2016年01月23日 (土)
こんにちは。
国立がん研究センターの多目的コホート研究(JPHC Study)から、2016年1月21日、「歩行時間と糖尿病のリスクとの関連」と題して発表がありました。
結論としては、1日の歩行時間が「30分未満」の群は、最も多い「2時間以上」の群に比べ、糖尿病のリスクが1・23倍ありました。
既に糖尿病とわかっている人は除外して、糖尿病と自覚していない全国の男女2万6488人(平均62歳)を対象に糖尿病の検査をしたところ、糖尿病と診断された人が、そこそこ発見されたというわけです。
つまり、本人が認知していない糖尿病を、血糖値やヘモグロビンA1c値で医学的に定義して発見したということです。
というわけでこの研究は、自分では糖尿病とは思っていなかったけれど実は糖尿病であった方々の、1日の歩行時間を比較検討したものです。
糖尿病なし 糖尿病あり 調整後オッズ比
30分未満 3815 190 1.23
30分-1時間未満 5959 238 0.99
1時間-2時間未満 5263 216 1.04
2時間以上 10393 414 1.00
調整後オッズ比は所管保健所、年齢、性別、BMI、収縮期血圧、糖尿病の家族歴にて調整
1日の歩行時間が「30分未満」の群(4005人)と「2時間以上」の群(10807人)では糖尿病リスクに有意差がありました。
しかし「30分~1時間未満」群(6097人)と「1~2時間未満」群(5479人)でも「2時間以上」群と、糖尿病リスクは有意差がでなかったので、どのくらい歩けばリスクが下がるかは明確にはわかりませんでした。
成人の一般的な歩数だと、2時間は1万2千歩、30分は3千歩に相当するそうです。
全国の男女2万6488人のうち、2時間以上歩く人達が実に10807人(40.8%)もいたとは驚きですね。
おそらく、もともと健康に関心をもつ人がこの研究に積極的に参加したものと思われます。
まあ、30分-1時間未満の歩行群でも、有意差はなかったのですから、2時間以上も歩かなくても、30分-1時間未満の歩行でもよさそうですね。
さらに言えば糖質制限食なら、30分未満どころかほどんと運動なしでも、糖尿病のリスクはないと思います。
<国立がん研究センター多目的コホート研究グループのまとめ>
BMIを調整した上でも有意な関連が認められており、身体活動による体重への影響とは独立して、歩行時間が糖尿病リスクと関連することが示唆されました。
しかし、1日の歩行時間は、個人のさまざまな生活習慣や健康に対する態度と関連するものと考えられます。
こうした要因が糖尿病のリスクとの関連に交絡している可能性は依然排除できておりません。
今後のさらなるエビデンスの蓄積が必要と考えています。
江部康二
☆☆☆
以下は、
国立がん研究センター
http://epi.ncc.go.jp/jphc/773/3767.html
の発表の一部引用です。
歩行時間と糖尿病との関連について
-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告-
私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患・糖尿病などの病気との関連を明らかにし日本人の生活習慣予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、東京都葛飾、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の10保健所(呼称は2015年現在)管内に居住する40~69歳の男女のうち1998~2000年度(ベースライン調査)および2003~2005年度(5年後調査)に実施されました糖尿病調査に参加された方を対象とし、歩行時間と糖尿病のリスクの関連を調査しました。この結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(J Epidemiol, 2015 年12月WEB先行公開)。
身体活動と糖尿病リスクについて
身体活動は糖尿病の危険因子の中で修正可能な要因の一つであり、多くの観察研究で身体活動強度の低い生活が糖尿病のリスクを上昇させることが知られています。また、介入研究において、身体活動を上げることが糖尿病の発症に対して予防的な効果があることも報告されています。歩行は、多くの人にとって実践が容易な身体活動であり、欧米諸国の過去の研究においては糖尿病発症のリスクを下げることが報告されています。
しかし、アジア人を対象とした研究報告は依然多くありません。本研究では、この歩行と糖尿病のリスクの関連を「多目的コホート研究(JPHC研究)」の「糖尿病研究」において解析しました。具体的には、上記の参加者を対象とし、ベースライン調査を用いた「1日の歩行時間と自覚していない糖尿病の関連」の横断的解析と、ベースラインと5年後調査の両方を用いた「1日の歩行時間と5年間の糖尿病発症の関連」の縦断的解析の二つの解析を実施しました。
横断的解析:1日の歩行時間と有糖尿病の関連
横断的解析では、ベースライン調査に参加した人のうち既に糖尿病があることを認知している人を除外し、26,488名(調査時平均年齢62歳, 男性36%)を対象としました。ベースライン調査にて参加者が質問票で回答した1日の歩行時間を用いて、30分未満、30分‐1時間未満、1時間‐2時間未満、2時間以上に分け、本人が認知していない糖尿病(血糖値やヘモグロビンA1c値で定義)を有することとの関連を調査しました。調査の参加者のうち1,058名(4.0%)が糖尿病を有していました。
1日の歩行時間ごとに分けると、歩行時間が2時間以上の群では糖尿病の有病率が3.8%であったのに対し、30分未満の群では4.7%でした。地域、年齢、性別、BMI、収縮期血圧、糖尿病の家族歴などが結果に影響しないように配慮して分析したところ、1日の歩行時間が2時間以上の群と比較して、30分未満の群の糖尿病であるリスクは1.23倍(95%信頼区間:1.02-1.48)と高いことがわかりました。
