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糖尿病、デタラメ治療で年間3000人が失明、足切断、16000人が透析。
こんばんは。

NEWS ポストセブンのサイトに、 雑誌SAPIO2014年11月号に掲載された江部康二のインタビュー記事がアップされていました。(*)

精神科医師Aさんから、情報をいただきました。
ありがとうございます。

「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」が、糖尿病合併症の最大のリスクであることは世界の医学界の共通認識です。

そして、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じるのは、糖質摂取時だけでタンパク質・脂質摂取時には生じないのです。

このシンプルな生理学的事実に基づき、血糖コントロールを保ち合併症を予防するのが糖質制限食なのです。

従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」は決して防げないので、合併症の予防も困難であることは肝に銘じなくてはなりません。



江部康二


(*)
NEWS ポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20141019_280810.html
デタラメ治療の結果 糖尿病で年間3000人以上が失明、足切断
2014.10.19 07:00


予備軍を合わせ国内で糖尿病患者は2000万人を超えるといわれるが、その医療では、実に多くの「ウソ」がまかり通っている。そう指摘するのは、高雄病院理事長の江部康二医師だ。自身が糖尿病の内科医が、日本の糖尿病治療の欺瞞を暴く。
 

* * *


そもそも糖尿病とは血糖値が高くなる病気のことだ。血糖値が高くなると体内の酸化バランスが崩れ、活性酸素が生じて血管が傷つきやすくなる。また、血糖値が上がると血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンが分泌される。インスリンは中性脂肪の分解を妨げ、血糖を体脂肪に変えて体重を増やす「肥満ホルモン」であり、高インスリン状態は動脈硬化を招く。

この病気で本当に怖いのは合併症だ。血糖値の乱高下で血管が老化し、細い血管が傷つくと「三大合併症」と呼ばれる網膜症、腎症、神経障害となり、太い血管が損傷すると脳梗塞や心筋梗塞に至る。

元凶である血糖値の上昇を招く唯一の原因は、糖質(炭水化物)の摂取だ。かつて米国糖尿病学会は3大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)のうち「たんぱく質や脂質も血糖に変わる」としていたが、研究が進み「糖質のみが血糖値を上げる」と2004年に見解を改めた。これが他の先進国も認める「国際基準」だ。

唯一、血糖値を上げる糖質を制限すれば、血糖値上昇を抑えられる私の提唱する糖質制限食はこのシンプルな事実に基づく。

ところが日本糖尿病学会はこの事実を隠し、2013年11月に発行の『糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版』で「血糖値に影響を及ぼす栄養素は主として炭水化物だが、脂質とたんぱく質も影響を及ぼす」などと記載した。科学的根拠がなく、世界的な潮流とは真逆の非常識な見解だ。

学会は現在も糖尿病治療として「炭水化物50~60%、たんぱく質20%以下、脂質の摂取上限25%」、「女性1日1200~1400kcal」、「男性1日1600~1800kcal」のカロリー制限食を推奨する。脂質とたんぱく質を控えれば、血糖値が上がる炭水化物を多く摂取しても構わないというのだ。

論理矛盾も甚だしいが、この弊害は明らかだ。2型糖尿病患者が60%の糖質を摂取すると食後の血糖値は必ず200mg/dlを超える。血糖値が180mg/dlを超えると動脈硬化や合併症のリスクが高まることは、世界の医学界でエビデンス(科学的な根拠)として認められている。

デタラメな治療の結果、年間1万6000人以上が糖尿病腎症から透析を受け、その医療費は年間800億円に及ぶ。さらに、年間3000人以上が糖尿病網膜症で失明し、同じく年間3000人以上が糖尿病足病変で足を切断している。これだけの患者数が物語るのは学会が主導する糖尿病治療の不首尾に他ならない。


