2015年04月18日 (土)
【15/04/18 Kジロー
江部先生はじめまして。
著書、およびブログ楽しく拝見させていただいてます。
スーパー糖質制限で、3か月で11キロの減量に成功しました。体調も良いです。
しかし、このことを人に話すと「バランスよく食べろ」の大合唱(もちろん親切からだと思いますが…)。何も考えずに発せられるバランスという言葉に若干腹が立ちます。バランスって便利な言葉ですね(笑)。
質問なのですが、従来の糖質60%が理想というのは、いつ、だれが何の根拠で言い出したのでしょうか?】
Kジロー さん。
2005年に厚生労働省と農林水産省がまとめた「食事バランスガイド」には、糖質を含めてバランスよく食べるようにと書かれています。
しかし、この推奨にはエビデンスはありません。
なぜなら、「食事バランスガイド」は、日本人の平均的な食事を調査して作成したものにすぎません。
つまり、「バランスのとれた食事」と称するものをを科学的に究明したり、あるいは観察研究したりして、その結果を示しているわけではないからです。
これはあくまでも、日本人の日常的な食事の平均値を提示しているだけなのです。
日本糖尿病学会のガイドラインの糖質60%というのも同じ理由で、日本人の平均的な食事の比率です。
すなわち、論文によるエビデンスとかは皆無であり、つまり無根拠です。
食品交換表も同じことで、無根拠にも関わらず、1969年以来、40数年にわたり、糖質摂取比率60%のカロリー制限食を、推奨し続けています。
「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」2013(編集日本糖尿病学会)の食事療法の項に、
「摂取エネルギー量の決定」
「摂取成分量」
の項目で、摂取エネルギー量算定の目安や炭水化物は指示エネルギー量の50~60%など、グレードAで推奨してあります。
摂取エネルギー量の目安に従えば、かなりのカロリー制限食(低カロリー食)となります。
まあ、結局、従来の糖尿病食である、「カロリー制限・高糖質食」を、相変わらずグレードAで推奨しているわけです。
そして、以前にもブログ記事にしましたが驚くべき事に、
「摂取エネルギー量の決定」
「摂取成分量」
の項目は、グレードAの推奨なのに、根拠はともにコンセンサスなのです。
コンセンサスというのは、根拠となる論文がないので、ガイドライン作成に関わった医師が相談して決めたということです。
つまり、科学的根拠に基づいていないことが、明示されているのです。
何をかいわんや・・・ですね。
つまり、糖尿病の食事療法に関しては、現在エビデンスはないのです。
これは、糖質制限食においても同様です。
「カロリー制限・高糖質食(従来の糖尿病食)」にも「糖質制限食」にも、ともにエビデンス(無作為割り付け臨床試験(RCT)、前向きコホート研究)は無いのです。
一方、生理学的事実として、糖質制限食なら、食後高血糖は生じず、カロリー制限・高糖質食なら、食後高血糖が必ず生じるということが明白です。
そして、<食後高血糖ガイドライン2007国際糖尿病連合>によれば、食後高血糖は、大血管合併症の独立した危険因子であり、癌発症リスク上昇と関連するとのことです。
糖質制限食により、食後高血糖を防ぐことの意味は、大変大きいと思います。
江部康二
江部先生はじめまして。
著書、およびブログ楽しく拝見させていただいてます。
スーパー糖質制限で、3か月で11キロの減量に成功しました。体調も良いです。
しかし、このことを人に話すと「バランスよく食べろ」の大合唱(もちろん親切からだと思いますが…)。何も考えずに発せられるバランスという言葉に若干腹が立ちます。バランスって便利な言葉ですね(笑)。
