2015年01月12日 (月)
【15/01/11 しらねのぞるば
日本病態栄養学会2日目
注目のコントラバーシー2【妊娠中の糖質制限は適切か?】では,相変わらず福井先生は,糖質制限に対して,『懸念』を沢山並べ立てるという戦術で,もはや立ち位置があやふやになってきた印象です.
それにしても,さほど強力でもない「エビデンス」をあんなに多数出して大幅に時間オーバーしたのは,時間切れに持ち込んでDiscussion時間をなくしてしまえ,という作戦だったのでしょうか? だったら福井先生,大成功です. いよいよ本格的議論か,というところで終了時間になりましたからね.
対して山田先生は,ケトン体に対して従来からはかなり踏み込んで,『有害なものではない』から『神経細胞発達には不可欠のものである可能性』にまで言及されました.これは宗田先生の『胎児は,ケトン体で成長しているからこそ高濃度なのだ』という主張とも合致しています.
ただ,その一方で,ケトアシドーシスが起こる濃度にはできるだけ近づきたくないというスタンスから,安全なケトン体濃度は,エビデンス蓄積されるまでは言明できないという慎重な立場でしたね.
しかし,ついこの間までは,「ケトン体濃度=0が正常」と思っている方がほとんどだったのに,今やれっきとした学会会場で,血中ケトン体濃度はどこまでが安全か,しかもそれをμmol/lではなく, mmol/l単位で議論されるようになったのですね. やっとここまで来たかと時代の進展を感じると同時に,江部先生のこれまでのご努力に頭が下がります.
なおMain Hallで,ここまで進んだ議論が行われた一方で,逆の意味でまだまだすごい先生がおられるのですね.隣のB-1 Roomで行われた一般口演に,妊娠ラットにカゼイン50%もの餌を摂らせて,生まれてきた仔ラットはすべて異常だったという,ひどい発表がありましたが,江部先生含め,発表後の質問3件すべてが,『実験設定がおかしいのではないか.これでいったい何が言えるのか』だったのは当然でしたね.
この実験,予め導くべき結論を決めておいて,そうなるように実験条件を設定したとしか思えません.科学者にはあるまじき態度で,STAP細胞と同列だと思います.この結論を支持する方が会場にいなかったのがせめてもの救いですが.】
おはようございます。
しらねのぞるばさんから、第18回日本病態栄養学会2日のコントラバーシー2【妊娠中の糖質制限は適切か?】について、コメントをいただきました。
ありがとうございます。
ご指摘のように、福井氏の発表は、日本のガイドラインの引用が多くて、エビデンスとなる論文は少なくて、説得力に欠けました。
さらに、永井クリニック松本桃代管理栄養士の
「妊娠後期には糖質制限食には関係なくほとんどの妊婦で、βヒドロキシ酪酸が基準値より高値となる」
という質問に対して、妊婦で500μmol/Lとか、1000μmol/Lとかなら問題ないと発言されました。
懸念されるとして引用されたRizzoTの論文「ケトン体が高値で出産後の子の知能が低下する」は、180μmol/Lと100μmol/Lの比較ですから、語るに落ちるというやつですね。
山田悟氏の発表は、しっかりしたエビデンスに基づくもので説得力がありました。
妊婦のケトン体高値にたいしても、最後まで慎重な姿勢は崩さず、現時点では「ケトン体高値となるほどの糖質制限食は推奨されない」ということでした。
しかしながら、しらねのぞるばさんもご指摘のように
「ケトン体が神経細胞発達に不可欠なもの」「ケトン体には神経細胞保護作用、酸化ストレスを減らす作用」があると言及され、明確に「ケトン体には人体への有益な作用がある」ということを提示されました。
これは大きな変化と思います。
座長の杉山隆氏も、宗田マタニティクリニック宗田哲男医師に対して、約4分くらいの発言時間を設定していただき、好印象を持ちました。
しらねのぞるばさんの感想にもあるように、学会全体として、ケトン体や糖質制限食に対して、「無知・無理解」の段階から脱却して、知識を得ようという良い方向に向かっていると思いました。
なお宗田医師から「1型糖尿病妊婦がインスリンなしで無事出産で、母子共に健康」というお話がありました。
時間がなくて宗田医師が詳細を説明することができなかったので、簡単に経過を述べます。
まず、妊娠された女性が、検査でHbA1c12%以上で、しかも抗GAD抗体陽性で1型と診断されて、某大学病院で「即中絶してインスリン治療を開始しなさい」と説得されました。
この妊婦さんは、どうしても出産したいということで、自分で決断して糖質制限食を開始されました。
そのころ私のブログにコメントで相談されたので、「いざとなれば必ずインスリン治療を選択してください。」と説明して、宗田マタニティクリニックを紹介しました。
宗田医師も同一の考えで、逐一検査して、状態を正確に把握しながら、「中絶はしなくていいですが、必要ならインスリン治療を開始します」とこの1型糖尿病合併妊婦さんに説明されました。
ところが、宗田医師や私の懸念にも関わらず、血糖値の検査結果は、常に糖尿病妊娠の目標基準を満たして、健康そのもので経過しました。
血中ケトン体は2000μmol/Lを超える高値のこともありましたが、勿論アシドーシスはなく健康そのものでした。
1型ながら、内因性インスリンがまだあるていど確保されていたので、スーパー糖質制限食により、このような、奇跡的なことが可能だったのだと思います。
強調しますが、宗田医師がインスリンなしを奨めたということは一切なく、慎重に経過観察していった結果として、インスリンフリーのままで、母子共に健康な分娩ができたということです。
☆☆☆
第18回日本病態栄養学会年次学術集会
コントラバーシー2
1月11日(日) 14:00~15:00 Main Hall
◇妊娠中の糖質制限は適切か?
