2014年12月31日 (水)
こんにちは。
思いつくままに、2014年糖質制限食10大ニュースを選んでみました。
1)
胎児・新生児のケトン体は高値。ケトン体の安全性の証明。
2014年01月12日 (日)の記事をご参照下さい
第17回日本病態栄養学会年次学術集会
一般演題69 小児栄養・母子栄養②
第2日目1月12日(日)10:50~12:00 会議室801+802
O-429 妊娠糖尿病における糖質制限食事療法の導入効果の検証第2報1
永井クリニック松本桃代、他
O-430 妊娠糖尿病における糖質制限食事療法の導入効果の検証2第二報
CGMによる検討を加えて
宗田マタニティクリニック河口江里、他
O-431 妊娠糖尿病における糖質制限食事療法の導入効果の検証3
糖質制限食による高ケトン血症は危険か?
宗田マタニティクリニック宗田哲男
2014年1月12日(日)大阪国際会議場で、第17回日本病態栄養学会年次学術集会が開催されました。
松本桃代管理栄養士と河口江里管理栄養士は、妊娠糖尿病における糖質制限食の有効性と安全性を報告しました。
宗田哲男医師は、普通に糖質を食べている女性における人工流産児の絨毛のケトン体(βヒドロキシ酪酸)値を、58検体測定され、平均1730μmol/Lで、通常の基準値(血中βヒドロキシ酪酸値85μmol/l以下)に比しはるかに高値であることを報告されました。
58検体全てが成人の基準値よりはるかに高値でしたので、胎児のケトン体の基準値は成人よりかなり高値であると言えます。
これは世界で初めての報告であり、極めて貴重なデータです。(^-^)v(^-^)v
宗田先生のご研究により、ケトン体は危険でも何でもなく、ごく日常的な胎児のエネルギー源であり、その安全性が保証されたと言えます。
2)夏井先生の糖質制限アンケート結果。
2014年04月10日 (木)の記事をご参照下さい
夏井先生の糖質制限アンケート結果が公表されています。
https://docs.google.com/forms/d/1l5M-yzXroALSlGwpuy1FK-qCB3zghmCMfrCWMwOb1-0/viewanalytics
とても興味深いです。
33項目の膨大なアンケートです。
男性810名、女性598名 → 現在もっと増えていると思います。
夏井先生、ご苦労様です。
ありがとうございます。
アンケートをとって数を集めてみると、印象で思っていたことが確認される場合がほとんどで、安心しました。
しかし、たまに印象と異なる結果があるので考察が必要です。
3)日経メディカルアンケート、医師の過半数が「糖質制限」支持
2014年07月10日 (木)の記事をご参照下さい
日経メディカル・オンライン2014年7月9日号の記事。
インターネットで医師にアンケートし、2263名が有効回答。
支持が15.1%、どちらかというと支持が43.2%。
合計58.3%の医師が容認し、過半数超え。
3人に1人は、自ら糖質制限食を実践。
4人に1人が、患者さんに推奨。
過半数の医師が「糖質制限」を支持していて、良い意味で衝撃的で、びっくりしました。
このことは、私が思っていたよりはるかに早い速度で医学界に糖質制限食が浸透していたということで、とても嬉しいサプライズです。
賛成派の医師でも、温度差があるようで患者さんにも勧める人もいれば、自分は30kgの減量に成功していても、
「学会の指針もあるし何かあると大変なので、患者さんには一切勧めていません。」
というスタンスの人もいます。
勿論、反対派の医師も4割はいました。
なお、過半数の医師が「糖質制限」を支持という結果は、賛成派が積極的にアンケートに答えたという可能性があります。
私自身が回りを見渡しても、過半数の医師が支持とはさすがに思えませんので・・・。
4)糖質制限食の長期的安全性と根拠となる信頼度の高い論文
2014年2月26日(水)の記事をご参照下さい。
2014年11月06日 (木)の記事をご参照下さい
糖質制限食の長期的安全性と根拠となる信頼度の高い論文がでました。
NIPPON DATA 80の29年間(9200人)の追跡結果データを検討したもので、発表者の中村保幸氏は、私の京大医学部の同級生です。
前向きコホート研究
「糖質制限食の安全性にエビデンス」
前向きコホート試験NIPPON DATA80 29年間 中村保幸
第10分位(糖質摂取比率51.5%)のグループは、
第1分位(糖質摂取比率72.7%)のグループに比べて
女性においては心血管死のリスクが、
59%しかないという素晴らしい結論で、糖質制限食の圧勝。
Br J Nutr 2014; 112: 916-924
糖質大量摂取の弊害(心血管リスク)を如実に示しています。
結果として糖質摂取比率が少ない程、心血管リスク軽減において有利になることも示しています。
5)糖質制限食の有効性を示す信頼度の高いRCT論文
2014年11月07日 (金)の記事をご参照下さい
2014年度発表の糖質制限食の有効性を示す信頼度の高いRCT論文です。
食事療法のRCTはそんなにないので、貴重な論文です。
RCT論文はエビデンスレベルが最も高いとされています。
1)は糖質摂取量40g/日未満の、スーパー糖質制限食の論文です。
低脂質食との比較です。
2は糖質50%未満の低糖質地中海食群と低脂肪食群の比較で、同一カロリーです。
RCT論文
1)
低糖質食 vs. 低脂質食,減量やCVDリスク低減で、低糖質食の圧勝。1年間。
低糖質食は40g/日未満。
Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18
2)
低糖質地中海食(LCMD)。8年間RCT研究論文。
糖質50%未満のLCMD群と低脂肪群の比較。
女性は1500kcal/日。男性は1800kcal/日。
新たに診断された2型糖尿病患者では、LCMDは低脂肪食と比較して、HbA1cレベルの大きな減少、糖尿病の寛解率が高く、糖尿病治療薬の導入を遅らせた。
Diabetes Care. 2014 Jul;37(7):1824-30.
