2015年06月01日 (月)
【15/05/31 ひとみ
江部先生こんにちは。
今回、妊娠糖尿病になり、糖質制限で無事にインスリンなしで出産しましたが、2ヶ月後の75g負荷試験で糖尿病に移行していることがわかり、すごくショックを、うけています。
ヘモグロビンAICも5.4から6.4にあがってしまっていました。
糖質制限をすると、耐糖能が悪化すると聞いたのですが本当でしょうか??
このまま糖質制限していいのが不安に、なってしました。】
おはようございます。
糖質制限と耐糖能について、ひとみさんからコメント・質問ををいただきました。
妊娠糖尿病から糖尿病を発症する場合が少数例ですがあります。
その場合も糖質制限食を実践すれば、健康ライフが送れます。
ご質問の件ですが、結論から言えば、糖質制限食で耐糖能がどうなるかは、個人差があるようです。
つまり耐糖能が良くなる人もいれば、低下する人もいるようです。
ともあれ、糖尿病と既にわかっている人が、耐糖能検査である75g経口ブドウ糖負荷試験を受けるのは、高血糖というリスクが必発なので原則的にはしません。
予備軍の場合は確認のために、75g経口ブドウ糖負荷試験をすることはあります。
75g経口ブドウ糖負荷試験で糖尿病と診断されても、現実には糖質制限食を実践すれば、
血糖コントロールは良好で合併症の恐れもないのでそれでいいと思います。
私自身も2002年に糖尿病の診断基準を満たしましたが、2014年現在まで、75g経口ブドウ糖負荷試験は一回もしていません。
2型糖尿病の診断基準をしっかり満たした人が、1年間のスーパー糖質制限食実践で血糖値もHbA1cも正常値となり、試しに白ご飯を一人前(糖質量は55g)摂取しても、血糖はピーク140mg/dlを超えなくなった例もあります。
これは、スーパー糖質制限食で膵臓が休養できて、β細胞が回復して耐糖能も改善したためと考えられます。
また本ブログの読者の方々で、糖質制限食で耐糖能改善されたかたは多数おられます。
2008/10/29のブログ「糖質制限食と耐糖能改善」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-590.html
などもご参照いただけば幸いです。
一方、耐糖能が悪化したとのコメントも複数ありました。
以下に、糖質制限食と耐糖能に関する論文をあげてみましたので参考にしてください。
<糖質制限食と耐糖能に関する研究論文>
1)
新潟労災病院消化器内科部長前川智先生の論文
「耐糖能異常に対する低炭水化物食の効果に関する後ろ向き研究」
Diabetes, Metabolic syndrome, Obesity, Target and Therapy
(ニュージーランドの英文雑誌)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063858/ → ここで全文が閲覧可能です。
Diabetes Metab Syndr Obes. 2014; 7: 195–201.
Retrospective study on the efficacy of a low-carbohydrate diet for impaired glucose tolerance
Satoshi Maekawa,1 Tetsuya Kawahara,2 Ryosuke Nomura,1 Takayuki Murase,1 Yasuyoshi Ann,1 Masayuki Oeholm,1 and Masaru Harada3
12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質)により、
境界型糖尿病36名中25名(69.4%)が、OGTTで正常化。
11名(30%)は境界型(IGT)のまま。
糖尿病発症は0名(0%)。
対照群(普通食)36名中、3名(8%)が正常化。
28名(78%)は不変でIGTのまま。
5名(14%)が糖尿病発症です。
糖質制限食実践により、境界型糖尿病の耐糖能が69%も正常化していて、対照群に比べて素晴らしい成果です。
2)
「糖質制限食を行うと耐糖能が低下する」という説を最初に唱えたのは、
ヒムスワースです。
「健康人に糖質の少ない食事を1週間与えて糖負荷試験を行った。高糖質食を与えたときには耐糖能は正常であったのに、低糖質食によって糖尿病と判定されるほどに耐糖能が悪化した。」
というのが、ヒムスワースが1935年に発表した論文の結論です。
Himsworth HP. The dietetic factor determining the glucose tolerance and sensitivity to insulin of healthy men. Clin Sci 2, 67-94, 1935.
