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アメリカでの糖尿病食事情
【14/11/15 米国在住

江部先生こんにちは
4年ほど前にアメリカでの糖尿食事情についてコメントした者です。
以来、糖質を抑えながらHbA1cは5.2-5.8キープできております。

この数年の間に米国では糖質制限が更に身近な存在になりました。

DiabeteがなくともLow-carboが有効なダイエット法として一般人に定着してきたことで外食がとても楽になりました。

たいていの料理は一般人と変わらず、パンやポテト類の代わりに満腹感はレタス、 カロリーはナッツで満たすようなメニューです。

都市部の医師も肥満でない患者には糖質を抑える食事を積極的に勧めるようになりました。

肥満型患者には先ずカロリー制限で減量を急ぎ、のちに糖質を抑えるよう指導されます。

私のクリニックでは共通して総カロリー、糖質量、ナトリウム量をカウントしながら下記4ポイントを留意するよう指導されます。
1、パン、パスタ、米、ポテト類は控えめにして、肉野菜などの後に食べるように

2、主食を減らすと塩分が多くなりがちなのでドレシング、スープ、ソースの類を控えめに

3、人工甘味料の安全性が定かでないのでSuger free飲料や菓子類もストレスにならない程度に控える

4、酒はビールと甘いカクテル以外はOK

私を含む無投薬で血糖コントロールできている患者は 血糖値測定器と同じ要領でHbA1cを計るA1C nowという使い捨て測定器で 自宅で毎月A1cを計りながら、診察はカウンセリングと食事指導のみで 病院通いもストレスでなくなりました。

医師曰く、糖質制限はどの薬よりも糖尿に効果的で、副作用もなく医療費削減になると、 江部先生が何年もおっしゃっている話がこちらでは一般的になりました。

日本では投薬に頼る治療がまだまだ主流だと聞きますが、 いずれ糖質過多の有害性に目を向けられるようになると願います。】


こんばんは。

米国在住さんから、アメリカでの糖尿食事情についてコメントをいただきました。
4年前にもコメントいただいていてます。
ありがとうございます。

米国在住さんは、 HbA1c5.2-5.8%キープとコントロール優秀ですね。

Low-carboが定着してきて外食が楽になったとは喜ばしいですね。

米国の都市では一般的なのか、はたまたカリフォルニアあたりは進んでいるけれど東部はイマイチとか、地域差はどうなのでしょうか?

『 私のクリニックでは共通して総カロリー、糖質量、ナトリウム量をカウントしながら下記4ポイントを留意するよう指導されます。

1、パン、パスタ、米、ポテト類は控えめにして、肉野菜などの後に食べるように
2、主食を減らすと塩分が多くなりがちなのでドレシング、スープ、ソースの類を控えめに
3、人工甘味料の安全性が定かでないのでSuger free飲料や菓子類もストレスにならない程度に控える
4、酒はビールと甘いカクテル以外はOK』


なるほど、緩やかな糖質制限食というスタンスですね。

『私を含む無投薬で血糖コントロールできている患者は 血糖値測定器と同じ要領でHbA1cを計るA1C nowという使い捨て測定器で 自宅で毎月A1cを計りながら、診察はカウンセリングと食事指導のみで 病院通いもストレスでなくなりました。』

A1C now は日本ではまだ普及していないですね。

血糖自己測定器(SMBG)とA1C nowがあれば、確かに医療機関では食事指導と診察のみで大幅な医療費削減ですし、通院も楽ですね。

日本では、7種類の経口糖尿病薬、2種類の注射薬がごく日常的に投与されています。

この薬のラインアップは、アメリカも一緒と思うのですが、糖質制限食で、薬なしの糖尿人が、アメリカには多いのでしょうか?

それともアメリカでも地域差が非常に大きいのでしょうか?

『医師曰く、糖質制限はどの薬よりも糖尿に効果的で、副作用もなく医療費削減になると』

私はまさに我が意を得たりで大賛成なのですが、この件も、この医師が特殊な糖質制限賛成派なのか、それともアメリカではごく普通にほとんどの医師が糖質制限食を推奨する段階なのか?どうなのでしょう?

クエッション?に関して、米国在住さんのご存知の範囲で、ご教示いただけば幸いです。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
63歳1型糖尿病劇症化で死ぬところでした
 江部康二先生、こんにちわ。今月初め、「まさかの坂」に遭遇しました。
 突然の体調不良に襲われ、失神。妻が救急車で救命外来へ搬送してくれて、そこで、1型糖尿病の劇症化と判明。
 血糖値が1800台を記録し、「ほとんど死に体」だったそうですが、糖尿病専門医によって救われました。
 おかげさまで後遺症もありませんし、全身すべての検査を行い、無事な状態だと判明しました。
 しかし、はじめて知った糖尿病、しかも1型ということで、びびりました。そしてネット情報を検索、「これは本物だ」と確信する人物、知識に出会いました。
 江部康二先生です。
 現在、先生の本を3冊購入し、熟読玩味しています
 なかでも「主食をやめると健康になる」は、目からウロコ、「目から炭水化物」(^^)の驚きで、深い感銘を覚えました。
 かつ、私もできる範囲で、スーパー糖尿人になるべく、努力をはじめました。
 1型で、劇症化によって、インスリンは一生、作れないと主治医から言われています。ですから、インスリンポンプの生活が始まりました。
 私としては、63歳まで無事にこられたのだから、1型の多くの患者さんよりも恵まれていて、かつ、糖尿病歴も始まったばかりだから、いまから努力すれば、奥ちゃんに迷惑をかけることや、子供たちに介護の心配をさせることなく、健康に生活できると思っています。

