2016年05月16日 (月)
こんにちは。
食品標準成分表2015年版(七訂)のマヨネーズと、キューピーマヨネーズの栄養成分を比べてみました。
以前の本ブログ記事を少し訂正します。
七訂と五訂はマヨネーズの栄養成分は同一でした。
A)日本食品標準成分表2015年版(七訂)のマヨネーズ
マヨネーズ・卵黄型 100gあたり の栄養成分
エネルギー 670.0
水分(g) 20.2
たんぱく質(g) 2.8
脂質(g) 72.3
※飽和脂肪酸(g) 6.85
※一価不飽和脂肪酸(g) 36.50
多価不飽和脂肪酸(g) 22.99
※コレステロール(mg) 150
炭水化物(g) 1.7
※食物繊維(g) 0.0
食塩相当量(g) 2.3
脂肪酸総量 66.34
飽和脂肪酸量 6.85
一価不飽和脂肪酸 36.50
多価不飽和脂肪酸 22.99
オレイン酸 30.39
リノール酸 22.47
リノレン酸 6.16g
B)
キューピーマヨネーズの組成
キューピーマヨネーズのホームページで調べて以下記載
原材料名
食用植物油脂(大豆を含む)、卵黄、醸造酢(りんごを含む)、
食塩、調味料(アミノ酸)、香辛料、香辛料抽出物
大さじ約1杯(15g)当たりの栄養成分
エネルギー 100kcal
たんぱく質 0.4g
脂質 11.2g
炭水化物 0.1g
ナトリウム 105mg
情報更新日:2016年1月6日
100gあたりの栄養成分
エネルギー 666.7kcal
たんぱく質 2.67g
脂質 74.67g
炭水化物 0.67g
ナトリウム 699.9mg
食品成分表(七訂)のマヨネーズに比べて、キューピーマヨネーズの方が脂質が多くて炭水化物が少ないので、糖質制限的には好ましいです。
そして、キユーピーお客様相談室に直接メールして問い合わせたところ、2016年時点でキユーピー マヨネーズについては、脂肪酸組成のデータはないそうです。
また、以前私がブログに書いた キユーピー マヨネーズの脂肪酸組成のデータは、正確な数字ではありませんでした。(*)
脂肪酸全体に対するオレイン酸、リノール酸、αリノレン酸のパーセンテージは、下記の「全国消費生活相談員協会関東支部 食の研究会」の報告書にも記載がありません。
マヨネーズの脂肪酸は、上記以外にもオパルミチン酸、ステアリン酸、イコセン酸なども含まれています。
済みませんでした。
C)
全国消費生活相談員協会関東支部 食の研究会
http://www.zenso.or.jp/wp-content/uploads/manq.pdf
マヨネーズの表示に関する
アンケート報告書概要
2005年8月10日
マヨネーズ成分表
キューピーマヨネーズ
食用植物油脂(大豆を含む)
卵黄
醸造酒(りんごを含む)
食塩
調味料(アミノ酸)
香辛料
栄養成分表示
12gあたり
エネルギー 82kcal
水分 2.6g
たんぱく質 0.3g
脂質 9.0g
炭水化物 0.1g
ナトリウム 86mg
オレイン酸 4.2g
リノール酸 2.3g
αリノレン酸 0.6g
食塩相当量 0.2g
栄養成分
100gあたり
エネルギー 683kcal
水分 21.7g
たんぱく質 2.45g
脂質 75g
炭水化物 0.83g
ナトリウム 716.7mg
オレイン酸 35g
リノール酸 19.17g
αリノレン酸 5g
食塩相当量 1.67g
2005年の段階では、キューピーマヨネーズにもオレイン酸、リノール酸、αリノレン酸の表示があったようですが、2016年現在は、表示はないようです。
2005年の時点では、キューピーマヨネーズは、普通の五訂(七訂)食品成分表に記載してあるマヨネーズ・卵黄型よりは、オレイン酸が多くてリノール酸が少ないので、やはり好ましいです。
2005年と2016年のキューピーマヨネーズの栄養成分を比べると、少しだけ変化がありますね。
炭水化物が少し減って、たんぱく質が少し増えています。
江部康二
(*)
糖質制限食とマヨネーズとコレステロール
2007年11月27日 (火)
おはようございます。
