2015年08月23日 (日)
【15/08/22 魚田フラント
SU剤しかない…?
魚田フラントと申します。海辺に住む10年ほど前からの2型糖尿人。今年3月からの糖質セイゲニストです。
先生のブログや書籍を頼りに血糖値を下げようと「S糖質制限食」で頑張ってきています。いつもありがとう存じます。
さて、本日6週間ぶりにHbA1c検査&受診をしてまいりましたが、結果は7.2と前回6.7から0.5も上がってしまいました。
毎食時糖質は30g摂取程度に制限して5か月が経過しましたが、今回は良くなりませんでした。
主治医の話では、小生のような肥満型でない(当初身長166cm体重65kg→現在は体重55kg)糖尿人は「インスリン抵抗性」ではなく、「インスリン不足」のタイプが多く、糖質制限しても限界があるとの由。
SU剤で膵臓を刺激して血糖値を下げるしかない…と。
アマリール、セイブルそしてリバロの服用を2か月前に止め、メトグルコとジャヌビアは服用を続けてきています。
アマリールを止めた結果が出てきたのだろうということでした。食事、運動、特にストレスも無く、ここ6週間同じように暮らしてきたのに、やはりダメか…と少し落胆しています。
この後、朝の空腹時血糖を週3くらい測っていって血糖値が漸次上がってくるか様子見して、5週間後にSU剤を服用するか考えましょうとのことでした。
糖質制限食で良くなる投稿者さんのコメントをたくさん拝見致しますが、小生のような糖尿人もいますことをお伝え致します。
お読みいただき、ありがとう存じました。】
おはようございます。
魚田フラント さんから、「スーパー糖質制限食をしているが血糖値、HbA1cが改善しない」とのコメントをいただきましたので検討してみました。
魚田フラント さん
1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。
30gの糖質ですと、90mg上昇させます。
<30gの糖質>×3回/日。
そうすると食後血糖値は、一日三回、軽く180mgを超えているので、HbA1cが7.2%になったのだと思います。
推定平均血糖値は、159.9mg/dlです。
*推定平均血糖値(mg/dl)=HbA1c(NGSP)×28.7-46.7
少し勘違いされているようですが、魚田フラント さんが実践しておられるのは一回の食事で約30gの糖質ですので、<緩やかな糖質制限食>であり、<スーパー糖質制限食>ではありません。
また、アマリールを中止されて、30g×3回/日、糖質を摂取して、HbA1c7.2%なら、まあまあと思います。
つまり<緩やかな糖質制限食>でも、それなりの成果はでています。
アマリールを内服してのHbA1c6.7%は、「食後高血糖」「空腹時低血糖」「平均血糖変動幅増大」を伴う質の悪いHbA1cです。
「食後高血糖」「空腹時低血糖」「平均血糖変動幅増大」は酸化ストレスリスクとなります。
つまりアマリールを内服してHbA1c6.7%で一見良くても、合併症は防げない可能性が高いのです。
質の悪いHbA1cに関しては
2015年08月22日 (土)の本ブログ記事
「インスリン治療+カロリー制限食」。HbA1c6.2%なのに足指切断。
をご参照いただけば幸いです。
一方、アマリールを中止しての今回のHbA1c7.2%は、緩やかな糖質制限食ですので「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」が、カロリー制限食(高糖質食)に比べれば少し少なくて「空腹時低血糖」のない少しだけ質のいいHbA1cなのです。
アマリールは本人が気がつかずに、夜中などに低血糖を起こしやすい藥で危険なのですが、中止すれば低血糖のリスクはなくなります。
まあ、それでも一回30gの糖質ですので、ある程度の食後高血糖は起こりますし、ある程度の平均血糖変動幅増大もあります。
高雄病院の推奨するスーパー糖質制限食は、1回の食事の糖質摂取量を、<10~20g以下>とします。
スーパー糖質制限食なら、食後血糖値の上昇は、30~60mg以下で済みます。
これなら食後血糖値は180mgを超えないので、魚田フラント さんの場合、アマリールを中止してもHbA1cは6.7%以下を回復すると思います。
そしてスーパー糖質制限食なら「食後高血糖」「低血糖」「平均血糖変動幅増大」は皆無であり、酸化ストレスリスクのない極めて質のいいHbA1cです。
このように<緩やかな糖質制限食>は<従来の糖尿病食(高糖質食)>に比べると「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」に関してはある一定改善します。
