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運動とエネルギー源②長時間の運動
こんばんは。

京都は、朝から雪が降り続いています。天気予報がよく当たりました。寒いです。
朝一番で、8時頃右京区の高雄病院に出勤、その後移動して、左京区の江部診療所に9時20分到着。

雪でキャンセルが多いかと思いましたが、患者さんほとんど来られました。

雪のため途中で引き返した方が、お一人だけおられましたが…。

午後2時半診療を終えて、患者さんと面談のため再び高雄病院へ。

京都市内中心部も積雪が、シャーベット状になってました。

高雄病院の入り口の坂が、積雪のため進入禁止になっていたので、遠回りして
平坦な裏口から入りました。

高雄は、雪の量が市内中心部より多いですから、さすがに走っている車は少なかったです。

いやはや雪の中、今夜は宴会なのですが、蛮勇を奮って震えながら出かけます。(=_=)

さて今回は、運動とエネルギー源の二回目、長時間の運動の考察です。

2、長時間の運動
通常「長時間の運動」というのは、30~180分間は維持できる運動強度を示しています。

有酸素運動の持久力トレーニングを行えば、筋肉細胞のミトコンドリア密度が高まり、ミトコンドリアの近くにある脂肪滴が増えることがわかっています。

長時間の運動後、この筋肉内の脂肪滴が大幅に減っていることが確認されています。

一流スポーツアスリートは、体脂肪率は一般人より低いですが、筋肉細胞中の脂肪滴は多く、また血液中の脂肪酸の利用能力も高まっており、これが鍛えた効果です。

それから、糖質制限食(高脂肪食)を実践中は、常に脂肪が分解され血中の脂肪酸・ケトン体が高値であり、筋肉細胞は血中からの脂肪酸も利用し易くなっています。

従って、筋肉細胞は、血液からも自身の内部からも上手に脂肪酸を利用することにより、筋肉中のグリコーゲンを節約することができるのです。

長時間の運動においても、筋肉中のグリコーゲンが節約できれば、持久力・スタミナがつきます。

逆に筋肉中のグリコーゲンが一定以下に減少・枯渇したら、筋肉は疲労のため動かなくなります。

長時間の運動のごく初期の1~2分は、高強度の運動と同様に嫌気的エネルギーが利用されますが、その後脂肪と糖質の酸化的リン酸化による、好気的エネルギー供給に代わります。

江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
サプリ?
糖質制限を真面目に実効している最中はほぼ自炊です肉・魚・卵・チーズ・ナッツ・野菜ちょっとみたいな…肉食獣になっちゃってますこうゆう時サプリでお手軽に補っちゃおうかと考えるんですが医師によっては必要なしスポーツ選手じゃあるまいしと言う先生もいるし江部先生はサプリメントについてどう思われますか?また江部先生が常用してるサプリメントがあったら教えて下さい!マカとか言わないで下さいね笑ってしまうので……´ε`

ところでHUNTER×HUNTERはホントに再開するんだろか…`ε´
2008/02/10(Sun) 05:55 | URL | 東山 | 【編集
運動時のインスリン
こんにちは、先生。
長時間の運動のエネルギー源として、利用される順番を、
①筋の中のグリコーゲン
②血液中のグルコースと遊離脂肪酸
③肝から放出されるグルコース
と、理解していますが、正しいでしょうか?
また、これらを利用する際、インスリンがないとケトン体の生合成が増大する、正しいでしょうか?
そのインスリン量は、運動量に比例するのでしょうか?
以前、基礎インスリンだけで運動して、BGが上昇したり、低血糖になったりと一定しなかったので疑問に思っています。
運動後に③の失われた肝への補充のために、長時間後にも低血糖の可能性があるのだと考えていますが、間違っておりますか?
判りやすく、ご教示いただけたら嬉しいです。
2008/02/10(Sun) 17:19 | URL | my | 【編集
運動時のインスリン
専門家ではないのですが、今まで江部先生のブログをもとに得た知識を基にmy#JalddaAさんの疑問点を自分なりに検証してみたいと思います。間違えている点があればご指摘頂ければ幸いですし、江部先生に再度レクチャーいただければ幸いです。
糖質利用度云々ではなく、糖質制限によって脂肪遊離酸を使う度合いが高くなると、ケトン体が高くのではないでしょうか。また、インスリン量の増加は膵臓の機能程度に比例するのであり、運動の過多によるものではないと思います。
運動による血糖値の改善はインスリンの分泌量増加ではなく、細胞表面のグルット4の活性化等による、ブドウ糖の取り込み増進=インスリン抵抗性の改善にあるのではないのでしょうか。
この文は精一杯理解しようとした結果です。間違えていたらご指摘下さい。お願い申し上げます。
2008/02/13(Wed) 00:06 | URL | 街のクマ | 【編集
街のくまさん。

いつもコメントありがとうございます。
私もテーラーメードダイエットの枠組みで
人類全体の食生活を考えいますので、
街のくまさんと同様に、
糖尿病や肥満でない人は玄米など食べて頂いてよいと思っています。

耐糖能、山梨医科大学名誉教授 佐藤章夫先生のホームページ見ました。
耐糖能に関しては詳しい情報がありますので、高雄病院の
ホームページの「問い合わせ先」にメールしていただけますか?
2008/02/13(Wed) 14:08 | URL | 江部康二 | 【編集
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