調味料の中で、マヨネーズは糖質制限食OK食品です。私も家でも外食でもよく使います。
サラダを注文したときなど、レストランの砂糖たっぷりの甘いドレッシングは断って、マヨネーズを持ってきてもらいます。
マヨネーズは、日本食品標準成分表で見ると、卵黄型だと100g中1.7g、全卵型で4.5gの糖質含有量です。当然卵黄型がいいですね。
例えば、キューピーマヨネーズは、通常のものは砂糖ゼロで、糖質は100g中に0.7gていどで、脂質は100gあたり74.7gで、タンパク質が2.7gと、さらに好ましいです。
キューピーマヨネーズの脂肪酸組成は、約53パーセントがオレイン酸、約27パーセントがリノール酸、α-リノレン酸が約7.64パーセント程度で、「リノール酸型食品」ではなく、「オレイン酸型食品」でお奨め食品です。
マヨネーズの歴史を紐解いたり、誤解をただしたり・・・
以下は、キューピーマヨネーズのホームページからの引用ですが、私もほぼ同意見です。
<キューピー マヨネーズワールド>
『18世紀半ば、メノルカ島(スペイン)での出来事です。当時イギリス領だったこの島にフランス軍が攻撃をしかけました。その指揮をとっていたのがリシュリュー公爵。戦火の中、公爵は港町マオンで料理屋に入り、お肉に添えられたあるソースに出会いました。
そのソースを気に入った公爵は、後にパリでそのソースを「マオンのソース」として紹介しました。それが「Mahonnaise(マオンネーズ)」と呼ばれ、その後「Mayonnaise(マヨネーズ)」となりました。これがマヨネーズの最も有力な起源説といわれています。』
<未だに冤罪に泣くコレステロール>
『マヨネーズは血中コレステロール値を上げるのではないか、という誤解が未だにあります。たくさんコレステロールを摂取したからといって血中コレステロール値が上がるとは限らない、むしろ上がらない人のほうが多いことは、現在では証明済みです。コレステロールは食事から摂取する数倍の量が体内(主に肝臓)で合成されており、食事由来のコレステロールが増えれば、肝臓はその分合成を控え、血中コレステロール値を一定に保とうとするからです。
「コレステロールを多く摂取すると動脈硬化になる」という大前提が崩れてしまえば、「卵を食べると動脈硬化になる」「卵を原料とするマヨネーズもやはり動脈硬化を引き起こす」という論理も破綻します。食事の栄養バランスを考えれば、普通の人は一日に卵を2個ぐらい食べたほうがいいというのが現在の常識です。マヨネーズの場合は、含まれるコレステロールの量も微々たるもので、マヨネーズには血中コレステロール値を下げる作用を持つ、卵黄レシチンや植物油が含まれています。』
コレステロール=動脈硬化、と考えがちですが、実はコレステロールは、からだの細胞やホルモンを作る、大切な成分です。人間の体内で合成されるコレステロールは600mg~700mg/1日です。また、動脈硬化が起こるのは、コレステロールそのものではなく、それを組織に運ぶ物質が酸化されることによります。
マヨネーズの主原料である卵は、コレステロールを含む食品です。でも、マヨネーズを1日15gずつ、12週間食べてもらったところ、血中のコレステロール値は健康な人では正常に保たれ、また高脂血症患者では低下した、という実験結果もあります。これはマヨネーズにたっぷり含まれるオレイン酸の効果だろうと報告されています(東儀宣哲・上嶋稔子「新薬と臨床」第48巻第3号から)。
私は、別にキューピーマヨネーズの回し者ではではありませんが、コレステロールに対する見解には賛成です。
我が家ではキューピーマヨネーズをもっぱら使用していますが、単純に糖質含有量が少ないし砂糖も含まれていないからです。
ああ、それにやっぱり一番美味しいですね(o^。^o)
さらに追い風として、<ワイル博士の医食同源、アンドルー・ワイル、角川書店>の135ページに、
「1976年から長期におこなわれているハーバード大学看護部の研究で、マヨネーズと油ベースのサラダドレッシングをよく使う女性は、それらをめったに使用しない女性に比べて冠動脈疾患のリスクがいちじるしく低いことが判明した」との記載があります。
