2016年02月22日 (月)
おはようございます。
「2型糖尿病の厳格な薬物血糖管理の利益はわずか」と言う結論のRCT研究論文のメタ解析報告が、
ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌(BMJ誌)
2011年7月30日号に掲載されました。
フランスLyon第一大学のRemy Boussageon氏らの報告です。
Medline、Embase、コクランレビューに1950年から2010年7月までに登録された無作為化試験(RCT)の中から、厳しい条件を満たした研究を選出しました。
その結果以下の13件の研究が残りました。
UGDP(phenoformin、tolbutamide、insulinの3件)、
Kumamoto、Veteran Affairs Feasibility study、
UKPDS(33と34の2件)、PROactive、Dargieらの2007年の研究、
ACCORD、ADVANCE、VADT、HOME。
これら13件の研究をメタ解析したのがこの論文です。(☆)
日本の熊本スタディ-も含まれています。
この論文の結論は
「2型糖尿病の薬物による厳格な血糖管理の利益はわずか、低血糖リスクに相殺される程度」
ということです。
2型糖尿病患者に対して薬物で厳格な血糖管理を行っても、全死因死亡、心血管死亡リスクの低減効果はあったとしてもわずかで、重症低血糖リスクは2倍以上になることが、明らかとなっています。
13の厳選された信頼度の高いRCT論文のメタ解析ですので、エビデンスレベルは最高ランクであり、客観的・科学的・数量的・総括的な評価を目指した論文と言えます。
今回のメタ解析の結果、厳格な薬物血糖管理の利益はあったとしてもわずかで、重症低血糖がもたらす害により相殺される程度であることが示唆されました。
死亡に対する影響も、
「全死因死亡リスクは9%低下または19%上昇」
「心血管死亡リスクは14%低下または43%上昇」
という可能性が残るということでした。
つまり、厳格薬物血糖管理群で、かえって死亡リスクが高まる可能性も充分あり得るという、極めて厳しい結論です。(=_=;)
2008年報告のACCORD試験(今回のBMJ誌のメタ解析にも選ばれています)では、厳格管理群の総死亡率が標準治療群より有意に上昇し、物議をかもしたのは記憶に新しいところです。
ACCORD試験の結果は、
「糖質を摂取しながら、厳格に糖尿病薬物治療を行えばかえって死亡リスクが高まった」
という恐るべき結論です。
そして、今回のBMJ誌の論文でも、糖質を摂取しながらの厳格薬物治療の利益はほとんどないに等しいし、場合により死亡リスクを高める可能性さえあるということです。
<結論>
2型糖尿病患者が糖質を普通に摂取していると、強化薬物療法(経口薬、インスリン注射)を行って、厳格な血糖管理を実施しても、利益はわずかで、低血糖リスクに相殺される程度である。
<おわりに>
『食後高血糖』と『平均血糖変動幅増大』を防ぎ、合併症予防や総死亡率減少が期待できるのは、糖質制限食だけです。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、『食後高血糖』と『平均血糖変動幅増大』を防ぐことは困難です。
糖尿人のご同輩、くれぐれも、美味しく楽しく末長く、糖質制限食ですね。
自分の頭で考えて、判断し、選択して、身を守って頂けば幸いです。
(☆)Effect of intensive glucose lowering treatment on all cause mortality, cardiovascular death,
and microvascular events in type 2 diabetes: meta-analysis of randomised controlled trials
BMJ 2011; 343 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.d4169 (Published 26 July 2011)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21791495
江部康二
「2型糖尿病の厳格な薬物血糖管理の利益はわずか」と言う結論のRCT研究論文のメタ解析報告が、
ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル誌(BMJ誌)
2011年7月30日号に掲載されました。
フランスLyon第一大学のRemy Boussageon氏らの報告です。
Medline、Embase、コクランレビューに1950年から2010年7月までに登録された無作為化試験(RCT)の中から、厳しい条件を満たした研究を選出しました。
その結果以下の13件の研究が残りました。
UGDP(phenoformin、tolbutamide、insulinの3件)、