The effects of a Mediterranean diet on the need for diabetes drugs and remission of newly diagnosed type 2 diabetes: follow-up of a randomized trial.
6)SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例
2014年10月21日 (火)の記事をご参照下さい
「SGLT2阻害薬でカロリー制限食と同様、基礎代謝が低下か。」
2014年09月14日 (日) の記事をご参照下さい
SGLT2阻害薬、副作用多発。対象例は、絞るべき。
2014年09月05日 (金)の記事をご参照下さい
「SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例」という記事が、2014/10/17日経メディカルウェブサイトに載りました。
日本糖尿病学会の鳴り物入りで登場し、マスコミももて囃した「SGLT2阻害薬」ですが、脱水などの副作用による死亡例が相次ぎました。
夢の新薬のように登場したSGLT2阻害薬ですが、そんなええもんではなかったようです。 (*_*)
日本糖尿病学会は、SGLT2阻害薬について勧告(Recommendation )を出しました。
2014年4月から発売開始ですが、想定した以上に副作用が発生したために、まず、2014年6月13日 に勧告を策定しました。
さらに副作用報告が相次いだので、2014年8月29日に、早速に策定の改訂版をリリースしました。
もともと、予想された副作用である「尿路・性器感染症」に加え、想定範囲を上回る頻度で、「重症低血糖、ケトアシドーシス、脳梗塞、全身性皮疹」などの重篤な副作用が報告されたので、相次いで勧告が出されたわけです。
私の場合、SGLT2阻害薬は、ご本人の希望があり、40代、50代までで比較的若く、他の内服薬がないか1種類までで、脱水などの副作用に関して理解力がある患者さんに限り、ごく少数に処方していました。
しかし、基礎代謝を減らす可能性が高いこともあり、短期間の使用にとどめるべき薬と判断しましたので、一旦、休薬する方向で全ての患者さんを説得しました。
今後は旅行中とかに限定して、短期的に処方する薬かと思っています。
7)埼玉県朝霞市で行政の企画事業として「糖質制限食」の講座開催
2014年11月15日 (土)の記事をご参照下さい
埼玉県朝霞市で、2010年に「ローカーボクラブ」を設立し、糖質制限食の普及活動を精力的に展開している、佐々木栄子管理栄養士から、とても嬉しいお便りを頂きました。
2014年11月、埼玉県朝霞市で行政の企画事業として「糖質制限食」の市民向け講座が開催されました。
座学の講義で2時間、一枠。調理実習が、2日間連続で、合計二枠というとても充実した内容でした。
地方自治体の企画事業として「糖質制限食」が組み込まれたことは、日本で初めてのことで画期的なことと思います。 ヾ(^▽^)
8)カロリー制限食の落日、骨密度低下。ディアベテス・ケア論文。
2014年11月18日 (火)の記事をご参照下さい
MT Proの2014年10月23日のドクターズアイにおいて
「カロリー制限食の安全性神話に暗雲
Look AHEAD試験の骨密度に関するサブ解析から」
と題して、山田悟氏の解説が掲載されました。
Look AHEAD試験は2013年に報告されたランダム化比較試験(RCT)です。
BMI 25以上の2型糖尿病患者が対象です。
サブ解析の結果、男性では強化介入群では対照群に比べて、有意に全大腿骨近位部、大腿骨頸部の骨密度の低下が大きいことが判明しましたが、腰椎では差はなしでした。
全大腿骨近位部の骨密度の変化に対しては体重減少が有意に相関していました。
結局、本研究は1,200~1,800kcalのカロリー制限食が、平均身長174.9cmの男性において有意に骨密度を低下させることを示しています。
9)「糖尿病治療ガイド2014-2015」の変化にビックリ
2014年11月28日 (金)の記事をご参照下さい
「糖尿病治療ガイド 日本糖尿病学会編・著」は、2年に1回、刊行されています。
それで
「糖尿病治療ガイド2012-2013」 → 「糖尿病治療ガイド2014-2015」
において、かなり大きな変化があって、個人的にはびっくりしました。
食事療法の項目で
「男性では1400~1800kcal、女性では1200~1600kcal」だったのが
「男性では1400~2000kcal、女性では1200~1800kcal」
いきなり男女とも、200kcalずつ増えていました。
糖尿病学会、いったい如何なる心境の変化なのでしょうね?
