2014年10月03日 (金)
おはようございます。
『京都の名医がおしえる「やせる食べ方」』が、この度内容も新たに文庫本になりました。
この『一生太らない「やせる! 食べ方」 』は、これまで、どちらかと言うと糖尿人向けの本が多かったのですが、メタボ人、ダイエッターの方にも分かりやすい本をというリクエストがあり書いた本です。
前著、『京都の名医がおしえる「やせる食べ方」』の内容をブラッシュアップし、更に読みやすく分かりやすく編集、最新の情報も盛り込み、内容を更新しました。(^^)
もちろん、全ての糖質セイゲニストの皆さんに楽しんで読んで頂ける内容になったと自負しております(^O^)
文庫なので持ち歩くのもにもとても便利です。
皆さん、是非お手にとってご一読くださいね(^^)
江部康二
☆☆☆
以下は、プロローグからの抜粋です。
食事の際に「糖質を減らすだけ」で、おいしいものをたくさん食べても、スルッとやせる!
本書では、糖質制限治療の第一人者が、世界一ラクで長続きするダイエット法を紹介。
「魚介、肉、豆腐、納豆、チーズなどはしっかり食べてよし」「飲料は牛乳、果汁を避ける」など、誰でも簡単に実践できる手法が満載です。ストレスゼロで確実に身体が絞れる1冊!
「私たちがおすすめしている食事法は糖質制限食というものです。おいしいものを好きなだけ食べられて、お酒まで飲めるので、『あれもこれも我慢して』というこれまでのダイエット法に比べると、ウソのように幸せなやり方だと喜ばれているようです。
また、カロリー計算をするような面倒はありませんし、運動も必要ありません。
非常に簡単で楽なので、ずぼらダイエット、という人もいるようです。
『京都の名医がおしえる「やせる食べ方」』が、この度内容も新たに文庫本になりました。
この『一生太らない「やせる! 食べ方」 』は、これまで、どちらかと言うと糖尿人向けの本が多かったのですが、メタボ人、ダイエッターの方にも分かりやすい本をというリクエストがあり書いた本です。
前著、『京都の名医がおしえる「やせる食べ方」』の内容をブラッシュアップし、更に読みやすく分かりやすく編集、最新の情報も盛り込み、内容を更新しました。(^^)
もちろん、全ての糖質セイゲニストの皆さんに楽しんで読んで頂ける内容になったと自負しております(^O^)
文庫なので持ち歩くのもにもとても便利です。
皆さん、是非お手にとってご一読くださいね(^^)
江部康二
☆☆☆
以下は、プロローグからの抜粋です。
食事の際に「糖質を減らすだけ」で、おいしいものをたくさん食べても、スルッとやせる!
本書では、糖質制限治療の第一人者が、世界一ラクで長続きするダイエット法を紹介。
「魚介、肉、豆腐、納豆、チーズなどはしっかり食べてよし」「飲料は牛乳、果汁を避ける」など、誰でも簡単に実践できる手法が満載です。ストレスゼロで確実に身体が絞れる1冊!
「私たちがおすすめしている食事法は糖質制限食というものです。おいしいものを好きなだけ食べられて、お酒まで飲めるので、『あれもこれも我慢して』というこれまでのダイエット法に比べると、ウソのように幸せなやり方だと喜ばれているようです。
また、カロリー計算をするような面倒はありませんし、運動も必要ありません。
非常に簡単で楽なので、ずぼらダイエット、という人もいるようです。
江部先生
お忙しいところ恐縮です。
以前先生のブログで拝見したことのある「てんさいオリゴ糖」についてですが、少し調べてみましたところ次のHPに辿りつきました。
http://www.i-madoka.com/oligosaccharide.html
この中で難消化性オリゴ糖の代謝経路について次のような説明があります。
------------------------------------------------------------------
難消化性糖質(オリゴ糖・食物繊維)の代謝経路
経口摂取された難消化性糖質は、小腸において消化吸収を受けずに大腸まで到達し、大腸に常在する腸内細菌による発酵を受けて、短鎖脂肪酸、炭酸ガス、水素ガス、メタンガスなどが作り出され、一部は菌体成分として取り込まれることになります。
嫌気的条件下における発酵の中間産物としては、乳酸やコハク酸などを作り出しますが、これらは腸内細菌によってさらに代謝されるため、酢酸、プロピオン酸、n-酪酸の3つの短鎖脂肪酸が最終産物になります。
これらの短鎖脂肪酸の生成比率は、酢酸:プロピオン酸:酪酸=60:25:15程度で、生体のエネルギ-要求量の5~10%を供給しているとみられています。
------------------------------------------------------------------
これについて、小腸で消化されないということは糖質として吸収されない、血糖値は上がらない、ゆえに糖質制限OK食材ということになりますでしょうか?
