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「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」。江部康二(著)。刊行。
「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」

江部 康二 (著)
ナツメ社
2015年5月18日刊行




こんにちは。

新刊のご案内です。

糖質制限のしくみ、食品の選び方・食べ方がこの本1冊でわかります。

糖質制限食がなぜ糖尿病によいのか、何を避けて何を食べればよいのか、また注意すべきことは何か。
この1冊で詳しく解説します。

この本は2010年に出版した「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」の内容を刷新した新版です。

旧版は、2014年9月現在で20刷を記録し、豊富なイラストと図解が読者から好評をいただき、発売から4年が経っても増刷を続けています。

旧版以降に糖尿病の研究が大幅に進み、日本の内外で糖尿病治療に大きな変化がありました。

新版を出すに当たり、そうした変化に応じて内容を一部改めました。

江部康二

以下は、「なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか」のはじめにです。

はじめに

2013年以降、糖質制限食に関連して5つのうれしい変化がありました。

1つ目はアメリカで、糖尿病の食事療法の1つとして正式に認められたことです。これは、米国糖尿病学会が2013年10月に出した栄養療法に関する声明で発表されました。さらに同声明では「唯一無二の糖尿病食事療法はない」と明言しています。日本糖尿病学会の2013年3月の提言においては、「腎障害や脂質異常の有無に留意して・・・炭水化物の摂取比率が50%エネルギーを下回ることもありうる。」という記載もあります。しかし基本は相変わらず唯一無二のカロリー制限食(糖質50~60%)を推奨していますので、米国糖尿病学会の声明は日本糖尿病学会への痛烈な批判となっています。

また、日本腎臓病学会は「CKD治療ガイド2013」で、eGFRが60ml/分以上あれば、顕性タンパク尿の段階でも、タンパク質制限の必要なしとしました。即ち糖尿病腎症第3期でも eGFRが60ml/分以上あればタンパク質制限の必要なしなので糖質制限食も実践しやすくなりました。eGFRが60ml/分未満の場合は個別に相談して糖質制限食を導入するか否かを相談することとなります。

さらに2012年度の厚生労働省の調査で、糖尿病の患者数の増加率が激減し、予備群は調査を開始して以来、初めて減少したことが、2013年に発表されました。その背景には、2008年から2010年の調査で97年以来13年ぶりに炭水化物摂取比率が減少(60.4%→59.4%)し、97年以来13年ぶりに脂質摂取比率が上昇(24.9%→25.9%)したことがあります。ここ数年糖質制限食が急速に広まってきたことが大きな要因であることは間違いないでしょう。

4つめとして、血中ケトン体高値の安全性が確立されました。日本病態栄養学会年次学術集会(2014)において宗田哲男先生が、胎盤絨毛のケトン体値は成人基準値の20~30倍であることを報告され、ケトン体への懸念は払拭されました。
5つめとして、2014年7月の日経メディカルアンケートにおいて、回答した2263名の医師の過半数が「糖質制限」支持であることがわかりました。 

こうした、糖質制限食への追い風ともいえる情報が、ここ数年続々と現れています。

この本は2010年に出版した「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」の内容を刷新した新版です。旧版は、2014年9月現在で20刷を記録し、豊富なイラストと図解が読者から好評をいただき、発売から4年が経っても増刷を続けています。

旧版を出版した当時は、「糖質」という言葉も一般的ではありませんでしたが、近年「糖質制限食」は雑誌やテレビで糖尿病の治療としてよく取り上げられ、広く認知されています。ダイエット法や健康法としてもよく聞かれるようになりました。

また、糖質オフのビールやスイーツ、パンも開発が進み、コンビニやスーパーで手軽に手に入るようになりました。糖尿人にとっては、かなり過ごしやすい環境になったのではないでしょうか。

糖質制限食の方法としては、やはりスーパーが一番のお奨めです。特に糖尿人においては、食後高血糖を生じない唯一の食事療法が「スーパー糖質制限食」です。旧版以降に糖尿病の研究が大幅に進み、日本の内外で糖尿病治療に大きな変化がありました。新版を出すに当たり、そうした変化に応じて内容を一部改めました。

基本的に糖質制限食は安全な治療法ですが、進めていく上でトラブルが起きたり、まれに不快な症状が現れたりする人もいます。それに対する解決法も示しています。糖質制限食が広まったことで出てきた批判にも返答していますから、不安や心配を払しょくし、安心して糖質制限食に取り組んでいただけます。2015年2月現在の糖質制限食の最新情報を網羅していますから、旧版や既刊を購入いただいた方にも、今回の新版はお役に立つでしょう。

