2015年06月18日 (木)
こんばんは。
涼風さんからトランス脂肪酸に関して、コメントをいただきました。
米食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸を禁止するということで、トランス脂肪酸を比較的多く含むマヨネーズは、大丈夫かという質問も頂きました。
私も、早速ネットで調べてみたところ、日本経済新聞のサイトがみつかりました。(☆)
『米食品医薬品局(FDA)は16日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれ心臓疾患のリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁じると発表した。』
とのことです。
FDAが禁止するとした「トランス脂肪酸」は、液体の植物油などを水素を添加して、人工的に固める加工過程などで生成されるものを指していると思われます。
この人工的に産生されるトランス脂肪酸は 、炎症反応を増加させ血管内皮を損傷させるため、虚血性心疾患に悪影響を与えるとされ、摂取量が増えると、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患の罹患率が上がることも報告されています。
さらに、胎児や乳児の発達に影響を及ぼす可能性や、認知症の誘因の可能性も指摘されています。
一方、牛や羊などの反芻動物の脂肪分には、少量の天然のトランス脂肪酸が含まれています。
例えば、牛乳やバターやチーズにも含まれています。
この天然のトランス脂肪酸は、人工的なトランス脂肪酸とは成分が異なります。
天然のトランス脂肪酸は人体の役に立っているという説と、やはりよくないという説があり、明確な結論はでていません。
ともあれ同じトランス脂肪酸と名称がついていても、水素添加の人工的トランス脂肪酸と天然のトランス脂肪酸は、似て非なるものとしっかり認識しておく必要があります。
今回、FDAが禁止するとしたのは、あくまでも水素添加の人工のトランス脂肪酸であり、天然のトランス脂肪酸を禁止するわけではありません。
天然のトランス脂肪酸は、牛肉、牛脂、バター、乳製品などには比較的多く含まれています。
しかし、穀類、豆類、種実類、魚介類、卵類にも少量は含まれています。
FDAは、肉やバターや乳製品を食べるなとは言っていませんので安心してください。
マヨネーズは勿論のこと、牛肉やバターや乳製品も普通に食べて問題ないと私は考えています。
江部康二
(☆)
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HQH_X10C15A6000000/
2015/6/17
【ワシントン=川合智之】米食品医薬品局(FDA)は16日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれ心臓疾患のリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁じると発表した。「食用として一般的に安全とは認められない」と判断した。3年間の猶予期間を経て、2018年6月以降は食品への添加を原則認めない。
FDAは06年に食品への含有量表示を義務づけ、13年にトランス脂肪酸の使用を段階的に禁止する方針を表明した。03年から12年の間にトランス脂肪酸の消費量は78%減ったが、今回の決定で「冠動脈疾患を減らし、致命的な心臓病を年数千件減らせる」としている。
トランス脂肪酸は液体の植物油などを固める加工過程などで生成される。一部のマーガリンやパン、ケーキ、クッキー、ドーナツなどの洋菓子や揚げ物に含まれることがある。トランス脂肪酸を摂り過ぎると、血液中の悪玉コレステロールが増え、心臓病のリスクを高めるとの研究結果がある。
世界保健機関(WHO)はトランス脂肪酸の摂取を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるよう目標値を設定した。日本では食品安全委員会が12年の評価書で、日本人の大多数はWHOの目標を下回っているとして「通常の食生活では健康への影響は小さい」と結論づけたため、米国のような規制はされていない。
食品・飲食業界はトランス脂肪酸からの切り替えを急ぐ。FDAは移行コストを最大140億ドル(約1兆7千億円)と推定している。一方、切り替え先の飽和脂肪酸についても摂り過ぎの危険が指摘されており「栄養バランスのよい食事を心がけることが必要」(食品安全委)とされる
福助さんから、FDAが禁止するトランス脂肪酸について
参考になるコメントを頂きましたので記事に追加します。
15/06/19
「トランス脂肪酸」の原因となる油とは?
