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タレントの彦摩呂さんが糖質制限食で20キロ減量に成功。
15/02/10 福助

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彦摩呂 3カ月で20キロ減量に成功 低糖質ダイエット法で無理なく

江部先生

またタレントさんが実証してくれました。

全国区の知名度を誇る彦摩呂さんだけに、その貢献度は計り知れないですね!


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彦摩呂 3カ月で20キロ減量に成功 低糖質ダイエット法で無理なく
     デイリースポーツ 2月10日(火)10時57分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150210-00000029-dal-ent

グルメリポーターで人気のタレント・彦摩呂(48)が10日、日本テレビ系「PON!」にゲスト出演し、3カ月で21キロの減量に成功したことを公表した。


デビューした24歳の時は58キロのイケメンアイドルだったが、昨秋の計量では120・2キロと倍に。

周囲から「死ぬぞ」などと心配する声が寄せられ、彦摩呂もついにダイエットを決意した。そして大減量に成功した。

この日のスタジオでは、昨年10月の120キロあった際のパネルの横に並んで立ち、サイズの違いを実感させた。その彦摩呂が今回実践したダイエット法は「低糖質ダイエット」だったという。

「低糖質ダイエット」とは、糖質の摂取量を半分に抑えつつ、繊維質の食物を倍摂取するダイエット法。彦摩呂は料理研究家の浜内千波さん、管理栄養士の本田祥子さんの協力を得て、彦摩呂が食べた物をWEBにアップし、両先生からメールでアドバイスやお叱りを受けながら取り組んだ。

彦摩呂は「食べる量を減らすのではなく、質を変えるんです。だから無理なくできる。食べないダイエットは古いです」と、同じ悩みを持つ人たちにこのダイエット法を勧めた。

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こんばんは。

デイリースポーツ 2月10日(火)配信のニュースに、
『彦摩呂 3カ月で20キロ減量に成功 低糖質ダイエット法で無理なく』
という記事が載り、ヤフーニュースのサイトに、転載されました。

福助さんからの情報です。
ありがとうございます。

いろんなダイエットが提唱されている中で、彦摩呂さんが、低糖質ダイエット(糖質制限食)を選択してくれたのは嬉しいですね。

そして、3ヶ月で20kg減量に成功でしっかり結果をだしていただいたことも good job ですね。
彦摩呂さん、良かったですね。

さて彦摩呂さんという見事な実例が出たところで、糖質制限食による体重減少効果を整理整頓してみます。

スーパー糖質制限食実践により、体重減少に関して4つの利点が生じます。

◆<スーパー糖質制限食による体重減少効果>

①インスリン(肥満ホルモン)が基礎分泌はあるが、追加分泌が少量しか出ない。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食により、食事誘発熱産生(DIT)が亢進する。


高蛋白食は、摂食時の食事誘発熱産生(DIT)が通常食に比べて増加します。

DITによる消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、タンパク質で30%です。

食事誘発熱産生(DIT)を、もっと簡単に説明すると、食事において、

100キロカロリーの糖質だけを摂取した時は、6キロカロリー
100キロカロリーの脂質だけを摂取した時は、4キロカロリー
100キロカロリーのタンパク質だけを摂取した時は、30キロカロリー

が、熱に変わり、消費エネルギーとしてカウントされるということです。


◆<糖質を摂取した場合>

A)血糖値が上昇してインスリン(肥満ホルモン)がたっぷり分泌される。
B)体脂肪は燃えなくなり、血糖値が中性脂肪に変わり蓄積される。
C)肝臓の糖新生はストップする。
D)高タンパク食よる亢進した食事誘発熱産生(DIT)はなくなる。



①②③④とA)B)C)D)両者を比べてみれば、高糖質食より糖質制限食の方が、体重減少効果が高いことが一目でわかると思います。

たとえ低脂質食でカロリー制限していても、糖質を摂れば体重減少への利点がすべて消えてしまうわけです。

これは食べ物に含まれるカロリーとは無関係の生理学的な特質であり、あくまで糖質を摂るかどうかがカギとなります。


<摂取エネルギーと消費エネルギー、基礎代謝量、身体活動量、食事誘発熱産生>

1)摂取エネルギー > 消費エネルギー   → 体重増加
  摂取エネルギー = 消費エネルギー   → 体重不変
  摂取エネルギー < 消費エネルギー   → 体重減少

2)通常のカロリー制限食(高糖質食)の場合
  「消費エネルギー=基礎代謝量+身体活動量(運動や家事)+食事誘発熱産生(DIT)」
だけである。

3)糖質制限食なら、高糖質食の時には無い
 「肝臓の糖新生でエネルギーを消費」→基礎代謝の増加
 「高蛋白食摂取」→食事誘発熱産生(DIT)の増加 」
 と、消費エネルギーの増加が認められる。