本書が、糖尿人ならびに糖質セイゲニストの豊かな生活と食事の一助となりますことを、心よりお祈りします。

2015年4月
高雄病院理事長  江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
こんばんは。以前、頻尿の事で書かせていただきました、かんたんです。

今月半ばで、糖質制限をして1ヶ月半になりました。反応性低血糖がなくなり、頻尿も落ち着き体調良く過ごしています。先生のブログと書籍に出会えて本当に良かったです。

この度、また書かせていただきたく思ったのは、スーパー糖質制限を正しくおこなっていれば、短期間でも血液検査の結果が変わる事です。糖質セイゲニストの方々には、常識である事ですが、糖質制限を始めようか考えている方や、私のように始めて間もない方、いつも血液検査で泣かされている方にと思いました。

糖質制限を始める前の、3月。そして、始めてから1ヶ月半年近くの結果です。

糖質制限して、1ヶ月半が経ちました。この辺で、1度血液検査をしようと思い内科医にお願いしました。

結果が出ました!

3月4日検査 / 5月12日検査

LDLコレステロール値(基準値70~139)

156 / 145

HDLコレステロール値(基準値40~86)

44 / 56

中性脂肪(基準値35~149)

199 / 148

血糖値(空腹時70~109)


116 / 95

HbA1c(基準値4.6~6.2)

5.4 / 5.0

GOT(基準値10〜40)

18/20

GPT(5〜45)

13/14

ALP(110〜360)

219/212

r-GT(M75以下、F45以下)

18/15

と、出ました(^-^)

これは、かなり改善されています。まずは、LDLが下がりました。そして、HDLが上がりました。

中性脂肪は、去年のMAXは286でした。それが、大幅に減っています。私は、痩せていた時も中性脂肪は高かったのですが、基準値におさまるのは20代の時以来です。

血糖値は、実は昼食後2時間の数値です。

HbA1cは、順調に下がってます。
※HbA1cとは、計測した日から1~2ヶ月前の血糖の状態を推定する数値です。

これは、糖質制限を続ける上でモチベーションのアップに繋がりますね。内科医に、「凄いです!短期間に改善されてます!」と、言われニンマリ顔になってました。

※私は、糖尿人ではありませんが高インスリン血症です。何も知らないまま、いつもの高糖質の食事をしていたら糖尿人になっていました。

誰もが皆、このくらいの期間で改善するとは思ってはおりません。ただ、糖質制限を始めてみよう!と考えている方の背中を軽く押せたらと思いました。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。

これからも、美味しく楽しく行きます。

先生、ありがとうございます。
2015/05/24(Sun) 20:28 | URL | かんたん | 【編集
江部先生、こんばんは。

『IRONMAN』というウエイトトレーニング雑誌の2015年6月号(現在発売中)に、1型糖尿病を発症しながらプロ・メンズフィージーク(ボディビルほど筋肥大を追求せず、バランス良く筋肉の付いた格好良い身体を競う競技)で活躍しているジェイソン・ポストン(JASON POSTON)という選手の記事が載っていました。

立ち読みなのでうろ覚えですが、「炭水化物の摂取制限をしていると長時間のトレーニングは難しいのでは?」との質問に、「脂質を十分に摂っているから問題ない。むしろエネルギーが持続するし、パンプ(トレーニング中に筋肉に血液が流れ込んで膨らむこと)感もかえって強いことがある」と答えていたのが印象的でした。

ジェイソン選手の身体
http://40.media.tumblr.com/3b9a9e1eac50a7c7e51a2499c91bd700/tumblr_n3p6yoBWpI1qz7b12o1_1280.jpg
2015/05/24(Sun) 22:00 | URL | 豆蔵 | 【編集
ストレスによる血糖値の上昇について
はじめまして。江部先生の著書を読ませていただいて糖質制限を始めた者です。糖質制限しているので食事による血糖値の上昇はないと思うのですが、現在精神的な過度のストレスを抱えています。この場合、ストレスによる血糖値の上昇が起きてしまい糖質制限していてもケトン体回路がうまく機能するようにはならないのでしょうか。
2015/05/25(Mon) 12:48 | URL | ゆう | 【編集
沖縄クライシスの原因
「沖縄クライシス」の原因、脂質過剰摂取の関与は低い
日経メディカル日本糖尿病学会取材班
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/flash/jds2015/201505/542224.html

