2014年05月23日 (金)
【14/05/22 デュピュイ取る
ダイエット飲料に気をつけろ
日刊ゲンダイ5月22日号、糖尿病になってたまるか!によると、
「・・・。砂糖の代わりに人工甘味料を使い、低カロリーということで、糖尿病に問題なさそうに思えるが、欧米の研究では糖尿病リスクを高めると報告されているからだ。
例えば、超肥満の人を人工甘味料を飲んだ群と飲まない群に分け、後にブドウ糖を取ってもらい血糖値を調べたところ、前者は数値が上がり、インスリンの分泌量も増えた。別の研究で、中年女性に砂糖入りの炭酸飲料と人工甘味料入りのそれを飲ませたところ、後者の方が明らかに糖尿病の発症リスクが上がったと報告された。
人工甘味料はそのまま排出されるので血糖値に影響しないなんて話もあったが、どうやら間違いらしい。むしろ、インスリンの過剰分泌を起こして、血糖を下げる働きが弱くなるようだ。・・・」
とありました。】
こんばんは。
デュピュイ取る さんから、人工甘味料に関するコメントを頂きました。
2013年8月29日の本ブログ記事で
『人工甘味料が直接、人の膵臓のβ細胞に作用して、大量のインスリン追加分泌を出させる』
というのは、全く事実無根の誤解ということを述べました。
すなわち、人工甘味料が直接、インスリン分泌を出させるということはありません。
「ノンカロリー人工甘味料は、予想に反して代謝を障害し疾患リスクを増加させる」
という人工甘味料に関する総説論文(☆)に関しても検討したことがあります。
Trends in Endocrinology & Metabolism(TEM)に掲載された論文(☆☆)です。
TEMの2012年のインパクトファクターは8.901ですのでなかなかの医学雑誌です。
この英文論文を
http://syodokukai.exblog.jp/19325507 一人抄読会
というブログで、糖尿病・代謝内分泌科のドクターが要約と解説をしておられます。
詳しい内容は、
http://syodokukai.exblog.jp/19325507 一人抄読会
を見て頂けば幸いです。
まず、人工甘味料のみでは、インスリンやインクレチン分泌が促進されることはないことが記載されています。
人工甘味料を直接胃や腸に注入しても、通常の食後に起こるホルモン(インスリンやGLP-1のようなインクレチン)分泌の急性変化は起きないことが知られているとのことです。
しかし、人工甘味料飲料が、体重減少に役立ったり、2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管イベントを防止したりするといった証拠はほとんど得られていないし、人工甘味料飲料を定期的に摂取している人は、そうでない人よりそれらの疾患のリスクが上昇するとのことです。
そのリスクの増加は、従来の砂糖による飲料と同程度だそうです。
結論です。
1)人工甘味料は、血糖値を上昇させないし、インスリンも追加分泌させない。
2)しかし、人工甘味料飲料を定期的に摂取すると、肥満・2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管イベントリスクを
高める恐れがある。
3)飲料以外に含まれる人工甘味料が、どのような影響を及ぼすかは、はっきりしていない。
少なくとも人工甘味料清涼飲料水を、毎日飲んだりするのは、辞めた方がいいようですね。
江部康二
【(☆)<論文総説内容>
1. ノンカロリー清涼飲料水=ASB(artificially sweetened beverage)と
従来の砂糖による清涼飲料水=SSB(sugar-sweetened beverage)
2. ノンカロリー人工甘味料を用いた清涼飲料水(ASB)による悪影響
(1) ASBの飲用についての観察研究
(2) ASBの効果を見る介入研究
(3) ASB飲用と肥満についての因果関係は正しいのか?
