールが普及するまで、糖質制限は糖尿病の食事療法として一般的だった。「糖尿病学の父」、エリオット・ジョスリン医師の著作(1916年)によれば、炭水化物は総摂取カロリーの2割が標準と書かれている。糖尿病だった文豪の夏目漱石も、厳しい糖質制限食で症状を改善させている。
だが、21年に初めてインスリンが抽出され、患者の血糖コントロールに用いられるようになると、推奨される炭水化物量はどんどん増え続け、86年には6割に。患者の肥満解消にはカロリー制限が有効とされ、日本糖尿病学会もこれに追従。そして、糖質制限食は「異端」のレッテルを貼られたわけだ。
糖質制限食が国内で「再発見」されたのは、99年のこと。高雄病院院長(当時)だった兄が導入し、私も自ら糖尿病になったことで研究に取り組みはじめ、血糖の安定や肥満の解消に短期間で大きな効果があることを確信した。
その有効性や安全性をめぐっては様々な議論がされてきたが、13年に決着はついた。長らく糖質制限食を「推奨できない」としていた米国糖尿病学会が、2008年に1年間の安全保証期限付きで糖質制限の有効性を認め、13年には期限なしの容認に至ったのだ。
それにも関わらず、日本糖尿病学会の姿勢は旧態依然としていて、現時点でも炭水化物の極端な制限は推奨できないという提言を変えていない。医学部でもそう教えている。当然、上層部の人間はアメリカの動きを知っているはずだが、これまでカロリー制限食を唯一の食事療法として患者に強制してきた以上、ひっこみがつかなくなっているのではないか。
同学会が13年に出したメディア向け資料には、08年に聖路加国際病院の能登医師らが発表した「長期的糖質制限により死亡の危険性が高まる可能性がある」と結論づけた論文が引かれており、これが大手新聞に次々掲載されて糖質制限ネガティブキャンペーンの様相を呈した。だが、この論文のエビデンスレベルは低く、能登氏自身もそれを認めている。しかも、被験者は現在糖質制限食の上限である1日糖質130g以上食べている。きちんと糖質制限をしたら、死人が増えるどころか、寿命が延びるだろう。
また、脳の唯一の栄養はブドウ糖なのだから、糖質を制限したら頭が働かなくなるというのも誤解だ。脳は、ブドウ糖だけでなく脂肪を分解してできるケトン体も栄養にすることができるのだ。「日本人の主食は米である。それを減らして健康になるわけがない」と批判も凝り固まった考え。700万年間の人類の歴史を考えてごらんなさい。穀物の栽培がはじまったのは約1万年前。それまでの人類は今で言う糖質制限食で問題なく生きてきたのだ。
さらには、糖質制限をしてから力が入らない、生理が止まったという場合は、同時にカロリー制限をしてエネルギー不足になってしまっている場合がほとんど。ダイエット中の人は、脂身のある肉などを摂取することに心理的な抵抗感を感じる。それで動物性脂肪を摂らずに豆腐を食べるとか、脂肪の少ない鳥のササミばかり食べていると、当然エネルギー不足でヘロヘロになるだろう。
糖質制限を適切に行う秘訣は、食物繊維やビタミンCを葉野菜などからしっかり摂取したうえで、適正なカロリーを維持しながら、動物性脂肪・タンパク質をしっかり摂ることが大切だ。
糖質制限ダイエットの真実、論争に決着?
