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糖尿病 著名人&患者団体が「カロリー制限」に異議あり!ポスト記事
こんにちは。

週刊ポストの五月一日号(4/20発売)134ページから136ページに

糖尿病 著名人&患者団体が
「カロリー制限」に異議あり!


という記事が載りました。

シリーズの第三弾ですね。


「無駄にした日々を返して」

華道家の假屋崎省吾氏(56才)のコメントです。

下記の青字のNEWSポストセブン記事を、ご参照いただけば幸いです。

假屋崎さん、間に合う内に、「糖質制限食」を実践して、是非、合併症予防を予防して頂きたいです。

「焼き肉屋で米ばかり食べた」

お笑い芸人・グレート義太夫氏のコメントです。

グレート義太夫氏は現在56才で、週に3回の透析治療を受けておられます。

カロリー制限なので焼き肉屋にいってもご飯ばかり食べたりで、つらかったということです。

カロリー制限生活がつらくて病院に足が向かなくなり治療中断で、結局透析になったそうです。

グレート義太夫さん、たとえ透析になっていても糖質制限食はとても有効です。

腎臓は兎も角として、今後、心臓や脳の糖尿病合併症を予防するには糖質制限食が最適ですので、是非取り組んで頂きたいです。


自分の「適正量」を探す

経済評論家・森永卓郎氏(57才)のコメントです。

森永氏の主治医は糖質制限のほうが効果があるといっているとのこと。

しかし森永氏は、炭水化物制限が良いとわかっていても炭水化物が大好きなのだそうです。

森永さん、今は糖質制限食がすごく実践しやすくなっているのであきらめずに、糖質制限食に再挑戦して欲しいです。

糖質制限レストランもありますし、居酒屋ならどこでもOKです。

スイーツ、パスタ、お好み焼き、パンケーキ、ピザ・・・などなど糖質制限OKなものがありますよ。

合併症予防には糖質制限食以外にないのです。


江部康二



☆☆☆

以下、NEWSポストセブン記事から一部転載です。
http://www.news-postseven.com/archives/20150423_317837.html

假屋崎省吾氏 糖尿病カロリー制限を勝手に緩和し体調が安定
2015.04.23 07:00


糖尿病患者は全国に約950万人、予備群も含めれば国民の6人に1人が患っているというのに、日本では「食事療法はカロリー制限」という間違った常識が根付いている。
時代遅れの医療の内容に糖尿病を患う当事者たちから、驚きと怒りの声があがっている。
10年前に糖尿病の診断を受けた華道家・假屋崎省吾氏(56)は呆れた表情を浮かべた。

「糖尿病学会はいまだに『1日の摂取カロリーの半分を炭水化物で摂れ』って指導しているんですね。私でさえ、いろんな人の話を聞いて糖質がマズいっていうのは知識としてありますよ。炭水化物って糖質でしょ? ダメに決まってるじゃない」

日本の“権威”である糖尿病学会は患者の食事療法として「カロリー制限」を推奨する。診療ガイドラインでは、体格や日々の運動量に応じて1日の摂取カロリーを割り出し、そのうち50~60%を炭水化物(糖質)で摂取することを推奨する。
つまり「カロリー制限」であると同時に、「炭水化物推奨」でもある。

世界では最新研究に基づいてカロリーではなく「糖質」を制限することが主流となっている。米国の学会は、合併症につながる急激な血糖値上昇を引き起こすのは「三大栄養素の中で炭水化物だけ」と10年以上前に公式見解を出している。
日本のやり方では患者が危険に晒される。

假屋崎氏が振り返る。

「父も糖尿病だったから遺伝もあると思いますけど、寝不足やストレスが直接の原因でしょうね。食生活は滅茶苦茶で、バイキングに行けば一食で一日分を食べてしまっていたし、甘いものに目がないから羊羹なんか丸かじりで一本食べていましたよ」


異常な喉の渇きと疲れやすさを感じて病院で検査を受けると、糖尿病の指標となる空腹時血糖値が270(126以上が異常値)を超えていた。

「即入院だといわれたんですけど、スケジュールがいっぱいで無理だとお願いしたら食事療法と薬の処方が始まりました。一日の摂取カロリーを1600キロカロリーに抑えてくださいといわれました」

