2015年05月05日 (火)
こんにちは。
劇症1型糖尿病発症で、
血糖値は1848mg/dl、
意識不明、
糖尿病ケトアシドーシス
という、極めて重症の状態から生還されたちくてつさんから、大変参考になるコメントをいただきました。
ちくてつさん
コメントありがとうございます。
生還できて本当に良かったです。
劇症1型糖尿病は日本で5000~7000名程度の患者さんがいると推定されています。
私はまだ診察したことがありませんが、劇症1型糖尿病はその時点で診断をつけてインスリン治療を開始しないと数日で死亡してしまう重篤な疾患です。
数日前から感冒様症状、異常な口渇、全身倦怠などがあり、尿糖陽性、尿中ケトン体陽性なら劇症1型糖尿病を疑う必要があるそうです。
このとき血液検査をすれば、血糖値は異常高値を示しますが、HbA1cはそんなに高値ではないのです。(HbA1c8.7%未満)
あまりに急激な発症のために、過去1~2ヶ月の血糖の平均値をあらわすHbA1cは、上昇する暇がないのです。
劇症1型糖尿病診断基準(2012)
下記1~3のすべての項目を満たすものを劇症1型糖尿病と診断する。
糖尿病症状発現後1週間前後以内でケトーシスあるいはケトアシドーシスに陥る(初診時尿ケトン体陽性、血中ケトン体上昇のいずれかを認める。)
初診時の(随時)血糖値が288 mg/dl (16.0 mmol/l) 以上であり、かつHbA1c値 (NGSP)<8.7 %である。
発症時の尿中Cペプチド<10 µg/day、または、空腹時血清Cペプチド<0.3 ng/ml かつ グルカゴン負荷後(または食後2時間)血清Cペプチド<0.5 ng/ml である。
劇症1型糖尿病の患者さんが最初に受診するのは、一般開業医や救急外来ですので、当該の医師は「劇症1型糖尿病」という疾患があることを知っていないと見逃してしまう危険があるので注意が必要です。
「1 型糖尿病」は、国内で年間約14000人が発症し、約 21 万人が治療を続けている決して珍しくない疾患です。
劇症1型糖尿病患者は日本で5000~7000名程度なので、1型糖尿病全体の、2.4%~3.3%となります。
ちくてつさん
「糖質オフ!健康法」PHP文庫(2012年)のご購入ありがとうごさいます。
本書は、コンビニのローソンにおいてありますので、売れ行きも好調で、10万部を突破しています。
「1型糖尿人は、インスリンを打たないと死にますから、意識を高く保たざるをえません。 」
仰る通りです。
血糖コントロールも2型に比べたら難しいので、よりタイトな糖質制限が必要です。
一方、1型でも「少量のインスリン注射+糖質制限食+必要ならタンパク質カウント」で、バーンスタイン医師のように、12才に1型糖尿病を発症され、以後インスリンを打ち続けて80才現在、糖尿病合併症もなく、現役医師としてお元気にお過ごしの方もおられます。
ちくてつさんも、バーンスタイン医師を目指してくださいね。
「2型糖尿人の方は体に何の支障もでません。
低血糖は出ますが、高血糖では支障はでません。」
確かに、低血糖では、動悸、頻脈、冷や汗、意識障害などの症状が出ますが、300mg、400mg/dlの高血糖があっても、
症状はでないひとがほとんどです。
しかしながら、食後高血糖の毎日の積み重ねが、糖尿病合併症の元凶となるわけですから、日々の血糖コントロールが重要であることは、言うまでもありません。
「糖尿病は恐るべき病気です。
その真実の姿を知れば、糖質制限せざるをえません。
ぜひ、真実の姿を知っていただきたいですね!」
同感です。
糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病足病変など有名な合併症だけでなく、血糖値の乱高下による気分障害もあります。
糖尿人は、「食後高血糖」「血糖値の乱高下(平均血糖変動幅増大)」を防いで、糖尿病合併症を予防できるのは糖質制限食だけであるということを、明確に認識する必要があります。
江部康二
【15/05/04 ちくてつです
友人のおばさんは自殺しました
糖質制限食を始めたら一生続けます。
糖尿病になったら一生、糖質制限を続けます。
一生続ける決心をして実践できれば、合併症を予防できます。
そして、正常人の2倍ものリスクのあるアルツハイマー病すら予防できる可能性が出てきます。
加えて、ココナッツオイル、ビタミンDの錠剤、こむら返りなどを改善する「らくらく毛管運動」によってリスクがさらに軽減できます、できると思います。私がいま人体実験している最中です。
私は1型糖尿病を発症し、劇症でしたから、死にかけました。
大学病院に意識不明で搬送され、2日間、生死をさまよいました。ごくまれに意識が戻った時に、お迎えが来なかったのです。血糖値は1848というギネス並でした。
が、「お迎えが来ていない。私は死なない」と確信しました。
そして生き延びました。
よみがえって数日後に出会ったのが「糖質オフ健康法」でした。
その日から実践し始め、今日に至っていますし、一生実践します。
1型糖人は、インスリンを打たないと死にますから、意識を高く保たざるをえません。
血糖をコントールせざるをえません。
そして、保険で1日4回までの血糖測定がでできます。
1型以外の方が血糖を測定するには、おカネがかかります。
日本ではセンサー1枚の価格が130〜150円もします。4回測定すれば500円程度。月に1万5000円です。
どうなっているのでしょうか?