(食品のカロリーとしては、大腸で吸収される短鎖脂肪酸の分のみと考えて良いものでしょうか?)
実は数か月前よりヨーグルトに少量(小さじ1程度)ふりかけて食しておりまして、先月の検査結果が少し思わしくなかったもので、原因を追究している次第です。(^^;
(7~9月の2か月間でHbA1c=6.6(+0.4)、空腹時=129(+3))
お忙しいところ恐縮です。
以前先生のブログで拝見したことのある「てんさいオリゴ糖」についてですが、少し調べてみましたところ次のHPに辿りつきました。
http://www.i-madoka.com/oligosaccharide.html
この中で難消化性オリゴ糖の代謝経路について次のような説明があります。
------------------------------------------------------------------
難消化性糖質(オリゴ糖・食物繊維)の代謝経路
経口摂取された難消化性糖質は、小腸において消化吸収を受けずに大腸まで到達し、大腸に常在する腸内細菌による発酵を受けて、短鎖脂肪酸、炭酸ガス、水素ガス、メタンガスなどが作り出され、一部は菌体成分として取り込まれることになります。
嫌気的条件下における発酵の中間産物としては、乳酸やコハク酸などを作り出しますが、これらは腸内細菌によってさらに代謝されるため、酢酸、プロピオン酸、n-酪酸の3つの短鎖脂肪酸が最終産物になります。
これらの短鎖脂肪酸の生成比率は、酢酸:プロピオン酸:酪酸=60:25:15程度で、生体のエネルギ-要求量の5~10%を供給しているとみられています。
------------------------------------------------------------------
これについて、小腸で消化されないということは糖質として吸収されない、血糖値は上がらない、ゆえに糖質制限OK食材ということになりますでしょうか?
(食品のカロリーとしては、大腸で吸収される短鎖脂肪酸の分のみと考えて良いものでしょうか?)
実は数か月前よりヨーグルトに少量(小さじ1程度)ふりかけて食しておりまして、先月の検査結果が少し思わしくなかったもので、原因を追究している次第です。(^^;
(7~9月の2か月間でHbA1c=6.6(+0.4)、空腹時=129(+3))
2014/10/03(Fri) 17:35 | URL | 福助 | 【編集】
福助 さん
オリゴ糖は、普通に血糖を上げます。
単糖類
二糖類
オリゴ糖類:三糖類以上で、でんぷんほど多糖ではないものをアバウトに言っています。
多糖類(でんぷんなど)
2012年12月07日 (金)の本ブログ記事
「血糖値を上げるのは糖質だけだが、上げない糖質もある。」
オリゴ糖は、普通に血糖を上げます。
単糖類
二糖類
オリゴ糖類:三糖類以上で、でんぷんほど多糖ではないものをアバウトに言っています。
多糖類(でんぷんなど)
2012年12月07日 (金)の本ブログ記事
「血糖値を上げるのは糖質だけだが、上げない糖質もある。」
2014/10/03(Fri) 19:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
再度質問させて下さい。
てんさいオリゴ糖についてですが、私の認識が不足しておりまして、あいまいな質問となり申し訳ございませんでした。
てんさい(甜菜、ビート)と名の付くものすべてが「てんさい(ビート)オリゴ糖」と思っておりました。
私が確認したかったものは、『ラフィノース』(難消化性オリゴ糖)のことで、商品名は「ビートオリゴ糖」、ラフィノースの含有率99.5%の純度ものです。
http://www.kenko.com/product/item/itm_6902902472.html
この商品の成分は次の通りです。
原材料名: ラフィノース、ビート糖
栄養成分: ・エネルギー/175kcal
・たんぱく質/0g
・脂質/0g
・炭水化物/90g
・ナトリウム/0g
・オリゴ糖/0mg
※100g当り
それに対し、江部先生がご回答になったオリゴ糖ですが、2007年5月9日のブログ「糖質制限食十箇条と糖尿病」内で、2011年4月3日に回答されてます「北海道てんさいオリゴ糖」という商品のことと想像しております。