質問なのですが、従来の糖質60%が理想というのは、いつ、だれが何の根拠で言い出したのでしょうか?】
Kジロー さん。
2005年に厚生労働省と農林水産省がまとめた「食事バランスガイド」には、糖質を含めてバランスよく食べるようにと書かれています。
しかし、この推奨にはエビデンスはありません。
なぜなら、「食事バランスガイド」は、日本人の平均的な食事を調査して作成したものにすぎません。
つまり、「バランスのとれた食事」と称するものをを科学的に究明したり、あるいは観察研究したりして、その結果を示しているわけではないからです。
これはあくまでも、日本人の日常的な食事の平均値を提示しているだけなのです。
日本糖尿病学会のガイドラインの糖質60%というのも同じ理由で、日本人の平均的な食事の比率です。
すなわち、論文によるエビデンスとかは皆無であり、つまり無根拠です。
食品交換表も同じことで、無根拠にも関わらず、1969年以来、40数年にわたり、糖質摂取比率60%のカロリー制限食を、推奨し続けています。
「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」2013(編集日本糖尿病学会)の食事療法の項に、
「摂取エネルギー量の決定」
「摂取成分量」
の項目で、摂取エネルギー量算定の目安や炭水化物は指示エネルギー量の50~60%など、グレードAで推奨してあります。
摂取エネルギー量の目安に従えば、かなりのカロリー制限食(低カロリー食)となります。
まあ、結局、従来の糖尿病食である、「カロリー制限・高糖質食」を、相変わらずグレードAで推奨しているわけです。
そして、以前にもブログ記事にしましたが驚くべき事に、
「摂取エネルギー量の決定」
「摂取成分量」
の項目は、グレードAの推奨なのに、根拠はともにコンセンサスなのです。
コンセンサスというのは、根拠となる論文がないので、ガイドライン作成に関わった医師が相談して決めたということです。
つまり、科学的根拠に基づいていないことが、明示されているのです。
何をかいわんや・・・ですね。
つまり、糖尿病の食事療法に関しては、現在エビデンスはないのです。
これは、糖質制限食においても同様です。
「カロリー制限・高糖質食(従来の糖尿病食)」にも「糖質制限食」にも、ともにエビデンス(無作為割り付け臨床試験(RCT)、前向きコホート研究)は無いのです。
一方、生理学的事実として、糖質制限食なら、食後高血糖は生じず、カロリー制限・高糖質食なら、食後高血糖が必ず生じるということが明白です。
そして、<食後高血糖ガイドライン2007国際糖尿病連合>によれば、食後高血糖は、大血管合併症の独立した危険因子であり、癌発症リスク上昇と関連するとのことです。
糖質制限食により、食後高血糖を防ぐことの意味は、大変大きいと思います。
江部康二
今年は女子医大の内潟教授が開催します。小児科の小国教授が小児のケトン食について講演してくれないのかな
http://twmu-diabetes.jp/network/diabetes-news-no146.php
http://twmu-diabetes.jp/network/diabetes-news-no146.php
2015/04/18(Sat) 18:40 | URL | 精神科医師A | 【編集】
これは私も思っていた疑問です。
無根拠とは、言葉もありません。
さて、先生、癌細胞についてですが、エネルギー源はブドウ糖のみとおっしゃってましたが、ケトン体を与えるとどうなるのでしょうか?
活動を停止、死滅するのでしょうか?
無根拠とは、言葉もありません。
さて、先生、癌細胞についてですが、エネルギー源はブドウ糖のみとおっしゃってましたが、ケトン体を与えるとどうなるのでしょうか?
活動を停止、死滅するのでしょうか?