ちなみに、1型糖尿人は月に1度主治医に診察してもらわなければなりません。
本来入院すべき重篤な患者が自宅で生活している。医者が1か月に1度は診察し、病状を判断すべきだという趣旨です。
この1か月に1度の診察で、63歳の私の診察費+コスト(インスリンポンプの消耗品、センサー、インスリンなど)で、1万8000円前後かかります。
月に1万8000円ですよ、江部先生の本を読んで、糖尿病の発症を防いでいれば、かからないコストでした。
年間20万円ほど。
20年生きるとして、240万円。
しかも、インスリンポンプを体に装着し、毎日4、5回血糖値を測定し、合併症が出ないようにさまざまな工夫をしています。
食べるものも、制限されます。食費は高くなります。
皆さん、しっかり、私たちの体験から学び、「糖尿病にはならない」、なった場合、「合併症にはならない」と決心し、糖質制限していただきたいですね。
2型糖尿人の方は体に何の支障もでません。
低血糖は出ますが、高血糖では支障はでません。
私が食後1時間で469mg/dlの血糖値を記録した日、海鮮焼きそばを3分の1いただいた日ですが、体に全然支障はでませんでした。
この数値を見て、「一生、そば、パスタはいただかない」と決意しました。
またその頃、私の友人にこの話をしたときに、「私のおばさんは、合併症が悪化して、医者から下肢を切断すると言われて自殺しました」と教えてくれました。
これほどの悲劇が起きるのが糖尿病です。
糖尿病由来の下肢切断は、アメリカでは「サラミ外科」と呼ばれています。サラミを切るように、体を切断してゆくからです。
それに加えて、糖尿病が原因で家庭崩壊、凶悪犯罪を犯す事例もたくさん出ていますが、日本のマスコミは報道しません。
血糖値の乱高下は「気分障害」という病気をまねきます。
別名、「ジギル博士とハイド氏病」です。これは私が名づけました。
家庭内、職場、そして友人関係など、いちばん大事な人との関係を滅茶苦茶にするのが、血糖値の乱高下です。低血糖状態がハイド氏です。これ以上ないほどの「いやなやつ」になり、家族や親友を傷つけます。
糖尿病は恐るべき病気です。
その真実の姿を知れば、糖質制限せざるをえません。
ぜひ、真実の姿を知っていただきたいですね! 】
劇症1型糖尿病発症で、
血糖値は1848mg/dl、
意識不明、
糖尿病ケトアシドーシス
という、極めて重症の状態から生還されたちくてつさんから、大変参考になるコメントをいただきました。
ちくてつさん
コメントありがとうございます。
生還できて本当に良かったです。
劇症1型糖尿病は日本で5000~7000名程度の患者さんがいると推定されています。
私はまだ診察したことがありませんが、劇症1型糖尿病はその時点で診断をつけてインスリン治療を開始しないと数日で死亡してしまう重篤な疾患です。
数日前から感冒様症状、異常な口渇、全身倦怠などがあり、尿糖陽性、尿中ケトン体陽性なら劇症1型糖尿病を疑う必要があるそうです。
このとき血液検査をすれば、血糖値は異常高値を示しますが、HbA1cはそんなに高値ではないのです。(HbA1c8.7%未満)
あまりに急激な発症のために、過去1~2ヶ月の血糖の平均値をあらわすHbA1cは、上昇する暇がないのです。
劇症1型糖尿病診断基準(2012)
下記1~3のすべての項目を満たすものを劇症1型糖尿病と診断する。
糖尿病症状発現後1週間前後以内でケトーシスあるいはケトアシドーシスに陥る(初診時尿ケトン体陽性、血中ケトン体上昇のいずれかを認める。)
初診時の(随時)血糖値が288 mg/dl (16.0 mmol/l) 以上であり、かつHbA1c値 (NGSP)<8.7 %である。
発症時の尿中Cペプチド<10 µg/day、または、空腹時血清Cペプチド<0.3 ng/ml かつ グルカゴン負荷後(または食後2時間)血清Cペプチド<0.5 ng/ml である。