10)
日本人初の糖質制限食RCT研究論文、山田悟氏
2014年02月08日 (土)の記事をご参照下さい
2014年1月16日のMT Pro記事
Doctor's Eye 最新論文で考える日常臨床に、
日本人でも糖質制限食は有効−初のRCT
と題して、
北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟氏の論考が掲載されました。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr140101.html
山田氏自身の論文《日本内科学会の英文誌Intern Med(2014;53:13-19)に掲載》
の解説などです。
糖質制限食英文論文、新潟労災、前川智先生。境界型が正常型に。
2014年07月20日 (日)の記事をご参照下さい
新潟労災病院消化器内科部長前川智先生が書かれた
「耐糖能異常に対する低炭水化物食の効果に関する後ろ向き研究」
と題した英文論文がPubMedに掲載されました。
Diabetes, Metabolic syndrome, Obesity, Target and Therapy
というニュージーランドの英文雑誌です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063858/ → ここで全文が閲覧可能です。
『糖質制限食が境界型糖尿病において、血糖コントロール及び2型糖尿病への進行を予防するのに有効である。』
という糖質セイゲニストにとって大変喜ばしい研究結果です。
番外編
☆糖質制限ドットコムより、エリスリトールチョコ新発売です。
2014年11月21日 (金)の記事をご参照下さい
久しぶりに糖質制限ドットコムより、待望のエリスリトールチョコが新発売となりました(^O^)
モリドルノンシュガーチョコレート
http://www.toushitsuseigen.com/products/detail94.html
私は小さい頃から甘いものはそんなに好きではなく、ケーキや饅頭など無くても全く困らないタイプでした。
しかし、なぜかチョコレートだけは大好物でした。
個人的には、とても嬉しい大きな出来事でしたね。(^-^)v(^-^)v
☆第57回日本糖尿病学会学術総会(2014年)の総括
2014年05月29日 (木)の記事をご参照下さい
第57回日本糖尿病学会学術総会(2014年5月22日~24日)ですが、糖質制限食的には、デューク大学のYancy氏や、北里研究所病院山田悟氏の講演もあり、大変有意義なものと思われました。
一方、3日間を通して、米国糖尿病学会2013年10月の「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」に関して、糖尿病学会としての見解はなしでした。
☆三大栄養素と血糖値。血糖に直接影響を与えるのは糖質のみ。
2014年11月29日 (土)の記事をご参照下さい
face book で
「血糖値に影響を与えるのは糖質のみ。」
というADAの記載、正確には
「血糖値に直接影響を与えるのは糖質のみ。」
「タンパク質・脂肪は血糖値に直接影響を与えない。」
と言うADAの文言に関して、糖尿病専門医と糖質セイゲニスト医の間で、
論争があったようです。
科学的な学術論争はとても良いことです。
学問の進歩には必要不可欠なものと思います。
私はface book はほとんど見ないのですが、友人が、やり取りをコピーして送信してくれたので見ることができました。
☆ケトン体は人体に必須の生化学的役割を担っている重要な物質。
2014年12月14日 (日)の記事をご参照下さい
しらねのぞるば さんから、
「ケトン体は人体に必須の生化学役割を担っている」
という当然とは言え重要なコメントをいただきました。
ディアベテス・リサーチ アンド クリニカル・プラクティスという英文医学雑誌に掲載された最新論文の要約を紹介していただきました。
ケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)はエネルギー源としてとても便利なだけではなく、人体の機能が正常に働くために、大変重要な役割を果たしていることは明白です。
すなわちケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)がなければ、そもそも人体の細胞は、まともに機能できないということです。
☆糖尿病の都道府県別ランキング ワーストは徳島、ベストは神奈川
2014年06月07日 (土)の記事をご参照下さい
人口10万人に対する糖尿病による死亡率を都道府県別にみると、徳島県が17.6人と、全国平均の11.0人を大きく上回り、6年連続で全国ワースト1位でした。
徳島県の糖尿病死亡率は、1993年から去年までの20年間で、ワースト1位を脱したのは2007年の1度だけです。
☆炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い。米科学誌プロスワンの論文。
2014年11月26日 (水)の記事をご参照下さい
11月24日のヤフーニュースに 『炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い? 研究』 という記事が載りました。
米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)で発表された、米オハイオ州立大学のジェフ・ボレック氏の論文の紹介記事です。
結論としては、
「摂取する飽和脂肪は必ずしも体内にセーブ(蓄積)されないこと、そして、脂肪に関してセーブ(調節)すべき主要な因子は、食事に含まれる炭水化物だということ」
です。
「食事中の炭水化物を減らして飽和脂肪を約2倍に増やした場合、血液中の飽和脂肪の総量は増加せず、大半の参加者で血中の飽和脂肪が低下していた」
そうです。
☆☆☆2014年のご挨拶
今年もまたまた大晦日となりました。
時の流れに身を任せ・・・という感じですが時に逆らえる人はいないですよね。
京都は相変わらず寒い日が続いています。
山々は、うっすらと雪化粧です。
元旦は雪が降りそうです。
本年もブログ読者の皆さんには、コメント・質問・ご意見・情報など、本ブログにご参加いただき、大変ありがとうございました。
皆さんのおかげで、充実した内容のブログを毎日更新できています。
