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糖尿病レシピコンテストは、炭水化物祭りだった。残念!!
【15/11/25 馬馬虎虎32

江部先生の苦労がよく分かりました

江部先生 
あれほど熱心に「糖質制限食」+「糖尿病診断はブドウ糖負荷試験で」を全国で啓蒙活動されて理解して実行している江部教の信者(HbA1c11.4 インスリン1日71単位から、今は76歳 GA16.5 インスリン4回打ちで16単位)として、

むしろ日本糖尿病学会+日本糖尿病協会こそ、糖尿病患者を増加を推進しているのではないかと思うことがありました。

日本糖尿病協会の月刊 糖尿病ライフ「さかえ12月号」の付録
専門・短大・大学生による糖尿病レシピコンテスト第2回 アイデアレシピ作品集

朝食部門 目覚めスッキリいただきます(京都女子大 3名)538kcal 
炭水化物81.4g

朝食部門 彩り香る朝食で目覚めスッキリ!(武庫川女子大 3名)495kcal 
炭水化物72.4g

朝食部門 おひさまモーニングプレート(名古屋学芸大)498kcal 
炭水化物71.2g

朝食部門 ポケットサンドdeモーニング(奈良女子大)500kcal 
炭水化物74.7g

昼食部門 ベトナム風エスニックランチ(佐賀女子短大)494kcal 
炭水化物80.7g

昼食部門 彩りヘルシーお弁当(釧路短大)508kcal 炭水化物70.3g

昼食部門 ひと味違う!満腹和洋ランチ(和洋女子大)529kcal 
炭水化物83.7g

昼食部門 とく徳!満腹やさいランチ(四国大学短大)535kcal 
炭水化物73.0g

夕食部門 彩り野菜で見た目も味も満足Dinner(名古屋学芸大)623kcal 炭水化物90.1g

夕食部門 家族で祝おう!まーるい記念日(帝京平成大)651kcal 
炭水化物103.5g

夕食部門 まごわやさしいよ!もぐもぐ御膳(仙台青葉学院短大)598kcal 
炭水化物92.4g

夕食部門 モリモリ野菜の創作中華(兵庫県立大)619kcal 
炭水化物90.2g

くどくどと書きましたがエントリー104件 1次書類審査223件 75校とあり 
推察するに、この人達は、栄養士の卵達ですネ。
1食の炭水化物が70~100gだと1時間後、2時間後の血糖値アップを全く無意識で教育を受けています。
全国の糖尿病専門医の再教育も大変ですが、食事指導を担当する?栄養士の卵にせめて1日炭水化物130gだよと教える方法はないのでしょうか。
本当に江部先生のご苦労をよく分かりました。】



こんばんは。

馬馬虎虎32さんから、糖尿病レシピコンテストに関する興味深いコメントを頂きました。
ありがとうございます。

76歳。
インスリン1日71単位のインスリン注射でもHbA1c11.4% 
今は、インスリン4回打ちで16単位で、GA16.5%


HbA1cの基準値は6.2%以下で、コントロール目標は7.0未満
GAの基準値は、11.8~16.0%で、コントロール目標は20.0未満


なので、糖質制限食実践で、インスリンの単位が1/4以下になって、なおかつコントロール良好ですので素晴らしい改善です。
良かったです。

日本糖尿病協会の月刊 糖尿病ライフ「さかえ12月号」の付録
専門・短大・大学生による糖尿病レシピコンテスト第2回 アイデアレシピ作品集
の情報を、ありがとうございます。

アイデアレシピとは言いながら、炭水化物70~100gと、強烈な炭水化物祭りなのは、残念至極です。

全て「カロリー制限・高糖質食」です。

「炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。炭水化物だけが、
血糖値に直接影響を与える。」
(*)

米国糖尿病学会が、2004年から患者教育用テキストブックに記載。
(炭水化物=糖質+食物繊維)


このような、重要な生理学的事実を、栄養士学校では教育しないのでしょうか?

また、
「1gの糖質が体重64kgの2型糖尿病患者の血糖値を約3mg上昇させ、
1型糖尿病患者なら約5mg上昇させる。」

という生理学的事実も、栄養士学校では教育されないのでしょうか?

糖質70gを摂取したら、2型で、210mgの血糖を上昇させます。
すなわち、空腹時血糖値が100mg/dlと良好でも
食後1時間か2時間のピークの血糖値は310mgとなります。

このような糖質たっぷり食を、朝・昼・夕と摂取すれば、1日3回巨大な食後高血糖を生じて、動脈硬化のリスクとなり、数年後には確実に合併症を生じます。

「さかえ12月号」に載っている糖尿病レシピは、全て「合併症製造食」あるいは「慢性殺人食」としか言いようがありません。

食後高血糖を生じない唯一の糖尿病治療食は「糖質制限食」です。
糖質制限食なら、血糖コントロール良好を保つことができて、合併症予防もできます。

日本全国の糖尿人の皆さん、糖尿病専門医や栄養士の言うことを、そのまま信用したら、極めて危険です。

自分の頭で考えて、決断して、食事療法を選択して、身を守ってくださいね。


(*)ADA:Life With Diabetes A Series of Teaching Outlines 
by the Michigan Diabetes Research and Training Center 2004


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
本日ブログ最後の3行!!
都内河北 鈴木です。

本日ブログ最後の3行は、身を持って被害体験した私も痛感しています。

何度も何度も江部先生より警鐘していただけると心強い限りです!!

私は知人達に江部先生の言葉を読むように連絡いたします。

私自身も戒めになります。

益々御尽力下さい。

敬具
2015/11/28(Sat) 08:04 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
日本医事新報 最新号
No.4779 2015年11月28日発行

【糖質制限のプロス&コンス】

糖質制限:プロスの立場から
北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟
http://www.jmedj.co.jp/article/detail.php?article_id=21363


糖質制限:コンスの立場から
京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌・代謝内科学教授 福井道明
http://www.jmedj.co.jp/article/detail.php?article_id=21364

糖尿病の食事療法
永寿総合病院糖尿病臨床研究センター長 渥美義仁
http://www.jmedj.co.jp/article/detail.php?article_id=21365
2015/11/28(Sat) 13:25 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 日本医事新報 最新号
精神科医師A さん

情報をありがとうございます。
2015/11/28(Sat) 15:49 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 専門家養成校で行われていること
saty さんへ

>「狂育」
>「死導」

 私らこの感じたことを的確に表現して頂きありがとうございます。全くもって同意です。
2015/11/28(Sat) 19:06 | URL | らこ | 【編集
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