劇症1型糖尿病の患者さんが最初に受診するのは、一般開業医や救急外来ですので、当該の医師は「劇症1型糖尿病」という疾患があることを知っていないと見逃してしまう危険があるので注意が必要です。
「1 型糖尿病」は、国内で年間約14000人が発症し、約 21 万人が治療を続けている決して珍しくない疾患です。
劇症1型糖尿病患者は日本で5000~7000名程度なので、1型糖尿病全体の、2.4%~3.3%となります。
ちくてつさん
「糖質オフ!健康法」PHP文庫(2012年)のご購入ありがとうごさいます。
本書は、コンビニのローソンにおいてありますので、売れ行きも好調で、10万部を突破しています。
「1型糖尿人は、インスリンを打たないと死にますから、意識を高く保たざるをえません。 」
仰る通りです。
血糖コントロールも2型に比べたら難しいので、よりタイトな糖質制限が必要です。
一方、1型でも「少量のインスリン注射+糖質制限食+必要ならタンパク質カウント」で、バーンスタイン医師のように、12才に1型糖尿病を発症され、以後インスリンを打ち続けて80才現在、糖尿病合併症もなく、現役医師としてお元気にお過ごしの方もおられます。
ちくてつさんも、バーンスタイン医師を目指してくださいね。
「2型糖尿人の方は体に何の支障もでません。
低血糖は出ますが、高血糖では支障はでません。」
確かに、低血糖では、動悸、頻脈、冷や汗、意識障害などの症状が出ますが、300mg、400mg/dlの高血糖があっても、
症状はでないひとがほとんどです。
しかしながら、食後高血糖の毎日の積み重ねが、糖尿病合併症の元凶となるわけですから、日々の血糖コントロールが重要であることは、言うまでもありません。
「糖尿病は恐るべき病気です。
その真実の姿を知れば、糖質制限せざるをえません。
ぜひ、真実の姿を知っていただきたいですね!」
同感です。
糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病足病変など有名な合併症だけでなく、血糖値の乱高下による気分障害もあります。
糖尿人は、「食後高血糖」「血糖値の乱高下(平均血糖変動幅増大)」を防いで、糖尿病合併症を予防できるのは糖質制限食だけであるということを、明確に認識する必要があります。
江部康二
【15/05/04 ちくてつです
友人のおばさんは自殺しました
糖質制限食を始めたら一生続けます。
糖尿病になったら一生、糖質制限を続けます。
一生続ける決心をして実践できれば、合併症を予防できます。
そして、正常人の2倍ものリスクのあるアルツハイマー病すら予防できる可能性が出てきます。
加えて、ココナッツオイル、ビタミンDの錠剤、こむら返りなどを改善する「らくらく毛管運動」によってリスクがさらに軽減できます、できると思います。私がいま人体実験している最中です。
私は1型糖尿病を発症し、劇症でしたから、死にかけました。
大学病院に意識不明で搬送され、2日間、生死をさまよいました。ごくまれに意識が戻った時に、お迎えが来なかったのです。血糖値は1848というギネス並でした。
が、「お迎えが来ていない。私は死なない」と確信しました。
そして生き延びました。
よみがえって数日後に出会ったのが「糖質オフ健康法」でした。
その日から実践し始め、今日に至っていますし、一生実践します。
1型糖人は、インスリンを打たないと死にますから、意識を高く保たざるをえません。
血糖をコントールせざるをえません。
そして、保険で1日4回までの血糖測定がでできます。
1型以外の方が血糖を測定するには、おカネがかかります。
日本ではセンサー1枚の価格が130〜150円もします。4回測定すれば500円程度。月に1万5000円です。
どうなっているのでしょうか?