また拙著のご購入や講演会へのご参加、そして糖質制限食普及活動・・・も誠にありがとうございました。m(_ _)mVV
ブログアクセス件数も、平日は10000件くらいで、おかげさまでFC2ブログヘルス・ダイエット部門約30000サイトの中でたいてい1位です。
累積アクセス数も、2014年12月31日現在で、18643106件です。
2014年度も、講演、ブログ、執筆、マスコミ、ライブ、テニス・・・とても忙しい日々を過ごしました。
特に、各地の医師会、保険医協会、病院など、医療関係の組織や施設で、糖質制限食の講演をこなしました。
40回の講演会のうち、半分くらいが医療関係者向けでした。
第一線の医師・栄養士・薬剤師・看護師・鍼灸師など医療従事者の方々が、糖質制限食に興味をもち学んでみたいという意欲と流れを、強く感じた2014年でした。
一般社団法人「日本糖質制限医療推進協会」の活動の一貫として、東京、大阪、京都などの大都市以外でも一般向けの講演会を開催したいと思っています。
2014年度は、宮崎、岡山、米子、富山、静岡などの各地で講演会を行いました。
2014年度は以下の6冊の本を刊行しました。
*「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」(東洋経済新報社)
2014年
*「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」(東洋経済新報社)2014年
*「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」(東洋経済新報社)2014年
*「2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活」(洋泉社mook)2014年
*「糖質制限食90日間健康ノート」(洋泉社) 2014年
*一生太らない「やせる! 食べ方」 (PHP文庫) 2014年
ブログ読者の皆さん、今年、1年間、大変お世話になりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、良いお年を。
江部康二
思いつくままに、2014年糖質制限食10大ニュースを選んでみました。
1)
胎児・新生児のケトン体は高値。ケトン体の安全性の証明。
2014年01月12日 (日)の記事をご参照下さい
第17回日本病態栄養学会年次学術集会
一般演題69 小児栄養・母子栄養②
第2日目1月12日(日)10:50~12:00 会議室801+802
O-429 妊娠糖尿病における糖質制限食事療法の導入効果の検証第2報1
永井クリニック松本桃代、他
O-430 妊娠糖尿病における糖質制限食事療法の導入効果の検証2第二報
CGMによる検討を加えて
宗田マタニティクリニック河口江里、他
O-431 妊娠糖尿病における糖質制限食事療法の導入効果の検証3
糖質制限食による高ケトン血症は危険か?
宗田マタニティクリニック宗田哲男
2014年1月12日(日)大阪国際会議場で、第17回日本病態栄養学会年次学術集会が開催されました。
松本桃代管理栄養士と河口江里管理栄養士は、妊娠糖尿病における糖質制限食の有効性と安全性を報告しました。
宗田哲男医師は、普通に糖質を食べている女性における人工流産児の絨毛のケトン体(βヒドロキシ酪酸)値を、58検体測定され、平均1730μmol/Lで、通常の基準値(血中βヒドロキシ酪酸値85μmol/l以下)に比しはるかに高値であることを報告されました。
58検体全てが成人の基準値よりはるかに高値でしたので、胎児のケトン体の基準値は成人よりかなり高値であると言えます。
これは世界で初めての報告であり、極めて貴重なデータです。(^-^)v(^-^)v
宗田先生のご研究により、ケトン体は危険でも何でもなく、ごく日常的な胎児のエネルギー源であり、その安全性が保証されたと言えます。
2)夏井先生の糖質制限アンケート結果。
2014年04月10日 (木)の記事をご参照下さい
夏井先生の糖質制限アンケート結果が公表されています。
https://docs.google.com/forms/d/1l5M-yzXroALSlGwpuy1FK-qCB3zghmCMfrCWMwOb1-0/viewanalytics
とても興味深いです。
33項目の膨大なアンケートです。
男性810名、女性598名 → 現在もっと増えていると思います。
夏井先生、ご苦労様です。
ありがとうございます。
アンケートをとって数を集めてみると、印象で思っていたことが確認される場合がほとんどで、安心しました。
しかし、たまに印象と異なる結果があるので考察が必要です。
3)日経メディカルアンケート、医師の過半数が「糖質制限」支持
2014年07月10日 (木)の記事をご参照下さい
日経メディカル・オンライン2014年7月9日号の記事。
インターネットで医師にアンケートし、2263名が有効回答。
支持が15.1%、どちらかというと支持が43.2%。
合計58.3%の医師が容認し、過半数超え。
3人に1人は、自ら糖質制限食を実践。
4人に1人が、患者さんに推奨。
過半数の医師が「糖質制限」を支持していて、良い意味で衝撃的で、びっくりしました。
このことは、私が思っていたよりはるかに早い速度で医学界に糖質制限食が浸透していたということで、とても嬉しいサプライズです。
賛成派の医師でも、温度差があるようで患者さんにも勧める人もいれば、自分は30kgの減量に成功していても、
「学会の指針もあるし何かあると大変なので、患者さんには一切勧めていません。」
というスタンスの人もいます。
勿論、反対派の医師も4割はいました。
なお、過半数の医師が「糖質制限」を支持という結果は、賛成派が積極的にアンケートに答えたという可能性があります。
私自身が回りを見渡しても、過半数の医師が支持とはさすがに思えませんので・・・。
4)糖質制限食の長期的安全性と根拠となる信頼度の高い論文
2014年2月26日(水)の記事をご参照下さい。
2014年11月06日 (木)の記事をご参照下さい
糖質制限食の長期的安全性と根拠となる信頼度の高い論文がでました。
NIPPON DATA 80の29年間(9200人)の追跡結果データを検討したもので、発表者の中村保幸氏は、私の京大医学部の同級生です。
前向きコホート研究
「糖質制限食の安全性にエビデンス」
前向きコホート試験NIPPON DATA80 29年間 中村保幸
