2015年03月24日 (火)
こんばんは。
「脂質制限ガイドラインは間違っている?」という記事が、MT Proに掲載されました。
北里研究所病院糖尿病センター山田悟医師が執筆しておられます。
脂質制限食が、本当に心血管疾患を予防できるのか否か、近年、世界で論争となっています。
従来の常識では
「動物性脂肪の主成分の飽和脂肪酸が脳心血管イベントに良くないので、植物性脂肪を中心に不飽和脂肪酸を摂取するのがよい」
ということが過去言われてきました。
これに対して、例えば 2010年のAm J Clin Nutr(臨床栄養学雑誌)に、メタアナリシスと総説が発表されました。
21論文、約35万人をメタアナリシスして、5~23年追跡して1.1万人の脳心血管イベントが発生しました。
そして飽和脂肪摂取量と脳心血管イベントハザード比を検証してみると、飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は、関係がないことが明らかとなりました。(*)
今回,1983年以前に報告されていたランダム化比較試験(RCT)7論文を、メタ解析した結果「脂肪制限は冠動脈疾患死や全死亡を全く予防できていない」と結論づけた論文がOpen Heart(2015; 2: e000196)に報告されました。
Open HeartはBMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)の姉妹誌です。
さらに、日本人が対象の日本のコホート研究において、脂質摂取とさまざまなアウトカムとの間に相関がないか、負の相関があるそうです。
それも1件だけではなく、複数のコホート研究においてそうした負の相関が認められているとのことです。
つまり脂肪制限どころか、しっかり食べた方が総死亡率が減る可能性が高いわけです。
糖質セイゲニストにとって、大変嬉しい追い風が世界でも日本でも吹いてきましたね。
(*)
Siri-Tarino, P.W., et al., Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease. Am J Clin Nutr, 2010. 91(3): p. 535-46.
☆☆☆
以下MT Pro記事から一部抜粋
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr150303.html
脂質制限ガイドラインは間違っている?
RCTのメタ解析からは脂質制限の結論は得られない
北里研究所病院糖尿病センター 山田 悟
研究の背景:脂質制限に対する批判論が世界的に噴出
多くの学会のガイドラインは心血管疾患の予防のために脂質摂取を制限するよう求めてきた。わが国の『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012』でも脂肪エネルギー比を20~25%にするようにとの記述があり(p57),それは『動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002』(p25)から一貫したものである。
米国においては1977年に「Dietary goals for the United States 1st ed.」,英国においては1983年に「A discussion paper on proposals for nutritional guidelines for health education in Britain」と,脂質制限を求めるガイドラインが初めてつくられたが,逆に高脂質食による介入で心血管疾患が予防されることを明らかにしたPREDIMED試験(N Engl J Med 2013; 368: 1279-1290)や,飽和脂肪酸をω-6リノール酸に置換する介入でかえって心血管疾患が増えることを示したSydney Diet Heart Studyの結果が報告されて以降(BMJ 2013; 346: e8707),がぜん,脂質制限に対する批判論が世界的に噴出してきている(Adv Nutr 2013; 4: 294-302,BMJ 2013; 347: f6340,Ann Nutr Metab 2013; 63: 159-167,Eur J Nutr 2015年2月4日オンライン版)。
