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高タンパク食と腎機能と糖質制限食
こんにちは。

「糖質制限食を実践すると、肉や卵等の動物性タンパク質の摂取量が増え、腸内細菌叢が乱れて、健康に悪影響が出るのではないでしょうか?」

といった質問を患者さんからされることがあります。

確かに、糖質制限食を実践すると相対的に高タンパク・高脂質になります。

動物性タンパク質も糖質制限食ではたっぷり摂取します。

巷で一部言われているように、動物性タンパク質は、人の健康に悪いのでしょうか?

この疑問に答えるべく、「人類本来の食生活とはどんなものなのか?」ということを考えてみると、農耕以前の人類は、そもそも糖質制限食を日常的に摂取していたことに思い至ります。

人類700万年の歴史の中で、農耕が始まってわずか1万年です。

ということは、人類は狩猟・採集時代の700万年間は、木の実・ナッツ・魚貝類・果物・野草・小動物・動物の肉・内臓・骨髄・昆虫などが日常的な食料であり、糖質制限食が本来の食生活でした。

農耕が開始された最近の1万年間だけが穀物を主食としているわけです。

従って、人類の歴史の中で穀物を主食としているのは、わずかな期間に過ぎないことがわかります。

つまり高タンパク・高脂質の糖質制限食は、人類が地上に誕生してから殆どの期間、日常的に摂取していた食生活に戻るだけということになります。

アラスカやグリーンランドのイヌイットの伝統的な食生活は、まさに糖質制限食ですね。マサイ族やモンゴルの遊牧民の伝統的食生活も糖質制限食です。

糖質制限食を続けることによって、血糖値・中性脂肪・HDL-コレステロール・内臓脂肪・血圧が改善し、基本的に血流・代謝すべてが良い方に向きます。

これらはメタボリック・シンドローム(代謝症候群)の指標そのものですが、糖質制限食で全て改善します。

ということは、糖質の過剰摂取こそが、メタボリック・シンドロームの根本要因だったと考えられます。

動物性タンパク質と腸内細菌ですが、人類本来の食生活に戻るわけなので、慣れの問題だけです。

糖質制限食でいったん便秘したり下痢したりする人がいますが、1~3ヶ月で慣れて快便となることが多いです。もちろん当初から便通に問題が生じない人もいます。


糖質制限食を実践すれば、動物性タンパク質の摂取は相対的に増加しますが、人類本来の食生活にもどり代謝全てが安定するので、理論的には健康に良いと考えられます。

次に、高タンパク食と腎機能について考えてみます。

1)日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」

腎機能に関して、日本腎臓病学会編「CKD診療ガイド2013」において、
eGFR60ml/分以上あれば顕性たんぱく尿の段階でも、
たんぱく質は過剰な摂取をしないという表現となっていて、制限という記載はなし。


2)米国糖尿病学会の栄養療法に関する声明


米国糖尿病学会(ADA)は、Position Statement on Nutrition Therapy(栄養療法に関する声明)
Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版において、
糖尿病腎症患者に対する蛋白質制限の意義を明確に否定。
根拠はランク(A)で、信頼度の高いRCT研究論文に基づく見解。


3)「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)


「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II  各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>

3─1.耐容上限量の設定
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。
しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。
そこで、耐容上限量は設定しないこととした。

<98ページ>
4─1─1.たんぱく質と発症予防との関連
たんぱく質の摂取不足が脳卒中のリスクとなる可能性が指摘されており 70)、
疫学的にもたんぱく質摂取量と脳卒中発症率との間に有意な負の関連を認めた研究が存在する 71─73)。
しかし、有意な関連を認めなかった研究もあり 74)、結論はまだ出ていない。

たんぱく質の由来により、心血管危険因子に対するアウトカムや、死亡率に大きな差が見られる。
しかし、一致した見解は得られていない 75,76)。
高齢者の肥満では、内臓脂肪が増加しても筋肉量が減少するため、
BMI では肥満の程度が過小評価されがちである 77─79)。
減量する場合、生活機能を悪化させないように筋肉と骨量の喪失を最小限にする必要があり、
食事療法だけでなく運動療法も考慮しなければならない 80,81)。

健康な人でも、たんぱく質を過剰に摂取すると、
1 週間程度の短期では腎血行動態に変化をもたらして尿中アルブミンが増加するが 82)、
中期的には腎機能へ与える影響はほとんどない 83─85)。
たんぱく質が糖尿病腎症のない糖尿病において、腎症発症リスクになるとする明らかな根拠はない。

