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岩田健太郎先生著「食べ物のことは体に訊け!」について
【15/02/06 おかだ

岩田健太郎先生著「食べ物のことは体に訊け!」

江部先生

おかだ@小児科医です。

FBの私のタイムラインに書き込んだものをペーストします。

岩田健太郎先生は感染症に対しては鋭い舌鋒ですのに、 わかってもらえないのが、残念です。

http://www.amazon.co.jp/…/44800…/ref=cm_cr_ryp_prd_ttl_sol_0

本日到着しましたので第一章のみ読みました。

まず、糖質制限は「だれでもやせる」方法ではない(P24L7)

当たり前です。糖質過剰摂取によって太っている人は、だれでも痩せるのです。
その人の至適なBMIになるわけです。
痩せている人は、糖質制限食により体重がふえることは、よくあることです。
「ぼくの場合BMI20~21台」の人が糖質制限して体重が増えるのは、岩田先生の至適なBMIがもっと高いところにあるのではないかと考えます。

つぎに、私達糖質セイゲニストは決して炭水化物を食べるなと言っている訳ではありません。

本の題名は編集者がつけるのでセンセーショナルになるかも知れませんが。
炭水化物を食べなくてもいいという自由があると主張しています。
二元論を展開しているのは、従来の栄養学を信望されている方や糖尿病学会の方々ではないでしょうか。

「どういう食事法を選ぼうとその人の自由です」P38L11

当然です。私はご飯は食べませんと言っているだけです。
他人が何を食べようが自由です。

逆に「朝おにぎりだけでも食べて行きなさい。ご飯を食べないと体が持たない。食べなさい」とご飯を食べることを強要しないでください。

私達は炭水化物(糖質)を制限したことにより、炭水化物(糖質)が「依存性のある嗜好品」と感じるようになりました。
だからといって、炭水化物(糖質)を食べるなと言っていません。
メタボやその他、炭水化物(糖質)過剰摂取により、不調を訴えている人には、炭水化物(糖質)をやめてみるという手もあるのと言っているだけです。

次に糖尿病の治療食としての糖質制限食についてです。

「糖尿病にしろすぐに結論をつける必要はないのです。・・・・(完治しませんし)」(P37L3)

糖尿病の合併症で苦しんでいて、糖質制限食に出会い現在、全くHbA1cが正常化した方がこのフレーズを読めばとっても悲しむと思います。

医学会の至宝岩田健太郎先生は、糖尿病患者の「今そこにある危機」にたいしてなんと冷たいのかと。

糖尿性壊疽で下肢を切断と診断された方が、糖質制限食と湿潤療法で下肢切断を免れた例です。
この方に対して「すぐに結論をつける必要はない」と言われるのですか。
http://www.wound-treatment.jp/…/…/hikari/case/1084/index.htm

糖尿病のライターの方の本です。
http://www.amazon.co.jp/…/4022617977/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_2…
一般の内科医師が、糖質制限食という選択肢を全く示さず、糖質まみれのカロリー制限食を一方的におしつけることが、普通に行われています。

山田悟先生が
「私たちは“科学的根拠に基づかない(コンセンサスに基づく)食事療法”を“科学的根拠に基づく診療ガイドライン”に記載させたまま,10年を無為に過ごしてきてしまったのである。」
と述べているガイドラインに基づいているわけです。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/…/doctoreye/dr140101.html 】


食べ物のことはからだに訊け!: 健康情報にだまされるな (ちくま新書) 単行本 – 2015/2/4
岩田 健太郎 (著)


について、岡田先生からコメントをいただきました。

岡田先生。
コメント、ありがとうございます。

岩田健太郎先生著「食べ物のことは体に訊け!」
早速アマゾンで購入して読みます。

岡田先生のご意見に私も同感です。

個人がどのような食事療法を選択するかは、その人の自由です。

ただ米国糖尿病学会が

『糖尿病食事療法として唯一無二のものはない
患者ごとに個別に様々な食事パターン〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限食,低脂質食, DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食〕が受容可能。』