しかしその改善効果は、魚田フラント さんが経験されたように、<スーパー糖質制限食>比べると、かなり弱いです。
やはり、糖尿人には、スーパー糖質制限食がお奨めです。
江部康二
【15/08/22 魚田フラント
30gから20gへの壁は高い!「スーパーではなかった?糖質制限食」(恥)
江部先生、早速のご教授恐縮です。
「Sではなかった?糖質制限食」に取り組んだ3月からは、おっしゃるとおり体重もHbA1cもぐんぐんと減って下がって、現在では体重10kg減(学生時代とほぼ同じ)HbA1cも7.8から6.6(前々回検査)に改善してきた次第です。しかし…。
ただいまの先生のコメントを拝見してすぐに先生のご著書「食品別糖質量ハンドブック」を横に、改めて毎日の朝食(定番)の糖質量をチェックし直しました。小生は20g程度とふんでいたのですが、やはり30g台でした。…
パンは手作りフスマパン(糖質量4g)で糖質0gのチョコクリームだし…、フルーツも2切れにしたし…とスーパー糖質制限内に収まっているものとばかり思っておりましたが、糖質量は、今日のフルーツの梨で7g、ヨーグルトは5gもあり、砂糖無しのクリープ入り(シュウ酸予防の為)コーヒー一杯すらも3.8gもありました。これに野菜やらマヨネーズやらを加えていくと30gを少し超えていました。
小生の連れ合いは分かっていたようですが、「メトグルコとジャヌビアを服用しているからそんなに血糖値は上がらないのでは…と思っていた次第です。そのための薬の服用だと…。実際、日々の自己血糖測定によりますと、朝食前後の血糖値の差が20から50はあります。空腹時の血糖値が日によって110台から130台とばらついています。110台の時は食後は160以内ですが130台ですと180まではいきませんが近くまでは上がっていました。
早速、今日の夕食から、しっかりと糖質摂取20g内の「スーパー糖質制限食」に挑戦して、5週間後の6.5%以下を目指し、「SU剤はいらないね」と、小生の主治医に言っていただけるように頑張りたいと思います。
先生、ご指摘ご指導を感謝申し上げます。
63歳 魚田フラント拝】
SU剤しかない…?
魚田フラントと申します。海辺に住む10年ほど前からの2型糖尿人。今年3月からの糖質セイゲニストです。
先生のブログや書籍を頼りに血糖値を下げようと「S糖質制限食」で頑張ってきています。いつもありがとう存じます。
さて、本日6週間ぶりにHbA1c検査&受診をしてまいりましたが、結果は7.2と前回6.7から0.5も上がってしまいました。
毎食時糖質は30g摂取程度に制限して5か月が経過しましたが、今回は良くなりませんでした。
主治医の話では、小生のような肥満型でない(当初身長166cm体重65kg→現在は体重55kg)糖尿人は「インスリン抵抗性」ではなく、「インスリン不足」のタイプが多く、糖質制限しても限界があるとの由。
SU剤で膵臓を刺激して血糖値を下げるしかない…と。
アマリール、セイブルそしてリバロの服用を2か月前に止め、メトグルコとジャヌビアは服用を続けてきています。
アマリールを止めた結果が出てきたのだろうということでした。食事、運動、特にストレスも無く、ここ6週間同じように暮らしてきたのに、やはりダメか…と少し落胆しています。
この後、朝の空腹時血糖を週3くらい測っていって血糖値が漸次上がってくるか様子見して、5週間後にSU剤を服用するか考えましょうとのことでした。
糖質制限食で良くなる投稿者さんのコメントをたくさん拝見致しますが、小生のような糖尿人もいますことをお伝え致します。
お読みいただき、ありがとう存じました。】
おはようございます。
魚田フラント さんから、「スーパー糖質制限食をしているが血糖値、HbA1cが改善しない」とのコメントをいただきましたので検討してみました。
魚田フラント さん
1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。
30gの糖質ですと、90mg上昇させます。
<30gの糖質>×3回/日。
そうすると食後血糖値は、一日三回、軽く180mgを超えているので、HbA1cが7.2%になったのだと思います。
推定平均血糖値は、159.9mg/dlです。
*推定平均血糖値(mg/dl)=HbA1c(NGSP)×28.7-46.7
少し勘違いされているようですが、魚田フラント さんが実践しておられるのは一回の食事で約30gの糖質ですので、<緩やかな糖質制限食>であり、<スーパー糖質制限食>ではありません。