表1.1日の歩行時間と有糖尿病の関連
縦断的解析:1日の歩行時間と5年間の糖尿病発症の関連
一方、縦断的な解析では、ベースライン調査で糖尿病がない人のうち、5年後調査にも参加した人を対象として解析を行いました。このため、対象者数は11,101名(調査時平均年齢62歳, 男性33%)となりました。このうち5年間に612名が糖尿病を発症しました。歩行時間で分けると、年齢調整した5年間の糖尿病累積発症率は、1日の歩行時間が2時間以上の群で4.6%に対し、30分未満では7.0%でした。しかし、2時間以上の群に比べ30分未満の群の糖尿病発症のリスクは1.10倍(95%信頼区間:0.82-1.48)で、統計学的には有意に高いわけではありませんでした。
表2.1日の歩行時間と5年間の糖尿病発症の関連
この研究について
本研究では、非糖尿病域の高HbA1c値も全がんリスクと関連していることを報告した最初の論文です。多目的コホート研究を含む多くの疫学研究から糖尿病と全がんリスクとの関連が報告されており、がん予防のためにも糖尿病を予防することが重要であると考えられています。非糖尿病域の高HbA1c値群における全がんリスク上昇を示した本研究により、糖尿病予防対策の重要性が一層示唆されました。
まとめ
これらの解析から、歩行時間の少ない人における糖尿病のリスク上昇が示唆されました。縦断的な解析では有意なリスク上昇を認めませんでしたが、これに関しては以下のような理由が考えられます。まず、対象者数が横断的な解析より少なく統計的検出力が不十分であった可能性があります。また、縦断的な解析への参加者は、ベースライン調査と5年後調査の両方に参加した人であり、より健康に対する意識が高い対象者であったとも推測されます。このため糖尿病の発症がより少なく、有意な結果が得られにくかった可能性が考えられます。
なお、横断解析ではBMIを調整した上でも有意な関連が認められており、身体活動による体重への影響とは独立して、歩行時間が糖尿病リスクと関連することが示唆されました。しかし、1日の歩行時間は、個人のさまざまな生活習慣や健康に対する態度と関連するものと考えられます。こうした要因が糖尿病のリスクとの関連に交絡している可能性は依然排除できておりません。今後のさらなるエビデンスの蓄積が必要と考えています。
国立がん研究センターの多目的コホート研究(JPHC Study)から、2016年1月21日、「歩行時間と糖尿病のリスクとの関連」と題して発表がありました。
結論としては、1日の歩行時間が「30分未満」の群は、最も多い「2時間以上」の群に比べ、糖尿病のリスクが1・23倍ありました。
既に糖尿病とわかっている人は除外して、糖尿病と自覚していない全国の男女2万6488人(平均62歳)を対象に糖尿病の検査をしたところ、糖尿病と診断された人が、そこそこ発見されたというわけです。
つまり、本人が認知していない糖尿病を、血糖値やヘモグロビンA1c値で医学的に定義して発見したということです。
というわけでこの研究は、自分では糖尿病とは思っていなかったけれど実は糖尿病であった方々の、1日の歩行時間を比較検討したものです。
糖尿病なし 糖尿病あり 調整後オッズ比
30分未満 3815 190 1.23
30分-1時間未満 5959 238 0.99
1時間-2時間未満 5263 216 1.04
2時間以上 10393 414 1.00
調整後オッズ比は所管保健所、年齢、性別、BMI、収縮期血圧、糖尿病の家族歴にて調整
1日の歩行時間が「30分未満」の群(4005人)と「2時間以上」の群(10807人)では糖尿病リスクに有意差がありました。
しかし「30分~1時間未満」群(6097人)と「1~2時間未満」群(5479人)でも「2時間以上」群と、糖尿病リスクは有意差がでなかったので、どのくらい歩けばリスクが下がるかは明確にはわかりませんでした。
成人の一般的な歩数だと、2時間は1万2千歩、30分は3千歩に相当するそうです。
全国の男女2万6488人のうち、2時間以上歩く人達が実に10807人(40.8%)もいたとは驚きですね。
おそらく、もともと健康に関心をもつ人がこの研究に積極的に参加したものと思われます。
まあ、30分-1時間未満の歩行群でも、有意差はなかったのですから、2時間以上も歩かなくても、30分-1時間未満の歩行でもよさそうですね。
さらに言えば糖質制限食なら、30分未満どころかほどんと運動なしでも、糖尿病のリスクはないと思います。
<国立がん研究センター多目的コホート研究グループのまとめ>
BMIを調整した上でも有意な関連が認められており、身体活動による体重への影響とは独立して、歩行時間が糖尿病リスクと関連することが示唆されました。
しかし、1日の歩行時間は、個人のさまざまな生活習慣や健康に対する態度と関連するものと考えられます。
こうした要因が糖尿病のリスクとの関連に交絡している可能性は依然排除できておりません。
今後のさらなるエビデンスの蓄積が必要と考えています。
江部康二
☆☆☆
以下は、
国立がん研究センター
http://epi.ncc.go.jp/jphc/773/3767.html
の発表の一部引用です。
歩行時間と糖尿病との関連について
-多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告-