また、米国の大規模介入試験(5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、平均8年間にわたって追跡)において脂質熱量比率20%で強力に指導したグループは、対照群に比較して、心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクを下げないことがアメリカ医師会雑誌2006年2月8日号で報告されました。総コレステロール値も、両群に差はありませんでした。
つまり、従来のヘルシー食(糖質を中心に野菜をたっぷりと摂取)を徹底して脂質を減らしても、ガンも心筋梗塞も減らなかったという衝撃的な事実が明らかとなったわけです。
糖質制限食は、相対的に高脂肪・高タンパク食となります。その中でマヨネーズは、高脂肪食の王様のようなものです。
一時若者の間で、何でもかんでもマヨネーズをかけて食べることが流行し、「マヨラー」と呼ばれて、有識者の顰蹙を買っていたようですが、今や私もマヨラーの端くれですね。
「オレイン酸型食品」の雄、マヨネーズは 糖質制限食の優等生です。ブログ読者の皆さんも今日からマヨラー?目指して下さいね。
江部康二
食品標準成分表2015年版(七訂)のマヨネーズと、キューピーマヨネーズの栄養成分を比べてみました。
以前の本ブログ記事を少し訂正します。
七訂と五訂はマヨネーズの栄養成分は同一でした。
A)日本食品標準成分表2015年版(七訂)のマヨネーズ
マヨネーズ・卵黄型 100gあたり の栄養成分
エネルギー 670.0
水分(g) 20.2
たんぱく質(g) 2.8
脂質(g) 72.3
※飽和脂肪酸(g) 6.85
※一価不飽和脂肪酸(g) 36.50
多価不飽和脂肪酸(g) 22.99
※コレステロール(mg) 150
炭水化物(g) 1.7
※食物繊維(g) 0.0
食塩相当量(g) 2.3
脂肪酸総量 66.34
飽和脂肪酸量 6.85
一価不飽和脂肪酸 36.50
多価不飽和脂肪酸 22.99
オレイン酸 30.39
リノール酸 22.47
リノレン酸 6.16g
B)
キューピーマヨネーズの組成
キューピーマヨネーズのホームページで調べて以下記載
原材料名
食用植物油脂(大豆を含む)、卵黄、醸造酢(りんごを含む)、
食塩、調味料(アミノ酸)、香辛料、香辛料抽出物
大さじ約1杯(15g)当たりの栄養成分
エネルギー 100kcal
たんぱく質 0.4g
脂質 11.2g
炭水化物 0.1g
ナトリウム 105mg
情報更新日:2016年1月6日
100gあたりの栄養成分
エネルギー 666.7kcal
たんぱく質 2.67g
脂質 74.67g
炭水化物 0.67g
ナトリウム 699.9mg
食品成分表(七訂)のマヨネーズに比べて、キューピーマヨネーズの方が脂質が多くて炭水化物が少ないので、糖質制限的には好ましいです。
そして、キユーピーお客様相談室に直接メールして問い合わせたところ、2016年時点でキユーピー マヨネーズについては、脂肪酸組成のデータはないそうです。
また、以前私がブログに書いた キユーピー マヨネーズの脂肪酸組成のデータは、正確な数字ではありませんでした。(*)
脂肪酸全体に対するオレイン酸、リノール酸、αリノレン酸のパーセンテージは、下記の「全国消費生活相談員協会関東支部 食の研究会」の報告書にも記載がありません。
マヨネーズの脂肪酸は、上記以外にもオパルミチン酸、ステアリン酸、イコセン酸なども含まれています。
済みませんでした。
C)
全国消費生活相談員協会関東支部 食の研究会
http://www.zenso.or.jp/wp-content/uploads/manq.pdf
マヨネーズの表示に関する
アンケート報告書概要
2005年8月10日
マヨネーズ成分表
キューピーマヨネーズ
食用植物油脂(大豆を含む)
卵黄
醸造酒(りんごを含む)
食塩
調味料(アミノ酸)
香辛料
栄養成分表示
12gあたり
エネルギー 82kcal
水分 2.6g