ちなみに、1型糖尿人は月に1度主治医に診察してもらわなければなりません。
本来入院すべき重篤な患者が自宅で生活している。医者が1か月に1度は診察し、病状を判断すべきだという趣旨です。
この1か月に1度の診察で、63歳の私の診察費+コスト(インスリンポンプの消耗品、センサー、インスリンなど)で、1万8000円前後かかります。
月に1万8000円ですよ、江部先生の本を読んで、糖尿病の発症を防いでいれば、かからないコストでした。
年間20万円ほど。
20年生きるとして、240万円。
しかも、インスリンポンプを体に装着し、毎日4、5回血糖値を測定し、合併症が出ないようにさまざまな工夫をしています。
食べるものも、制限されます。食費は高くなります。
皆さん、しっかり、私たちの体験から学び、「糖尿病にはならない」、なった場合、「合併症にはならない」と決心し、糖質制限していただきたいですね。
2型糖尿人の方は体に何の支障もでません。
低血糖は出ますが、高血糖では支障はでません。
私が食後1時間で469mg/dlの血糖値を記録した日、海鮮焼きそばを3分の1いただいた日ですが、体に全然支障はでませんでした。
この数値を見て、「一生、そば、パスタはいただかない」と決意しました。
またその頃、私の友人にこの話をしたときに、「私のおばさんは、合併症が悪化して、医者から下肢を切断すると言われて自殺しました」と教えてくれました。
これほどの悲劇が起きるのが糖尿病です。
糖尿病由来の下肢切断は、アメリカでは「サラミ外科」と呼ばれています。サラミを切るように、体を切断してゆくからです。
それに加えて、糖尿病が原因で家庭崩壊、凶悪犯罪を犯す事例もたくさん出ていますが、日本のマスコミは報道しません。
血糖値の乱高下は「気分障害」という病気をまねきます。
別名、「ジギル博士とハイド氏病」です。これは私が名づけました。
家庭内、職場、そして友人関係など、いちばん大事な人との関係を滅茶苦茶にするのが、血糖値の乱高下です。低血糖状態がハイド氏です。これ以上ないほどの「いやなやつ」になり、家族や親友を傷つけます。
糖尿病は恐るべき病気です。
その真実の姿を知れば、糖質制限せざるをえません。
ぜひ、真実の姿を知っていただきたいですね! 】
私が糖尿病性ケトアシドーシスを起こして緊急入院した時は、医師から1型を疑われましたが、結局2型だろうという結論になりました。
ヘモグロビンA1cが15.0とかなり高い値であったこと、抗GAD抗体その他いくつかの検査の結果が陰性であったこと、家族歴(父と弟が2型)などから2型と診断されましたが、「レアケース」と言われました。
2型ではケトアシドーシスはまず起こらない、と書いてあるサイトもありますが、私のような場合もあるということで・・・
ちなみに、数日前から風邪の症状があったので、口当たりのいいアイスやヤクルトばかり摂取し、イオン飲料をがぶ呑みしていました。
ヘモグロビンA1cが15.0とかなり高い値であったこと、抗GAD抗体その他いくつかの検査の結果が陰性であったこと、家族歴(父と弟が2型)などから2型と診断されましたが、「レアケース」と言われました。
2型ではケトアシドーシスはまず起こらない、と書いてあるサイトもありますが、私のような場合もあるということで・・・
ちなみに、数日前から風邪の症状があったので、口当たりのいいアイスやヤクルトばかり摂取し、イオン飲料をがぶ呑みしていました。
2015/05/06(Wed) 07:25 | URL | misako | 【編集】
misako さん
misako さんのケースは、
ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)でしょうかね。
misako さんのケースは、
ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)でしょうかね。
2015/05/06(Wed) 10:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
高血糖では、自覚症状が少ないのですよね…おっしゃるとおり。
そして、いわゆる入院教育で、糖尿病の方のフットケア、シックデイ管理などを色々やってきましたが、彼らの心に響いた実感はないままです。