2015/04/18(Sat) 19:45 | URL | クワトロ | 【編集】
健康コーポレーションは、糖質制限でダイエットを指導するライザップを経営していますが、今後の方針として大学病院と提携したり、病院を買収することを計画しています。
また低糖質専門のレストランを手掛けていくほか、糖質が少ないが味や触感はさほど変わらないパスタやデザートを持ち帰りできる店舗の運営を計画しています
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NMSBTT6TTDS301.html
ライザップは大柳珠美氏がアドバイスしています
http://www.rizap.jp/adviser/
また低糖質専門のレストランを手掛けていくほか、糖質が少ないが味や触感はさほど変わらないパスタやデザートを持ち帰りできる店舗の運営を計画しています
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NMSBTT6TTDS301.html
ライザップは大柳珠美氏がアドバイスしています
http://www.rizap.jp/adviser/
2015/04/18(Sat) 20:59 | URL | 精神科医師A | 【編集】
はじめまして。病院で栄養指導を真面目に受けたりもしましたがA1cは上がるばかりでとうとう8,5になり絶望で途方にくれていた時にたまたま江部先生の本に出会いブログを読み糖質制限食を始めましたら2か月で6,6に下がりました!あともう少しで標準値です。先生には感謝しています。ありがとうございます。体調も心身の調子もよくなり体重も8キロ減りました。これからも無理せず頑張ります。
2015/04/18(Sat) 21:48 | URL | ともぞう | 【編集】
江部先生はじめまして。
著書の半分ぐらい、及びブログをほぼw(*´Д`;)毎日読んでおります。
周りに、【太っており、花粉症、腰痛、昼過ぎの睡魔持ち】の様な症状の人がいれば
『京都の江部先生の本買って、週末試してみてくれ!!』と伝道しております。
今回コメントさせていただきましたのは『リン』について質問があるからです。
ある動画を発見いたしましたのでご見解をうかがえれば幸いです。
(江部先生も高タンパク質の食生活を長期間続けておられるので糖質制限をすれば回避できるのかもしれませんね。)
https://www.youtube.com/watch?v=yMuwXxgLghQ
※この動画の43分より(そこまでは糖質制限の効用についてです。)
私もおかげさまで、糖質制限で元気な生活を過ごせていますが、加工食品の肉を食べているのでリンの過剰摂取?になっていると思われます。
さらに、アーモンドもリンをたくさん含んでいると指摘があり、『アーモンドにも弱点があったか!!』とビックリです!
著書の半分ぐらい、及びブログをほぼw(*´Д`;)毎日読んでおります。
周りに、【太っており、花粉症、腰痛、昼過ぎの睡魔持ち】の様な症状の人がいれば
『京都の江部先生の本買って、週末試してみてくれ!!』と伝道しております。
今回コメントさせていただきましたのは『リン』について質問があるからです。
ある動画を発見いたしましたのでご見解をうかがえれば幸いです。
(江部先生も高タンパク質の食生活を長期間続けておられるので糖質制限をすれば回避できるのかもしれませんね。)
https://www.youtube.com/watch?v=yMuwXxgLghQ
※この動画の43分より(そこまでは糖質制限の効用についてです。)
私もおかげさまで、糖質制限で元気な生活を過ごせていますが、加工食品の肉を食べているのでリンの過剰摂取?になっていると思われます。
さらに、アーモンドもリンをたくさん含んでいると指摘があり、『アーモンドにも弱点があったか!!』とビックリです!
2015/04/18(Sat) 22:29 | URL | inagaki | 【編集】
昨年10月末に、2型糖尿病が発覚しました。
それからというもの、糖尿病にはこれがいい、ということはほぼ体験しています。
江部先生のBlogや、もちろん糖質制限もしています。
最初の2か月は炭水化物は1日軽く1膳の雑穀米(雑穀8白米2の割合)と野菜中心でした。
その2か月で体重64kg→60kg
Hba1c9.1→7.8になりました。
それから今日までの3か月半は炭水化物0にしましたところ、体重60→58kg
Hba1c7.8→7.2です。(1月から特別な運動はしていません)
血糖値もなんとかコントロールできるようになっていましたが(空腹時100~110食後130~160)、
今日、久しぶりに春菊の天ぷら(薄衣)小さ目1個とタケノコの天ぷら卵半分くらいの大きさの物1個を生野菜サラダを食べた後、いただきましたところ、
食前血糖値110→食後2時間187→3時間222→4時間237・・と
上がり続けていました。
雑穀米を1日1膳弱食べていたころは
血糖値はここまであがってはこなかったのですが
