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スーパー糖質制限食実践:体重減少、脂肪率減少、筋肉量維持。
【14/06/01 サラリーマン

糖質制限6ヶ月の結果です

49才のサラリーマンです。

糖質制限6ヶ月の一事例ということで、お役に立つかわかりませんがご参考までに経過をご報告させていただきます。

体重等の推移は以下のとおりです(身長180㎝。スポーツクラブの体組成計です。筋肉量として何を計測しているかは不明ですが推移ということでご覧ください。ちなみにタニタの体組成計では61㎏と出ます)。

   体重  脂肪率(量)  筋肉量
4月 83.3㎏ 25.1%(20.9㎏) 26.8㎏(参考)
11月 85.8㎏ 26.6%(22.8㎏) 27.2㎏(開始時)
12月 80.5㎏ 25.1%(20.2㎏) 25.8㎏
1月  78.3㎏ 22.8%(17.9kg) 25.8㎏
2月  75.6㎏ 21.0%(15.9㎏) 25.5㎏
3月  75.8㎏ 19.2%(14.6㎏) 26.1㎏
4月  74.3㎏ 18.1%(13.4㎏) 26.1㎏
5月  73.1㎏ 15.7%(11.5㎏) 26.3㎏(6ヶ月経過)

結果 -12.5㎏ -10.9%(-11.3㎏) -0.9㎏

このほかウエストは94㎝→82㎝、スポーツクラブの体組成計の内臓脂肪指数は120→60と大成功です。

もともと平日1万歩前後と土日にエアロビクス(ハード系)+ジム計2時間程度の運動習慣があってもそれまでは順調に増量していた中この結果、やはり食生活(=糖質制限)のおかげです。

筋肉量については、減っても仕方がないと思っていましたが、体重減少の大半が脂肪で正直驚いています。

土日の筋トレを少し増やしていますのでその効果もあるかもしれませんが、かなり厳格に糖質制限してきた中、1月以降は脂肪減で筋肉増加で推移しており、カロリー不足でなければ筋肉を分解あるいはアミノ酸を利用してエネルギーに…、ではないということですね。

また、運動中も最初の1ヶ月程度は若干重たい感じがいていまいたが、その後はハイテンションでしっかり動けています。

体の順応の速さについては個人差があるかもしれませんが、一般人の健康増進レベルの運動であれば、全く問題ないという一例です。

・・・・・・・

実は、もともと食後の強烈な眠気があったところ昨年11月に入り夕方だるさとともに冷汗がでるようになりネットで検索、先生のブログを拝見したことがきっかけで、即スーパー糖質制限を初めました。

最初の2~3週間は食後の眠気や冷汗はなくなったものの、何となくテンションが上がらないなあと思っていたところ、単に主食と芋類を抜いただけで完全にカロリー不足だったようで(最初筋肉が落ちた原因かもしれません)、その後は先生のごご著書を参考に糖質を毎食20ℊ未満に抑える一方、おかずを増量したりナッツ類やチーズの間食を加えたところ、体が順応してきたこともあってか、とても快調な日々を送っております(ちなみに晩酌はスタイルフリー2本を毎日。宴席は乾杯のビールの後、焼酎かハイボールにしてます)。

また精神面の安定や睡眠、集中力、乾燥肌、便通についても大きく改善しています。
本当にありがとうございます。

健康診断を含め、今後も経過を記録していくつもりです。
勝手ながら時々ご報告させていただきます。

先生の益々のご活躍を祈念しております。】



こんにちは。

サラリーマンさんから

スーパー糖質制限食実践で、「体重減少、脂肪率減少、筋肉量維持」

という嬉しいコメントをいただきました。

11月 85.8㎏ 26.6%(22.8㎏) 27.2㎏(開始時)
12月 80.5㎏ 25.1%(20.2㎏) 25.8㎏


開始直後の1ヶ月で、5.3kgとかなりの体重減少です。

この間脂肪が2.6kg、筋肉が1.4kgの減少です。

この時の筋肉量の減少ですが、カロリー不足の影響と共に、筋肉中の水分が初期段階で急速に減ったための可能性があります。

その後、摂取エネルギーを増やしてスーパー糖質制限食を継続したところ
2月  75.6㎏ 21.0%(15.9㎏) 25.5㎏
3月  75.8㎏ 19.2%(14.6㎏) 26.1㎏
4月  74.3㎏ 18.1%(13.4㎏) 26.1㎏
5月  73.1㎏ 15.7%(11.5㎏) 26.3㎏(6ヶ月経過)


