2016年03月18日 (金)
こんばんは。
◎『人類最強の「糖質制限」論』(江部康二 著)(SB新書)
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
2016年4月6日、発売。
現在、アマゾンなどで予約を開始しています。
以下の目次を見て頂ければ分かるように、「どうすれば糖質制限は続けられるのか?」のノウハウから始まって、実践的な知識のエッセンスが沢山盛り込まれています。
糖質制限食の基礎理論・応用理論もしっかり説明しています。
糖質制限食に肯定的な信頼度の高い最新エビデンスを揃えてみました。
ケトン体やコレステロールに関しても言及しました。
糖質制限食初級者から上級者まで、幅広く役に立つ構成となっていますので、是非、ご一読頂けば幸いです。
江部康二
目次
序章 なぜ糖質制限食は続かないのか?
ダイエット効果抜群!でも続かない
困るのは自分自身
糖質制限はアドラー心理学に通じる
”今そこにある危機”からの脱出
第1章 糖質を<意識すれば>続けられる
「無意識」を「意識化」しよう
うどんはダメでもそばならOK!?
加工食品の落とし穴
飲料の落とし穴
「レコーディング」で糖質を意識化してみる
糖質を無意識に避けられる究極の境地
気軽に血糖値を測ってみよう-「尿糖試験紙」
気軽に血糖値を測ってみよう-血糖
糖質1gが自分の血糖値をどのくらい上げるか
第2章 実践!炭水化物好きの<もどき>糖質制限法
「炭水化物好き」でも続けられる糖質制限法
コンビニでも低糖質食が手に入る
”ご飯もどき”で美味しく糖質制限
”麺もどき”で美味しく糖質制限
”パンもどき”で美味しく糖質制限
第3章 実践!炭水化物好きの<外食>糖質制限法
外食の糖質制限注意法-和食
外食の糖質制限注意法-洋食
外食の糖質制限注意法-フレンチ、イタリアン、中華
第4章 実践!炭水化物好きの<3食>糖質制限法
糖質制限の食生活をパターン化してみよう
糖質制限のパターン化-朝食編
糖質制限のパターン化-昼食編
糖質制限のパターン化-夕食編
第5章 カロリーを制限するから続かない
”欲張りダイエット”は長続きしない
カロリー制限はリバウンドするのがオチ
しゃぶしゃぶ10人前はさすがに・・・・
「推定エネルギー必要量」を知っておこう
第6章 自分に合った糖質制限法を学ぶ
3パターンの糖質制限法
糖質を意識することが基本
禁断の”ダブル糖質”
代表的な3つの糖質制限食を比較
3つの糖質制限食を比較-続けやすさ
3つの糖質制限食を比較-食後高血糖の改善効果
3つの糖質制限食を比較-インスリン追加分泌の抑止効果
3つの糖質制限食を比較-問題点と結論は
そのほかの糖質制限法-「断糖食」と「MEC食」
第7章 糖質制限食は最初厳しく、徐々にゆるやかに
「スーパー・スタンダード・プチ」 順がいい
週1回の解禁日で自分にご褒美
糖尿人の解禁日はくれぐれも慎重に
第8章 糖質制限の実践マニュアル
糖質制限食十箇条を守る
糖質のバランスを60%から12%に
たんぱく質と脂質をしっかりとる
「穀物」と「イモ類」を控える
イモ類でOKなのはコンニャクイモ
缶詰、佃煮などにも要注意
第9章 人工甘味料をうまく活用しよう
恐ろしい甘さの清涼飲料水
人工甘味料は血糖値を上げない
人工甘味料を適度に利用して糖質制限
甘味料について詳しくなろう
第10章 ご飯やパンと上手につき合う
茶色っぽい精製度の低い穀物がベター
血糖値が上がりやすい食べ物を見分ける
「GI値」より糖質の「絶対量」
野菜、海藻、キノコでサプリいらず
第11章 ヘルシーなイメージの飲み物にダマされるな!
スポーツドリンクは健康的?
