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糖質制限で胆石も消失!大幅な減量。大腸癌のリスクは?
【14/10/07 岸和田のセイゲニスト

糖質制限で胆石も消失!

先日は、隆祥館書店さんの出版記念講演会にて、有意義なお話しをお聴かせ頂き有難うございました。

講習会は、薄暗い室内(スライドでの講習会)、昼食直後なので眠気が少し心配でありましたが、ランチが糖質制限食(安ステーキ)の為か、先生のお話しが面白いのか、眠気も皆無で、集中して受講することが出来ました!(笑)

糖質依存からの脱却、大幅な減量、そして先日のエコー検査では、糖質制限以前(約半年前)に数個あった胆石もなぜか消失していました!

ちなみに、胆石症で過去に二度入院経験もあります。(^^;)

しかも糖質制限してからは、胆石症患者にはご法度とされる、かなり脂っこい食事(肉や魚、チーズや卵、唐揚げにマヨネーズ掛け)を毎日食しているのにも関わらずです!

あと少し心配は、こんな食事内容で大腸癌にならないのか位です。

ぬか喜びせず、野菜などの食物繊維も食べていきたいと思います。(^^;)

本当に有難うございました。m(_ _)m】



岸和田のセイゲニストさん

2014年10月5日(日)
隆祥館書店主催「江部康二出版記念 講演会・大阪」
ご参加、ありがとうございます。

60名の参加者で、医師も数名きておられ、熱心な質疑応答で、盛り上がりました。

サイン会も、長蛇の列でマジックインキがかすれるほどでした。

大阪の医師のネットワークも広がりそうです。

さて、糖質依存からの脱却、大幅な減量、良かったです。

糖質制限以前(約半年前)に数個あった胆石が消失したのはびっくりですね。私も初めて聞きました。

どなたか、岸和田のセイゲニストさんと同様に、胆石が糖質制限食で消えたという経験をお持ちの方はおられますか?

「しかも糖質制限してからは、胆石症患者にはご法度とされる、かなり脂っこい食事(肉や魚、チーズや卵、唐揚げにマヨネーズ掛け)を毎日食しているのにも関わらずです!
あと少し心配は、こんな食事内容で大腸癌にならないのか位です。」


糖質制限食を推進する、我々糖質セイゲニストとして、動物性脂肪の適切な摂取量はどのくらいかということですね。

1)<赤肉(牛・豚・羊)摂取と世界ガン研究基金2007年の報告>
World cancer reserch fund
http://www.wcrf-uk.org/preventing_cancer/recommendations.php

世界ガン研究基金の食生活指針の中で

「動物性食品 赤肉(牛・豚・羊)を制限し、加工肉(ハム、ベーコン、サラミ、燻製肉、熟成肉、塩蔵肉)は避ける。赤肉より、鶏肉や魚が推奨される。赤肉は週500g以下に。」

と記載されています。これは、ひとつの目安でしょうか。

「赤肉(牛・豚・羊)の摂取量を、週500g以下」というのは、日本人にとってはそんなに高いハードルではないですね。

ちり鍋、寄せ鍋、水炊き、湯豆腐、ちゃんこ鍋、かき鍋、石狩鍋・・・、野菜炒め、煮魚、焼き魚、おでん、ラカントSを使って麻婆豆腐、鶏肉料理・・・、週1回は、150gの牛ステーキを食べて・・・。

結構豪華な食生活でも、赤肉500g/週以下で目標達成です。

岸和田のセイゲニストさんも、目標達成ではないでしょうか。

でも、赤肉500g/週以下というのは、米国人には厳しい目標ですね。

まあ、世界ガン研究基金には逆らうようですが、スーパー糖質制限食をしている場合は、「食後高血糖」と「食後高インスリン血症」という明らかな発がんリスクがほとんどないので、私個人の意見としては、赤肉をもう少し摂取しても大丈夫という気がします。

2)<米国医師会雑誌2006年2月8日号>
米国の大規模介入試験において脂質熱量比率20%で強力に指導したグループは、対照群に比較して意外なことに、心血管疾患、乳がん、大腸がんリスクを下げないことが、米国医師会雑誌2006年2月8日号で報告されました。総コレステロール値に関しても、両群に優位な差はありませんでした。

この研究は、5万人弱の閉経女性を対象に対照群を置き、平均8年間にわたって追跡した大がかりなもので、所謂EBM(科学的根拠に基づいた医療)的にはトップランクに位置する権威あるものです。

脂質熱量比率20%に減らしたわけですから、対照群の女性(脂質熱量比率30数%)に比べれば、動物性脂肪も植物性脂肪も含めて4割くらい脂肪摂取量を減らした計算です。

動物性脂肪も間違いなく減らしていますが、乳がん、大腸がん、心血管疾患(心筋梗塞など)は全く減りませんでした。

権威ある研究により、従来の常識(脂肪悪玉説)が根底から覆ったわけです。

少なくとも大腸がんと乳がんのリスクに関しては、脂肪を強力に減らしても、全く無意味だったわけですね。

岸和田のセイゲニストさんも、少し安心されていいと思いますよ。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
ご回答有難うございました。
江部先生様

早速、記事に書いて頂き有難うございます。

大腸癌、それ程心配ないのですね。安心しました。(^^*)

しかし、最近は、牛ステーキ(安いオージー肩ロース)の味を覚えてしまって、結構食べてしまっております。(^^;

幸い、これからは鍋の季節になりますので、鶏肉を取り入れて、糖質制限ライフを楽しみたいと思います。(^^)

糖質制限当初は、便秘に悩まされましたが、糖質制限2ヶ月を過ぎた頃から、徐々に解消されてきました。
この辺りは、このブログやご著書で、便秘やLDL、尿酸値数値上昇の事は既に書かれていましたので、先生や先人の方々を信頼して糖質制限を続けました。

本当に先生のブログや著書は、良い羅針盤となりました!
(尿酸値やLDL、コレステロール数値は3ヶ月後、皆様同様に下がってほぼ基準値までになりました)
2014/10/08(Wed) 09:20 | URL | 岸和田のセイゲニスト | 【編集
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