 沖縄県男性の平均寿命の全国順位が、2000年調査で26位まで下落し、「沖縄クライシス」あるいは「26ショック」と呼ばれ話題となった。その一因として早い時期からのライフスタイルの欧米化が指摘されていたが、北里大学北里研究所病院診療技術部栄養科の泉妃咲氏らの検討の結果、脂質の過剰摂取が直接的要因とはなっていない可能性が示された。5月24日まで下関で開催されている第58回日本糖尿病学会で、同氏らが発表した。

 泉氏らは今回、1975~2010年の沖縄県男性における平均寿命全国順位と、同期間の国民栄養調査から栄養素摂取量・摂取比率との関連を比較検討した。なお、両調査の実施年は完全に一致していないので、近い年に合わせた。

 都道府県別生命表は国勢調査のデータを用いて5年ごとに発表されている。沖縄県男性の平均寿命の全国順位は、75年10位、80年1位、85年1位、90年5位、95年4位と上位だったが、2000年に26位となり、その後も05年25位、10年30位と2000年以降は下降傾向にある。

 沖縄県の脂質摂取比率(総エネルギー比)は1995年をピークに、その後は低下する傾向にある。同時期、摂取総エネルギーも減少している。脂質摂取量も、1990年以降は減少している。

 また、2002年の国民栄養調査から、都道府県別の栄養摂取量・摂取率と塩分摂取量との関連を調べてみた。沖縄県の塩分摂取量は10グラム以下で都道府県の中では最も少なく、脂質摂取比率は29%台で都道府県の中では最も高かった(ただし脂質摂取比率でみると沖縄県は全国の中位)。各都道府県の食塩摂取量と脂質摂取比率は有意な負の相関が見られ、脂質摂取比率が低い県では塩分摂取量が高くなっていた。沖縄県は他都道府県に比べ外れ値となっていたが、沖縄県を除いても有意な相関が認められた。

 これらの結果から泉氏は「沖縄クライシスは、脂質の過剰摂取が要因であるとは言いがたいことが分かった。摂取エネルギーも減少していることから、問題になっている肥満の原因は運動量低下など他の要因を考える必要がある。また脂質と塩分の摂取に負の相関が認められたことから、食事指導で脂質の摂取を下げようとすると減塩の効果が減弱する可能性があることに注意が必要だ」と指摘した。

 いわゆる沖縄クライシスの原因について、共同研究者で同病院糖尿病センターの山田悟氏は、「沖縄県男性の死因で全国平均より高いのは、中高年の自殺と肝疾患で、心疾患は平均的なレベル。動脈硬化性疾患の増加より、社会経済的な要因の関与が大きいのではないか」と話している。

  ◇

沖縄クライシスの真相・柴田博先生
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2595.html


沖縄県民の栄養と病気罹患率、脂質摂取が多いが糖尿病は少ない
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2548.html


糖尿病学会のインチキ提言はバレバレだ
www.jds.or.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=40

 脂質栄養の変化が疾患動態に密接に関係することは、沖縄県の事例に顕著に現れている。沖縄県は従来、我が国の最長寿県とされてきたが、生活環境の欧米化に伴ってその地位を落とした。その主たる原因は心血管疾患の増加にあるが、この間に肥満者の割合は全国でトップとなった。平成18年の調査で栄養摂取
状況を全国平均と比較すると、総エネルギー摂取量には差はないが、脂肪エネルギー比率が25%以上の者の割合は男女ともに60%を越えており、全国平均の 40~50%をはるかに上回っている。
 この間の交通手段の発達などによる身体活動の低下に加えて、このような脂質栄養の過剰摂取が日本人における肥満そして糖尿病の増加に大きく関与しているのではないかと考えられており、糖尿病の予防の観点からも対処すべき大きな栄養学的課題となっている。
2015/05/25(Mon) 15:14 | URL | 精神科医師A | 【編集
糖質制限食の効果
□糖質制限食でHbA1cとBMIが改善―低血糖リスクや継続可否を考慮し対象者の選定を
  日経メディカル日本糖尿病学会取材班
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/flash/jds2015/201505/542218.html