また、アマリールを中止されて、30g×3回/日、糖質を摂取して、HbA1c7.2%なら、まあまあと思います。
つまり<緩やかな糖質制限食>でも、それなりの成果はでています。
アマリールを内服してのHbA1c6.7%は、「食後高血糖」「空腹時低血糖」「平均血糖変動幅増大」を伴う質の悪いHbA1cです。
「食後高血糖」「空腹時低血糖」「平均血糖変動幅増大」は酸化ストレスリスクとなります。
つまりアマリールを内服してHbA1c6.7%で一見良くても、合併症は防げない可能性が高いのです。
質の悪いHbA1cに関しては
2015年08月22日 (土)の本ブログ記事
「インスリン治療+カロリー制限食」。HbA1c6.2%なのに足指切断。
をご参照いただけば幸いです。
一方、アマリールを中止しての今回のHbA1c7.2%は、緩やかな糖質制限食ですので「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」が、カロリー制限食(高糖質食)に比べれば少し少なくて「空腹時低血糖」のない少しだけ質のいいHbA1cなのです。
アマリールは本人が気がつかずに、夜中などに低血糖を起こしやすい藥で危険なのですが、中止すれば低血糖のリスクはなくなります。
まあ、それでも一回30gの糖質ですので、ある程度の食後高血糖は起こりますし、ある程度の平均血糖変動幅増大もあります。
高雄病院の推奨するスーパー糖質制限食は、1回の食事の糖質摂取量を、<10~20g以下>とします。
スーパー糖質制限食なら、食後血糖値の上昇は、30~60mg以下で済みます。
これなら食後血糖値は180mgを超えないので、魚田フラント さんの場合、アマリールを中止してもHbA1cは6.7%以下を回復すると思います。
そしてスーパー糖質制限食なら「食後高血糖」「低血糖」「平均血糖変動幅増大」は皆無であり、酸化ストレスリスクのない極めて質のいいHbA1cです。
このように<緩やかな糖質制限食>は<従来の糖尿病食(高糖質食)>に比べると「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」に関してはある一定改善します。
しかしその改善効果は、魚田フラント さんが経験されたように、<スーパー糖質制限食>比べると、かなり弱いです。
やはり、糖尿人には、スーパー糖質制限食がお奨めです。
江部康二
【15/08/22 魚田フラント
30gから20gへの壁は高い!「スーパーではなかった?糖質制限食」(恥)
江部先生、早速のご教授恐縮です。
「Sではなかった?糖質制限食」に取り組んだ3月からは、おっしゃるとおり体重もHbA1cもぐんぐんと減って下がって、現在では体重10kg減(学生時代とほぼ同じ)HbA1cも7.8から6.6(前々回検査)に改善してきた次第です。しかし…。
ただいまの先生のコメントを拝見してすぐに先生のご著書「食品別糖質量ハンドブック」を横に、改めて毎日の朝食(定番)の糖質量をチェックし直しました。小生は20g程度とふんでいたのですが、やはり30g台でした。…
パンは手作りフスマパン(糖質量4g)で糖質0gのチョコクリームだし…、フルーツも2切れにしたし…とスーパー糖質制限内に収まっているものとばかり思っておりましたが、糖質量は、今日のフルーツの梨で7g、ヨーグルトは5gもあり、砂糖無しのクリープ入り(シュウ酸予防の為)コーヒー一杯すらも3.8gもありました。これに野菜やらマヨネーズやらを加えていくと30gを少し超えていました。
小生の連れ合いは分かっていたようですが、「メトグルコとジャヌビアを服用しているからそんなに血糖値は上がらないのでは…と思っていた次第です。そのための薬の服用だと…。実際、日々の自己血糖測定によりますと、朝食前後の血糖値の差が20から50はあります。空腹時の血糖値が日によって110台から130台とばらついています。110台の時は食後は160以内ですが130台ですと180まではいきませんが近くまでは上がっていました。
早速、今日の夕食から、しっかりと糖質摂取20g内の「スーパー糖質制限食」に挑戦して、5週間後の6.5%以下を目指し、「SU剤はいらないね」と、小生の主治医に言っていただけるように頑張りたいと思います。
先生、ご指摘ご指導を感謝申し上げます。
63歳 魚田フラント拝】
江部先生こんにちは。
今月になってからランタスの注射を完全にやめ、今はグラクティブの服用も徐々に減らしています。