江部先生
日経の記事では、
「「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁ずる」
との表現ですが、これは単にトランス脂肪酸だけではなく、水素添加で生成された「水素硬化油」のことだそうです。
そしてその有害性ですが、現在ではその黒幕はトランス脂肪酸ではなく、
「ジヒドロ型ビタミンK1」
であるという説の方が根強いのだそうです。
(ジヒドロ型ビタミンK1とは、油に含まれるビタミンK1が水素添加により変化してできた物質です。)
↓ネタ元はこちらです。
http://ameblo.jp/kurashi-nizi/entry-12039978665.html
そして、自然界に存在するトランス脂肪酸が人体に影響を及ぼすことはほとんどなさそうとのことです。
(トランス脂肪酸自体が心臓疾患に影響を与えるという明確な根拠は無い。
(金城学院大学 http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic2.pdf))
涼風さんからトランス脂肪酸に関して、コメントをいただきました。
米食品医薬品局(FDA)がトランス脂肪酸を禁止するということで、トランス脂肪酸を比較的多く含むマヨネーズは、大丈夫かという質問も頂きました。
私も、早速ネットで調べてみたところ、日本経済新聞のサイトがみつかりました。(☆)
『米食品医薬品局(FDA)は16日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれ心臓疾患のリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁じると発表した。』
とのことです。
FDAが禁止するとした「トランス脂肪酸」は、液体の植物油などを水素を添加して、人工的に固める加工過程などで生成されるものを指していると思われます。
この人工的に産生されるトランス脂肪酸は 、炎症反応を増加させ血管内皮を損傷させるため、虚血性心疾患に悪影響を与えるとされ、摂取量が増えると、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患の罹患率が上がることも報告されています。
さらに、胎児や乳児の発達に影響を及ぼす可能性や、認知症の誘因の可能性も指摘されています。
一方、牛や羊などの反芻動物の脂肪分には、少量の天然のトランス脂肪酸が含まれています。
例えば、牛乳やバターやチーズにも含まれています。
この天然のトランス脂肪酸は、人工的なトランス脂肪酸とは成分が異なります。
天然のトランス脂肪酸は人体の役に立っているという説と、やはりよくないという説があり、明確な結論はでていません。
ともあれ同じトランス脂肪酸と名称がついていても、水素添加の人工的トランス脂肪酸と天然のトランス脂肪酸は、似て非なるものとしっかり認識しておく必要があります。
今回、FDAが禁止するとしたのは、あくまでも水素添加の人工のトランス脂肪酸であり、天然のトランス脂肪酸を禁止するわけではありません。
天然のトランス脂肪酸は、牛肉、牛脂、バター、乳製品などには比較的多く含まれています。
しかし、穀類、豆類、種実類、魚介類、卵類にも少量は含まれています。
FDAは、肉やバターや乳製品を食べるなとは言っていませんので安心してください。
マヨネーズは勿論のこと、牛肉やバターや乳製品も普通に食べて問題ないと私は考えています。
江部康二
(☆)
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17HQH_X10C15A6000000/
2015/6/17
【ワシントン=川合智之】米食品医薬品局(FDA)は16日、一部の菓子類やマーガリンなどに含まれ心臓疾患のリスクを高めるとされる「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁じると発表した。「食用として一般的に安全とは認められない」と判断した。3年間の猶予期間を経て、2018年6月以降は食品への添加を原則認めない。
FDAは06年に食品への含有量表示を義務づけ、13年にトランス脂肪酸の使用を段階的に禁止する方針を表明した。03年から12年の間にトランス脂肪酸の消費量は78%減ったが、今回の決定で「冠動脈疾患を減らし、致命的な心臓病を年数千件減らせる」としている。
トランス脂肪酸は液体の植物油などを固める加工過程などで生成される。一部のマーガリンやパン、ケーキ、クッキー、ドーナツなどの洋菓子や揚げ物に含まれることがある。トランス脂肪酸を摂り過ぎると、血液中の悪玉コレステロールが増え、心臓病のリスクを高めるとの研究結果がある。
世界保健機関(WHO)はトランス脂肪酸の摂取を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるよう目標値を設定した。日本では食品安全委員会が12年の評価書で、日本人の大多数はWHOの目標を下回っているとして「通常の食生活では健康への影響は小さい」と結論づけたため、米国のような規制はされていない。
食品・飲食業界はトランス脂肪酸からの切り替えを急ぐ。FDAは移行コストを最大140億ドル(約1兆7千億円)と推定している。一方、切り替え先の飽和脂肪酸についても摂り過ぎの危険が指摘されており「栄養バランスのよい食事を心がけることが必要」(食品安全委)とされる
福助さんから、FDAが禁止するトランス脂肪酸について
参考になるコメントを頂きましたので記事に追加します。
15/06/19
「トランス脂肪酸」の原因となる油とは?