江部先生こんにちわ。
2016、7/2の週刊東洋経済に、糖質制限ダイエットの真実、論争に決着、専門医に直撃と題して、推進派の江部先生と元慎重派の日本糖尿病学会理事長門脇孝氏の見解が載っています。
糖質制限の圧勝。雑誌記者が記載した記事においても、死亡リスクを唱えた研究論文の信頼性がないことも詳細に述べ、糖質制限の有効性を明確に伝えています。
江部先生の見解、うまく伝わり説得力も見事と思います。
一方、門脇氏の見解がかなり糖質制限に近づいたことは驚きとともに、糖質制限の有効性が広く認められたことを示すものと思います。
患者向けの糖質量を従来の50~60%から、東大病院では40%を提供していると述べておられます。
門脇氏に、慎重派ではなく、元慎重派の名称が付されています。
但し、門脇見解の中で以下の3点は問題があり明確な根拠を示してもらいたいものです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。(私は74歳、糖質制限5年になりますが、筋肉量は増加している。③の主張も矛盾する。)
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。(多くのセイゲニストが実行、極めて容易)
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
あげ足をとるわけではありませんが、65歳以上は不適、60歳以下はがんになる危険があるなら、60~65歳にのみ推奨するのでしょうか?
なんとか、糖質制限を広めたくないという本心がかかる矛盾を起こすのかと邪推されるかもしれません。
日本を代表する経済雑誌の一つが糖質制限の有効性を認めた意義は大きく、江部先生の長年の努力が実りつつあることを嬉しく思います。
名古屋・h】
名古屋・hさんから
2016/7/2号の週刊東洋経済について情報・コメントを頂きました。
ありがとうございます。
78ページから81ページまで、
もはや意識高い系の生きざま
糖質制限ダイエットの真実(78~79ページ)
本当のところ、糖質制限って、どうなんですか(80~81ページ)
という記事が掲載されました。
私も写真入りで、糖質制限食推進派の医師として、しっかりコメントを述べました。(☆)
対して、元慎重派ということで、門脇孝、日本糖尿病学会理事長が見解を述べておられます。
私も、びっくりしましたが、門脇理事長、なんと緩い糖質制限食には既に賛成であり、2015年4月から東大病院では、糖質40%というメニューを提供されているそうです。
いやはや、大変身ですが、とてもいい方向への変化なので私としても嬉しい限りです。
①筋肉量が低下しがちな65歳以上の人には推奨しない。
糖質制限食は高たんぱく食になるので筋肉低下はしないですが、
カロリー制限食は低たんぱく質になる危険があるので注意が必要です。
②糖質を12%程度に抑えるものもあるが、入院して厳格に食事管理しない限り、極めて難しい。
これは、名古屋・hさんが、ご指摘のごとく日本中の糖質セイゲニストが、楽々と実践して、糖尿病やメタボのコントロールに成功してますね。
③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
これは、根拠となる論文はないと思います。
例えば、厚生労働省の見解は以下の太字の如くです。
「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II 各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>
3─1.耐容上限量の設定
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。
江部康二
(☆)
以下は週刊東洋経済2106/7/2号 80ページの江部康二のコメントです。
インスリン注射による糖尿病患者の血糖コントロールが普及するまで、糖質制限は糖尿病の食事療法として一般的だった。「糖尿病学の父」、エリオット・ジョスリン医師の著作(1916年)によれば、炭水化物は総摂取カロリーの2割が標準と書かれている。糖尿病だった文豪の夏目漱石も、厳しい糖質制限食で症状を改善させている。
だが、21年に初めてインスリンが抽出され、患者の血糖コントロールに用いられるようになると、推奨される炭水化物量はどんどん増え続け、86年には6割に。患者の肥満解消にはカロリー制限が有効とされ、日本糖尿病学会もこれに追従。そして、糖質制限食は「異端」のレッテルを貼られたわけだ。
