滋賀医科大学・若鮎祭  糖質制限食・特別講演会のご案内
こんにちは。

滋賀医科大学 第41回若鮎祭 特別講演会
健康は食事から!
糖質制限食を始めよう!

<日時>
2015/10/25(日) 14:30~16:30
講演:90分間  質疑応答:30分間

のご案内です。

参加費無料でどなたでもOKの、市民公開講座ですので、滋賀県民の皆さん、或いは近畿地方の皆さん、是非、奮ってご参加くださいね。

医科大学の学園祭で講演するのは、初めてなのでとても楽しみです。

医大生や滋賀医大の医師も参加されると思いますので、生理学的事実や科学的根拠に基づくお話もしますが、基本わかりやすく楽しく糖質制限食の最新の話題を提供したいと思います。

質疑応答の時間もたっぷりとっていますので、どんどん質問していただけば幸いです。


江部康二


滋賀医科大学若鮎祭ホームページ
http://wakaayusai.wix.com/wakaayusai



☆☆☆

以下は、案内ポスターから転載です。


<演題>
滋賀医科大学 第41回若鮎祭 特別講演会
健康は食事から!
糖質制限食を始めよう!

<参加費>
無料

<場所>
滋賀医科大学 臨床講義棟1階 臨床講義室1

<日時>
2015/10/25(日) 14:30~16:30
講演:90分間  質疑応答:30分間

<内容>
糖質制限食は、ダイエット法としてだけでなく、糖尿病治療に最適な食事療法であり、加えて様々な生活習慣病の予防・改善につながることが近年の研究で分かっています。
本講演では、糖質制限食の効果と実践法について分かりやすく解説していただきます。
また、講演の最後には質疑応答の時間を設けていますので、疑問や不安を解消しましょう。

<講演者>
江部 康二先生

<プロフィール>
医師、高雄病院理事長。
1950年生まれ。京都大学医学部卒業。
高雄病院での臨床活動を通じて、糖尿病治療の研究に取り組み、
糖質制限食による治療体系を確立。これにより自身の糖尿病も克服する。
著書『主食を抜けば糖尿病は良くなる』はベストセラーとなり大反響を巻き起こした。



<抄録>

「脂肪悪玉説」、「カロリー至 上主義」、「脳のエネルギー源 はブドウ糖だけ」といった従来 の常識は現在根底から覆ってい る。例えば全米結構調査、1971年と2000年の統計で、脂肪摂取比率は低下しているのに、肥満は倍増している。すな わち脂肪悪玉説には根拠がな かった。

さらにニューイングランド・ ジャーナルの2008年の論文 で、カロリー制限ありの脂肪制 限食と地中海食、カロリー制限 なしの糖質制限食の3者の効果 を比較検討した結果、糖質制限 食が最も体重を減少させ、 HDLコレステロールを増加さ せたことが明らかとなった。糖質制限食実践によ り、食事中にも常に脂肪が燃 え、肥満ホルモン・インスリン の追加分泌はごく少量ですみ、 肝臓でアミノ酸などから糖新生 が行われエネルギーを消費し、体重減少につながる。

米国糖尿病学会に よれば、食べ物が消化・吸収さ れたあと、糖質は直接血糖値に影響を与えるが、タンパク質・脂質は与えない。動脈硬化のリス クとなるグルコーススパイク (急激な食後高血糖)を生じる のは糖質だけである。また酸化 ストレスのもととなる一日平均 血糖変動幅を悪化させるのも糖 質だけである。糖質制限食なら 食後高血糖は生じず、平均血糖 変動幅は速やかに改善する。一 方カロリー制限をしても糖質を 摂取すれば必ず食後高血糖を生 じ、平均血糖変動幅の悪化を招 き、酸化ストレスが亢進する。
 