 エネルギー制限食を続けられない2型糖尿病患者は多く、こうした患者を中心に糖質制限食が注目されている。血糖コントロール不良の2型糖尿病患者を対象に、糖質制限食の有効性と安全性を検討する目的で前向きランダム化比較試験を実施した結果、糖質制限食を摂取した群でHbA1cとBMIの改善を認めたことが明らかになった。順天堂大学代謝内分泌内科学の佐藤淳子氏らが第58回日本糖尿病学会(5月21~24日、下関開催)で発表した。

 対象は、エネルギー制限食による栄養指導を2回以上受けるものの継続できず、HbA1c値が7.5%以上とコントロール不良で、BMI=23kg/m2以上の成人2型糖尿病患者66人。尿定性検査で持続的に蛋白が陽性を示したり、血清クレアチニンが2.0mg/dL以上といった腎症の患者、重篤な合併症を持つ患者は除外した。

 基準を満たした患者66人をエネルギー制限食群(33人)と糖質制限食群(33人)に割り付け、採血、採尿、体重測定、外来診療に加え、0、1、2、4、6カ月目に栄養指導(3日間の食事記録を基に)を実施した。この際、エネルギー制限食群には理想体重×28kcal/日を基本とするよう指導し、糖質制限食群には1日の糖質摂取を約130gにし、摂取する食品に制限は設けないが脂質は飽和脂肪酸よりも不飽和脂肪酸を多く摂取するように指導した。

 試験開始時の患者背景および臨床背景は、エネルギー制限食群と糖質制限食群で男性比、年齢、BMI、HbA1c、糖尿病歴、TG、HDL-C、カロリー摂取量などで有意な差は認めなかった。

 試験開始時と終了時で改善度合いを見た結果、糖質制限食群の方がエネルギー制限食群と比べ、HbA1cとBMIが有意に改善した(それぞれP=0.008、P=0.03)。具体的な数値は、HbA1cは糖質制限食群が-0.65%(-1.53~-0.1)、エネルギー制限食群が0%(-0.68~0.4)。BMIは糖質制限食群が-0.58kg/m2(-1.51~-0.16)だったのに対し、エネルギー制限食群は-0.22kg/m2(-0.58~0.24) だった。

 食事内容について、試験終了時と開始時との差を両群で比較したところ、糖質制限食群で摂取カロリーと炭水化物量が有意に改善していた。カロリー摂取量は、糖質制限食群は-406kcal/日(-587~-44)となり、エネルギー制限食群の-14kcal/日(-449~-177)と比べて有意に減少していた(P=0.01)。炭水化物量も、糖質制限食群は-87g/日(-116~-40)で、エネルギー制限食群の-3g/日(-54~30)と比べて有意に減少した(P<0.01)。また、わずかではあるもののタンパク質や脂質についても糖質制限食の方が減少する傾向にあった。

 糖尿病薬の増減については、エネルギー制限食群で糖尿病薬を減量したのは1人(メトホルミン・αグルコシダーゼ阻害薬)のみだったのに対し、糖質制限食群では6人が糖尿病薬を減薬できていた(SU薬4人、αグルコシダーゼ阻害薬2人、メトホルミン1人)。このうち2人は開始時から薬剤を減量していた。また、4人(1人は疑い例)の患者で低血糖症状が認め、その後インスリン投与量を減らした患者もいた。

 なお、試験開始後に中断した患者数は、エネルギー制限食群は1人(他疾患で手術を行うため)。糖質制限食群では3人となった。糖質制限食群で中断した患者の内訳は、1人は自己中断、1人はプロトコール非遵守、1人は他疾患悪化が原因だった。

 以前に通常の栄養指導を受けても血糖がうまくコントロールできなかった患者が対象ではあるものの、6カ月間の試験終了時、糖質制限食群でHbA1cとBMIは有意に改善し、試験期間中に約87g/日の炭水化物が減少。平均エネルギー摂取量も約400kcal/日減った。糖尿病薬を減薬することができた患者もいたほか、今回の検討では腎機能や脂質の悪化は認められなかった。

