2015年04月05日 (日)
こんばんは。
いよいよ、うどん県で、糖質制限食の講演会を行うこととなりました。
■日時:2015年4月26日(日)14:00~16:10
※開場・受付は13:40~
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません
~糖尿病・生活習慣病を予防&改善する糖質制限食~」
■会場: サンポートホール高松 54会議室
私の連れ合いは、香川県高松市出身なので、高松には何度も訪れて、昔は私もうどんをしっかり食べてました。
勿論、糖尿人発覚以前のことですが・・・。
当時、喫茶店のメニューに普通にうどんがあるのに、びっくりしました。
最近の香川県のソウルフード、アンケート
1位「讃岐うどん」86.5%
2位「讃岐うどんバーガー」15.0%
3位「小豆島そうめん」11.9%
4位「ぴっぴ飯」10.9%
5位「骨付鳥」10.4%
トップ5のうち、3つがうどんからみで、さすがです。
骨付き鳥以外は、全て炭水化物ですね。
香川県では2012年度から、県内小中学校で実施する血液検査を含む小児生活習慣病予防健診にもとづく実態把握を開始しています。
糖尿病予防のため、全県の都道府県単位で小学生の血液検査が実施されるのは、全国でもはじめてのことです。
これはこれでなかなか素晴らしい試みです。
ところが、2013年の健診で
『香川県の小学校4年生の、1割強が、血液検査で肝機能や脂質異常があり、HbA1cも1割強が糖尿病の疑いがあるか、発症リスクが高いレベル』
ということです。
小学生の血液検査による健診は、全国でもはじめてのことらしいので、他の県との比較はできません。
しかし、どう考えてもこの数字は多いように思えます。
普通に考えて、親と同じようなものを子供も食べると思います。
そうすると、うどんを二玉・三玉食べて、天ぷらやおにぎりも併せてとか、「うどん+いなり寿司・巻きずし」という大人と一緒の
「最凶のダブル炭水化物パターン」が子供でも日常の可能性があります。( ̄_ ̄|||)
「ダブル炭水化物→脂肪肝」「ダブル炭水化物→糖尿病」
というパターンは、私達、糖質セイゲニストから見ると、脂肪肝や糖尿病発症の王道のようなもので、本当に困ったものです。 (→ο←)
香川県以外では、ここまでのダブル炭水化物食は、一般的ではないと思いますので、
『小学校4年生の、1割強が、血液検査で肝機能や脂質異常があり、HbA1cも1割強が糖尿病の疑いがあるか、発症リスクが高いレベル』
というようなことは考えにくいです。
香川の人口10万人当たりの糖尿病受療率は308人で全国ワースト2位、糖尿病による死亡率は同ワースト9位です。
県は今後も、小児期からの正しい生活習慣を啓発する施策に力を入れるそうですが、
「炭水化物の頻回・過剰摂取こそが、糖尿病・肥満・生活習慣病発症の元凶である。」
という本質に気がつかない限りは、香川県では、成人も子供も、脂肪肝・糖尿病・生活習慣病の罠から逃れることは、なかなか困難と思えます。
香川県の皆様、是非是非、本講演会にご参加いただき、講演内容を吟味して、自分自身の頭で考えて、ご判断いただけば幸いです。
江部康二
☆☆☆
*************
以下、事務局からのご案内です。
ブログ読者の皆様、講演会へいつも多数ご参加いただきまして、ありがとうござ います。
4月26日(日)、香川県高松市で一般向けの講演会を開催することとなりました。
四国、瀬戸内地方の皆様をはじめ、多数のご参加を心よりお待ちしております。
///////////////////ご案内/////////////////////
日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(香川)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません
~糖尿病・生活習慣病を予防&改善する糖質制限食~」
■日時: 2015年4月26日(日) 14:00~16:10頃 ※開場・受付は13:40~
■会場: サンポートホール高松 54会議室
香川県高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー内ホール棟5階
http://www.sunport-hall.jp/access/
☆アクセス: JR高松駅から徒歩3分
■講師: 江部 康二
(一財)高雄病院理事長・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
■内容: 講演90分と質疑応答30分程度を予定しております。
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(非会員) 2,500円
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1.下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2.事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3.入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4.当日、直接会場までお越し下さい。
