2015年08月16日 (日)
【15/08/15 かんたん
高等学校教育とケトン体
こんばんは。先生のブログに、たまにお邪魔させていただいております かんたん です。
今回は、娘との会話で嬉しく思った事があり先生と皆さんに報告したくなりました。
私は二人の娘の母親なのですが、夕飯時に次女と糖質制限続いてるね!偉いよ、お母さん。なんて会話をしていると、普段は夕飯を遅めにとる長女がテーブルにつき言いました。
長女「糖質制限って、どうなの?って思ったけど、お母さん鬱病なのに元気になったよね。良かったね。でね、この間、学校の先生がケトン体の話をしたんだけど…。」
私「うん、先生なんて言ってた?」(ニヤニヤ)
長女「今までは、脳のエネルギーはブドウ糖だけって話が覆って、ケトン体も使えるって話してた。それでね、ケトン体ってなに?って思って先生に聞いたら色々教えてくれたよ。こんな大事な事が、比較的最近世の中に知れ渡ったなんて不思議でさ。」
私「そうだね。貴女は、どこまで理解出来た?」
長女「まず、脳のエネルギーになるって事と、ブドウ糖が必須じゃない細胞はケトン体が使えるって事かな。だから、人類は度々おこる食糧難をのりこえてこれたんだなって。」
私「良いところに気がついたじゃない(^-^)」
なんて、会話だったのですが、高等学校教育で教師がケトン体の話をした事が嬉しかったです。そして、それに対しての説明も解りやすくされており、いまだケトン体は危険!脳のエネルギーはブドウ糖のみ!などと言っているお医者様に聞かせてあげたい!と、思ってしまったくらいです。
ネット上でも、いまだに脳のエネルギーはブドウ糖のみ!なんて書かれているのを見るとガックリでしたが、こんな身近で未来を担う子供達に、正しい教育がされているんだと思うと先生のブログに報告せずにはいられませんでした(^-^)
長女は、私が普段から「燃えろ!ケトン体!」なんて、笑いながら言ってるのを気に止めていたのも嬉しかったです。
長女の頭には、糖質制限とケトン体が関係あるんだな。と思ったのでしょう(^-^)
また、長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。】
こんにちは。
かんたんさんから、長女さんの高校の先生が「脳はケトン体がエネルギー源として使える」と授業で教えてくれたという嬉しいコメントを頂きました。
かんたんさんは、うつ状態が糖質制限食で改善したとのことで、良かったです。
おそらく全ての高校で「脳はケトン体がエネルギー源として使える」と教えているというわけではなくて、その先生が個人的に勉強されて自分の頭で考えて、是非生徒に伝えたいと思われたのでしょうね。
このように、自分の頭で考えて行動する学校の先生が増えてくると、日本の未来も明るいですね。
「いまだケトン体は危険!脳のエネルギーはブドウ糖のみ!などと言っているお医者様に聞かせてあげたい!」
そうですね。
いまだに医師や栄養学者の多くがそのように誤解しているのは、勉強不足としか言いようがなく、とても残念です。
医学の有名な教科書「ハーパー生化学」や「ガイトン臨床生理学」に、脳はケトン体をエネルギー源とすることが明記されています。
脳に関する真実は
「脳はエネルギー源としてケトン体をいくらでも利用できるし、ブドウ糖も利用できる。」
ということです。
『イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書27版』(丸善)p154
には、
「脳はそのエネルギー要求の20%をケトン体でまかなうことができる」
と記載してあります。
それで、脳はどの程度までケトン体をエネルギー源とできるかということなのですが、ハーパー生化学のいう約20%までということはありません。
例えば、
ガイトン臨床生理学(米国の有名な医学の教科書です)
監訳・早川弘一、医学書院、1999年、870ページ
によれば、
「炭水化物がエネルギー源として使用できない時、生体のほとんどの細胞のエネルギー源は脂質の代謝により賄われる」
「エスキモー人種は時々完全な脂肪食をとるが・・・、・・・通常ブドウ糖しかエネルギー源として利用しない脳の細胞でさえ、数週間後には50~75%のエネルギ-を脂質(ケトン体)から得られるようになっている」
という記載があります。
そして食事療法に関わる医師や栄養学者は「ケトン食」の知識は、必要不可欠なので是非勉強して欲しいと思います。
Ketogenic Diet(ケトン食)は、2010年版COCHRANE LIBRARLY(コクラン ライブラリー)、2011年版NICE(英国政府ガイドライン)、という国際的に有名な公的治療ガイドラインにおいて、難治性小児てんかんの治療食として採用されました。