と選択肢を認めているのに対して、日本糖尿病学会は、唯一無二の『エネルギー制限食-高糖質食』を推奨して、選択の自由を奪っていることが大きな問題なのです。

合併症のことも、同感です。

「いまここにある危機-食後高血糖と平均血糖変動幅増大」

を毎日、3~5回繰り返して、チンタラ経過をみるようなことは、私は怖くてできません。

まして既に糖尿病合併症が生じている場合は、一刻の猶予もありません。

速やかに血糖コントロール良好を保つ以外に合併症の進行を防ぐことは不可能です。

私は、2002年に糖尿病が発覚していらい、足かけ14年スーパー糖質制限食を続けています。

お陰様で、合併症はなしで、血液検査も全て正常です。

スーパー糖質制限食なら、江部康二は正常人です。

完治しないもなにも、糖質さえ制限していれば、健康そのもので、病気ではありません。

糖質を食べたら、江部康二は糖尿人になるだけのことです。

岩田健太郎先生、感染症治療のスペシャリストで、私の尊敬する医師の一人です。

岩田先生のブログもニュートラルな見解で、私も納得できることがほとんどです。

今回は、日本全国の糖尿人を合併症から救うために、岩田先生、糖質制限食に関しては、是非再考してほしいです。
よろしくお願い申し上げます。

岩田先生も仰るように、糖質制限食に関しても、カロリー制限食に関しても、長期的なエビデンスはほとんどないのが現状です。

それなら、自分の頭で考えて、判断するしかありません。

現時点で判明していることは、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」が最大の酸化ストレスリスクであり、糖尿病合併症の元凶であることです。

そして、それらを引き起こすのは、3大栄養素の中で、糖質摂取時だけです。

すなわち、日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(カロリー制限高糖質食)では「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」は絶対に防げません。

脂質・タンパク質を主として摂取する糖質制限食なら「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」は生じません。

糖尿病治療食としての『糖質制限食』と『カロリー制限高糖質食』

どちらが優れているかは、理論的には明々白々ですね。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
食べ物のことはからだに聞け
岡田先生のおっしゃるとおりと思います。いまさら、迷うこともないとは思いますが、江部先生の記事と共に、明日の月例会で、しっかり確認をしたいと思います。
私事ですが、まもなく、江部式糖質制限に出会い4年半になろうとしています。おかげさまで、服薬なしで、風邪もひかずいたって元気です。もし、糖質制限に出会わなかったら、今頃は、人工透析に入っている時期と思います。
同じ思いの仲間(女子大生から80歳超まで)と、毎月、情報交換をして、素人ながら、でも、自分のからだで学んだことを、ブランディングし続けていきたいと思います。
2015/02/07(Sat) 20:54 | URL | 北九州 三島 | 【編集
訊け!でした。
失礼しました。
2015/02/07(Sat) 20:56 | URL | 北九州 三島 | 【編集
食べ物のことはからだに訊け!読了
本日、7日、入手。アマゾンでは一時的に品切れのため、近所の本屋さんに入荷するのを待ったためです。明日8日の勉強会に読後感を発表する予定にしていたので、急ぎ足で読みました。
タイトルは「訊け!」本文は「聞け」でした。汗。結局、正しい糖質制限の経験がないのかなと感じました。(お若く健康のようなので。)糖質制限だけでなく、ここはF先生、ここはO先生のことだなと想像しながら、楽しく読ませていただきました。
つまり、第7章 食べ物のことは他人に聞くな、自分に聞け といい、あとがきで、 食生活が楽しくゆたかで、やんわりゆるやかなものでありますように と言われていることは同感できます。
糖質制限当初、何を食べたらいいかわからないだったのに、明日の月例会では、ジビエをいただくようになった我々糖質セイゲニストとしては、おいしく楽しく感性に任せるままに自由に楽しく食事をしているので、岩田先生に言わせると、優等生かもしれないなと思いました。
2015/02/07(Sat) 22:23 | URL | 北九州 三島 | 【編集
糖尿病が21年間重症化していった私は、江部先生をメディアで垣間見た事から糖質制限知り実践し、3か月足らずでインスリン離脱し正常化し、完治の兆しを実感したので、その後自身で人体実験しながらも2年足らずで現在は糖尿病服用薬はなくなりました。
後遺症の眼、脳の服用薬は余儀なく継続しています。