それも、糖の毒によるのか。
今はリハビリテーション側の立場に立って、切ってしまってからの医療をしていますが、切らずに済む方策を願います。
今は義足も、リハビリも良いですから、自殺をするようなインパクトはないはずです。しかし、義足だってかなりのコストがかかるものです。社会保険、健康保険を圧迫する。
頻繁な低血糖という 身に染みる辛さ をご存知のⅠ型糖尿病の患者さんが、良く管理されて、ほとんど切断に至らないことは、どれだけ、2型糖尿病の高血糖が静かで怖いかを示すと思います。
液体の糖を避ける指導を、国民全体に行き届かせることは、健康診断以上に、基本的人権と言ってもいいかもしれません。
そして、いわゆる入院教育で、糖尿病の方のフットケア、シックデイ管理などを色々やってきましたが、彼らの心に響いた実感はないままです。
それも、糖の毒によるのか。
今はリハビリテーション側の立場に立って、切ってしまってからの医療をしていますが、切らずに済む方策を願います。
今は義足も、リハビリも良いですから、自殺をするようなインパクトはないはずです。しかし、義足だってかなりのコストがかかるものです。社会保険、健康保険を圧迫する。
頻繁な低血糖という 身に染みる辛さ をご存知のⅠ型糖尿病の患者さんが、良く管理されて、ほとんど切断に至らないことは、どれだけ、2型糖尿病の高血糖が静かで怖いかを示すと思います。
液体の糖を避ける指導を、国民全体に行き届かせることは、健康診断以上に、基本的人権と言ってもいいかもしれません。
2015/05/13(Wed) 11:22 | URL | しましま | 【編集】
しましま さん
1型糖尿人に比べて2型糖尿人は、危機感がない人が多いのは確かですね。
私は、「父が77才で下肢切断、80才で心筋梗塞、肺炎で死亡」ということを
見ていることが、糖質制限食で糖尿病合併症を予防するという、モチベーションになっています。
1型糖尿人に比べて2型糖尿人は、危機感がない人が多いのは確かですね。
私は、「父が77才で下肢切断、80才で心筋梗塞、肺炎で死亡」ということを
見ていることが、糖質制限食で糖尿病合併症を予防するという、モチベーションになっています。
2015/05/13(Wed) 23:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
23年前から糖尿病がわかり、2型から1型になり、インスリン治療を始めて15年になります。過渡期で、大阪の診療所に通い、
糖質ゼロの食事療法を1年半続けましたがインスリンの分泌は改善せず、注射を選択しました。何とかやってきましたが、やはり先生の言われるような食事療法を自分なりにやってみたいと決めました。とりあえず、糖質を半分に減らすところから始めます。
糖質ゼロの食事療法を1年半続けましたがインスリンの分泌は改善せず、注射を選択しました。何とかやってきましたが、やはり先生の言われるような食事療法を自分なりにやってみたいと決めました。とりあえず、糖質を半分に減らすところから始めます。
ラスおやじ さん
1型糖尿病で、内因性インスリンがゼロの場合、インスリン注射は絶対に必要です。
しかし、インスリン注射の単位は、少ないほど身体には優しいです。
スーパー糖質制限食なら、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)に比し、
食前のインスリンの単位は、1/3以下になります。
1型糖尿病で、内因性インスリンがゼロの場合、インスリン注射は絶対に必要です。
しかし、インスリン注射の単位は、少ないほど身体には優しいです。
スーパー糖質制限食なら、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)に比し、
食前のインスリンの単位は、1/3以下になります。
2015/05/16(Sat) 17:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
私は、父、伯父、叔父、父方の従兄弟がすべて2型糖尿病という家系(?)で、自分も恐らく50歳前後に2型糖尿病と診断されました。現在はゆる〜い糖質制限とグラクティブ+メトフォルミンで治療しています。