3. ASB飲用に対する生理的反応
(1) 人工甘味料摂取は、ショ糖摂取とは異なる脳の反応を引き起こす
(2) 人工甘味料のみではインスリンやインクレチン分泌が促進されることはない
(3) ノンカロリー人工甘味料を摂取すると、摂食後のインスリンやインクレチンの放出が増強されなくなる
4. ASB飲用による生理的反応の障害: ASBは学習によって獲得した反応(learned responses)を減弱させる
結語
① ヒトやマウス・ラットモデルにおいて、ASBが体重減少に役立ったり、2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管イベ強調文ントを防止したりするといった証拠はほとんど得られていない。一方、ASBを定期的に摂取しているヒトでは、そうでないヒトよりそれらのリスクが増加すること(しかもそのリスク増加は、SSB摂取の場合と同程度)が示唆されている。
② このような、今までの常識に反する結果は、ASBが「SSBの摂取後に引き起こされるべき、学習によって獲得された反応を減弱させる」という効果(ASB摂取ではSSB摂取の際に得られるはずのエネルギーが得られないので、それを代償するために起こると考えられる)を持つことによる考えられている。
③ノンカロリー人工甘味料は多くの食物にも含まれるようになってきた。そのような食物がASBのように体重や代謝に対して悪影響を与えるのか どうかは、まだはっきりしていない。しかし、食物の甘味は、ノンカロリーかどうかによらず摂取に注意が必要であることは間違いなさそうである。】
(☆☆)
Artificial sweeteners produce the counterintuitive effect of inducing metabolic derangements.
Susan E. Swithers
Trends in Endocrinology & Metabolism, Volume 24, Issue 9, 431-441, 11 July 2013
ダイエット飲料に気をつけろ
日刊ゲンダイ5月22日号、糖尿病になってたまるか!によると、
「・・・。砂糖の代わりに人工甘味料を使い、低カロリーということで、糖尿病に問題なさそうに思えるが、欧米の研究では糖尿病リスクを高めると報告されているからだ。
例えば、超肥満の人を人工甘味料を飲んだ群と飲まない群に分け、後にブドウ糖を取ってもらい血糖値を調べたところ、前者は数値が上がり、インスリンの分泌量も増えた。別の研究で、中年女性に砂糖入りの炭酸飲料と人工甘味料入りのそれを飲ませたところ、後者の方が明らかに糖尿病の発症リスクが上がったと報告された。
人工甘味料はそのまま排出されるので血糖値に影響しないなんて話もあったが、どうやら間違いらしい。むしろ、インスリンの過剰分泌を起こして、血糖を下げる働きが弱くなるようだ。・・・」
とありました。】
こんばんは。
デュピュイ取る さんから、人工甘味料に関するコメントを頂きました。
2013年8月29日の本ブログ記事で
『人工甘味料が直接、人の膵臓のβ細胞に作用して、大量のインスリン追加分泌を出させる』
というのは、全く事実無根の誤解ということを述べました。
すなわち、人工甘味料が直接、インスリン分泌を出させるということはありません。
「ノンカロリー人工甘味料は、予想に反して代謝を障害し疾患リスクを増加させる」
という人工甘味料に関する総説論文(☆)に関しても検討したことがあります。
Trends in Endocrinology & Metabolism(TEM)に掲載された論文(☆☆)です。
TEMの2012年のインパクトファクターは8.901ですのでなかなかの医学雑誌です。
この英文論文を
http://syodokukai.exblog.jp/19325507 一人抄読会
というブログで、糖尿病・代謝内分泌科のドクターが要約と解説をしておられます。
詳しい内容は、
http://syodokukai.exblog.jp/19325507 一人抄読会
を見て頂けば幸いです。
まず、人工甘味料のみでは、インスリンやインクレチン分泌が促進されることはないことが記載されています。
人工甘味料を直接胃や腸に注入しても、通常の食後に起こるホルモン(インスリンやGLP-1のようなインクレチン)分泌の急性変化は起きないことが知られているとのことです。
しかし、人工甘味料飲料が、体重減少に役立ったり、2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管イベントを防止したりするといった証拠はほとんど得られていないし、人工甘味料飲料を定期的に摂取している人は、そうでない人よりそれらの疾患のリスクが上昇するとのことです。
そのリスクの増加は、従来の砂糖による飲料と同程度だそうです。
結論です。
1)人工甘味料は、血糖値を上昇させないし、インスリンも追加分泌させない。
2)しかし、人工甘味料飲料を定期的に摂取すると、肥満・2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管イベントリスクを
高める恐れがある。
3)飲料以外に含まれる人工甘味料が、どのような影響を及ぼすかは、はっきりしていない。
少なくとも人工甘味料清涼飲料水を、毎日飲んだりするのは、辞めた方がいいようですね。
江部康二
【(☆)<論文総説内容>
1. ノンカロリー清涼飲料水=ASB(artificially sweetened beverage)と
従来の砂糖による清涼飲料水=SSB(sugar-sweetened beverage)
2. ノンカロリー人工甘味料を用いた清涼飲料水(ASB)による悪影響
(1) ASBの飲用についての観察研究
(2) ASBの効果を見る介入研究
(3) ASB飲用と肥満についての因果関係は正しいのか?
