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スーパー糖質制限食実践と検査データの推移
【14/12/24 オサム

心配で

先生の本や朝日カルチャーセンターで直接お話を聞き、スーパー糖質制限を開始してから4カ月で人間ドックを受けました。

糖尿病の既往は無いのてますが4カ月前はメタボでしたが人間ドックでは
腹囲74. 血圧126-78. HbA1c5.2%
とメタボ非該当となり嬉しい報告だったのですが…
総コレステロール324. 中性脂肪44. HDL103 .LDL222
そして肝機能アルブミン4.9異常
AG比1.8異常
GOT19正常
GPT15正常
LDH143正常
ALP152正常
γ-GTP10異常
腎機能クレアチニン0.87正常
BUN21.4異常
更には20㎜血管腫と超音波検査で明記されておりました。
糖質制限で体重も減少出来て体調もすこぶる元気なのですが…自信をもって望んだ人間ドックだったので心配倍増となりメールさせていただきました。】


こんばんは。

オサムさんから、スーパー糖質制限食と検査データの推移について、コメント、質問をいただきました。

オサムさん
スーパー糖質制限食でメタボ改善、良かったです。

検査会社の基準値にもよりますが、

1)
アルブミンとAG比は異常ではないと思います。
そしてアルブミンが多めなのは好ましいことです。
例えば一般的な基準値は以下です。
アルブミン(ALB)の基準値の範囲 4.10~5.10
A/G比の基準値の範囲 1.22~2.13

2)
γGTPも10と低めですが、高値なのは問題ですが低めなのは大丈夫ですので、心配いりません。

3)
腎機能検査
腎機能クレアチニン0.87正常
BUN21.4異常

スーパー糖質制限食で、BUNが高値となることがありますが、クレアチニンや血清シスタチンCが正常なら、腎機能に問題なしで、心配ないです。

4)
肝血管腫も、良性で何の心配もいりません。

5)
血清の脂質
総コレステロール324. 中性脂肪44. HDL103 .LDL222

中性脂肪が正常低めで、HDLコレステロールが103と多めなので、小粒子LDLや酸化LDLといった問題のあるコレステロールは少ないです。

従って心配なしですが、1~2年~3年くらいで、LDLコレステロールも基準値になることが多いです。


糖質制限食を実践により、血糖値や中性脂肪やコレステロール値など、さまざまな数値が改善します。

ただ、これらの検査データは、はっきり一定の傾向が出るものと、そうでないものがありますので、まずはその変化を示します。


<スーパー糖質制限食実践時の検査データの推移>

①血糖値は糖質制限食実践時にリアルタイムに改善します。
②スーパー糖質制限食なら、HbA1cは月に1~2%改善します。
③中性脂肪も速やかに改善します。
④HDLコレステロールは増加しますが、増加の程度と速度に個人差があります。
⑤LDLコレステロールは低下・不変・上昇と個人差があります。
 上昇した人も半年〜1年~2年、3年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑥総コレステロールは、低下・不変・上昇と個人差があります。
 上昇した人も半年〜1年~2年、3年くらいで落ち着くことが多いですが、
個人差があります。
⑦尿酸も低下・不変・上昇と個人差があります。
 上昇した場合は、ほとんどが摂取エネルギー不足が原因です。
⑧尿素窒素はやや増加傾向になる人が多いですが、そのうち落ちつくことが多いです。
⑨クレアチニンは不変です。
⑩血清シスタチンCも不変です。
⑪血清カリウムも不変です。
⑫血中ケトン体は基準値より高値となりますが、生理的なもので心配ありません。
⑬尿中ケトン体は当初3カ月〜半年は陽性になりますが、その後陰性になることが多いです。
⑭脂肪肝に付随するGPTやγGTP値も改善します。



LDLコレステロール・総コレステロールに関して「低下・不変・上昇」と個人差があるのですが、糖質制限食開始前に菜食中心で食材のコレステロールが少ない場合、肝臓でコレステロールをつくる能力が高まっています。

そういう場合糖質制限食で肉や卵などコレステロールの多い食材を摂取すると、一過性にLDL-コレステロール値が高くなりますが、半年~1年~2年、3年で落ち着くことが多いです。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
回答ありがとうございます
ホッとしました。ありがとうございますm(_ _)m
コレステロールなどは身体が慣れてきたら徐々に適正になってくると思い継続していきたいと思います。
あと、もう1点わからないことがあるのですが…白血球の数値が2900と少ないと明記されておりました。私の素人判断的には知らず知らずのカロリー不足によるもの又は日々のランニングによるものかなと思っております。いずれにしてもカロリー不足にならないよう今後、心がけるつもりですが…糖質制限しながらしっかりカロリー摂取するのってなかなか難しいですね〜f^_^;)