3)
ウィルカーソンらは「糖質制限食を行っても耐糖能は低下しない」という論文を発表しました。
1960年、ウィルカーソン(Wilkerson)らが、複数の受刑者を被験者として低糖質食が耐糖能に与える影響を再検討して、糖質の摂取量を1日50グラムに制限しても、耐糖能には大きな影響を及ぼさないという報告を行いました。
この報告がNew England Journal of Medicineという影響力の大きな医学誌に掲載されました。
Wilkerson HLC, Hyman C, Kaufman M, McCuistion AC, Francis JO. Diagnostic evaluation of oral glucose tolerance tests in nondiabetic subjects after various levels of carbohydrate intake. N Engl J Med 262, 1047-1053, 1960.
江部先生こんにちは。
今回、妊娠糖尿病になり、糖質制限で無事にインスリンなしで出産しましたが、2ヶ月後の75g負荷試験で糖尿病に移行していることがわかり、すごくショックを、うけています。
ヘモグロビンAICも5.4から6.4にあがってしまっていました。
糖質制限をすると、耐糖能が悪化すると聞いたのですが本当でしょうか??
このまま糖質制限していいのが不安に、なってしました。】
おはようございます。
糖質制限と耐糖能について、ひとみさんからコメント・質問ををいただきました。
妊娠糖尿病から糖尿病を発症する場合が少数例ですがあります。
その場合も糖質制限食を実践すれば、健康ライフが送れます。
ご質問の件ですが、結論から言えば、糖質制限食で耐糖能がどうなるかは、個人差があるようです。
つまり耐糖能が良くなる人もいれば、低下する人もいるようです。
ともあれ、糖尿病と既にわかっている人が、耐糖能検査である75g経口ブドウ糖負荷試験を受けるのは、高血糖というリスクが必発なので原則的にはしません。
予備軍の場合は確認のために、75g経口ブドウ糖負荷試験をすることはあります。
75g経口ブドウ糖負荷試験で糖尿病と診断されても、現実には糖質制限食を実践すれば、
血糖コントロールは良好で合併症の恐れもないのでそれでいいと思います。
私自身も2002年に糖尿病の診断基準を満たしましたが、2014年現在まで、75g経口ブドウ糖負荷試験は一回もしていません。
2型糖尿病の診断基準をしっかり満たした人が、1年間のスーパー糖質制限食実践で血糖値もHbA1cも正常値となり、試しに白ご飯を一人前(糖質量は55g)摂取しても、血糖はピーク140mg/dlを超えなくなった例もあります。
これは、スーパー糖質制限食で膵臓が休養できて、β細胞が回復して耐糖能も改善したためと考えられます。
また本ブログの読者の方々で、糖質制限食で耐糖能改善されたかたは多数おられます。
2008/10/29のブログ「糖質制限食と耐糖能改善」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-590.html
などもご参照いただけば幸いです。
一方、耐糖能が悪化したとのコメントも複数ありました。
以下に、糖質制限食と耐糖能に関する論文をあげてみましたので参考にしてください。
<糖質制限食と耐糖能に関する研究論文>
1)
新潟労災病院消化器内科部長前川智先生の論文
「耐糖能異常に対する低炭水化物食の効果に関する後ろ向き研究」
Diabetes, Metabolic syndrome, Obesity, Target and Therapy
(ニュージーランドの英文雑誌)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063858/ → ここで全文が閲覧可能です。
Diabetes Metab Syndr Obes. 2014; 7: 195–201.
Retrospective study on the efficacy of a low-carbohydrate diet for impaired glucose tolerance
Satoshi Maekawa,1 Tetsuya Kawahara,2 Ryosuke Nomura,1 Takayuki Murase,1 Yasuyoshi Ann,1 Masayuki Oeholm,1 and Masaru Harada3
12ヶ月間の低炭水化物ダイエット(120g/日の糖質)により、
境界型糖尿病36名中25名(69.4%)が、OGTTで正常化。
11名(30%)は境界型(IGT)のまま。
糖尿病発症は0名(0%)。
対照群(普通食)36名中、3名(8%)が正常化。
28名(78%)は不変でIGTのまま。
5名(14%)が糖尿病発症です。
糖質制限食実践により、境界型糖尿病の耐糖能が69%も正常化していて、対照群に比べて素晴らしい成果です。
2)
「糖質制限食を行うと耐糖能が低下する」という説を最初に唱えたのは、
ヒムスワースです。
「健康人に糖質の少ない食事を1週間与えて糖負荷試験を行った。高糖質食を与えたときには耐糖能は正常であったのに、低糖質食によって糖尿病と判定されるほどに耐糖能が悪化した。」
というのが、ヒムスワースが1935年に発表した論文の結論です。
Himsworth HP. The dietetic factor determining the glucose tolerance and sensitivity to insulin of healthy men. Clin Sci 2, 67-94, 1935.