今回,1983年以前に報告されていたランダム化比較試験(RCT)をメタ解析しても,脂肪制限は冠動脈疾患死や全死亡を全く予防できておらず,こうした英米のガイドラインはその成立時点から間違っていたとする論文がBMJの姉妹誌Open Heart(2015; 2: e000196)に報告されたのでご紹介したい。
研究のポイント1:
6件のRCT,7本の論文をメタ解析の対象に
本研究では,英国・西スコットランド大学を中心とした研究者らが,MEDLINE,Cochrane Libraryのデータベースから,“RCTで,脂質摂取やコレステロール摂取への介入を行い,1年以上の試験期間をもっていて,全死亡率がアウトカムとして報告されている研究”を収集した。EMBASEなどの他の有名なデータベースは,当時の試験の登録数が十分でないことから対象とされなかった。
当初の検索で98本の論文がヒットしたが,題名や抄録から80本が除外され,非ランダム化比較試験であったり,クロスオーバー試験であったりすることなどからさらなる除外をして,最終的に6件の研究,7本の論文が採用された。この検索は2人の研究者が独立して担当し,最終的な6件の研究の採用においては両者が同意したという。6件のうち,3件はアウトカム評価に対して盲検化しており,3件はアウトカム評価に非盲検であった。
研究のポイント2:
脂質制限は全死亡予防にも冠動脈疾患死予防にも無効
その結果,これらのRCTは2,467人の被検者を含んでおり(脂質制限群1,227人,対照群1,240人),計740人が死亡(うち冠動脈疾患死が423人)していた。脂質制限群の死亡者数はいずれも370人で同数であり,死亡率は脂質制限群では30.2%,対照群では29.8%で有意差はなかった(図1)。
dr150303_fig1.jpg
冠動脈疾患死については脂質制限群で207人,対照群で216人であり,やはり両者に有意差はなかった(図2)。
dr150303_fig2.jpg
私の考察:日本においては脂質摂取は奨励されるべき?
世界中が脂質制限食を推奨する契機となった論文として有名なのはSeven Countries Study〔Circulation 1970; 41(4 suppl): I186-I195〕である。しかし,この研究は観察研究であり,今のEvidence-Based Medicine(EBM:科学的根拠に基づく医療)※ではエビデンスレベルが低い研究という位置付けになる。今回の研究者らは1983年に英国の最初の脂質制限ガイドラインができるまでに報告されていたRCTを収集し,1990年代に確立されたEBM(JAMA 1993; 270: 2093-2095)の観点から,それら英米のガイドラインが妥当だったといえるかどうかを検証しようとしたのである。そして,そうした現在のEBMの観点で見ると,1977年や1983年に作成された脂質制限を推奨するガイドラインは,全くもってエビデンスに基づいておらず,そのような結論にはならないはずだというのが今回の論文の著者Harcombe氏らの主張である。
一方,本論文のEditorialで英国保健サービス(NHS)の循環器医であるBahl氏は「今回のRCTのメタ解析で脂質制限食の有効性が示されなかったことは,アドヒアランスのことを考えれば驚くべきものではなく,既存の観察研究における脂質摂取と心血管疾患の正の相関を考えれば,脂質制限を推奨するガイドラインを改訂する必要はない」との反論をしている(Open Heart2015; 2: e000229)。
例えてみれば,「睡眠時間を7時間以上にすれば,居眠り運転を減らせる」という仮説があったとして,そのような指導へのアドヒアランスは実社会で高いわけはなく,そのような指導をすることの価値がRCTで示されなかったとしても,それでも「睡眠時間を7時間以上にすべきだ」という文言をガイドラインに残したい,という主張をしているのがBahl氏であり,そんな指導には実効性がないから意味がないと主張しているのがHarcombe氏らなのかもしれない。そう考えると,両者の主張はそれぞれに理解ができるものとなる。