しかし1週間に4日は焼酎かなり飲んでいるのにガンマーgpt10って!やはり糖質制限はすごいです。
2014/12/25(Thu) 23:39 | URL | オサム | 【編集
私も始めた当初は・・
オサムさんのコメントを見て・・

始めて2ヶ月目で、コレステロールの急上昇にびっくりしました。
自信満々で望んだ血液検査の結果がショックでしたが、時間・自分自身との体の相談をしながら、調子いいから、『ま、いっか』です。
医師は薬の必要なレベルですよ・・というコメントをもらいましたが、そのまま無視。
結局、摂取していたコレステロールの量が多かったのだとわかりました。
その後も摂取が多ければその反応は血液に出てますが、体は40歳ですが、20歳代の頃より調子はよさそうです。
HDL(104)の上昇と中性脂肪(49)の低下、LDL(151)のやや高めの数値です。
数値にはまると振り回されるのを実感し、そして結局は調子がいいのだからそれでいいじゃないかという結論に落ち着いてます。
それで終わっても仕方ないですね。
自分が良いと思って始めたものですから。
その性根ができると何も怖くないですね(笑)
2014/12/26(Fri) 06:41 | URL | クワトロ | 【編集
Re: 回答ありがとうございます
オサム さん

白血球が2900はやや少ないですが、臨床的には問題ないレベルです。

また糖質制限食と白血球数は無関係です。

従って、ご指摘通り、カロリー不足かランニングが関係している可能性がありますね。
2014/12/26(Fri) 08:23 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 私も始めた当初は・・
クワトロ さん

米国心臓病学会の2013年のガイドラインでは、

LDLコレステロール値だけが高値の場合は、190mg/dl以上のときだけ
スタチンを考慮となっています。

LDLが151なら、全く問題ないですね。

「HDL(104)の上昇と中性脂肪(49)の低下」は好ましい変化です。
2014/12/26(Fri) 08:27 | URL | ドクター江部 | 【編集
MT Pro記事
全ての糖尿病患者にスタチンを推奨,降圧目標値は緩和
米国糖尿病学会が診療ガイドラインを改訂
 米国糖尿病学会(ADA)は2014年12月23日,糖尿病の診療に関するガイドライン(GL)2015年度版“Standards of Medical Care in Diabetes-2015”をDiabetes Care(2015; 38: S 1-S94)で公表した。改訂に伴い糖尿病患者の降圧目標値が緩和された他,全ての糖尿病患者に中強度~高強度のスタチン療法が推奨され,脂質管理に関しては2013年に発表された米国心臓病学会(ACC)と米国心臓協会(AHA)による合同GLと足並みをそろえた内容に変更された。

拡張期血圧の目標値を80mmHgから90mmHgに引き上げ

 成人と小児の1型および2型糖尿病の診断や治療,合併症の管理などを総合的に網羅した同GLは,最新知見に基づき毎年改訂される。今回公表されたGLは妊娠中の糖尿病管理に関する新たな章を含む14章で構成され,各章で詳細な推奨が示された。

 前GLから大きな変更があったのは,糖尿病患者の心血管疾患(CVD)リスク管理に関する推奨内容だ。まず,複数のランダム化比較試験(RCT)で得られたエビデンスを踏まえ,拡張期血圧(DBP)の目標値が前GLの80mmHgから90mmHgに引き上げられた(推奨グレードA)。ただし,「若年患者で過度の治療負荷なしで目標値を達成できる場合など,一部の患者では80mmHg未満が適切な可能性がある(同B)」との見解が示された。収縮期血圧(SBP)の目標値は従来通り140mmHgとされた。

 一方,脂質管理に関しては,脂質目標値を目指した治療から個々の患者の心血管リスクプロファイルに基づく治療への方針転換を示した2013年発表のACC/AHA合同GLに準じ,全ての糖尿病患者に対して中強度~高強度のスタチン療法が推奨された。具体的な推奨項目には「CVDを有する全糖尿病患者では,生活習慣の是正に高強度のスタチン療法を加えるべき(同A)」「40~75歳で他にCVD危険因子のない糖尿病患者では,中強度スタチン療法と生活習慣の是正を考慮(同A)」「他にCVD危険因子を有する糖尿病患者では,中強度~高強度スタチン療法と生活習慣の是正を行うことを考慮する(40歳未満の場合:同C,40~75歳の場合:同B)」などが含まれた。