牛乳の落とし穴
油断大敵の果物ジュース
野菜ジュースも油断大敵
第12章 脂質は悪ではない
脂質を味方につける
オリーブオイルと魚油をとろう
「リノール酸」を避けよう
「トランス脂肪酸」を避けよう
低カロリーのマヨネーズの落とし穴
マーガリンではなくバターを
第13章 酒とつまみと間食と上手くつき合う
醸造酒はNG、蒸留酒はOK
飲んでOKな醸造酒
飲んでNGの蒸留酒
塩味や醤油味のサッパリ系菓子に注意
ミックスナッツを昼食代わりにすることも
第14章 糖質制限が続く柔軟な発想法
食品添加物に過敏?
食品添加物を無闇に恐れなくていい
1日3食でも2食でも好きなほうでOK
1日1食は試してみた
BMIから理想の体重を知る
目指すべきは「BMI20.0~25.0」
第15章 糖質制限で健康的に痩せられるワケ
カロリー神話、脂質神話はウソだった
肥満・糖尿病大国アメリカの失敗
血糖値が上がると”肥満ホルモン”が出る
体脂肪の根源は余った血糖
血糖値を上昇させないことが大事
体は脂肪をためこむようにできている
第16章 糖質制限の3大効果
糖質制限で体脂肪が燃焼しやすくなる
脂肪が脳のエネルギー源になる
自分の体でブドウ糖を作り出す「糖新生」
糖質をまったくとらなくても大丈夫
たんぱく質は”熱消費”が大きい
たんぱく質は食事から日々補う
たんぱく質のとりすぎは心配なし
糖尿病腎症でたんぱく質の制限は必要なし
第17章 糖質制限で大病を防ぐ
糖質制限の健康効果-メタボを防ぐ
普通預金の内臓脂肪を下ろす
糖質制限の健康効果-がんを防ぐ
血糖はがん細胞の大好物
肉の食べすぎはがんの発生率を高める?
糖質制限の健康効果-心臓病、脳卒中を防ぐ
コレステロールを正しく知る
制限すべきはコレステロールではなく糖質
糖質制限は脳出血も防ぐ
糖質制限の健康効果-認知症を防ぐ
アルツハイマー病を防ぐ
糖質制限の健康効果-糖尿病を防ぐ
血糖値を上げるのは糖質だけ
インスリンの皮肉
糖尿病合併症を防げるのは糖質制限食だけ
第18章 アメリカでの糖質制限の変遷
アメリカでの糖質制限の変遷~その1
アメリカでの糖質制限の変遷~その2
ガラパゴス化する日本の糖尿病治療
アメリカでの糖質制限の変遷~その3
第19章 人類の身体は糖質摂取に適していない
「高血糖の記憶」を避けよう
「ミニ・スパイク」を避けよう
糖尿病予備軍を救う
人類にとって糖質制限は自然なこと
インスリンは飢餓に備えたツール
人類の消化管は糖質摂取に適していない
第20章 糖質制限の最新エビデンス(科学的根拠)
糖質制限の最新エビデンス~その1
ゆるい糖質制限でも絶大な効果
糖質制限の最新エビデンス~その2
アンチ糖質制限は信頼性が低い
欠陥だらけの論文への6つの指摘
糖質制限のダイエット&健康効果のエビデンス~その1
糖質制限のダイエット&健康効果のエビデンス~その2
終章 ケトン体と脂質は糖質制限の強い味方
ケトン体が健康を守ってくれる
「ケトン体」が増えても危険なし
飽和脂肪酸は脳卒中リスクを下げる
コレステロールの多い卵を敬遠しない
生理的ケトアシドーシス」と「糖尿病ケトアシドーシス」の違い」
ヒトは胎児、新生児のうちからケトン体をメインに使う
ケトン体は運動時にもエネルギー源になる
中強度の運動まではケトン体でパフォーマンス向上
「難治性てんかんに「ケトン食」
ケトン食は究極の糖質制限食
低脂質で病気リスクが下がる」のウソ
出版社からのコメント
ここ数年、糖質制限ダイエットが注目を集め続けています。
ごはんやパン、麺類などの炭水化物(≒糖質)を抜くことで、1週間で体重が2~3㎏ストンと落ちることから、即効性があるため実践する人が増えているのです。
しかし、炭水化物が豊富な食べものは美味しい!
