人類史からひもとく糖質制限食  3)糖質制限食を13年間続けた結果は
こんにちは。

デジタル毎日
連載第3回が、7月8日(水)掲載されました。
http://mainichi.jp/premier/health/entry/index.html?id=20150707med00m010006000c


人類史からひもとく糖質制限食
3)糖質制限食を13年間続けた結果は

2015年7月8日
江部康二 / 高雄病院理事長

糖質制限食とアンチエイジング

 私は、1950年1月8日生まれで、2015年7月現在、65歳です。余談ですが、エルビス・プレスリー、小泉純一郎元首相、そしてアジア最強(?)有名人の一人、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記と誕生日が一緒なのです。我ながらなかなか濃いメンバーと思います。身長は167cm、体重は57〜58kgで、BMIは20.4〜20.8です。

 歯は全て残っていて、虫歯もなく歯周病もありません。65歳で歯が全部残っているのは日本人100人中1〜3人だそうです。目は近眼・老眼・乱視が三位一体となってなぜか調和がとれて、眼鏡なしで、広辞苑も読めますし日常生活には全く不自由なし。白内障もありません。同級生の眼科医には「運がいいやつ!」と言われていますが、確かに100人強の同級生にそんなやつはほとんどいません。

 老化のサインである夜間尿も基本的には一回もありません。睡眠時間は約7時間で、男性の健康のバロメーターである朝の生理現象もあります。これがないと、血管の老化や内臓疾患、うつ病などの疑いがありますから、全くバカにできません。身長は加齢で縮むことが多いですが、つい最近計測したところ、20歳のころから全く縮んでいなかったので、ほっと一安心でした。耳もバンドを組んで音楽をやっていますし、検査で聴力低下も全くありません。

 私は2002年、52歳の時に糖尿病が発覚した時から、糖質制限食を13年間実践中です。糖尿病が見つかった時は、体重は67kgあり、内臓脂肪も基準値を超え、高血圧もありました。血圧は普段が140〜150/90〜100、夜診が終了したあとなどは180/110という時もあり、ちょっとびびる数値でした。しかし糖質制限食を実践して、半年後には10kgの減量に成功し、血圧も120/80となり、血液検査データも全て正常になりました。そのまま現在にいたります。

 ちなみに、2015年6月のHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は5.8%でした。ここで、この連載でこれから何度も登場するHbA1cについて少し説明しておきましょう。HbA1cは、赤血球中のたんぱく質であるヘモグロビンのうち、どれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値です。過去1〜2カ月の血糖値の平均を反映して上下し、多くの病院の糖尿病外来では毎月測定されています。普段、血糖値が高い人はHbA1c値が高くなり、血糖値が低い人はHbA1c値も低くなります。HbA1c(国際標準値)が6.5%以上であれば糖尿病と診断されます。日本糖尿病学会は、糖尿病の合併症予防のためには7.0%未満、血糖正常化を目指すには6.0%未満を目標値に掲げています。

 というわけで歯が1〜3人/100人、目が1〜3人/100人、尿も数人?/100人、身長も数人?/100人として計算すると……なな何と、かなりアバウトだけれども65歳としては、100万人に1人のアンチエイジングおじさん?!  ヾ(゜▽゜)
いやはや、のっけから自慢話になってしまってすいません。もともと謙虚な人物のはずなのですが……。もっとも、加齢が表れているのは髪の毛でして、白髪がめっきり増えて、おでこがだいぶ広くなりました。

 それでも、月曜日から土曜日まで毎日外来診察をし、病棟入院患者さんも担当し、ブログは毎日更新し質問に回答し、講演は年間30件くらいこなし、本も50冊以上刊行し、マスコミの取材にも適宜応じていますので、結構忙しくしているのですが、まあ元気です。


ハンガーストライキと断食・玄米魚菜食

 さて、私が食生活について、本格的に興味を持ったきっかけは一本の電話からでした。
全共闘最後の世代である私に、京大時代の友人から・・・・・・

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続きは、
デジタル毎日
http://mainichi.jp/premier/health/entry/index.html?id=20150707med00m010006000c
で、お楽しみいただけば幸いです。 (^^)


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
「注射いらず」の新しい糖尿病用パッチが臨床試験へ。貼るだけで血糖値のコントロールが可能に
江部先生

1型糖尿病の方に嬉しいニュースではないでしょうか!