私はきっちりとスーパー糖質制限をしていますので、グラクティブは必要ないのではないか?と思ったからです。
グラクティブをやめたことで空腹時血糖値も多少上がってきてしまうのでは?との不安があったのですが、かえって良好(朝の血糖値が2日続けて80台)なので驚いています。また食後血糖値も良好です。
「私の場合は」グラクティブの服用が、かえってすい臓に良く無い影響を与えていたのではないか?としか思えないのです。
今月になってからランタスの注射を完全にやめ、今はグラクティブの服用も徐々に減らしています。
私はきっちりとスーパー糖質制限をしていますので、グラクティブは必要ないのではないか?と思ったからです。
グラクティブをやめたことで空腹時血糖値も多少上がってきてしまうのでは?との不安があったのですが、かえって良好(朝の血糖値が2日続けて80台)なので驚いています。また食後血糖値も良好です。
「私の場合は」グラクティブの服用が、かえってすい臓に良く無い影響を与えていたのではないか?としか思えないのです。
misako さん
ランタスフリ-、グラクティブフリー
達成とは、素晴らしいです。
スーパー糖質制限食で、膵臓がたっぷり休養できて
耐糖能が改善したのだと思います。
ランタスフリ-、グラクティブフリー
達成とは、素晴らしいです。
スーパー糖質制限食で、膵臓がたっぷり休養できて
耐糖能が改善したのだと思います。
2015/08/23(Sun) 09:55 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、ありがとう存じます。
昨夜から電卓片手にして、「緩やかな糖質制限食」から「スーパー糖質制限食」にキッチリ取り組みを始めた10年糖尿人の「魚田フラント」です。
ご解説を拝見し「この5か月の自分の食事への取り組みが無駄ではなかった。SU剤の恐ろしさも再認識できた!これからも頑張ろう。」と希望が見え、新たな力が沸いてきました。
勉強不足で度々の投稿申し訳御座いませんが、さらに2つほどお教えくださればありがたいのですが…。
1つめですが、先生のおっしゃる「1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。」についての、以下の薬の役割はあるのでしょうか?
「メトグルコ」(ヒグアナイド薬=肝臓での糖の合成を抑える)。
「ジャヌビア」(DPP-阻害薬=全身に情報を伝えてブドウ糖の取り組みを高め、腸が分泌するホルモンの働きを高める)
これらを服用していても、上昇の速度が遅くなる即ち急激ではなくなるということだけで、やはり「1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。」には変わりなく食事後は結局上昇するのでしょうか?
「セイブル」(α-グルコシターゼ阻害薬=炭水化物の分解を遅らせ、血糖値の上昇を抑える)
については、スーパー糖質制限食ならば食直前に服用する必要性は低いと思われますが(効果は人によって多少違いはもちろんあるのでしょうが)、いかがなものなのでしょうか?
2つめは、2008-06-04付「痩せ型の糖尿病食事療法」ブログで先生が仰ってられる、「果物」についてはここでいう「糖質20g以下」とは別枠で考えていっていいものなのでしょうか?
ご教示いただけたら幸甚です。
昨夜から電卓片手にして、「緩やかな糖質制限食」から「スーパー糖質制限食」にキッチリ取り組みを始めた10年糖尿人の「魚田フラント」です。
ご解説を拝見し「この5か月の自分の食事への取り組みが無駄ではなかった。SU剤の恐ろしさも再認識できた!これからも頑張ろう。」と希望が見え、新たな力が沸いてきました。
勉強不足で度々の投稿申し訳御座いませんが、さらに2つほどお教えくださればありがたいのですが…。
1つめですが、先生のおっしゃる「1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。」についての、以下の薬の役割はあるのでしょうか?
「メトグルコ」(ヒグアナイド薬=肝臓での糖の合成を抑える)。
「ジャヌビア」(DPP-阻害薬=全身に情報を伝えてブドウ糖の取り組みを高め、腸が分泌するホルモンの働きを高める)
これらを服用していても、上昇の速度が遅くなる即ち急激ではなくなるということだけで、やはり「1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿人の血糖値を約3mg上昇させます。」には変わりなく食事後は結局上昇するのでしょうか?