3. ASB飲用に対する生理的反応
(1) 人工甘味料摂取は、ショ糖摂取とは異なる脳の反応を引き起こす
(2) 人工甘味料のみではインスリンやインクレチン分泌が促進されることはない
(3) ノンカロリー人工甘味料を摂取すると、摂食後のインスリンやインクレチンの放出が増強されなくなる
4. ASB飲用による生理的反応の障害: ASBは学習によって獲得した反応(learned responses)を減弱させる
結語
① ヒトやマウス・ラットモデルにおいて、ASBが体重減少に役立ったり、2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管イベ強調文ントを防止したりするといった証拠はほとんど得られていない。一方、ASBを定期的に摂取しているヒトでは、そうでないヒトよりそれらのリスクが増加すること(しかもそのリスク増加は、SSB摂取の場合と同程度)が示唆されている。
② このような、今までの常識に反する結果は、ASBが「SSBの摂取後に引き起こされるべき、学習によって獲得された反応を減弱させる」という効果(ASB摂取ではSSB摂取の際に得られるはずのエネルギーが得られないので、それを代償するために起こると考えられる)を持つことによる考えられている。
③ノンカロリー人工甘味料は多くの食物にも含まれるようになってきた。そのような食物がASBのように体重や代謝に対して悪影響を与えるのか どうかは、まだはっきりしていない。しかし、食物の甘味は、ノンカロリーかどうかによらず摂取に注意が必要であることは間違いなさそうである。】
(☆☆)
Artificial sweeteners produce the counterintuitive effect of inducing metabolic derangements.
Susan E. Swithers
Trends in Endocrinology & Metabolism, Volume 24, Issue 9, 431-441, 11 July 2013
2014/05/23(Fri) 22:19 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
情報をありがとうございます。
2014/05/24(Sat) 08:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
トップページのウサギのつぶやき・・・
「炭水化物に続いて 糖質制限ダイエットが話題だってさ。どっちも好物・・・(´・ω・`)」
というのがありました。
ヤフーダイエットダイアリーが終了とのことで、
引越しされてくる方が沢山の人気ダイエットHPです。
これで糖質制限を知ってくれる人が増えるといいですね。
「炭水化物に続いて 糖質制限ダイエットが話題だってさ。どっちも好物・・・(´・ω・`)」
というのがありました。
ヤフーダイエットダイアリーが終了とのことで、
引越しされてくる方が沢山の人気ダイエットHPです。
これで糖質制限を知ってくれる人が増えるといいですね。
2014/05/24(Sat) 11:02 | URL | bonita | 【編集】
初めまして。
最近糖質制限に興味を抱き、夏井先生、江部先生の本を購入し、勉強させて頂いております。
70歳代の両親と離れて暮らしている為、今後の健康維持のヒントになればとこちらのブログもコメント欄も見ております。膨大な記事の量から、知りたい情報を探すのが困難な為、質問させて頂きます。
友人から1型糖尿病でも糖質制限をしても良いかとの質問を受けたのですが、どうなんでしょうか。
ご教授頂けたら幸いです。
最近糖質制限に興味を抱き、夏井先生、江部先生の本を購入し、勉強させて頂いております。
70歳代の両親と離れて暮らしている為、今後の健康維持のヒントになればとこちらのブログもコメント欄も見ております。膨大な記事の量から、知りたい情報を探すのが困難な為、質問させて頂きます。
友人から1型糖尿病でも糖質制限をしても良いかとの質問を受けたのですが、どうなんでしょうか。
ご教授頂けたら幸いです。
2014/05/24(Sat) 13:25 | URL | aki | 【編集】
aki さん
1型糖尿病でも、糖質制限食OKです。
インスリンの量が、食前の超速効型は1/3以下になります。
持続型インスリンの量は、不変から3/4、2/3とかになります。
そのままの単位で糖質制限食だと低血糖になるので注意が必要です。
必ず医師と相談してください。
「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」という本は、
自らが1型糖尿病のバーンスタイン医師が著者です。
とても参考になります。
1型糖尿病でも、糖質制限食OKです。
インスリンの量が、食前の超速効型は1/3以下になります。
持続型インスリンの量は、不変から3/4、2/3とかになります。
そのままの単位で糖質制限食だと低血糖になるので注意が必要です。
必ず医師と相談してください。
「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」という本は、
自らが1型糖尿病のバーンスタイン医師が著者です。
とても参考になります。
2014/05/24(Sat) 14:25 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ご多忙な中、迅速なご解答をありがとうございます!