※SAPIO2014年11月号


テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ジムにて
江部先生こんばんは。
昨日テレビをみていたらライザップといジムでとある芸人さんがダイエットに挑戦するという企画があったのですが、そのライザップというジムではトレーニングの一環で食事制限をしてもらうようですが、その内容は糖質制限みたいです!
糖質をとらないと筋肉が減る…みたいな話を未だに聞いたことはあるのですが、ライザップほどのジムまでもが糖質制限を進めているとなると古い知識であることは確実といっていいほどなんでしょうね!
2014/10/20(Mon) 21:58 | URL | ばん | 【編集
先生の勇気を尊敬いたします。
大きな圧力もあるでしょうけど、応援しています。私の叔父も医者でしたが、医学会のしがらみや派閥争いに耐えられず、辞めてしまいました。本当に患者を治したい医師は表には出ていないのかもしれません。
私自身は糖尿病ではありませんが、低血糖症で糖質制限により、不定愁訴がほとんど改善されました。本当に糖質制限を広めてくださって感謝しています。
2014/10/21(Tue) 00:17 | URL | すみれ | 【編集
おはようございます
大きな流れとなって、本当に良いものが普及して欲しいものです。
君子豹変す、のごとく良いものはすぐに取り入れて今日、この瞬間からも変わっていって欲しいですね。
既存の考えや理論に対抗する新しいものは除外されがちですが、何事もまずはやってみないとわからないのですから・・
年齢とともになかなか皆さん変化を嫌いますから・・。
今年も残り2ヶ月となりましたが、凄まじい勢いで糖質制限が普及してる感じがします。
これからもセイゲニストがどんどん増えることを願います。
私も最近はスーパーからスタンダードを行ったり来たりで恥ずかしいものですが・・・。
では、また。
2014/10/21(Tue) 08:35 | URL | クワトロ | 【編集
糖尿病学会は会賊(大会社)の言いなり。
医者に限らず、政治家や官僚なども、集金だけが幸せの会賊(大会社)や投賊(投資家)の言いなりになっているのが現状。大手のマスコミなどは国民を騙す情報操作機関に成り下がっている。だから日本糖尿病学会が真実を隠したがるのも至極当然。嘆かわしい現実だが、高い意識を持った庶民を増やしていく以外、対抗手段はない。
2014/10/21(Tue) 08:52 | URL | 1OOO点滴 | 【編集
Re: タイトルなし
すみれ さん

応援ありがとうございます。
体調良好良かったですね。
今後も糖質制限食を一歩一歩確実に広めていきたいと思います。
2014/10/21(Tue) 09:05 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: おはようございます
クワトロ さん

仰る通りと思います。

糖質制限食推進派の医師は、ほとんどが自分で実践しています。
一方、反対派の医師は、自分では一回も実践したことがない人がほとんどです。


2014/10/21(Tue) 09:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ジムにて
ばん さん

糖質制限食で、筋肉が減ることはありません。
一方、筋肉を増やすには、筋トレがいると思います。
2014/10/21(Tue) 09:12 | URL | ドクター江部 | 【編集
SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例
江部先生

どんどんと死者が増えていってます。。。
昨年の今頃は、ゆるめの糖質制限と合わせて本薬を使用出来たら良いなと思っていましたが、スーパー一本にして本当に良かったと思います。

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http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201410/538956.html

SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例 利尿薬との併用は要注意、下痢や嘔吐時にはすぐに休薬を

2014/10/17   高志昌宏=日経メディカル

 10月上旬までにメーカー各社が公表したナトリウムグルコース共輸送担体(SGLT)2阻害薬に関する市販直後調査の中間報告から、同薬3剤で5人の死亡例が報告されていることが分かった。

 発売が最も早かったイプラグリフロジン(スーグラ)は、製造販売承認取得日(2014年1月17日)から発売開始5カ月後に当たる9月16日までの中間集計(第6回中間報告)が、10月14日に公開された。死亡例は1人で、動悸、胸痛、発熱、冷汗が発現し本剤の投与を中止したが、その5日後に自宅で倒れているところを発見された。調査の結果、死因、発見時の状況などは不明だった。

 5月23日に発売されたダパグリフロジン(フォシーガ)は、承認日から発売開始4カ月後に当たる9月22日までの中間集計(第4回中間報告)が10月7日に公開された。死亡例は以下の3人だった。

・60歳代男性。もともと服薬コンプライアンス不良で血糖値が乱高下していた。併用糖尿病薬はグリメピリド、ボグリボース、シタグリプチン。本剤投与約2カ月後、患者自身が低血糖症状を訴えて来院。血糖測定をしたところ160mg/dLで、低血糖の可能性は低いと判断、グリメピリドが中止された。4日後に倒れて救急車で搬送され、搬送先の病院で死亡した。死因不明。詳細調査中。

