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低カロリーダイエットで失敗、糖質制限ダイエットで成功。報告2。
【15/03/12 プーすけ

お久しぶりですプーすけです。

昨年、ダイエットの成果をブログで紹介していただきました

あれから、ほぼ5ヶ月。体重は減り続け、ついに58キロ台になり、体脂肪率も28%になりました。

さすがに最初のように一ヶ月で5キロとかは減りませんが、一ヶ月単位で見たら1キロづつくらい緩やかに下がり続けています。

ウエスト84センチが67センチになりました。

あと、昨年要精密検査だった項目はすべて異常なしになりました。

毎日空腹を感じることなく生活できて、健康になっている 本当にすばらしいダイエットに出会えてよかったです。

でも、これでわかったことがひとつあります。
私、低血糖のようでした。
どうしても仕事上、昼には糖質の多い食事になることがあるのですが、その時、食後2時間くらいで軽いめまいを感じます。最初は貧血かと思ったのですが、たまたま血液検査で血糖値が54しかありませんでした。

確実に制限出来ているときは感じないめまいなので、これが原因だと思います。

糖尿病検査でひっかかったことはありませんが、予備軍なんでしょうか?
このまま、糖質制限で防げますか?
ちなみに、他界した父は重度の糖尿でした。】



こんにちは。

プーすけさんから、2度目のデータ改善報告をコメント頂きました。
ありがとうございます。

プーすけ さん 、データ改善、体重減少、良かったですね。

2014年の健康診断で、肥満、高LDLコレステロール血症、高尿酸血症で要精密検査との判定。

2014年8月1日から、糖質制限食開始
身長158cm 体重75kg BMI:30.0 からスタート。

2014年10月11日、65.5kgと、9.5kgキロ減量。BMI:26.2

2015年3月12日、糖質制限食開始7ヶ月目で、
体重58kg。BMI:23.2、体脂肪率28%。

健康診断の血液検査で、「高LDLコレステロール血症、高尿酸血症」は基準値内に改善。

客観的データでも主観的感覚でもとても健康になっておられ、素晴らしいですね。

「どうしても仕事上、昼には糖質の多い食事になることがあるのですが、その時、食後2時間くらいで軽いめまいを感じます。最初は貧血かと思ったのですが、たまたま血液検査で血糖値が54mg/dlしかありませんでした。」

血糖値が54mg/dlなら、機能性低血糖の可能性が高いです。

糖質制限食なら、機能性低血糖の症状は予防できます。

父上が糖尿病なら、プーすけ さんも、インスリン追加分泌が遷延するタイプの可能性があり、 機能性低血糖を生じやすいですし、将来糖尿病にもなりやすいです。

糖尿病発症も糖質制限食で予防できますので、これからも美味しく楽しく末長く糖質制限食をお続け下さいね。 (^^)



江部康二




低カロリーダイエットで失敗、
糖質制限ダイエットで成功。

2014年10月11日 (土)

