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糖尿病妊娠、糖質制限食でインスリンフリー、元気な赤ちゃん出産。
【14/09/28 高橋です。

はじめまして。

江部先生、初めまして。
糖質制限出産で検索し、こちらのブログへたどり着きました。

私は37歳の主婦で、昨年待望の第一子を出産出来ました。

実はその前に、4度も稽留流産をしており、もう子供は産めないのではないかと思っていました。

私は10年前に糖尿病になり、インスリンを打っていました。

一日30単位打っており、妊娠が分かってからも毎日30打っていました。

それで、いつも自然妊娠はするのですが、胎児が育たないのです。

心拍を確認する前に、稽留流産でした。

不育症検査をしても、原因が分からず。

そして、4度目の流産確定の時に、もしかしてインスリンを打っているからじゃないか?と、ふと思ったのです。

それで色々ネットで検索して、糖質制限を妊婦に勧めている産婦人科医や、江部先生の事も知り、その日からインスリンをスッパリ止めて、糖質制限を開始。

4回目の稽留流産の後処置手術を受けた7ヵ月後にまた妊娠し、その時は糖質制限をして3ヶ月、インスリンを止めて3ヶ月たっていました。

妊娠中もずっと糖質制限を続け、私昨年の10月下旬に、健康な子供を出産したんです!!
胎児も2800gで、普通に分娩しました。

子供も異常なし、2800gだったので出産時も楽でした。
本当に糖質制限と、インスリン注射に止める事に気づけて、奇跡のタイミングだったと思います。

今振り返ると、一日30単位は打ちすぎていたと思うのですが、大学病院の医師は何も言わなかったし、しっかり注射を打って血糖コントロールしましょうって言ってたんですよね。。。

私は、糖尿病妊婦に、絶対糖質制限してと伝えたいです。
インスリン注射は、なるべく控えた方がいい。
特に妊娠初期は絶対に、止めたほうがいいと経験上断言します。

江部先生、おかげさまで5度目の正直で子供を産む事が出来ました。
感謝しております。

今実は第二子妊娠中で、3ヶ月です。
もちろん、糖質制限続けていますよ!^^
インスリンも無しです!

感謝です。】



こんにちは。

高橋さんから

「糖尿病妊娠、糖質制限食でインスリンフリーとなり、元気な赤ちゃんを出産」

というとても嬉しいコメントをいただきました。

高橋さん、おめでとうございます。

10年来の糖尿病で、インスリン30単位/日を注射していて4度ほど稽留流産、今回は糖質制限食でインスリンフリーで37才で無事、第一子出産です。

さて、インスリンそのものが、稽留流産に関与していることはまずないと思います。

というのが、インスリン登場以降、世界中で、数多くの糖尿病妊娠でインスリンを注射して出産している事実があるからです。

しかしながら、高血糖による母体、胎児への合併症として

【胎児への影響】
・流産、奇形、巨大児、未熟児、低血糖児、心臓病、胎児死亡 など
【母体への影響】
・糖尿病腎症の悪化、糖尿病網膜症の悪化
・早産、
・尿路感染症
・妊娠高血圧症候群、羊水過多
・赤ちゃんが巨大児になることにより、難産になったり、帝王切開になるリスクの増加

などがあります。

高血糖により、これだけのリスクが母体と胎児に生じます。

そして、日本糖尿病学会推奨のカロリー制限食(高糖質食)で食後高血糖を防ぐことは、インスリン注射をしていても至難の業です。

さらに、食後高血糖を防ごうとして、インスリンの量を増やせば、今度は母体は低血糖のリスクが大きく増加します。

そして、普通に糖質を摂取して、インスリン注射で厳格にコントロールしようとすると、一日の血糖値の変動幅が、増大します。

食後高血糖と平均血糖変動幅の増大が一番大きな酸化ストレスリスクとなります。(*)

酸化ストレスは、母体にも胎児にも当然、悪影響を及ぼします。

高橋さんの場合も、食後高血糖、低血糖、平均血糖変動幅増大、酸化ストレス増大・・・、これらの要因が、合わさって、稽留流産を生じた可能性があります。

つまり高橋さんだけではなく、糖尿病妊娠で、糖質を普通に食べてインスリン注射を打っている場合は、上記のリスクは常にあるわけです。

この場合、インスリンは高血糖を防ぐためにやむを得ず注射しているわけですが、結局、糖質摂取による上記の弊害のほうが、流産などの合併症に対してはるかに大きい影響を与えていると思います。

糖尿病妊娠で糖質を普通に食べてインスリンを注射して、無事出産されている方も多いと思いますが、このように見てくると、それはある意味運がいい人と言えるのかもしれません。

その点、スーパー糖質制限食に切り替えて、インスリンフリーになると、まず、血糖コントロールが一日を通して、とても良好となります。

そして、食後高血糖、低血糖、平均血糖変動幅増大、酸化ストレス増大といった母体と胎児に悪影響を及ぼす要因が、全てなくなります。

その結果、無事、元気な赤ちゃんが生まれたのだと思います。ヾ(^▽^)


(*)
酸化ストレスに関しては、
2014年07月14日 (月)の本ブログ記事
酸化ストレス・・・て何?食後高血糖と平均血糖変動幅増大がリスク!
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3030.html
をご参照いただけば幸いです。


江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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