・50歳代男性。高血圧、脂質異常症、メタボリック症候群(体重99.4kg)、関節リウマチを合併。併用被疑薬は糖尿病薬(グリメピリド、ビルダグリプチン、メトホルミン)、プラバスタチン、テルミサルタン・ヒドロクロロチアジド配合剤、ニフェジピン、センノシド、酸化マグネシウム、抗リウマチ薬(ステロイド、免疫抑制薬=詳細不明)。本剤開始46日後に下痢、嘔吐、倦怠感、発汗を訴え、補液開始15分後にショック状態となったため救急蘇生術を施行した。救急隊により他院搬送されたが、約9時間後に死亡(本症例は第3回中間報告から記載あり)。

・60歳代女性。腰椎すべり症、高血圧、高コレステロール血症、骨粗鬆症を合併。併用被疑薬はイルベサルタン・トリクロルメチアジド配合剤、アスピリン、ニフェジピン、ピタバスタチン、アレンドロン酸。本剤開始50日後、自宅の布団の中で死亡しているのを家人が発見。死亡直前の服薬状況および死因は不明。

 同じ5月に発売されたトホグリフロジン(デベルザ/アプルウェイ)も、承認日から発売開始4カ月後に当たる9月22日までの中間集計が10月6日に公開された。本剤での死亡例は1人。60歳代男性で、慢性心不全、低酸素症、発作性心房細動などを合併していた。本剤開始119日目、下痢・嘔吐が頻回に発現していたが水分摂取が不十分であり、脱水により高血糖昏睡が発現し死亡に至ったとみられる。脱水の原因として、本剤以外に、下痢、嘔吐、入浴による発汗、利尿薬併用が考えられた。

 ルセオグリフロジン(ルセフィ)については、9月24日に公開された発売16週後(9月11日)までの中間報告では、死亡例の報告はない。9月3日に発売のカナグリフロジン(カナグル)も10月17日付で発売1カ月後の中間報告が公表されたが、死亡例はないとのことだ。

 いずれのケースでも、SGLT2阻害薬の服用と死亡との因果関係は明確ではない。また、これらの集計は主に医療機関からの自発報告に基づくため、総投与患者数が明らかではない。そのため発現頻度は不明で、各SGLT2阻害薬間での比較も不可能だ。

 死亡例の報告について杏林大学糖尿病・内分泌・代謝内科准教授の犬飼浩一氏は、SGLT2阻害薬と利尿薬の併用によるイベントリスクの上昇を指摘する。実際、死亡した5人中3人で利尿薬が併用されていたとの記載がある。

 「SGLT2の阻害によりナトリウムも体外に排泄される。生体の代償反応によって遠位の尿細管でナトリウムの再吸収が高まるが、利尿薬を併用しているとそれも抑制され、脱水が顕著になる。糖尿病のため動脈硬化の進行も早い患者であるだけに、脱水による易血栓性の亢進がイベントにつながりやすい。これに嘔吐や下痢が加われば脱水はさらに高度になり、リスクも増すだろう」と犬飼氏。そこで嘔吐や下痢などを来した、いわゆるシックデイのときはすぐにSGLT2阻害薬を休薬するよう指導しておくことも大切とのことだ。

 日本糖尿病学会などは、副作用事例の増加を受け「SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation」を8月29日に改訂発表している(関連記事)。今後、SGLT2阻害薬を投与する症例の選択や特に投与初期の経過観察に関して、より慎重な対応が要求される。
2014/10/21(Tue) 12:49 | URL | 福助 | 【編集
糖質制限は血糖値を下げる
どうして医者は血糖値と七大栄養素の勉強をして患者に合った、食生活を指導しないのか?糖尿病は病気で短命?健常者と同じでは治るのも治らない!一人でも医者が指導すれば、炭水化物を減らしてアミノ酸、脂肪酸、特にテールスープが助けになる!と教えないのか?聞いたことだけど。でわまた。
2014/10/21(Tue) 13:35 | URL | 糖尿人父さん | 【編集
Re: SGLT2阻害薬の市販直後調査で5人の死亡例
福助 さん

情報をありがとうございます。
2014/10/21(Tue) 15:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
先生
前回、コメントした者です。
メディアで、人口甘味料の発癌性が掲載されておりましたね。当方は、発癌性のない製品など有り得ないと考えてますが、先生いかほどに思われますか。
2014/10/22(Wed) 20:46 | URL | ともなり | 【編集
出処不明な情報で不安をあおるのは好くないですよ
2014/10/23(Thu) 00:40 | URL | K | 【編集
Re: 先生
ともなり さん