それだけに、意をけっして糖質制限して、いったん成果を上げても、そこで気を許してしまって“糖質の魔力"に引き寄せられることが多いのです。
そうやって、リバウンドの道をたどる……という悪循環が多発しています。
そう、多くの人は炭水化物が大好きですし、なかなかやめることはできないのです。
平均的な日本人は摂取カロリーの6割以上を炭水化物(≒糖質)から得ているわけで……
なら、どうするか!?
糖質制限にトライしてみたいけれど今一歩踏み出せないでいる人、トライしてみたけれどリバウンドしてしまった人、そんな炭水化物が好きな人に向けた糖質制限論を、提唱者で10年来の実践者でもある江部先生が徹底指南します。
◎『人類最強の「糖質制限」論』(江部康二 著)(SB新書)
ケトン体を味方にして痩せる、健康になる
2016年4月6日、発売。
現在、アマゾンなどで予約を開始しています。
以下の目次を見て頂ければ分かるように、「どうすれば糖質制限は続けられるのか?」のノウハウから始まって、実践的な知識のエッセンスが沢山盛り込まれています。
糖質制限食の基礎理論・応用理論もしっかり説明しています。
糖質制限食に肯定的な信頼度の高い最新エビデンスを揃えてみました。
ケトン体やコレステロールに関しても言及しました。
糖質制限食初級者から上級者まで、幅広く役に立つ構成となっていますので、是非、ご一読頂けば幸いです。
江部康二
目次
序章 なぜ糖質制限食は続かないのか?
ダイエット効果抜群!でも続かない
困るのは自分自身
糖質制限はアドラー心理学に通じる
”今そこにある危機”からの脱出
第1章 糖質を<意識すれば>続けられる
「無意識」を「意識化」しよう
うどんはダメでもそばならOK!?
加工食品の落とし穴
飲料の落とし穴
「レコーディング」で糖質を意識化してみる
糖質を無意識に避けられる究極の境地
気軽に血糖値を測ってみよう-「尿糖試験紙」
気軽に血糖値を測ってみよう-血糖
糖質1gが自分の血糖値をどのくらい上げるか
第2章 実践!炭水化物好きの<もどき>糖質制限法
「炭水化物好き」でも続けられる糖質制限法
コンビニでも低糖質食が手に入る
”ご飯もどき”で美味しく糖質制限
”麺もどき”で美味しく糖質制限
”パンもどき”で美味しく糖質制限
第3章 実践!炭水化物好きの<外食>糖質制限法
外食の糖質制限注意法-和食
外食の糖質制限注意法-洋食
外食の糖質制限注意法-フレンチ、イタリアン、中華
第4章 実践!炭水化物好きの<3食>糖質制限法
糖質制限の食生活をパターン化してみよう
糖質制限のパターン化-朝食編
糖質制限のパターン化-昼食編
糖質制限のパターン化-夕食編
第5章 カロリーを制限するから続かない
”欲張りダイエット”は長続きしない
カロリー制限はリバウンドするのがオチ
しゃぶしゃぶ10人前はさすがに・・・・
「推定エネルギー必要量」を知っておこう
第6章 自分に合った糖質制限法を学ぶ
3パターンの糖質制限法
糖質を意識することが基本
禁断の”ダブル糖質”
代表的な3つの糖質制限食を比較
3つの糖質制限食を比較-続けやすさ
3つの糖質制限食を比較-食後高血糖の改善効果
3つの糖質制限食を比較-インスリン追加分泌の抑止効果
3つの糖質制限食を比較-問題点と結論は
そのほかの糖質制限法-「断糖食」と「MEC食」
第7章 糖質制限食は最初厳しく、徐々にゆるやかに
「スーパー・スタンダード・プチ」 順がいい
週1回の解禁日で自分にご褒美
糖尿人の解禁日はくれぐれも慎重に
第8章 糖質制限の実践マニュアル
糖質制限食十箇条を守る
糖質のバランスを60%から12%に
たんぱく質と脂質をしっかりとる
「穀物」と「イモ類」を控える
イモ類でOKなのはコンニャクイモ
缶詰、佃煮などにも要注意
第9章 人工甘味料をうまく活用しよう
恐ろしい甘さの清涼飲料水
人工甘味料は血糖値を上げない
人工甘味料を適度に利用して糖質制限
甘味料について詳しくなろう
第10章 ご飯やパンと上手につき合う
茶色っぽい精製度の低い穀物がベター
血糖値が上がりやすい食べ物を見分ける
「GI値」より糖質の「絶対量」
野菜、海藻、キノコでサプリいらず
第11章 ヘルシーなイメージの飲み物にダマされるな!
