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「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社、10万部突破。
こんにちは。

「食品別糖質量ハンドブック」洋泉社 江部康二 監修
2012年10月25日、刊行。

おかげさまで、12刷、10万部突破です。

たくさんの方にご購入いただき、とても嬉しく思います。

糖尿人、メタボ人、生活習慣病の改善を目指す方、健康のために糖質制限食をされる方のお役にたてば幸いです。


ハンドブック


この本、¥840- と手軽な価格でよくまとまっています。

じっくり時間をかけて作っていただいたので、とても使いやすい完成度の高いハンドブックとなりました。

写真も鮮明で、糖質量の文字も大きくて、わかりやすいです。

洋泉社さん、ありがとうございます。 m(_ _)m

糖質制限食を指導する立場の医師・栄養士はもちろん、糖質制限食実践中の患者さんにも強い味方となってくれると思います。






江部康二



☆☆☆

以下「食品別糖質量ハンドブック」のはじめにです。

はじめに

2005年に「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)を、日本で初めて「糖質制限食」の理論的な本として上梓しました。その後、理論面の本やレシピ本などを各社から多数出版してきました。この間、糖質制限食を日本に広める役目を確実に果たしてきたかなと自負しています。

特にこの1~2年、テレビ・新聞・雑誌などのマスコミが、こぞって糖質制限食を取り上げ、世間一般の認知度は格段に上がったと思います。

2012年1月15日、京都国際会館で開催された第15回日本病態栄養学会年次学術集会において「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私は是側の演者として講演しました。通常は3000人規模の学会に4000人の医師・栄養士が参加し大きな反響を巻き起こしました。このことは糖質制限食が医学界の表舞台に初登場したという意味で、大きな一歩といえます。

私のブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」のアクセス件数もこの日を境に1000件以上増えて、現在1日に15000件のアクセスがある人気ブログとなりました。

さらにこのセッション以降、日本全国の医師会や病院から講演依頼があり、2012年はすでに12回の医師・医療関係者向け糖質制限食講演会を行いました。医学界にも爆発的に糖質制限食が広がり始めていて、嬉しい限りです。

このような状況の中で、糖質制限食を推進しておられる医師や栄養士から、食品や料理の糖質のグラム数がわかり、持ち運びもできるようなハンドブックを是非出版して欲しいとの声が多く聞かれるようになりました。確かにそのようなハンドブックがあればとても便利です。

本書は、身近な食品や料理の糖質量・たんぱく質量・カロリーなどが、写真入りでひとめでわかるように工夫されています。糖質制限食を指導する立場の医師・栄養士はもちろん、糖質制限食実践中の患者さんにも強い味方となってくれると思います。是非ご一読いただければ幸いです。

2012年10月
高雄病院理事長
江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
江部先生

お世話になっております。いつもブログを拝見しております。以前7/17に血糖値の変動幅や朝の血糖値が高め等について質問させて頂いた者です。

表題の件とは関係がない内容になってしまいますが、ご相談させてください。先月、半年ぶりに定期検査がありましたが、4月はHbA1cが5.6だったのですが、先月の結果は5.7でした。
以前ご相談させて頂いた時の朝の血糖値が高めだったことが、明らかな原因だと感じております。(7月、8月は朝の血糖値が平均95と高めでした。)
夜、21時以降に食事をしないと血糖値は80代におちついているのですが、21時以降に食事や間食をすると大体90を超える値になります。
21時以降と言っても、肉や魚、野菜中心や、チーズなどが主なのですが、やはり糖質制限OK食材でも、時間や量よっては、朝の血糖値は高くなるのでしょうか。もしくは、私のインスリンの分泌量が減少してきているのでしょうか。甘いものが好きでゼロカロリー飲料や食品に頼ってしまうのですが、それが原因だったりするのでしょうか。ただ、妊娠をきっかけに確実に血糖値が高めになったと実感しています。妊娠前は同じ食事で朝の血糖値が90を超えることはほとんどありませんでした。

担当医からは、チーズなどの乳製品は朝の血糖値を高めにすると言われましたが本当でしょうか。具体的なアドバイスも求めましたが、やはり食べていけないものはなく、バランスよく食べ運動すればよいと言われ、がっかりしております。

朝の血糖値対策として、何か良いアドバイスはないでしょうか。間食はしないほうが良いのはわかっておりますが、子供と主人の2回の食事作りや自分の食事の時間を満足にとれないこともあり、お腹が空いてしまいます。
お忙しいところ、お手数おかけしますが、お手すきの際にでもご回答頂けると助かります。宜しくお願い致します。

