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スーパー糖質制限食で血糖値・HbA1c・中性脂肪・LH比改善
【14/05/29 しーまま

血糖値改善しました

江部先生、はじめまして。

7年ほど前から血糖値高め(HbA1c6前後)になり、今年3月ついにHbA1cが8を超えてしまった51歳女性です。

こちらのブログを見つけ、先生の御本を読みながら、2か月間スーパー糖質制限と週1-2回の水泳(歩くだけですが)を続けました。糖尿病の薬は飲んでいません。

そして、本日の血液検査で大改善の結果が出ました!

3月20日
HbA1c 8.1; 空腹時血糖 151;TG(中性脂肪)466; γ-GTP 47;T-Cho 233
5月29日
HbA1c 5.6; 空腹時血糖 93;TG(中性脂肪)108; γ-GTP 34;T-Cho 227

血糖も中性脂肪も大改善!

お医者様が、「すごい!こんなに良くなったの初めて見た!」と驚かれてました。

総コレステロールが少しだけ高めだけど、HDL/LDLは正常で気にすることない、ということです。

体重も5キロ減り、BMI21.1で丁度良いくらいになりました。

祖母がかつて糖尿病で足を切り、自分もいつかと恐れていたのですが、 糖質制限に出会ってこれなら大丈夫と自信がつきました!

これからも糖質制限を続けようと思います。本当にありがとうございました。】


こんにちは。

しーままさんから、スーパー糖質制限食で、血糖値・HbA1c・中性脂肪改善という嬉しいコメントを頂きました。

しーままさん、良かったですね。

拙著のご購入もありがとうございます。

3月20日
HbA1c 8.1; 空腹時血糖 151;TG(中性脂肪)466; γ-GTP 47;T-Cho 233
5月29日
HbA1c 5.6; 空腹時血糖 93;TG(中性脂肪)108; γ-GTP 34;T-Cho 227


2ヶ月で、主治医もびっくりの見事な改善です。

全て、基準値内になりましたね。

総コレステロール(TC)は、2007年以降の日本動脈硬化学会のガイドラインからは、削除されてます。

脂質関連は、中性脂肪とHDL-コレステロール、LDL-コレステロールが評価の対象です。

近年、脂質の評価基準として

LDLコレステロール/HDLコレステロール(LDLコレステロール÷HDLコレステロール) 
LH比が、注目を浴びています。

糖質制限食実践で、HDLコレステロ-ルが増加するので、LH比は低下することが多く、大変好ましい変化です。

例えば、
DIRECT (*)後の4年間のフォローアップ研究報告
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1204792

では、LH比を指標の一つに取り上げていて、糖質制限食だけが、LH比を優位に改善しました。

LH比は、動脈硬化予防には、2.0以下が望ましく、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防には1.5以下が望ましいと、されています。

LH比が注目されてきたのは、LDL-コレステロールとHDL-コレステロールが共に基準値内なのに、虚血性心疾患のため冠動脈バイパス手術が必要な症例があり、その場合、LH比の平均が2.98でした。

さらに動脈硬化が重症の場合、LH比は3.0を超えていました。(**)

単純に、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値をみるのではなく、LH比も考慮することが必要ですね。

しーままさんも、スーパー糖質制限食で、HDL-コレステロールが増加して、LH比が低下・改善したのだと思います。

ちなみに、2014年4月の私のLDLコレステロール値:129mg、HDLコレステロール値107mgですのでLH比は1.20です。

LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す可能性がありえるようですので、ますます、糖質制限食の出番ですね。(^^)


江部康二


(*)
ニューイングランド・ジャーナルに掲載された有名な論文。2008年。
低脂肪食、地中海食、低炭水化物食の3群で322名を比較検討

低炭水化物食群において、
HbA1cが有意に改善
体重は最も減少
HDLコレステロールは最も増加
総コレステロール/HDLコレステロール比も改善
中性脂肪も低脂肪食群に比し有意に改善

Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)




以下、週刊ダイヤモンドのウェブサイトから転載
(**)
http://diamond.jp/articles/-/11117

第31回】 2011年2月14日
井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-

LDLよりHDLに注目!!
動脈硬化性疾患の予防とLH比
監修 秦 光賢
(日本大学医学部附属板橋病院心臓血管・呼吸器・総合外科講師、心臓外科科長)