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「注射いらず」の新しい糖尿病用パッチが臨床試験へ。貼るだけで血糖値のコントロールが可能に

http://tabi-labo.com/152245/smart-insulin-patch/

糖尿病患者は、血糖値が上がりすぎるのを防ぐために注射を1日に何度も打つことがある。

しかし、ノースカロライナ大学が新しく開発したこのパッチなら、皮膚に貼るだけで血糖値のコントロールやインスリンの投与が可能になり、これまでの患者の負担が大幅に減るそうだ。

インプラント用の生体材料を使用して作られた、1セント硬化ほどのサイズのパッチは、100本の細かい刺がある。その中には顕微鏡でしか見えないサイズの容器があり、中にインスリンやグルコースセンサー(血糖値を計る酵素)が含まれている。

パッチを貼ることで酵素を体内に送り込み、血糖値が上がり過ぎないようにコントロールすることができる仕組みだ。

1型糖尿病のマウスで行った実験では、最大9時間血糖値を抑えることに成功した。人間での臨床試験が成功すれば、1日に何度も注射を打たなければならない人々の日常が劇的に変わると言われている。

スマートインスリンパッチとも呼ばれている新しい製品の開発に携わったJohn Buse氏からはこんなコメントが。

『糖尿病で一番大変なのは、注射や血糖値のチェック、ダイエットではない。そういう作業を1日に何度もしなければならず、それを一生続けなければいけないところだ』
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2015/07/09(Thu) 17:51 | URL | 福助 | 【編集
Re: 「注射いらず」の新しい糖尿病用パッチが臨床試験へ。貼るだけで血糖値のコントロールが可能に
福助 さん

スマートインスリンパッチが実用化されたら、とても役に立ちそうですね。
2015/07/09(Thu) 18:16 | URL | ドクター江部 | 【編集
誕生日
以前コメントを掲載頂いたロードアンドスカイです。先生のブログを見てびっくり 誕生日が1月8日との事。私も1965年1月8日生まれです。同じ日でとてもうれしかったです。(糖質制限と関係なくてすみません)おかげさまで糖質制限が効き血糖値は110くらい HbA1cは5,6~5.8をキープしています。
2015/07/09(Thu) 19:46 | URL | ロードアンドスカイ | 【編集
江部先生お久しぶりです。
息子の育児に追われながらも、何とか緩くではありますが、糖質制限をしております。
一つ伺いたくコメントさせて頂きました。
先日、親戚の集まりがありまして、幕の内のようなお弁当と、ドーナツを頂きました。
残すのは申し訳ない席だった為、おかずは全て頂き、ご飯は主人に食べてもらい、ドーナツを半分頂きました。
おかずの内容は、マカロニサラダ、唐揚げ甘酢かけ、きんぴらごぼうなど、糖質のかたまりで、境界型の私は帰宅後怖くなり、二時間後の血糖値をはかりました。
93でした。
このように、2時間後の血糖値が90台とかであれば、どうしても頂かないといけない席では、このくらいであれば、頂いても問題はないのでしょうか?
1時間値は時間的にはかれなかったので、どのくらいまであがったかは分かりません。
ちなみに普段は、糖質量を厳格にはかってまでの糖質制限はしていません。
今後、やはり、野菜などのグラム数などもはかって厳格に糖質を制限した方がいいのか、毎日育児と食事に頭を悩ませています。
よろしくお願い致します。
2015/07/09(Thu) 21:38 | URL | 柚姫 | 【編集
ごちそうさまです!
すっと駆け足で入っていけますね。
さすがです。

読者の方が、明るく糖質制限に興味を持って、始めてくれればいいですね。


2015/07/09(Thu) 21:40 | URL | クワトロ | 【編集
Re: 誕生日
ロードアンドスカイ さん

血糖コントロール良好、良かったですね。
1月8日生まれの有名人は
私も調べてびっくりだったのですが、なかなか、個性が強いですね。
2015/07/10(Fri) 08:05 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
柚姫 さん

2時間後血糖値が、90mg台なら、基準的には全く正常です。

今くらいの緩い糖質制限で充分です。

それで健康度も高まるし、将来の糖尿病発症も予防できると思います。
2015/07/10(Fri) 08:08 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ごちそうさまです!
クワトロ さん

ありがとうございます。

デジタル毎日は、自由に書かせていただけるので、人類の進化のこととか
自分史とか、生命の進化とか、やや壮大に展開しようと目論んでいます。
2015/07/10(Fri) 08:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質制限に御意!
江部先生と同い年の65歳です。

40代後半から高血圧で、メタボ診断確定していました、2年前に糖尿病と診断され、江部先生の著書やこのブログを参考に、スーパー糖質制限をして3年目に入っています。

今は空腹時血糖値115前後、HbA1c(NGSP)は5.5前後で推移しています。

江部先生と同様に、
①歯は全部揃っています。
②血圧は至適範囲内で推移。
③夜間頻尿は無くなりました。
④腕の血管太くなり、浮上がって見えてきました。
⑤朝の男性生理現象復活で、血たぎっています。
⑥白内障もありません。
⑦減量は5kgですが、お腹の脂肪が取れ、BMI適正、細身のズボン買い換えて、ジャケットも良く似合い、皆んなに何故若作りしてるんですか、よくお似合いですよと声をかけられます!
⑧定年後再雇用で65歳まで勤めて、今も再就職で若い人たちと楽しく、フルタイム働いています。
⑨先月の定期血液検査全ての項目が正常範囲内

さらに食欲は強く、腹もちが良く空腹感があまり現れません、よく歩くので足の筋肉が凄く付いてきました、朝疲れが取れないなどの疲労感が無くなりました。

更に最善の効果は、感情が安定して、イライラしなくなり、事実(現実)を素直に見つめる事が出来る様になりました。つまりキレることが無くなりました。

もう糖質食には戻る気がしません!