しかし、日本人を含む調査によれば、
たんぱく質の過剰摂取が糖尿病や心血管疾患の発症リスク増加につながる可能性がある 86─90)。
たんぱく質エネルギー比率が 20% エネルギーを超えた場合の健康障害として、
糖尿病発症リスクの増加、心血管疾患の増加、がんの発症率の増加、骨量の減少、BMI の増加などが挙げられる。

たんぱく質と糖尿病発症リスクとの関係を認めた研究 91─94)並びに、最近の系統的レビュー 94)では、
これらのどの事象についても明らかな関連を結論することはできないとしながら、
たんぱく質エネルギー比率が 20% エネルギーを超えた場合の安全性は確認できないと述べ、注意を喚起している。




糖質制限食は、高タンパク・高脂質食になりますが
1)により、糖尿病腎症第3期でも、eGFR60ml/分以上なら、蛋白質もある程度しっかり摂取して、糖質制限食OKです。

そして2)により、今後は、糖尿病腎症第3期以降で、eGFRが60ml/分未満の場合も、
患者さんとよく相談して、糖質制限食を実践するか否か、個別に対応することとなります。

3)を検討してみると、結局、現時点では、正常人がタンパク質をたくさん食べて危険という根拠もないけれど、
たくさん食べても安全という根拠もないということですね。

まさに、自分で考えて選択して自己責任で食事療法を実践することとなります。

ちなみに、江部康二は、糖尿病発覚の2002年(52才)からスーパー糖質制限食を開始して、2015年6月(65才)現在まで続けています。

タンパク質の摂取量は、一日あたり130~140gくらいと、普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。

体重あたり2.4gのタンパク質ですね。それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。

2015年2月の検査データは
BUN:23.3mg/dl(8~20)
クレアチニン:0.63mg/dl(0.6~1.1)  eGFR:97.1ml/min./1.73m2
シスタチンC:0.63mg/dl(0.53~0.95) eGFR:120.3ml/min./1.73m2
尿中アルブミン:6.3mg/g・c(30.0未満)
です。

BUNがやや高値ですが、高タンパク食において生理的な現象であり、クレアチニン、シスタチンC、eGFR、尿中微量アルブミンの検査が全て基準値内なので、腎機能に何の問題もありません。

私は、現在は、糖尿病患者さんに対して、糖尿病腎症でeGFRが60mg/分未満でも、個別によく相談して糖質制限食を実践するかどうかを決めています。

A)血糖コントロール良好を保つことは、腎血管と腎機能にはとてもよいことです。

B)eGFRが60mg/分未満の場合、高タンパク食が腎機能に悪影響を与えるか否かは、現在明確ではありません。
  eGFRが60mg/分未満の場合、高タンパク食が腎機能を悪化させるという研究もありますが、
エビデンスレベルはかなり弱いのです。あとは、個人差がある可能性があります。

A)B)を考慮しながら、検査結果を経過観察して、糖質制限食を続けるか否かを検討していきます。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
糖質制限食は風邪をも早く治す
先生お久しぶりです。
いつもブログを拝見させて頂いております。
また糖質制限食で、ほぼリバウンドもなく快眠快食快弁の日々を過ごせております。

さて、先日糖質制限開始一年目にして、初めて風邪を引いてしまいました。
原因は、冷却敷シーツ(布団)を使った夜が寒かったからです(汗)

で糖質制限以前は、風邪を引いたら、消化にいい(と信じていた)うどんやお粥を食べて、処方されたPL配合顆粒(余談ですが、これを服用すると、毎回といっていい程、悪夢を見ます。で目覚めると寝汗が酷く疲れます)
それでも、熱が下がるのに1日~2日、体調が戻るまで3日~4日はかかってました。

今回食事は、卵とチーズと唐揚げで済ませ、薬は一切服用しませんでした。

すると翌朝にはもう完治しました!(嬉)→その夕方には普通にジムでトレーニングできました。

素人なりに考えて、消化吸収力が弱っている風邪の時に、消化に悪い物を食べてると治りが遅いのは当然と思います。

糖質制限食は人類本来の食生活という先生のお言葉。改めて実感できました。m(_ _)m
2015/06/06(Sat) 19:40 | URL | 岸和田のセイゲニスト | 【編集
お疲れ様です
先生、耳タコのご講義、お疲れ様です。
糖質制限を実施して、その良さを実感するには2年以上は必要かもしれません。
頭で理解しても、体感して自分の言葉に置き換えるまでの時間がそれくらい必要なのではないかと思います。
私などは理解力がゆっくりなので、なかなか・・・。