スポーツドリンクは健康的?
牛乳の落とし穴
油断大敵の果物ジュース
野菜ジュースも油断大敵
第12章 脂質は悪ではない
脂質を味方につける
オリーブオイルと魚油をとろう
「リノール酸」を避けよう
「トランス脂肪酸」を避けよう
低カロリーのマヨネーズの落とし穴
マーガリンではなくバターを
第13章 酒とつまみと間食と上手くつき合う
醸造酒はNG、蒸留酒はOK
飲んでOKな醸造酒
飲んでNGの蒸留酒
塩味や醤油味のサッパリ系菓子に注意
ミックスナッツを昼食代わりにすることも
第14章 糖質制限が続く柔軟な発想法
食品添加物に過敏?
食品添加物を無闇に恐れなくていい
1日3食でも2食でも好きなほうでOK
1日1食は試してみた
BMIから理想の体重を知る
目指すべきは「BMI20.0~25.0」
第15章 糖質制限で健康的に痩せられるワケ
カロリー神話、脂質神話はウソだった
肥満・糖尿病大国アメリカの失敗
血糖値が上がると”肥満ホルモン”が出る
体脂肪の根源は余った血糖
血糖値を上昇させないことが大事
体は脂肪をためこむようにできている
第16章 糖質制限の3大効果
糖質制限で体脂肪が燃焼しやすくなる
脂肪が脳のエネルギー源になる
自分の体でブドウ糖を作り出す「糖新生」
糖質をまったくとらなくても大丈夫
たんぱく質は”熱消費”が大きい
たんぱく質は食事から日々補う
たんぱく質のとりすぎは心配なし
糖尿病腎症でたんぱく質の制限は必要なし
第17章 糖質制限で大病を防ぐ
糖質制限の健康効果-メタボを防ぐ
普通預金の内臓脂肪を下ろす
糖質制限の健康効果-がんを防ぐ
血糖はがん細胞の大好物
肉の食べすぎはがんの発生率を高める?
糖質制限の健康効果-心臓病、脳卒中を防ぐ
コレステロールを正しく知る
制限すべきはコレステロールではなく糖質
糖質制限は脳出血も防ぐ
糖質制限の健康効果-認知症を防ぐ
アルツハイマー病を防ぐ
糖質制限の健康効果-糖尿病を防ぐ
血糖値を上げるのは糖質だけ
インスリンの皮肉
糖尿病合併症を防げるのは糖質制限食だけ
第18章 アメリカでの糖質制限の変遷
アメリカでの糖質制限の変遷~その1
アメリカでの糖質制限の変遷~その2
ガラパゴス化する日本の糖尿病治療
アメリカでの糖質制限の変遷~その3
第19章 人類の身体は糖質摂取に適していない
「高血糖の記憶」を避けよう
「ミニ・スパイク」を避けよう
糖尿病予備軍を救う
人類にとって糖質制限は自然なこと
インスリンは飢餓に備えたツール
人類の消化管は糖質摂取に適していない
第20章 糖質制限の最新エビデンス(科学的根拠)
糖質制限の最新エビデンス~その1
ゆるい糖質制限でも絶大な効果
糖質制限の最新エビデンス~その2
アンチ糖質制限は信頼性が低い
欠陥だらけの論文への6つの指摘
糖質制限のダイエット&健康効果のエビデンス~その1
糖質制限のダイエット&健康効果のエビデンス~その2
終章 ケトン体と脂質は糖質制限の強い味方
ケトン体が健康を守ってくれる
「ケトン体」が増えても危険なし
飽和脂肪酸は脳卒中リスクを下げる
コレステロールの多い卵を敬遠しない
生理的ケトアシドーシス」と「糖尿病ケトアシドーシス」の違い」
ヒトは胎児、新生児のうちからケトン体をメインに使う
ケトン体は運動時にもエネルギー源になる
中強度の運動まではケトン体でパフォーマンス向上
「難治性てんかんに「ケトン食」
ケトン食は究極の糖質制限食
低脂質で病気リスクが下がる」のウソ
出版社からのコメント
ここ数年、糖質制限ダイエットが注目を集め続けています。
ごはんやパン、麺類などの炭水化物(≒糖質)を抜くことで、1週間で体重が2~3㎏ストンと落ちることから、即効性があるため実践する人が増えているのです。
しかし、炭水化物が豊富な食べものは美味しい!