ただ,そうはならないのがわが国である。わが国の観察研究では,脂質摂取とさまざまなアウトカムとの間に相関がないか,負の相関があるのである。それも1件だけではなく,複数のコホート研究においてそうした負の相関が認められている。ここ数年間で報告された総脂質摂取と死亡率の関係もそうである(JACC; Nutr Metab 2014; 11: 12,J Nutr 2012; 142: 1713-1719)。さらに,トランス脂肪酸を除いて最も心血管イベントと関連すると疑われている飽和脂肪酸に限定して,心血管イベントとの相関を見てもそうである(JPHC; Eur Heart J 2013; 34: 1225-1232,JACC; Am J Clin Nutr 2010; 92: 759-765,LSS; Stroke 2004; 35: 1531-1537)。
そう考えると,仮に欧米のガイドラインに(欧米人の観察研究のデータを基に)脂質摂取を制限すべきだとする文言が残ったとしても,わが国では(日本人の観察研究のデータを基に)脂質摂取を増やすべきだと主張することはあっても,制限すべきだとする根拠は存在しないことになる。
昨年,雑誌Time(2014年6月23日号)が表紙に「Eat Butter」という文字を載せ,脂質制限をやめるように(ending the war on fat)と全米に勧告したが,実は,わが国でも,昨年報告された日本人の食事摂取基準2015で,脂質摂取の目安量がエネルギー比率20~30%とされ,食事摂取基準2010における20~25%が緩和されていた。実は,既にわが国でも脂質制限の時代は終焉を迎え始めているのかもしれない。
「脂質制限ガイドラインは間違っている?」という記事が、MT Proに掲載されました。
北里研究所病院糖尿病センター山田悟医師が執筆しておられます。
脂質制限食が、本当に心血管疾患を予防できるのか否か、近年、世界で論争となっています。
従来の常識では
「動物性脂肪の主成分の飽和脂肪酸が脳心血管イベントに良くないので、植物性脂肪を中心に不飽和脂肪酸を摂取するのがよい」
ということが過去言われてきました。
これに対して、例えば 2010年のAm J Clin Nutr(臨床栄養学雑誌)に、メタアナリシスと総説が発表されました。
21論文、約35万人をメタアナリシスして、5~23年追跡して1.1万人の脳心血管イベントが発生しました。
そして飽和脂肪摂取量と脳心血管イベントハザード比を検証してみると、飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は、関係がないことが明らかとなりました。(*)
今回,1983年以前に報告されていたランダム化比較試験(RCT)7論文を、メタ解析した結果「脂肪制限は冠動脈疾患死や全死亡を全く予防できていない」と結論づけた論文がOpen Heart(2015; 2: e000196)に報告されました。
Open HeartはBMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)の姉妹誌です。
さらに、日本人が対象の日本のコホート研究において、脂質摂取とさまざまなアウトカムとの間に相関がないか、負の相関があるそうです。
それも1件だけではなく、複数のコホート研究においてそうした負の相関が認められているとのことです。
つまり脂肪制限どころか、しっかり食べた方が総死亡率が減る可能性が高いわけです。
糖質セイゲニストにとって、大変嬉しい追い風が世界でも日本でも吹いてきましたね。
(*)
Siri-Tarino, P.W., et al., Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease. Am J Clin Nutr, 2010. 91(3): p. 535-46.
☆☆☆
以下MT Pro記事から一部抜粋
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr150303.html
脂質制限ガイドラインは間違っている?