江部先生
日経の記事では、
「「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁ずる」
との表現ですが、これは単にトランス脂肪酸だけではなく、水素添加で生成された「水素硬化油」のことだそうです。
そしてその有害性ですが、現在ではその黒幕はトランス脂肪酸ではなく、
「ジヒドロ型ビタミンK1」
であるという説の方が根強いのだそうです。
(ジヒドロ型ビタミンK1とは、油に含まれるビタミンK1が水素添加により変化してできた物質です。)
↓ネタ元はこちらです。
http://ameblo.jp/kurashi-nizi/entry-12039978665.html
そして、自然界に存在するトランス脂肪酸が人体に影響を及ぼすことはほとんどなさそうとのことです。
(トランス脂肪酸自体が心臓疾患に影響を与えるという明確な根拠は無い。
(金城学院大学 http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic2.pdf))
2型糖尿病で
HbA1c 5.3~5 4を維持しながら
スーパー糖質制限をして
インスリン注射なしで
無事に出産しました。
産後は母乳のせいか低血糖になり
今は少し炭水化物を摂取していますが
血糖など問題ありません。
赤ちゃんも健康です!
HbA1c 5.3~5 4を維持しながら
スーパー糖質制限をして
インスリン注射なしで
無事に出産しました。
産後は母乳のせいか低血糖になり
今は少し炭水化物を摂取していますが
血糖など問題ありません。
赤ちゃんも健康です!
2015/06/18(Thu) 21:41 | URL | ぽりんちょ | 【編集】
ぽりんちょ さん
赤ちゃん誕生、おめでとうございます。
母子共に健康で良かったですね。
糖尿病妊娠でインスリンなしというのは、素晴らしいです。
赤ちゃん誕生、おめでとうございます。
母子共に健康で良かったですね。
糖尿病妊娠でインスリンなしというのは、素晴らしいです。
2015/06/19(Fri) 07:25 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生、前回の記事で、質問させて頂かきました者です。お忙しいなかご返答下さりありがとうございます。
あと一回だけ質問させて下さい(>.<)
私は炭水化物をとるのが怖くて仕方ないのですが、負荷検査前には炭水化物をとらないといけないので押し麦を食べてます。
玄米よりGI値が高いのに、なぜか玄米より数値が上がらないですが、食事の時は血糖値を上げにくくするお茶を一緒に飲んでます。
ベイスンなどと同じ効果があるみたいで、たしかに食後はお腹がはって、おならが出やすいです。
しかし、今頑張って検査に向けて炭水化物を食べてるのに、これらのベイスンやグルコバイなどのような効能があるのと食した場合、炭水化物の吸収を妨げて食べた意味がないのでしょうか?
吸収が遅れるだけで、全て食べた事になるんでしょうか?
過去の記事を拝見したり、ネットでも調べたんですが、あまりわからなくてm(_ _)m
大変すみません、また教えて下さい
あと一回だけ質問させて下さい(>.<)
私は炭水化物をとるのが怖くて仕方ないのですが、負荷検査前には炭水化物をとらないといけないので押し麦を食べてます。
玄米よりGI値が高いのに、なぜか玄米より数値が上がらないですが、食事の時は血糖値を上げにくくするお茶を一緒に飲んでます。
ベイスンなどと同じ効果があるみたいで、たしかに食後はお腹がはって、おならが出やすいです。
しかし、今頑張って検査に向けて炭水化物を食べてるのに、これらのベイスンやグルコバイなどのような効能があるのと食した場合、炭水化物の吸収を妨げて食べた意味がないのでしょうか?
吸収が遅れるだけで、全て食べた事になるんでしょうか?