1)は生理学的事実です。
2)3)を比較すると糖質制限食の方が高糖質食に比し、
体重が減少しやすいことは明白です。


<推定エネルギー必要量と糖質制限食>
糖質制限食で減量を目指す時に、糖尿病学会推奨のように

男性:1400~2000kcal/日(糖尿病治療ガイド2014-2015から上限が200kcal増加)
女性:1200~1800kcal/日(糖尿病治療ガイド2014-2015から上限が200kcal増加)

といった、厳しいカロリー制限は必要ありません。

一方、「日本人の食事摂取基準」(2015年、厚生労働省)
に示す推定エネルギー必要量の範囲、
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf

推定エネルギー必要量
                 男性                  女性
15-17才        2500 2850 3150          2050 2300 2550kcal/日
18-29才        2300 2650  3050         1650  1950   2200
30-49才        2300 2650  3050          1750  2000  2300
50-69才        2100 2450  2800         1650  1900  2200 
70才          1850 2200  2500         1500  1750  2000
身体活動レベル   低い 普通 高い        低い  普通  高い


くらいが目安です。

つまり、厳しいカロリー制限は必要ありませんが、野放しにいくら食べてもいいということではありませんので、念のため。

スーパー糖質制限食実践と「日本人の食事摂取基準」の標準的な摂取エネルギーなら、適正体重になると思います。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
この記事は私も見ました
おぉ、彦摩呂さんやりましたねぇ!!という感想でした。
スーパー糖質制限を実施すれば、56kgくらいには落ち着きそうですね(笑)

2015/02/11(Wed) 20:07 | URL | クワトロ | 【編集
いつも情報を有難うございます。
先生の著書に出会い、糖質制限を始め、腎臓も3期まで行っていたのですが、何とか正常に戻れた者です。
久しぶりに行った検査についてお伺いしたく、書き込みさせて頂きました。
今回クレアチニン、シスタチンCは正常値なのですが、尿検査の際タンパクが+となってしまいました。
何かの間違いかと思い、再度違う日にやっても+でした。
特に検査前に運動したなどは無いです。
ここ数年タンパク質の量は全く気にしておらず、1日2食なのですが、毎回から揚げなどは10個以上食べ、その他野菜や卵、その他おかずなどかなりの量を食べます。
カロリーは4000カロリー/日以上はとってると思いますが、体重はここ数年変わりません。
タンパク質を食べ過ぎると、正常でもタンパクが尿に出ることはあるのでしょうか?
ここ4年ほど尿たんぱくは-、半年ほど前は尿中アルブミンも10程度でしたので、タンパク質のとりすぎで急に悪くなったのかと心配になってしまいました。
お時間のございます時にご意見頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
2015/02/11(Wed) 23:07 | URL | けい | 【編集
コレステロール革命?
江部先生

アメリカ農務省の食生活指針(Dietary Guidelines)が大きく変わりそうだというニュースです。
http://www.cnbc.com/id/102414765

Dietary Guidelines Advisory Committeeが食事由来のコレステロールは血中コレステロールや心臓疾患のリスクを著しく上げるものではないとの指摘しています。

関連する記事をいくつか見ると、コレステロールの誤解はとける一方で、飽和脂肪の誤解は残りそうな感じですが・・・。

とにかく、これでコレステロールの誤解が正されてアメリカが方針を変えれば、世界に大きく影響するかもしれませんね。

よくもまあ卵一つで上限に達してしまうような基準を、ここまで用いてきたものだと思います。
これは大きな一歩になりそうです。
2015/02/12(Thu) 02:27 | URL | mina | 【編集
江部先生、こんにちは。いつも楽しみに拝見しています!私は、昨年5月に、47才で1型糖尿病と診断されました。5月末から二週間教育入院となり、ベッドの上で先生のブログを初めて拝見して、コメントさせて頂き、9か月経ちました。インスリンを打っている為、私はプチ糖質制限をしています。ヘモグロビンA1cは、発症時昨年5月→11.7、6月→9.4、7月→7.4、8月→6.4、9月→6.2、10月→6.0、11月→5.8→12月→5.9、今年1月→5.9と改善しました!糖質制限のおかげで、今のところインスリンも食前に3~4単位と少量です。糖質制限を知らなかったらカロリーばかり、気にしていたと思います。教えて頂いてありがとうございます。クリスマスは、ドットコムで糖質オフロールケーキをおいしく頂きました。これからもいろいろな情報をよろしくお願い致します!