RCTのメタ解析からは脂質制限の結論は得られない
北里研究所病院糖尿病センター 山田 悟
研究の背景:脂質制限に対する批判論が世界的に噴出
多くの学会のガイドラインは心血管疾患の予防のために脂質摂取を制限するよう求めてきた。わが国の『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012』でも脂肪エネルギー比を20~25%にするようにとの記述があり(p57),それは『動脈硬化性疾患診療ガイドライン2002』(p25)から一貫したものである。
米国においては1977年に「Dietary goals for the United States 1st ed.」,英国においては1983年に「A discussion paper on proposals for nutritional guidelines for health education in Britain」と,脂質制限を求めるガイドラインが初めてつくられたが,逆に高脂質食による介入で心血管疾患が予防されることを明らかにしたPREDIMED試験(N Engl J Med 2013; 368: 1279-1290)や,飽和脂肪酸をω-6リノール酸に置換する介入でかえって心血管疾患が増えることを示したSydney Diet Heart Studyの結果が報告されて以降(BMJ 2013; 346: e8707),がぜん,脂質制限に対する批判論が世界的に噴出してきている(Adv Nutr 2013; 4: 294-302,BMJ 2013; 347: f6340,Ann Nutr Metab 2013; 63: 159-167,Eur J Nutr 2015年2月4日オンライン版)。
今回,1983年以前に報告されていたランダム化比較試験(RCT)をメタ解析しても,脂肪制限は冠動脈疾患死や全死亡を全く予防できておらず,こうした英米のガイドラインはその成立時点から間違っていたとする論文がBMJの姉妹誌Open Heart(2015; 2: e000196)に報告されたのでご紹介したい。
研究のポイント1:
6件のRCT,7本の論文をメタ解析の対象に
本研究では,英国・西スコットランド大学を中心とした研究者らが,MEDLINE,Cochrane Libraryのデータベースから,“RCTで,脂質摂取やコレステロール摂取への介入を行い,1年以上の試験期間をもっていて,全死亡率がアウトカムとして報告されている研究”を収集した。EMBASEなどの他の有名なデータベースは,当時の試験の登録数が十分でないことから対象とされなかった。
当初の検索で98本の論文がヒットしたが,題名や抄録から80本が除外され,非ランダム化比較試験であったり,クロスオーバー試験であったりすることなどからさらなる除外をして,最終的に6件の研究,7本の論文が採用された。この検索は2人の研究者が独立して担当し,最終的な6件の研究の採用においては両者が同意したという。6件のうち,3件はアウトカム評価に対して盲検化しており,3件はアウトカム評価に非盲検であった。
研究のポイント2:
脂質制限は全死亡予防にも冠動脈疾患死予防にも無効
その結果,これらのRCTは2,467人の被検者を含んでおり(脂質制限群1,227人,対照群1,240人),計740人が死亡(うち冠動脈疾患死が423人)していた。脂質制限群の死亡者数はいずれも370人で同数であり,死亡率は脂質制限群では30.2%,対照群では29.8%で有意差はなかった(図1)。
dr150303_fig1.jpg
冠動脈疾患死については脂質制限群で207人,対照群で216人であり,やはり両者に有意差はなかった(図2)。
dr150303_fig2.jpg
私の考察:日本においては脂質摂取は奨励されるべき?