肉ですが、時間を重ねるごとに鶏肉の比重が増してきます。
それはともあれ、鶏肉は毎日のように食べてます。
少なくとも週に3度はオリーブオイルでチキンステーキを焼き、味付けにバターをつけ、トマトとたまねぎを入れて炒めてできあがりです。
脂たっぷりですね。
2015/06/06(Sat) 22:07 | URL | クワトロ | 【編集
Re: 糖質制限食は風邪をも早く治す
岸和田のセイゲニスト さん

20kgの減量成功でリバウンドもなしで良かったです。
また、風邪の治りが大変早かったとは、素晴らしいです。

糖質制限食で風邪もひきにくくなる人が多く、
ひいてもすぐ治るというのは、大きな、アドバンテージですね、

2015/06/07(Sun) 08:45 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: お疲れ様です
クワトロ さん

私も、鶏肉をたくさん食べています。
まあ、安価なのもいいですね。

私は兎に角、鍋が好きなので、
豚シャブ、牛シャブも多いです。

魚や貝の寄せ鍋も多いです。

鍋は野菜も茸もいけますし、
トータルに「魚対肉・・・1対1」くらいを目安にしています。
2015/06/07(Sun) 08:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
ゆるゆる頑張っています
江部先生 こんにちは。

いつもブログを拝見しては先生や皆さんの貴重なご意見を参考にさせて
いただいています。
先生のご本も何冊か熟読し、にわかセイゲニストとして頑張っています。
(私はテルニストなので対談面白かったです!)
ダイエット目的にスーパー糖質制限をして3ヶ月と少しが経ちました。
当初は100g減ったかと思うと元に戻り、思うように結果がでません。
くじけそうになった時、先生の何かの記事で3ヶ月からと読んだような
気がして自分を奮い立たせました。
そうすると、ここ暫くでゆるゆると体重が落ちてきて、約5キロの減量と
なりました。やる気復活で、まだまだ頑張ります。

今日は少し驚いたことがあってコメントさせていただきました。
3~4年前に右手の小指をドアで挟み、爪が正常に生えてこなくなりました。
ギザギザの薄い爪が割れたまま伸び、割れた間の皮膚がむき出しです。
それが、昨日友人と久しぶりにコンサートに行くのに爪の手入れをしていて
その小指の爪が根元からしっかりと伸び、ほぼ正常になっているのに気づき
ました。もう諦めていたので自分でも驚きました。

また、左手の親指も随分前に端っこが割れて、割れた部分が伸びてくると
ひどい痛みが伴っていたのですが、そういえば最近痛みを感じてないかもと、
よく見るとこれも根元の部分がしっかりしてきています。
皮膚科の先生は保湿しなさい、内科の先生は肝臓の機能は悪くはないが、休肝日
を作りなさいとの助言でも全くの進展なし。(あ、酒呑みです!)
どう考えても、この3ヶ月くらいで起こった奇跡のような気がして書かせていただきました。
思いもよらない副産物かもしれません。
先生、こんな事ってあるんでしょうか?不思議です。先ずは御礼いたします。^^
2015/06/07(Sun) 10:12 | URL | ぱるる | 【編集
大腸ガンと動物性脂肪
江部先生 こんばんは
いつもお世話になっております。
先生のブログ、いつも楽しみに読ませていただいております。
 さて、先月、俳優の今井雅之さんが大腸ガンで急逝されましたが、大変ショッキングなニュースであり、テレビでも消化器専門医が出てきて、近年のわが国における大腸ガン増加の要因について解説されていて、食事の欧米化にともなう動物性脂肪の摂取の増加が大きな要因である、みたいなコメントをされていました。糖質制限は必然的に動物性脂肪を増やすことになり、糖質セイゲニストの方の中には、不安に思われている方もおられると推察致します。おそらくバイアスのかかった疫学的な調査データからの推測であり、有意なエビデンスはないのではないかと思われますが、先生のご意見をお聞かせいただけましたら幸いです。
2015/06/07(Sun) 23:57 | URL | 糖質制限推進Dr@北九州 | 【編集
先生、こんにちは。
腎臓学会のCKDステージによる食事療法基準では、ステージ3aはたんぱく質0.8から1.0、3bでは0.6から0.8だと思います。ご確認をお願いします。
2015/06/08(Mon) 07:24 | URL | HK | 【編集
Re: タイトルなし
HK さん