難治性小児てんかんの中でも、
糖輸送体(GLUT)1欠損症の場合は、「ケトン食」が唯一の治療法です。
細胞が血液中のブドウ糖を取り込むためには、糖輸送体が必要です。
現在までGLUT1~14までが発見されています。
脳・赤血球・網膜・生殖腺胚上皮の糖輸送体はGLUT1です。
GLUT1欠損症では、GLUT1に機能不全があるため、脳細胞が血液中のブドウ糖をエネルギー源としてほとんど利用できないので、通常の食事では意識不明やてんかんの発作を頻回に生じます。
ケトン食は、脂質摂取比率75~80%の、スーパー糖質制限食(56%)を上回る糖質制限食です。
ケトン食実践で血中ケトン体が高値(2000~4000μM/L)となり、ケトン体が脳のエネルギー源のほとんどを占めるようになれば、GLUT1欠損症の患者さんも健康な生活をおくれます。
つまり「GLUT1欠損症では脳はブドウ糖がエネルギー源として使えないので、ケトン体が脳の唯一のエネルギー源となる」のです。
ケトン食で明らかなように、インスリン作用が確保されている時のケトン体高値は、生理的で安全なものなのです。
この場合、エスキモーの50~75%より、さらに高い比率で脳はケトン体をエネルギー源としていると考えられます。
また私が34才で、本断食(カロリーゼロ、塩ゼロ、水のみ摂取)をしたとき、血糖は35mg/dlまで下がりました。
しかし普通に意識は清明で外来診察もしてましたので、この時私の脳はブドウ糖ではなく、ケトン体を主たるエネルギー源として利用していたと考えられます。
本断食でもケトン体は、2000~4000μM/Lになります。
ケトン体が基準値(26~122μM/L)しかなくて、血糖値が35mg/dlなら、脳はエネルギー源が全くたりないので、意識不明で昏睡になります。
糖新生(肝臓でアミノ酸、乳酸、グリセロールなどからブドウ糖を作る)は、脳ではなくて赤血球のために必要なのだと思います。
脳と違って、赤血球は血糖値35mg/dlくらいでも生きていけるようです。
赤血球だけは、内部にミトコンドリアをもっていないので、人体で唯一、ブドウ糖しかエネルギー源にできないのです。
江部康二
高等学校教育とケトン体
こんばんは。先生のブログに、たまにお邪魔させていただいております かんたん です。
今回は、娘との会話で嬉しく思った事があり先生と皆さんに報告したくなりました。
私は二人の娘の母親なのですが、夕飯時に次女と糖質制限続いてるね!偉いよ、お母さん。なんて会話をしていると、普段は夕飯を遅めにとる長女がテーブルにつき言いました。
長女「糖質制限って、どうなの?って思ったけど、お母さん鬱病なのに元気になったよね。良かったね。でね、この間、学校の先生がケトン体の話をしたんだけど…。」
私「うん、先生なんて言ってた?」(ニヤニヤ)
長女「今までは、脳のエネルギーはブドウ糖だけって話が覆って、ケトン体も使えるって話してた。それでね、ケトン体ってなに?って思って先生に聞いたら色々教えてくれたよ。こんな大事な事が、比較的最近世の中に知れ渡ったなんて不思議でさ。」
私「そうだね。貴女は、どこまで理解出来た?」
長女「まず、脳のエネルギーになるって事と、ブドウ糖が必須じゃない細胞はケトン体が使えるって事かな。だから、人類は度々おこる食糧難をのりこえてこれたんだなって。」
私「良いところに気がついたじゃない(^-^)」
なんて、会話だったのですが、高等学校教育で教師がケトン体の話をした事が嬉しかったです。そして、それに対しての説明も解りやすくされており、いまだケトン体は危険!脳のエネルギーはブドウ糖のみ!などと言っているお医者様に聞かせてあげたい!と、思ってしまったくらいです。
ネット上でも、いまだに脳のエネルギーはブドウ糖のみ!なんて書かれているのを見るとガックリでしたが、こんな身近で未来を担う子供達に、正しい教育がされているんだと思うと先生のブログに報告せずにはいられませんでした(^-^)
長女は、私が普段から「燃えろ!ケトン体!」なんて、笑いながら言ってるのを気に止めていたのも嬉しかったです。
長女の頭には、糖質制限とケトン体が関係あるんだな。と思ったのでしょう(^-^)
また、長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。】
こんにちは。
かんたんさんから、長女さんの高校の先生が「脳はケトン体がエネルギー源として使える」と授業で教えてくれたという嬉しいコメントを頂きました。
かんたんさんは、うつ状態が糖質制限食で改善したとのことで、良かったです。