糖質制限食が国内で「再発見」されたのは、99年のこと。高雄病院院長(当時)だった兄が導入し、私も自ら糖尿病になったことで研究に取り組みはじめ、血糖の安定や肥満の解消に短期間で大きな効果があることを確信した。
その有効性や安全性をめぐっては様々な議論がされてきたが、13年に決着はついた。長らく糖質制限食を「推奨できない」としていた米国糖尿病学会が、2008年に1年間の安全保証期限付きで糖質制限の有効性を認め、13年には期限なしの容認に至ったのだ。
それにも関わらず、日本糖尿病学会の姿勢は旧態依然としていて、現時点でも炭水化物の極端な制限は推奨できないという提言を変えていない。医学部でもそう教えている。当然、上層部の人間はアメリカの動きを知っているはずだが、これまでカロリー制限食を唯一の食事療法として患者に強制してきた以上、ひっこみがつかなくなっているのではないか。
同学会が13年に出したメディア向け資料には、08年に聖路加国際病院の能登医師らが発表した「長期的糖質制限により死亡の危険性が高まる可能性がある」と結論づけた論文が引かれており、これが大手新聞に次々掲載されて糖質制限ネガティブキャンペーンの様相を呈した。だが、この論文のエビデンスレベルは低く、能登氏自身もそれを認めている。しかも、被験者は現在糖質制限食の上限である1日糖質130g以上食べている。きちんと糖質制限をしたら、死人が増えるどころか、寿命が延びるだろう。
また、脳の唯一の栄養はブドウ糖なのだから、糖質を制限したら頭が働かなくなるというのも誤解だ。脳は、ブドウ糖だけでなく脂肪を分解してできるケトン体も栄養にすることができるのだ。「日本人の主食は米である。それを減らして健康になるわけがない」と批判も凝り固まった考え。700万年間の人類の歴史を考えてごらんなさい。穀物の栽培がはじまったのは約1万年前。それまでの人類は今で言う糖質制限食で問題なく生きてきたのだ。
さらには、糖質制限をしてから力が入らない、生理が止まったという場合は、同時にカロリー制限をしてエネルギー不足になってしまっている場合がほとんど。ダイエット中の人は、脂身のある肉などを摂取することに心理的な抵抗感を感じる。それで動物性脂肪を摂らずに豆腐を食べるとか、脂肪の少ない鳥のササミばかり食べていると、当然エネルギー不足でヘロヘロになるだろう。
糖質制限を適切に行う秘訣は、食物繊維やビタミンCを葉野菜などからしっかり摂取したうえで、適正なカロリーを維持しながら、動物性脂肪・タンパク質をしっかり摂ることが大切だ。
都内河北 鈴木です。
江部先生糖質制限理論により改善以上、生還した者として発言します。
自身の組織が福岡久山町・山形舟形町で可能性無い事を証明しているカロリ~制限食指導されて悪化一途の実害受けた本人として言います、
日本医療界特に、日本糖尿病学会の真偽判断は遅すぎます。
日本糖尿病学会信者医者・病院は、
何等病態改善できないにも関わらず、患者自身が江部先生糖質制限理論で自力改善するや、真摯に反省学習するどころか、転院する先々でも信者医者達は嫌がらせ三昧!
証明文書存在してます!!
日本糖尿病学会は、
日本の糖尿病専門組織として未だ素直に受け入れないのか疑問で不思議です。
この日本に生まれたのが不幸だと考えるしかないのですかね?
でも私は江部先生糖質制限理論に出会えて改善以上、生還できて幸運でした。
敬具
江部先生糖質制限理論により改善以上、生還した者として発言します。
自身の組織が福岡久山町・山形舟形町で可能性無い事を証明しているカロリ~制限食指導されて悪化一途の実害受けた本人として言います、
日本医療界特に、日本糖尿病学会の真偽判断は遅すぎます。
日本糖尿病学会信者医者・病院は、
何等病態改善できないにも関わらず、患者自身が江部先生糖質制限理論で自力改善するや、真摯に反省学習するどころか、転院する先々でも信者医者達は嫌がらせ三昧!
証明文書存在してます!!
日本糖尿病学会は、
日本の糖尿病専門組織として未だ素直に受け入れないのか疑問で不思議です。
この日本に生まれたのが不幸だと考えるしかないのですかね?
でも私は江部先生糖質制限理論に出会えて改善以上、生還できて幸運でした。
敬具
2016/06/28(Tue) 03:26 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
門脇さん 外堀がどんどん埋められて敗戦処理に切り替えた感じですね。ここはその勇気?を称えるべきでしょうか...