CKDガイドラインの
G3aは、eGFRが45~59
G3bは、eGFRが30~44

ですので、ご指摘通り、CKDガイドラインでは、蛋白制限を推奨しています。

G2は、、eGFRが60~89です。

糖尿病腎症第3期で、タンパク尿が陽性でも、eGFRが60以上あれば
タンパク制限の必要なしとなります。

2013年03月24日 (日)の本ブログ記事
「日本腎臓病学会編CKD診療ガイド2012。タンパク質制限は?」
をご参照いただけば幸いです。

なお、糖尿病治療ガイド2014年から、糖尿病腎症第3期A、第3期Bという区分が撤廃されて、第3期だけになっています。
2015/06/08(Mon) 18:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
高尿酸と糖質制限について
江部先生 はじめまして。
私は1週間位前から糖質制限を始めた者です。

ここ数年ゆるーいベジタリアン食をしていましたが、花粉症やニキビが治らず、またもともと痩せ気味でしたがベジタリアン生活でさらに痩せてしまい、これが本当に健康なのかを色々調べているうちに糖質制限に出会いました。

肉や卵、乳製品はダメだと信じ込んでいましたので最初は抵抗がありましたが、今は毎日先生のブログやご著書を読んで勉強し、実践しています。

で、質問させて頂きたいのですが…

身内(48歳、男性)が数年前から高尿酸、結石もあるとのことで、アノプロピンとピナロックを服用しています。

先月の血液検査での尿酸値は、5.9でした。
私としては出来るだけ薬に頼らず、食事療法で改善させたいと考えており、糖質制限食が良いのではないかと勧めた矢先、主治医から次の様なことを言われたそうです。

①尿酸結晶が腎臓で濾過されて詰まってきているため、腎機能が低下している。

②クレアチニンの数値が現在1.21H。これが2以上になれば透析予備軍になる。
(数値は5年前から1を超えています)

③尿酸はプリン体の少ない食事で改善できる。
 糖質は糖尿病とは関係あるが、尿酸には関係ないので、動物性タンパク質の摂取を控えるように。

すみません、ど素人なもので、専門家の方が読むと変なところがあるかもしれません。

このお医者さんの言われていることについて、江部先生のご見解を教えて頂けないでしょうか?
プリン体の多いものを避ける食事療法がそれほど重要ではないことが最近わかったと書かれていたように思います。

また、先生の病院でこういった症状の人は診られていませんか?

もし診察されていなければ、大阪で糖質制限食に理解のある泌尿器科の先生を教えて頂けないでしょうか?

どうかよろしくお願い致します。
2015/07/10(Fri) 14:30 | URL | しのん | 【編集
Re: 高尿酸と糖質制限について
しのん さん

拙著のご購入、ありがとうございます。

食事が尿酸値に与える影響は、思ったよりかなり少ないです。

2015年03月04日 (水)の本ブログ記事
「糖質制限食と血清尿酸値について。2015年3月。」

をご参照いただけば幸いです。

泌尿器科は
松原 博先生 にご相談頂けば幸いです。

医療法人 田中泌尿器科医院
古江台診療所
松原 博先生
住所:大阪府吹田市古江台2-10-17
   グリーンプラザ1F
TEL:06-6836-1007
FAX:06-6836-1016


2015/07/10(Fri) 18:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
大阪の泌尿器科について
江部先生

先日はお忙しいところ、早々にお返事下さいましてありがとうございました。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

教えて頂いた田中泌尿器科医院に問い合わせたところ、松原先生は奈良の診療所でしか診察をされていないそうです。
奈良まで通院は難しいので、もし他にご存知であれば教えて頂けないでしょうか?