久しぶりに天ぷらを口にしたとたん。異常な血糖値上昇に驚いてしまいました・・
糖質を全く摂取しないでいると、
少量を口にした時に、
耐糖能が悪化すると他で目にしたことがあり、
まさにそれなのかな。。と
不安に煽られています・・
現在糖尿病専門病院に1ヶ月に1度通っています。
そこの先生には、必ず1膳弱でいいからご飯を食べるように言われています。
そして、ベイスンを処方されていますが
糖質を摂っていないので飲んでいません。
ただこうなると、やはり、ほんの少しの糖質を摂るだけでも、薬を飲まないといけないのでしょうか。
そうじゃないと、当初、空腹時血糖値が
130~140あったのがせっかく100程度に落ち着いているのに、今日のように、食後4時間たっても237まで上がり続けている状態になってしまいます。今、本当に怖いです。
久しぶりにこのような数値で、このまま寝ている間も上がっているのではないかと、怖くて眠れません。
糖質1gで2型の場合3mg上昇とありますが、
それ以上にあがっています。
すみません。不安でとりとめのない長文になってしまいました。
アドバイスいただけましたら本当に助かります・・
それからというもの、糖尿病にはこれがいい、ということはほぼ体験しています。
江部先生のBlogや、もちろん糖質制限もしています。
最初の2か月は炭水化物は1日軽く1膳の雑穀米(雑穀8白米2の割合)と野菜中心でした。
その2か月で体重64kg→60kg
Hba1c9.1→7.8になりました。
それから今日までの3か月半は炭水化物0にしましたところ、体重60→58kg
Hba1c7.8→7.2です。(1月から特別な運動はしていません)
血糖値もなんとかコントロールできるようになっていましたが(空腹時100~110食後130~160)、
今日、久しぶりに春菊の天ぷら(薄衣)小さ目1個とタケノコの天ぷら卵半分くらいの大きさの物1個を生野菜サラダを食べた後、いただきましたところ、
食前血糖値110→食後2時間187→3時間222→4時間237・・と
上がり続けていました。
雑穀米を1日1膳弱食べていたころは
血糖値はここまであがってはこなかったのですが
久しぶりに天ぷらを口にしたとたん。異常な血糖値上昇に驚いてしまいました・・
糖質を全く摂取しないでいると、
少量を口にした時に、
耐糖能が悪化すると他で目にしたことがあり、
まさにそれなのかな。。と
不安に煽られています・・
現在糖尿病専門病院に1ヶ月に1度通っています。
そこの先生には、必ず1膳弱でいいからご飯を食べるように言われています。
そして、ベイスンを処方されていますが
糖質を摂っていないので飲んでいません。
ただこうなると、やはり、ほんの少しの糖質を摂るだけでも、薬を飲まないといけないのでしょうか。
そうじゃないと、当初、空腹時血糖値が
130~140あったのがせっかく100程度に落ち着いているのに、今日のように、食後4時間たっても237まで上がり続けている状態になってしまいます。今、本当に怖いです。
久しぶりにこのような数値で、このまま寝ている間も上がっているのではないかと、怖くて眠れません。
糖質1gで2型の場合3mg上昇とありますが、
それ以上にあがっています。
すみません。不安でとりとめのない長文になってしまいました。
アドバイスいただけましたら本当に助かります・・
2015/04/19(Sun) 00:45 | URL | keko | 【編集】
はじめまして。かんたんと申します。先生の、著書とブログで勉強中です。先生に、教えていただきたい事がありコメントさせていただいてます。
私は、長くご飯を食べるダイエットをしてきました。有名だったアレです。最初は、それでも痩せたのですが20年も続けると支障が沢山出てきました。
もう、何年も低血糖で苦しんでいます。それで、掛かり付けの内科医に相談したのですが理解されず、大きな病院に回されました。そこでは、インスリン値が基準値の3倍も出ていると言われました。インスリノーマを疑われ、更に大きな病院へ。そこで、糖分の負荷をする事になりました。検査中は、苦しくて倒れてしまいました。結果なのですが…。
GTT インスリン
空腹時 95 12.0
30分 152 73.6
60分 177 109.1
120分 112 43
180分 154 120.5
240分 60 4.9
このような結果でした。先生が言うには、インスリン抵抗性と高インスリン血症、反応性低血糖との事でした。
それで、私の悩みは形になったのですが、自分ので反応性低血糖を調べていて、とても機能性低血糖と症状が似ているので、頭が混乱しています。この、二つの違いとは何なのでしょうか?教えていただけたら助かります。この時の検査時の体重は76.5キロありました。とにかく、痩せなさいと言われたので、低カロリーダイエットで少し落とし、低血糖が苦しくて「もう、糖質取りたくない!」と思った頃に、糖質制限を知りました。それからは、トントン拍子で痩せて-8キロです。インスリンの調子など、また調べたいと思う半面、もう、あんな検査は嫌だと思っています。来月、内科で血液検査をするので、少しでも数値が良くなっていればと思います。