まさに学会ガイドラインに沿った食事療法だった。

假屋崎氏はそれまでの生活を反省しカロリー制限に真面目に取り組んだが、症状は改善しなかった。

「カロリーさえ気にすればいいんだと思って、栄養価のないものばかり食べる生活になってしまったんです。今になって考えるとカロリー制限神話の弊害よね。糖質制限をやっていたら肉や魚で栄養は摂れたはずだけど、とにかくカロリーを減らさなきゃ、と肉や魚も口にしないようになった。そうしたら血糖値以外の数値に異常が出てしまった。それでカロリー制限を自分で勝手に緩和したら体調が安定するようになったの」

その後、病院から足が遠のいて不規則な生活に戻り、昨年末の人間ドックでは再び空腹時血糖値が279という数値になってしまった。現在は薬で凌ぐ日々だ。

「カロリー制限でだいぶ苦労したけど、糖質制限が世界の主流なら、そうしたほうがいい。なんだか悔しいよね。カロリー制限のために費やした努力が無駄だったってことでしょ。あの年月を返してほしいわよ」

※週刊ポスト2015年5月1日号


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
膵臓のβ細胞は死滅してますか?
江部先生今日は。昨年12月27日にブログに掲載されてからの久々の投稿です。
先週土曜日に先生のいとこにあたる香川県の美術館北通り診療所の瀬尾先生の元へ行き75gOGTTの検査を受けました。
検査結果ですが
空腹時血糖値は83 インスリン6.2
30分後110 インスリン17.4
60分後172 インスリン23.9
120分後210 インスリン47.0
HbA1c(NGSP)5.2
HOMA-R 1.27 HOMA-β 111.6%
QUICKI 0.173 でした。
この結果は膵臓のβ細胞は死滅しているのでしょうか?また、前回インスリン4.4が6.2に数値が上がっていたのですがこれは良いことどすか?
それとも悪いことですか?瀬尾先生に伺おうと思っていたのですが検査結果をみて頭が真っ白になり聞きそびれました。もし良ければ教えていただけないでしょうか?
P.S この日曜日先生の講演会楽しみにしています。あとできれば先生と直にお話できれば幸いです。
2015/04/23(Thu) 19:21 | URL | 柴宏くん | 【編集
江部先生いつもありがとうございます。
境界型で、ゆるい糖質制限中なのですが、今日外食で、糖質制限中は主食を食べなければ大丈夫だと思い、豚汁2杯(人参少し、ごぼう入り、大根入りなどの豚汁)、肉じゃが、野菜サラダ大盛り、軟骨を食べ、1時間50分後にはかりましたら、128もありました。
主食を食べていないのに、この数値は高めなのでは…と、不安になっています。
悪化しているのでしょうか?
2015/04/23(Thu) 20:22 | URL | のろま | 【編集
Re: 膵臓のβ細胞は死滅してますか?
柴宏くん

HOMA-R 1.27・・・インスリン抵抗性は正常
HOMA-β 111.6% ・・・インスリンはしっかり分泌~多めに分泌
インスリン分泌指数0.41・・0.4以上でOK


なので、よいと思います。
ただ75gブドウ糖負荷試験は糖尿病型ですね。

スーパー糖質制限食を実践していての75g経口ブドウ糖負荷試験では、
個人差が大きいのですが、血糖値が上がりやすくなることがありますし、どうもないこともあります。

「改訂第4版糖尿病専門医研修ガイドブック」には、経口ブドウ糖負荷試験実施の前、3日間は150g以上の糖質を摂取するよう記載があります。


http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3220.html

糖質制限と耐糖能。改善と低下、個人差あり。
2014年12月21日 (日)


をご参照いただけば幸いです。

柴宏くんの場合、糖質制限食をしていれば、HbA1c5.2%とまったくの正常ですので
問題なしです。
これからも糖質制限食を続ければ正常人です。


なお、
瀬尾憲正先生は、私の京大の同級生です。
2015/04/23(Thu) 23:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
のろま さん