3)
ウィルカーソンらは「糖質制限食を行っても耐糖能は低下しない」という論文を発表しました。
1960年、ウィルカーソン(Wilkerson)らが、複数の受刑者を被験者として低糖質食が耐糖能に与える影響を再検討して、糖質の摂取量を1日50グラムに制限しても、耐糖能には大きな影響を及ぼさないという報告を行いました。
この報告がNew England Journal of Medicineという影響力の大きな医学誌に掲載されました。
Wilkerson HLC, Hyman C, Kaufman M, McCuistion AC, Francis JO. Diagnostic evaluation of oral glucose tolerance tests in nondiabetic subjects after various levels of carbohydrate intake. N Engl J Med 262, 1047-1053, 1960.
特集:パソコン、タブレット、スマホで 電子新聞「デジタル毎日」始めます 役立つ最新情報満載
http://mainichi.jp/shimen/news/20150601ddm010040010000c.html
医療プレミアは「ウェルエイジング=健康に楽しく年齢を重ねる」ためのノウハウを提供します。
糖質制限ダイエットのパイオニア、江部康二・高雄病院理事長が解説する「人類史からひもとく糖質制限食」、米国在住の内科医、大西睦子さんが最新の論文から役立つ科学的情報を届ける「ボストン発 ウェルエイジング実践術」など、国内外の専門医、研究者などのコラムやリポートが満載です。
http://mainichi.jp/premier/health/entry/index.html?id=20150525med00m010001000c&ck=1
http://mainichi.jp/shimen/news/20150601ddm010040010000c.html
医療プレミアは「ウェルエイジング=健康に楽しく年齢を重ねる」ためのノウハウを提供します。
糖質制限ダイエットのパイオニア、江部康二・高雄病院理事長が解説する「人類史からひもとく糖質制限食」、米国在住の内科医、大西睦子さんが最新の論文から役立つ科学的情報を届ける「ボストン発 ウェルエイジング実践術」など、国内外の専門医、研究者などのコラムやリポートが満載です。
http://mainichi.jp/premier/health/entry/index.html?id=20150525med00m010001000c&ck=1
2015/06/01(Mon) 08:59 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
デジタル毎日
当分の間、2回/月
「人類史からひもとく糖質制限食」
と題して、私が記事を書いていきます。
情報をありがとうございます。
デジタル毎日
当分の間、2回/月
「人類史からひもとく糖質制限食」
と題して、私が記事を書いていきます。
2015/06/01(Mon) 18:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんばんは☆
妊娠4ヶ月で妊娠糖尿病と分かり色々勉強しスーパー糖質制限をしています。
糖尿病内科の先生にはケトン体のことを指摘され涙しました。自分なりに調べて調べてケトン体は大丈夫なんだと言い聞かせています。でも病院にいくたびに不安で赤ちゃんに影響でたらどうしようと不安です。糖質制限で血糖値は落ち着いてるのでインスリンではなく糖質制限で進めていきたいです。赤ちゃんは元気に産まれてもケトン体のせいで成長していくにすれ影響下したらどうしようと怖くなります。宗田マタニティクリニックに通院したいけれど大阪なので通えないし、、、江部先生を信じて安心して産んで良いんですよね?ケトン体て言葉がもう恐怖でしかないです。。
妊娠4ヶ月で妊娠糖尿病と分かり色々勉強しスーパー糖質制限をしています。
糖尿病内科の先生にはケトン体のことを指摘され涙しました。自分なりに調べて調べてケトン体は大丈夫なんだと言い聞かせています。でも病院にいくたびに不安で赤ちゃんに影響でたらどうしようと不安です。糖質制限で血糖値は落ち着いてるのでインスリンではなく糖質制限で進めていきたいです。赤ちゃんは元気に産まれてもケトン体のせいで成長していくにすれ影響下したらどうしようと怖くなります。宗田マタニティクリニックに通院したいけれど大阪なので通えないし、、、江部先生を信じて安心して産んで良いんですよね?ケトン体て言葉がもう恐怖でしかないです。。
まなさん
「江部先生を信じて安心して産んで良いんですよね?ケトン体て言葉がもう恐怖でしかないです。。」
こんなことを言って(書いて)、江部先生を困らせてどうするのですか?