http://www.kenko.com/product/item/itm_6903948672.html
こちらの商品はオリゴ糖の名を排しておりますが、江部先生が成分を記載しておりましたとおり、オリゴ糖は100g中9.5gと1割ほどの含有量でして、原材料名にもあります通りほぼ甜菜糖=砂糖なものです。
「北海道てんさいオリゴ糖」
原材料名: てんさい糖蜜
栄養成分: ・エネルギー/282kcal
・たんぱく質/0g
・脂質/0g
・炭水化物/78g
・ナトリウム/40~350mg
・オリゴ糖/9.4g
※100g当り
なお、オリゴ糖の名のついた商品は他にも色々とあるようですが、どれも砂糖や甜菜糖の含有量が高く、また安価なものは胃で分解される三糖類の「イソマルトオリゴ糖」とのことです。
http://www.geocities.jp/nihonoligotou/index4.htm
商品名 │原料 │オリゴ糖成分(重さあたり)
───────────────┼─────┼──────────
オリゴのおかげ(乳果オリゴ糖)│砂糖・乳糖│30%以上
てんさいオリゴ │てんさい糖│ 9%以上
日本オリゴのフラクトオリゴ糖 │てんさい糖│40%以上
メイオリゴW │砂糖 │37.5%以上
イソマルトオリゴ糖商品全般 │でんぷん │63%以上
───────────────┼─────┼──────────
先に記載させていただきました通り、ビートオリゴ糖(ラフィノース)は、小腸にて消化吸収を受けず大腸で短鎖脂肪酸として使用されるため、糖質制限OK食材と思っておりますが、如何なものでしょうか?
再度質問させて下さい。
てんさいオリゴ糖についてですが、私の認識が不足しておりまして、あいまいな質問となり申し訳ございませんでした。
てんさい(甜菜、ビート)と名の付くものすべてが「てんさい(ビート)オリゴ糖」と思っておりました。
私が確認したかったものは、『ラフィノース』(難消化性オリゴ糖)のことで、商品名は「ビートオリゴ糖」、ラフィノースの含有率99.5%の純度ものです。
http://www.kenko.com/product/item/itm_6902902472.html
この商品の成分は次の通りです。
原材料名: ラフィノース、ビート糖
栄養成分: ・エネルギー/175kcal
・たんぱく質/0g
・脂質/0g
・炭水化物/90g
・ナトリウム/0g
・オリゴ糖/0mg
※100g当り
それに対し、江部先生がご回答になったオリゴ糖ですが、2007年5月9日のブログ「糖質制限食十箇条と糖尿病」内で、2011年4月3日に回答されてます「北海道てんさいオリゴ糖」という商品のことと想像しております。
http://www.kenko.com/product/item/itm_6903948672.html
こちらの商品はオリゴ糖の名を排しておりますが、江部先生が成分を記載しておりましたとおり、オリゴ糖は100g中9.5gと1割ほどの含有量でして、原材料名にもあります通りほぼ甜菜糖=砂糖なものです。
「北海道てんさいオリゴ糖」
原材料名: てんさい糖蜜
栄養成分: ・エネルギー/282kcal
・たんぱく質/0g
・脂質/0g
・炭水化物/78g
・ナトリウム/40~350mg
・オリゴ糖/9.4g
※100g当り
なお、オリゴ糖の名のついた商品は他にも色々とあるようですが、どれも砂糖や甜菜糖の含有量が高く、また安価なものは胃で分解される三糖類の「イソマルトオリゴ糖」とのことです。
http://www.geocities.jp/nihonoligotou/index4.htm
商品名 │原料 │オリゴ糖成分(重さあたり)
───────────────┼─────┼──────────
オリゴのおかげ(乳果オリゴ糖)│砂糖・乳糖│30%以上
てんさいオリゴ │てんさい糖│ 9%以上
日本オリゴのフラクトオリゴ糖 │てんさい糖│40%以上
メイオリゴW │砂糖 │37.5%以上
イソマルトオリゴ糖商品全般 │でんぷん │63%以上
───────────────┼─────┼──────────
先に記載させていただきました通り、ビートオリゴ糖(ラフィノース)は、小腸にて消化吸収を受けず大腸で短鎖脂肪酸として使用されるため、糖質制限OK食材と思っておりますが、如何なものでしょうか?