たんぱく質 0.3g
脂質 9.0g
炭水化物 0.1g
ナトリウム 86mg
オレイン酸 4.2g
リノール酸 2.3g
αリノレン酸 0.6g
食塩相当量 0.2g
栄養成分
100gあたり
エネルギー 683kcal
水分 21.7g
たんぱく質 2.45g
脂質 75g
炭水化物 0.83g
ナトリウム 716.7mg
オレイン酸 35g
リノール酸 19.17g
αリノレン酸 5g
食塩相当量 1.67g
2005年の段階では、キューピーマヨネーズにもオレイン酸、リノール酸、αリノレン酸の表示があったようですが、2016年現在は、表示はないようです。
2005年の時点では、キューピーマヨネーズは、普通の五訂(七訂)食品成分表に記載してあるマヨネーズ・卵黄型よりは、オレイン酸が多くてリノール酸が少ないので、やはり好ましいです。
2005年と2016年のキューピーマヨネーズの栄養成分を比べると、少しだけ変化がありますね。
炭水化物が少し減って、たんぱく質が少し増えています。
江部康二
(*)
糖質制限食とマヨネーズとコレステロール
2007年11月27日 (火)
おはようございます。
調味料の中で、マヨネーズは糖質制限食OK食品です。私も家でも外食でもよく使います。
サラダを注文したときなど、レストランの砂糖たっぷりの甘いドレッシングは断って、マヨネーズを持ってきてもらいます。
マヨネーズは、日本食品標準成分表で見ると、卵黄型だと100g中1.7g、全卵型で4.5gの糖質含有量です。当然卵黄型がいいですね。
例えば、キューピーマヨネーズは、通常のものは砂糖ゼロで、糖質は100g中に0.7gていどで、脂質は100gあたり74.7gで、タンパク質が2.7gと、さらに好ましいです。
キューピーマヨネーズの脂肪酸組成は、約53パーセントがオレイン酸、約27パーセントがリノール酸、α-リノレン酸が約7.64パーセント程度で、「リノール酸型食品」ではなく、「オレイン酸型食品」でお奨め食品です。
マヨネーズの歴史を紐解いたり、誤解をただしたり・・・
以下は、キューピーマヨネーズのホームページからの引用ですが、私もほぼ同意見です。
<キューピー マヨネーズワールド>
『18世紀半ば、メノルカ島(スペイン)での出来事です。当時イギリス領だったこの島にフランス軍が攻撃をしかけました。その指揮をとっていたのがリシュリュー公爵。戦火の中、公爵は港町マオンで料理屋に入り、お肉に添えられたあるソースに出会いました。
そのソースを気に入った公爵は、後にパリでそのソースを「マオンのソース」として紹介しました。それが「Mahonnaise(マオンネーズ)」と呼ばれ、その後「Mayonnaise(マヨネーズ)」となりました。これがマヨネーズの最も有力な起源説といわれています。』
<未だに冤罪に泣くコレステロール>
『マヨネーズは血中コレステロール値を上げるのではないか、という誤解が未だにあります。たくさんコレステロールを摂取したからといって血中コレステロール値が上がるとは限らない、むしろ上がらない人のほうが多いことは、現在では証明済みです。コレステロールは食事から摂取する数倍の量が体内(主に肝臓)で合成されており、食事由来のコレステロールが増えれば、肝臓はその分合成を控え、血中コレステロール値を一定に保とうとするからです。
「コレステロールを多く摂取すると動脈硬化になる」という大前提が崩れてしまえば、「卵を食べると動脈硬化になる」「卵を原料とするマヨネーズもやはり動脈硬化を引き起こす」という論理も破綻します。食事の栄養バランスを考えれば、普通の人は一日に卵を2個ぐらい食べたほうがいいというのが現在の常識です。マヨネーズの場合は、含まれるコレステロールの量も微々たるもので、マヨネーズには血中コレステロール値を下げる作用を持つ、卵黄レシチンや植物油が含まれています。』
コレステロール=動脈硬化、と考えがちですが、実はコレステロールは、からだの細胞やホルモンを作る、大切な成分です。人間の体内で合成されるコレステロールは600mg~700mg/1日です。また、動脈硬化が起こるのは、コレステロールそのものではなく、それを組織に運ぶ物質が酸化されることによります。