糖質制限を始めて、まだ日が浅いせいか夕方の低血糖が辛いです。そんな時は、チーズを食べながら「頑張れ私の肝臓!」と、糖新生が上手く出来るようになるのを待っています。
機能性低血糖と、反応性低血糖の違いの話から、ずれ込んで申し訳ありません。質問の、コメントいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
私は、長くご飯を食べるダイエットをしてきました。有名だったアレです。最初は、それでも痩せたのですが20年も続けると支障が沢山出てきました。
もう、何年も低血糖で苦しんでいます。それで、掛かり付けの内科医に相談したのですが理解されず、大きな病院に回されました。そこでは、インスリン値が基準値の3倍も出ていると言われました。インスリノーマを疑われ、更に大きな病院へ。そこで、糖分の負荷をする事になりました。検査中は、苦しくて倒れてしまいました。結果なのですが…。
GTT インスリン
空腹時 95 12.0
30分 152 73.6
60分 177 109.1
120分 112 43
180分 154 120.5
240分 60 4.9
このような結果でした。先生が言うには、インスリン抵抗性と高インスリン血症、反応性低血糖との事でした。
それで、私の悩みは形になったのですが、自分ので反応性低血糖を調べていて、とても機能性低血糖と症状が似ているので、頭が混乱しています。この、二つの違いとは何なのでしょうか?教えていただけたら助かります。この時の検査時の体重は76.5キロありました。とにかく、痩せなさいと言われたので、低カロリーダイエットで少し落とし、低血糖が苦しくて「もう、糖質取りたくない!」と思った頃に、糖質制限を知りました。それからは、トントン拍子で痩せて-8キロです。インスリンの調子など、また調べたいと思う半面、もう、あんな検査は嫌だと思っています。来月、内科で血液検査をするので、少しでも数値が良くなっていればと思います。
糖質制限を始めて、まだ日が浅いせいか夕方の低血糖が辛いです。そんな時は、チーズを食べながら「頑張れ私の肝臓!」と、糖新生が上手く出来るようになるのを待っています。
機能性低血糖と、反応性低血糖の違いの話から、ずれ込んで申し訳ありません。質問の、コメントいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
糖質制限食の効果の実証実験を、どこかの自治体ぐるみでやってくれませんかね。九州大学と久山町がやった実験を糖質制限でやれば、めざましい効果が表れて、医療費軽減が可能となることが証明できると考えるのですが。
2015/04/19(Sun) 08:46 | URL | ぜんたろう | 【編集】
精神科医師Aさん
<小児科の小国教授が小児ケトン食の講演>・・・実現したらいいですね。
海外招聘講演は、糖尿病母体の胎盤研究の第一人者 オーストラリア・クイーンズランド大学産婦人科教授Desoye 先生
Desoye 先生には、宗田先生の、胎盤組織間液のβヒドロキシ酪酸の研究データを教えてあげたいですね。
<小児科の小国教授が小児ケトン食の講演>・・・実現したらいいですね。
海外招聘講演は、糖尿病母体の胎盤研究の第一人者 オーストラリア・クイーンズランド大学産婦人科教授Desoye 先生
Desoye 先生には、宗田先生の、胎盤組織間液のβヒドロキシ酪酸の研究データを教えてあげたいですね。
2015/04/19(Sun) 09:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
クワトロ さん
まだまだよくわかっていません。
癌細胞は、ブドウ糖しかエネルギー源にできません。
ケトン体も脂肪酸も利用できません。
ケトン体は、人体における最も効率のよいエネルギー源であり、
動物実験ではガン細胞抑制作用が確認されています。
しかし、死滅までは無理と思います。
まだまだよくわかっていません。
癌細胞は、ブドウ糖しかエネルギー源にできません。
ケトン体も脂肪酸も利用できません。
ケトン体は、人体における最も効率のよいエネルギー源であり、
動物実験ではガン細胞抑制作用が確認されています。
しかし、死滅までは無理と思います。
2015/04/19(Sun) 09:27 | URL | ドクター江部 | 【編集】
クワトロさん
ケトン体で癌細胞は縮小・死滅しそうですよね。
研究してみます。
ケトン体で癌細胞は縮小・死滅しそうですよね。
研究してみます。
2015/04/19(Sun) 09:28 | URL | あんたにゃ | 【編集】
精神科医師A さん
ライザップの方針や方法は、糖質制限的な要素もありますが、私の方式とは異なるものです。
以前、ライザップから監修を頼まれましたが、断った経緯があります。
ライザップの方針や方法は、糖質制限的な要素もありますが、私の方式とは異なるものです。