「セイブル」(α-グルコシターゼ阻害薬=炭水化物の分解を遅らせ、血糖値の上昇を抑える)
については、スーパー糖質制限食ならば食直前に服用する必要性は低いと思われますが(効果は人によって多少違いはもちろんあるのでしょうが)、いかがなものなのでしょうか?
2つめは、2008-06-04付「痩せ型の糖尿病食事療法」ブログで先生が仰ってられる、「果物」についてはここでいう「糖質20g以下」とは別枠で考えていっていいものなのでしょうか?
ご教示いただけたら幸甚です。
2015/08/23(Sun) 11:37 | URL | 魚田フラント | 【編集】
前回は、アドバイスを
ありがとうございました。
低血糖症で入院してから
緩やかな糖質制限食事を
母に続けています。
また、心配事が
でてきました。
SU剤を一つ減らしてもらい、
緩やかな糖質制限食事を
続けていますが、朝、空腹時
の血糖値が、140~ 160台
就寝前は、230台
始めた頃は、56キロだった
体重が、52キロなり、
安心していたんですが、
また、体重が、減って
49.5キロになり、
肌が気のせいか、かさつき
ふっくらしていた体が
しわが、気になるように
なりました。
先生のいくつかの記事の中から、
悪いHA1cの数値だと、合併症
糖尿病の悪化が、体重減少に
関係してくるみたいで
母の状態が
心配にりました。
運動も週に三回程度は、しているし、
ウォーキングも週2回は、20分程度
続けているのですが、
私の対応が、まずいのは
どこかわからす
不安になってしまいました。
ありがとうございました。
低血糖症で入院してから
緩やかな糖質制限食事を
母に続けています。
また、心配事が
でてきました。
SU剤を一つ減らしてもらい、
緩やかな糖質制限食事を
続けていますが、朝、空腹時
の血糖値が、140~ 160台
就寝前は、230台
始めた頃は、56キロだった
体重が、52キロなり、
安心していたんですが、
また、体重が、減って
49.5キロになり、
肌が気のせいか、かさつき
ふっくらしていた体が
しわが、気になるように
なりました。
先生のいくつかの記事の中から、
悪いHA1cの数値だと、合併症
糖尿病の悪化が、体重減少に
関係してくるみたいで
母の状態が
心配にりました。
運動も週に三回程度は、しているし、
ウォーキングも週2回は、20分程度
続けているのですが、
私の対応が、まずいのは
どこかわからす
不安になってしまいました。
魚田フラント さん
希望がわいて良かったです。
自分自身の内因性インスリンがあるていど残っているなら、
内服薬なしも可能なので、まずは早朝空腹時のインスリン値を調べて主治医と相談しましょう。
1)
メトグルコとジャヌビアは、食後の血糖値を下げる効果はやや少ないです。
その代わり、夜間の肝臓の糖新生をブロックすることで、早朝空腹時の血糖値を下げる力はあるていどあります。
αGI剤と速効型インスリン分泌促進剤は、あるていど食後血糖値の上昇を抑えてくれます。
30gの糖質なら、αGIの出番と思います。
10gの糖質なら、必要ないと思います。
2)
果物は、ナッツ類などと共に間食という意味です。
間食の場合は、1回の摂取糖質量は5gくらいをめざします。
果物の果糖は血糖をほとんど上げないので、果物の糖質は穀物の半分くらい血糖を上げる勘定です。
2009年06月17日 (水)
果物の糖質
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-836.html
のブログ記事をご参照いただけば幸いです。
希望がわいて良かったです。
自分自身の内因性インスリンがあるていど残っているなら、
内服薬なしも可能なので、まずは早朝空腹時のインスリン値を調べて主治医と相談しましょう。
1)
メトグルコとジャヌビアは、食後の血糖値を下げる効果はやや少ないです。
その代わり、夜間の肝臓の糖新生をブロックすることで、早朝空腹時の血糖値を下げる力はあるていどあります。
αGI剤と速効型インスリン分泌促進剤は、あるていど食後血糖値の上昇を抑えてくれます。
30gの糖質なら、αGIの出番と思います。
10gの糖質なら、必要ないと思います。
2)
果物は、ナッツ類などと共に間食という意味です。
間食の場合は、1回の摂取糖質量は5gくらいをめざします。
果物の果糖は血糖をほとんど上げないので、果物の糖質は穀物の半分くらい血糖を上げる勘定です。
2009年06月17日 (水)
果物の糖質
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-836.html
のブログ記事をご参照いただけば幸いです。
2015/08/23(Sun) 17:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
峰 さん
御母上ですが、体重が減るのは、単純に摂取エネルギー不足です。
脂質とタンパク質はしっかり摂取して、カロリーを確保して
痩せすぎないようにしましょう。
御母上ですが、体重が減るのは、単純に摂取エネルギー不足です。
脂質とタンパク質はしっかり摂取して、カロリーを確保して
痩せすぎないようにしましょう。
2015/08/23(Sun) 17:48 | URL | ドクター江部 | 【編集】
初めまして、26歳男のササハラと申します。
今年5月に検査を受け
7月にはグリコアルブミンも受けました。
身長:166cm
体重:49kg
空腹時血糖値:79
HBA1c:4.7%
グリコアルブミン:15%
ここから短期間で
1型以外ではない2型の
糖尿病になるることってありますか?