第10分位(糖質摂取比率51.5%)のグループは、
第1分位(糖質摂取比率72.7%)のグループに比べて
女性においては心血管死のリスクが、
59%しかないという素晴らしい結論で、糖質制限食の圧勝。
Br J Nutr 2014; 112: 916-924
糖質大量摂取の弊害(心血管リスク)を如実に示しています。
結果として糖質摂取比率が少ない程、心血管リスク軽減において有利になることも示しています。
5)糖質制限食の有効性を示す信頼度の高いRCT論文
2014年11月07日 (金)の記事をご参照下さい
2014年度発表の糖質制限食の有効性を示す信頼度の高いRCT論文です。
食事療法のRCTはそんなにないので、貴重な論文です。
RCT論文はエビデンスレベルが最も高いとされています。
1)は糖質摂取量40g/日未満の、スーパー糖質制限食の論文です。
低脂質食との比較です。
2は糖質50%未満の低糖質地中海食群と低脂肪食群の比較で、同一カロリーです。
RCT論文
1)
低糖質食 vs. 低脂質食,減量やCVDリスク低減で、低糖質食の圧勝。1年間。
低糖質食は40g/日未満。
Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18
2)
低糖質地中海食(LCMD)。8年間RCT研究論文。
糖質50%未満のLCMD群と低脂肪群の比較。
女性は1500kcal/日。男性は1800kcal/日。
新たに診断された2型糖尿病患者では、LCMDは低脂肪食と比較して、HbA1cレベルの大きな減少、糖尿病の寛解率が高く、糖尿病治療薬の導入を遅らせた。
Diabetes Care. 2014 Jul;37(7):1824-30.
The effects of a Mediterranean diet on the need for diabetes drugs and remission of newly diagnosed type 2 diabetes: follow-up of a randomized trial.
6)SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例
2014年10月21日 (火)の記事をご参照下さい
「SGLT2阻害薬でカロリー制限食と同様、基礎代謝が低下か。」
2014年09月14日 (日) の記事をご参照下さい
SGLT2阻害薬、副作用多発。対象例は、絞るべき。
2014年09月05日 (金)の記事をご参照下さい
「SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例」という記事が、2014/10/17日経メディカルウェブサイトに載りました。
日本糖尿病学会の鳴り物入りで登場し、マスコミももて囃した「SGLT2阻害薬」ですが、脱水などの副作用による死亡例が相次ぎました。
夢の新薬のように登場したSGLT2阻害薬ですが、そんなええもんではなかったようです。 (*_*)
日本糖尿病学会は、SGLT2阻害薬について勧告(Recommendation )を出しました。
2014年4月から発売開始ですが、想定した以上に副作用が発生したために、まず、2014年6月13日 に勧告を策定しました。
さらに副作用報告が相次いだので、2014年8月29日に、早速に策定の改訂版をリリースしました。
もともと、予想された副作用である「尿路・性器感染症」に加え、想定範囲を上回る頻度で、「重症低血糖、ケトアシドーシス、脳梗塞、全身性皮疹」などの重篤な副作用が報告されたので、相次いで勧告が出されたわけです。
私の場合、SGLT2阻害薬は、ご本人の希望があり、40代、50代までで比較的若く、他の内服薬がないか1種類までで、脱水などの副作用に関して理解力がある患者さんに限り、ごく少数に処方していました。
しかし、基礎代謝を減らす可能性が高いこともあり、短期間の使用にとどめるべき薬と判断しましたので、一旦、休薬する方向で全ての患者さんを説得しました。
今後は旅行中とかに限定して、短期的に処方する薬かと思っています。
7)埼玉県朝霞市で行政の企画事業として「糖質制限食」の講座開催
2014年11月15日 (土)の記事をご参照下さい
埼玉県朝霞市で、2010年に「ローカーボクラブ」を設立し、糖質制限食の普及活動を精力的に展開している、佐々木栄子管理栄養士から、とても嬉しいお便りを頂きました。
2014年11月、埼玉県朝霞市で行政の企画事業として「糖質制限食」の市民向け講座が開催されました。
座学の講義で2時間、一枠。調理実習が、2日間連続で、合計二枠というとても充実した内容でした。
地方自治体の企画事業として「糖質制限食」が組み込まれたことは、日本で初めてのことで画期的なことと思います。 ヾ(^▽^)
8)カロリー制限食の落日、骨密度低下。ディアベテス・ケア論文。
2014年11月18日 (火)の記事をご参照下さい
MT Proの2014年10月23日のドクターズアイにおいて
「カロリー制限食の安全性神話に暗雲
Look AHEAD試験の骨密度に関するサブ解析から」
と題して、山田悟氏の解説が掲載されました。
Look AHEAD試験は2013年に報告されたランダム化比較試験(RCT)です。
BMI 25以上の2型糖尿病患者が対象です。
サブ解析の結果、男性では強化介入群では対照群に比べて、有意に全大腿骨近位部、大腿骨頸部の骨密度の低下が大きいことが判明しましたが、腰椎では差はなしでした。
全大腿骨近位部の骨密度の変化に対しては体重減少が有意に相関していました。
結局、本研究は1,200~1,800kcalのカロリー制限食が、平均身長174.9cmの男性において有意に骨密度を低下させることを示しています。
9)「糖尿病治療ガイド2014-2015」の変化にビックリ
2014年11月28日 (金)の記事をご参照下さい
「糖尿病治療ガイド 日本糖尿病学会編・著」は、2年に1回、刊行されています。
それで
「糖尿病治療ガイド2012-2013」 → 「糖尿病治療ガイド2014-2015」
において、かなり大きな変化があって、個人的にはびっくりしました。
食事療法の項目で
「男性では1400~1800kcal、女性では1200~1600kcal」だったのが
「男性では1400~2000kcal、女性では1200~1800kcal」
いきなり男女とも、200kcalずつ増えていました。
糖尿病学会、いったい如何なる心境の変化なのでしょうね?