私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・虚血性心疾患・糖尿病などの病気との関連を明らかにし日本人の生活習慣予防と健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、東京都葛飾、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の10保健所(呼称は2015年現在)管内に居住する40~69歳の男女のうち1998~2000年度(ベースライン調査)および2003~2005年度(5年後調査)に実施されました糖尿病調査に参加された方を対象とし、歩行時間と糖尿病のリスクの関連を調査しました。この結果を専門誌で論文発表しましたので紹介します(J Epidemiol, 2015 年12月WEB先行公開)。
身体活動と糖尿病リスクについて
身体活動は糖尿病の危険因子の中で修正可能な要因の一つであり、多くの観察研究で身体活動強度の低い生活が糖尿病のリスクを上昇させることが知られています。また、介入研究において、身体活動を上げることが糖尿病の発症に対して予防的な効果があることも報告されています。歩行は、多くの人にとって実践が容易な身体活動であり、欧米諸国の過去の研究においては糖尿病発症のリスクを下げることが報告されています。
しかし、アジア人を対象とした研究報告は依然多くありません。本研究では、この歩行と糖尿病のリスクの関連を「多目的コホート研究(JPHC研究)」の「糖尿病研究」において解析しました。具体的には、上記の参加者を対象とし、ベースライン調査を用いた「1日の歩行時間と自覚していない糖尿病の関連」の横断的解析と、ベースラインと5年後調査の両方を用いた「1日の歩行時間と5年間の糖尿病発症の関連」の縦断的解析の二つの解析を実施しました。
横断的解析:1日の歩行時間と有糖尿病の関連
横断的解析では、ベースライン調査に参加した人のうち既に糖尿病があることを認知している人を除外し、26,488名(調査時平均年齢62歳, 男性36%)を対象としました。ベースライン調査にて参加者が質問票で回答した1日の歩行時間を用いて、30分未満、30分‐1時間未満、1時間‐2時間未満、2時間以上に分け、本人が認知していない糖尿病(血糖値やヘモグロビンA1c値で定義)を有することとの関連を調査しました。調査の参加者のうち1,058名(4.0%)が糖尿病を有していました。
1日の歩行時間ごとに分けると、歩行時間が2時間以上の群では糖尿病の有病率が3.8%であったのに対し、30分未満の群では4.7%でした。地域、年齢、性別、BMI、収縮期血圧、糖尿病の家族歴などが結果に影響しないように配慮して分析したところ、1日の歩行時間が2時間以上の群と比較して、30分未満の群の糖尿病であるリスクは1.23倍(95%信頼区間:1.02-1.48)と高いことがわかりました。
表1.1日の歩行時間と有糖尿病の関連
縦断的解析:1日の歩行時間と5年間の糖尿病発症の関連
一方、縦断的な解析では、ベースライン調査で糖尿病がない人のうち、5年後調査にも参加した人を対象として解析を行いました。このため、対象者数は11,101名(調査時平均年齢62歳, 男性33%)となりました。このうち5年間に612名が糖尿病を発症しました。歩行時間で分けると、年齢調整した5年間の糖尿病累積発症率は、1日の歩行時間が2時間以上の群で4.6%に対し、30分未満では7.0%でした。しかし、2時間以上の群に比べ30分未満の群の糖尿病発症のリスクは1.10倍(95%信頼区間:0.82-1.48)で、統計学的には有意に高いわけではありませんでした。
表2.1日の歩行時間と5年間の糖尿病発症の関連
この研究について
本研究では、非糖尿病域の高HbA1c値も全がんリスクと関連していることを報告した最初の論文です。多目的コホート研究を含む多くの疫学研究から糖尿病と全がんリスクとの関連が報告されており、がん予防のためにも糖尿病を予防することが重要であると考えられています。非糖尿病域の高HbA1c値群における全がんリスク上昇を示した本研究により、糖尿病予防対策の重要性が一層示唆されました。
まとめ
これらの解析から、歩行時間の少ない人における糖尿病のリスク上昇が示唆されました。縦断的な解析では有意なリスク上昇を認めませんでしたが、これに関しては以下のような理由が考えられます。まず、対象者数が横断的な解析より少なく統計的検出力が不十分であった可能性があります。また、縦断的な解析への参加者は、ベースライン調査と5年後調査の両方に参加した人であり、より健康に対する意識が高い対象者であったとも推測されます。このため糖尿病の発症がより少なく、有意な結果が得られにくかった可能性が考えられます。
なお、横断解析ではBMIを調整した上でも有意な関連が認められており、身体活動による体重への影響とは独立して、歩行時間が糖尿病リスクと関連することが示唆されました。しかし、1日の歩行時間は、個人のさまざまな生活習慣や健康に対する態度と関連するものと考えられます。こうした要因が糖尿病のリスクとの関連に交絡している可能性は依然排除できておりません。今後のさらなるエビデンスの蓄積が必要と考えています。
どうしても運動に結び付けたいのかと思うと同時に、糖質制限食をとりあえず試してみれば?とつぶやいてしまいました。
歩けない人はどうするんだ?
どうしてよい効果のある糖質制限を無視したがるのでしょう。
とりあえず、なんでもよいと思われることは試してみないとわからないと思うのですが・・。
今日の新聞に残念な記事が載っていました。
徳島、11~15歳の肥満度ワースト1!
マジですか・・・。
給食を変えていかないと将来の医療費と健康を失ってしまいますよと、声をあげたいものですが、あげるとたたかれて終わってしまいます・・・。
歩けない人はどうするんだ?
どうしてよい効果のある糖質制限を無視したがるのでしょう。
とりあえず、なんでもよいと思われることは試してみないとわからないと思うのですが・・。
今日の新聞に残念な記事が載っていました。
徳島、11~15歳の肥満度ワースト1!