日々の運動は30~40分の筋トレ+軽い有酸素運動、
週1回の2~3時間のサイクリングをやっています。
食事に関しては野菜中心で
バランスよくタンパク質も取り、
糖質合計100~120gになっています。
水分摂取は主に水、お茶、コーヒーで
ジュースの類は取っても、月2回で
一回200~300ml程度の紙パック。
かなり気を使っている方だと思いますが、
年齢を重ねる毎に不安も出てきたのと、
相談できる場所がないため、
ここで頼らせて頂きました。
今年5月に検査を受け
7月にはグリコアルブミンも受けました。
身長:166cm
体重:49kg
空腹時血糖値:79
HBA1c:4.7%
グリコアルブミン:15%
ここから短期間で
1型以外ではない2型の
糖尿病になるることってありますか?
日々の運動は30~40分の筋トレ+軽い有酸素運動、
週1回の2~3時間のサイクリングをやっています。
食事に関しては野菜中心で
バランスよくタンパク質も取り、
糖質合計100~120gになっています。
水分摂取は主に水、お茶、コーヒーで
ジュースの類は取っても、月2回で
一回200~300ml程度の紙パック。
かなり気を使っている方だと思いますが、
年齢を重ねる毎に不安も出てきたのと、
相談できる場所がないため、
ここで頼らせて頂きました。
2015/08/24(Mon) 20:11 | URL | ササハラ | 【編集】
江部先生
初めてメール差し上げます。
63歳 男性、身長177cm、定年後再雇用制度を使ってフルタイムで働いています。
母親が筋金入りの糖尿病で、軽度の脳梗塞や心筋梗塞もおこしインシュリン生活です。
私は昨年の人間ドックでメタボ項目がすべて該当し、労災2次検診を受けました。
労災2次検診は政府所管の保険事業では唯一黒字の保険のためか、以下の項目をすべて満たしたメタボ人を対象に、労災保険が費用を出して2次検診を受けさせる制度のようです。
①血圧 収縮期血圧:130mmHg以上または拡張期血圧:85mmHg以上
②脂質 LDLコレステロール:140mg/dl以上またはHDLコレステロール:40mg/dl未満または中性脂肪:150mg/dl以上
③血糖値 空腹時血糖:100mg/dl以上またはHbA1c:5.6%以上(NGSP)
④肥満 BMI:25以上または腹囲:男性 85cm以上 / 女性 90cm以上
これは死の四重奏とも呼ばれるようで、すべて該当すると突然死の確率が高くなるため、労災保険を使って未然防止を狙っているようです。
それほど危ないってこと(?!)