2014/10/06(Mon) 15:21 | URL | 福助 | 【編集】
福助さん
砂糖以外の甘味料について、以下のサイトが信頼度が高そうです。
いろんな甘味料について、詳しく載ってますので、一度覗いてみてください。
そのサイトで、ラフィノースのエネルギー換算係数は2kcal/g です。
http://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm
砂糖以外の甘味料について。砂糖類情報。独立行政法人農畜産業振興機構。
砂糖以外の甘味料について
ラフィノース
原料・製造法
特性等 砂糖(ショ糖)にガラクトースが結合した構造のオリゴ糖(三糖類)で、てん菜に含まれ、てん菜糖の副産物である糖みつから分離精製される。てん菜のほか、大豆、ユーカリ樹液など植物界に広く存在している。甘味の質は砂糖に近く、甘味度は砂糖の約20%である。
エネルギー換算係数は2kcal/g である。
吸湿性のない唯一のオリゴ糖で、錠剤、粉末顆粒などに適している。熱・酸に対しては砂糖と同じ程度に安定性がある。
消化されにくく、低カロリーで、腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働きがある。また、アレルギー症軽減効果があることも認められている。
主な用途 卓上甘味料、健康食品など
市場における動向等 天然由来成分であることが評価され、安定した需要実績を持つが、てん菜糖の副産物であるため、生産量に限界があり、現在は需要に応じた供給量の確保が難しい状況である。
色付きの文字
砂糖以外の甘味料について、以下のサイトが信頼度が高そうです。
いろんな甘味料について、詳しく載ってますので、一度覗いてみてください。
そのサイトで、ラフィノースのエネルギー換算係数は2kcal/g です。
http://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm
砂糖以外の甘味料について。砂糖類情報。独立行政法人農畜産業振興機構。
砂糖以外の甘味料について
ラフィノース
原料・製造法
特性等 砂糖(ショ糖)にガラクトースが結合した構造のオリゴ糖(三糖類)で、てん菜に含まれ、てん菜糖の副産物である糖みつから分離精製される。てん菜のほか、大豆、ユーカリ樹液など植物界に広く存在している。甘味の質は砂糖に近く、甘味度は砂糖の約20%である。
エネルギー換算係数は2kcal/g である。
吸湿性のない唯一のオリゴ糖で、錠剤、粉末顆粒などに適している。熱・酸に対しては砂糖と同じ程度に安定性がある。
消化されにくく、低カロリーで、腸内のビフィズス菌の増殖を促進する働きがある。また、アレルギー症軽減効果があることも認められている。
主な用途 卓上甘味料、健康食品など
市場における動向等 天然由来成分であることが評価され、安定した需要実績を持つが、てん菜糖の副産物であるため、生産量に限界があり、現在は需要に応じた供給量の確保が難しい状況である。
色付きの文字
2014/10/06(Mon) 17:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
詳しく記載頂きましてありがとうございます。m(_ _)m
ラフィノースを使用し始めて4カ月ほど経ちますが、野菜の摂取が少ない時でも便通が良く乳酸菌が増えている感じがします。
詳しく記載頂きましてありがとうございます。m(_ _)m
ラフィノースを使用し始めて4カ月ほど経ちますが、野菜の摂取が少ない時でも便通が良く乳酸菌が増えている感じがします。
2014/10/06(Mon) 17:42 | URL | 福助 | 【編集】
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