糖尿病とうつ病

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おはようございます。

本日は曇り空ですが、いよいよ春爛漫という雰囲気になってきました。春は木の芽時で、心理的には不安定になりやすい季節とされてますね。

それでは、春とは関係なく、糖尿病という病気と心理的な問題は、何か関係あるのでしょうか?
今回のブログはその辺りについて考えてみました。

糖尿病の治療というと、厳格なカロリー制限の食事療法、お酒は飲んではだめ、運動療法、内服薬、インスリン注射・・・

複雑で時間がかかり、制限と苦痛を伴う治療を長期間続けなくてはならないのですから、糖尿人は結構大変です。

しかもカロリー制限の食事療法を続けている限りは、HbA1c6.5%未満のコントロール良好な糖尿人は、インスリンを打っても薬を飲んでも、統計的には30%しかいないのです。

つまり、現状では、大多数の糖尿人はコントロール不良で、医師や栄養士から無言の非難を浴びてる感じだし、自分でも言われたとおりにちゃんと食事も運動もしているのに「なぜだー!」という心境でしょう。(*_*)

こうなると投げやりになったり、うつっぽくなっても不思議ではありませんね。

実際、糖尿病うつ病ですが、Diabetes Care という米国の医学雑誌に『糖尿病患者うつ病になるリスクが2倍も高い』という論文がのったことがあります。

つまり、糖尿人はうつになりやすいようですし、また厄介なことに、うつがあると糖尿病も悪化しやすいという側面もあります。

うつがあると運動不足、肥満などが出現しやすく、インスリン抵抗性が増します。また、うつにより治療へのコンプライアンスの悪さもでてきます。これらにより糖尿病が悪化するのです。

逆に言えば、うつ病の治療をきっちりすることで、糖尿病が改善することもあるということですね。

ここまで糖尿人にとってやや暗いお話でしたが、救いはありますよ。

高雄病院お奨めの糖質制限食だと、カロリー計算は要らないし、お酒も飲めるし、お肉もお魚も食べ放題・・・運動も別にしなくてもOK・・・。カロリー制限の糖尿病食に比べれば、面倒くささや制約が、ほとんどありません。

唯一、糖質さえ制限すれば、あとは自由ですので、長期に渡って実践でき、苦痛は少なく、心理的にはずいぶん楽ですね。(^-^)w

私もスーパー糖質制限食がベースで、たまーに少量の果物・主食を摂取するパターンですが、つらさは全くありません。

糖質制限食ならブドウ糖スパイクは生じず、代謝が安定しますし、お魚をたくさん食べればEPAやDHAも豊富に摂取されるので、心理面でもプラスに働きます。

糖尿人の皆さん、是非とも美味しく楽しく 糖質制限食を実践してくださいね。


江部康二

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