以前、ライザップから監修を頼まれましたが、断った経緯があります。
2015/04/19(Sun) 09:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ともぞう さん
拙著のご購入、ありがとうございます。
HbA1cの改善も良かったです。
これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続けくださいね。
拙著のご購入、ありがとうございます。
HbA1cの改善も良かったです。
これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続けくださいね。
2015/04/19(Sun) 09:34 | URL | ドクター江部 | 【編集】
keko さん
「糖質1gで2型の場合3mg上昇」
これは、およその目安で、勿論個人差があります。
「糖質を全く摂取しないでいると、
少量を口にした時に、
耐糖能が悪化する」
こちらも個人差が大きいようです。
糖質を摂取するときだけ、ベイスンというのも良いと思います。
以下の私のブログ記事をご参照いただけば幸いです。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3220.html
糖質制限と耐糖能。改善と低下、個人差あり。
2014年12月21日 (日)
「糖質1gで2型の場合3mg上昇」
これは、およその目安で、勿論個人差があります。
「糖質を全く摂取しないでいると、
少量を口にした時に、
耐糖能が悪化する」
こちらも個人差が大きいようです。
糖質を摂取するときだけ、ベイスンというのも良いと思います。
以下の私のブログ記事をご参照いただけば幸いです。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3220.html
糖質制限と耐糖能。改善と低下、個人差あり。
2014年12月21日 (日)
2015/04/19(Sun) 09:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
かんたん さん
「反応性低血糖」と「機能性低血糖」
は、ほぼ同じものと考えてよいと思います。
夕方の低血糖予防には、午後3時~4時頃に、ナッツ類を20~30粒摂取されるとよいと思います。
「反応性低血糖」と「機能性低血糖」
は、ほぼ同じものと考えてよいと思います。
夕方の低血糖予防には、午後3時~4時頃に、ナッツ類を20~30粒摂取されるとよいと思います。
2015/04/19(Sun) 10:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ぜんたろう さん
賛成ですが、多額の費用と手間暇で大変は大変ですね。
賛成ですが、多額の費用と手間暇で大変は大変ですね。
2015/04/19(Sun) 10:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
inagaki さん
拙著のご購入そして情報をありがとうございます。
リンの摂りすぎが、寿命を縮めるのでは、というお話ですね。
アーモンドなどのリンは有機リンですが、それより良くないのが無機リンだそうです。
清涼飲料水(コーラやファンタ)や肉の加工食品に無機リンが多いです。
我々、糖質セイゲニストは、清涼飲料水は摂らないので、肉の加工食品を減らすくらいで
OKかと思います。
拙著のご購入そして情報をありがとうございます。
リンの摂りすぎが、寿命を縮めるのでは、というお話ですね。
アーモンドなどのリンは有機リンですが、それより良くないのが無機リンだそうです。
清涼飲料水(コーラやファンタ)や肉の加工食品に無機リンが多いです。
我々、糖質セイゲニストは、清涼飲料水は摂らないので、肉の加工食品を減らすくらいで
OKかと思います。
2015/04/19(Sun) 11:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生、こんにちは。お返事ありがとうございます。凄く嬉しいです。
早速、今日からナッツを間食します。
少しお話させて下さい。私は、発達障害による二次障害でうつ病になりました。出されたお薬が、リフレックスなのですが非常に私と相性が良く、徐々にですが元気になりました。医師には、「この薬は太ります。食欲増進しますよ。覚悟が少し必要かも。」と言われました。その後、1年間で、26キロ太りました。
糖質摂取の食事と、お薬で肥満に拍車がかかったのかもしれません。
そこで、糖質制限なのですが、お薬の食欲増進効果を逆手に取って痩せてしまおうと考えています。実際、糖質制限をしてから体重は順調に落ちています。楽しく続けて、もう少し体重が落ちて血糖値が安定したら、同じように精神科のお薬で肥満した方にも、糖質制限の話をしようと思っています。