 これらの結果から佐藤氏らは、「血糖コントロール不良の2型糖尿病患者に対し、糖質制限食は短期的には減量のための手段として有効なことが明らかになった」と発表。ただし、低血糖症状が現れた患者がいたこと、試験終了までに中断した患者数は糖質制限食群で多かったことに触れ、「低血糖のリスクに加え、患者によってはエネルギー制限食に比べて続けられない人がいる可能性もある。そのため、対象患者は十分に選ぶ必要があると考えられる。また、今回は短期的な検討結果であったため、今後は長期的継続の問題点を検討する必要がある」とまとめた。
2015/05/25(Mon) 15:19 | URL | 精神科医師A | 【編集
ものには限度というものが…
江部先生こんにちは。
仙台在住、大酒のみのリハ医ヘルミです。
先日「ダイエットしなくちゃ」と某コンビニのブランパンを大量購入してきた看護師に、『江部先生、「糖質制限は危ない」って本当ですか?』を貸してやりました。糖質少なめとはいえ、いくつも食べれば意味がないことは理解したようです。「一回の食事で糖質20g以下なんて無理だぁ~」と嘆いていましたが。

自分の採血をしてみました。
AST 27, ALT 17, γ-GTP 16, TP 6.2L, Alb 4.0, UA 6.2H, T-Cho 257H, TG 51, HDL 177P, LDL 55L, Hb 12.8
相変わらずの数字で面白味がありませんが、HDLについていたPってなんだ?と改めて検査科に聞いてみたら、HighよりひどいPanic値だそうで、うちの病院独自の基準だそうです。誰が決めたのかと尋ねると、もう大昔(当院創設昭和61年)なのでわからないと言われました。
脂肪酸4分画も調べてみました。 アラキドン酸 426H (142~307) エイコサペンタエン酸 58 (12~112) ジホモ-γ-リノレン酸 44(23~72) ドコサヘキサエン酸 146(51~185) EPA/AA比 0.14 (0.06~0.44)
うん、アラキドン酸異様に高いですが、EPA/AA比かろうじて正常です。
TPがlow, UAがhighなのは、ここ一年くらい続いています。
肉や卵や豆腐製品ばかり食べているのに、TPがlowと言うのは腑に落ちないのですが、糖新生で使われちゃったのでしょうか? どのくらい肉を食べているかはアラキドン酸が証明しているようなものですが。
しかし、私は(ブラック・ジャックにそそのかされて)医者をやっているから、HDLがパニック値でも「HDLが高くて何が悪い」と突っぱねられるので良いようなものの、世の中にはHDLが正常範囲をちょっと飛び出しているから、と産業医に「糖質制限やめろ」と脅されたり、スタチン飲まされたりしている人が結構いるんだろうな、と思います。スタチンが悪いことをしているのは有名になっていますのにね。平均値をはみ出したものをすべて治療の対象とみるのは、いい加減やめてほしいものです。

あ、人為的にHDLを上昇させるのに欠かせないウイスキーは相変わらず呑んでいます。しかし、蒸留酒でも太りますねぇ。2年前に今の職場に移ってから当直が無くなり=休肝日が無くなり、おまけに車も運転しなくなって夜中に呑み直す(つまみはなしです)悪癖が付いてしまって、体重はBMI 20前後とあまり変わらないものの腹回りに脂肪が付いてしまいました。糖質制限について熱く語りたくても「その腹じゃ説得力が無い」と言われてへこんでいます。いくら蒸留酒が太りにくいと言っても、ものには限度と言うものがあるのだなぁ、と、深く反省しながらやっぱり呑んでいます。
2015/05/25(Mon) 16:06 | URL | ヘルミ | 【編集
糖質制限食でガンにならないのでしょうか?
ガンになった人の多くは食事療法として、動物性の肉、脂肪、卵、乳製品などを避けて、植物性の玄米、野菜、キノコなどの食品を選び、実際にガンが治ったと報告をしているので、糖質制限のために動物性の食品を多く摂る食事を長く続けているとガンになるのではないかという懸念を持つのですが、どうでしょうか?
2015/05/25(Mon) 17:29 | URL | 迷い人 | 【編集
Re: タイトルなし
豆蔵 さん

興味深い情報をありがとうございます。

ジェイソン選手の肉体、充分筋肉もりもりで、マッチョですね。

糖質制限食でこの体とは、心強いです。
2015/05/25(Mon) 18:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ストレスによる血糖値の上昇について
ゆうさん

ストレスのために、アドレナリンや副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されるような事態があれば
血糖値は上昇すると思います。

しかし、この場合も、糖質制限食を実践していれば、血糖値上昇も最小限ですみます。

トータルには少々のストレスがあっても、スーパー糖質制限食なら
「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」が活性化すると考えられます。
2015/05/25(Mon) 18:15 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 沖縄クライシスの原因
精神科医師A さん