世界中が脂質制限食を推奨する契機となった論文として有名なのはSeven Countries Study〔Circulation 1970; 41(4 suppl): I186-I195〕である。しかし,この研究は観察研究であり,今のEvidence-Based Medicine(EBM:科学的根拠に基づく医療)※ではエビデンスレベルが低い研究という位置付けになる。今回の研究者らは1983年に英国の最初の脂質制限ガイドラインができるまでに報告されていたRCTを収集し,1990年代に確立されたEBM(JAMA 1993; 270: 2093-2095)の観点から,それら英米のガイドラインが妥当だったといえるかどうかを検証しようとしたのである。そして,そうした現在のEBMの観点で見ると,1977年や1983年に作成された脂質制限を推奨するガイドラインは,全くもってエビデンスに基づいておらず,そのような結論にはならないはずだというのが今回の論文の著者Harcombe氏らの主張である。
一方,本論文のEditorialで英国保健サービス(NHS)の循環器医であるBahl氏は「今回のRCTのメタ解析で脂質制限食の有効性が示されなかったことは,アドヒアランスのことを考えれば驚くべきものではなく,既存の観察研究における脂質摂取と心血管疾患の正の相関を考えれば,脂質制限を推奨するガイドラインを改訂する必要はない」との反論をしている(Open Heart2015; 2: e000229)。
例えてみれば,「睡眠時間を7時間以上にすれば,居眠り運転を減らせる」という仮説があったとして,そのような指導へのアドヒアランスは実社会で高いわけはなく,そのような指導をすることの価値がRCTで示されなかったとしても,それでも「睡眠時間を7時間以上にすべきだ」という文言をガイドラインに残したい,という主張をしているのがBahl氏であり,そんな指導には実効性がないから意味がないと主張しているのがHarcombe氏らなのかもしれない。そう考えると,両者の主張はそれぞれに理解ができるものとなる。
ただ,そうはならないのがわが国である。わが国の観察研究では,脂質摂取とさまざまなアウトカムとの間に相関がないか,負の相関があるのである。それも1件だけではなく,複数のコホート研究においてそうした負の相関が認められている。ここ数年間で報告された総脂質摂取と死亡率の関係もそうである(JACC; Nutr Metab 2014; 11: 12,J Nutr 2012; 142: 1713-1719)。さらに,トランス脂肪酸を除いて最も心血管イベントと関連すると疑われている飽和脂肪酸に限定して,心血管イベントとの相関を見てもそうである(JPHC; Eur Heart J 2013; 34: 1225-1232,JACC; Am J Clin Nutr 2010; 92: 759-765,LSS; Stroke 2004; 35: 1531-1537)。
そう考えると,仮に欧米のガイドラインに(欧米人の観察研究のデータを基に)脂質摂取を制限すべきだとする文言が残ったとしても,わが国では(日本人の観察研究のデータを基に)脂質摂取を増やすべきだと主張することはあっても,制限すべきだとする根拠は存在しないことになる。
昨年,雑誌Time(2014年6月23日号)が表紙に「Eat Butter」という文字を載せ,脂質制限をやめるように(ending the war on fat)と全米に勧告したが,実は,わが国でも,昨年報告された日本人の食事摂取基準2015で,脂質摂取の目安量がエネルギー比率20~30%とされ,食事摂取基準2010における20~25%が緩和されていた。実は,既にわが国でも脂質制限の時代は終焉を迎え始めているのかもしれない。
初めて投稿します。本などを購読してとても参考にさせていただいてます。私は太っていたので7年前からランニングを初めて2年前から更なる体重を落とす為に糖質制限の本に出会い、すぐに取り組みました。糖質制限の絶大な効果で簡単に体重を落とすことが出来ました。お陰様でフルマラソンで自己新を更新出来ました。空腹感も無くなった事から1日1食にもなりました。釜池式?ランニングしていても糖質を食べていた時は血糖値が高めでしたが改善しました。当初は足がつる事が有りましたが、これは新糖生がまだ働きが悪く局部での低血糖障害ではと思います。(マラソンの30kでよく起こる)今では有りません。