不安・恐怖心が強いのであればなおのこと、ケトン体がなぜ体に良いのか、また害となることがあるのか、その意味をご自身で理解しなければだめですよ。
糖質制限がなぜ良いのか、インスリン注射はなぜ良くないのか、しっかり理解できれば、人に(他の医者に)何を言われようと動じることはないでしょう。
何事も最後は自己判断、自己責任です。
「江部先生を信じて安心して産んで良いんですよね?ケトン体て言葉がもう恐怖でしかないです。。」
こんなことを言って(書いて)、江部先生を困らせてどうするのですか?
不安・恐怖心が強いのであればなおのこと、ケトン体がなぜ体に良いのか、また害となることがあるのか、その意味をご自身で理解しなければだめですよ。
糖質制限がなぜ良いのか、インスリン注射はなぜ良くないのか、しっかり理解できれば、人に(他の医者に)何を言われようと動じることはないでしょう。
何事も最後は自己判断、自己責任です。
2015/06/02(Tue) 09:19 | URL | 福助 | 【編集】
まな さん
インスリン作用が保たれている時のケトン体が基準値より高値でも
生理的なもので、なんの心配もないです。
胎盤のケトン体の基準値は成人の20~30倍です。
胎児や新生児はケトン体を重要なエネルギー源として利用しています。
まったく安全なものです。
2015年第18回日本病態栄養学会。宗田先生らの発表。60検体。
*胎盤組織液の平均βヒドロキシ酪酸値は2235.0μmol/L、臍帯血は平均779.2μmol/L
2014年第17回日本病態栄養学会。宗田らの発表。
*胎児の胎盤(絨毛間液)の平均βヒドロキシ酪酸値、平均1730μmol/L(58検体)
*新生児の血中平均βヒドロキシ酪酸値は、 平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
*成人の現行の基準値は、 βヒドロキシ酪酸値は85 μmol/L以下。
インスリン作用が保たれている時のケトン体が基準値より高値でも
生理的なもので、なんの心配もないです。
胎盤のケトン体の基準値は成人の20~30倍です。
胎児や新生児はケトン体を重要なエネルギー源として利用しています。
まったく安全なものです。
2015年第18回日本病態栄養学会。宗田先生らの発表。60検体。
*胎盤組織液の平均βヒドロキシ酪酸値は2235.0μmol/L、臍帯血は平均779.2μmol/L
2014年第17回日本病態栄養学会。宗田らの発表。
*胎児の胎盤(絨毛間液)の平均βヒドロキシ酪酸値、平均1730μmol/L(58検体)
*新生児の血中平均βヒドロキシ酪酸値は、 平均240.4μmol/L(312例、生後4日)
*成人の現行の基準値は、 βヒドロキシ酪酸値は85 μmol/L以下。
2015/06/02(Tue) 09:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
福助 さん
いつも応援ありがとうございます。
ともあれ、妊娠糖尿病とケトン体など、
重要な情報は定期的に何回でも記事にしようと思っています。
折角の宗田先生、永井先生の世界初のご研究成果ですので
情報を繰り返し発信して
できるだけ世の中に広めていきたいと思っています。
いつも応援ありがとうございます。
ともあれ、妊娠糖尿病とケトン体など、
重要な情報は定期的に何回でも記事にしようと思っています。
折角の宗田先生、永井先生の世界初のご研究成果ですので
情報を繰り返し発信して
できるだけ世の中に広めていきたいと思っています。
2015/06/02(Tue) 12:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生いつも貴重な情報をありがとう御座います。