アジア系でスクリーニング対象者のBMIカットオフ値を引き下げ

 2型糖尿病患者の血糖管理に関しては,血糖降下療法のアルゴリズムが改訂された。使用薬剤にSGLT2阻害薬が追加されたこと,注射製剤の併用療法として基礎インスリンとGLP-1受容体作動薬の併用が記載されたことなどが主な変更点だ(図)。
また,小児および青少年の糖尿病管理に関する章では,2014年6月にPosition Paperで示された1型糖尿病管理の推奨内容を踏襲し,18歳未満の小児のHbA1c目標値を7.5%未満とすることが推奨された(同E)。

 この他,今回の改訂で注目されるのは,過体重・肥満者における前糖尿病・2型糖尿病スクリーニング対象者のBMIカットオフ値を,アジア系米国人に限定して25から23に引き下げられた点だ。これについて,ADAは「一般人口に比べてアジア系ではより低いBMIでも糖尿病リスクが上昇することを支持するエビデンスに基づいた推奨」と説明。GLとは別に公表されたPosition paperには,推奨の根拠となった研究のレビューが紹介された。

 米国では近年,中国や日本,韓国などの東アジアや東南アジア,南アジアからの移民が急増。2060年までに米国民に占めるアジア系人口の割合は8.2%に上昇すると予測されているという。Position paperの筆頭著者である米・Joslin Diabetes CenterのWilliam C. Hsu氏は「以前のGLを適用すると,アジア系米国人では多くの高リスク者を見逃すことになる」と指摘。今後,さらなる研究によりアジア系と他の民族との違いを明らかにするためのデータを蓄積する必要があると強調している。
2014/12/26(Fri) 09:29 | URL | ADA | 【編集
「SGLT2阻害薬対DPP-4阻害薬、直接対決の結果はいかに」
江部先生

(以前の私であったら)とても興味深い記事ですが、
結果を見るにつけ、だったら糖質制限で良いでしょう!?と思える、案の定なものでした。

性器真菌感染症にはなりたくないですし。(^^;

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Diabetes Care誌から
「SGLT2阻害薬対DPP-4阻害薬、直接対決の結果はいかに」
2014/12/3 佐古 絵理=メディカルライター
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/dmns/lecture/201412/536841.html

 「ナトリウムグルコース共輸送担体(SGLT)2阻害薬とジペプチジルペプチダーゼ(DPP)-4阻害薬は、有効性および安全性の面でどちらが優れているのか――」。今、多くの臨床医が関心を持っているClinical Questionといえるが、解答を得るには直接比較試験によるエビデンスが必要だ。本稿では、その先駆けとして行われたSGLT2阻害薬カナグリフロジンとDPP-4阻害薬シタグリプチンの直接比較試験「CANTATA-D2」の結果を紹介する。論文はDiabetes Care誌2013年9月号に掲載された。

 本試験はカナグリフロジンの第3相試験として、2010年6月~12年3月に17カ国の140施設が参加して行われた。対象は、メトホルミンとSU薬を併用しても血糖コントロールが不十分な18歳以上の2型糖尿病患者。

 2週間の導入期間を設け、単盲検下で全被験者にプラセボを投与。その後、被験者(756例)をカナグリフロジン群(300mg/日、378例)またはシタグリプチン群(100mg/日、378例)に二重盲検下でランダムに割り付け、52週間追跡した。

 有効性に関する主要評価項目は52週後のHbA1cのベースラインからの変化量、副次評価項目は52週後の空腹時血糖値(FPG)および収縮期血圧(SBP)のベースラインからの変化量、体重、トリグリセリド、HDLコレステロール(HDL-C)のベースラインからの変化率とした。

 ランダム割り付けされた被験者756例中、カナグリフロジン群に割り付けられたが1回も投与されなかった1例を除く755例を解析した(修正intent-to-treat解析)。ベースラインの平均HbA1cは8.1%、2型糖尿病の罹病期間は平均9.6年だった。