参考図書まで紹介して頂き感謝致します。
早速調べます。
参考図書まで紹介して頂き感謝致します。
早速調べます。
2014/05/24(Sat) 14:36 | URL | aki | 【編集】
はじめまして。ここの掲示板は良く拝見して参考にしております。
現在糖質制限をしています。
肉や魚中心の食事でタンパク質はかなりの量をたべています。
ただ、この前血液検査をしたところ心配な数値が出ました。
尿検査
尿蛋白 2+
尿潜血 -
尿糖 -
白血球 -
尿比重 1.015
尿PH 8
血液検査
血糖値 85
A1c(新基準)5.6
尿素窒素 25.8
クレアチニン 1.0
HDL 113
他正常範囲
という結果でした。腎機能が悪いかもという事で
もしかしたら腎生検することになると
言われました。
そしてこの前再び見てもらいましたが
尿蛋白・潜血・糖 -
尿Ph 5
尿比重 1.010
血液検査
尿素窒素 33
クレアチニン 1.0
でした。この数値は糖質制限しない方が
良いのでしょうか?
当方33歳女性 154㎝ 38キロです。
ここ一年尿蛋白が頻繁に出てましたが2月に
測った時はクレアチニンは0.66でした。
尿素窒素はいつ測っても22から28の間です。
以前は正常値でした。
去年一度だけ血中カリウムが6でした。
尿量は一日5から6回で特に大量に水を飲むという事は
ないです。
いきなり腎機能が悪くなることはあるのでしょうか?
医師にも蛋白質食いしているとはいえず・・・
腎臓食にした方が良いのか悩んでおります。
ただ、血糖値も高いのでどっちつかずです・・・。
先生はこの値を見てどうお考えでしょうか?
糖質制限続けて大丈夫でしょうか??
糖質制限続けたいです。
現在糖質制限をしています。
肉や魚中心の食事でタンパク質はかなりの量をたべています。
ただ、この前血液検査をしたところ心配な数値が出ました。
尿検査
尿蛋白 2+
尿潜血 -
尿糖 -
白血球 -
尿比重 1.015
尿PH 8
血液検査
血糖値 85
A1c(新基準)5.6
尿素窒素 25.8
クレアチニン 1.0
HDL 113
他正常範囲
という結果でした。腎機能が悪いかもという事で
もしかしたら腎生検することになると
言われました。
そしてこの前再び見てもらいましたが
尿蛋白・潜血・糖 -
尿Ph 5
尿比重 1.010
血液検査
尿素窒素 33
クレアチニン 1.0
でした。この数値は糖質制限しない方が
良いのでしょうか?
当方33歳女性 154㎝ 38キロです。
ここ一年尿蛋白が頻繁に出てましたが2月に
測った時はクレアチニンは0.66でした。
尿素窒素はいつ測っても22から28の間です。
以前は正常値でした。
去年一度だけ血中カリウムが6でした。
尿量は一日5から6回で特に大量に水を飲むという事は
ないです。
いきなり腎機能が悪くなることはあるのでしょうか?
医師にも蛋白質食いしているとはいえず・・・
腎臓食にした方が良いのか悩んでおります。
ただ、血糖値も高いのでどっちつかずです・・・。
先生はこの値を見てどうお考えでしょうか?
糖質制限続けて大丈夫でしょうか??
糖質制限続けたいです。
2014/05/24(Sat) 14:45 | URL | みんみん | 【編集】
本日5月24日(土)、NHKニュース7のラテ欄に、重症化気づかぬ糖尿病治療を促す新たな対策。とありました。
2014/05/24(Sat) 15:24 | URL | デュピュイ取る | 【編集】
江部先生、いつも貴重な情報ありがとうございます。
ラカントSは人工甘味料ではありませんが、どのくらいまで大丈夫なのでしょうか?