度々申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
2015/07/17(Fri) 14:40 | URL | しのん | 【編集
Re: 大阪の泌尿器科について
しのん さん

他に大阪の泌尿器科は、把握しておりません。
すいません。
2015/07/17(Fri) 17:51 | URL | ドクター江部 | 【編集
大阪の泌尿器科について
江部先生

お返事ありがとうございます。承知致しました。

少し地域を広げてネットで検索したところ、芦屋の吉田内科クリニックさんが糖質制限を推奨されてるようで、江部先生のお写真もホームページに載っていましたので、受診してこようと思います。

これからもブログ楽しみにしてます。
ありがとうございました。
2015/07/17(Fri) 18:43 | URL | しのん | 【編集
34歳 男、身長170cm、体重92kg
(開始当初より-3kg)

スーパー糖質制限を実践して約3週間、血糖値とA1Cの値が改善してまいりました。
その点やって良かったと本当に思っております。

ただ数点気になる箇所があり度々の質問お許し下さい。

検査の結果・1回目→2回目→3回目

項目「生化学」
血糖(基準値65~110)
・347→141→84
尿素窒素(基準値8~20)
・13.7→( )→( )
クレアチン(基準値0.7~1.4)
・0.7→( )→0.7
中性脂肪(基準値50~150)
・476→ 94→103
アルブミン(基準値3.8~5.1)
・4.4→( )→3.9
γ-GTP(基準値11~64)
・75→65→51
AST(基準値13~33)
・18→22→30
ALT(基準値8~42)
・30→29→46
ALP(基準値115~359)
・392→325→( )
eGFR
・≧90ml/分→( )→≧90ml/分
A1C(基準値4.2~6.2)
・12.7→( )→10.4

項目「免疫学」
Cペプチド(基準値0.8~2.5)
・( )→2.5→( )

項目「尿化学」
尿微ALB(基準値0.0~<30.0)
・( )→( )→42.0

項目「尿検査」
ウルビリ(基準値normal)
・normal→normal→normal
潜血(基準値-)
・1+ → - → -
ケトン(基準値-)
・3+ → 3+ → 3+
糖(基準値-)
・4+ → 1+ → -
蛋白(基準値-)
・- → 1+ → -
PH
・5.0
比重(基準値1.005~1.030)
・1.005→1.020→1.015

検査結果よりアルブミンの値が下がりAST(GOT)とALT(GPT)の値が上がってきました。
尿微ALBは42.0と腎症前期・微量蛋白尿(アルブミン)期の値を指しています。

AST(GOT)とALT(GPT)が上がり尿微ALBが基準値を超える形になりこのままスーパー糖質制限を続けていってもいいのか揺らいでいます。

急性ペットボトル症候群の喉が渇き大量に水分を取り頻繁にトイレ小へ行っていた症状が改善し、飲料する水分(お茶又は水)が今は1日1L未満で事足りる様になり余り水分を取らなくなったのが今回の肝機能又は腎機能の悪化に繋がったのでしょうか?
それともこれは糖質制限における一時的なものなのでしょうか?

食事に関しては「食品別糖質量ハンドブック」を参考にして
1食600kcal前後としタンパク質量は40g前後(総タンパク質量130~140g)、野菜も織り交ぜ糖質量は15g前後を上限に献立をしております。
こむら返り対策に海藻類でミネラルを補給する様にもしております。
夕食後すぐに毎日ウォーキング40分を行っております。
2015/11/08(Sun) 00:24 | URL | ぽんた | 【編集
Re: タイトルなし
ぽんた さん

「アルブミンの値が下がりAST(GOT)とALT(GPT)の値が上がってきました。」

このデータは、摂取エネルギー不足をしめしています。

「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、

ぽんたさんの場合、2300kcal/日は必要ということとなります。
動物性脂質もしっかり摂取して、あと500kcal/日、摂取エネルギーを増やしましょう。

詳しくは明日記事にしようと思います。
2015/11/08(Sun) 12:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
栄養素に関して
江部先生
初めまして。ysmと申します。
スーパー糖質制限を行っており、順調に体重も減り満足しているのですが、
食事量も減っていることから栄養素に関して気になり始めました。

糖質制限を行う上で不足しがちな栄養素があれば教えていただけないでしょうか。

またタンパク質は動物性、植物性気にせず摂取して問題ないのでしょうか。
それとカロリーを気にしていれば、タンパク質量は大幅にオーバーしても
問題はありませんか。

よろしければご回答いただければと思います。
2016/04/20(Wed) 11:52 | URL | ysm | 【編集
Re: 栄養素に関して
ysm さん

高雄病院のスーパー糖質制限食なら、不足する栄養素はありません。

2016年03月03日 (木)の本ブログ記事
「必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、食物繊維」と糖質制限食
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3715.html

をご参照頂けば幸いです。

動物性たんぱく質は充分量摂取して大丈夫です。
2016/04/20(Wed) 14:55 | URL | ドクター江部 | 【編集
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