2型糖尿病高雄病院入院患者に おいて、同一カロリーにそろえ た従来の糖尿病食(高糖質食) と糖質制限食における血糖の日 内変動を比較検討してみた。その結果、糖質制限食では従来の 糖尿病食(高糖質食)に比べて 顕著な食後血糖降下効果が認められた。

脳はブドウ糖だけでなくケトン 体をエネルギー源としていくら でも利用する。ケトン体は肝細 胞内で「脂肪酸→β酸化→アセ チルCoA→ケトン体」という 順番で日常的につくられてい て、肝臓では使われずに、他の 臓器・脳・筋肉のエネルギー源 として供給される。日常生活で は空腹時は心筋・骨格筋など多 くの体細胞は脂肪酸・ケトン体 を主エネルギー源としているの に対して、赤血球・脳・網膜な ど特殊な細胞だけがブドウ糖を 主エネルギー源としている。なお赤血球はミトコンドリアがな いのでブドウ糖だけが唯一のエ ネルギー源である。ミトコンド リアは細胞内のエネルギー生産処置である。

人類700万年の進化と食生活 について考察した。さらに食前 と食後の血糖変動の観点から人 類の食生活を3段階にわけて検 討した。糖尿病・メタボ以外の生活習慣病とがんに関しても若干の考察を加えた。日本人の5大疾病、4大死因と糖質制限食についても検討した。




テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
低炭水化物ダイエットで嘔吐とけいれんが発生?授乳中の女性に起こったケトアシドーシス
先生、こんばんは。
本日インターネットに出てた以下の記事を読んで、少し不安になっています。
私は妊婦ではありませんが・・・
先生はどのようにお考えでしょうか。

「低炭水化物ダイエットで嘔吐とけいれんが発生?授乳中の女性に起こったケトアシドーシス」
http://medley.life/news/item/5625f27cf591e11d54ac591f?utm_content=buffer11536&utm_medium=social&utm_source=facebook.com&utm_campaign=buffer
2015/10/22(Thu) 23:24 | URL | みっきー | 【編集
はじめまして。
はじめまして。21歳の大学生です。
質問したいことがあります。
一週間ほど前から、糖質制限を始めております。三食すべて炭水化物を抜いています。
ネットで調べたところ、始めた頃は異常な空腹感や体が熱くなったように感じることが一週間程度続くとよくかかれております。
しかし私は、それらの状態がはじめの二、三日ですっかり感じなくなったのです(便秘の状態は続いています)。
また、体がだるくなることもあるとよく言われるのですが、私は体全体がだるいと感じたことはなく、そのかわり脚がものすごく疲れやすくなりました。
家の階段の登り降りでも足の筋肉に筋トレをした後のような疲労感が残るのです。
果たして僕は糖質制限を上手くやっていけてるのでしょうか?
足の筋肉の衰えはどうやったら治るのでしょうか?
お答えいただけないでしょうか
2015/10/23(Fri) 07:50 | URL | もっさい | 【編集
こんにちは
江部先生
講演遠くて聞きにいけませんがご健闘お祈りします。
さて先生のブログに出会い2007年の最初から少しづつ読ませていただいてます
2007年の10月に話題になっていましたが食後の運動の話です。
結論は食べ始めてから30分後に30-40分の散歩程度で血糖値が下がりますということでした。
私の場合多くの自己検査の結果食後2時間後が血糖値のピークになるようです。
私の場合このピークに合わせて2時間後の散歩でも同じような効果があがるのでしょうか?
それとも胃の動きとか消化プロセスなどから食後30分に特に効果が高い理由があるのですか?
よろしくお願いします。
2015/10/23(Fri) 13:18 | URL | 風太郎 | 【編集
Re: 低炭水化物ダイエットで嘔吐とけいれんが発生?授乳中の女性に起こったケトアシドーシス
みっきー さん

スウェーデンの1例報告ですね。
著者が述べているごとく、低炭水化物、高脂肪食と授乳の組み合わせに関連した非糖尿病患者において、
ケトアシドーシスの文献で最初の報告とのことです。
つまり極めてまれで貴重な症例なので、一例報告となったようです