10)
日本人初の糖質制限食RCT研究論文、山田悟氏
2014年02月08日 (土)の記事をご参照下さい
2014年1月16日のMT Pro記事
Doctor's Eye 最新論文で考える日常臨床に、
日本人でも糖質制限食は有効−初のRCT
と題して、
北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟氏の論考が掲載されました。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr140101.html
山田氏自身の論文《日本内科学会の英文誌Intern Med(2014;53:13-19)に掲載》
の解説などです。
糖質制限食英文論文、新潟労災、前川智先生。境界型が正常型に。
2014年07月20日 (日)の記事をご参照下さい
新潟労災病院消化器内科部長前川智先生が書かれた
「耐糖能異常に対する低炭水化物食の効果に関する後ろ向き研究」
と題した英文論文がPubMedに掲載されました。
Diabetes, Metabolic syndrome, Obesity, Target and Therapy
というニュージーランドの英文雑誌です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4063858/ → ここで全文が閲覧可能です。
『糖質制限食が境界型糖尿病において、血糖コントロール及び2型糖尿病への進行を予防するのに有効である。』
という糖質セイゲニストにとって大変喜ばしい研究結果です。
番外編
☆糖質制限ドットコムより、エリスリトールチョコ新発売です。
2014年11月21日 (金)の記事をご参照下さい
久しぶりに糖質制限ドットコムより、待望のエリスリトールチョコが新発売となりました(^O^)
モリドルノンシュガーチョコレート
http://www.toushitsuseigen.com/products/detail94.html
私は小さい頃から甘いものはそんなに好きではなく、ケーキや饅頭など無くても全く困らないタイプでした。
しかし、なぜかチョコレートだけは大好物でした。
個人的には、とても嬉しい大きな出来事でしたね。(^-^)v(^-^)v
☆第57回日本糖尿病学会学術総会(2014年)の総括
2014年05月29日 (木)の記事をご参照下さい
第57回日本糖尿病学会学術総会(2014年5月22日~24日)ですが、糖質制限食的には、デューク大学のYancy氏や、北里研究所病院山田悟氏の講演もあり、大変有意義なものと思われました。
一方、3日間を通して、米国糖尿病学会2013年10月の「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」に関して、糖尿病学会としての見解はなしでした。
☆三大栄養素と血糖値。血糖に直接影響を与えるのは糖質のみ。
2014年11月29日 (土)の記事をご参照下さい
face book で
「血糖値に影響を与えるのは糖質のみ。」
というADAの記載、正確には
「血糖値に直接影響を与えるのは糖質のみ。」
「タンパク質・脂肪は血糖値に直接影響を与えない。」
と言うADAの文言に関して、糖尿病専門医と糖質セイゲニスト医の間で、
論争があったようです。
科学的な学術論争はとても良いことです。
学問の進歩には必要不可欠なものと思います。
私はface book はほとんど見ないのですが、友人が、やり取りをコピーして送信してくれたので見ることができました。
☆ケトン体は人体に必須の生化学的役割を担っている重要な物質。
2014年12月14日 (日)の記事をご参照下さい
しらねのぞるば さんから、
「ケトン体は人体に必須の生化学役割を担っている」
という当然とは言え重要なコメントをいただきました。
ディアベテス・リサーチ アンド クリニカル・プラクティスという英文医学雑誌に掲載された最新論文の要約を紹介していただきました。
ケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)はエネルギー源としてとても便利なだけではなく、人体の機能が正常に働くために、大変重要な役割を果たしていることは明白です。
すなわちケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)がなければ、そもそも人体の細胞は、まともに機能できないということです。
☆糖尿病の都道府県別ランキング ワーストは徳島、ベストは神奈川
2014年06月07日 (土)の記事をご参照下さい
人口10万人に対する糖尿病による死亡率を都道府県別にみると、徳島県が17.6人と、全国平均の11.0人を大きく上回り、6年連続で全国ワースト1位でした。
徳島県の糖尿病死亡率は、1993年から去年までの20年間で、ワースト1位を脱したのは2007年の1度だけです。
☆炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い。米科学誌プロスワンの論文。
2014年11月26日 (水)の記事をご参照下さい
11月24日のヤフーニュースに 『炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い? 研究』 という記事が載りました。
米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)で発表された、米オハイオ州立大学のジェフ・ボレック氏の論文の紹介記事です。
結論としては、
「摂取する飽和脂肪は必ずしも体内にセーブ(蓄積)されないこと、そして、脂肪に関してセーブ(調節)すべき主要な因子は、食事に含まれる炭水化物だということ」