マジですか・・・。
給食を変えていかないと将来の医療費と健康を失ってしまいますよと、声をあげたいものですが、あげるとたたかれて終わってしまいます・・・。
2016/01/23(Sat) 19:22 | URL | クワトロ | 【編集】
運良く糖質制限を知ることができ、今年で5年になります。
本当にお蔭さまで頭も冴えて元気にしております。
元気ではあるのですが、桃核承気湯2g×2袋と、抑肝散加陳皮半夏(これは今試しで、継続するかはわかりません)3g×1袋を1日に服用しています。これらのエキス剤にはトウモロコシでんぷんが含まれていると聞きますが、これが血糖値を上げることはありますでしょうか。
いつもの病院で採血の結果、Hba1cが6.1と出ました。この病院は普段より高めの数値が出ますが、6.1はないだろうと思います。食事は毎食糖質8g未満です。体重が43~44㎏のため一度の食事で40gぐらい血糖値が上昇してしまうようですが、自分のピークは124、127あたりしか自己測定器では見たことがありません。朝の空腹時には90前後まで下がっていますが、一旦食べると1時間半から2時間でピークに達してじりじりとしか下がりません。それでも6.1はひどいだろうと思い、いろいろと考えますに漢方エキスに含まれる糖質が影響しているのだろうかと思い至りました。漢方エキスの成分自体や、トウモロコシでんぷんがa1cに影響するほど血糖値を上げるものでしょうか。ご教示くださいますれば幸いです。
本当にお蔭さまで頭も冴えて元気にしております。
元気ではあるのですが、桃核承気湯2g×2袋と、抑肝散加陳皮半夏(これは今試しで、継続するかはわかりません)3g×1袋を1日に服用しています。これらのエキス剤にはトウモロコシでんぷんが含まれていると聞きますが、これが血糖値を上げることはありますでしょうか。
いつもの病院で採血の結果、Hba1cが6.1と出ました。この病院は普段より高めの数値が出ますが、6.1はないだろうと思います。食事は毎食糖質8g未満です。体重が43~44㎏のため一度の食事で40gぐらい血糖値が上昇してしまうようですが、自分のピークは124、127あたりしか自己測定器では見たことがありません。朝の空腹時には90前後まで下がっていますが、一旦食べると1時間半から2時間でピークに達してじりじりとしか下がりません。それでも6.1はひどいだろうと思い、いろいろと考えますに漢方エキスに含まれる糖質が影響しているのだろうかと思い至りました。漢方エキスの成分自体や、トウモロコシでんぷんがa1cに影響するほど血糖値を上げるものでしょうか。ご教示くださいますれば幸いです。
2016/01/24(Sun) 03:10 | URL | a.m | 【編集】
半年前からゆるい糖質制限をはじめ、3ヶ月前よりスーパー糖質制限に移行しました。そのきっかけは、健康診断で、空腹時血糖が正常高値107で、中性脂肪 総コレステロ
ールともに上がっていたからです。
糖質制限をはじめ、有酸素運動も合わせて、体脂肪は、30%→21% 体重50キロ→43キロになり、体調もよく朝の目覚め日々のやる気のアップなどいいことづくめです。
ただ、カロリー摂取においての疑問が残るりましたので質問させてください。
私は、1日のほとんどのカロリーを夕食で摂取するのですが、その時のカロリー計算で、お酒のカロリーを入れるべきか悩んでいます。お酒は基本的に、糖質制限でもokな赤ワインを毎日一本飲んでます。
食事のカロリーにお酒のカロリー合わせて考えると食事で摂るカロリーをかなり少なくしなければいけないので悩んでいます。お酒は、エンプリーカロリーと言われていることからカロリー計算には入れなくていいのでしょうか?
ールともに上がっていたからです。
糖質制限をはじめ、有酸素運動も合わせて、体脂肪は、30%→21% 体重50キロ→43キロになり、体調もよく朝の目覚め日々のやる気のアップなどいいことづくめです。
ただ、カロリー摂取においての疑問が残るりましたので質問させてください。
私は、1日のほとんどのカロリーを夕食で摂取するのですが、その時のカロリー計算で、お酒のカロリーを入れるべきか悩んでいます。お酒は基本的に、糖質制限でもokな赤ワインを毎日一本飲んでます。
食事のカロリーにお酒のカロリー合わせて考えると食事で摂るカロリーをかなり少なくしなければいけないので悩んでいます。お酒は、エンプリーカロリーと言われていることからカロリー計算には入れなくていいのでしょうか?