それだけに、意をけっして糖質制限して、いったん成果を上げても、そこで気を許してしまって“糖質の魔力"に引き寄せられることが多いのです。
そうやって、リバウンドの道をたどる……という悪循環が多発しています。
そう、多くの人は炭水化物が大好きですし、なかなかやめることはできないのです。
平均的な日本人は摂取カロリーの6割以上を炭水化物(≒糖質)から得ているわけで……
なら、どうするか!?
糖質制限にトライしてみたいけれど今一歩踏み出せないでいる人、トライしてみたけれどリバウンドしてしまった人、そんな炭水化物が好きな人に向けた糖質制限論を、提唱者で10年来の実践者でもある江部先生が徹底指南します。
糖尿病→動脈硬化→心筋梗塞で死にかかったコバタケです。
自分の経験から、糖尿病は数値もさることながら年数を重視すべきかと思います。
胃腸の丈夫な私は成長期から猛烈に炭水化物を食べるようになりました。
ご飯、麺の大盛が無料とか割安といったサービスに必ずといっていいほど飛びつきました。お菓子や甘いジュースは毒と親から教えられ、そういう物はあまり飲み食いしませんでしたが、ご飯、パン、麺など食事は栄養と信じ、それらをたくさん食べることは健康につながると思ってました。
ところが、30を過ぎた頃、会社の健康診断の尿糖検査でプラス2の結果が出て驚き、あわてて専門医に行きました。ブドウ糖液を飲み、血糖値の推移を診てもらい、医師から異常なしと言われ、会社の産業医に報告しましたが、その数値を聞かれたところ、糖負荷後の血糖値の下がり具合が悪いと産業医から指摘されました。それから産業医の言いつけに従って少食と歩行を励行するようにしました。
その後健康診断に取り入れられた空腹時血糖値、ヘモグロビンA1cもやや高めでしたが、強い克己心はなく、時折大食いの癖が出、境界値よりやや高めで推移しました。
50代になってかなり悪くなり、51の時、血糖値は179、ヘモグロビンは8.0にまで上昇しました。会社の産業医から専門医に行くようにと言われましたが、あるガン専門医の体験談の新書を読みました。要点は、カロリー制限と歩行で痩せ、ダイエットに成功し、ヘモグロビンも11か12だったところから7台にまで下がったという成功談でした。薬は副作用があるし、ヘモグロビンも7台なら合併症リスクは低いとのデータを示し、カロリー制限と歩行を推奨しておられました。ひっかかった箇所は、人体には血糖値を上げるシステムは多数あるのに、下げるシステムはインスリンしかないという箇所でした。
その本に勇気付けられ1年間カロリー制限と早朝1時間歩行を励行し、翌年の健康診断では血糖値が150台、ヘモグロビンが7.4に下がりました。産業医は良かった、これからも続けるようにと言ってくれました。しかし、これだけ努力して、ややマシかとがっかりしました。
ところがその後、江部先生と宮本輝さんの対談本を読み、3ヶ月糖質制限を実行したところ、健康診断で血糖値は120、ヘモグロビンも6ちょっとと急降下しました。しかし、会社員生活で付き合いもあり、スーパー糖質制限まではできませんでした。
しかし、糖質制限実行5年の経験と数値の良さから克服できたものとばかり思い込んでました。
ところが、ある夜、意識不明のまま突然倒れ、気づいたのは12日後、病院のベッドの上でした。それから現在まで1年半になります。心臓はやや傷物ですが、CTやエコー検査で予後は良いと判定してもらってます。倒れた時、血流が一時停止(22分間)ため小脳の細胞が壊死したことから言語、手足に後遺症がありますが、薬で震えを抑えながら、少しずつ回復しています。しかし、回復ペースの鈍化傾向から、そのうち後遺症回復はどこかでストップすることも覚悟しています。
私の病歴話が長くなりましたが、本題は標題に書いたように糖尿病から来る心筋梗塞は、血糖値がやや高くなった30才~57才発病まで27年間という長期間を要したということにあるように思えます。私一人だけの経験ですが。
空腹時血糖値179、ヘモグロビン8.0が最高値だったので、比較的軽症のうち糖質制限に出会えて良かったと思ってましたが、その27年間の間に高血糖の記憶はしっかりと刻まれていたのではないかと思います。
要するに、数値もさることながら年数が恐いと考えてるべきでしょうか?