ペットで猫を飼っているのですが最近太ってきたのでペットフードに疑問を持ち調べまくりました。ペットフードには成分の表示義務が無いため表示されている成分から推測ではありますがどうも、所謂キャトフードのカリカリと言われるスタンダードの物は3割から半分程度糖質で猫は人間以上に肉食獣であり糖尿病、尿石症、癌、アレルギーが非常に多くまだ糖質制限の知識も無い業界において旧態依然であることに愕然としました。獣医とペットフード業界が繋がってカリカリ以外の食にネガティブな情報を出してきます。私は自身の実体験もあるので、迷わず今は猫には糖質オフの手作り食を与えていますが、日本中のほとんど犬猫は糖質たっぷりのペットフードが健康に良いと信じて食べています。我が家の猫は生肉などをあげるととても喜んで食べ太らず健康です。普段からカリカリを食べてる猫は糖質依存になっているのかすぐお腹が空いたと鳴きブクブク太っています。猫を調べると人間社会の本質に迫れるように思います。腸が短く、歯も臼歯が無く、唾液にアミラーゼもな無く、野生では鳩や鼠食べているのですが、近年キャトフードを食べ出して人間と同様の病気が急増、(人間も同様)しています。花粉症、アトピー、糖尿、歯石、癌、てんかん、認知症、結石、など全て人間と一緒です。野生のライオンはネコ科でほぼ猫と内蔵や歯の構造は同じですが、ライオンが虫歯で牙が無くなったとか、肥満で獲物に追いつけないなど聞いた事有りません。アメリカ、日本の一部の獣医の間でカリカリが問題だとようやく囁かれだしてきているようです。ペットを調べると人間社会の将来予想や糖質制限の効果をさらに突き詰める様に思いました。(癌と糖質の関係の詳しいデータなど)
ペットで猫を飼っているのですが最近太ってきたのでペットフードに疑問を持ち調べまくりました。ペットフードには成分の表示義務が無いため表示されている成分から推測ではありますがどうも、所謂キャトフードのカリカリと言われるスタンダードの物は3割から半分程度糖質で猫は人間以上に肉食獣であり糖尿病、尿石症、癌、アレルギーが非常に多くまだ糖質制限の知識も無い業界において旧態依然であることに愕然としました。獣医とペットフード業界が繋がってカリカリ以外の食にネガティブな情報を出してきます。私は自身の実体験もあるので、迷わず今は猫には糖質オフの手作り食を与えていますが、日本中のほとんど犬猫は糖質たっぷりのペットフードが健康に良いと信じて食べています。我が家の猫は生肉などをあげるととても喜んで食べ太らず健康です。普段からカリカリを食べてる猫は糖質依存になっているのかすぐお腹が空いたと鳴きブクブク太っています。猫を調べると人間社会の本質に迫れるように思います。腸が短く、歯も臼歯が無く、唾液にアミラーゼもな無く、野生では鳩や鼠食べているのですが、近年キャトフードを食べ出して人間と同様の病気が急増、(人間も同様)しています。花粉症、アトピー、糖尿、歯石、癌、てんかん、認知症、結石、など全て人間と一緒です。野生のライオンはネコ科でほぼ猫と内蔵や歯の構造は同じですが、ライオンが虫歯で牙が無くなったとか、肥満で獲物に追いつけないなど聞いた事有りません。アメリカ、日本の一部の獣医の間でカリカリが問題だとようやく囁かれだしてきているようです。ペットを調べると人間社会の将来予想や糖質制限の効果をさらに突き詰める様に思いました。(癌と糖質の関係の詳しいデータなど)
2015/03/24(Tue) 21:16 | URL | TOM | 【編集】
はじめまして。僕は、糖質制限に最近とても興味を持ちました。炭水化物を極端に減らす、もしくは一切摂らなくても大丈夫っていう夏井睦さんの本を拝見して、この事を友人知人に言うと、「骨粗しょう症になる。」とか、「筋肉が減るし将来からだ壊す。」と言います。僕自身も運動を適度にしてますが、本当に炭水化物を摂らなくても大丈夫なんでしょうか?この先何十年と炭水化物(糖質)以外のたんぱく質や脂質の食事で健康を害しないでしょうか?