2016/06/28(Tue) 07:20 | URL | tama | 【編集】
都内河北 鈴木 さん
ご自分で考えられ、決断して、糖質制限食を選択され
改善・生還されたのは、素晴らしいことと思います。
医師任せにせず、糖尿病を良くするとという目的のもとに、
これからも、糖質制限食をお続けいただけば幸いです。
ご自分で考えられ、決断して、糖質制限食を選択され
改善・生還されたのは、素晴らしいことと思います。
医師任せにせず、糖尿病を良くするとという目的のもとに、
これからも、糖質制限食をお続けいただけば幸いです。
2016/06/28(Tue) 09:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
tama さん
門脇理事長、
週刊東洋経済
81ページの冒頭で、
「今日は日本糖尿病学会の理事長としてではなく、一人の糖尿病専門医の見解として申し上げたい」
とのことですから、まだまだ、糖質制限食反対派の理事や評議員も大勢いるのでしょうね。
門脇理事長、
週刊東洋経済
81ページの冒頭で、
「今日は日本糖尿病学会の理事長としてではなく、一人の糖尿病専門医の見解として申し上げたい」
とのことですから、まだまだ、糖質制限食反対派の理事や評議員も大勢いるのでしょうね。
2016/06/28(Tue) 09:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
>③高タンパク食は筋肉量維持に効果があるが、反面、腫瘍の増殖を進行させるおそれもあり、60歳より若い人ではがんの危険性を高める。
昨年末から糖質制限を。
やり始める前に江部先生の本を読み漁りました。理論をしっかりと、と思い。
癌細胞の栄養源はブドウ糖。
癌細胞を飢え死にさせるために糖質を極力摂らない。
そんな感じで理解しています。
昨年末から糖質制限を。
やり始める前に江部先生の本を読み漁りました。理論をしっかりと、と思い。
癌細胞の栄養源はブドウ糖。
癌細胞を飢え死にさせるために糖質を極力摂らない。
そんな感じで理解しています。
2016/06/28(Tue) 13:00 | URL | 今井 | 【編集】
キッセイ薬品工業
食後高血糖.com http://shokugo-kissei.com/
が6月末にて閉鎖されることになりました。グルファストを製造販売している薬品メーカーです。
薬自体は悪くない、と思うのですが、ビデオを見ると
◎糖質を積極的に摂取して、グルファストとベイスン処方
が基本となっていて、講演料4000万円/年で有名な河盛親子が豪勢に出演されています。
何が原因で閉鎖かは明記されていませんが、
◎「時代の波」を感じる
ので、江部ブログ読者の皆様にも知って頂きたくコメント投稿させて頂きました。
食後高血糖.com http://shokugo-kissei.com/
が6月末にて閉鎖されることになりました。グルファストを製造販売している薬品メーカーです。
薬自体は悪くない、と思うのですが、ビデオを見ると
◎糖質を積極的に摂取して、グルファストとベイスン処方
が基本となっていて、講演料4000万円/年で有名な河盛親子が豪勢に出演されています。
何が原因で閉鎖かは明記されていませんが、
◎「時代の波」を感じる
ので、江部ブログ読者の皆様にも知って頂きたくコメント投稿させて頂きました。
2016/06/28(Tue) 13:30 | URL | らこ | 【編集】
今井 さん
がん細胞のエネルギー源は、糖質のみです。
正常細胞のようにケトン体や脂肪酸はエネルギー源にできません。
ただ、肝臓でブドウ糖をつくる糖新生があるので、「糖質制限食でがん細胞が飢え死に」というわけにはいきません。
ただ野放しに糖質を摂取することに比べたら、一定の兵糧攻めにはなります。
あと血中ケトン体が上昇することが、腫瘍細胞抑制になるという動物実験もあります。
がん細胞のエネルギー源は、糖質のみです。
正常細胞のようにケトン体や脂肪酸はエネルギー源にできません。
ただ、肝臓でブドウ糖をつくる糖新生があるので、「糖質制限食でがん細胞が飢え死に」というわけにはいきません。
ただ野放しに糖質を摂取することに比べたら、一定の兵糧攻めにはなります。
あと血中ケトン体が上昇することが、腫瘍細胞抑制になるという動物実験もあります。
2016/06/28(Tue) 14:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこ さん