長々と失礼しました。
自分の経験から、糖尿病は数値もさることながら年数を重視すべきかと思います。
胃腸の丈夫な私は成長期から猛烈に炭水化物を食べるようになりました。
ご飯、麺の大盛が無料とか割安といったサービスに必ずといっていいほど飛びつきました。お菓子や甘いジュースは毒と親から教えられ、そういう物はあまり飲み食いしませんでしたが、ご飯、パン、麺など食事は栄養と信じ、それらをたくさん食べることは健康につながると思ってました。
ところが、30を過ぎた頃、会社の健康診断の尿糖検査でプラス2の結果が出て驚き、あわてて専門医に行きました。ブドウ糖液を飲み、血糖値の推移を診てもらい、医師から異常なしと言われ、会社の産業医に報告しましたが、その数値を聞かれたところ、糖負荷後の血糖値の下がり具合が悪いと産業医から指摘されました。それから産業医の言いつけに従って少食と歩行を励行するようにしました。
その後健康診断に取り入れられた空腹時血糖値、ヘモグロビンA1cもやや高めでしたが、強い克己心はなく、時折大食いの癖が出、境界値よりやや高めで推移しました。
50代になってかなり悪くなり、51の時、血糖値は179、ヘモグロビンは8.0にまで上昇しました。会社の産業医から専門医に行くようにと言われましたが、あるガン専門医の体験談の新書を読みました。要点は、カロリー制限と歩行で痩せ、ダイエットに成功し、ヘモグロビンも11か12だったところから7台にまで下がったという成功談でした。薬は副作用があるし、ヘモグロビンも7台なら合併症リスクは低いとのデータを示し、カロリー制限と歩行を推奨しておられました。ひっかかった箇所は、人体には血糖値を上げるシステムは多数あるのに、下げるシステムはインスリンしかないという箇所でした。
その本に勇気付けられ1年間カロリー制限と早朝1時間歩行を励行し、翌年の健康診断では血糖値が150台、ヘモグロビンが7.4に下がりました。産業医は良かった、これからも続けるようにと言ってくれました。しかし、これだけ努力して、ややマシかとがっかりしました。
ところがその後、江部先生と宮本輝さんの対談本を読み、3ヶ月糖質制限を実行したところ、健康診断で血糖値は120、ヘモグロビンも6ちょっとと急降下しました。しかし、会社員生活で付き合いもあり、スーパー糖質制限まではできませんでした。
しかし、糖質制限実行5年の経験と数値の良さから克服できたものとばかり思い込んでました。
ところが、ある夜、意識不明のまま突然倒れ、気づいたのは12日後、病院のベッドの上でした。それから現在まで1年半になります。心臓はやや傷物ですが、CTやエコー検査で予後は良いと判定してもらってます。倒れた時、血流が一時停止(22分間)ため小脳の細胞が壊死したことから言語、手足に後遺症がありますが、薬で震えを抑えながら、少しずつ回復しています。しかし、回復ペースの鈍化傾向から、そのうち後遺症回復はどこかでストップすることも覚悟しています。
私の病歴話が長くなりましたが、本題は標題に書いたように糖尿病から来る心筋梗塞は、血糖値がやや高くなった30才~57才発病まで27年間という長期間を要したということにあるように思えます。私一人だけの経験ですが。
空腹時血糖値179、ヘモグロビン8.0が最高値だったので、比較的軽症のうち糖質制限に出会えて良かったと思ってましたが、その27年間の間に高血糖の記憶はしっかりと刻まれていたのではないかと思います。
要するに、数値もさることながら年数が恐いと考えてるべきでしょうか?