【14/10/11 プーすけ

はじめまして。

健康診断で、肥満、高LDLコレステロール血症、高尿酸血症で要精密検査となったものです。

身長158センチに体重75キロとりっぱなメタボです。

これではいけないと、ダイエットを開始し、その時に先生の糖質制限を知りました。

実は以前から炭水化物抜きダイエットは知っていました。

しかし、10年前、某大学の食物栄養学の教授の講演で「脳はぶどう糖が必須だから、絶対に主食は抜いてはいけません」と聞かされ、ずっとそうだと信じていました。

なので、今回、この教授の話とは全く違う糖質制限に不安を覚えながらも、何度も低カロリーダイエットを失敗してきているので、今度こそという思いが強くありました。

8月1日より開始し、本日現在65,5キロと、9.5キロ減量できました。

先日驚いたのが、職場の人に勧められ、断りきれず1個だけ食べた伊勢の名物であるお餅の味がおいしく感じなかったことです。

私は、あのお餅が大好物で、以前は一人で4個くらいぺろっと食べてしまうほどでした。

しかし、先日食べたとき、甘ったるさに気持ち悪いとさえ思ってしまいました。

たった2か月、糖質を制限しているだけで、こんなに味覚が変わるんだとおもいました。

日頃、ラカントと、大豆粉やおからでケーキも作るので、決して甘いのもを食べていないわけではないのですが・・・。

低カロリーダイエットを繰り返していた時と違い、空腹感もなく、ストレスを感じないすばらしい減量法です。

それに、運動もしていないのに、体組成計で図るたび、減るのが筋肉ではなく体脂肪率だということも驚きです。

先日、健康診断があり、結果はまだですが、どこまで改善できているか期待と不安でドキドキしています。

今後もおいしく糖質制限を続けながら、目標体重55キロをめざします。

それに、糖尿で、BOTという治療を受けている友人に、糖質制限を行ってほしいという思いがあります。

友人の主治医は糖質制限を知っておられ、進められているようですが、本人が「ご飯我慢できない」と拒否しています。

まずは、自分がお手本となって辛くないよ、こんなに改善するんだよと教えてあげたいと思っています。

長々と書いてしまい申し訳ございません。】



こんにちは。

プーすけさんから、
「低カロリーダイエットで失敗、糖質制限ダイエットで成功。」
という嬉しいコメントをいただきました。

身長158cm。体重75kg。
2014年8月1日から糖質制限食を開始して、10月11日、2ヶ月ちょっとで9.5kg減量して、65.5kg。

楽にできて、体脂肪率も減少とは、素晴らしい成果ですね。

カロリー制限によるダイエットは、一旦体重が減少しても、人体が基礎代謝を低下させて、低カロリー状態に適応するので、
ほとんど失敗します。

具体的には、カロリー制限で、半年くらいは体重減少しますが、その後は徐々に体重が増えていきます。

カロリー制限をやめて元の摂取量に戻せば、基礎代謝が低下している分、今までより太りやすくなります。

糖質制限食なら、カロリー制限はなく標準必要摂取カロリーを摂取してもいいので、基礎代謝の低下はなく、ダイエット効果も継続します。

糖質制限食による体重減少効果は、以下の①~④によります。

①インスリン(肥満ホルモン)が基礎分泌以外ほとんど出ない。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食により、食事誘発熱産生(DIT)が亢進する。。

詳しくは
2014年04月14日 (月)の本ブログ記事
「糖質制限食による体重減少効果。2014年4月。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2925.html
をご参照ください。

それから、スーパー糖質制限食を実践すると食後高血糖はリアルタイムに改善しますが、肝臓や腎臓が糖新生(アミノ酸や乳酸などからブドウ糖を作ること)しますので、低血糖にはなりません。

さらに、脳はケトン体という脂肪酸の分解物をエネルギー源としていくらでも利用できますから、「脳はブドウ糖が必須」という某大学の食物栄養学の教授の発言は完璧な間違いです。

必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、微量元素は、食材から摂取することがに絶対に必要ですが、必須糖質はありません。これは議論の余地のない生理学的事実です。

体内で必要なブドウ糖は、肝臓で糖新生してまかなうので、食物から摂取する必要はないのです。

国際食事エネルギーコンサルテーショングループの報告では、
「炭水化物(この場合は糖質とほぼ同義)の理論的な最小必要量はゼロである」
と明記されています。(☆)


プーすけさん、これからも、安心して、美味しく楽しく末長く糖質制限食をお続けくださいね。


(☆)
Eur J Clin Nutr. 1999 Apr;53 Suppl 1:S177-8.
Report of the IDECG Working Group on lower and upper limits of carbohydrate and fat intake. International Dietary Energy Consultative Group.
Bier DM, Brosnan JT, Flatt JP, Hanson RW, Heird W, Hellerstein MK, J?quier E, Kalhan S, Koletzko B, Macdonald I, Owen O, Uauy R.