座長 東北大学病院 周産母子センター 杉山 隆
CV2-1 妊婦の糖質制限の懸念点
京都府立医科大学 内分泌・代謝内科学 福井 道明
CV2-2 妊娠中の糖質摂取をどうすべきか?
北里大学北里研究所病院 糖尿病センター 山田 悟
江部康二
日本病態栄養学会2日目
注目のコントラバーシー2【妊娠中の糖質制限は適切か?】では,相変わらず福井先生は,糖質制限に対して,『懸念』を沢山並べ立てるという戦術で,もはや立ち位置があやふやになってきた印象です.
それにしても,さほど強力でもない「エビデンス」をあんなに多数出して大幅に時間オーバーしたのは,時間切れに持ち込んでDiscussion時間をなくしてしまえ,という作戦だったのでしょうか? だったら福井先生,大成功です. いよいよ本格的議論か,というところで終了時間になりましたからね.
対して山田先生は,ケトン体に対して従来からはかなり踏み込んで,『有害なものではない』から『神経細胞発達には不可欠のものである可能性』にまで言及されました.これは宗田先生の『胎児は,ケトン体で成長しているからこそ高濃度なのだ』という主張とも合致しています.
ただ,その一方で,ケトアシドーシスが起こる濃度にはできるだけ近づきたくないというスタンスから,安全なケトン体濃度は,エビデンス蓄積されるまでは言明できないという慎重な立場でしたね.
しかし,ついこの間までは,「ケトン体濃度=0が正常」と思っている方がほとんどだったのに,今やれっきとした学会会場で,血中ケトン体濃度はどこまでが安全か,しかもそれをμmol/lではなく, mmol/l単位で議論されるようになったのですね. やっとここまで来たかと時代の進展を感じると同時に,江部先生のこれまでのご努力に頭が下がります.
なおMain Hallで,ここまで進んだ議論が行われた一方で,逆の意味でまだまだすごい先生がおられるのですね.隣のB-1 Roomで行われた一般口演に,妊娠ラットにカゼイン50%もの餌を摂らせて,生まれてきた仔ラットはすべて異常だったという,ひどい発表がありましたが,江部先生含め,発表後の質問3件すべてが,『実験設定がおかしいのではないか.これでいったい何が言えるのか』だったのは当然でしたね.