以前高雄病院に教育入院した経験のある者ですが、73歳になりそろそろ老後の事を考えていますが糖質制限を考慮したホームは皆無ですが この世界の情報は有りましたらご教示頂きたく・・・岡山に限りません、ご多忙中恐縮です。
2016/01/24(Sun) 09:55 | URL | 藤中孝義 岡山市在住 | 【編集】
心筋梗塞のコバタケです。昨日も専門知識に基づくアドバイスをくださり改めて御礼申し上げます。
さて、話題はコロッと変わりまして、私が心筋梗塞の治療後、変なリハビリ病院に入院していた経験談を聞いてくださればと思いまして、連日の投稿となりました。
心筋梗塞のため手足言語に後遺症が残り、そのリハビリのため数ヶ月入院しました。その病院のリハビリ師、看護師は立派で、大変お世話になりましたが、医師はちょっと・・・
外科医、内科医が一人ずつしかおらず、私の主治医だった外科医はナースステーションでリハビリ師や看護師に指示するだけで、回診をしない人でした。主治医とのコミュニケーションはほぼゼロでした。私は病院のことはよく分かりませんが、変だなあと思ってました。
現在はとっくに退院して、自宅近くの病院に通院してます。
通院してる病院のリハビリ室でしばしば目撃した光景は、脳梗塞らしき患者の周りを10人弱の人々が観察というか診断してる姿でした。私はその時付き添ってくれていた作業療法士に「あの集団はどういう人たちですか?」と聞くと「医師やスタッフらの回診です。回診は病室でもリハビリ室でも行ってます」とのことでした。なるほど、やっぱりまともな病院では回診してるんだと納得した次第です。
話を戻して入院していた時、いつも世話していただいたリハビリ師に病気のことを、専門外と分かっていながら聞いてましたが、やはり「医者に聞いてください」と回答されました。
患者なんて専門家でないから自分で体調などを説明することは難しいです。経験豊富な医者が検査結果や聴診器や患者表情などを観察しながら、また質疑応答しながら、何らかの判断をしなければならないと思います。
当時は医者からもらう診断書があってはじめて正規に会社を休業することができるので、おとなしくしてましたが、内心不満でした。江部先生に関係ないことで失礼しました。
さて、話題はコロッと変わりまして、私が心筋梗塞の治療後、変なリハビリ病院に入院していた経験談を聞いてくださればと思いまして、連日の投稿となりました。
心筋梗塞のため手足言語に後遺症が残り、そのリハビリのため数ヶ月入院しました。その病院のリハビリ師、看護師は立派で、大変お世話になりましたが、医師はちょっと・・・
外科医、内科医が一人ずつしかおらず、私の主治医だった外科医はナースステーションでリハビリ師や看護師に指示するだけで、回診をしない人でした。主治医とのコミュニケーションはほぼゼロでした。私は病院のことはよく分かりませんが、変だなあと思ってました。
現在はとっくに退院して、自宅近くの病院に通院してます。
通院してる病院のリハビリ室でしばしば目撃した光景は、脳梗塞らしき患者の周りを10人弱の人々が観察というか診断してる姿でした。私はその時付き添ってくれていた作業療法士に「あの集団はどういう人たちですか?」と聞くと「医師やスタッフらの回診です。回診は病室でもリハビリ室でも行ってます」とのことでした。なるほど、やっぱりまともな病院では回診してるんだと納得した次第です。
話を戻して入院していた時、いつも世話していただいたリハビリ師に病気のことを、専門外と分かっていながら聞いてましたが、やはり「医者に聞いてください」と回答されました。
患者なんて専門家でないから自分で体調などを説明することは難しいです。経験豊富な医者が検査結果や聴診器や患者表情などを観察しながら、また質疑応答しながら、何らかの判断をしなければならないと思います。
当時は医者からもらう診断書があってはじめて正規に会社を休業することができるので、おとなしくしてましたが、内心不満でした。江部先生に関係ないことで失礼しました。
2016/01/24(Sun) 10:47 | URL | コバタケ | 【編集】
はじめまして
21日の記事を読ませて頂いて、早速歯周病に力を入れておられる歯医者さんを探して週明け予約するつもりです。いつも色々なご指導ありがとうございます。日々勉強させて頂いています。
ところで、お忙しい先生に大変申し訳ありませんが、御指導頂きたくコメントさせて頂きました。
10月5日から高雄病院にお世話になっています、64歳女です。月曜日が比較的自由な為、横田先生に診て頂いています。
実は最近、体、特に手足が冷えて困っています。
年中週に一度のペースで戸外で水仕事をしていますが、
太っていた昨冬までは真冬でも素手で平気でしたが、今冬は早い時期から手が痺れる程冷たく、かじかんでタオルも絞れず、仕方なくゴム手袋を使っています。
又、足先は霜焼けになってしまいました。子供の時代以来です。
これは、急に痩せて脂肪が減った為でしょうか。
運動不足で血の巡りが悪いせいでしょうか。
摂取エネルギー不足のせいでしょうか。
1月4日に四物湯を処方して頂き、16日に六味丸料を処方して頂き、以前から府立医大の更年期のせんせいに加味逍遥散を処方して頂き、それぞれ継続して服用しています。
運動は、ウォーキングを何日か続けると体調を崩してしまうので途切れ途切れしかできてません。
去年の8月の人間ドックで糖尿病と診断され、1か月間
勉強して、江部先生のご本が一番納得できました。
若い頃から50歳過ぎまで低血糖に悩まされていましたが、唯一先生のご本で初めて原因が確信できた為です。
10月5日から横田先生に御指導頂いていますが、糖質制限を初めて、朝の寝起きが大変良くなりました。毎朝ダルオモーだったのがスッキリと起床できます。
身体も軽くなり動きが楽で、歩きたくて歩きたくて若い頃の体を思い出しています。しかも歩いても膝が痛くなりません。
長時間動いても息切れしません。1時間毎にオニギリを食べなければ保たなかったのに、お昼を食べるのを忘れる程です。そんな時は夕食迄食べなくても平気です。