脂肪が、減少して、筋肉量は増えていますので、理想的な展開です。


サラリーマンさんの仰有るとおり、一般人の健康増進レベルの運動であれば、スーパー糖質制限食は全く問題ないし、筋肉量も増えうるということなのでしょう。

瞬発力やパワーが主となるハードな運動の場合、アスリートもどきさんのコメントにもあったように上手くいかない場合があるようなので、今後の課題です。


「もともと平日1万歩前後と土日にエアロビクス(ハード系)+ジム計2時間程度の運動習慣があってもそれまでは順調に増量していた中この結果、やはり食生活(=糖質制限)のおかげです。 」

サラリーマンさん、一般人に比べたら、結構運動量豊富なライフスタイルだったのに、体重増加でピークは85.8kgだったのが、
スーパー糖質制限食で見事に体重減少、筋肉量維持、体調良好・・・

素晴らしいです。

やはり糖質を食べながら、運動だけで体重を減らすというのは、なかなか難しいことなのですね。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
恐れ入ります
江部先生
 勝手なつぶやきに丁寧にコメントいただき恐縮です。
 また良く見直しもせず投稿してしまい、誤字脱字も多く申し訳ございません。
 一点だけ補足させていただきますと、「かなり厳格に…」と記載してしまいましたので、さぞかしストイックにと思われたかもしれませんが、意外にそうでもありません。
妻子持ちなので、家での食事はおかずの豚肉や鶏肉、旬の魚を二人前にしてもらっていますが、100ℊ(一尾、一切れ)100円前後で賄えますし、豆腐や納豆、枝豆等もあり、意外に安価で手間もかからずバリエーション豊富です。
また昼の社食は、小鉢を選べるのでコメの代わりに追加したり、コンビニのサラダチキンや魚の切り身を買っておいたり(これは家でも)、外食の際はY屋やM屋、H高屋、O将等で単品オーダーの組み合わせを試してみたり、McDではクオーターパウンダーチーズをバンズ抜きで食べてみたり…、興味深々で楽しんでいます。
(ご参考まで)
2014/06/02(Mon) 22:38 | URL | サラリーマン | 【編集
ぜひご回答をお願いします
何度も申し訳ありませんがとても不安なのでご解答お願いします。
糖尿病のことについて調べててここに辿り着きました。
糖尿病のことについてとても不安な点があるので質問させてください。
長文になり申し訳ないのですが何かアドバイスを頂けたら幸いです。
最初は立ちくらみが頻繁におきネットで調べると糖尿病の症状で起立性低血圧というのがあり心配になり市民病院の内科へ行き血液検査をしてもらいました。(2013年10月17日)
空腹時血糖値は100 hba1cは5.3(NGSP)でした。その他の数値も医者からは全然問題ないと言われ帰りました。
その後の生活は血糖値が3桁に突入していたこともあり主食をとるのが怖くなり主食だけを避け、食後ウォーキングなどをする生活をしました。
そして今年の1月頃より食後の尿が濁る事があったり尿の回数が増えたり両足が異常に冷えて痛みや痺れに似た不快感を伴うようになりましたがしばらくは放置しておりました。
ですが一向に回復しないのでもう一度市民病院へ行き前回とは違い総合診療科の医師に会い血液検査を実施しました。(2014年3月14日)
その時の検査結果ですが尿糖(-)空腹時血糖値109 hba1c 5.4(NGSP)でした。前日のお昼から何も食べていないのに空腹時血糖値が境界型ぎりぎりhba1cも上昇しておりました。
医師には体重減少、たちくらみ、多尿、食後尿の濁り、足の痺れや痛みを説明したのですが検査値は問題ないからと言いまともに診てくれません。
食生活は実家に引っ越した事もあり母親からお米も食べなさいといわれ今まで避けていたお米を少量ですが摂取し始めたことです。
空腹時血糖値がギリギリで怖くなったので1日2食でお米もはずしました。
その後も症状が改善せず体重も減少を続け再度病院へ行き検査をしたら空腹時血糖値95 hba1c5.5(NGSP)に上がっていました。
医者にhba1cが上昇しているから食後高血糖の可能性はないか?糖負荷試験を受けさせてほしいといいました。(某糖尿サイトではHba1cが5.4から境界型と書いてありましたので)
しかし、医者に言われたのがこの検査結果で糖負荷試験を受けるなんて馬鹿馬鹿しい。糖尿病でもないのに食後血糖を測る意味がないと怒られました。
ではこれらの症状はなんですかと聞いても分からない。ストレスじゃないのか?と言われ帰されました。
そのことを母に伝えると母が糖尿病のことについて調べて3食食べるようにとのことで今までの2食から3食に変わりお米も少量ずつですが3食でるようになりました。
その食生活に変えてから今まで起きた事なかった異常ともいえる口の渇きが起き、口内が荒れまくり、歯茎から出血したり皮がむけたりしました。
健常者ならお米を摂取したぐらいで口の渇きが起こるとは思えないのですが。やはり自分も糖尿病なんでしょうか?
食生活を変えてから2週間ちょっとです。これから先どうすればいいのでしょうか?
2014/06/03(Tue) 06:30 | URL | ハクメイ | 【編集
Re: 恐れ入ります
サラリーマン さん