長々と失礼しました。
2016/03/19(Sat) 03:20 | URL | コバタケ | 【編集】
英国:清涼飲料水に「砂糖税」…食習慣改善を 業界は反発 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160319/k00/00m/020/064000c?fm=mnm
英国政府は、清涼飲料水に含まれる砂糖の量に応じて課税する「砂糖税」を2018年4月から導入する。
糖分の取り過ぎによる肥満や糖尿病が問題になっていることから、
課税によって食習慣の改善を促すのが狙い。
飲料メーカーからは反発の声も出ている。
・・・・・。
⇐砂糖だけではなくて、「糖質」となると、業界の反発は・・・。
http://mainichi.jp/articles/20160319/k00/00m/020/064000c?fm=mnm
英国政府は、清涼飲料水に含まれる砂糖の量に応じて課税する「砂糖税」を2018年4月から導入する。
糖分の取り過ぎによる肥満や糖尿病が問題になっていることから、
課税によって食習慣の改善を促すのが狙い。
飲料メーカーからは反発の声も出ている。
・・・・・。
⇐砂糖だけではなくて、「糖質」となると、業界の反発は・・・。
2016/03/19(Sat) 09:43 | URL | てんぷ | 【編集】
江部先生はじめまして。糖質制限食で大変お世話になっております。
しかし、最近気になる記事を見つけてしまいました。
http://gigazine.net/news/20160315-how-cancer-cell-growth/
ブドウ糖を大量に消費するがん細胞に対して、糖質制限食で兵糧攻めすればと心強く思っていたのですが…。この論文によると、逆効果になってしましまいます。
お忙しいところ恐縮ですが、江部先生のご意見をいただけると大変ありがたく思います。よろしくお願いします。
しかし、最近気になる記事を見つけてしまいました。
http://gigazine.net/news/20160315-how-cancer-cell-growth/
ブドウ糖を大量に消費するがん細胞に対して、糖質制限食で兵糧攻めすればと心強く思っていたのですが…。この論文によると、逆効果になってしましまいます。
お忙しいところ恐縮ですが、江部先生のご意見をいただけると大変ありがたく思います。よろしくお願いします。
2016/03/19(Sat) 09:52 | URL | non | 【編集】
スーパー糖質制限食から開始したらこです。
『糖質中毒による空腹感』は3日続きましたが、4日後には消えました。続かない人々が存在することが不思議です。食費が高くなった以外にデメリットはありませんでしたから。
『糖質中毒による空腹感』は3日続きましたが、4日後には消えました。続かない人々が存在することが不思議です。食費が高くなった以外にデメリットはありませんでしたから。
2016/03/19(Sat) 14:15 | URL | らこ | 【編集】
コバタケ さん
「要するに、数値もさることながら年数が恐いと考えてるべきでしょうか? 」
その通りと思います。
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクに晒された期間が長いほど
恐いです。
「要するに、数値もさることながら年数が恐いと考えてるべきでしょうか? 」
その通りと思います。
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクに晒された期間が長いほど
恐いです。
2016/03/19(Sat) 18:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
てんぷ さん
砂糖税には賛成ですが、
糖質税はさすがに困難でしょうね。
砂糖税には賛成ですが、
糖質税はさすがに困難でしょうね。
2016/03/19(Sat) 18:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
私は数値のちょい高に安心して年数をおろそかにしていました。
2016/03/19(Sat) 18:22 | URL | コバタケ | 【編集】
non さん