2015/02/12(Thu) 11:09 | URL | yo-ko | 【編集
Re: タイトルなし
けい さん

お久しぶりです。

糖尿病腎症第3期だったのが、
「ここ4年ほど尿たんぱくは-、半年ほど前は尿中アルブミンも10程度」
これは、素晴らしいです。

正常人がタンパク質を多く食べても、タンパクが尿に出ることはありません。
クレアチニン、シスタチンCが正常で、eGFRが60ml以上なら
日本腎臓病学会のCKDガイド2013によれば、タンパク質制限の必要はないです。

糖尿病は絶好調なので、糖尿病からの、尿タンパクとは考えにくいです。
尿タンパクの定量で、何mgでているかも調べましょう。

まれに尿中に精子が混入していて、蛋白尿を示すことがあります。
もし可能なら、尿中微量アルブミンを検査しましょう。
尿中アルブミンが正常なら、全く心配ないことになります。
2015/02/12(Thu) 18:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: コレステロール革命?
mina さん

情報をありがとうございます。
アメリカ農務省の食生活指針(Dietary Guidelines)が、コレステロール摂取OKと変われば
日本にも大変大きな影響がでると思います。

糖質制限食には、大きな追い風ですね。
2015/02/12(Thu) 18:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
yo-ko さん

1型で、HbA1c:5.9% とは素晴らしいです。
インスリンも食前に3~4単位と少量で、とても好ましいです。
2015/02/12(Thu) 18:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
精子の可能性もあるのですね。
尿中アルブミン検査を依頼したら既にタンパクが出てるので意味が無いと言われてしまいました。
再度他の病院で量ってみます。
先生有難うございました。
2015/02/12(Thu) 18:54 | URL | けい | 【編集
Re: タイトルなし
けい さん

通常は、タンパク尿陽性なら、微量アルブミン尿は300以上あることになります。
従って、主治医が意味がないと仰ったのもわかります。

ただ、経過からみて、微量アルブミンの段階を通り越して、いきなりタンパク尿というのは
まれなことなので、再度確認する意味があると思います。
2015/02/12(Thu) 21:34 | URL | ドクター江部 | 【編集
C-ペプチドの値
江部先生
いつも有益な情報を提供していただきありがとうございます。

私もカロリー制限から糖質制限に切り替えて4か月目
Hb1Acの値が11から5.8まで改善し尿と血液の検査結果がすべて正常値となりました。
体重も120kgからもう少しで90kgを切るところまで減らすことができました。
(無論運動もしています)

先日の通院時に現時点での私のインスリン分泌能力がどのくらいなのかを調べてもらうためC-ペプチドの値も追加したのですが

もしこの値が正常値1.2-2.0ng/mlだった場合、糖尿病は治ったと言えるのでしょうか?

当然ながら値がどうであろうと糖質制限を続けていく予定ですが
ある程度は緩和できるのかなと淡い期待をしています。
(お米も芋も麺もパンもこの4か月我慢してきたのでさすがに少し辛いです)

お忙しいところ恐縮ですが、お時間あるときにでも回答いただけると幸いです。
2015/02/12(Thu) 22:56 | URL | バッテラ | 【編集
尿中アルブミンの結果です
先生いつもありがとうございます。

尿中アルブミンの検査に行ってきました。

なぜか2回とも+だった尿検査が今回は-でした。精子だったのでしょうか?

そしてアルブミン検査結果は、
赤血球1〜4/HPF
白血球1未満/HPF
扁平上皮1未満/HPF
アルブミン39.4、クレアチニン132.04、クレアチニン補正値29.8という結果でした。
ちょっと高いけどまあ大丈夫と言われました。
ただ尿潜血は2+でした。
3期Aだったのが1期まで戻ったのですが、やはり腎臓というのは一度壊れてしまったものは1〜2期をウロウロするようなものなのでしょうか?

考えてみれば膵臓の機能が大分復活したのを良いことに糖質制限食が緩くなっていました。
食後血糖値は3日に一回は計り1時間で160を超えたことは数年で数回しかなかったのですが・・・

今後は初心に帰り、糖質制限をもっと厳しくし続けて行きたいと思います。
2015/02/18(Wed) 13:40 | URL | けい | 【編集
Re: 尿中アルブミンの結果です
けい さん

良かったです。
尿タンパクは陰性で、尿中微量アルブミンも正常。
糖尿病腎症の悪化ではなかったようですね。

「赤血球1〜4/HPF 」

尿沈査:尿を遠心して沈殿物(尿沈査)を顕微鏡で観察します。
1つの視野に赤血球が5個以上あれば血尿と診断しますので正常範囲です。

尿潜血は鋭敏な検査ですが、擬陽性も出やすいので、尿沈査のほうが正確です。
2015/02/18(Wed) 14:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
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