この実験,予め導くべき結論を決めておいて,そうなるように実験条件を設定したとしか思えません.科学者にはあるまじき態度で,STAP細胞と同列だと思います.この結論を支持する方が会場にいなかったのがせめてもの救いですが.】
おはようございます。
しらねのぞるばさんから、第18回日本病態栄養学会2日のコントラバーシー2【妊娠中の糖質制限は適切か?】について、コメントをいただきました。
ありがとうございます。
ご指摘のように、福井氏の発表は、日本のガイドラインの引用が多くて、エビデンスとなる論文は少なくて、説得力に欠けました。
さらに、永井クリニック松本桃代管理栄養士の
「妊娠後期には糖質制限食には関係なくほとんどの妊婦で、βヒドロキシ酪酸が基準値より高値となる」
という質問に対して、妊婦で500μmol/Lとか、1000μmol/Lとかなら問題ないと発言されました。
懸念されるとして引用されたRizzoTの論文「ケトン体が高値で出産後の子の知能が低下する」は、180μmol/Lと100μmol/Lの比較ですから、語るに落ちるというやつですね。
山田悟氏の発表は、しっかりしたエビデンスに基づくもので説得力がありました。
妊婦のケトン体高値にたいしても、最後まで慎重な姿勢は崩さず、現時点では「ケトン体高値となるほどの糖質制限食は推奨されない」ということでした。
しかしながら、しらねのぞるばさんもご指摘のように
「ケトン体が神経細胞発達に不可欠なもの」「ケトン体には神経細胞保護作用、酸化ストレスを減らす作用」があると言及され、明確に「ケトン体には人体への有益な作用がある」ということを提示されました。
これは大きな変化と思います。
座長の杉山隆氏も、宗田マタニティクリニック宗田哲男医師に対して、約4分くらいの発言時間を設定していただき、好印象を持ちました。
しらねのぞるばさんの感想にもあるように、学会全体として、ケトン体や糖質制限食に対して、「無知・無理解」の段階から脱却して、知識を得ようという良い方向に向かっていると思いました。
なお宗田医師から「1型糖尿病妊婦がインスリンなしで無事出産で、母子共に健康」というお話がありました。
時間がなくて宗田医師が詳細を説明することができなかったので、簡単に経過を述べます。
まず、妊娠された女性が、検査でHbA1c12%以上で、しかも抗GAD抗体陽性で1型と診断されて、某大学病院で「即中絶してインスリン治療を開始しなさい」と説得されました。
この妊婦さんは、どうしても出産したいということで、自分で決断して糖質制限食を開始されました。
そのころ私のブログにコメントで相談されたので、「いざとなれば必ずインスリン治療を選択してください。」と説明して、宗田マタニティクリニックを紹介しました。
宗田医師も同一の考えで、逐一検査して、状態を正確に把握しながら、「中絶はしなくていいですが、必要ならインスリン治療を開始します」とこの1型糖尿病合併妊婦さんに説明されました。
ところが、宗田医師や私の懸念にも関わらず、血糖値の検査結果は、常に糖尿病妊娠の目標基準を満たして、健康そのもので経過しました。
血中ケトン体は2000μmol/Lを超える高値のこともありましたが、勿論アシドーシスはなく健康そのものでした。
1型ながら、内因性インスリンがまだあるていど確保されていたので、スーパー糖質制限食により、このような、奇跡的なことが可能だったのだと思います。
強調しますが、宗田医師がインスリンなしを奨めたということは一切なく、慎重に経過観察していった結果として、インスリンフリーのままで、母子共に健康な分娩ができたということです。
☆☆☆
第18回日本病態栄養学会年次学術集会
コントラバーシー2
1月11日(日) 14:00~15:00 Main Hall
◇妊娠中の糖質制限は適切か?
座長 東北大学病院 周産母子センター 杉山 隆
CV2-1 妊婦の糖質制限の懸念点
京都府立医科大学 内分泌・代謝内科学 福井 道明
CV2-2 妊娠中の糖質摂取をどうすべきか?
北里大学北里研究所病院 糖尿病センター 山田 悟
江部康二
江部先生の隣で聞いておりました。
福井先生相変わらず、論理破綻しています。
また、わざとでしょうか、大幅に時間を超過して、ディスカッションの時間をなくしてしまいましたね。もし質問ができれば
「私も小児科ですので低出生体重児のリスクはよく分かります。ところで、私が聞き漏らしたのかもしれませんが、低糖質食の妊婦が低出生体重児を産む確率が高いというdataを見せていただけますか。」と聞いてみたたかったです。
糖質制限食妊婦が巨大児を生む比率が低いことと、低出生体重児のリスクが高いことという全く別次元のことを、因果関係があるかのように話しておられました。
あと、しかしCOIを開示するのスライドが一瞬で消えたのが印象的でした。もう一度見せてくださいと言いたかったです。
福井先生相変わらず、論理破綻しています。
また、わざとでしょうか、大幅に時間を超過して、ディスカッションの時間をなくしてしまいましたね。もし質問ができれば
「私も小児科ですので低出生体重児のリスクはよく分かります。ところで、私が聞き漏らしたのかもしれませんが、低糖質食の妊婦が低出生体重児を産む確率が高いというdataを見せていただけますか。」と聞いてみたたかったです。
糖質制限食妊婦が巨大児を生む比率が低いことと、低出生体重児のリスクが高いことという全く別次元のことを、因果関係があるかのように話しておられました。
あと、しかしCOIを開示するのスライドが一瞬で消えたのが印象的でした。もう一度見せてくださいと言いたかったです。
2015/01/12(Mon) 12:49 | URL | おかだ | 【編集】
70歳の小生に初孫が授かりました。
小さな命の重みをずっしりと感じます。
>某大学病院で「即中絶してインスリン治療を開始しなさい」と説得されました。
>この妊婦さんは、どうしても出産したいということで、
>自分で決断して糖質制限食を開始されました。
不勉強な医師に掛かると「人の命が失われます」
>強調しますが、宗田医師がインスリンなしを奨めたということは一切なく、
>慎重に経過観察していった結果として、
>インスリンフリーのままで、母子共に健康な分娩ができたということです。
江部先生や宗田先生に掛かると「人の命が守られます」
不勉強な医師たちよ!