マヨネーズの主原料である卵は、コレステロールを含む食品です。でも、マヨネーズを1日15gずつ、12週間食べてもらったところ、血中のコレステロール値は健康な人では正常に保たれ、また高脂血症患者では低下した、という実験結果もあります。これはマヨネーズにたっぷり含まれるオレイン酸の効果だろうと報告されています(東儀宣哲・上嶋稔子「新薬と臨床」第48巻第3号から)。
私は、別にキューピーマヨネーズの回し者ではではありませんが、コレステロールに対する見解には賛成です。
我が家ではキューピーマヨネーズをもっぱら使用していますが、単純に糖質含有量が少ないし砂糖も含まれていないからです。
ああ、それにやっぱり一番美味しいですね(o^。^o)
さらに追い風として、<ワイル博士の医食同源、アンドルー・ワイル、角川書店>の135ページに、
「1976年から長期におこなわれているハーバード大学看護部の研究で、マヨネーズと油ベースのサラダドレッシングをよく使う女性は、それらをめったに使用しない女性に比べて冠動脈疾患のリスクがいちじるしく低いことが判明した」との記載があります。
また、米国の大規模介入試験(5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、平均8年間にわたって追跡)において脂質熱量比率20%で強力に指導したグループは、対照群に比較して、心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクを下げないことがアメリカ医師会雑誌2006年2月8日号で報告されました。総コレステロール値も、両群に差はありませんでした。
つまり、従来のヘルシー食(糖質を中心に野菜をたっぷりと摂取)を徹底して脂質を減らしても、ガンも心筋梗塞も減らなかったという衝撃的な事実が明らかとなったわけです。
糖質制限食は、相対的に高脂肪・高タンパク食となります。その中でマヨネーズは、高脂肪食の王様のようなものです。
一時若者の間で、何でもかんでもマヨネーズをかけて食べることが流行し、「マヨラー」と呼ばれて、有識者の顰蹙を買っていたようですが、今や私もマヨラーの端くれですね。
「オレイン酸型食品」の雄、マヨネーズは 糖質制限食の優等生です。ブログ読者の皆さんも今日からマヨラー?目指して下さいね。
江部康二
高雄病院通院者です。
血液検査と尿検査をして頂いているのですが、
腎臓に合併症が出ているかどうか、
どの項目を観れば良いのでしょうか?
血液検査と尿検査をして頂いているのですが、
腎臓に合併症が出ているかどうか、
どの項目を観れば良いのでしょうか?
2016/05/16(Mon) 17:29 | URL | 糖質制限 | 【編集】
糖質制限 さん
尿検査:
1)蛋白尿がでている否か
2)蛋白尿が陰性なら、尿中微量アルブミン検査
1)2)をクリアすれば、糖尿病腎症はないです。
腎不全のチェックは、血清クレアチニン値や血清シスタチンC、あるいはそれから計算するeGFRで評価します。
あとは主治医とよくご相談頂けば幸いです。
尿検査:
1)蛋白尿がでている否か
2)蛋白尿が陰性なら、尿中微量アルブミン検査
1)2)をクリアすれば、糖尿病腎症はないです。
腎不全のチェックは、血清クレアチニン値や血清シスタチンC、あるいはそれから計算するeGFRで評価します。
あとは主治医とよくご相談頂けば幸いです。
2016/05/16(Mon) 17:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、早速回答頂きありがとうございます。
尿中アルブミンが100あるのですが、
糖質制限と運動で改善されるのでしょうか?
何か薬で改善しますでしょうか?
薬で改善するのであれば、薬名教えて下さい。
よろしくお願い致します。
尿中アルブミンが100あるのですが、
糖質制限と運動で改善されるのでしょうか?
何か薬で改善しますでしょうか?