キッセイ薬品工業 そのものは、普通に継続ですね。
グルベス(グルファスト+ベイスン)は、糖質摂取せざるを得ないときには、それなりに有効な薬です。
キッセイ薬品工業 そのものは、普通に継続ですね。
グルベス(グルファスト+ベイスン)は、糖質摂取せざるを得ないときには、それなりに有効な薬です。
2016/06/28(Tue) 14:18 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
お忙しい中、早々にコメント返信頂き、誠にありがとうございました。
>キッセイ薬品工業 そのものは、普通に継続ですね。
新製品「グルファストOD錠」があるので、今後もグルファスト&グルベスは継続販売してくれますね。
お忙しい中、早々にコメント返信頂き、誠にありがとうございました。
>キッセイ薬品工業 そのものは、普通に継続ですね。
新製品「グルファストOD錠」があるので、今後もグルファスト&グルベスは継続販売してくれますね。
2016/06/28(Tue) 15:10 | URL | らこ | 【編集】
「東大病院では、糖質40%というメニューを提供」って、中途半端で一番よくないパターンじゃないですか? 食後高血糖が解決されず、脂質を多くしたら高脂血症になる可能性もあり、給食のさじ加減でどうにでもなりますね。それにカロリー制限も当然のごとく行なっているでしょうから、患者はおにぎりや饅頭を買い食いして更に悪化。 (糖尿病になると脅されて、自らの意志で糖質制限始めました、と言っても、砂糖入りヨーグルトを大量に食べてしまうのが糖毒人ですから)
これは門脇せんせい、糖質制限失敗のエビデンスを作るつもりですな
これは門脇せんせい、糖質制限失敗のエビデンスを作るつもりですな
2016/06/29(Wed) 21:17 | URL | 通りすがり | 【編集】
通りすがり さん
40%の糖質制限食でも、肥満改善とHbA1c改善に有効という研究報告もありますので
門脇先生、いい方向への変化と思いますよ。
40%の糖質制限食でも、肥満改善とHbA1c改善に有効という研究報告もありますので
門脇先生、いい方向への変化と思いますよ。
2016/06/30(Thu) 11:37 | URL | ドクター江部 | 【編集】
「糖質制限危険説」は一体どこまで真実なのか
http://toyokeizai.net/articles/-/125237?page=4
「十二指腸潰瘍と糖質制限に因果関係ない」と医師断言
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0701/sgk_160701_4513467282.html
http://toyokeizai.net/articles/-/125237?page=4
「十二指腸潰瘍と糖質制限に因果関係ない」と医師断言
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0701/sgk_160701_4513467282.html
2016/07/01(Fri) 08:50 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
日本糖尿病学会の門脇理事長、ご自身も糖質制限食を実践されているようですね。
情報をありがとうございます。
日本糖尿病学会の門脇理事長、ご自身も糖質制限食を実践されているようですね。
2016/07/01(Fri) 15:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
> 門脇理事長、ご自身も糖質制限食を実践されているよう
こういう御仁を、世間一般では「恥知らず」という。しかし、お客様に対しては人工透析や足切断という状況に追い込みながら、自らは糖質制限って、これは倫理的、道義的だけでなく、法的にも問題ですな
こういう御仁を、世間一般では「恥知らず」という。しかし、お客様に対しては人工透析や足切断という状況に追い込みながら、自らは糖質制限って、これは倫理的、道義的だけでなく、法的にも問題ですな
2016/07/01(Fri) 19:36 | URL | 通りすがり | 【編集】
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