さらに母方で幼児の時に1型糖尿病になった従兄弟がいますが、この人はずっとインスリン注射が欠かせず、QOLは傍目から見ても可哀想な状態です。しかし糖質制限を薦めても、これまでの主治医との関係からか、一向に興味をもってくれないので、歯がゆい思いです。
はやく糖質制限が治療方法のメニューとして認めてもらえる時がきてもらいたいものです。
さらに母方で幼児の時に1型糖尿病になった従兄弟がいますが、この人はずっとインスリン注射が欠かせず、QOLは傍目から見ても可哀想な状態です。しかし糖質制限を薦めても、これまでの主治医との関係からか、一向に興味をもってくれないので、歯がゆい思いです。
はやく糖質制限が治療方法のメニューとして認めてもらえる時がきてもらいたいものです。
大虎猫 さん
なかなかのの糖尿人サラブレッドの家系ですね。
1型糖尿人でも、糖質制限食が望ましいです。
1型糖尿病で、内因性インスリンがゼロの場合、インスリン注射は絶対に必要です。
しかし、インスリン注射の単位は、少ないほど身体には優しいです。
スーパー糖質制限食なら、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)に比し、
食前のインスリンの単位は、1/3以下になります。
なかなかのの糖尿人サラブレッドの家系ですね。
1型糖尿人でも、糖質制限食が望ましいです。
1型糖尿病で、内因性インスリンがゼロの場合、インスリン注射は絶対に必要です。
しかし、インスリン注射の単位は、少ないほど身体には優しいです。
スーパー糖質制限食なら、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)に比し、
食前のインスリンの単位は、1/3以下になります。
2015/05/16(Sat) 17:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
60歳、男性。10日くらい前から、糖質制限食に少しづつ入って、17日からスーパー糖質off7日目です。元々過敏性腸症候群で50年生きて来ました。56歳から寛解状態で、とても少なくなっていましたが、糖質制限を初めて、下痢ばかりしています。江部先生の本にも食べ物の内容が変わり腸内細菌叢のバランスが乱れることで起こっているのである程度たつと落ち着いて来ます。と書いてありました。今日また激しい下痢で、もう後戻りもできません。大腸の薬と安定剤は30年以上飲んでいます。血糖値測定器セットは注文済みです。尿糖検査を食前食後2時間しています。糖質offを始めた頃はまっ黒で5+以上でしたが18日からは下がって来て、+-以下のなっています。何とか頑張りぬこうと今思い始めました。
ryouhei さん
とにかく、良く咬んで、ゆっくり食事するようにしましょう。
30~50回くらい咬みましょう。
とにかく、良く咬んで、ゆっくり食事するようにしましょう。
30~50回くらい咬みましょう。
2015/05/23(Sat) 16:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、お答えありがとうございます。
30回以上よく噛んでゆっくり食事します。
30回以上よく噛んでゆっくり食事します。
スーパー糖質制限9日目、血糖測定器が今日届いて夕食直前の血糖値が134でした。
凄い!江部先生の本を2冊読んで、合併症の恐怖を考えるともう遅いのかもしれない。
とにかく始めようと、プティ制限~スタンダード~スーパーと自分でも信じられないほど どんどんのめり込んで行って、本当に良かったです。
高血糖は記憶として残る。というページを破って捨てたかった(泣)でも始めないよりは救われてる。
先生の5月に出た本は、ネットで買おうにも在庫なしでなかなか手に入りません。今や時の人?って僕が遅すぎただけか?
とりあえず、感謝感謝!
凄い!江部先生の本を2冊読んで、合併症の恐怖を考えるともう遅いのかもしれない。
とにかく始めようと、プティ制限~スタンダード~スーパーと自分でも信じられないほど どんどんのめり込んで行って、本当に良かったです。
高血糖は記憶として残る。というページを破って捨てたかった(泣)でも始めないよりは救われてる。
先生の5月に出た本は、ネットで買おうにも在庫なしでなかなか手に入りません。今や時の人?って僕が遅すぎただけか?
とりあえず、感謝感謝!