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは4月24日(金)までに事務局までご連絡願います。
■お申し込み方法
★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1.入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/#!membership/cdt9
2.お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に「4/26 香川講演会受講希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/#!inquiry/c1u8p
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
こちらからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/#!form-ippan/c1yjl
いよいよ、うどん県で、糖質制限食の講演会を行うこととなりました。
■日時:2015年4月26日(日)14:00~16:10
※開場・受付は13:40~
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません
~糖尿病・生活習慣病を予防&改善する糖質制限食~」
■会場: サンポートホール高松 54会議室
私の連れ合いは、香川県高松市出身なので、高松には何度も訪れて、昔は私もうどんをしっかり食べてました。
勿論、糖尿人発覚以前のことですが・・・。
当時、喫茶店のメニューに普通にうどんがあるのに、びっくりしました。
最近の香川県のソウルフード、アンケート
1位「讃岐うどん」86.5%
2位「讃岐うどんバーガー」15.0%
3位「小豆島そうめん」11.9%
4位「ぴっぴ飯」10.9%
5位「骨付鳥」10.4%
トップ5のうち、3つがうどんからみで、さすがです。
骨付き鳥以外は、全て炭水化物ですね。
香川県では2012年度から、県内小中学校で実施する血液検査を含む小児生活習慣病予防健診にもとづく実態把握を開始しています。
糖尿病予防のため、全県の都道府県単位で小学生の血液検査が実施されるのは、全国でもはじめてのことです。
これはこれでなかなか素晴らしい試みです。
ところが、2013年の健診で
『香川県の小学校4年生の、1割強が、血液検査で肝機能や脂質異常があり、HbA1cも1割強が糖尿病の疑いがあるか、発症リスクが高いレベル』
ということです。
小学生の血液検査による健診は、全国でもはじめてのことらしいので、他の県との比較はできません。
しかし、どう考えてもこの数字は多いように思えます。
普通に考えて、親と同じようなものを子供も食べると思います。
そうすると、うどんを二玉・三玉食べて、天ぷらやおにぎりも併せてとか、「うどん+いなり寿司・巻きずし」という大人と一緒の
「最凶のダブル炭水化物パターン」が子供でも日常の可能性があります。( ̄_ ̄|||)
「ダブル炭水化物→脂肪肝」「ダブル炭水化物→糖尿病」
というパターンは、私達、糖質セイゲニストから見ると、脂肪肝や糖尿病発症の王道のようなもので、本当に困ったものです。 (→ο←)
香川県以外では、ここまでのダブル炭水化物食は、一般的ではないと思いますので、
『小学校4年生の、1割強が、血液検査で肝機能や脂質異常があり、HbA1cも1割強が糖尿病の疑いがあるか、発症リスクが高いレベル』
というようなことは考えにくいです。
香川の人口10万人当たりの糖尿病受療率は308人で全国ワースト2位、糖尿病による死亡率は同ワースト9位です。
県は今後も、小児期からの正しい生活習慣を啓発する施策に力を入れるそうですが、
「炭水化物の頻回・過剰摂取こそが、糖尿病・肥満・生活習慣病発症の元凶である。」
という本質に気がつかない限りは、香川県では、成人も子供も、脂肪肝・糖尿病・生活習慣病の罠から逃れることは、なかなか困難と思えます。
香川県の皆様、是非是非、本講演会にご参加いただき、講演内容を吟味して、自分自身の頭で考えて、ご判断いただけば幸いです。
江部康二
☆☆☆
*************
以下、事務局からのご案内です。
ブログ読者の皆様、講演会へいつも多数ご参加いただきまして、ありがとうござ います。
4月26日(日)、香川県高松市で一般向けの講演会を開催することとなりました。
四国、瀬戸内地方の皆様をはじめ、多数のご参加を心よりお待ちしております。
///////////////////ご案内/////////////////////
日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(香川)
「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません
~糖尿病・生活習慣病を予防&改善する糖質制限食~」
■日時: 2015年4月26日(日) 14:00~16:10頃 ※開場・受付は13:40~
■会場: サンポートホール高松 54会議室
香川県高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー内ホール棟5階
http://www.sunport-hall.jp/access/
☆アクセス: JR高松駅から徒歩3分