おそらく全ての高校で「脳はケトン体がエネルギー源として使える」と教えているというわけではなくて、その先生が個人的に勉強されて自分の頭で考えて、是非生徒に伝えたいと思われたのでしょうね。
このように、自分の頭で考えて行動する学校の先生が増えてくると、日本の未来も明るいですね。
「いまだケトン体は危険!脳のエネルギーはブドウ糖のみ!などと言っているお医者様に聞かせてあげたい!」
そうですね。
いまだに医師や栄養学者の多くがそのように誤解しているのは、勉強不足としか言いようがなく、とても残念です。
医学の有名な教科書「ハーパー生化学」や「ガイトン臨床生理学」に、脳はケトン体をエネルギー源とすることが明記されています。
脳に関する真実は
「脳はエネルギー源としてケトン体をいくらでも利用できるし、ブドウ糖も利用できる。」
ということです。
『イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書27版』(丸善)p154
には、
「脳はそのエネルギー要求の20%をケトン体でまかなうことができる」
と記載してあります。
それで、脳はどの程度までケトン体をエネルギー源とできるかということなのですが、ハーパー生化学のいう約20%までということはありません。
例えば、
ガイトン臨床生理学(米国の有名な医学の教科書です)
監訳・早川弘一、医学書院、1999年、870ページ
によれば、
「炭水化物がエネルギー源として使用できない時、生体のほとんどの細胞のエネルギー源は脂質の代謝により賄われる」
「エスキモー人種は時々完全な脂肪食をとるが・・・、・・・通常ブドウ糖しかエネルギー源として利用しない脳の細胞でさえ、数週間後には50~75%のエネルギ-を脂質(ケトン体)から得られるようになっている」
という記載があります。
そして食事療法に関わる医師や栄養学者は「ケトン食」の知識は、必要不可欠なので是非勉強して欲しいと思います。
Ketogenic Diet(ケトン食)は、2010年版COCHRANE LIBRARLY(コクラン ライブラリー)、2011年版NICE(英国政府ガイドライン)、という国際的に有名な公的治療ガイドラインにおいて、難治性小児てんかんの治療食として採用されました。
難治性小児てんかんの中でも、
糖輸送体(GLUT)1欠損症の場合は、「ケトン食」が唯一の治療法です。
細胞が血液中のブドウ糖を取り込むためには、糖輸送体が必要です。
現在までGLUT1~14までが発見されています。
脳・赤血球・網膜・生殖腺胚上皮の糖輸送体はGLUT1です。
GLUT1欠損症では、GLUT1に機能不全があるため、脳細胞が血液中のブドウ糖をエネルギー源としてほとんど利用できないので、通常の食事では意識不明やてんかんの発作を頻回に生じます。
ケトン食は、脂質摂取比率75~80%の、スーパー糖質制限食(56%)を上回る糖質制限食です。
ケトン食実践で血中ケトン体が高値(2000~4000μM/L)となり、ケトン体が脳のエネルギー源のほとんどを占めるようになれば、GLUT1欠損症の患者さんも健康な生活をおくれます。
つまり「GLUT1欠損症では脳はブドウ糖がエネルギー源として使えないので、ケトン体が脳の唯一のエネルギー源となる」のです。
ケトン食で明らかなように、インスリン作用が確保されている時のケトン体高値は、生理的で安全なものなのです。
この場合、エスキモーの50~75%より、さらに高い比率で脳はケトン体をエネルギー源としていると考えられます。
また私が34才で、本断食(カロリーゼロ、塩ゼロ、水のみ摂取)をしたとき、血糖は35mg/dlまで下がりました。
しかし普通に意識は清明で外来診察もしてましたので、この時私の脳はブドウ糖ではなく、ケトン体を主たるエネルギー源として利用していたと考えられます。
本断食でもケトン体は、2000~4000μM/Lになります。
ケトン体が基準値(26~122μM/L)しかなくて、血糖値が35mg/dlなら、脳はエネルギー源が全くたりないので、意識不明で昏睡になります。
糖新生(肝臓でアミノ酸、乳酸、グリセロールなどからブドウ糖を作る)は、脳ではなくて赤血球のために必要なのだと思います。
脳と違って、赤血球は血糖値35mg/dlくらいでも生きていけるようです。
赤血球だけは、内部にミトコンドリアをもっていないので、人体で唯一、ブドウ糖しかエネルギー源にできないのです。
江部康二
はじめまして。薬学6年生のみさきと申します。先生の本やブログで糖質制限について勉強させていただいております。また、立川の講演会も参加させていただきました。とても勉強になっています。ありがとうございます!