ラカントSは人工甘味料ではありませんが、どのくらいまで大丈夫なのでしょうか?
2014/05/24(Sat) 18:31 | URL | らこ | 【編集】
みんみん さん
33才、女性でクレアチニン1.0なら、計算でeGFRは52.6です。
60以上はタンパク制限の必要なしですが、52.6ですから個別の判断が必要です。
血清シスタチンCも検査して、そちらでもeGFRを計算してみましょう。
高血糖があると、腎機能はどんどん悪化するので、
糖質制限食で血糖コントロールを良くすることは、腎機能保護にはなります。
現在、最新の検査では、尿タンパクは陰性となり
クレアチニンは1.0で変化ないので糖質制限食続けてOKと思います。
水分はしっかり摂取して脱水に注意しましょう。
しかし今後糖質制限食を続けて毎月検査して、クレアチンが悪化するようなら
糖質制限食中止も考慮する必要があります。
33才、女性でクレアチニン1.0なら、計算でeGFRは52.6です。
60以上はタンパク制限の必要なしですが、52.6ですから個別の判断が必要です。
血清シスタチンCも検査して、そちらでもeGFRを計算してみましょう。
高血糖があると、腎機能はどんどん悪化するので、
糖質制限食で血糖コントロールを良くすることは、腎機能保護にはなります。
現在、最新の検査では、尿タンパクは陰性となり
クレアチニンは1.0で変化ないので糖質制限食続けてOKと思います。
水分はしっかり摂取して脱水に注意しましょう。
しかし今後糖質制限食を続けて毎月検査して、クレアチンが悪化するようなら
糖質制限食中止も考慮する必要があります。
2014/05/24(Sat) 19:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこ さん
特に制限はありません。
しいて言えば、個人差がありますが、ある程度の量以上ののラカントS(エリスリトール)を食べると
下痢することがあります。
特に制限はありません。
しいて言えば、個人差がありますが、ある程度の量以上ののラカントS(エリスリトール)を食べると
下痢することがあります。
2014/05/24(Sat) 19:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
人工甘味料と言っても、羅漢果やキシリトールなどから作ったものと、コーラに入っているものとでは違うのでしょうか。。。。
糖尿病ではありませんが、肥満対策で結構飲んでいるのでショックでした。
糖尿病ではありませんが、肥満対策で結構飲んでいるのでショックでした。
2014/05/24(Sat) 22:09 | URL | にゃー | 【編集】
先生、ラカントSが人工甘味料でないのなら、シュガーカットゼロ、パルスィートゼロはどうでしょうか。
この論文の”ASB”にエリスリトールは含まれていますか。
この論文の”ASB”にエリスリトールは含まれていますか。
2014/05/25(Sun) 01:28 | URL | 刀鍛冶 | 【編集】
食事で大量のタンパク質や脂質を摂取した時に、血中やリンパ中の大量のアミノ酸や脂肪酸、グリセロールの濃度を下げるための働きや濃度を下げるための物質は分泌されるのでしょうか?
もしそのような働きが無いのだとしたら、糖質「だけ」が「直ぐに血中濃度を下げなければいけない物質」として体に認識されていることになりますよね。
つまりインスリンが食後に大量に分泌されるということは、糖質という「毒」を早急に解毒しなければならないからと考えられないでしょうか。
そう考えると摂取カロリーの50〜60%を炭水化物で摂れ、と勧める食事療法は「毒を食事の半分は摂らなければならない」と指導していることと同じではないでしょうか?
なるほど、炭水化物、タンパク質、脂質をバランス良く食べる食事は健康食かもしれません、健康人にとっては。
でも「上がった血糖値が下がりにくい体質」を持つ私たちにとっては、その食事では危険であることを考えて欲しいですね。
そして糖質が速やかに濃度を下げねばならない毒なら、健康人にとっても制限が必要な食材だと思うのですが。
もしそのような働きが無いのだとしたら、糖質「だけ」が「直ぐに血中濃度を下げなければいけない物質」として体に認識されていることになりますよね。
つまりインスリンが食後に大量に分泌されるということは、糖質という「毒」を早急に解毒しなければならないからと考えられないでしょうか。
そう考えると摂取カロリーの50〜60%を炭水化物で摂れ、と勧める食事療法は「毒を食事の半分は摂らなければならない」と指導していることと同じではないでしょうか?