長々と申し訳ないですが;;質問させていただきます。orz
長々と申し訳ないですが;;質問させていただきます。orz
2015/03/25(Wed) 00:11 | URL | ゆうじ | 【編集】
TOM さん
ペットフード、糖質が多いものがほどんどですね。
我が家の柴犬も普通の糖質の多いペットフードでアトピーになって、掻きむしって血だらけで大変でした。
今は、オリジン社の糖質制限ドックフードに切り替えて、ほとんど改善しました。
ペットフード、糖質が多いものがほどんどですね。
我が家の柴犬も普通の糖質の多いペットフードでアトピーになって、掻きむしって血だらけで大変でした。
今は、オリジン社の糖質制限ドックフードに切り替えて、ほとんど改善しました。
2015/03/25(Wed) 08:13 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ゆうじ さん
糖質制限食はタンパク質をしっかり摂取するので
筋肉が減ることはありません。
タンパク質豊富だと骨粗鬆症にもなりにくいです。
糖質制限食はタンパク質をしっかり摂取するので
筋肉が減ることはありません。
タンパク質豊富だと骨粗鬆症にもなりにくいです。
2015/03/25(Wed) 08:15 | URL | ドクター江部 | 【編集】
また怪我で短期ですが入院しています。
本日の驚愕の朝食メニューをお伝えします。
ご飯100g 牛乳200ml 昆布佃煮 きゃべつ味噌汁 ポテトサラダ
炭水化物+炭水化物ですね。これではお好み焼き定食です。
たんぱく質は牛乳のみですね。
ヨーグルトを頼んだら、砂糖入りのものしかないとのことでした。
一人なので他の方の食事も分かりませんが、
これは酷いなと思います。
糖尿の方にはどのような食事が出ているのでしょうね。
持参したサイリウムでわらび餅を作りきな粉をかけてせっせと食べています。
チーズも持ってくるべきでした。
日本の病院食に糖質制限食が選べる日はいつ来るのでしょうね。
全国の糖質セイゲニストの方が理解のない病院への入院を恐れていらっしゃると思います。
本日の驚愕の朝食メニューをお伝えします。
ご飯100g 牛乳200ml 昆布佃煮 きゃべつ味噌汁 ポテトサラダ
炭水化物+炭水化物ですね。これではお好み焼き定食です。
たんぱく質は牛乳のみですね。
ヨーグルトを頼んだら、砂糖入りのものしかないとのことでした。
一人なので他の方の食事も分かりませんが、
これは酷いなと思います。
糖尿の方にはどのような食事が出ているのでしょうね。
持参したサイリウムでわらび餅を作りきな粉をかけてせっせと食べています。
チーズも持ってくるべきでした。
日本の病院食に糖質制限食が選べる日はいつ来るのでしょうね。
全国の糖質セイゲニストの方が理解のない病院への入院を恐れていらっしゃると思います。
2015/03/25(Wed) 09:15 | URL | bonita | 【編集】
3月24日、たけしのみんなの家庭の医学で、
デタラメ医師・遠藤英俊氏(国立長寿医療センター部長)が
脳は、ブドウ糖しか利用出来ないと言っていましたので直ぐにテレビ朝日の視聴者センターへ電話して、糖新生でケトン体が利用できるので、間違った事を放送しないようにプロデューサーに伝えて、下さい。もっと勉強して正確な情報を発信する様にして下さい。糖尿病学会の指導では、久山スタディの件や、糖尿病から、透析する人年間16000人、失明する人年間3000人、壊疽で足切断する人年間3000人の話とか岐阜ハートセンター、豊橋ハートセンターでは8月10日ハートの日には、患者が減るリスクがあるにも関わらず、無料で健康診断や江部先生や夏井先生の講演会を開催し糖質制限の啓蒙活動しているので、正確な情報を放送する様にお願いしました。
デタラメ医師・遠藤英俊氏(国立長寿医療センター部長)が
脳は、ブドウ糖しか利用出来ないと言っていましたので直ぐにテレビ朝日の視聴者センターへ電話して、糖新生でケトン体が利用できるので、間違った事を放送しないようにプロデューサーに伝えて、下さい。もっと勉強して正確な情報を発信する様にして下さい。糖尿病学会の指導では、久山スタディの件や、糖尿病から、透析する人年間16000人、失明する人年間3000人、壊疽で足切断する人年間3000人の話とか岐阜ハートセンター、豊橋ハートセンターでは8月10日ハートの日には、患者が減るリスクがあるにも関わらず、無料で健康診断や江部先生や夏井先生の講演会を開催し糖質制限の啓蒙活動しているので、正確な情報を放送する様にお願いしました。
ご回答ありがとうございます!!
何も心配ないんですね。
ちなみに、江部先生は炭水化物は全く摂らないんでしょうか?あとそれを何年間続けてらっしゃいますか?
何度も申し訳ないです;;
何も心配ないんですね。
ちなみに、江部先生は炭水化物は全く摂らないんでしょうか?あとそれを何年間続けてらっしゃいますか?