急性心筋梗塞で病院搬送、緊急手術を受けたAさん、49歳。

健康診断で血圧は若干高いが、脂質は「正常」と言われたばかりだった──。

最近、LDLコレステロール(LDL‐c)の基準値をめぐる議論喧しいが、じつは議論の方向が偏っている。最新の研究で心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、高LDL‐c値だけではなく、LDL‐c値とHDLコレステロール(HDL‐c)値のバランス異常が主な原因だとわかっているからだ。

脂質バランスの指標は、LDL‐c÷HDL‐c=「LH比」。

動脈硬化性疾患を防ぐには、LH比2.0以下、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にはLH比1.5以下が望ましい。

実際、2004年1月から08年12月に日本大学板橋病院の心臓外科で、冠動脈バイパス手術を受けた重症患者(245例)の平均LDL‐cは119.2mg/dL、HDL‐cは43.2mg/dLと、どちらも基準内だった。ところがLH比の平均は2.98。さらに、「コテコテの動脈硬化のため全身の血管がボロボロの患者」は、LDL‐cが正常でもHDL‐cが低く、LH比が3.0を上回っていたのである。また全身の動脈硬化の状態を反映する頸動脈の血管壁の性状が、動脈硬化で分厚くコブ状になっていた人も、LH比2.0以上の患者ではるかに多かった。


そもそもHDL‐cは、血管壁にたまったコレステロールをキレイにさらってくれるお掃除屋さん。この「掃除力」が悪玉LDL‐cの「ゴミため力」を上回り、LH比が2.0から、限りなく1.0に近づくほど脂質異常症から動脈硬化、そして突然死の流れを阻止できる。たとえ、LDL‐cが基準値を上回る160mg/dLでもHDL‐cが80mg/dL以上なら、あわてずに生活習慣の改善を図り、LDL‐cを基準値内にすればLH比2.0以下を達成できるのだ。

その点で今、注目されているのが動脈硬化進展阻止・退縮治療。LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す方法だ。

基本は運動療法と薬物治療。HDL‐cは運動療法によく反応し、朝夕2回、30分程度のパワー・ウオーキングを数ヵ月続けるだけで数値が劇的に改善される。必要に応じ、脂質バランスを改善する治療薬が処方されることもある。一見、これまでの脂質治療と変わらないようだが、主役はあくまでHDL‐c。健康診断ではHDL‐cとLH比に注目してみよう。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
もっと早く知っていれば(^_^;)
初コメントです。
私は2型の糖尿病ですが、低血糖体質の為、お米をもっと食べるように言われて実践したら、低血糖体質は改善(?)しましたが、逆に食後高血糖になる日が続きました(^_^;)
むしろ高血糖になると、足が物凄く重たい感じになりましたが、『主食を抜けば糖尿病は良くなる』を購読し、読んで行くうちに、やっぱり炭水化物はタブーなのだと知りました。もっと早く知っていれば良かったです。

この本の方法を実践しだして日が浅いですが、頑張って続けて行こうと思います。ありがとうございます。
2014/05/31(Sat) 22:06 | URL | コーヒー大好き | 【編集
しーままさん、素晴らしいですね!
★運動とLH比

 今、注目されているのが動脈硬化進展阻止・退縮治療。LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す方法だ。
 基本は運動療法と薬物治療。HDL‐cは運動療法によく反応し、朝夕2回、30分程度のパワー・ウオーキングを数ヵ月続けるだけで数値が劇的に改善される。必要に応じ、脂質バランスを改善する治療薬が処方されることもある。一見、これまでの脂質治療と変わらないようだが、主役はあくまでHDL‐c。健康診断ではHDL‐cとLH比に注目してみよう。

* * * * * * * * *

私の糖尿病のデーター

●2012年5月 HbA1c 14.5   【2年前】
中性脂肪 399 LDL 196 HDL 39  LH比 5対 1

●2012年12月  HbA1c 5.5 【糖質制限6か月後】
中性脂肪 52 LDL 144  HDL 51 LH比 2.8対 1

●2014年3月 HbA1c 5.5   【現 在】
中性脂肪 113 LDL 92  HDL 73  LH比 1.3対 1

毎日片道20分 かなり早いスピードで、自転車通勤しています。

毎週土・日には、板橋から、銀座・浅草・亀有などにサイクリングしています。
時々、歌を口ずさみながら・・

61歳ですが、元気です。
毎日、オージービーフ・魚・豚足・焼き鳥・卵・納豆・冷奴を食べています。
主食はなし。おかずが主食です。
赤ワインを、毎日ボトル半分くらい飲んでいます。
 肝機能値,血圧も正常。薬、いっさいありません。
 