なるほど、炭水化物、タンパク質、脂質をバランス良く食べる食事は健康食かもしれません、健康人にとっては。
でも「上がった血糖値が下がりにくい体質」を持つ私たちにとっては、その食事では危険であることを考えて欲しいですね。
そして糖質が速やかに濃度を下げねばならない毒なら、健康人にとっても制限が必要な食材だと思うのですが。
2014/05/25(Sun) 04:01 | URL | 出戻りセイゲニスト Hiro | 【編集】
刀鍛冶 さん
本日の、本ブログ記事をご参照いただけば幸いです。
本日の、本ブログ記事をご参照いただけば幸いです。
2014/05/25(Sun) 20:24 | URL | ドクター江部 | 【編集】
出戻りセイゲニスト Hiro さん
糖質→血糖値上昇→インスリン分泌→血糖値降下
という糖質対応システムがありますが
たんぱく質と脂質に関しては、インスリンのようなホルモンは分泌されないと思います。
ですから、 Hiro さんご指摘のように、
「糖質摂取→食後高血糖」の危険性を生体は充分認識していて対応していると考えられます。
タンパク質代謝
2011年04月30日 (土)
脂質の消化・吸収・代謝と血糖
2012年02月29日 (水)
これらのブログ記事をご参照いただけば幸いです。
糖質→血糖値上昇→インスリン分泌→血糖値降下
という糖質対応システムがありますが
たんぱく質と脂質に関しては、インスリンのようなホルモンは分泌されないと思います。
ですから、 Hiro さんご指摘のように、
「糖質摂取→食後高血糖」の危険性を生体は充分認識していて対応していると考えられます。
タンパク質代謝
2011年04月30日 (土)
脂質の消化・吸収・代謝と血糖
2012年02月29日 (水)
これらのブログ記事をご参照いただけば幸いです。
2014/05/25(Sun) 20:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
私見ですが、ミトコンドリアはブドウ糖などを分解し、そのエネルギーを細胞内で使えるATPという形にしています。そのミトコンドリアをコントロールするために、糖質の量をコントロールしているのではないかと思います。
つまりインスリンを使って血糖値をコントロールすることで、ミトコンドリアへの糖の供給量をコントロールし、ミトコンドリアのエネルギー生成量をコントロールしている。それにより生体の活動に必要なエネルギー供給量をコントロールしているのではないかと思います。
ですからミトコンドリアという効率よいエネルギー生成機を利用するために糖質を摂取していますが、糖質制限食を実行されいる方々が正常でいられるように、糖質量はカロリー制限食のように大量である必要はなく、むしろ大量の糖質をインスリンが即座に中性脂肪にかえなければ供給エネルギーが過剰になる状態を作っていると考えられます。エネルギー過剰状態は生体に過敏な反応を引き起こすと考えられます。糖尿病性の痒みなどがそれにあたると思います。
つまりインスリンを使って血糖値をコントロールすることで、ミトコンドリアへの糖の供給量をコントロールし、ミトコンドリアのエネルギー生成量をコントロールしている。それにより生体の活動に必要なエネルギー供給量をコントロールしているのではないかと思います。
ですからミトコンドリアという効率よいエネルギー生成機を利用するために糖質を摂取していますが、糖質制限食を実行されいる方々が正常でいられるように、糖質量はカロリー制限食のように大量である必要はなく、むしろ大量の糖質をインスリンが即座に中性脂肪にかえなければ供給エネルギーが過剰になる状態を作っていると考えられます。エネルギー過剰状態は生体に過敏な反応を引き起こすと考えられます。糖尿病性の痒みなどがそれにあたると思います。
人工甘味料の落とし穴、参考になりました。私も70にして、糖尿病の診断を受け、1ヶ月前から現在闘病生活を送っています。昨日は、岩魚の甘露煮を食べてしまい猛反省です。ありがとうございました。
2014/10/13(Mon) 05:07 | URL | kawakami toshio | 【編集】
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