 52週後のHbA1cの変化量(最小二乗変化量)は、カナグリフロジン群が-1.03ポイント、シタグリプチン群が-0.66ポイントであり、その差は-0.37ポイントだった(95%信頼区間[95%CI]:-0.50~-0.25)。カナグリフロジン群におけるHbA1cの変化量はシタグリプチン群に対して非劣性であるだけでなく、有意な低下が認められた。

 52週後にHbA1cが7.0%未満になっていた患者の割合は、カナグリフロジン群の方がシタグリプチン群より多かった(47.6%対35.3%)。HbA1cが6.5%未満になっていた患者の割合についても同様の傾向が見られた(22.5%対18.9%)。

 52週後のFPG、体重、SBPについても、カナグリフロジン群における減少量(率)はシタグリプチン群より有意に大きかった(最小二乗平均差は、それぞれ-1.3mmol/L[-24.1 mg/dL]、-2.8%[-2.4 kg]、-5.9 mmHg、いずれもP<0.001)。

 トリグリセリドは両群ともやや増加した。HDL-Cはカナグリフロジン群における増加の方が大幅だった(最小二乗平均変化率:7.6%対0.6%、最小二乗平均差:7.0%、95%CI:4.6-9.3)。ただし、LDLコレステロール(LDL-C)もカナグリフロジン群における増加が大幅だったため、LDL-C/HDL-C比の変化量は両群でほとんど差がなかった。

 全ての有害事象の発生率は両群で同程度(カナグリフロジン群76.7%対シタグリプチン群77.5%)だった。重篤な有害事象(同:6.4%対5.6%)、有害事象に関連した投与中止(同:5.3%対2.9%)の発生率は両群とも低かった。

 カナグリフロジン群では性器真菌感染症の発生率が高く(同:男性は9.2%対0.5%、女性は15.3%対4.3%)、男性1例が投与中止に至った。しかし重篤な症例はなく、抗真菌薬による治療に反応した。低血糖が1回以上記録された患者の割合は両群とも同程度だった(同:43.2%対40.7%)。重篤な低血糖の発生率も同様だった(同:4.0%対3.4%)。

 カナグリフロジン群ではHbA1cおよびFPGの低下が52週間持続したのに対し、シタグリプチン群では低下幅が最大点に達した後、やや減弱する傾向が認められた。また、カナグリフロジン投与中の体重減少は最大点に達した後、大きく再増加することはなかった。

 著者らは、メトホルミンとSU薬を併用している2型糖尿病患者に対し、カナグリフロジンはシタグリプチンよりもHbA1c、体重、SBPをより低下させ、効果が持続したものの、性器感染や浸透圧利尿に関する有害事象の発生率が高かったと結論。その上で、患者の年齢や併存疾患を考慮して薬剤を選択する必要があると指摘している。

論文:
Schernthaner G, et.al. Canagliflozin compared with sitagliptin for patients with type 2 diabetes who do not have adequate glycemic control with metformin plus sulfonylurea: a 52-week randomized trial. Diabetes Care. 2013;36:2508-15.
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2014/12/26(Fri) 11:24 | URL | 福助 | 【編集
Re: MT Pro記事
ADA さん

米国糖尿病学会(ADA)ガイドラインの情報をありがとうございます。

糖尿病患者は、一次予防から、スタチン推奨ですが、
スーパー糖質制限食実践者には、スタチンは必要ないと思います。

スーパー糖質制限食で、血糖コントロール良好なら、正常人と全く同様の血糖値ですから
糖尿人とは言えませんね。
糖質を食べたら糖尿人、スーパー糖質制限なら正常人です。
2014/12/26(Fri) 16:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 「SGLT2阻害薬対DPP-4阻害薬、直接対決の結果はいかに」
福助 さん

情報をありがとうございます。

「性器真菌感染症」・・・

日本では「性器細菌感染症」のほうが懸念されてたので
カビは伏兵でしたね。

しずれにせよ、仰有るとおり
このような薬に頼るよりは、スーパー糖質制限食がいいに決まっていますね。

私は、
SGLT2阻害薬は、旅行中とかの短期間だけ処方するようにしています。
2014/12/26(Fri) 16:23 | URL | ドクター江部 | 【編集
クワトロさんありがとう
クワトロさんありがとうございますm(_ _)m本当ですね!体調めっちゃ良いのでその事実を大切にしようと思いました!ありがとうございますm(_ _)m来年はアスリートになります(-_^)
2014/12/30(Tue) 19:31 | URL | オサム | 【編集
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