過去の記事を拝見したり、ネットでも調べたんですが、あまりわからなくてm(_ _)m
大変すみません、また教えて下さい
2015/06/19(Fri) 10:18 | URL | そらママ | 【編集】
江部先生
日経の記事では、
「「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁ずる」
との表現ですが、これは単にトランス脂肪酸だけではなく、水素添加で生成された「水素硬化油」のことだそうです。
そしてその有害性ですが、現在ではその黒幕はトランス脂肪酸ではなく、
「ジヒドロ型ビタミンK1」
であるという説の方が根強いのだそうです。
(ジヒドロ型ビタミンK1とは、油に含まれるビタミンK1が水素添加により変化してできた物質です。)
↓ネタ元はこちらです。
http://ameblo.jp/kurashi-nizi/entry-12039978665.html
そして、自然界に存在するトランス脂肪酸が人体に影響を及ぼすことはほとんどなさそうとのことです。
(トランス脂肪酸自体が心臓疾患に影響を与えるという明確な根拠は無い。
(金城学院大学 http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic2.pdf))
日経の記事では、
「「トランス脂肪酸」の原因となる油の使用を禁ずる」
との表現ですが、これは単にトランス脂肪酸だけではなく、水素添加で生成された「水素硬化油」のことだそうです。
そしてその有害性ですが、現在ではその黒幕はトランス脂肪酸ではなく、
「ジヒドロ型ビタミンK1」
であるという説の方が根強いのだそうです。
(ジヒドロ型ビタミンK1とは、油に含まれるビタミンK1が水素添加により変化してできた物質です。)
↓ネタ元はこちらです。
http://ameblo.jp/kurashi-nizi/entry-12039978665.html
そして、自然界に存在するトランス脂肪酸が人体に影響を及ぼすことはほとんどなさそうとのことです。
(トランス脂肪酸自体が心臓疾患に影響を与えるという明確な根拠は無い。
(金城学院大学 http://www.kinjo-u.ac.jp/orc/document/topic2.pdf))
2015/06/19(Fri) 10:20 | URL | 福助 | 【編集】
福助さん
ありがとうございます。
記事に追加します。
ありがとうございます。
記事に追加します。
2015/06/19(Fri) 17:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
そらママ さん
「改訂第4版糖尿病専門医研修ガイドブック」には、経口ブドウ糖負荷試験実施の前、
3日間は150g以上の糖質を摂取するよう記載があります。
それ以上細かいことは書いてありませんが、
健康茶くらいは大丈夫と思います。
「改訂第4版糖尿病専門医研修ガイドブック」には、経口ブドウ糖負荷試験実施の前、
3日間は150g以上の糖質を摂取するよう記載があります。
それ以上細かいことは書いてありませんが、
健康茶くらいは大丈夫と思います。
2015/06/19(Fri) 17:15 | URL | ドクター江部 | 【編集】
見出しの本、読んでます、浜崎智仁という人が著者です。
コレステロール下げる必要がない、スタチンは良くないと、いっています。
あわせて、「糖尿病に勝ちたければ、インスリンに頼るのをやめなさい」という新井圭輔の本も、読んでます。
そもそも、検診結果で、基準値超えてLDLコレステロールが高いから、下げないと危険とスタチン処方されたことから、調べているうち、簡単にそういうクスリ出す医者が信用できなくなりました。
糖尿病治療で、検診したのに出されたのがスタチン、それが糖尿病悪化させる、ということですから。
あと、最近、おやつにと糖質制限のクッキー作りでマーガリンをバターの代用にしたことから、知ったトランス脂肪酸。
これが悪いとばかり思い込みしてましたが、実はジヒドロ型ビタミンk1が、悪玉だったとは、目からウロコです。
健康に良いと宣伝している植物油が、実は、良くない、ということ。
そして、前者で、低炭水化物食のすすめがありました。糖質制限のすすめです。
いまも依然続くコレステロール学説を否定する糖質制限は、認めないという反対勢力がいるから、敵視されてるということ。
後者では、「糖尿病の合併症はインスリンの副作用」といっています。
低インスリン療法、糖質制限がいいということですね。
なにも知らず、医者のいいなりになって出されたクスリのんでいては、絶対いけない、自分で本読んだりして調べるべきでしょう。
コレステロール下げる必要がない、スタチンは良くないと、いっています。