※糖質ドットコムのサウザンドレッシングをリピート買いさせて頂いております。糖質制限とは思えないくらいの美味しさ、甘さに感激です。
また、痩せる食べ方ドットコムのベリータルトも購入しました。実母が今月誕生日なのですが、境界型なので、一緒に安心して食べられるケーキをと、1日すぐに購入しました。完売前に購入できて嬉しいです。
18日に届く予定で楽しみにしております。
2014/10/08(Wed) 17:33 | URL | ひなぽんのママ | 【編集
Re: タイトルなし
ひなぽんのママ さん

「4月はHbA1cが5.6だったのですが、先月の結果は5.7でした。」


これは、そもそも基準値内ですし、変わりなしと考えていいです。

妊娠をきっかけに血糖値が少し高めになることはあると思います。
それでも、早朝空腹時血糖値は100mg/dl未満ですので、全く何の問題もないレベルです。

理想的には、確かに寝る前の3時間くらいは、何も食べないほうがいいのでしょうが、
糖質制限食で大事なことは、「美味しく楽しく末長く」です。
たまに間食はよいと思います。
それにより「美味しく楽しく末長く」のほうが大切です。

米国糖尿病学会によれば「血糖値を上昇させるのは糖質だけで蛋白質・脂質は上げません」
これは生理学的事実です。

「チーズなどの乳製品は朝の血糖値を高めにする」
これは脂肪と糖質を一緒に食べると糖質の吸収がゆっくりになるという意味かもしれませんね。

ともあれ、不眠やイライラや怒りやストレスでも空腹時血糖値は上昇します。
今のレベルの100mg/dl未満の空腹時血糖値なら、全く気にする必要なしです。
2014/10/08(Wed) 23:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生

お忙しいところ、ご返信頂きありがとうございました。

問題ないとのこと、少し安心しました。先生がおっしゃる通り、美味しく楽しく末長くですね。
朝の血糖値に少し神経質になり過ぎているところもあるかもしれません。次回の検査は3月ですが、長い目で血糖値の維持、改善をしていきたいと思います。

これからも、糖質制限続けていきます。ご回答ありがとうございました。
日に日に寒さも増してきていますので、お体にはご留意ください。
2014/10/09(Thu) 08:28 | URL | ひなぽんのママ | 【編集
江部先生、いつも良いお話をありがとうございます。
「食品別糖質量ハンドブック」、調理にとても参考になります。

姉のガン治療(肺腺癌Ⅳ期)のために糖質制限を始めます。1年間続けた抗癌剤もやめる決意をしました。

スーパー糖質オフで1日も早く結果を出したいと思います。
甘味調味料としてラカントSを購入しましたが、使用して大丈夫でしょうか?
糖尿病はないので、GIやカロリーよりも 成分の炭水化物が細胞の餌になってしまわないかが気になります。

また、羅漢果顆粒(羅漢果98%てんさい糖2%)というのが近隣のスーパーにおいてありますが、こちらはどうでしょう?

低GI食材=患者が食べてよい食材というのであれば、わかりやすくてよいのですが・・
ご回答、よろしくお願い致します。
2014/10/09(Thu) 10:33 | URL | えだまめ | 【編集
食品別糖質量ハンドブックで
これが発売されて本当に便利に使っています 糖質、カロリーに加えて蛋白質が一目で分かります ここで改訂版の際の希望です リン、カルシュームも加えて下さい 糖尿病性腎症から人工透析にすすむ患者は年16000人、人工透析患者は32万人、CKD患者は1300万人で、みなさん、蛋白質と同時に、ほとんどの食品に含まれるリンと、身体に必要なカルシュームの参考データがほしいのです よろしくお願いします
2014/10/09(Thu) 11:24 | URL | 柚木信也 | 【編集
Re: タイトルなし
えだまめ さん

EGFR遺伝子変異陽性なら、肺の腺癌にイレッサという抗癌剤が有効です。
その場合は続けた方がいいです。

肺線がんⅣ期なら、
スーパー糖質制限食よりさらに厳しいケトン食レベルの食事が好ましいです。

ラカントSが一番、安心して使用できる甘味料です。
2014/10/10(Fri) 20:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 食品別糖質量ハンドブックで
柚木信也 さん

出版社にメールしますが、困難かもしれません。
2014/10/10(Fri) 20:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
お忙しい中、お返事ありがとうございました。

主治医も代替療法に理解を示して下さり、検査もこれまでの病院で続けます。
イレッサについても主治医と相談したいと思います。

ケトン食も「食品別糖質量ハンドブック」があれば不安もありません。
ラカントSが使えれば料理の幅も広がります。

良いご報告が1日も早くできるように頑張ります。どうもありがとうございました。
2014/10/11(Sat) 11:02 | URL | えだまめ | 【編集
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