ryouhei さん
「スーパー糖質制限9日目、血糖測定器が今日届いて夕食直前の血糖値が134でした。」
「随時血糖値400 空腹時180」
糖質制限食開始前の、上記データに比べれば、著明な改善です。
良かったです。
ryouhei さんは、尿糖がほとんど出なくなっているので、食後の高血糖は、改善されていると思います。
日本糖尿病学会によれば、早朝空腹時血糖値130mg/dl未満が目標です。
確かに過去の高血糖の記憶による「動脈硬化」は消えませんが、
新たな動脈硬化の進行は予防できますので、糖質制限食を実践する意義は大きいと思います。
「スーパー糖質制限9日目、血糖測定器が今日届いて夕食直前の血糖値が134でした。」
「随時血糖値400 空腹時180」
糖質制限食開始前の、上記データに比べれば、著明な改善です。
良かったです。
ryouhei さんは、尿糖がほとんど出なくなっているので、食後の高血糖は、改善されていると思います。
日本糖尿病学会によれば、早朝空腹時血糖値130mg/dl未満が目標です。
確かに過去の高血糖の記憶による「動脈硬化」は消えませんが、
新たな動脈硬化の進行は予防できますので、糖質制限食を実践する意義は大きいと思います。
2015/05/26(Tue) 08:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
本日の早朝空腹時血糖値は135でした。朝食摂り始めて2時間後は156。昼前が146,2時間後173(高い)。夕食前148.
何がいけなかったのか?特に変わったものは食べていない。赤ウィンナの糖質含有量は定かでないが、後は大丈夫なものばかり。
尤もついちょっと前は、食後2時間後は300~400あったので、今は人に言えるレベルであるのでじっくり行きましょう。HbA1cは12でしたから。死ぬとこでした。
薬はジャヌビア50mg朝1回
何の効果もなかった訳です。
何がいけなかったのか?特に変わったものは食べていない。赤ウィンナの糖質含有量は定かでないが、後は大丈夫なものばかり。
尤もついちょっと前は、食後2時間後は300~400あったので、今は人に言えるレベルであるのでじっくり行きましょう。HbA1cは12でしたから。死ぬとこでした。
薬はジャヌビア50mg朝1回
何の効果もなかった訳です。
何回もコメント入れちゃってすいません。5月27日、早朝空腹時116でした。116ですよ。嬉しくてどうしても伝えたくて、、江部ドクターに、感謝、感謝!
ryouhei さん
成果が出てきましたね。
良かったです。
糖尿病型から境界型まで改善です。
成果が出てきましたね。
良かったです。
糖尿病型から境界型まで改善です。
2015/05/27(Wed) 22:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
いつも江部先生のブログを拝見させて頂いております。「劇症一型」を検索して、このページにたどり着きました。
今年の9/16で62歳になる男です。
2019年3/20にペットボトル症候群にて緊急入院。(入院時はかろうじて意識有り)
その時血糖値が1414となり、外眼筋麻痺の症状及びアトピー性皮膚炎も発症。17日間入院後に退院。
その病院では2型糖尿病との診断。
回復後1ヶ月に一度の通院。
その後セカンドオピニオンにて他の病院を受診。
劇症一型ではないか?と告げられる。
担当医師が糖質制限指導はしていない為、江部先生他の方の本を読みながら実践。
ウォーキングや運動等も努めてする。
2020年2月に血糖値が良くなってきたので、担当の先生に了解のもとインシュリンを中止。
6日後、糖尿病性ケトアシドーシスを発症。
かかりつけの病院とは別の病院にて、緊急入院。
18日間の入院後退院。
現在は、リブレセンサー(血糖値測定器)にて、24時間血糖値をチェックし、糖質制限(自己流)しながら、インシュリンを一日3回の食事前に打っています。血糖値は割と良い状態を保っています。
私の疑問ですが、私はやはり劇症一型糖尿病なのかが気になっています。
如何でしょうか?
今年の9/16で62歳になる男です。
2019年3/20にペットボトル症候群にて緊急入院。(入院時はかろうじて意識有り)
その時血糖値が1414となり、外眼筋麻痺の症状及びアトピー性皮膚炎も発症。17日間入院後に退院。
その病院では2型糖尿病との診断。
回復後1ヶ月に一度の通院。
その後セカンドオピニオンにて他の病院を受診。
劇症一型ではないか?と告げられる。
担当医師が糖質制限指導はしていない為、江部先生他の方の本を読みながら実践。
ウォーキングや運動等も努めてする。
2020年2月に血糖値が良くなってきたので、担当の先生に了解のもとインシュリンを中止。
6日後、糖尿病性ケトアシドーシスを発症。
かかりつけの病院とは別の病院にて、緊急入院。
18日間の入院後退院。
現在は、リブレセンサー(血糖値測定器)にて、24時間血糖値をチェックし、糖質制限(自己流)しながら、インシュリンを一日3回の食事前に打っています。血糖値は割と良い状態を保っています。
私の疑問ですが、私はやはり劇症一型糖尿病なのかが気になっています。
如何でしょうか?