「浄玻璃の鏡」を覚悟なさいませ。
小さな命の重みをずっしりと感じます。
>某大学病院で「即中絶してインスリン治療を開始しなさい」と説得されました。
>この妊婦さんは、どうしても出産したいということで、
>自分で決断して糖質制限食を開始されました。
不勉強な医師に掛かると「人の命が失われます」
>強調しますが、宗田医師がインスリンなしを奨めたということは一切なく、
>慎重に経過観察していった結果として、
>インスリンフリーのままで、母子共に健康な分娩ができたということです。
江部先生や宗田先生に掛かると「人の命が守られます」
不勉強な医師たちよ!
「浄玻璃の鏡」を覚悟なさいませ。
岡田先生
糖質制限食で低出生体重児のリスクが高いというエビデンスはありません。
福井先生、低カロリー妊婦例えば
「オランダの飢餓の妊婦と赤ちゃん」の話と混同されているのかもしれませんね。
糖質制限食で低出生体重児のリスクが高いというエビデンスはありません。
福井先生、低カロリー妊婦例えば
「オランダの飢餓の妊婦と赤ちゃん」の話と混同されているのかもしれませんね。
2015/01/12(Mon) 17:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ライフワーク光野 さん
コメント、ありがとうございます。
「浄玻璃の鏡」・・・浅学にして、知らなかったのでウィキペディアで調べました。σ(=_=;)ヾ
浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)とは、
地獄を守護する閻魔が亡者の裁判で亡者の善悪の見極めに使用する水晶製の鏡である。
この鏡には亡者の生前の一挙手一投足が映し出されるため、いかなる隠し事もできない。
もしこれで嘘をついていることが判明した場合、閻魔に舌を抜かれてしまうという。
また、これで映し出されるのは亡者自身の人生のみならず、その人生が他人にどんな影響を及ぼしたか、
またその者のことを他人がどんな風に考えていたか、といったことまでがわかるともいう。
一説によればこの鏡は亡者を罰するためではなく、
亡者に自分の罪を見せることで反省を促すためのものともいわれている。
コメント、ありがとうございます。
「浄玻璃の鏡」・・・浅学にして、知らなかったのでウィキペディアで調べました。σ(=_=;)ヾ
浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)とは、
地獄を守護する閻魔が亡者の裁判で亡者の善悪の見極めに使用する水晶製の鏡である。
この鏡には亡者の生前の一挙手一投足が映し出されるため、いかなる隠し事もできない。
もしこれで嘘をついていることが判明した場合、閻魔に舌を抜かれてしまうという。
また、これで映し出されるのは亡者自身の人生のみならず、その人生が他人にどんな影響を及ぼしたか、
またその者のことを他人がどんな風に考えていたか、といったことまでがわかるともいう。
一説によればこの鏡は亡者を罰するためではなく、
亡者に自分の罪を見せることで反省を促すためのものともいわれている。
2015/01/12(Mon) 17:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんにちは
長野県在住 37歳の主婦です。
昨年の夏に 妊娠糖尿病と診断されてから、
毎日ブログを拝見させていただいてます。
前回も妊娠糖尿と診断せれ、
今回も入院指導と、カロリー制限食、
今回はインスリン投与していました。しかし、安定しない血糖値に不安とストレスを感じ、情緒不安定になりました。
何か対策はないかと、ネットサーフィンをしていたら、先生のブログにたどり着き、インスリンを1週間で止めました。
自己流ですが、病院に内緒で糖質制限を始めたところ 今まで 何だったのか?と言うくらい、血糖値が安定し 無駄な体重増加もなく、逆に『変なダイエットしてないか?』と病院で言われました。
数値も何とか落ち着き、無事に出産しましたが…GAD抗体?が陽性だから、1型糖尿病の可能性がある…と 担当医に言われました。近親者に糖尿病の者はいなかったので、あまりピンと来なかったのですが、専門医で調べた方が良いと言われました。
出産後もやはり不安で、何とか糖質制限を続けております。
先日やっと、産後初めて 糖尿病内科にかかりました。、血液検査の結果 『緩徐進行1型糖尿病』と診断されました。GAD抗体が3.1だそうです。
妊娠中のGAD抗体は2.4でした。
少し数字が上がっていたので、不安です。
専門医は『今すぐ発症…と言うわけではないので、定期的に通って様子を見ましょう。』と言われて診察が終わりました…
肝心な数字を見せて貰えず、パソコンを覗いて抗体の数字を覚えてきましたが、家で血糖値を
測るわけでもなく、何も対策するわけでもなく、ただ診断して終わり…
これって、糖尿病になるのを黙って待ってるだけじゃない!?