■講師: 江部 康二
(一財)高雄病院理事長・(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
■内容: 講演90分と質疑応答30分程度を予定しております。
■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(非会員) 2,500円
■お支払い方法:
クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
■お申し込みの流れ:
1.下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2.事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3.入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4.当日、直接会場までお越し下さい。
■その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは4月24日(金)までに事務局までご連絡願います。
■お申し込み方法
★賛助会員の方:事務局までメールにてお申し込み下さい。
★賛助会員入会をご希望の方:
1.入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/#!membership/cdt9
2.お申し込みは下のフォームからお願いします。
「通信」欄に「4/26 香川講演会受講希望」とご記入下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/#!inquiry/c1u8p
★一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方:
こちらからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/#!form-ippan/c1yjl
コレステロールは少ないと逆に危険?
という記事を見つけました↓
また、昨日のNHKスペシャルでは、米がアレルギー抑制効果があるという内容を配信してましたが、私的にはスルーしました。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150405-00010001-biz_bj-nb&ref=clipRank
という記事を見つけました↓
また、昨日のNHKスペシャルでは、米がアレルギー抑制効果があるという内容を配信してましたが、私的にはスルーしました。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150405-00010001-biz_bj-nb&ref=clipRank
2015/04/06(Mon) 09:47 | URL | クワトロ | 【編集】
この度賛助会員入会、そして初参加させていただきます。
私は何年か前に健診でヘモグロビンa1cが高いからかかりつけの病院へ行きなさいと言われ、親がよく行っていた内科へ受診しましたが、私が糖尿病なのかどうなのか、どの位の程度なのか知らされず薬を処方されハッキリしないまま数年が経ち、丁度1年前に1ヶ月出張後の採血でa1cが8.4に上がっており、今後薬の量が増えることを承諾しろと一筆書かされ数年受診と薬を服用しててこれではダメだと探していたところ先生のブログにたどり着きました。
丁度その時とタイミングが同じで、その医師から新発売の
「フォシーガ」
を処方されており、ここ数ヶ月はa1cは5後半から6前半を行き来しています。
現在、「フォシーガ」は量こそ2日に1回と減らされてはいるものの処方されています。
私はこれをなるべく飲まないようにしておりましてここ4ヶ月くらいは私は糖質制限をしているからだと思っており、医師は「フォシーガ」が私の身体に合っていると言います。
私の身体は私が責任を持つ思いの元、「糖質制限」に舵を切っていきたいのですが周りにそのような医者、病院は無く困っておりました。
先生、高松講演ありがとうございます!
できれば少しでもお話できればなと思っております。
長々と申し訳ありませんでした。
私は何年か前に健診でヘモグロビンa1cが高いからかかりつけの病院へ行きなさいと言われ、親がよく行っていた内科へ受診しましたが、私が糖尿病なのかどうなのか、どの位の程度なのか知らされず薬を処方されハッキリしないまま数年が経ち、丁度1年前に1ヶ月出張後の採血でa1cが8.4に上がっており、今後薬の量が増えることを承諾しろと一筆書かされ数年受診と薬を服用しててこれではダメだと探していたところ先生のブログにたどり着きました。
丁度その時とタイミングが同じで、その医師から新発売の
「フォシーガ」
を処方されており、ここ数ヶ月はa1cは5後半から6前半を行き来しています。
現在、「フォシーガ」は量こそ2日に1回と減らされてはいるものの処方されています。
私はこれをなるべく飲まないようにしておりましてここ4ヶ月くらいは私は糖質制限をしているからだと思っており、医師は「フォシーガ」が私の身体に合っていると言います。
私の身体は私が責任を持つ思いの元、「糖質制限」に舵を切っていきたいのですが周りにそのような医者、病院は無く困っておりました。
先生、高松講演ありがとうございます!