Kumamoto、Veteran Affairs Feasibility study、
UKPDS(33と34の2件)、PROactive、Dargieらの2007年の研究、
ACCORD、ADVANCE、VADT、HOME。
これら13件の研究をメタ解析したのがこの論文です。(☆)
日本の熊本スタディ-も含まれています。
この論文の結論は
「2型糖尿病の薬物による厳格な血糖管理の利益はわずか、低血糖リスクに相殺される程度」
ということです。
2型糖尿病患者に対して薬物で厳格な血糖管理を行っても、全死因死亡、心血管死亡リスクの低減効果はあったとしてもわずかで、重症低血糖リスクは2倍以上になることが、明らかとなっています。
13の厳選された信頼度の高いRCT論文のメタ解析ですので、エビデンスレベルは最高ランクであり、客観的・科学的・数量的・総括的な評価を目指した論文と言えます。
今回のメタ解析の結果、厳格な薬物血糖管理の利益はあったとしてもわずかで、重症低血糖がもたらす害により相殺される程度であることが示唆されました。
死亡に対する影響も、
「全死因死亡リスクは9%低下または19%上昇」
「心血管死亡リスクは14%低下または43%上昇」
という可能性が残るということでした。
つまり、厳格薬物血糖管理群で、かえって死亡リスクが高まる可能性も充分あり得るという、極めて厳しい結論です。(=_=;)
2008年報告のACCORD試験(今回のBMJ誌のメタ解析にも選ばれています)では、厳格管理群の総死亡率が標準治療群より有意に上昇し、物議をかもしたのは記憶に新しいところです。
ACCORD試験の結果は、
「糖質を摂取しながら、厳格に糖尿病薬物治療を行えばかえって死亡リスクが高まった」
という恐るべき結論です。
そして、今回のBMJ誌の論文でも、糖質を摂取しながらの厳格薬物治療の利益はほとんどないに等しいし、場合により死亡リスクを高める可能性さえあるということです。
<結論>
2型糖尿病患者が糖質を普通に摂取していると、強化薬物療法(経口薬、インスリン注射)を行って、厳格な血糖管理を実施しても、利益はわずかで、低血糖リスクに相殺される程度である。
<おわりに>
『食後高血糖』と『平均血糖変動幅増大』を防ぎ、合併症予防や総死亡率減少が期待できるのは、糖質制限食だけです。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、『食後高血糖』と『平均血糖変動幅増大』を防ぐことは困難です。
糖尿人のご同輩、くれぐれも、美味しく楽しく末長く、糖質制限食ですね。
自分の頭で考えて、判断し、選択して、身を守って頂けば幸いです。
(☆)Effect of intensive glucose lowering treatment on all cause mortality, cardiovascular death,
and microvascular events in type 2 diabetes: meta-analysis of randomised controlled trials
BMJ 2011; 343 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.d4169 (Published 26 July 2011)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21791495
江部康二
今日の記事の冒頭に「2型糖尿病の厳格な血糖管理の利益はわずか」とあり、糖質制限の利益は無いも同然と勘違いしました。読み進むと薬物療法による厳格な血糖管理のことですね。
ああ良かった。安心しました。\(^-^)/
ああ良かった。安心しました。\(^-^)/
2016/02/22(Mon) 08:35 | URL | コバタケ | 【編集】
江部先生、こんにちは先月人間ドックで糖尿病と診断されました。
すぐに先生の、糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食という本を購入して実践しました。
二週間で体重が68キロから64キロになりました。
人間ドックの結果はHbalc6.5 空腹時血糖142でした。
身長156センチ68キロ、父親が糖尿病で他界。
お酒やたばこは、してませんでしたが炭水化物と甘い物が大好きでよく食べてました。
これから糖尿病内科を受診予定ですが、何とか服薬なしでいきたいので先生の本を実践して行き頑張りたいと思ってます。
今はスイーツ食べたくなくなりました。それにしてもこの論文の結果は恐ろしいですね。
これからもずっと先生のためになるブログを拝見して頑張って行こうと思います。
すぐに先生の、糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食という本を購入して実践しました。
二週間で体重が68キロから64キロになりました。
人間ドックの結果はHbalc6.5 空腹時血糖142でした。