「MITの生物学者が行った研究により、がん細胞の分裂で最も大きなエネルギー源となるのはブドウ糖ではなくアミノ酸」
1)
これに関しては
ニュースの段階であり、まだ論文化されていないし、シャーレの中での実験なので、簡単に結論は出せないと思います。
2)
シャーレの実験ではなく、臨床的には、人体において
ガン細胞が大量のブドウ糖を消費していることは、PET検査の原理でもあり紛れもない事実です。
放射性同位元素でラベルしたブドウ糖類似物質をがん細胞がたくさん集積するので、
PET検査でそこにがんがあると診断できるわけです。
3)
現時点では、1)2)を考慮して、がんには、ケトン食(脂肪摂取比率87%)が良さそうです。
「MITの生物学者が行った研究により、がん細胞の分裂で最も大きなエネルギー源となるのはブドウ糖ではなくアミノ酸」
1)
これに関しては
ニュースの段階であり、まだ論文化されていないし、シャーレの中での実験なので、簡単に結論は出せないと思います。
2)
シャーレの実験ではなく、臨床的には、人体において
ガン細胞が大量のブドウ糖を消費していることは、PET検査の原理でもあり紛れもない事実です。
放射性同位元素でラベルしたブドウ糖類似物質をがん細胞がたくさん集積するので、
PET検査でそこにがんがあると診断できるわけです。
3)
現時点では、1)2)を考慮して、がんには、ケトン食(脂肪摂取比率87%)が良さそうです。
2016/03/20(Sun) 09:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
横から失礼します。
英文のニュースを読んでみると、江部先生の仰るとおり、アミノ酸をエネルギー源にしているとは書いてありません。これはギガジンの翻訳ミスだろうと思います。
要約すると、癌細胞は(エネルギー源として、ではなく)構成物質として、正常細胞より多くのアミノ酸を利用する、ということです。
癌細胞のエネルギー源はブドウ糖ですが、ケトン食を利用しても糖新生で血糖が供給されるので、厳密には兵糧攻めにはなりません。但しケトン食で血糖値が下がりケトン体の血中濃度が上がるとケトン体自身の抗癌作用が働き、エネルギー源のブドウ糖も少ないので増殖の速度が遅くなることは(ある程度)期待できるようです。
英文のニュースを読んでみると、江部先生の仰るとおり、アミノ酸をエネルギー源にしているとは書いてありません。これはギガジンの翻訳ミスだろうと思います。
要約すると、癌細胞は(エネルギー源として、ではなく)構成物質として、正常細胞より多くのアミノ酸を利用する、ということです。
癌細胞のエネルギー源はブドウ糖ですが、ケトン食を利用しても糖新生で血糖が供給されるので、厳密には兵糧攻めにはなりません。但しケトン食で血糖値が下がりケトン体の血中濃度が上がるとケトン体自身の抗癌作用が働き、エネルギー源のブドウ糖も少ないので増殖の速度が遅くなることは(ある程度)期待できるようです。
2016/03/20(Sun) 10:25 | URL | OgTomo | 【編集】
OgTomo さん
コメントありがとうございます。
OgTomo さんのご指摘のように、英文には
『癌細胞は(エネルギー源として、ではなく)構成物質として、正常細胞より多くのアミノ酸を利用する』
と書いてあると思います。
『細胞はブドウ糖とグルタミンを大量に消費しているが
細胞の構成物質としては、ブドウ糖で10~15%、グルタミンは10%の量であり、
グルタミン以外のアミノ酸は細胞の構成物質として新しい細胞の20~40%である』
とも書いてあります。
コメントありがとうございます。
OgTomo さんのご指摘のように、英文には
『癌細胞は(エネルギー源として、ではなく)構成物質として、正常細胞より多くのアミノ酸を利用する』
と書いてあると思います。
『細胞はブドウ糖とグルタミンを大量に消費しているが
細胞の構成物質としては、ブドウ糖で10~15%、グルタミンは10%の量であり、
グルタミン以外のアミノ酸は細胞の構成物質として新しい細胞の20~40%である』
とも書いてあります。
2016/03/20(Sun) 18:57 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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