低糖質メニューの本、糖質制限は危ないって・・・、糖質量ハンドブックなどを拝読いたしております。
ご多忙中、大変申し訳御座いませんが、質問にお答えを頂けたらと思いコメントさせて頂きました。
私は、糖尿病ではないのですが、高インスリン血症のせいか、血糖値の乱高下が発生していたようで、交感神経に影響が出ていたようで、いわゆる自律神経失調症に苦しめられていました。
その折り、糖質制限を知り、早速実施して参った次第です。
取り組み始めて3ヶ月くらいで、プチとスタンダードのあいだ、程度で無理のない程度に行っています。
お菓子類、ドリンク類も一切止めており、多めの糖質で摂っているとすれば、玄米(120g)をおかずの後にたべるくらいで、あとは糖のひかえめな野菜、加工食品等となります。
したがって、一食の糖質としてはそこそこ摂取していますが、以前のようにお構いなしに糖質を摂っていた頃と比べると激減しています。
そこで、血糖値測定器を購入して、ときおり経過をモニターしていました。
上記の食事で、
食後45分~60分が約140前後
60分を過ぎたあたりから下降を始めて、90分後には空腹時の90代に戻っている状態です。
また、糖質制限を実施する前に、5時間糖負荷試験を受けた際の医療機関での血糖値上限は156であり、(インスリンは通常の3倍分泌)以後の個人的モニターでも上限が160に達することはありませんでした。
そこで、糖質量と血糖値上昇の関係を調べようとおもい、先日、セルフ・ブドウ糖負荷試験を行ってみました。
ブドウ糖は3g×7粒=21gを摂取。
空腹時 95
15分後 129
30ーー 170
45ーー 177
60-- 142
90ーー 125
120ー- 111
150ーー 92
という結果になりました。
そして、翌日(本日)いつもどおり上記の食事を行い、再び測定した結果です。
空腹時 97
45分後 168
60ーー 170
90ーー 167
120ー- 151
150ーー 122
ブドウ糖の試験にある177ですが、測定器でこのような高い数値が出たのは初めてであり、大変戸惑っております。
かならず誤差があるので、続けて4回ほど計りましたが、平均しても170でした。
また、本日の食事もいつもと変化がないにもかかわらず、今までにない高い数値がでており、その後の下降も非常に遅いです。
3時間で空腹時血糖値に戻ることを思うとおかしくはないですが、
いつものような
60分後から下降開始。90分後には空腹時血糖へというラインはまったく描いていません。
(ただ、以前の75g試験では30分で60も急降下していたので、比べると緩やかな下降は描いておりますが、g数が違うので比較すべきでないかも知れません。)
これは、セルフ・ブドウ試験を行った事で、今となっては、まれな血糖血急上昇に対して耐糖能が追いついていないということなんでしょうか。
また、ずっと甘い物を控えていた方がエリスリトールを食したら血糖値が上昇したというのを読んだことがあり、それもなれれば数日で落ち着くということだったので、それと似たような現象なのかなあ・・・などとも考えてみました。
しかしながら、プチ・スタンダードレベルなので糖質はそれなりに入っていますから、これで膵臓がビックリしたとは考えられません。
>糖質制限食で耐糖能がどうなるかは、個人差があるようです。
ということは、私は低下させてしまったのかもしれません。
ショックです。これは予備軍に入っているのですかね・・・。
以後も、モニターで追っかけてはみますが、今回の現象について、先生の見解として何が起こっていると考えられますか?