救いを求める患者には、ポジティブ思考ない医療関係者、特に日本糖尿病学会信者医者には怒りしか感じません。

当時の日本糖尿病学会認定専門担当医と病院は、私が江部先生の糖質制限理論で自力で改善した事に学習、反省無いどころか、圧力の限り。

本日のブログを読んでいても岩田健太郎氏の発言目的真意を知りたいもんです。

江部先生に提出しました私の医療改善データを解明説明してもらいたいもんです。

私はいつでも証言します。

江部先生の苦悩を御察しします。
今後も御尽力御願いいたします。
敬具



2015/02/08(Sun) 02:32 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
選択肢の一つとして
現在の日本の糖尿病の食事療法は、従来の低カロリー高糖質食しか指導されず、その他の選択肢が全くないのが問題ですよね。

私も先日、糖尿病性ケトアシドーシスでの入院中、栄養士からその指導をされました。
(もっとも、その場ではハイハイと素直に聞きながら、退院後は糖質制限食にすると決めていましたけどね)

すでに糖尿病歴が長く、合併症も出ている患者にとって、長期の安全性のエビデンスだの待っている猶予はないんですよね。
いますぐ何とかしないと、結果を待っている間に重大な合併症で命を落としてしまいます。

私が糖尿病のブログ(この投稿にURL貼ってあります)を作ってから、主治医の若い先生がブログを読んでくださり、主治医が紹介してくれて他の先生たちや看護師さんたちが多数読んでくださるようになって自分でもびっくりしています。
地道に「結果」を出して発表していくことで、糖質制限をひとつの選択肢として認めてくれる医師が増えていくことを願っています。
2015/02/08(Sun) 07:41 | URL | みさこ | 【編集
Re: 食べ物のことはからだに聞け
北九州 三島 さん

お互い、自分で考え、自分で判断して、自分で選択して、
糖質制限食実践で、心身共に健康維持ですね。(^^)

三島産お私も、「糖尿人」→「健康人」 です。
2015/02/08(Sun) 09:44 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
鈴木 さん

糖尿病改善、インスリン離脱、良かったです。

徐々に日本の医学界にも、糖質制限食が浸透して行きつつありますが、
さらに啓蒙活動を続けていきます。

2015/02/08(Sun) 09:48 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 選択肢の一つとして
みさこ さん

ブログみました。
主治医の先生、糖質制限食に賛成ではなくても、止めろとは仰らないのは、いいですね。

みさこさんが、糖質制限食で実績をあげて証拠を示せば、
若い医師は、頭もまだ柔軟なので、糖質制限食賛成派になって頂けるかもしれません。
2015/02/08(Sun) 09:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
主人のことです
はじめまして。 突然ですが、糖質制限食ドットコムの注文したいと思い、質問を、お願いいたします。(薬飲む前の、空腹時血糖値110でした。中性脂肪334mLDL181mHDL46総コレステロール277でした。)
高脂血証糖尿(薬、飲んでです。飲む前は、わかりません。Hc1=6.0~6.5です。)で、アクトス30.アジルバ40mg.リピディル80mg.クレストール2.5mg服用中です。(主治医は、相談は無理な感じな先生です。)やめたいので、思い切って、スーパー糖質制限食を、実践したいと思います。薬は、飲みながらでいいのでしょうか?スーパーは、主食カットですが、「糖質制限ドットコム」のなかなら、パンも、パスタもスーパー糖質制限食に、なりますか?(本では、12%ドットコムでは、g表示なので良くわかりません。)ドットコムのは、スーパー糖質制限ではなく、スタンダードや、プチに、入ってから、実践の方が、よいのでしょうか?
お忙しいとこ恐れ入りますが、お返事お待ちしております。
2015/02/08(Sun) 11:15 | URL | 匿名 | 【編集
Re: 主人のことです
匿名 さん

アクトス30.アジルバ40mg.リピディル80mg.クレストール2.5mg」

スーパー糖質制限食を実践されるなら、アクトスはもういらないと思います。
他の藥は併用でもいいので、徐々に減らすことを目指します。
スーパー糖質制限食は、1回の食事の糖質量を、10~20g以下にします。

その範囲で糖質制限ドットコムのパンをうまく利用すればよいと思います。

2015/02/09(Mon) 20:26 | URL | ドクター江部 | 【編集
>都内河北 鈴木
鈴木さん、貴重な発言ありがとうございます。

「糖質中毒で糖尿病発症」の人々」は手強いですよ(爆

 無理しないで下さいませ。生活を改善して行か無ければ早晩死にますし(爆

2015/02/09(Mon) 23:16 | URL | らこ | 【編集
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