です。
「食事中の炭水化物を減らして飽和脂肪を約2倍に増やした場合、血液中の飽和脂肪の総量は増加せず、大半の参加者で血中の飽和脂肪が低下していた」
そうです。
☆☆☆2014年のご挨拶
今年もまたまた大晦日となりました。
時の流れに身を任せ・・・という感じですが時に逆らえる人はいないですよね。
京都は相変わらず寒い日が続いています。
山々は、うっすらと雪化粧です。
元旦は雪が降りそうです。
本年もブログ読者の皆さんには、コメント・質問・ご意見・情報など、本ブログにご参加いただき、大変ありがとうございました。
皆さんのおかげで、充実した内容のブログを毎日更新できています。
また拙著のご購入や講演会へのご参加、そして糖質制限食普及活動・・・も誠にありがとうございました。m(_ _)mVV
ブログアクセス件数も、平日は10000件くらいで、おかげさまでFC2ブログヘルス・ダイエット部門約30000サイトの中でたいてい1位です。
累積アクセス数も、2014年12月31日現在で、18643106件です。
2014年度も、講演、ブログ、執筆、マスコミ、ライブ、テニス・・・とても忙しい日々を過ごしました。
特に、各地の医師会、保険医協会、病院など、医療関係の組織や施設で、糖質制限食の講演をこなしました。
40回の講演会のうち、半分くらいが医療関係者向けでした。
第一線の医師・栄養士・薬剤師・看護師・鍼灸師など医療従事者の方々が、糖質制限食に興味をもち学んでみたいという意欲と流れを、強く感じた2014年でした。
一般社団法人「日本糖質制限医療推進協会」の活動の一貫として、東京、大阪、京都などの大都市以外でも一般向けの講演会を開催したいと思っています。
2014年度は、宮崎、岡山、米子、富山、静岡などの各地で講演会を行いました。
2014年度は以下の6冊の本を刊行しました。
*「主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ 新版」(東洋経済新報社)
2014年
*「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」(東洋経済新報社)2014年
*「炭水化物の食べ過ぎで早死にしてはいけません」(東洋経済新報社)2014年
*「2週間チャレンジ! 糖質制限の太らない生活」(洋泉社mook)2014年
*「糖質制限食90日間健康ノート」(洋泉社) 2014年
*一生太らない「やせる! 食べ方」 (PHP文庫) 2014年
ブログ読者の皆さん、今年、1年間、大変お世話になりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、良いお年を。
江部康二
江部先生、こんばんは
1年間お疲れ様でした。
今年も1年、無事過ごす事が出来ました。
有難うございました。
年明けにまた伺いますので
宜しくお願い申し上げます。
モン吉
1年間お疲れ様でした。
今年も1年、無事過ごす事が出来ました。
有難うございました。
年明けにまた伺いますので
宜しくお願い申し上げます。
モン吉
2014/12/31(Wed) 19:59 | URL | モン吉 | 【編集】
江部先生
いつもお世話になります。
また毎日のブログ更新、誠に有難うございます。
今年もまたいろいろと勉強させて頂きました。
10大ニュースを振り返ると、新たなエビデンスの確立が目立つとともに、
社会の糖質制限の理解も随分受容的になってきた印象を受けました。
私の周囲でも糖質制限推進派の医師が増え、理解派も含めればかなり数が増えてきた印象を持っています。
年末にアドラー心理学の本を読んでいました。
『幸福とは貢献感である』という言葉がありました。
江部先生の毎日のブログ更新、その無償の愛のような試みに私は憧れ、心から尊敬しておりました。
その一方で、どうしてそんなすごい事が続けられるのか不思議にも思っていましたが、
私も自分でブログを書いてみてわかった事があります。
先生はブログによって貢献感を感じ、御自身におかれても幸せを感じ、
その事がさらなる好循環を生み出していたのではないでしょうか。
見当外れであればすみません。でもとにかく私は先生の偉業に心から感謝しています。
私も微力ですが、自分なりの糖質制限普及活動を続けていきたいと思います。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
いつもお世話になります。
また毎日のブログ更新、誠に有難うございます。
今年もまたいろいろと勉強させて頂きました。
10大ニュースを振り返ると、新たなエビデンスの確立が目立つとともに、
社会の糖質制限の理解も随分受容的になってきた印象を受けました。
私の周囲でも糖質制限推進派の医師が増え、理解派も含めればかなり数が増えてきた印象を持っています。
年末にアドラー心理学の本を読んでいました。
『幸福とは貢献感である』という言葉がありました。
江部先生の毎日のブログ更新、その無償の愛のような試みに私は憧れ、心から尊敬しておりました。
その一方で、どうしてそんなすごい事が続けられるのか不思議にも思っていましたが、
私も自分でブログを書いてみてわかった事があります。
先生はブログによって貢献感を感じ、御自身におかれても幸せを感じ、
その事がさらなる好循環を生み出していたのではないでしょうか。
見当外れであればすみません。でもとにかく私は先生の偉業に心から感謝しています。
私も微力ですが、自分なりの糖質制限普及活動を続けていきたいと思います。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
モン吉 さん