私はダイエットのために去年の12月頃から本格的に糖質制限をしていました。1ヶ月に1,2kgほどのペースで順調に体重も落とすことができましたので、糖質制限を緩くすることにしました。
先月ローカーボのイベントに行ったときに初めて血糖値を測りました。空腹時血糖値も、10~20gほどの低糖質食を食べた後も、80~110mg/dLで正常値でした。
血糖値に興味がわきましたし、血糖測定器もいただける機会がありましたので、自分で血糖測定をすることにしました。
この頃に糖質制限を緩くしたのですが、コーヒーチェーン店のソイラテ(糖質6~10g)とサラダラップ(糖質25g)をお昼にとったのですが、1時間後の血糖値が220mg/dLを超えました。また何度か同じような食事をしましたが200程でした。最近では190を超えることはなくなりましたが、これはどのように考えたらよいのでしょうか?確かにスーパー糖質制限で慣れていたところにこの糖質量を急にとってしまったこともいけなかったのではないかと思っております。ですがこれについては、ケトン体を使う回路に完全に切り替わっていたためでしょうか?それとももともとインスリンの追加分泌が遅延しているのでしょうか?(私の身内に糖尿病の人はおりません。)
また、だんだん血糖値はあがりにくくはなっていますが、正常な人よりは食後血糖が高くなる傾向にあります。(空腹時と2時間後は正常値です)もともとそういう体質なのか、しばらくスタンダード糖質制限をしていたらそんなにあがらなくなるのでしょうか?
糖質制限を緩くして1ヶ月ほどたちますが、昨日の朝空腹時に白米120g(糖質44g)納豆50g(糖質13g)を食べたときは、1時間後血糖値は150でそれよりあがることはありませんでした。先生はどのように考えられますでしょうか?これだけだと判断するのは難しいかと思いますが、もしお時間ありましたら教えていただきたいです。
本当は講演会などでお会いできる機会があれば直接お話できたらよかったのですが・・情報が少ないので申し訳ありません。お忙しいとは思いますが、もしお時間ありましたらよろしくお願い致します。
私はダイエットのために去年の12月頃から本格的に糖質制限をしていました。1ヶ月に1,2kgほどのペースで順調に体重も落とすことができましたので、糖質制限を緩くすることにしました。
先月ローカーボのイベントに行ったときに初めて血糖値を測りました。空腹時血糖値も、10~20gほどの低糖質食を食べた後も、80~110mg/dLで正常値でした。
血糖値に興味がわきましたし、血糖測定器もいただける機会がありましたので、自分で血糖測定をすることにしました。
この頃に糖質制限を緩くしたのですが、コーヒーチェーン店のソイラテ(糖質6~10g)とサラダラップ(糖質25g)をお昼にとったのですが、1時間後の血糖値が220mg/dLを超えました。また何度か同じような食事をしましたが200程でした。最近では190を超えることはなくなりましたが、これはどのように考えたらよいのでしょうか?確かにスーパー糖質制限で慣れていたところにこの糖質量を急にとってしまったこともいけなかったのではないかと思っております。ですがこれについては、ケトン体を使う回路に完全に切り替わっていたためでしょうか?それとももともとインスリンの追加分泌が遅延しているのでしょうか?(私の身内に糖尿病の人はおりません。)
また、だんだん血糖値はあがりにくくはなっていますが、正常な人よりは食後血糖が高くなる傾向にあります。(空腹時と2時間後は正常値です)もともとそういう体質なのか、しばらくスタンダード糖質制限をしていたらそんなにあがらなくなるのでしょうか?
糖質制限を緩くして1ヶ月ほどたちますが、昨日の朝空腹時に白米120g(糖質44g)納豆50g(糖質13g)を食べたときは、1時間後血糖値は150でそれよりあがることはありませんでした。先生はどのように考えられますでしょうか?これだけだと判断するのは難しいかと思いますが、もしお時間ありましたら教えていただきたいです。
本当は講演会などでお会いできる機会があれば直接お話できたらよかったのですが・・情報が少ないので申し訳ありません。お忙しいとは思いますが、もしお時間ありましたらよろしくお願い致します。
みさきさん
糖質制限と耐糖能に関しては、個人差があります。
2014年12月21日 (日)の本ブログ記事
「糖質制限と耐糖能。改善と低下、個人差あり。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3220.html
をご参照いただけば、幸いです。
糖質制限と耐糖能に関しては、個人差があります。
2014年12月21日 (日)の本ブログ記事
「糖質制限と耐糖能。改善と低下、個人差あり。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3220.html
をご参照いただけば、幸いです。
2015/08/17(Mon) 07:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お忙しい中、お返事いただきまして
ありがとうございました!