2年前までは②のコレステロールの項目だけは基準内で助かっていましたが(それでも三重奏)、昨年はLDL-Cも基準オーバーとなり、めでたく(?)全項目該当してしまいました。(涙)
2次検診は血液検査以外に頸動脈のエコーや運動や食事の生活指導もありました。
幸い数値がそれほど高くなかったため通院や投薬はありませんでしたが、医師からは10kg減量するよう指導されました。 指導した医師は私よりもBMIが大きそうでしたが、、、(笑)。
食事指導は糖質制限でなくてカロリー制限を指導されました。指導していただいた保健師さんの体型は、BMIが私をはるかに超えているようでした。
母親の糖尿病のこともあり先生の著書も知っていましたので、早速、先生の本を購入して勉強しました。2次検診を受けた10月から緩いスタンダード糖質制限、今年に入ってからは主食を取らない緩いスーパー糖質制限にしました。
お酒はプレモルから糖質ゼロ発泡酒です(涙)
最初はおなかが減って辛かったですが、3ヶ月ほど経ったら体調絶好調になりました。
体重は10kg減までは減らなかったものの、1年後の今月の人間ドックでは腹囲が7cm以上減ってメタボ基準の85cmを切りました。
医師や保健師さんからは「もうメタボじゃありません。リバンドしないよう、今の生活を続けてください。」と言われました。糖質制限恐るべしです。
主な数値は、2014年8月→2015年8月(★マークは基準外)
体重 84→76.5 MBI 26.8★→24.5 腹囲 92★→84.5
血圧 136★/88★ →128/80
総コレステロール 203→188 HDL-C 55→60 LDL-C 141★→122 中性脂肪 113→63
空腹時血糖値 111★→100★ HbA1c(NGSP)5.8★→5.7★
ALP(GPT) 17→9★ γ-GTP 42→20
GUN 18→20 クレアチニン 0.82→0.78
血糖値が基準を超えてるのは家系の影響でしょうか。
また、糖質制限はしましたがアルコール制限は全くしなかったにもかかわらず、昨年エコー検査で見つかった脂肪肝が消えてました。 γGTPも大幅ダウン、ALPは今年、下限で★マークでした。
本当に江部先生に救われました。ありがとうございました。
初めてメール差し上げます。
63歳 男性、身長177cm、定年後再雇用制度を使ってフルタイムで働いています。
母親が筋金入りの糖尿病で、軽度の脳梗塞や心筋梗塞もおこしインシュリン生活です。
私は昨年の人間ドックでメタボ項目がすべて該当し、労災2次検診を受けました。
労災2次検診は政府所管の保険事業では唯一黒字の保険のためか、以下の項目をすべて満たしたメタボ人を対象に、労災保険が費用を出して2次検診を受けさせる制度のようです。
①血圧 収縮期血圧:130mmHg以上または拡張期血圧:85mmHg以上
②脂質 LDLコレステロール:140mg/dl以上またはHDLコレステロール:40mg/dl未満または中性脂肪:150mg/dl以上
③血糖値 空腹時血糖:100mg/dl以上またはHbA1c:5.6%以上(NGSP)
④肥満 BMI:25以上または腹囲:男性 85cm以上 / 女性 90cm以上
これは死の四重奏とも呼ばれるようで、すべて該当すると突然死の確率が高くなるため、労災保険を使って未然防止を狙っているようです。
それほど危ないってこと(?!)
2年前までは②のコレステロールの項目だけは基準内で助かっていましたが(それでも三重奏)、昨年はLDL-Cも基準オーバーとなり、めでたく(?)全項目該当してしまいました。(涙)
2次検診は血液検査以外に頸動脈のエコーや運動や食事の生活指導もありました。
幸い数値がそれほど高くなかったため通院や投薬はありませんでしたが、医師からは10kg減量するよう指導されました。 指導した医師は私よりもBMIが大きそうでしたが、、、(笑)。
食事指導は糖質制限でなくてカロリー制限を指導されました。指導していただいた保健師さんの体型は、BMIが私をはるかに超えているようでした。
母親の糖尿病のこともあり先生の著書も知っていましたので、早速、先生の本を購入して勉強しました。2次検診を受けた10月から緩いスタンダード糖質制限、今年に入ってからは主食を取らない緩いスーパー糖質制限にしました。
お酒はプレモルから糖質ゼロ発泡酒です(涙)
最初はおなかが減って辛かったですが、3ヶ月ほど経ったら体調絶好調になりました。
体重は10kg減までは減らなかったものの、1年後の今月の人間ドックでは腹囲が7cm以上減ってメタボ基準の85cmを切りました。
医師や保健師さんからは「もうメタボじゃありません。リバンドしないよう、今の生活を続けてください。」と言われました。糖質制限恐るべしです。
主な数値は、2014年8月→2015年8月(★マークは基準外)
体重 84→76.5 MBI 26.8★→24.5 腹囲 92★→84.5
血圧 136★/88★ →128/80