身長156センチ68キロ、父親が糖尿病で他界。
お酒やたばこは、してませんでしたが炭水化物と甘い物が大好きでよく食べてました。
これから糖尿病内科を受診予定ですが、何とか服薬なしでいきたいので先生の本を実践して行き頑張りたいと思ってます。
今はスイーツ食べたくなくなりました。それにしてもこの論文の結果は恐ろしいですね。
これからもずっと先生のためになるブログを拝見して頑張って行こうと思います。
2016/02/22(Mon) 09:53 | URL | 小泉 | 【編集】
江部先生の書籍・ブログで、糖尿病を克服したものです。
糖質宣言を去年の2月からはじめてちょうど1年になります。
毎年1回の健康診断で、糖が高いと言われ、
病院に行ったのが、去年の1月。
その時の、HbA1cが6.8あったものが、現在、5.5付近で安定しております。
江部先生のお教えに沿った結果だと感謝しております。
しかし、先日、2月の初旬に、軽い脳梗塞を起こしました。
幸いにも、障害が残らなかったのですが、入院をしておりました。
様々な検査の結果、原因は不明で、現在、血液がサラサラになる薬を飲んでおります。
障害が残らず、軽くすんだのも、糖質制限をしたおかげだと思っています。
今までは、『血糖を上げない』をメインのテーマで、糖質制限をしてきましたが、
今後は、『脳梗塞の再発予防』も考え、糖質制限を続けていきたいのですが、
何か注意することはあるでしょうか?
(例えば、脂を控えるとか…)
このまま、今まで通りで、よろしいのでしょうか?
よろしくお願いします。
糖質宣言を去年の2月からはじめてちょうど1年になります。
毎年1回の健康診断で、糖が高いと言われ、
病院に行ったのが、去年の1月。
その時の、HbA1cが6.8あったものが、現在、5.5付近で安定しております。
江部先生のお教えに沿った結果だと感謝しております。
しかし、先日、2月の初旬に、軽い脳梗塞を起こしました。
幸いにも、障害が残らなかったのですが、入院をしておりました。
様々な検査の結果、原因は不明で、現在、血液がサラサラになる薬を飲んでおります。
障害が残らず、軽くすんだのも、糖質制限をしたおかげだと思っています。
今までは、『血糖を上げない』をメインのテーマで、糖質制限をしてきましたが、
今後は、『脳梗塞の再発予防』も考え、糖質制限を続けていきたいのですが、
何か注意することはあるでしょうか?
(例えば、脂を控えるとか…)
このまま、今まで通りで、よろしいのでしょうか?
よろしくお願いします。
コバタケ さん
すいません。
薬物による厳格な血糖管理です。
誤解されないように、最初から薬物によるを追加しておきました。
ご指摘ありがとうございます。
すいません。
薬物による厳格な血糖管理です。
誤解されないように、最初から薬物によるを追加しておきました。
ご指摘ありがとうございます。
2016/02/22(Mon) 19:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
小泉 さん
今は、糖質制限食OKのスイーツが、ネットやお店で、簡単に手に入りますので
美味しく楽しく糖質制限食でいきましょう。
今は、糖質制限食OKのスイーツが、ネットやお店で、簡単に手に入りますので
美味しく楽しく糖質制限食でいきましょう。
2016/02/22(Mon) 19:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
山中 さん
後遺症なしで良かったです。
糖質制限食実践で、本来、血液はさらさらになるので、梗塞も起こしにくくなることが多いです。
ただ脱水が、一番大きな梗塞のリスクですので、ご注意頂けば幸いです。
脱水に留意しつつ糖質制限食をお続けくださればいいと思います。
後遺症なしで良かったです。
糖質制限食実践で、本来、血液はさらさらになるので、梗塞も起こしにくくなることが多いです。
ただ脱水が、一番大きな梗塞のリスクですので、ご注意頂けば幸いです。
脱水に留意しつつ糖質制限食をお続けくださればいいと思います。
2016/02/22(Mon) 19:34 | URL | ドクター江部 | 【編集】
2016/02/22(Mon) 20:05 | URL | | 【編集】
いつも江部先生の記事で勉強しながら糖質制限を実践しているものです。
今回の記事を読んで門脇教授が研究リーダーを務めるJ-DOIT 3のことを思い出しました。
強化療法という名の、薬で血糖値などを強烈に下げる療法が糖尿病合併症予防により効果があることを期待する研究でした。目標とする値は(なんと)以下の通りです。
HbA1c(JDS)<5.8% (TZD誘導体ベース)
血圧 <120/75mmHg (ARB/ACEIベース)
コレステロール LDL-C 80mg/dl
TG <120mg/dl
HDL ≧ 40mg/dl (ストロングスタチンベース)
(糖尿病 54(12):880~882,2011 より)