16日は突然の持病(クインケの浮腫・久々舌が腫れました)が出て診察を受けましたが、30分程も訴えを聞いて頂いてとっても嬉しく安心して帰宅しました。
血液検査は次の通りです。
8月15日 空腹時血糖値 140 HbA1c 7.2
10月5日 食後150分血糖値 130 HbA1c 6.3
1月4日 食後170分血糖値 102 HbA1c 5.4
アルブミンは、1月4日 4.4 です。
身長は、167㎝、体重は、10月5日 70kg 1月24日 61.8kg です。(ここ1か月61kg台で推移しています)
次の受診日は2月1日の予定です。
とりとめのない長文になってしまいました。
申し訳ありません。今何をすれば良いか、御指導頂ければ大変助かります。どうぞよろしくお願い致します。
21日の記事を読ませて頂いて、早速歯周病に力を入れておられる歯医者さんを探して週明け予約するつもりです。いつも色々なご指導ありがとうございます。日々勉強させて頂いています。
ところで、お忙しい先生に大変申し訳ありませんが、御指導頂きたくコメントさせて頂きました。
10月5日から高雄病院にお世話になっています、64歳女です。月曜日が比較的自由な為、横田先生に診て頂いています。
実は最近、体、特に手足が冷えて困っています。
年中週に一度のペースで戸外で水仕事をしていますが、
太っていた昨冬までは真冬でも素手で平気でしたが、今冬は早い時期から手が痺れる程冷たく、かじかんでタオルも絞れず、仕方なくゴム手袋を使っています。
又、足先は霜焼けになってしまいました。子供の時代以来です。
これは、急に痩せて脂肪が減った為でしょうか。
運動不足で血の巡りが悪いせいでしょうか。
摂取エネルギー不足のせいでしょうか。
1月4日に四物湯を処方して頂き、16日に六味丸料を処方して頂き、以前から府立医大の更年期のせんせいに加味逍遥散を処方して頂き、それぞれ継続して服用しています。
運動は、ウォーキングを何日か続けると体調を崩してしまうので途切れ途切れしかできてません。
去年の8月の人間ドックで糖尿病と診断され、1か月間
勉強して、江部先生のご本が一番納得できました。
若い頃から50歳過ぎまで低血糖に悩まされていましたが、唯一先生のご本で初めて原因が確信できた為です。
10月5日から横田先生に御指導頂いていますが、糖質制限を初めて、朝の寝起きが大変良くなりました。毎朝ダルオモーだったのがスッキリと起床できます。
身体も軽くなり動きが楽で、歩きたくて歩きたくて若い頃の体を思い出しています。しかも歩いても膝が痛くなりません。
長時間動いても息切れしません。1時間毎にオニギリを食べなければ保たなかったのに、お昼を食べるのを忘れる程です。そんな時は夕食迄食べなくても平気です。
16日は突然の持病(クインケの浮腫・久々舌が腫れました)が出て診察を受けましたが、30分程も訴えを聞いて頂いてとっても嬉しく安心して帰宅しました。
血液検査は次の通りです。
8月15日 空腹時血糖値 140 HbA1c 7.2
10月5日 食後150分血糖値 130 HbA1c 6.3
1月4日 食後170分血糖値 102 HbA1c 5.4
アルブミンは、1月4日 4.4 です。
身長は、167㎝、体重は、10月5日 70kg 1月24日 61.8kg です。(ここ1か月61kg台で推移しています)
次の受診日は2月1日の予定です。
とりとめのない長文になってしまいました。
申し訳ありません。今何をすれば良いか、御指導頂ければ大変助かります。どうぞよろしくお願い致します。
クワトロ さん
徳島県、いきなり糖質制限は無理でも、せめて糖質を意識して欲しいですね。
徳島県、いきなり糖質制限は無理でも、せめて糖質を意識して欲しいですね。
2016/01/24(Sun) 11:22 | URL | ドクター江部 | 【編集】
a.m さん
漢方エキス剤には
賦形剤(乳糖やトウモロコシデンプン)が加えてあります。
乳糖やトウモロコシデンプンは、血糖値を上昇させます。
漢方エキス剤グラム数の、約7割くらいが賦形剤で、血糖をあげます。
桃核承気湯2gなら、1.4gが賦形剤で糖質です。
漢方エキス剤には
賦形剤(乳糖やトウモロコシデンプン)が加えてあります。
乳糖やトウモロコシデンプンは、血糖値を上昇させます。
漢方エキス剤グラム数の、約7割くらいが賦形剤で、血糖をあげます。
桃核承気湯2gなら、1.4gが賦形剤で糖質です。
2016/01/24(Sun) 11:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
徒然 さん
エチルアルコールが体重増加作用がないことは、確定していますので、
お酒のカロリーは計算しなくてもよいと思います。
ただ、赤ワインボトル1本は、さすがに多いですね。
アルコール摂取は、「口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、大腸がん(男性)、乳がん」のリスクとなりますので
ご自愛ください。
エチルアルコールが体重増加作用がないことは、確定していますので、
お酒のカロリーは計算しなくてもよいと思います。
ただ、赤ワインボトル1本は、さすがに多いですね。
アルコール摂取は、「口腔・咽頭・喉頭がん、食道がん、大腸がん(男性)、乳がん」のリスクとなりますので
ご自愛ください。
2016/01/24(Sun) 11:43 | URL | ドクター江部 | 【編集】
藤中孝義 さん
すいません。
まだ、ホームの情報はありません。
すいません。
まだ、ホームの情報はありません。
2016/01/24(Sun) 11:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
コバタケ さん
回診は、普通は行いますので、
最初のリハビリ病院の医師は、確かに変ですね。