工夫次第で、外食も結構、糖質制限食OKなものがありますね。
内食も、工夫すれば、意外に安価でいけるのですね。
参考になります。
2014/06/03(Tue) 08:50 | URL | ドクター江部 | 【編集
そうだったんですね。
江部康二 先生。

初めてお便り致します。
糖尿病には目下無縁ですが、ご著書を拝読し、
炭水化物こそ諸悪の根源との知見。
そうだったんですか。
と齢六五にして、いまさらの開眼。

二〇年前、
暗い夜空に打ち上げられた、一発の照明弾。
近藤誠先生の「ガンもどき」理論以来の、
啓蒙でありました。

夏井睦先生との共著、
「医療の巨大転換を加速する・・・」を読了して、
そうだったんですかと、五月の青空。
両先生にお逢いできた僥倖を感謝しております。

私は市井の「無」知識人ではありますが、
糖質制限食を心掛けて余生を過ごします。
ぼちぼちと。
良き時代になりました。
ありがとうございました。
2014/06/03(Tue) 09:58 | URL | まろたん | 【編集
やせ型の境界型
いつもblogを参考にさせて頂いています。まだ境界型と断定されたわけではありませんが、気を付けていましま。運動は毎日しています。
プチとスタンダード糖質制限を行ってきましたが、体重は減らず、先生がおっしゃっているようにBMI18後半→20になってしまいました。昨年とうとう空腹時血糖値が1回目の検査で100を超え、再検査で110を超えました。糖質をとった食後2時間値、HbA1cは基準値でした。
暁現象(糖新生)が起こってきているのに、このように体重が少しでも増えると、インシュリン抵抗生が増して、もっと空腹時血糖値も上がってしまうのでしょうか?
元々そこまで太っていないのに、耐糖能が低い女性には糖質制限はむいていないのでしょうか。
個人で自分に合った方々を見つけるしかないのかもしれませんが、やせ型で糖質制限で空腹時血糖値が改善された例をあげてくださると助かります。糖質制限は食事の楽しみを失わなくてすむかもしれない方法だとこれからも励みにしていきたいので。
2014/06/03(Tue) 12:02 | URL | もも | 【編集
ひどい記事のご報告
江部先生、こんにちは。いつもブログを拝読しております。
さて、かなりの閲覧者がいるであろうyahooのトップページのリンクにこんな根も葉もない内容の記事が堂々て出ていてびっくりしました。
http://medical.yahoo.co.jp/diet/column/3049/

糖質セイゲニストの皆さんが、ご家族やお知り合いから「ほら、やっぱりやめなさい」と迫害(?)に合うことは避けられないかもしれません。
ひどい話です。
2014/06/03(Tue) 13:09 | URL | むう0814 | 【編集
Re: ぜひご回答をお願いします
ハクメイ さん


空腹時血糖値109  HbA1c 5.4(NGSP)
空腹時血糖値95  HbA1c5.5(NGSP)


このデータで、糖尿病が原因となる症状がでることは、決してありません。

もし、空腹時血糖値が109mg/dlで、正常値の上限なのが気になれば
緩やかな糖質制限で、将来の糖尿病発症が予防できると思います。
2014/06/03(Tue) 15:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: そうだったんですね。
まろたん さん

夏井睦先生との共著、
「医療の巨大転換を加速する・・・」
ご購入ありがとうございます。

お役に立って良かったです。
2014/06/03(Tue) 16:20 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: やせ型の境界型
もも さん

BMI:20 のほうが、総死亡率は18より低いので、今ぐらいの体重を保つのがよいと思います。

やせ型でも、空腹時血糖値は、糖質制限食で改善します。

BMI:20 で、インスリン抵抗性はないと思います。

空腹時血糖値も検査ごとに一定の誤差はありますので、いちいち気にしなくてもいいでしょう。

緩くてもいいので、3食とも糖質制限にされたらどうでしょう。

2014/06/03(Tue) 16:30 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ひどい記事のご報告
むう0814 さん

これは、全く無根拠なひどい記事ですね。

そのサイトに、早速、糖質制限食で体調良好という人のコメントが、2つ載ってましたので
まあ大丈夫でしょうか。
2014/06/03(Tue) 16:54 | URL | ドクター江部 | 【編集
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