糖尿病学会推薦の炭水化物たっぷりの食事を摂取し、この目標を達成するにはいったいどれだけ多量の薬を投与するんだろうかと思うとそら恐ろしくなりました。
ところでこのJ-DOIT 3、2013年3月に終了したはずなのですが、結果を探しても見つかりません。どうなってしまったんでしょうか?直接糖質制限とは関係がないかもしれませんが、今回の記事とは少し関係があるので江部先生のコメント等いただければ幸いです。
今回の記事を読んで門脇教授が研究リーダーを務めるJ-DOIT 3のことを思い出しました。
強化療法という名の、薬で血糖値などを強烈に下げる療法が糖尿病合併症予防により効果があることを期待する研究でした。目標とする値は(なんと)以下の通りです。
HbA1c(JDS)<5.8% (TZD誘導体ベース)
血圧 <120/75mmHg (ARB/ACEIベース)
コレステロール LDL-C 80mg/dl
TG <120mg/dl
HDL ≧ 40mg/dl (ストロングスタチンベース)
(糖尿病 54(12):880~882,2011 より)
糖尿病学会推薦の炭水化物たっぷりの食事を摂取し、この目標を達成するにはいったいどれだけ多量の薬を投与するんだろうかと思うとそら恐ろしくなりました。
ところでこのJ-DOIT 3、2013年3月に終了したはずなのですが、結果を探しても見つかりません。どうなってしまったんでしょうか?直接糖質制限とは関係がないかもしれませんが、今回の記事とは少し関係があるので江部先生のコメント等いただければ幸いです。
2016/02/22(Mon) 22:05 | URL | 大熊猫 | 【編集】
大熊猫 さん
貴重な情報をありがとうございます。
調べて見ます。
貴重な情報をありがとうございます。
調べて見ます。
2016/02/22(Mon) 22:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
現代ビジネスやらの記事見ました。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47984
>「糖質制限で痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、
>それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。
>でも脂肪は減っていない。
>筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある
って言うけど小生は全く逆の経験をしてます。
組成検査を受けたら1年半の間で体重は57.5kg→58.6kg 体脂肪率16.5%→9.9% 体脂肪量9.5Kg→5.8kg 筋肉量44.8kg→49.3kg
体水分量34.7→38.0 内臓脂肪レベル10→6 になりました。
糖質制限食と自宅での有酸素運動、筋トレ実施だけの63歳の結果です。
先月の血糖値はHbA1cは5.80だけどグリコアルプミンは15.3でした。
このブログとご縁ができてからの実体験です。江部先生ありがとうございます。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47984
>「糖質制限で痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、
>それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。
>でも脂肪は減っていない。
>筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある
って言うけど小生は全く逆の経験をしてます。
組成検査を受けたら1年半の間で体重は57.5kg→58.6kg 体脂肪率16.5%→9.9% 体脂肪量9.5Kg→5.8kg 筋肉量44.8kg→49.3kg
体水分量34.7→38.0 内臓脂肪レベル10→6 になりました。
糖質制限食と自宅での有酸素運動、筋トレ実施だけの63歳の結果です。
先月の血糖値はHbA1cは5.80だけどグリコアルプミンは15.3でした。
このブログとご縁ができてからの実体験です。江部先生ありがとうございます。
江部先生、いつもブログをよませていただいてます。
私は現在、アマリールとトラゼンタを1日一錠づつ服用しており、また糖質制限(緩いです。診断前より減らした程度)をしています。
毎日起床時に血糖値を計っていますが、80台、たまに70台というところで、たまに食後血糖値をはかると120程度です。
このまま薬の服薬を、続けるか医師に相談したところ、いまは安定しているが薬の効果もあるので低血糖症状がおきてないならまだしばらくは服用をつづけてほしいとのこと。
アマリールやトラゼンタをやめてしまうと、また血糖値が基準値をこえるのが怖く医師の指示に従っていますが、先生の記事をみて、服用することも怖くなりました。
先生のご意見をおきかせねがえますか?