2014/06/01(Sun) 06:23 | URL | わんわんこと長谷川清久 | 【編集
インスリン依存性、がん、ミトコンドリア(推定)
インスリン依存性(推定)

糖尿病などで、慢性的に高血糖になると、
①ミトコンドリアは、単純にすべての糖からATPを産生しようとする。
②高血糖の場合は、通常(血糖値が正常の状態)より糖が多いため、ミトコンドリアにとってはオーバーワークとなる。
③慢性的な高血糖の場合、オーバーワーク状態が続く。
④オーバーワーク状態が続くと、ミトコンドリアは疲弊し、ATP産生能率を落としたり、ATP産生能力を低下・消失させたり、ミトコンドリアそのものがダメージを受ける。
⑤ミトコンドリアのATP生成力が劣るようになると、糖→ATP産生過程での糖の消費が少なくなるので、糖がさらに残るようになる。そのため血糖値は上昇し、高血糖状態は進行する。
⑥[インスリン抵抗性]高血糖状態を改善するため、インスリンによって糖→中性脂肪の変換で血糖値を下げよう(血液中の糖量を少なくしよう)とするが、すでに高血糖でミトコンドリアがオーバーワークを続けて糖の消費が少なくなっているため、食事(毎食)の食品で糖を摂って糖を供給しつづけると、ミトコンドリアが消費できない糖が増大して高血糖の状態は進行する。そのためその高血糖の状態を改善しようとしてインスリンの量は増大し続けていく。このように糖尿病の進行とともに(高血糖の状態は進行し)インスリンが増量していくため、インスリンが効きにくくなっている(と見える)状態である。

がんとの関係

人がエネルギーを得るには、1)解糖系と 2)ミトコンドリア系とがありますが、がん細胞は1)解糖系が関係しているといわれています。上記のように慢性的な高血糖状態によるミトコンドリアの機能低下はがんの発症に関係していると考えられます。

「ミトコンドリアの機能低下によるがん化の仕組み」

引用
細胞間の相互作用で良性腫瘍ががん化する仕組みを解明
ポイント
がん細胞では高頻度にミトコンドリアの機能が低下している
ミトコンドリア機能が低下した細胞が隣の細胞のがん化を促進することを発見
炎症性のたんぱく質の放出により周辺組織ががん化-新たな治療標的として期待

平成24年10月1日 科学技術振興機構(JST)
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20121001/
2014/06/01(Sun) 06:43 | URL | JUN ISOBE | 【編集
Re: インスリン依存性、がん、ミトコンドリア(推定)
JUN ISOBE さん

貴重な情報をありがとうございます。

平成24年10月1日 科学技術振興機構(JST)
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20121001/

のサイト、
かなり難しいですが、大変勉強になります。
データベースにファイルしました。
2014/06/01(Sun) 11:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: もっと早く知っていれば(^_^;)
コーヒー大好き さん

拙著のご購入、ありがとうございます。

機能性低血糖症状も食後高血糖も
糖質制限食で改善しますので、一挙両得ですね。
2014/06/01(Sun) 11:26 | URL | ドクター江部 | 【編集
インスリン依存性ではなく、「インスリン抵抗性」の間違いです
すみません。
インスリン依存性ではなく、「インスリン抵抗性」です。

(Wikipediaより)
インスリン抵抗性(インスリンていこうせい)とは、インスリンの効力を規定する個人の特性。そもそもは臨床的な概念で、健康な人と比べて糖尿病の人では、同じ量のインスリンを注射しても糖尿病の人のほうが血糖値が下がりにくく、また軽症糖尿病と重症糖尿病では重症のほうが血糖値が下がりにくいことから、インスリンが効きづらいことが糖尿病の本態のひとつであるととらえられた。

2014/06/01(Sun) 12:46 | URL | JUN ISOBE | 【編集
ありがとうございます!
江部先生、
お返事とコレステロールについての詳しいご説明をありがとうございます。

先週は仕事でアメリカ出張しており、手元に血液検査結果が無く、お礼が遅くなり失礼しました。

3/20 HDL 50 LDL 101 L/H比 2.02
5/29 HDL 56 LDL 136 L/H比 2.43

5月の方がLDLが多くなっていますが、去年までさかのぼって見てみますと、2.6を超えていた時もあり、上がったり下がったりという感じです。
肉と卵を食べる量が多いので、魚を増やしてみようかと思います。
朝の目玉焼きの代わりに、ツナ缶にするなどいいですかね。

他の数値は良くなったので、LH比1.5以内を目指します!!
2014/06/11(Wed) 23:47 | URL | しーまま | 【編集
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