発がん性リスクがある「化学物質、混合物、環境」については
一度記事にしようと思います。
2014/10/23(Thu) 17:48 | URL | ドクター江部 | 【編集
買ってはいけない
 著者の渡辺雄二氏は、ゼロカロリー甘味料を、批判しています。糖質の害は一言も言わないが、合成甘味料の害は主張しています

◇合成甘味料=買ってはいけない

 アスパルテーム(発癌性)、アセスルファムK(リンパ球減少)、スクラロース(有機塩素化合物)

◇天然甘味料=買ってもよい

 デキストリン(澱粉分解物)
2014/10/24(Fri) 21:46 | URL | 精神科医師A | 【編集
糖尿病に朗報!
とある糖尿病の先輩と知り合い、冷蔵庫の炭水化物は捨て、豆腐、チーズ、きのこ、ナッツ、牛乳、牛肉、刺身等、アミノ酸、脂肪酸、特にテールスープが良いとの事、糖質制限に目下挑戦しています。糖尿人には苦しくも有ります!血糖値低下はブログのとおり下がってます。カロリー低下になり、アレルギー症みたいな、足腰ふらふらが頻発します。食べる=上がるを安定させる!
2014/10/25(Sat) 09:19 | URL | 糖尿人父さん | 【編集
Re: 買ってはいけない
精神科医師A さん。

買っては行けないの情報信頼度は低いと私は思います。

精神科医師A さんがご指摘の如く、
大量に頻回摂取する分、糖質の弊害は、大変大きいですね。
2014/10/25(Sat) 09:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖尿病に朗報!
糖尿人父さん

カロリー低下は危険です。
しっかり脂質とタンパク質は摂取しましょう。
厚生労働省のいう必要摂取エネルギーは確保してください。

減らすのは糖質だけです。
動物性脂肪も動物性タンパクもしっかり十分量食べましょう。
2014/10/25(Sat) 09:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
人工甘味料の実験
人工甘味料がかえって血糖値を悪化させるという論文がNature(2014年9月17日on-line版)に報告された

http://www.nature.com/nature/journal/v514/n7521/full/nature13793.html

この論文を早速、山田悟氏などはとりあげている

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr141001.html

https://www.carenet.com/news/general/hdn/38756

 10/25の糖尿病学会近畿地方会で、西 理宏氏(和歌山県立医科大学 病態栄養治療部)が教育講演をしていた。この論文に触れ、ほとんどがサッカリンの実験で、Fig.1の図示からだとアスパルテームは影響はないのでは?と言っていた
2014/10/25(Sat) 19:47 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 人工甘味料の実験
精神科医師A さん

情報をありがとうございます。
山田悟氏、わかりやすい考察ですね。
さすがです。

「ヒトでの試験:人工甘味料を悪者と解釈するのは4つの理由で無理」
山田氏の説に私も賛成です。
2014/10/26(Sun) 15:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生。
僕は、アクエリアスゼロや炭酸飲料などを、あえて水割りで毎日摂取しているのですが、これらもやめた方が良いのでしょうかね。

原液のままでは、甘過ぎるので水割りでアッサリした形で頂いてるんです。

おかげでコスト的には、大助かりなんです。何せ多少甘いとはいえ飲んでいるのは半分は水なんです。

500mlあれば、一本で3-7日持ったりします。

でもやはり影響が無い訳じゃないんでしょうね。血圧と頻脈の治療をしているだけに、何だか気になってるんです。

担当医からは、いいよ。とは言われているんですけどね。
2014/10/27(Mon) 20:25 | URL | ともなり | 【編集
Re: 江部先生。
ともなり さん

私自身は、少量の人工甘味料は、問題ないと考えています。

「500mlあれば、一本で3-7日持ったりします。」

これなら心配ない量と思いますよ。
2014/10/28(Tue) 09:05 | URL | ドクター江部 | 【編集
いつも
色々と、有難う御座います。
最近だと、マスコミの内容よりもこちらを拝見しております。

当方も、高血圧になってしまいましたが、健康を見直す良い機会を与えてくれたのかもしれませんね。

まぁあまり過敏になり過ぎないようには、したいと思います。
2014/10/28(Tue) 09:19 | URL | ともなり | 【編集
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