食後2時間値が、140mg/dl未満なら
正常型ですので問題ないです。
2015/04/23(Thu) 23:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生コメントありがとうございます。
OGTT検査3日前から炭水化物を摂取しなければならなかったんですね。
大変勉強になりました。これからもスーパー糖質制限食を実施していきます。
日曜日気を付けてお越し下さい。
P.S
瀬尾先生の診療所と私の職場が系列病院で、上の人から親戚になると聞いたもので...すみません。勘違いしていました。
2015/04/23(Thu) 23:55 | URL | 柴宏くん | 【編集
のろまさんへ
もう少しこのブログの過去の記事やみなさんのコメントへの江部先生のお答えなどで知識を得てから、江部先生にお聞きになったほうがいいと思いますよ。
今までののろまさんのコメントを見ていると、そんなことわざわざ江部先生に聞くまでもないでしょう、ということが多すぎると思いますよ。江部先生はお忙しい中をお時間をおとりになってくださっていることをお忘れなく。
2015/04/24(Fri) 00:49 | URL | きびきび | 【編集
Re: タイトルなし
柴宏くん

瀬尾先生は、私の連れ合いの、お兄さんですので
親戚です。

今後、OGTTは、特にする必要もないと思います。
江部康二も、OGTTはしたことがありません。

江部康二は、糖質を食べたら糖尿人、糖質を制限したら正常人なので
OGTTをする意味がないのです。

2015/04/24(Fri) 07:25 | URL | ドクター江部 | 【編集
カロリー制限食に異議あり、、!
何故自国日本は、欧米先進国は採用している真理ある江部先生提唱、糖質制限理論を指導し選択肢を患者に与えないのか怒り湧きます。

何故なら私は、糖尿病21年間の重症化した病態が薬使わず3か月足らずでインスリン離脱し正常化し、自身人体実験しながらも2年足らずで完治しましたんです。

面識ない江部先生へ、感謝伝えるべく事実として医療データを渡してあります。

被害者としてハッキリ言います、
時代錯誤も甚だしい、患者より世界知識ない専門家と称してる日本糖尿病学会組織信者達へ
歴史を見ても、
真理は揺るがない!!

都内の方なら私のペンネームで気付いてください。
悪の巣窟ですよ。

都内河北 鈴木



2015/04/24(Fri) 09:59 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Re: タイトルなし
のろま 様

>主食を食べなければ大丈夫だと思い、
[中略]
>豚汁2杯(人参少し、ごぼう入り、大根入りなどの豚汁)
>肉じゃが、

糖質制限食を本当に理解していますか?
肉じゃがのジャガイモは,糖質の塊です.
人参やゴボウなどの根菜も糖質を多く含んでいます.
これらのことは江部先生の著書にも書かれているごく基本的なことです.



2015/04/24(Fri) 12:19 | URL | しらねのぞるば | 【編集
週刊ポスト2015年5月1日号
グレート義太夫 正しい療法知っていれば透析遅らせたと後悔
http://www.news-postseven.com/archives/20150424_317857.html

 週に3回の透析治療を受けているお笑い芸人・グレート義太夫氏(56)は、日本の医学会が推奨する糖尿病の治療法、「摂取カロリーの半分を炭水化物で摂る食事療法」が時代遅れで効果がないと指摘されていることを昨今の報道により知り、怒りがこみ上げてきたという。

「僕が糖尿病だっていわれたのは35歳の頃です。今から20年くらい前ですが、その頃にはこんな話聞いたことなかったですからね。とにかくカロリーを抑えなさいって指導でした。学会のガイドライン通り、一日のカロリーの半分くらいは炭水化物で摂って、あとはバランスよく腹八分目ということでした。糖質制限のほうがいい結果になるなんて初めて知りましたよ」

 同氏は笑いのために体を張ってきたことが、糖尿病につながったと苦笑する。

「若い時は中ジョッキ一杯分のガムシロップやハチミツの一気飲み競争で笑いを取っていました。糖尿病にもなりますよ。たけし軍団の連中も最初はお見舞いだとかいってわざとホールケーキをプレゼントしてくるジョークで僕をいじめていて、透析を始めてからようやく気を遣ってくれるようになりました。