回診は、普通は行いますので、
最初のリハビリ病院の医師は、確かに変ですね。
2016/01/24(Sun) 11:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
まちこ さん
拙著のご購入、ありがとうございます。
2015年8月15日 空腹時血糖値 140 HbA1c 7.2
2015年10月5日 食後150分血糖値 130 HbA1c 6.3
2016年1月4日 食後170分血糖値 102 HbA1c 5.4
アルブミンは、1月4日 4.4
身長は、167㎝、体重は、10月5日 70kg 1月24日 61.8kg
データ的には素晴らしい改善ですね。
良かったです。
2016/1/25(月)早速、横田先生の外来を受診されて、冷えとしもやけのことを伝えましょう。
身体を温める処方やしもやけを改善させる処方もあるので、横田先生とご相談ください。
なお加味逍遥散は少し身体を冷やす作用もありますので冬場は処方を変えて貰っては如何でしょう。
拙著のご購入、ありがとうございます。
2015年8月15日 空腹時血糖値 140 HbA1c 7.2
2015年10月5日 食後150分血糖値 130 HbA1c 6.3
2016年1月4日 食後170分血糖値 102 HbA1c 5.4
アルブミンは、1月4日 4.4
身長は、167㎝、体重は、10月5日 70kg 1月24日 61.8kg
データ的には素晴らしい改善ですね。
良かったです。
2016/1/25(月)早速、横田先生の外来を受診されて、冷えとしもやけのことを伝えましょう。
身体を温める処方やしもやけを改善させる処方もあるので、横田先生とご相談ください。
なお加味逍遥散は少し身体を冷やす作用もありますので冬場は処方を変えて貰っては如何でしょう。
2016/01/24(Sun) 11:57 | URL | ドクター江部 | 【編集】
早々にご回答くださりありがとうございます。
賦形剤というのですね、賦形剤が7割も占めるとは驚きました。普段の血糖値上昇にどれほどの影響を与えるのかネット上でいろいろ調べましたが明らかにならず、お尋ねいたしました。お忙しいところをすみませんでした。ありがとうございました。今後のカウントに考慮いたします。
賦形剤というのですね、賦形剤が7割も占めるとは驚きました。普段の血糖値上昇にどれほどの影響を与えるのかネット上でいろいろ調べましたが明らかにならず、お尋ねいたしました。お忙しいところをすみませんでした。ありがとうございました。今後のカウントに考慮いたします。
2016/01/24(Sun) 12:09 | URL | a.m | 【編集】
はじめまして、江部先生。カナダ在住のMIKIと申します。12年前に、妊娠性糖尿病で、次男を出産しました。その5年後、糖尿病を発病しました。丁度、その時、江部先生のブログを読んだのにもかかわらず、ベジタリアンだったため受け入れられませんでした。最初の頃は、運動で血糖値をコントロールしていました。玄米菜食をずっと続けていましたが、去年の夏に血糖値がかなり上がっていて、激ヤセして、体力もなくなっていました。結局、9月からHumulinとHypurin を処方され、今は、HumulinとHumelogを打っています。丁度、インシュリンを打ち始めた頃から、ももと胸のしたの部分がほんのりと赤くなり、洋服や下着に触れると刺すような痛みが出始めました。かなり不快です。もう、5ヶ月になります。ホームドクターはインシュリンのリアクションかもしれないとのことで、糖尿の専門医に聞くとのことで、答えを待っている状態です。インシュリンが身体に合わないことはあるのでしょうか。先生の患者さんでそういう方はいらっしゃいますか。
5ヶ月前から糖質制限も始めA1Cが12%から一ヶ月で9.3%になり、先週の検査では7.9%になりました。低血糖にならないようにインシュリンも調整して少なめに打っています。暁現象で、空腹時前の数値が高い時がありますが。本当にもっと早くから、糖質制限をしていればよかったと思っています。どうかよろしくお願いします。
5ヶ月前から糖質制限も始めA1Cが12%から一ヶ月で9.3%になり、先週の検査では7.9%になりました。低血糖にならないようにインシュリンも調整して少なめに打っています。暁現象で、空腹時前の数値が高い時がありますが。本当にもっと早くから、糖質制限をしていればよかったと思っています。どうかよろしくお願いします。
残念ながら明日は目一杯仕事が入ってしまいました。
とりあえず、加味逍遥散を止めてみます。
2月1日には横田先生にお願いします。
有難うございました。
とりあえず、加味逍遥散を止めてみます。
2月1日には横田先生にお願いします。
有難うございました。
初めて書き込みをさせていただきます。先生に伺いたい質問があり、失礼させていただきました。
食後血糖値についてです。
私は15年ほど前から、「気づけば糖質制限生活」をしています。元々穀類がそんなに好きではなかったので食べないなら全く食べなくて平気だったのと、糖質を控えるとアレルギーが良くなるのを自分の感覚として感じていたので、気づけば毎日糖質の合計摂取量100gくらいの食生活になっていました。食に関して一切無理もしていないし、血液検査等の数値も大変良好なのですが、先生の本や糖質制限などに関する本を読んでいて心配になったのが、食後血糖値についてです。
数ヶ月に1度ですが、糖質がいつもに比べて多めな食事をした後に、猛烈な眠気が出て家や電車の中などだと気がつくと1時間くらい寝てしまっていてハッと気がつく時があります。意識を失ったような感じです。また、クリスマスなどお付き合いでケーキなどスイーツを多めにたべたりすると、圧倒的にだるくなります。今まで一度も食後血糖値を調べたことがないので知りたいと思っているのですが、前記のような程度の自覚症状だけで、糖尿病の可能性も含め食後血糖値を検査してくれる病院はありますでしょうか?