興味深い情報をありがとうございます。
そのうち、記事にしたいと思います。
2015/05/25(Mon) 18:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限食の効果
精神科医師A さん

こちらも興味深い情報をありがとうございます。

順天堂大学代謝内分泌内科学の佐藤淳子氏、素晴らしいですね。

順天堂大学特任教授で糖尿病医の、超守旧派の河盛隆造氏・・・お膝元で反乱でしょうか。
2015/05/25(Mon) 18:23 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ものには限度というものが…
ヘルミ さん

お久しぶりです。
大酒呑みのわりには、
相変わらずお元気そうで何よりです。

検査データも肝機能を含めて、ほとんどOKなのですね。

しかしながら、「TP 6.2L, Alb 4.0」と高タンパク症のわりに血中タンパク質がやや低めなのは
アルコール過剰摂取の影響は大丈夫でしょうか?

あともしかして、赤血球の大きさ、MCVとかが大きくなっていないでしょうか?

ぼちぼち、ご自愛くださいね。
2015/05/25(Mon) 18:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限食でガンにならないのでしょうか?
迷い人さん

食事療法でがんが、良くなるというような、信頼度の高いエビデンスは現時点ではないです。

糖質制限食でがんがよくなるというエビデンスもないし
糖質制限食でがんのリスクが増えるというエビデンスもありません。

一方、高インスリン血症と高血糖という、明確なエビデンスレベルの発がんリスクは、
スーパー糖質制限食なら予防できます。

なお、普通の食事の人に比べて多いのか少ないのかは明確ではないですが
玄米菜食者でがんになった人は大勢おられます。
2015/05/25(Mon) 18:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
MCV
江部先生、おはようございます。お返事ありがとうございます。そうなんですよ、年齢的にもとっくにご自愛しないといけないのです。
ご指摘のMCVは、107とちょっと高いですが、Hb が12.8と慢性鉄欠乏性貧血のヘルミにしては良い数字でしたので、気にとめていませんでした。TP低値とどういう関係があるのでしょう? よくわからないので、よろしければ教えてください。
なお、今回は測定しませんでしたが、糖質制限を始めたばかりのころにVit.B1が低かったため、それからVit.B群のサプリメントを服用しています。Vit.B12は当時から正常値で、欠乏はしていないと思われます。
2015/05/26(Tue) 08:34 | URL | ヘルミ | 【編集
Re: MCV
ヘルミさん

MCV107なら、やや大球性です。鉄欠乏性貧血なら、基本的に小球性なので
いつのまにか、鉄不足は解消しているのかもしれませんね。

臨床上、飲酒家で、軽度貧血を見ることが時々あるのですが、皆さん、大球性貧血です。
やはり、ちょっとだけ、ご自愛頂いた方が、いいかもです。

1)
飲酒で、ビタミンB群が不足しがちとされているので、
Vit.B群のサプリメントを服用はリーズナブルと思います。


2)
血清アルブミンがやや低めに関して、以下の記載を見つけました。

http://www.geocities.jp/hobabsan/sub4-Acetaldehyde.htm

b.アセトアルデヒドがミトコンドリアや微小管を障害する
 アルコール代謝で生じるアセトアルデヒドには、肝細胞のミトコンドリア機能障害作用や、微小管機能障害作用がある。
 ミトコンドリア機能が障害されると、脂肪酸分解(β-酸化)や、アセトアルデヒド酸化が、抑制され、肝細胞内に、脂肪酸や、アセトアルデヒドが、増加する。
 微小管機能が障害されると、分泌蛋白(アルブミンなど)の分泌が障害され、細胞内に分泌蛋白が貯留して、細胞内水分が増加し、肝細胞は、風船化(ballooning)する。
 アルコール性肝障害で、肝臓が腫大するのは、トリグリセリドが蓄積することだけでなく、分泌蛋白と水分が、肝細胞内に、貯留することが、原因と言われる。
 さらに、酸素消費量が亢進し、肝細胞は、比較的な低酸素環境に置かれ、肝細胞壊死や、線維化が起こる。
2015/05/26(Tue) 10:08 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます
江部先生、さっそくありがとうございます。初期の肝機能障害の可能性もありますね。ちょっと気を付けたいと思います。今度エコーを受けてみます。ありがとうございました。
2015/05/26(Tue) 14:01 | URL | ヘルミ | 【編集
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