できれば少しでもお話できればなと思っております。
長々と申し訳ありませんでした。
2015/04/06(Mon) 10:30 | URL | たかひろ | 【編集】
こんにちは。いつもお返事ありがとうございます。
糖質制限をしている母が【卵巣のう腫】の腹腔鏡手術をします。
術後の入院食は五分粥などから慣らすそうですが
糖質制限を伝えてはいるのですが、そのままの
スケジュールになっています。
点滴(ブドウ糖)も、もしかしたらあり得るかもしれません。
この場合、病院の方針に従わなければならないのかも
しれませんが、自分で対応できることがあれば
アドバイスいただけないでしょうか。
今まで、炭水化物を全くとらずに1年間やってきたのに
入院食で体調不良が出ると怖いです。
考えられることがあれば教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
糖質制限をしている母が【卵巣のう腫】の腹腔鏡手術をします。
術後の入院食は五分粥などから慣らすそうですが
糖質制限を伝えてはいるのですが、そのままの
スケジュールになっています。
点滴(ブドウ糖)も、もしかしたらあり得るかもしれません。
この場合、病院の方針に従わなければならないのかも
しれませんが、自分で対応できることがあれば
アドバイスいただけないでしょうか。
今まで、炭水化物を全くとらずに1年間やってきたのに
入院食で体調不良が出ると怖いです。
考えられることがあれば教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
2015/04/06(Mon) 16:22 | URL | 美月 | 【編集】
クワトロ さん
情報をありがとうございます。
コレステロールのヤフージャパンの記事は
「コレステロールは高い方が長生き」という日本脂質栄養学会の立場に立つものですね。
日本動脈硬化学会はコレステロール値を下げるように指導していますが、
私も、日本脂質栄養学会の見解に賛成です。
情報をありがとうございます。
コレステロールのヤフージャパンの記事は
「コレステロールは高い方が長生き」という日本脂質栄養学会の立場に立つものですね。
日本動脈硬化学会はコレステロール値を下げるように指導していますが、
私も、日本脂質栄養学会の見解に賛成です。
2015/04/07(Tue) 09:53 | URL | ドクター江部 | 【編集】
たかひろ さん
賛助会員ご入会、講演会へのご参加、ありがとうございます。
高松、坂出にも糖質制限に理解のある医師はおられますので、大丈夫と思います。
「フォシーガ」は短期的には脱水に注意すれば有用な薬ですが、
6ヶ月以上の内服だと基礎代謝を落とす可能性があるので、短期間にとどめるべき薬です。
スーパー糖質制限食で、藥なしなら、一番いいです。
賛助会員ご入会、講演会へのご参加、ありがとうございます。
高松、坂出にも糖質制限に理解のある医師はおられますので、大丈夫と思います。
「フォシーガ」は短期的には脱水に注意すれば有用な薬ですが、
6ヶ月以上の内服だと基礎代謝を落とす可能性があるので、短期間にとどめるべき薬です。
スーパー糖質制限食で、藥なしなら、一番いいです。
2015/04/07(Tue) 10:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
美月 さん
点滴は、ブドウ糖の入っていない、乳酸リンゲル液などをお願いしましょう。
術後の回復食ですが、豆腐、煮魚、卵、軟野菜などは、糖質制限食OKです。
点滴は、ブドウ糖の入っていない、乳酸リンゲル液などをお願いしましょう。
術後の回復食ですが、豆腐、煮魚、卵、軟野菜などは、糖質制限食OKです。
2015/04/07(Tue) 10:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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