私は現在、アマリールとトラゼンタを1日一錠づつ服用しており、また糖質制限(緩いです。診断前より減らした程度)をしています。
毎日起床時に血糖値を計っていますが、80台、たまに70台というところで、たまに食後血糖値をはかると120程度です。
このまま薬の服薬を、続けるか医師に相談したところ、いまは安定しているが薬の効果もあるので低血糖症状がおきてないならまだしばらくは服用をつづけてほしいとのこと。
アマリールやトラゼンタをやめてしまうと、また血糖値が基準値をこえるのが怖く医師の指示に従っていますが、先生の記事をみて、服用することも怖くなりました。
先生のご意見をおきかせねがえますか?
2016/02/23(Tue) 06:19 | URL | はるや | 【編集】
初めまして。
逆流性食道炎歴三年の38歳です。
私は裂孔ヘルニアによる逆流性食道炎です。原因が食道裂孔ヘルニアなので、逆流性食道炎だけよりもかなりやっかいです。
糖質制限で治るのでしょうか?
本当に人生このまま生きて行くのかと思うとたまらない気持ちで押しつぶされそうです。
逆流性食道炎歴三年の38歳です。
私は裂孔ヘルニアによる逆流性食道炎です。原因が食道裂孔ヘルニアなので、逆流性食道炎だけよりもかなりやっかいです。
糖質制限で治るのでしょうか?
本当に人生このまま生きて行くのかと思うとたまらない気持ちで押しつぶされそうです。
はるや さん
「毎日起床時に血糖値を計っていますが、80台、たまに70台というところで、たまに食後血糖値をはかると120程度」
このデータなら、まずアマリールを中止しても大丈夫です。
それで経過をみればよいと思います。
トラゼンタだけなら、低血糖のリスクがほとんどありません。
「毎日起床時に血糖値を計っていますが、80台、たまに70台というところで、たまに食後血糖値をはかると120程度」
このデータなら、まずアマリールを中止しても大丈夫です。
それで経過をみればよいと思います。
トラゼンタだけなら、低血糖のリスクがほとんどありません。
2016/02/23(Tue) 08:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ハナ さん
ほとんどの逆流性食道炎は、糖質制限食でリアルタイムに改善します。
食道裂孔ヘルニアは、さすがに糖質制限食でも改善しないと思います。
ともあれ、糖質制限食実験を行えば、その食事のときに効果があるかないかは、
リアルタイムにわかりますので、1日でも2日でも、試してみる価値はあります。
ほとんどの逆流性食道炎は、糖質制限食でリアルタイムに改善します。
食道裂孔ヘルニアは、さすがに糖質制限食でも改善しないと思います。
ともあれ、糖質制限食実験を行えば、その食事のときに効果があるかないかは、
リアルタイムにわかりますので、1日でも2日でも、試してみる価値はあります。
2016/02/23(Tue) 08:17 | URL | ドクター江部 | 【編集】
おはようございます。2月23日朝刊に「血糖値、自分で測ろう」「病変把握 食後 が重要」との見出しで、きよすクリニックの取材と自己血糖値測定器の自らの使用経験を林勝記者が報じています。記者ご本人の計測例として、焼肉弁当(808kcal、糖質110g)を食べ、食前105mg/dl、食後30分後170、一時間後173、二時間後127。「自分の膵臓はまだまだ元気だ」と締めています。◆林記者は、よく取り上げてくれます。
2016/02/23(Tue) 08:50 | URL | デュピュイ取るモバイル | 【編集】
デュピュイ取るモバイル さん
中日新聞の林勝記者は、基本ニュートラルな姿勢であり、
糖質制限食のメリットもしっかり取り上げて頂いてますね。
中日新聞の林勝記者は、基本ニュートラルな姿勢であり、
糖質制限食のメリットもしっかり取り上げて頂いてますね。
2016/02/23(Tue) 10:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
国費の無駄遣い = 京都大学大学院の森谷敏夫人間・環境学研究科教授
即刻クビにしてほしい > 脳がケトン体使えること知らないのか(怒
即刻クビにしてほしい > 脳がケトン体使えること知らないのか(怒
2016/02/23(Tue) 11:00 | URL | らこ | 【編集】
らこ さん
京都大学大学院の森谷敏夫人間・環境学研究科教授
