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PHP文庫『糖質オフ!健康法』 10万部突破のご報告
こんばんは

PHP文庫『糖質オフ!健康法』



2012年12月から書店に並んでいます。

価格は600円と今までの私の本で一番安いです。

糖質制限食の全般を解説したとてもわかりやすい内容となっています。

おかげさまで順調に売れ続けて、この度、第21刷となり、10万部を突破しました。ヾ(^▽^)

コンビニのローソンが『糖質オフ!健康法』をおいてくれているので、助かります。

ローソンさん、ありがとうございます。m(_ _)m


以下は、PHP文庫『糖質オフ!健康法』の構成です。

序章:糖質オフは人間にとって一番自然な食事

1章:糖質オフの驚くべき効果

2章:糖質制限食十箇条の活用法

3章:糖質オフの効能を医学的に解説

4章:知っていると得をする小わざ

5章:使える!外食術

6章:生活習慣・体質別活用法

7章:糖質オフ Q&A

全部で8章の構成で、糖質制限食の最新知識が、満載です。

手軽に読めますので、是非ご一読くださいね。


江部康二



以下は、糖質オフ!健康法(PHP文庫)の

はじめにです。

本書で紹介する糖質制限食は、高雄病院で1999年から日本で初めて開始した食事療法です。

わかりやすく言うとご飯・パン・麺などの穀物製品や芋類などの糖質が多い食品を食べないで、肉・魚貝・豆腐・葉野菜・海藻などをしっかり摂取する食事療法です。糖質を制限したぶん、脂質とたんぱくは充分量食べます。