総コレステロール 203→188 HDL-C 55→60 LDL-C 141★→122 中性脂肪 113→63
空腹時血糖値 111★→100★ HbA1c(NGSP)5.8★→5.7★
ALP(GPT) 17→9★ γ-GTP 42→20
GUN 18→20 クレアチニン 0.82→0.78
血糖値が基準を超えてるのは家系の影響でしょうか。
また、糖質制限はしましたがアルコール制限は全くしなかったにもかかわらず、昨年エコー検査で見つかった脂肪肝が消えてました。 γGTPも大幅ダウン、ALPは今年、下限で★マークでした。
本当に江部先生に救われました。ありがとうございました。
ササハラ さん
短期間で2型糖尿病になることはないと思います。
短期間で2型糖尿病になることはないと思います。
2015/08/25(Tue) 08:25 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、おはようございます。
1年半ほど前の血液検査でHbA1c7,6no診断を受けてから、先生の推奨していらっしゃるスーパー糖質制限を実行して、11月の検査では、5.5まで下がりましたが、中性脂肪も28になり、病院でもう少し糖質も増やしてくださいと医師に言われ、今まで1日の糖質量を40以下にしていましたが、45~50未満に増やしたところ、今年1月の検査でHbA1cが6.3になってしまいました。
市販の食品も糖質量を見て食していたので、計算よりも糖質の量が多くなっていたのかも知れません。
心機一転、手作りを中心にスーパー糖質制限を続けていきたいと思っています。
そこで、江部先生に教えていただきたいのですが、体重64Kの方が糖質1gで3の血糖値を上げる・・とよく書いておられますが、体格によって同じ1gの糖質でも血糖値の挙げ方は違うのでしょうか?
私は、現在身長152センチ体重は47.5Kです。お忙しい所、申しわけありませんが、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
1年半ほど前の血液検査でHbA1c7,6no診断を受けてから、先生の推奨していらっしゃるスーパー糖質制限を実行して、11月の検査では、5.5まで下がりましたが、中性脂肪も28になり、病院でもう少し糖質も増やしてくださいと医師に言われ、今まで1日の糖質量を40以下にしていましたが、45~50未満に増やしたところ、今年1月の検査でHbA1cが6.3になってしまいました。
市販の食品も糖質量を見て食していたので、計算よりも糖質の量が多くなっていたのかも知れません。
心機一転、手作りを中心にスーパー糖質制限を続けていきたいと思っています。
そこで、江部先生に教えていただきたいのですが、体重64Kの方が糖質1gで3の血糖値を上げる・・とよく書いておられますが、体格によって同じ1gの糖質でも血糖値の挙げ方は違うのでしょうか?
私は、現在身長152センチ体重は47.5Kです。お忙しい所、申しわけありませんが、教えていただけると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
2016/02/01(Mon) 10:18 | URL | あやにゃん | 【編集】
あやにゃん さん
「体重64Kの方が糖質1gで3の血糖値を上げる」
64kg/47.5kg=1.347
3mg × 1.347 =4.04mg
あやにゃん さんの場合、1gの糖質が4.04mg血糖値を上昇させる計算です。
勿論個人差はありますが・・・。
「体重64Kの方が糖質1gで3の血糖値を上げる」
64kg/47.5kg=1.347
3mg × 1.347 =4.04mg
あやにゃん さんの場合、1gの糖質が4.04mg血糖値を上昇させる計算です。
勿論個人差はありますが・・・。
2016/02/01(Mon) 18:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、早速お答えをいただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで、疑問がとけました。
私の場合は、糖質1g=4.04だったのですね。また今まで通りの1日40g以下の糖質にして、数値の改善に励みます。
江部先生、お忙しい中ありがとうございました。昨日、先生の糖質制限のお弁当の本注文しました。今日届く予定なので楽しみです^^。
おかげさまで、疑問がとけました。
私の場合は、糖質1g=4.04だったのですね。また今まで通りの1日40g以下の糖質にして、数値の改善に励みます。
江部先生、お忙しい中ありがとうございました。昨日、先生の糖質制限のお弁当の本注文しました。今日届く予定なので楽しみです^^。
2016/02/02(Tue) 07:38 | URL | あやにゃん | 【編集】
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