脳がケトン体を使えることをご存じないのは、さすがにびっくりです。
お気の毒としかいいようがないのですが、やはり、マスコミに対して発言されるなばら、
もう少し勉強されるしかないですね。
京都大学大学院の森谷敏夫人間・環境学研究科教授
脳がケトン体を使えることをご存じないのは、さすがにびっくりです。
お気の毒としかいいようがないのですが、やはり、マスコミに対して発言されるなばら、
もう少し勉強されるしかないですね。
2016/02/23(Tue) 11:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
横浜糖尿人 さん
コメントありがとうございます。
>「糖質制限で痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、
>それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。
>でも脂肪は減っていない。
>筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある
これは、無根拠な暴論です。
横浜糖尿人さんの体験が物語っていますね。
コメントありがとうございます。
>「糖質制限で痩せたのは脂肪が落ちたからではなく、体内の水分が無くなっただけなんです。糖エネルギーが不足すると、
>それを補うために、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送ります。その時に水分を使用するので、体重が落ちるんです。
>でも脂肪は減っていない。
>筋肉量はどんどん落ちるので、骨がスカスカになり骨粗しょう症になる危険性もある
これは、無根拠な暴論です。
横浜糖尿人さんの体験が物語っていますね。
2016/02/23(Tue) 11:52 | URL | ドクター江部 | 【編集】
医学のあゆみ 2015年1月31日号
https://www.ishiyaku.co.jp/magazines/ayumi/AyumiArticleDetail.aspx?BC=286450&AC=14665
https://www.ishiyaku.co.jp/magazines/ayumi/AyumiArticleDetail.aspx?BC=286450&AC=14665
2016/02/23(Tue) 23:34 | URL | 精神科医師A | 【編集】
2016/02/23(Tue) 23:37 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
J-DOIT 3(日本の糖尿病の研究)は2016年まで追跡ということですね。
情報をありがとうございます。
J-DOIT 3(日本の糖尿病の研究)は2016年まで追跡ということですね。
2016/02/24(Wed) 08:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
中日新聞の林勝記者はニュートラルでいい記事を書かれます。
情報をありがとうございます。
中日新聞の林勝記者はニュートラルでいい記事を書かれます。
2016/02/24(Wed) 08:50 | URL | ドクター江部 | 【編集】
精神科医師A 先生
J-DOIT3の情報ありがとうございます。2016年まで追跡を延長していたんですね。もう少し待ちます。
前にも話しましたが、J-DOIT3で血糖値、血圧、コレステロール値の目標値が達成されなかった場合の増薬最終段階(step3)の処方には驚かされます。
参考 http://www.jdoit3.jp/en/about.html
何故か日本語版ページには処方が書いてないのにも首をかしげます。
J-DOIT3の情報ありがとうございます。2016年まで追跡を延長していたんですね。もう少し待ちます。
前にも話しましたが、J-DOIT3で血糖値、血圧、コレステロール値の目標値が達成されなかった場合の増薬最終段階(step3)の処方には驚かされます。
参考 http://www.jdoit3.jp/en/about.html
何故か日本語版ページには処方が書いてないのにも首をかしげます。
2016/02/29(Mon) 22:38 | URL | 大熊猫 | 【編集】
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