糖質制限で魚貝・海藻・豚・牛・鳥肉を、葉野菜にたっぷりのマヨネーズ、きのこ、ナッツ、チーズ、赤ワイン・焼酎・糖質0の発泡酒、糖質ドットコムのチョコレート、鯖缶水煮、卵…、などなど、糖質極小食材を、美味しくたくさん食べて健康増進…、生活スタイルが身につきました。


今後どの様なアンチエイジング効果が現れるか、楽しみにしています。

江部康ニ医師と知り合えて良かった!
糖質制限に御意!


2015/07/10(Fri) 09:09 | URL | 元気な中高年 | 【編集
匂いについて
いつもこのことを書こうと思っていて、読んでメモを取るうちに忘れてます。
『匂い』なのですが、まずは体臭。
加齢臭といってもいいものですが、糖質制限を行うと消えてます。
周りの年配の方も消えてます。
臭くありませんでした。
人によって効果がでるには半年ほどは必要かもしれません。
後、便の匂いです。
これも糖質の摂取量の減少に伴って、臭くなくなっています。
おっさん臭がない中年になりました、と自慢できます、はい。
2015/07/10(Fri) 09:23 | URL | クワトロ | 【編集
腹巻き、やはり、いいみたいです
 古典バレエを子供の頃から続けてきた、60歳の友人から、今朝、報告がありました。
 「体温が、グンゼの愛情腹巻きのおかげで、36.6度から36.7度に上がりました」
 この女性は、親の介護という超ストレスのかかる体験をされています。
 「男の人の力は強いですから、せっかくしたおむつを、朝になったら台所ではがしてしまって、一面、糞尿だらけにするとか、床の間でおしっこをするとか、色んなことがありました」

 私も男性ですから、男性陣の方、認知になってはだめですよ。
 大事な家族に、こんな苦労をかけたくないですね。

 そして、この時の大きなストレスでがんを発症します。
 「あの時、体温も35度台でした。ですから、体温を上げる工夫を長年してきました」

 腹巻きの話もすんなり腑に落ち、つけてみると、「汗かきなのにすぐに乾燥するのでいいみたい」と言われていました。

 そして体温があがったそうです。

 以前、先生のこのブログで知り合った1型糖尿人の女性が、「体温が35.9度で、手足が冷えています」と言われていましたので、腹巻きをおすすめしました。
 薄くて、しかも温かいです。
 ものすごく安直な方法ですが、楽です。

 江部先生の日常生活のご様子からうかがうと、毎日、筋トレをされているような仕事ぶりですね。
 
 ところで、1型は筋トレやハードなトレーニングで血糖値が変動します。私も、熱い日に30分くらい歩き続けたところ、70mg/dl以下の低血糖レベルの数値になって、驚いたことがありました。

 1型は、何かあったら測定する、何か感じたら測定する、というスタンスで毎日血糖値を測定しています。
 そして、面倒ではありますが、「何かあった」=「血糖値が◎◎上昇した、下降した」と記録をつけます。

◎夕食が朝食の血糖に影響します

 最近の人体実験の報告です。
 1型の懇親会でも、申し上げましたが、夕食の血糖値が翌朝の血糖に影響を与えています。
 記録した分をチェックしても、そうだとわかりました。
 2日前に、「まっいいか」とヒレカツの小型1枚、天ぷらのかきあげ半分を、衣を剥がさず、いただきました。
 せっかく、許容範囲だった血糖値が跳ねて、205mg/dlになりました。
 翌朝も196mg/dl。
 就寝時に大量のインスリン注入は危ないですから、翌朝の血糖値のコントロールはできません。
 「まっいいか」はNGですね^^;
 どうしてもトンカツをいただくときは、衣を全部剥がして、江部先生監修の糖質制限パンにはさみ、レタスもたっぷりはさんでいただくことにしました。

 モスバーガーの「菜詰み野菜バーガー」をまねました。
 「なつみ」バーガーはパンのかわりにレタスで挟んであります。
 血糖値はほとど上がりませんから、糖質制限の方におすすめです。
2015/07/10(Fri) 12:22 | URL | ちくてつ | 【編集
Re: 匂いについて
クワトロ さん

そうなのですか。
それは素晴らしいです。
まさにアンチエイジング効果ですね。

私の加齢臭はどうなのか、一度家人に聞いてみます。
2015/07/10(Fri) 17:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 腹巻き、やはり、いいみたいです
ちくてつ さん

筋トレどころか
私は、はっきり運動不足なので、
日常生活の中で何とかささやかに抵抗を試みているだけなのです。 (^^;)

1型糖尿人は、血糖値が上昇しやすいし、一方でインスリンが効き過ぎて下がりすぎることもあり
苦労が多いですね。

インスリンの効き方も、かなり個人差があるので
1単位の超速効型インスリンが何mg/dlくらい血糖値を下げるのかを把握しておくといいと思います。

2015/07/10(Fri) 17:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
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