ダイエット開始10日で4kg減少ですので減りすぎですね。
ケトン体が7200µM/Lまで上昇しています。
通常のスーパー糖質制限食では、300~1200~2000くらいまでです。

糖質制限というよりも、4kg減少という
極端な低カロリーと脱水により
ケトン体が急上昇したのだと思います。

つまりこの症例の主たる要因は「低カロリー+脱水」と考えられ、糖質制限食影響は考えにくいです。

普通にカロリーを摂取して普通に水をのんでいればスーパー糖質制限食実践で、
このようなことは起こりません。
だからこそ、希有なる症例なのでしょうね。
2015/10/23(Fri) 17:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: はじめまして。
もっさい さん

脚の疲労感は摂取エネルギー不足の可能性が高いです。

脂質とタンパク質は、充分量摂取しましょう。

摂取エネルギーは、厚生労働省のいう、推定必要エネルギー(以下)が目安です。

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
推定エネルギー必要量
              男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150           2050 2300 2550kcal/日
18-29才        2300 2650  3050          1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050            1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800           1650  1900 2200 
70才          1850 2200  2500            1500  1750 2000

身体活動レベル    低い 普通 高い         低い  普通  高い

2015/10/23(Fri) 17:48 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: こんにちは
風太郎 さん


「結論は食べ始めてから30分後に30-40分の散歩程度で血糖値が下がります」

これは、基礎分泌のインスリンがあるていど確保されている、BMI20未満の糖尿人における、一般論とお考えください。
運動二関しては個人差が大きいの結局自分で確かめるのが一番です。

食直後から血糖値は上昇し始めて、食後30分くらいから加速して上昇する場合が多いので
食後30分から30分運動というのが、一つの目安になっています。
2015/10/23(Fri) 17:53 | URL | ドクター江部 | 【編集
今日の治療指針
今日は滋賀医大での講演、お疲れ様でした。伝統ある医学書「今日の治療指針」2015年版に、山田悟先生による糖質制限食が記載されたとの説明がありましした。

同書は1959年創刊で、この年は第1回レコード大賞のあった年です。レコード大賞と同じだけの歴史があります。

https://www.igaku-shoin.co.jp/misc/fair/tt2015/55.html

この「今日の治療指針」、毎年執筆者が変わるそうですが、2016年は誰が書くのでしょうか?
2015/10/25(Sun) 20:18 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 今日の治療指針
精神科医師A さん

本日は、滋賀医科大学の若鮎祭ご参加ありがとうございます。
先生の母校でしたね。

大勢の参加で盛り上がりとても良い講演会でした。

「今日の治療指針」レコード大賞と同じ歴史とは、びっくりです。
2015/10/25(Sun) 20:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
はじめまして。高校一年生の16歳です。
私は、スーパー糖質制限を始めて半年ほどになるのですが、糖質制限を始めてから、元々42.5㎏あった体重が一時期は37㎏まで落ちましたが、今は身長157.5㎝で体重39〜40㎏です。
でも、糖質制限を始めてから、生理がとまってしまい、もう半年ほど来ていません。
肉も魚もけっこう食べる方だと思うのですが、どうしたらいいでしょうか。
2015/10/26(Mon) 09:24 | URL | なつこ | 【編集
Re: タイトルなし
なつこ さん

摂取カロリー不足です。

157.5cm、39~40kg
なら
BMIは15.7~16.1
しかありません。

これでは生理はとまります。

最低でもBMI18.5以上は必要です。
体重46kgなら、BMIが18.54です。

スーパー糖質制限食を緩めて、あるていど糖質も摂取して、
摂取カロリーを増やして、体重を増やしましょう。
脂肪もしっかり摂りましょう。
2015/10/26(Mon) 16:19 | URL | ドクター江部 | 【編集
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