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運動とエネルギー源④筋力トレーニング
おはようございます。

今回は運動とエネルギー源シリーズの4回目です。
やまさん、大変長らくお待たせ致しました。
いろいろ勉強しつつやっと質問にこたえることができました。

4、筋力トレーニング

『筋力トレーニング
初めまして。

運動に関して質問があります。
糖質制限食で筋力トレーニングをしても問題ないでしょうか?

有酸素運動であれば、脂質からエネルギーを取り出せると思いますが、
筋力トレーニングなどの無酸素運動では、脂質の代謝が追いつかず、
筋肉などのタンパク質を分解して
糖新生を行う経路が活性化してしまいそうで怖いです。

糖質なしに筋肉がつくのかという点も気になります。

ご回答よろしくお願いしますm(_ _)m
07/12/30 やま 』


やまさん。コメント・質問ありがとうございます。

確かに糖質制限食は、筋力トレーニングには適していないと思います。

人類400万年の歴史の中での本来の食事が糖質制限食だと考えられるのですが、この間、敢えてトレーニングして筋肉の量を増やすことはまず無かったと思います。野生動物をみても、ライオン、チータ、シマウマ・・・筋肉モリモリは無くてしなやかな姿態ですね。

従って、筋肉量を増やすトレーニングそのものが人類や動物にとって生理的かどうかという問題も発生します。

それから、高強度無酸素運動の時も嫌気的システムでグリコーゲンが枯渇したら、疲労で筋肉は収縮できなくなるので、生理的以上にたんぱく質を分解とかいう方向には向かいません。

筋肉中のグリコーゲンが多い方が、瞬発力や筋力アップには有利なのですが、糖質制限食では増えません。

高糖質食のほうが、筋肉中のグリコーゲンは増えます。持久力・スタミナの増強としなやかな筋肉なら 糖質制限食ですが・・・


江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
糖質制限食と筋力トレーニング
江部先生、はじめまして、たかたろう と申します。
先生の本「主食を抜けば糖尿病は良くなる」を購入し、実践させてもらっています。
糖質制限食と筋力トレーニングについて話題になっていますが、私の経験をお知らせしますので、何かの参考にして頂ければ幸いです。

私は2型糖尿人ですが、ほぼ1日おきにジムに通って筋力トレーニングを行っています。トレーニングをはじめたきっかけは、糖質制限食で短期間での減量に成功したものの、周りの人には糖尿人であることを告げていないので、「見た目が貧相になった」とか「あいつはなんかの病気で激やせしたにちがいない」などと噂されるようになってしまい、なんとか体脂肪を増やさずに体重を増やしたいと思ったことでした。

ジムへは必ず夕食前に行きます。糖質制限食の本道からそれているかもしれませんが、私は筋力トレーニング後だけは糖質を制限していません。というのも、ある日偶然気が付いたのですが、筋力トレーニング後は普通に糖質を摂取しても(といっても90g程度ですが)食後血糖値が140mg/dl程度までにしか上がらないからです。ちなみにジムへ行かない日の夕食は、まさに1gの糖質が3mg/dl血糖値をあげる結果となってしまいますので、糖質制限食は欠かせません。
トレーニングをはじめて約1年になりますが、体組成計によると、体脂肪率(約14%)は維持したまま、筋肉が1kg弱増えました。私の場合、スタンダード糖質制限食ですが、「トレーニングしても全く筋肉が増えない」ということはないようです。

どこで読んだ覚えがあるのですが、筋グリコーゲンは筋肉だけで使われ、肝グリコーゲンのように血糖値の上昇に使われることはないそうですね。ならば、普段の生活だけで筋グリコーゲンが枯渇するということはないでしょうから、筋力トレーニング直後に糖質を補給し、筋グリコーゲンを満タンにしておけば、次回の筋力トレーニングに必要な筋グリコーゲンは温存されているのではないかと思います。そして、都合がよいことに、(少なくとも私の場合は)筋力トレーニング直後の糖質補給は血糖値をそれほど上げません。(このへんの科学的考察は、http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200610/0610_4246.pdf 「運動と骨格筋GLUT4」あたりが参考になりそうです)

自分以外の糖尿人の方が筋力トレーニングを行った場合にどうなるかは分かりませんが、私と同じような結果が得られるのであれば、筋力トレーニングを頑張った後は自分にスイーツのご褒美なんていうのもいいかもしれませんね。
2008/02/13(Wed) 02:24 | URL | たかたろう | 【編集
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