薬で改善するのであれば、薬名教えて下さい。
よろしくお願い致します。
2016/05/16(Mon) 18:34 | URL | 糖質制限 | 【編集】
糖質制限さん
尿中微量アルブミンは、
クレアチニン補正を行ったデータを評価します。
mg/gCr で表し、30~299mg/gCr の範囲を微量アルブミン尿とします。
クレアチニン補正を行ったデータで30未満が正常です。
糖質制限で糖尿病をコントロール良好に保てば、改善する可能性はあります。
詳しくは主治医とご相談頂けば幸いです。
尿中微量アルブミンは、
クレアチニン補正を行ったデータを評価します。
mg/gCr で表し、30~299mg/gCr の範囲を微量アルブミン尿とします。
クレアチニン補正を行ったデータで30未満が正常です。
糖質制限で糖尿病をコントロール良好に保てば、改善する可能性はあります。
詳しくは主治医とご相談頂けば幸いです。
2016/05/17(Tue) 09:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生のブログ&著書でスーパー糖質制限食を6年以上続けている らこ です。「腎臓に合併症」の話題が出たのでご教示頂ければと思い、投稿致します。
スーパー糖質制限食実行以来、血糖値もHbA1cも正常値を維持しております。
・・・が、今年3月の健康診断で
◎尿酸値UA=7.9
を出してしまい、フェブリク10mgの投薬生活に突入しました><
血圧もスーパー糖質制限食前から現在に至るまで正常値です。私らこの場合、
『高尿酸血症は、高血糖の記憶に拠る』
と考えれば良いのでしょうか?
スーパー糖質制限食実行以来、血糖値もHbA1cも正常値を維持しております。
・・・が、今年3月の健康診断で
◎尿酸値UA=7.9
を出してしまい、フェブリク10mgの投薬生活に突入しました><
血圧もスーパー糖質制限食前から現在に至るまで正常値です。私らこの場合、
『高尿酸血症は、高血糖の記憶に拠る』
と考えれば良いのでしょうか?
2016/05/17(Tue) 11:59 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
尿酸は、高血糖の記憶(動脈硬化)とは無関係に、
ストレス、大酒、低カロリー、断食などで上昇します。
女性で、UA=7.9 、過去痛風発作の既往なしなら
薬なしで、経過をみてもいいと思います。
9mgを超えれば、薬物治療を考慮です。
2015年09月08日 (火)の本ブログ記事
「糖質制限食と血清尿酸値について。2015年9月。」
をご参照いただけば幸いです。
尿酸は、高血糖の記憶(動脈硬化)とは無関係に、
ストレス、大酒、低カロリー、断食などで上昇します。
女性で、UA=7.9 、過去痛風発作の既往なしなら
薬なしで、経過をみてもいいと思います。
9mgを超えれば、薬物治療を考慮です。
2015年09月08日 (火)の本ブログ記事
「糖質制限食と血清尿酸値について。2015年9月。」
をご参照いただけば幸いです。
2016/05/17(Tue) 14:46 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
早速のご回答ありがとうございます。
色素性痒疹という可能性について皮膚科医とも相談してみます。
キューピーマヨネーズといえどもリノール酸が27%も含まれているため気になります。
リノール酸ゼロのマヨネーズを食べたいと思ったらやはりVオリーブオイルから手作りするのが良いのでしょうか?
早速のご回答ありがとうございます。
色素性痒疹という可能性について皮膚科医とも相談してみます。
キューピーマヨネーズといえどもリノール酸が27%も含まれているため気になります。
リノール酸ゼロのマヨネーズを食べたいと思ったらやはりVオリーブオイルから手作りするのが良いのでしょうか?