2015/08/17(Mon) 12:13 | URL | みさき | 【編集】
江部先生こんばんわ。
みさきさんの件なのですが、正常人が糖質制限で耐糖能が低下した場合、何カ月でもとに戻るのか、はたまたこのまま戻らずに境界型レベルのままなのか非常に興味深いです。
みさきさんの件なのですが、正常人が糖質制限で耐糖能が低下した場合、何カ月でもとに戻るのか、はたまたこのまま戻らずに境界型レベルのままなのか非常に興味深いです。
2015/08/17(Mon) 21:08 | URL | サクラ | 【編集】
いつも御著書やブログで勉強させて頂いております。ありがとうございます。
ふと思ったのですが、GLUT1が欠損した場合、ミトコンドリアを持たない赤血球は何をエネルギー源とするのでしょうか?赤血球にはGLUT1のみではなく、GLUT4も存在するのであれば腑に落ちるのですが。
ご教示頂けましたら幸甚です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ふと思ったのですが、GLUT1が欠損した場合、ミトコンドリアを持たない赤血球は何をエネルギー源とするのでしょうか?赤血球にはGLUT1のみではなく、GLUT4も存在するのであれば腑に落ちるのですが。
ご教示頂けましたら幸甚です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
さくらさん
75g経口ブドウ糖負荷試験の前3日間は、150g/日以上の糖質摂取を、日本糖尿病学会は推奨しています。
そうすると仮に、耐糖能が低下した場合でも、
3日間の、150g/日以上の糖質摂取で、ほとんどの場合は、戻るということでしょうかね。
75g経口ブドウ糖負荷試験の前3日間は、150g/日以上の糖質摂取を、日本糖尿病学会は推奨しています。
そうすると仮に、耐糖能が低下した場合でも、
3日間の、150g/日以上の糖質摂取で、ほとんどの場合は、戻るということでしょうかね。
2015/08/18(Tue) 10:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
平山貴久 さん
GLUT1欠損症といっても、ブドウ糖取り込みゼロではなくて、正常の半分くらいは取り込みます。
脳は半分のブドウ糖では、エネルギー不足ですが、赤血球は半分のブドウ糖で足りるようです。
GLUT1欠損症といっても、ブドウ糖取り込みゼロではなくて、正常の半分くらいは取り込みます。
脳は半分のブドウ糖では、エネルギー不足ですが、赤血球は半分のブドウ糖で足りるようです。
2015/08/18(Tue) 10:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
お返事有り難う御座います。
ライ○ップや低インシュリンダイエットが流行っていますが、内心ダイエット後の事が気になっておりました。
みさきさんの件に関しましては
「75g経口ブドウ糖負荷試験の前3日間は、150g/日以上の糖質摂取を、日本糖尿病学会は推奨しています。
そうすると仮に、耐糖能が低下した場合でも、
3日間の、150g/日以上の糖質摂取で、ほとんどの場合は、戻るということでしょうかね。」
と仰られるということは、心配ないのですね。
みさきさんの場合も、3日間は、150g/日の糖質を摂取して、再度75g経口ブドウ糖負荷試験をされたらよいのですね。
結果を是非知りたいものです。
有り難う御座いました。
ライ○ップや低インシュリンダイエットが流行っていますが、内心ダイエット後の事が気になっておりました。
みさきさんの件に関しましては
「75g経口ブドウ糖負荷試験の前3日間は、150g/日以上の糖質摂取を、日本糖尿病学会は推奨しています。
そうすると仮に、耐糖能が低下した場合でも、
3日間の、150g/日以上の糖質摂取で、ほとんどの場合は、戻るということでしょうかね。」
と仰られるということは、心配ないのですね。
みさきさんの場合も、3日間は、150g/日の糖質を摂取して、再度75g経口ブドウ糖負荷試験をされたらよいのですね。
結果を是非知りたいものです。
有り難う御座いました。
2015/08/18(Tue) 19:32 | URL | サクラ | 【編集】
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