先生、この度はありがとうございました。
早速、今日からナッツを間食します。
少しお話させて下さい。私は、発達障害による二次障害でうつ病になりました。出されたお薬が、リフレックスなのですが非常に私と相性が良く、徐々にですが元気になりました。医師には、「この薬は太ります。食欲増進しますよ。覚悟が少し必要かも。」と言われました。その後、1年間で、26キロ太りました。
糖質摂取の食事と、お薬で肥満に拍車がかかったのかもしれません。
そこで、糖質制限なのですが、お薬の食欲増進効果を逆手に取って痩せてしまおうと考えています。実際、糖質制限をしてから体重は順調に落ちています。楽しく続けて、もう少し体重が落ちて血糖値が安定したら、同じように精神科のお薬で肥満した方にも、糖質制限の話をしようと思っています。
先生、この度はありがとうございました。
先生、あんたにゃ、さん。
ありがとうございます。
やはり糖質制限食をしつつ、たまに普通食などの食事で楽しみながら、長く健康寿命を保ちたいものです。
高松での講演が楽しみです。
ありがとうございます。
やはり糖質制限食をしつつ、たまに普通食などの食事で楽しみながら、長く健康寿命を保ちたいものです。
高松での講演が楽しみです。
2015/04/19(Sun) 15:38 | URL | クワトロ | 【編集】
かんたん さん
糖質制限食で、体重が減少、良かったですね。
リフレックスはよい薬ですが、確かに太りやすいです。
糖質制限食の併用で肥満が防げれば、おおいに意味があります。
糖質制限食で、体重が減少、良かったですね。
リフレックスはよい薬ですが、確かに太りやすいです。
糖質制限食の併用で肥満が防げれば、おおいに意味があります。
2015/04/20(Mon) 22:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
日本腎臓学会
エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013
http://www.jsn.or.jp/guideline/pdf/CKD_evidence2013/03honbun_teisei.pdf
この問題に対しては,透析患者に食品添加物を含んだ食事を避けるように指導することで,血清リンが0.6 mg/dL 減少することがRCTで示されており,このような指導は食生活が欧米化しつつあるわが国の保存期CKD管理においても重要である。
(中略)
なお,同量の植物性たんぱく質と動物性たんぱく質では,同じリン/たんぱく質比であっても植物性たんぱく質のほうがリンの吸収が少なく,血清リン値がより低くなることがCKD 患者を対象としたクロスオーバー試験で示されている。
これは,ヒトが植物中のリンと結合しているフィチン酸を分解する酵素をもたず,吸収効率が悪いことが理由と考えられているが,その臨床的な有用性は今後さらに検証が必要である。
◇
要するに、ナッツのリンは吸収されにくいということです。
エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013
http://www.jsn.or.jp/guideline/pdf/CKD_evidence2013/03honbun_teisei.pdf
この問題に対しては,透析患者に食品添加物を含んだ食事を避けるように指導することで,血清リンが0.6 mg/dL 減少することがRCTで示されており,このような指導は食生活が欧米化しつつあるわが国の保存期CKD管理においても重要である。
(中略)
なお,同量の植物性たんぱく質と動物性たんぱく質では,同じリン/たんぱく質比であっても植物性たんぱく質のほうがリンの吸収が少なく,血清リン値がより低くなることがCKD 患者を対象としたクロスオーバー試験で示されている。
これは,ヒトが植物中のリンと結合しているフィチン酸を分解する酵素をもたず,吸収効率が悪いことが理由と考えられているが,その臨床的な有用性は今後さらに検証が必要である。
◇
要するに、ナッツのリンは吸収されにくいということです。
2015/05/04(Mon) 15:18 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
有益な情報をありがとうございます。
透析患者において
1)食品添加物のリンはさける。
2)動物性蛋白質のリンは少なめにする。
3)ナッツなど植物のリンは、比較的OK。
ということですね。
有益な情報をありがとうございます。
透析患者において
1)食品添加物のリンはさける。
2)動物性蛋白質のリンは少なめにする。
3)ナッツなど植物のリンは、比較的OK。
ということですね。
2015/05/04(Mon) 17:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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