2016/05/17(Tue) 15:55 | URL | 猫 | 【編集】
江部先生、猫様こんにちは
横から失礼します。
以前こちらのサイトに投稿したものですが参考にしていただければ幸いです。
私は、市販のマヨネーズより「リノール酸」の少ない低糖質マヨネーズを、ハンディーブレンダー(約10秒)で作っています。
材料:
①全卵1個(50g)糖質0.15g
②練りマスタード10g 糖質1.31g
③穀物酢10g 糖質0.24g
④塩 2g
⑤液状ラカント4g
⑥オリーブオイル200g
マヨネーズ総質量276g
総糖質量 1.7g(エリスリトールを除く)
マヨネーズ100g当たりの糖質0.616g
作り方はこちらのサイトが参考になります。
http://www.e-gohan.com/recipe/199.html
横から失礼します。
以前こちらのサイトに投稿したものですが参考にしていただければ幸いです。
私は、市販のマヨネーズより「リノール酸」の少ない低糖質マヨネーズを、ハンディーブレンダー(約10秒)で作っています。
材料:
①全卵1個(50g)糖質0.15g
②練りマスタード10g 糖質1.31g
③穀物酢10g 糖質0.24g
④塩 2g
⑤液状ラカント4g
⑥オリーブオイル200g
マヨネーズ総質量276g
総糖質量 1.7g(エリスリトールを除く)
マヨネーズ100g当たりの糖質0.616g
作り方はこちらのサイトが参考になります。
http://www.e-gohan.com/recipe/199.html
2016/05/17(Tue) 23:17 | URL | 横車大八 | 【編集】
こんにちは、先生の人類最強の「糖質制限」論を読ませていただきました。
先入観やマスメディアの印象からマヨネーズは太るや、野菜ジュースは健康にいいなど、そういうイメージが自分に強く持っていました。
先生の本を読んで、そういう今までの食に対するイメージというのは随分と変わりました。
仕事の関係でお昼がコンビニ食になってしまうときも、裏側の成分表示の糖質や炭水化物の数値を見るようになりました。
先生の本を読んでからは、朝食はココナッツオイルコーヒー、昼と夜は動物性たんぱく質を中心に食べています。サラダも積極的に食べているのですが、市販のドレッシングが意外と糖質が高くて何を選択すればいいか悩んでいましたがマヨネーズを積極的に選んでいこうと思います。
まだ3週間ほどの実践になるのですが、正しい食生活をすれば体は変化するものなんだと実感しております。さらに、空腹感が襲ってこない、意外と無理なく続けられるというのがありがたいなと思っています。
巻末の糖質とたんぱく質の一覧表が夜の自炊を行うときに助かっています。
これからも自分みたいな、食に対する知識が乏しい人を助けるような執筆活動を応援致します。
先入観やマスメディアの印象からマヨネーズは太るや、野菜ジュースは健康にいいなど、そういうイメージが自分に強く持っていました。
先生の本を読んで、そういう今までの食に対するイメージというのは随分と変わりました。
仕事の関係でお昼がコンビニ食になってしまうときも、裏側の成分表示の糖質や炭水化物の数値を見るようになりました。
先生の本を読んでからは、朝食はココナッツオイルコーヒー、昼と夜は動物性たんぱく質を中心に食べています。サラダも積極的に食べているのですが、市販のドレッシングが意外と糖質が高くて何を選択すればいいか悩んでいましたがマヨネーズを積極的に選んでいこうと思います。
まだ3週間ほどの実践になるのですが、正しい食生活をすれば体は変化するものなんだと実感しております。さらに、空腹感が襲ってこない、意外と無理なく続けられるというのがありがたいなと思っています。
巻末の糖質とたんぱく質の一覧表が夜の自炊を行うときに助かっています。
これからも自分みたいな、食に対する知識が乏しい人を助けるような執筆活動を応援致します。
2016/05/18(Wed) 05:13 | URL | タジマ | 【編集】
江部先生の糖質制限を知る前の去年、メディアで『こめ油』のことが話題になりました。
私自身は、2000年の秋に子宮内膜症にて検査入院をし、幸いにも『経過観察』でした。しかし、激痛は治まらず、駅の階段の昇り降りは苦痛でした。知人から、その年の年末Vitamin類のサプリメントを教えてもらい数種服用しましたら、10日ほどで駅の階段を苦も無く昇り降りしている自分がありました。酷かった花粉症も何処へやら…でした。
その知人から、油のことも教えてもらい、早速炒め物などの油をオリーブ油に変えました。
オメガ系がアレルギーなどに良いとのことでした。
今も、オリーブ油を利用しています。フランス文学者の故・丸元淑生さんはトス・サラダを作るとき、あらかじめオリーブ油でコーティングすると良い、と言っていました。
江部先生の糖質制限に出会って、マヨネーズ(キューピー・純生(笑))は良いことを知り安心しました。
昨年のメディアでの放送での『こめ油』ですが、揚げ物等には使っています。
輸入元㈱アシストパーレル 100g中
オレイン酸 41.4g
リノール酸 33.0g
r-オリザノール 250mg
http://www.assistvaleur.co.jp/sp/info/411/
三和油脂㈱ みづほ こめ油
r-オリザノール 210mg
トコトリエノール 67mg
http://www.sanwa-yushi.co.jp/ricebranoil.html
職場へのお弁当のサラダには、ミニボトルにオリーブ油とバルサミコ酢かレモン汁をブレンドしたのを持って行っています。
あと、ハーブソルトです。
昔は、マヨネーズは手作りしましたが、今はそんなパワーがありません(笑)
こめ油、如何なものでしょうか?