Kowさん
経過から見て劇症1型糖尿病の可能性が高いと思います。
最初の病院では、抗GAD抗体が陰性なので、2型と思われたのでしょう。
しかし、劇症1型糖尿病は、抗GAD抗体陰性です。
自分自身の内因性インスリン(Cペプチド)は、どの程度でしょう。
http://www.jds.or.jp/modules/study/index.php?content_id=4#std2012
日本糖尿病学会
劇症1型糖尿病診断基準(2012)
下記1~3のすべての項目を満たすものを劇症1型糖尿病と診断する。
1. 糖尿病症状発現後1週間前後以内でケトーシスあるいはケトアシドーシスに陥る(初診時尿ケトン体陽性、血中ケトン体上昇のいずれかを認める。)
2. 初診時の(随時)血糖値が288 mg/dl (16.0 mmol/l) 以上であり、かつHbA1c値 (NGSP)<8.7 %*である。
3. 発症時の尿中Cペプチド<10 µg/day、または、空腹時血清Cペプチド<0.3 ng/ml かつ グルカゴン負荷後(または食後2時間)血清Cペプチド<0.5 ng/ml である。
*:劇症1型糖尿病発症前に耐糖能異常が存在した場合は、必ずしもこの数字は該当しない。
<参考所見>
A) 原則としてGAD抗体などの膵島関連自己抗体は陰性である。
B) ケトーシスと診断されるまで原則として1週間以内であるが、1~2週間 の症例も存在する。
C) 約98%の症例で発症時に何らかの血中膵外分泌酵素(アミラーゼ、リパー ゼ、エラスターゼ1など)が上昇している。
D) 約70%の症例で前駆症状として上気道炎症状(発熱、咽頭痛など)、消化器症状(上腹部痛、悪心・嘔吐など)を認める。
E) 妊娠に関連して発症することがある。
F) HLA DRB1*04:05-DQB1*04:01との関連が明らかにされている。
注)診断基準の第2項目と参考所見Fが変更(追加)になっています。詳しくは、糖尿病55:815-820, 2012をご参照下さい。
経過から見て劇症1型糖尿病の可能性が高いと思います。
最初の病院では、抗GAD抗体が陰性なので、2型と思われたのでしょう。
しかし、劇症1型糖尿病は、抗GAD抗体陰性です。
自分自身の内因性インスリン(Cペプチド)は、どの程度でしょう。
http://www.jds.or.jp/modules/study/index.php?content_id=4#std2012
日本糖尿病学会
劇症1型糖尿病診断基準(2012)
下記1~3のすべての項目を満たすものを劇症1型糖尿病と診断する。
1. 糖尿病症状発現後1週間前後以内でケトーシスあるいはケトアシドーシスに陥る(初診時尿ケトン体陽性、血中ケトン体上昇のいずれかを認める。)
2. 初診時の(随時)血糖値が288 mg/dl (16.0 mmol/l) 以上であり、かつHbA1c値 (NGSP)<8.7 %*である。
3. 発症時の尿中Cペプチド<10 µg/day、または、空腹時血清Cペプチド<0.3 ng/ml かつ グルカゴン負荷後(または食後2時間)血清Cペプチド<0.5 ng/ml である。
*:劇症1型糖尿病発症前に耐糖能異常が存在した場合は、必ずしもこの数字は該当しない。
<参考所見>
A) 原則としてGAD抗体などの膵島関連自己抗体は陰性である。
B) ケトーシスと診断されるまで原則として1週間以内であるが、1~2週間 の症例も存在する。
C) 約98%の症例で発症時に何らかの血中膵外分泌酵素(アミラーゼ、リパー ゼ、エラスターゼ1など)が上昇している。
D) 約70%の症例で前駆症状として上気道炎症状(発熱、咽頭痛など)、消化器症状(上腹部痛、悪心・嘔吐など)を認める。
E) 妊娠に関連して発症することがある。
F) HLA DRB1*04:05-DQB1*04:01との関連が明らかにされている。
注)診断基準の第2項目と参考所見Fが変更(追加)になっています。詳しくは、糖尿病55:815-820, 2012をご参照下さい。
2020/09/06(Sun) 08:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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