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
JDSの糖質制限食に対する見解
江部先生

阪神尼崎で開業している山前と申します。

先日地区医師会の講演会に川崎医科大学特任教授の加来先生がお見えになり、「糖尿病薬物治療の現状と展望」と題したご講演をされました。
講演の内容自体は一般論とスポンサー企業の製品の説明であったのですが、質疑応答で興味深いやりとりがあったのでご報告します。
SGLT2の話しから、糖質制限食についての質問となり、加来先生の意見を伺ったわけですが、まとめると以下のとおりです。
1.JDSが理想の栄養バランスと行っている糖質50-60%は、現状の日本人の栄養バランスがこの程度であるために設定した。
2.この糖質50-60%に科学的根拠はない。
3.糖質制限食をしてもらっても構わない。
4.JDSは糖質制限食を否定するものではない。
5.糖質は総カロリーの1/3程度が良いのではないか。
6.糖質を制限すると総カロリーが低下するので効果があるのではないか。
7.腎機能に応じて指導内容を変更すべき。
といったものでした。

加来先生のお話ではJDSの提言作成にかなり関わったようです。その先生が糖質は1/3が良いのではないか、JDSは糖質制限食を否定しない、とおっしゃっていましたので驚きました。

少しずつ糖質制限がアカデミアに認められる日が近づいているのではないかと感じた次第です。

毎月近隣の住民向けに健康セミナーと称して30分程度のミニ講義をしていますが、来月は糖質制限食について講演します。自分の出来る範囲で頑張っていきます。
今後とも宜しくお願い致します。

やまさきファミリークリニック
山前浩一郎
2015/03/13(Fri) 18:35 | URL | YFC | 【編集
不躾な質問をお許し下さい
基準値内ではあるのですが…


江部先生、こんにちは。
私は26歳男性です。
自身の糖尿病(予備軍?)に対する不安から情報収集を行っていた所、先生のブログを発見しました。不躾な質問ではあるのですが、どうかお返信頂けないでしょうか。

実は入職前の健康診断(今年2月)にて空腹時血糖97mg/dl,HbA1c5.0%との結果が出ました。年齢の割に血糖値が高めだなと思い、また昨年尿糖値が基準値を逸脱していた(最高で300mg/dl)事もあって精査目的で今年の3/4に75gOGTTを受診しました。
結果は

負荷前 BS 81mg/dl インスリン 4.7
30分値 177mg/dl インスリン 38.9
60分値  175mg/dl インスリン 記載なし
120分値  109mg/dl  インスリン 37.8

との結果が得られました。

インスリン指数0.4
インスリン抵抗性0.9

です。
これらの結果から私はインスリン分泌第一相が遅延していると考えています。

現在私は先生が提唱するスーパー糖質制限食を実践しているのですが、薬剤を用いた治療は併用すべきでしょうか?糖質制限以外に行う必要のある治療などありましたらご教授頂けないでしょうか。糖尿病診断基準上では正常型に属しているのですが、OGTT負荷後30分、60分の値に不安を感じています。また、インスリン指数0.4未満だと将来DMに移行しやすいとの報告があり、今後の治療方針について糖質制限のみで大丈夫でしょうか。

ちなみに私のBMIは21.2、親族にDMの方はいません。
お忙しい所大変恐縮ではありますが、回答を頂けると嬉しいです。
2015/03/13(Fri) 22:01 | URL | イタリア | 【編集
Re: JDSの糖質制限食に対する見解
やまさきファミリークリニック
山前浩一郎 先生


貴重な情報をありがとうございます。
とても良い方向への変化です。
今昔の感という奴ですね。
2015/03/14(Sat) 08:40 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 不躾な質問をお許し下さい
イタリア さん

インスリン分泌指数は、0.36
ですね。
0.4以下ですので将来糖尿病になりやすいタイプです。

ともあれ、今のデータなら、糖質制限食で、充分将来の糖尿病発症を予防できると思います。
薬も他の治療も必要ありません。

つらくなければ「スーパー糖質制限食:1回の食事の糖質量が10~20g以下」でいいですし、
スーパーが、ややつらいなら「緩やかな糖質制限食:1回の糖質量が30~40g」でも大丈夫と思います。
2015/03/15(Sun) 08:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
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