私自身は、2000年の秋に子宮内膜症にて検査入院をし、幸いにも『経過観察』でした。しかし、激痛は治まらず、駅の階段の昇り降りは苦痛でした。知人から、その年の年末Vitamin類のサプリメントを教えてもらい数種服用しましたら、10日ほどで駅の階段を苦も無く昇り降りしている自分がありました。酷かった花粉症も何処へやら…でした。
その知人から、油のことも教えてもらい、早速炒め物などの油をオリーブ油に変えました。
オメガ系がアレルギーなどに良いとのことでした。
今も、オリーブ油を利用しています。フランス文学者の故・丸元淑生さんはトス・サラダを作るとき、あらかじめオリーブ油でコーティングすると良い、と言っていました。
江部先生の糖質制限に出会って、マヨネーズ(キューピー・純生(笑))は良いことを知り安心しました。
昨年のメディアでの放送での『こめ油』ですが、揚げ物等には使っています。
輸入元㈱アシストパーレル 100g中
オレイン酸 41.4g
リノール酸 33.0g
r-オリザノール 250mg
http://www.assistvaleur.co.jp/sp/info/411/
三和油脂㈱ みづほ こめ油
r-オリザノール 210mg
トコトリエノール 67mg
http://www.sanwa-yushi.co.jp/ricebranoil.html
職場へのお弁当のサラダには、ミニボトルにオリーブ油とバルサミコ酢かレモン汁をブレンドしたのを持って行っています。
あと、ハーブソルトです。
昔は、マヨネーズは手作りしましたが、今はそんなパワーがありません(笑)
こめ油、如何なものでしょうか?
2016/05/18(Wed) 13:07 | URL | 今井 | 【編集】
横車大八さんありがとうございます。
このrecipeで試してみます
市販品で東洋オリーブ トレアオリーブマヨネーズというのを見つけました。材料の油はオリーブ油のみのようです早速購入しました。
Amazonで85g540円でした。
このrecipeで試してみます
市販品で東洋オリーブ トレアオリーブマヨネーズというのを見つけました。材料の油はオリーブ油のみのようです早速購入しました。
Amazonで85g540円でした。
2016/05/18(Wed) 19:31 | URL | 猫 | 【編集】
横車大八 さん
自家製マヨネーズの作り方、詳しい情報をありがとうございます。
自家製マヨネーズの作り方、詳しい情報をありがとうございます。
2016/05/18(Wed) 22:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
タジマ さん
拙著のご購入、そして応援、ありがとうございます。
拙著のご購入、そして応援、ありがとうございます。
2016/05/18(Wed) 22:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
今井 さん
オリーブオイルは、100g中に
オレイン酸70.5g
リノール酸9.78g
です。
「米油」よりも、オレイン酸が多くてリノール酸が少ない、「オリーブオイル」に軍配が上がりますね。
オリーブオイルは、100g中に
オレイン酸70.5g
リノール酸9.78g
です。
「米油」よりも、オレイン酸が多くてリノール酸が少ない、「オリーブオイル」に軍配が上がりますね。
2016/05/18(Wed) 22:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
猫 さん
トレアオリーブマヨネーズ
成分はどうなのでしょうね。
私の調べがいまいちかもしれませんが
ネットでは成分がわかりませんでした。
トレアオリーブマヨネーズ
成分はどうなのでしょうね。
私の調べがいまいちかもしれませんが
ネットでは成分がわかりませんでした。
2016/05/18(Wed) 22:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
メーカーに問い合わせたところ一瓶85gあたり1.5gの砂糖を使用とのこと、他の材料に糖質が見当たらないことからOK食品のように思います。
メーカーに問い合わせたところ一瓶85gあたり1.5gの砂糖を使用とのこと、他の材料に糖質が見当たらないことからOK食品のように思います。
2016/05/19(Thu) 14:01 | URL | 猫 | 【編集】
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