ご教授頂ければ幸いです。
妊娠糖尿病の質問者様と重複しているかも知れませんが、
糖尿病ではない状態からの質問としてください。
よろしくお願い致します。
低糖質メニューの本、糖質制限は危ないって・・・、糖質量ハンドブックなどを拝読いたしております。
ご多忙中、大変申し訳御座いませんが、質問にお答えを頂けたらと思いコメントさせて頂きました。
私は、糖尿病ではないのですが、高インスリン血症のせいか、血糖値の乱高下が発生していたようで、交感神経に影響が出ていたようで、いわゆる自律神経失調症に苦しめられていました。
その折り、糖質制限を知り、早速実施して参った次第です。
取り組み始めて3ヶ月くらいで、プチとスタンダードのあいだ、程度で無理のない程度に行っています。
お菓子類、ドリンク類も一切止めており、多めの糖質で摂っているとすれば、玄米(120g)をおかずの後にたべるくらいで、あとは糖のひかえめな野菜、加工食品等となります。
したがって、一食の糖質としてはそこそこ摂取していますが、以前のようにお構いなしに糖質を摂っていた頃と比べると激減しています。
そこで、血糖値測定器を購入して、ときおり経過をモニターしていました。
上記の食事で、
食後45分~60分が約140前後
60分を過ぎたあたりから下降を始めて、90分後には空腹時の90代に戻っている状態です。
また、糖質制限を実施する前に、5時間糖負荷試験を受けた際の医療機関での血糖値上限は156であり、(インスリンは通常の3倍分泌)以後の個人的モニターでも上限が160に達することはありませんでした。
そこで、糖質量と血糖値上昇の関係を調べようとおもい、先日、セルフ・ブドウ糖負荷試験を行ってみました。
ブドウ糖は3g×7粒=21gを摂取。
空腹時 95
15分後 129
30ーー 170
45ーー 177
60-- 142
90ーー 125
120ー- 111
150ーー 92
という結果になりました。
そして、翌日(本日)いつもどおり上記の食事を行い、再び測定した結果です。
空腹時 97
45分後 168
60ーー 170
90ーー 167
120ー- 151
150ーー 122
ブドウ糖の試験にある177ですが、測定器でこのような高い数値が出たのは初めてであり、大変戸惑っております。
かならず誤差があるので、続けて4回ほど計りましたが、平均しても170でした。
また、本日の食事もいつもと変化がないにもかかわらず、今までにない高い数値がでており、その後の下降も非常に遅いです。
3時間で空腹時血糖値に戻ることを思うとおかしくはないですが、
いつものような
60分後から下降開始。90分後には空腹時血糖へというラインはまったく描いていません。
(ただ、以前の75g試験では30分で60も急降下していたので、比べると緩やかな下降は描いておりますが、g数が違うので比較すべきでないかも知れません。)
これは、セルフ・ブドウ試験を行った事で、今となっては、まれな血糖血急上昇に対して耐糖能が追いついていないということなんでしょうか。
また、ずっと甘い物を控えていた方がエリスリトールを食したら血糖値が上昇したというのを読んだことがあり、それもなれれば数日で落ち着くということだったので、それと似たような現象なのかなあ・・・などとも考えてみました。
しかしながら、プチ・スタンダードレベルなので糖質はそれなりに入っていますから、これで膵臓がビックリしたとは考えられません。
>糖質制限食で耐糖能がどうなるかは、個人差があるようです。
ということは、私は低下させてしまったのかもしれません。
ショックです。これは予備軍に入っているのですかね・・・。
以後も、モニターで追っかけてはみますが、今回の現象について、先生の見解として何が起こっていると考えられますか?
ご教授頂ければ幸いです。
妊娠糖尿病の質問者様と重複しているかも知れませんが、
糖尿病ではない状態からの質問としてください。
よろしくお願い致します。
2015/06/12(Fri) 15:58 | URL | 太郎助 | 【編集】
そういえば、ここ4日ほど風邪をひいていることを思い出しまして、風邪をひくと血糖値が上がるのかを調べたところ、なんと、風邪中はインスリンの分泌機能が低下するために、いつもよりも高い血糖値を示すという情報に当たりました。
今回は、これと関係している可能性もあると考えるべきでしょうか。
連投でコメント欄を汚してしまい申し分け御座いません。
今回は、これと関係している可能性もあると考えるべきでしょうか。
連投でコメント欄を汚してしまい申し分け御座いません。
2015/06/12(Fri) 17:04 | URL | 太郎助 | 【編集】
太郎助 さん
シックデイと言いまして、
風邪をひくと血糖値が上昇します。
太郎助さんは、糖質を一定量、摂取されてますので
シックデイの可能性が高いと思います。
シックデイと言いまして、
風邪をひくと血糖値が上昇します。
太郎助さんは、糖質を一定量、摂取されてますので
シックデイの可能性が高いと思います。
2015/06/12(Fri) 18:42 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
ご教授ありがとうございました。
また、早々に気づいていれば簡単に予測できた事で、お騒がせして申し訳ございません。
しかしながら、シックデイというものを知ることができ勉強になりました。
改めてお礼申し上げます。
ご教授ありがとうございました。
また、早々に気づいていれば簡単に予測できた事で、お騒がせして申し訳ございません。
しかしながら、シックデイというものを知ることができ勉強になりました。
改めてお礼申し上げます。
2015/06/13(Sat) 08:08 | URL | 太郎助 | 【編集】
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