糖質制限食というと現代の普通の食事である高糖質食と比べると変わった食事という風に思います。

しかし、実は糖質制限食こそが、人類本来の自然な食事なのです。

人類がチンパンジーと分かれて誕生したのが約700万年前です。

農耕が始まるまでは人類の生業は狩猟・採集であり、全ての人類が糖質制限食でした。

約10000年前に農耕が始まり、主食が穀物へと変化し、現在まで続いています。

即ち人類が穀物を主食としたのは、長い歴史の中でわずか1/700の期間に過ぎません。

歴史的に進化の過程をみると「糖質制限食」と「穀物を主食とする高糖質食」、どちらが人類にとって自然な食事なのかはいうまでもありません。

農耕以前の人類にとって糖質は言わばラッキー食材でした。

すなわち時々手に入る果物やナッツ、そして山芋や百合根などの根茎類くらいが比較的糖質の多い食材でした。

運良く手に入った果物を食べて血糖値が上昇するとインスリンが分泌され筋肉に取り込まれますが、余った血糖は中性脂肪に変わり脂肪組織に蓄えられます。

このように、ラッキー食材から得た糖質は、消化吸収されたあとインスリンにより脂肪に変わり、来るべき飢餓に備える唯一のセーフティーネットとなっていたと考えられます。

インスリンは今でこそ肥満ホルモンというありがたくない別称をもっていますが、狩猟・採集時代はその脂肪を蓄える能力は、とても重要な意味をもっていたわけです。

本来、脂肪を蓄えるためのラッキー食材だったはずの糖質を、農耕開始後は日常的に毎日食べるようになりました。

さらにこの200~300年間は精製された炭水化物を食べるようになりました。

現在先進国では、精製された炭水化物であるご飯やパンや麺、そして砂糖水のような清涼飲料水を日常的に大量に摂取しています。

このことが肥満や糖尿病や様々な生活習慣病の元凶となっていると私は思います。

人類の身体の消化・吸収・栄養・代謝システムは、700万年間の糖質制限食の過程を経て、突然変異を繰り返して完成されたものであり、糖質制限食に適合しています。

イギリスの栄養学の教科書「ヒューマン・ニュートリション」に、

「人類は農業の発明依頼、穀物をベーストした食生活を送るようになったが、進化に要する時間の尺度は長く、人類の消化器官はまだ穀物ベースの食物に適応していない」

と明快に記載してあります。

すなわち総摂取カロリーの50~60%が糖質という現代の穀物ベースの食生活は、人体にとってはとんでもなくバランスの悪いものなのです。

糖質制限食は、人類本来の食事、いわば人類の健康食ですので、糖尿病や肥満をはじめとして様々な生活習慣病が改善していきます。

しかも糖質制限食は、糖質を抜くだけで脂質やタンパク質はOKなので「美味しく楽しく」続けられるのが特長です。

糖質制限食を足かけ11年続けている私にとっても、とても嬉しい食事療法なのです。

本書は糖質制限食の理論、活用法、外食術、小わざなどが幅広く解説してあり、読みやすく便利な構成となっていますので、是非ご一読いただけば幸いです。




テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
コレステロール値が下がらない
こんにちは。

糖質制限を初めて約2年の34歳女性です。
お忙しい中ブログを続けて下さりありがとうございます。

今回は、コレステロールについてのご相談をさせていただきます。
169cm 48kgとどちらかと言えばやせ形なのですが、20代のころからコレステロール値が高く、糖質制限を始めてからさらに著しくなりました。
先日の検査では
HDL150
LDL190
中性脂肪35
でした。
コレステロールが高いためか、昔からかなりの脂性肌で、最近悪化している気がします。
健康上は問題ないものの女性としては美容上かなり気になることから、可能であれば数値が下がってほしいところです。

糖質制限を続けながらコレステロールを下げる工夫などありますでしょうか。

お時間がある際にご教示いただけますと幸いに存じます。
2015/02/18(Wed) 11:24 | URL | むう | 【編集
Re: コレステロール値が下がらない
むう さん

HDL150
LDL190
中性脂肪35


HDLコレステロールが150mgと高値ですが、
糖質制限前はどのくらいでしたでしょう。

米国心臓病学会は、2013年のガイドラインで
LDLコレステロール190mg以上をチェックです。
まあぎりぎりですが、経過を見てもいいと思います。
年単位で肝臓が徐々に調節すると思います。

米国の研究で、5万人を半分にわけて、片方は脂肪摂取比率20%に制限し、もう片方は制限なしで40%近く
8年後、コレステロール値は不変で、大腸癌、乳癌の発症率も不変でした。

糖質制限食でお肌しっとりとなりますが、脂性にはならないので大丈夫と思います。

2015/02/18(Wed) 14:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます!!
江部先生

早速のご対応誠にありがとうございます。

糖質制限開始前にはそれぞれ50ずつほど低かったと思いますが、それでもやはり高値で、いつも検診では要再検査でした。
私は遺伝性の高コレステロール血症と思われます。しかし、同じ体質の祖母が90歳近くまで生きたことから、健康にはさほど支障なさそうです。
しばらく様子を見つつ、自身の体質に合わせて動物性脂肪を若干減らしていこうかなと考えています。

糖質制限によって持病であった機能性低血糖症がほぼ完治したので、糖質制限はもはや「手放せない」生活習慣です。広めて下さった江部先生にはいつも感謝しております。
2015/02/18(Wed) 16:22 | URL | むう | 【編集
Re: ありがとうございます!!
むう さん

機能性低血糖の症状が改善して良かったです。
家族性高コレステロール血症の中で、スタチンを使ってまで下げなくてはいけないタイプは少数であるというのが
日本脂質栄養学会の見解です。
むうさんも経過をみられていいと思います。
2015/02/18(Wed) 22:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
ナッツの農薬
糖質制限、私にとっては、もはや日常になっています。体調が本当に良いです。さらに広まることを願います。(やりやすくなるし)
ところで、間食には、大体ナッツを食べているんですが、最近、はっと気づきました。
ナッツはほぼアメリカ産で、ポストハーベストが使われていることに。

レモンや小麦粉は、国産を買っていますが、ナッツの国産はないので、困ります。
少量なら気にしなくて良いと思いますが、糖質制限をしていると、結構な量を消費しているので、何か影響ありそうだ、と思い、控えています。
結局、間食はあまりしないほうが胃腸の負担を考えても、いいのかな、と思います。
2015/02/19(Thu) 22:37 | URL | まり | 【編集
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