ただ血液検査、尿検査をしに高速代払って糖尿病になるのを待ってるなんて、そんなアホな話ないと思います。
自分の状況が分からず、目標もなく糖尿病の恐怖に怯えてるなんて…時間の無駄です。
他の病院で もう一度 診察した方が良いでしょうか?
いずれ糖尿病になるのなら、出来る限り、糖質制限をして 自分の身体の可能性を信じて生きたいです。
高雄病院に伺えたら…と思ってもいますが、乳飲み子がおり 今は難しいですが、
どうか、ご教授願います。
長野県在住 37歳の主婦です。
昨年の夏に 妊娠糖尿病と診断されてから、
毎日ブログを拝見させていただいてます。
前回も妊娠糖尿と診断せれ、
今回も入院指導と、カロリー制限食、
今回はインスリン投与していました。しかし、安定しない血糖値に不安とストレスを感じ、情緒不安定になりました。
何か対策はないかと、ネットサーフィンをしていたら、先生のブログにたどり着き、インスリンを1週間で止めました。
自己流ですが、病院に内緒で糖質制限を始めたところ 今まで 何だったのか?と言うくらい、血糖値が安定し 無駄な体重増加もなく、逆に『変なダイエットしてないか?』と病院で言われました。
数値も何とか落ち着き、無事に出産しましたが…GAD抗体?が陽性だから、1型糖尿病の可能性がある…と 担当医に言われました。近親者に糖尿病の者はいなかったので、あまりピンと来なかったのですが、専門医で調べた方が良いと言われました。
出産後もやはり不安で、何とか糖質制限を続けております。
先日やっと、産後初めて 糖尿病内科にかかりました。、血液検査の結果 『緩徐進行1型糖尿病』と診断されました。GAD抗体が3.1だそうです。
妊娠中のGAD抗体は2.4でした。
少し数字が上がっていたので、不安です。
専門医は『今すぐ発症…と言うわけではないので、定期的に通って様子を見ましょう。』と言われて診察が終わりました…
肝心な数字を見せて貰えず、パソコンを覗いて抗体の数字を覚えてきましたが、家で血糖値を
測るわけでもなく、何も対策するわけでもなく、ただ診断して終わり…
これって、糖尿病になるのを黙って待ってるだけじゃない!?
ただ血液検査、尿検査をしに高速代払って糖尿病になるのを待ってるなんて、そんなアホな話ないと思います。
自分の状況が分からず、目標もなく糖尿病の恐怖に怯えてるなんて…時間の無駄です。
他の病院で もう一度 診察した方が良いでしょうか?
いずれ糖尿病になるのなら、出来る限り、糖質制限をして 自分の身体の可能性を信じて生きたいです。
高雄病院に伺えたら…と思ってもいますが、乳飲み子がおり 今は難しいですが、
どうか、ご教授願います。
はる さん
抗GAD抗体が、2.4から3.1は、変わりなしとみてよいです。
成人発症の「緩徐進行1型糖尿病」は長期にわたって、インスリン分泌能が残る例があります。
血糖コントロール良好を糖質制限食で維持することで、
「高血糖によるβ細胞の障害」が防げます。
このままスーパー糖質制限食なら、当分インスリンなしで、血糖コントロール良好を保てると思います。
一般社団法人
日本糖質制限医療推進協会
http://toushitsuseigen.or.jp/
の、提携医療機関をご参照いただけば幸いです。
抗GAD抗体が、2.4から3.1は、変わりなしとみてよいです。
成人発症の「緩徐進行1型糖尿病」は長期にわたって、インスリン分泌能が残る例があります。
血糖コントロール良好を糖質制限食で維持することで、
「高血糖によるβ細胞の障害」が防げます。
このままスーパー糖質制限食なら、当分インスリンなしで、血糖コントロール良好を保てると思います。
一般社団法人
日本糖質制限医療推進協会
http://toushitsuseigen.or.jp/
の、提携医療機関をご参照いただけば幸いです。
2015/01/13(Tue) 10:15 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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