 でも殿(ビートたけし)だけは別。あの人はとことん笑いを追求していて、僕が透析を始めたことを報告したら、『じゃあ今日からお前の芸名は夏目透析だ』っていいましたから。さすがに丁重にお断わりしましたけど(笑い)」

 病院では摂取カロリーを制限するため、食べる量を全体的に減らす指導がなされた。

「これが辛い。お腹が減ったらついつい食べちゃうから僕みたいなだらしない人間は長続きしません。糖質制限であれば、もちろん節度は必要でしょうけど、糖質さえ気にすればある程度は空腹を我慢しなくてよかったわけでしょう。悔やまれますよ。

 番組収録が深夜に終わって仲間と焼肉屋に繰り出す時も、『カロリーを抑える』ということが頭にありましたからまずご飯でお腹をいっぱいにして、それから肉に箸を伸ばしていたんです。やるべきことの正反対をやっていた」

 カロリー制限生活が辛くて病院に足が向かなくなり、中途半端な状態で治療を放り出した。そして、今では週3回の透析が欠かせない体になってしまった。

「糖質制限を知っていれば透析をもう少し遅らせることができたかもしれません。そう考えると学会の食事療法を恨んじゃいますよ」
2015/04/24(Fri) 12:20 | URL | 精神科医師A | 【編集
はじめまして。岐阜県在住50歳男です。
夜勤専門のタクシー運転をしております。
約6年前の健康診断時、身長167cm体重92㌔。高血圧、中性脂肪異常、糖尿病予備軍と診断され医院にて3種類投薬されました。
去年からスポーツジムで有酸素運動、筋肉トレーニングなどをあいて80㌔まで減量しました。血糖値も下がり、中性脂肪も正常値に戻ったため、糖尿の薬と中性脂肪の薬は飲まなくてよくなりました。ところが今年からリバウンドしはじめ、85㌔まで戻ってしみました。そこで糖質制限のことを知り、4月1日からスーパー糖質制限を始めました。
夜勤で食事が不規則で、一日2食の生活です。
食事内容は炭水化物は一切摂らず、肉、魚、野菜が中心です。帰宅後は糖質0の日本酒、つまみは肉野菜炒めや豆腐などです。
仕事中空腹になれば、コンビニのふすまパンを食べます。
ところが最近、脱力感を感じるようになりました。起床後は頭がボーっとして目覚めが悪く、仕事中も抜けません。それに軽い頭痛がします。体重も変化はなく脱力感が日毎増してきてます。気のせいだと思いたいのですが、糖質制限の弊害なのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、お時間があればご指導お願いいたします。
2015/04/24(Fri) 14:21 | URL | イトウ | 【編集
假屋崎さんも糖尿病だったとは
江部先生

芸能界の糖尿病患者にも糖質制限が広まっているようで嬉しい限りですね。

ただ、各メディアであまりお見かけしなくなったのは、そのせいだったりするのかと疑りたくもなりますが。(^^;;;

假屋崎さんも

「シークワーサーダイエット」
http://ameblo.jp/kariyazakishogo/entry-11913146336.html

なるものを編み出して20kgもの減量に成功されていたそうですが、やはり体調不良となっていたのですね。
2015/04/24(Fri) 16:49 | URL | 福助 | 【編集
みなさん、すみません。
勉強不足な為に聞きたい事を毎回質問していました。
ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
また、わからない事があれば、調べて勉強してから質問させてもらいます。
江部先生、毎回お忙しい中お答え頂きまして、ありがとうございました。
2015/04/24(Fri) 17:00 | URL | のろま | 【編集
Re: タイトルなし
イトウ さん

「最近、脱力感を感じるようになりました。起床後は頭がボーっとして目覚めが悪く、仕事中も抜けません。それに軽い頭痛がします。」


糖質制限とは無関係に、
摂取カロリー不足と思われます。
厚生労働省のいう「標準適正エネルギー摂取量」は、しっかり摂ってください。

2100kcal/日は必要と思います。
2015/04/24(Fri) 17:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 假屋崎さんも糖尿病だったとは
福助 さん

假屋崎さん、

2014-08-21
当時は、厳格なカロリー制限もしておられたようですね。

2015/04/24(Fri) 17:32 | URL | ドクター江部 | 【編集
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