先生のレシピ本を始め糖質制限の本などを参考に、今までの「勝手になっていた制限」から正しい糖質制限生活に変えていきたいと思っています。それに際して、食後血糖値の測定をしておいたほうがいいか、気になっています。
お手数ですが、ご回答いただければ幸いです。
これからも先生のブログや本を楽しみにしています!
食後血糖値についてです。
私は15年ほど前から、「気づけば糖質制限生活」をしています。元々穀類がそんなに好きではなかったので食べないなら全く食べなくて平気だったのと、糖質を控えるとアレルギーが良くなるのを自分の感覚として感じていたので、気づけば毎日糖質の合計摂取量100gくらいの食生活になっていました。食に関して一切無理もしていないし、血液検査等の数値も大変良好なのですが、先生の本や糖質制限などに関する本を読んでいて心配になったのが、食後血糖値についてです。
数ヶ月に1度ですが、糖質がいつもに比べて多めな食事をした後に、猛烈な眠気が出て家や電車の中などだと気がつくと1時間くらい寝てしまっていてハッと気がつく時があります。意識を失ったような感じです。また、クリスマスなどお付き合いでケーキなどスイーツを多めにたべたりすると、圧倒的にだるくなります。今まで一度も食後血糖値を調べたことがないので知りたいと思っているのですが、前記のような程度の自覚症状だけで、糖尿病の可能性も含め食後血糖値を検査してくれる病院はありますでしょうか?
先生のレシピ本を始め糖質制限の本などを参考に、今までの「勝手になっていた制限」から正しい糖質制限生活に変えていきたいと思っています。それに際して、食後血糖値の測定をしておいたほうがいいか、気になっています。
お手数ですが、ご回答いただければ幸いです。
これからも先生のブログや本を楽しみにしています!
2016/01/24(Sun) 17:38 | URL | アリエル | 【編集】
カナダ在住のMIKI さん
インスリンのアレルギーは時々あります。
皮膚が痒くなることが多いです。
インスリンの種類を変えることで、OKとなる人もいます。
自分自身の内因性インスリンの分泌量を確認するためには、早朝空腹時のC-ペプチドを測定しましょう。
C-ペプチドがかなり分泌されていれば、自分自身のインスリンの量を反映していますので
スーパー糖質制限食なら、
外部からのインスリン注射を減量、一番上手くいけば離脱することも可能です。
<スーパー糖質制限食+インスリン>で低血糖に注意しながら、インスリン減量です。
玄米菜食からスーパー糖質制限食への変更なら、食前のインスリンは1/3以下になります。
なお私自身も玄米魚菜食を実践して、19年目で糖尿病が発覚しました。
インスリンのアレルギーは時々あります。
皮膚が痒くなることが多いです。
インスリンの種類を変えることで、OKとなる人もいます。
自分自身の内因性インスリンの分泌量を確認するためには、早朝空腹時のC-ペプチドを測定しましょう。
C-ペプチドがかなり分泌されていれば、自分自身のインスリンの量を反映していますので
スーパー糖質制限食なら、
外部からのインスリン注射を減量、一番上手くいけば離脱することも可能です。
<スーパー糖質制限食+インスリン>で低血糖に注意しながら、インスリン減量です。
玄米菜食からスーパー糖質制限食への変更なら、食前のインスリンは1/3以下になります。
なお私自身も玄米魚菜食を実践して、19年目で糖尿病が発覚しました。
2016/01/24(Sun) 18:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
アリエル さん
拙著のご購入ありがとうございます。
食後血糖値の測定はとても有用です。
「糖質がいつもに比べて多めな食事をした後に、猛烈な眠気が出て家や電車の中などだと気がつくと1時間くらい寝てしまっていてハッと気がつく時があります。」
機能性低血糖の可能性が高いです。
扉ページの<機能性低血糖>の項をご参照頂けば幸いです。
病院に行くよりも、血糖自己測定器を購入するほうが、安上がりと思いますよ。
ニプロTRUEpico 自己検査用グルコース測定器 ¥3500ー
ニプロTRUEセンサー 自己検査用グルコースキット 1箱30枚で、¥2940ー
ニプロランセット 1箱30本で、¥520-
が一番安価です。
ニプロのサイトです。
https://www.nipro.co.jp/news/document/130521.pdf
拙著のご購入ありがとうございます。
食後血糖値の測定はとても有用です。
「糖質がいつもに比べて多めな食事をした後に、猛烈な眠気が出て家や電車の中などだと気がつくと1時間くらい寝てしまっていてハッと気がつく時があります。」
機能性低血糖の可能性が高いです。
扉ページの<機能性低血糖>の項をご参照頂けば幸いです。
病院に行くよりも、血糖自己測定器を購入するほうが、安上がりと思いますよ。
ニプロTRUEpico 自己検査用グルコース測定器 ¥3500ー
ニプロTRUEセンサー 自己検査用グルコースキット 1箱30枚で、¥2940ー
ニプロランセット 1箱30本で、¥520-
が一番安価です。
ニプロのサイトです。
https://www.nipro.co.jp/news/document/130521.pdf
2016/01/24(Sun) 18:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
| ホーム |