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申しあげます。
モン吉さんは、スーパ糖質制限食、2015年で足かけ8年目になりますね。
血糖値、HbA1cはじめ、全ての血液・尿検査データが基準値で、糖質制限食の優等生です。
私が、2015年で、足かけ14年目となります。
お互い、美味しく楽しく末長く、糖質制限食を続けていきましょう。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申しあげます。
モン吉さんは、スーパ糖質制限食、2015年で足かけ8年目になりますね。
血糖値、HbA1cはじめ、全ての血液・尿検査データが基準値で、糖質制限食の優等生です。
私が、2015年で、足かけ14年目となります。
お互い、美味しく楽しく末長く、糖質制限食を続けていきましょう。
2015/01/01(Thu) 10:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
SGLT2阻害薬の発売を待って自ら希望して半年ほど用いました。その間副作用もなく、それまでにはない良い数値がでていましたが、長期の治験がなかったので副作用を考えてメトグルコに戻しました。
SGLT2阻害薬は「基礎代謝を減らす可能性が高い」と言うことは知りませんでしたし、発売当初は誰もそういう方はおりませんでした。
基礎代謝力は体力と言い換えても良いほど大切だと思います。数値が改善したからといってつずけなくてよかったと思います。
SGLT2阻害薬は「基礎代謝を減らす可能性が高い」と言うことは知りませんでしたし、発売当初は誰もそういう方はおりませんでした。
基礎代謝力は体力と言い換えても良いほど大切だと思います。数値が改善したからといってつずけなくてよかったと思います。
やまんば@糖尿病 さん
SGLT2阻害薬は、半年間体重が減少したあとは、徐々に体重が戻っていきます。
毎日100gのブドウ糖を尿中に排泄ですから、400kcalを毎日排泄です。
この低エネルギー状態に身体は、基礎代謝を減らして適応させた可能性が高いのです。
2014年09月14日 (日)
「SGLT2阻害薬でカロリー制限食と同様、基礎代謝が低下か。」
をご参照いただけば幸いです。
SGLT2阻害薬は、半年間体重が減少したあとは、徐々に体重が戻っていきます。
毎日100gのブドウ糖を尿中に排泄ですから、400kcalを毎日排泄です。
この低エネルギー状態に身体は、基礎代謝を減らして適応させた可能性が高いのです。
2014年09月14日 (日)
「SGLT2阻害薬でカロリー制限食と同様、基礎代謝が低下か。」
をご参照いただけば幸いです。
2015/01/01(Thu) 16:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、明けましておめでとうございます。
昨年の糖質制限食10大ニュースでは、トップには、私たち永井クリニックと宗田マタニティクリニックの共同研究である「胎児新生児のケトン体は高値であり、危険なものではない!」という学会発表が取り上げられました。大変うれしいことです。
もとはと言えば、この研究は、3年になりますが、4年前の江部先生から与えられた、「新生児・胎児は何を栄養源にしているのか?」という私たち永井クリニック、宗田マタニティクリニックへの宿題から始まった研究です。ですから、この結果は江部先生とともに喜びたく思います。
同時にこの重大な発表を理解できずに、自分で、検証せずに「ケトン体は危険だ」と推測で言い続けている、学会幹部や栄養学者たちは、犯罪者だと思います。
1滴だけ、分娩時の臍帯血か赤ちゃんのかかとの血液で測ればケトン体が測れます。そうすれば「ケトン体が高いと知能を低下させる」とか「ケトン体が高いとケトアシドーシスをおこす」とか言う論文が、無意味で、誤った作文だと気が付くはずです。
今度の病態栄養学会では、もっとすごいことを発表します。
江部先生からの宿題の最終章です。ブログの読者のみなさま、楽しみにしてください。
昨年の糖質制限食10大ニュースでは、トップには、私たち永井クリニックと宗田マタニティクリニックの共同研究である「胎児新生児のケトン体は高値であり、危険なものではない!」という学会発表が取り上げられました。大変うれしいことです。
もとはと言えば、この研究は、3年になりますが、4年前の江部先生から与えられた、「新生児・胎児は何を栄養源にしているのか?」という私たち永井クリニック、宗田マタニティクリニックへの宿題から始まった研究です。ですから、この結果は江部先生とともに喜びたく思います。
同時にこの重大な発表を理解できずに、自分で、検証せずに「ケトン体は危険だ」と推測で言い続けている、学会幹部や栄養学者たちは、犯罪者だと思います。
1滴だけ、分娩時の臍帯血か赤ちゃんのかかとの血液で測ればケトン体が測れます。そうすれば「ケトン体が高いと知能を低下させる」とか「ケトン体が高いとケトアシドーシスをおこす」とか言う論文が、無意味で、誤った作文だと気が付くはずです。
今度の病態栄養学会では、もっとすごいことを発表します。
江部先生からの宿題の最終章です。ブログの読者のみなさま、楽しみにしてください。
宗田 哲男 先生
ありがとうございます。
日本病態栄養学会でのご発表、楽しみです。
私も行きます。
ありがとうございます。
日本病態栄養学会でのご発表、楽しみです。
私も行きます。
2015/01/02(Fri) 11:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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