あわせて、「糖尿病に勝ちたければ、インスリンに頼るのをやめなさい」という新井圭輔の本も、読んでます。
そもそも、検診結果で、基準値超えてLDLコレステロールが高いから、下げないと危険とスタチン処方されたことから、調べているうち、簡単にそういうクスリ出す医者が信用できなくなりました。
糖尿病治療で、検診したのに出されたのがスタチン、それが糖尿病悪化させる、ということですから。
あと、最近、おやつにと糖質制限のクッキー作りでマーガリンをバターの代用にしたことから、知ったトランス脂肪酸。
これが悪いとばかり思い込みしてましたが、実はジヒドロ型ビタミンk1が、悪玉だったとは、目からウロコです。
健康に良いと宣伝している植物油が、実は、良くない、ということ。
そして、前者で、低炭水化物食のすすめがありました。糖質制限のすすめです。
いまも依然続くコレステロール学説を否定する糖質制限は、認めないという反対勢力がいるから、敵視されてるということ。
後者では、「糖尿病の合併症はインスリンの副作用」といっています。
低インスリン療法、糖質制限がいいということですね。
なにも知らず、医者のいいなりになって出されたクスリのんでいては、絶対いけない、自分で本読んだりして調べるべきでしょう。
無菜 さん
コレステロールに関しては、浜崎智仁先生のお考えに、ほとんど賛成です。
インスリンと高血糖に関しては以下です。
1)
過剰なインスリンは、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病などのリスクとなります。
2)
基礎分泌インスリンは、ヒトの生命維持に必要不可欠です。
インスリン注射が1922年から開始され、1型糖尿病は不治の病から脱却できました。
3)
スーパー糖質制限食でも、基礎分泌の2~3倍レベルのインスリンは分泌されますし、
追加分泌インスリンも必要不可欠です。
4)
高血糖のリスクも、独立して明確にあります。
①早朝空腹時血糖値が140mgを超えてくるとがんのリスクとなります。(エビデンスとなる論文あり)
②食後高血糖もガンや血管障害のリスクとなります。(国際糖尿病連合2007,2011、エビデンスあり)
5)
インスリン注射やSU剤がない時代から糖尿病は存在して、高血糖の害による合併症で平均寿命は短かったです。
1)2)3)4)5)が、科学的な事実です。
無菜 さんも、ご自分でしっかり考えて、判断しましょう。
以下の本ブログ記事もご参照頂けば幸いです。
高血糖の害。高血糖はガンや血管障害の独立したリスク。
2016年06月21日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3845.html
インスリンの功罪。
2016年06月20日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3844.html
コレステロールに関しては、浜崎智仁先生のお考えに、ほとんど賛成です。
インスリンと高血糖に関しては以下です。
1)
過剰なインスリンは、酸化ストレスとなり、がん、老化、動脈硬化、糖尿病合併症、アルツハイマー病などのリスクとなります。
2)
基礎分泌インスリンは、ヒトの生命維持に必要不可欠です。
インスリン注射が1922年から開始され、1型糖尿病は不治の病から脱却できました。
3)
スーパー糖質制限食でも、基礎分泌の2~3倍レベルのインスリンは分泌されますし、
追加分泌インスリンも必要不可欠です。
4)
高血糖のリスクも、独立して明確にあります。
①早朝空腹時血糖値が140mgを超えてくるとがんのリスクとなります。(エビデンスとなる論文あり)
②食後高血糖もガンや血管障害のリスクとなります。(国際糖尿病連合2007,2011、エビデンスあり)
5)
インスリン注射やSU剤がない時代から糖尿病は存在して、高血糖の害による合併症で平均寿命は短かったです。
1)2)3)4)5)が、科学的な事実です。
無菜 さんも、ご自分でしっかり考えて、判断しましょう。
以下の本ブログ記事もご参照頂けば幸いです。
高血糖の害。高血糖はガンや血管障害の独立したリスク。
2016年06月21日 (火)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3845.html
インスリンの功罪。
2016年06月20日 (月)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3844.html
2016/06/25(Sat) 17:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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