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カロリー信仰のお医者さんと糖質制限食
こんにちは。
まだまだ朝夕は寒い京都です。寒さにめげす、夜は宴会にでかけます。

さてあやこさんから、再びコメント・質問をいただきました。

『ありがとう
今日は糖尿の受診日でした。ヘモは6.3%でした。
主治医に炭水化物の量を控えてると言うと、「ご飯じゃなくて、おかずの方がカロリーあるんだよ。昔は穀物主食で糖尿なんか無かったんだから、」と言われ、江部先生の教えてくださった事は言い返さずに、糖質ゼロの発泡酒なら飲んでもいいでしょう?と質問しましたら、「お酒はカロリーあるけど、栄養ないんだから、糖質無くても駄目だよ」と言われ、ああやっぱりカロリー計算しか駄目なのかと、諦めて帰って来ました。
病院へは、検査の為に通院しますが、主治医には悪いのですが、私は糖質制限食でいきます!あまり優等生ではないですが・・・。
あと主治医は飲み薬ではなくて、インシュリンを薦めるんですがなんででしょうかね!

2008/03/25(火) 23:59:31 | URL | あやこ』


あやこさん。

HbA1c6.3%、おめでとうございます。 y(o^-^o)y
コントロール良好群に復活ですね。

「ご飯じゃなくて、おかずの方がカロリーあるんだよ。昔は穀物主食で糖尿なんか無かったんだから」

概ね主治医殿の仰るとおりなのですが、昔は、運動量が現代人の10倍あったことはお忘れなく。糖質をしっかり摂取しても運動量豊富だった時代は、確かに糖尿病は少なかったですね。

まあ、主治医と戦っても仕方ありませんので、聞き流せばいいですかね。しかし、見事なまでにカロリー制限信仰のお医者さんなのですね。

2008年1月の米国糖尿病協会(ADA)の栄養勧告で

「炭水化物をモニタリングすることは、炭水化物計算にしろ、炭水化物交換にしろ、経験に基づく評価にしろ、血糖コントロールを達成するための鍵となる戦略である。」
と、炭水化物(糖質)を日常的に継続的に点検することを、強く推奨しています。

これは血糖値を急峻に上昇させるのは糖質だけである」という生理学的な事実をきっちり認識していることが背景あります。

このように、米国では炭水化物をチェックすることが、血糖コントロールの鍵とまで強調しているのに、
日本糖尿病学会のガイドラインでは、最新版でも糖質のモニタリング(日常的・継続的な点検)に関して一切記載がないのは誠に遺憾ですし、ここまでくると不思議ですね。ノ・ω・ノ″

さて、ご質問の件ですが、最近の糖尿病治療の流れとして、内服薬で引っ張ってコントロール不良で、膵臓のβ細胞にダメージを与えるより、初期からインスリンを使用して、β細胞を守るという方向になりつつあります。

この基本的な考え方には、私も賛成です。でも糖質制限食ならインスリンを使用しなくてもβ細胞を守ることができますから、あやこさんには勿論こちらが推奨です。

初期からのインスリン治療に関しては、」糖尿病勉強会(2007.11.9ブログ)米国医師の語る糖尿病 (2007.11.10ブログ)をご参照ください。

江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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