何度も申し訳ないです;;
2015/03/25(Wed) 14:44 | URL | ゆうじ | 【編集】
bonita さん
整形外科領域の短期入院だと思います。
あの手この手で糖質を避けて、身を守ってくださいね。
整形外科領域の短期入院だと思います。
あの手この手で糖質を避けて、身を守ってくださいね。
2015/03/25(Wed) 14:51 | URL | ドクター江部 | 【編集】
K.I さん
日本の医学教育が、ガラパゴス状態と思われます。
欧米の医学教育では、人間栄養学が基礎としてあり、
「脳がケトン体を利用する」とか
「血糖に直接影響を与えるのは糖質だけである」とか
を医学生に教育しますので、
ここまでひどい医師は存在し得ないと思います。
日本の医学教育が、ガラパゴス状態と思われます。
欧米の医学教育では、人間栄養学が基礎としてあり、
「脳がケトン体を利用する」とか
「血糖に直接影響を与えるのは糖質だけである」とか
を医学生に教育しますので、
ここまでひどい医師は存在し得ないと思います。
2015/03/25(Wed) 14:55 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ゆうじ さん
スーパー糖質制限食でも野菜分の糖質は摂取します。
だいたい、一回の食事の糖質摂取量が、10から20g以下です。
私は、2002年から、ずっとスーパー糖質制限食を実践しています。
2013年01月01日 (火)の本ブログ記事
「河豚のフルコースと糖質制限食と雑炊」
もご参照いただけば幸いです。
スーパー糖質制限食でも野菜分の糖質は摂取します。
だいたい、一回の食事の糖質摂取量が、10から20g以下です。
私は、2002年から、ずっとスーパー糖質制限食を実践しています。
2013年01月01日 (火)の本ブログ記事
「河豚のフルコースと糖質制限食と雑炊」
もご参照いただけば幸いです。
2015/03/25(Wed) 14:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
2015/03/26(Thu) 11:22 | URL | | 【編集】
脂質が糖尿病はじめ生活習慣病の原因であるかのような言われよう、本当におかしいと思います。
私は糖尿病性ケトアシドーシスで入院した時、脂肪肝と言われました。LDLコレステロールも183ありました。
しかし現在は脂肪肝はないといわれ、LDLコレステロールも低すぎるぐらいの数値になったのでリバロをやめてみましょうという話になりました。
糖質制限を始めてから、脂質の摂取量は以前よりも明らかに増えているのに、です。
たまに糖質制限を批判している人もいますが、何らかの商売上の都合か、あるいは糖質制限を試みたけれど失敗したとか、何かが間違っているのかわかりませんが結果が出なかった人のいずれかみたいです。
私は糖尿病性ケトアシドーシスで入院した時、脂肪肝と言われました。LDLコレステロールも183ありました。
しかし現在は脂肪肝はないといわれ、LDLコレステロールも低すぎるぐらいの数値になったのでリバロをやめてみましょうという話になりました。
糖質制限を始めてから、脂質の摂取量は以前よりも明らかに増えているのに、です。
たまに糖質制限を批判している人もいますが、何らかの商売上の都合か、あるいは糖質制限を試みたけれど失敗したとか、何かが間違っているのかわかりませんが結果が出なかった人のいずれかみたいです。
み さ こ さん
糖質制限食で検査データ改善、良かったですね。
「脂肪悪玉説」は、過去の神話に過ぎなかったようです。
スーパー糖質制限食(脂質56%、タンパク質32%、糖質12%)で
脂質を含めて、全ての血液検査データが改善し基準値になります。
糖質制限食で検査データ改善、良かったですね。
「脂肪悪玉説」は、過去の神話に過ぎなかったようです。
スーパー糖質制限食(脂質56%、タンパク質32%、糖質12%)で
脂質を含めて、全ての血液検査データが改善し基準値になります。
2015/03/27(Fri) 07:57 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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