 そう確信させてもらえたのが、先生の著書でした。
 1型について、ブログを読ませていただきました。
 怖いのは低血糖だと思っています。ですから、ほんのわずかの炭水化物で低血糖を予防できるのではないかとも思います。
 炭水化物の性質を逆手にとり、わずかの炭水化物で低血糖に対抗したいと考えています。

 ところで、先生がおっしゃるとおり、人類はいま、新しい時代に突入しています。
 かつて、電子レンジはありませんでしたし(チンは最悪の料理ですね)、食品添加物もなく、味の素もなく、遺伝子組み換え作物も、成長ホルモンが食肉に入れられることもなかったでね。

 人類は、こうしたさまざまな障害?に遭遇することで、スーパー免疫人の新人類になってゆくのかもしれません。

 私の密かな期待は、1型糖尿病でインスリンが作れない状態から奇跡的に復活することです。
 希望があれば奇跡も生まれますし、人類の歴史はそんな奇跡に満ちていると思うからです。
 長文を読んでいただき、感謝します。
 ますますのご活躍を祈念します。
2014/11/18(Tue) 03:34 | URL | ちくてつ | 【編集
Re: 63歳1型糖尿病劇症化で死ぬところでした
ちくてつ さん

拙著のご購入ありがとうございます。
劇症の1型糖尿病から生還できて良かったです。

1型糖尿病でも、スーパー糖質制限食なら、インスリンの必要量が従来の糖尿病食摂取時に比べて
1/3以下になります。
インスリンの量が少なくてすむほど、身体には優しいです。

将来、iPS細胞で膵臓のβ細胞が作れるようになるかもしれませんので、希望はありますね。
2014/11/18(Tue) 09:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生こんにちは
丁寧に解説いただき光栄です。
ありがとうございます。

私は糖尿発覚した4年前、LOW-CARBO推奨のクリニックは
ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク市の一部だけでしたが、
現在はほとんどの大都市では糖質制限の指導が受けられると思います。
私のドクター曰く、医師ほぼ全員が藤質を減らすとA1c値が改善すると認識していても
ADAガイドラインに忠実なクリニックでは積極的に推進しないんだそう。
アメリカは患者の希望で治療が選べるので
自分から申し出れば糖質制限の選択はできるようです。

患者の認識としても、ダイエット法としてのAtkins、Macrobipticなどとよい意味で混同されていて
白いパンや砂糖はダメ、WHOLE FOODS(全粒粉や玄米)はセーフ、野菜類は更に良しという感じで、
厳密でないものの、比較的簡単に実践できる環境にあります。

薬についてですが、保険の種類や保険非加入など経済的条件により様々です。
国柄食べ過ぎ肥満が多く、まず痩せることに集中します、医療費に制限のない高い保険の人にはたんまり薬がでる反面、保険の無い人には絶食してでも痩せろという過激な先生もいるようです。

体重と食事をコントロール出来るようになった患者には
投薬なし&糖質制限でずっと観察のみの人は非常に多いです。

食事をコントロールしても数値が安定しない人、食欲を抑えるのが難しい人などは投薬が続くことになり、
その際には低血糖を心配してか糖質制限を薦めなくなります。
薬を飲みながら糖質を控えるくらいで低血糖になるものなのでしょうか?

投薬なりの割合、糖質制限の認知度ともに地域差はかなりあると思います。
New York、Bostonなどの北東部、西海岸でもLA、San Francisco、Seattleなど都市部では糖尿持ちの過半数は
何らかの形でLow Carboを実践していると思います。
肥満率が低く投薬なしの人が多いです、上記のようにDietとDIabeteが言葉から似ていて、血糖を下げること=痩せること=糖質を減らす
のような概念が広く浸透しています。

それ以外の南東部、中西部などは肥満率も高く経口薬インスリンとも投与率は高いです。
食事が肉とパン、パスタ、ポテト中心にサラダ少量と、大量の炭水化物を含み糖質制限しようにも食べる物がなくなってしまいそうです。

余談ですが、アメリカでもアジア系の糖尿率は高いそうで、一番はインドなど西アジア系だそうです。
やはり食事の影響は大きいんですかね。
2014/11/20(Thu) 04:10 | URL | 米国在住 | 【編集
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